都内某所で、芸能界プロデューサーの大物達が話し合っていた。
「最近は芸能界も不況だよなぁ・・・、何かいい案はないか?」
周りの男達に問いかける。
「う〜ん、最近は可愛いアイドルが脱いでも今ひとつだし、何がいいかなぁ・・・?」
「それなら、最近は格闘ブームだから、アイドルとかに格闘で闘わせて金儲けしたらどうですか?」
その言葉に一同の目つきが変わった。
「たしかに、男は女の闘いに興味を持っているのも事実。なら、テレビか?」
そこで参謀格の男が言い出した。
「いえ、テレビではただのアイドルのじゃれ事になってしまう可能性がありますから、ここは会員制の金持ち相手では?」
「うむ、ではその様にタレントの事務所に当たってみろ。無理なら裏からでも手を廻せ・・・」
その様な話し合いから数ヶ月後の都内某所の地下会場。選ばれし観客の見守る中、会場の中央にはプロレスのリングがあった。
「ただ今より、アイドルプロレスの旗揚げを行います。本日は、一試合のみとなっていますが、強烈な試合を用意しました!」・・・。
そして選手が入場してリングに立った。
「青コーナー、若干15歳の巨乳アイドル、戸向美奈子〜っ!・・・・・赤コーナー、元ストリートファイトで無敗!飯嶋直子〜っ!」
完全に美奈子が痛めつけられるマッチメークに、観客たちは期待した。なぜなら、美奈子は15歳でありながら、巨乳で売っているアイドルだからだ。また、直子も昔は喧嘩に明け暮れたストリートファイターで、最近イライラしていてこの話が来た時は喜んで乗ってきたと言う。果たして、リングの上はどうなるのか?
「カーン!」
ゴングと同時に、白いビキニの美奈子が牽制していく。しかし黒のワンピース姿の直子に、そんな牽制は無意味だった。
「来な!おっぱいちゃん」
直子の挑発に逆に「このぉ〜!」気勢をあげて美奈子がドロップキックを放っていく。
しかし直子が避けると自爆して痛がっている。更に笑っていた。
「ちょっとは楽しませてよね?」
直子が呟く。
「くそ〜っ!」
美奈子が立ち上がってエルボーで攻め込んでいく。しかし直子は余裕で受けていく。直子は内心はファンサービスで攻めさせていた。なぜなら、この様な攻撃は直子にとって、実に幼稚な物であった。
それから何分もの間、美奈子は胸を揺らしながら懸命に攻め続けた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
美奈子の方が攻め疲れていると直子が言い返した。
「もう終わりなの?だったら私がいくわ・・よっ!」
直子が美奈子の無防備のお腹に喧嘩キックを叩き込んだ!
「ぐっ・・ぐはっ!」
お腹を押さえてフラフラする美奈子。
しかし「そ、そんなおばさんの蹴りなんて、美奈子に効かないもん!」と強がる。
しかし、その言葉が直子の狂気に火を付けた。
「お・ば・さ・ん?もう一度いってごらん!」
その言葉と同時に美奈子の顔面に強烈なストレートパンチが炸裂した。
「ぐわあぁぁぁ・・」
美奈子が悲鳴と同時に倒れると、更に顔面にストンピングの連発を叩き込む直子。流石は女の子のイジメ方を熟知した攻め方だった。
「や、やめてよ!何するのよ!」
早くも直子の攻めに半泣き状態の美奈子が言い返すが、「そうだったわね、プロレスだったんだ。それなら・・・」と美奈子の髪を掴んで起こすと、一気にコーナーに連れて行ってコーナーポストに顔面を叩き付けていく。
「ぎゃあうぅぅぅ・・・」
美奈子の悲鳴が響く。更に「ほらほらっ・・・それっ!」と持ち上げてリング下に落としていく。そしてリング下でうずくまる美奈子を容赦なく会場の長机に乗せていく。そして観客達の歓声の中、その上でパイルドライバーで美奈子の脳天を叩き付けた!
「ぎゃああぁぁぁぁ・・・」
美奈子の身体は悲鳴と共に机を真っ二つにして堅いフロアに落ちていった。そしてグッタリする美奈子をまた起こしていく。そしてリングに無理矢理に入れていくと、観客席からパイプ椅子をリング上に入れていく。流石は元ヤンキー。凶器を使うのが慣れているのか?そしてリングに戻るが美奈子も「ばばぁにやれれてたまるかぁ!」とリングに上がる直子の顔面に突然立ち上がるとパンチを入れていった。フラつく直子に「ほらっ、ほらほらほらっ・・・!」と調子に乗って殴りつけていく。しかし、直子の表情が一変していった。口から血を流しながら「上等だよ・・・馬鹿女!」と逆に一発のパンチがお腹に入る!ボコッ・・「あうっ・・・ううっ・・」マットにヒザを付く美奈子。
「座っていいなんて誰が言ったよ・・・ええぇ!」と美奈子の顔面に強烈なヒザ蹴りが叩き込まれた!
「ぶぎゃあ!」力無くマットに倒れそうになるが、美奈子の髪を掴んで倒れない様にしていく直子。
「あんたの地獄は今からはじまるのさ!」と美奈子のビキニに手を掛けると、一気に剥ぎ取っていく直子。次の瞬間に美奈子の90センチのバストが飛び出すと、観客はヒートアップしていった。
「いいぞっ!もっとやれ!」
歓声に応える様に直子は美奈子を倒していく。そして美奈子の胸に何度も何度もストンピングを叩き込んでいく。胸を揺らしながら悲鳴をあげる美奈子。そして直子は美奈子の両足を持ち上げると、「美奈子ちゃん、あなた経験はまだなの?」と問いかける。美奈子が「な、何の経験ですか?」と言うと、「当たり前の事を聞くんじゃないよ!男だよっ!」と言って開かれた美奈子の股間を踏みつけていく。「あうっ・・・ま、まだです!」美奈子が震えながら言うと、「だったら今日が初夜だね!」と容赦なく美奈子の股間にビキニの上から爪先蹴りを何発も入れていく。「学生時代はこれで何人もの女の処女を奪ってきたからねぇ・・」直子の言葉に美奈子は「い、いや!許して・・・それだけは・・・」懇願する美奈子の股間に容赦なくブチ込まれる直子の爪先!そして段々と美奈子のビキニの股間が紅く染まり始めた。そう、美奈子の処女膜が破られたのだ。美奈子の泣き声が会場に響くと、観客の直子に対する声援も増していく。更に残酷な攻めを期待している観客に見せつけるように美奈子の泣き顔を見せるように直子がリングを連れまわす。普通のプロレスなら試合は終わるであろうが、ここはアイドルプロレスであり、特別だった。美奈子が力を振り絞って四つん這いでリング下に逃げようとするが、直子の攻めは続いた。
ここでリングサイドのある男から「もういいだろう。アイドルプロレスのオープニングマッチに、凄いインパクトのある試合を提供できた事だし・・・、よしっ、試合を止めてやれ・・・」
この男のワンオーダーで試合は止められた。しかしリングの上では、勝ち名乗りをあげる直子と、無惨にもマットに倒れている美奈子の姿があった。

この試合の目的は、実はプロレスではなく、観客へのアピールの為のもので、美奈子はその生け贄だったのだ。
主催者の目論みは見事に当たり、次回の開催のメドもついた興行だったようだ。

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