第13回大会

第1試合

前回の凄まじい大会から数週間後、またも都内某所では残酷な試合を求める観客達に囲まれたリングで、大会が始まろうとしていた。
そしてこの第1試合のリングに上がるのは、前回の大会で地下プロレスデビューした岡崎友美だった。
友美は前回の試合の時、続けて悪役女子タレントの山口誉子と、キャリー西野を立て続けに破っていたが、自らのプロレス技を知らない事に、スケートのトレーニングの間に理由を付けてはボクシングや、レスリングなども取り入れて鍛えていた。
しかし、タダでさえ強靱な肉体を持つ友美とリングで対決できるアイドルや、タレントなどはいる筈も無かった。
そこで、謎の男はエンターテイメント路線で売っているプロレス団体のある男に出場を打診していくと、その男がファイトマネーの折り合いがついて、このリングに登場する事になった。
その男とは、何とあの冬木広道であった。この理不尽大魔王が遂にこのリングに登場する事となった。
そして控え室では、冬木は「今日の相手は誰だっ!」と捲し立てていた。
「今日の対戦相手ですが、強力な女性との対戦です。」その黒服の男の言葉に、冬木は「女が相手か・・・」とニヤリとしていく。
「これは地下プロレスだよなぁ・・。当然の事だけど、新聞沙汰なんてないだろう?」以外に小心者の冬木。
「当然外に漏れることは絶対にありません。あったら、その情報源の者は生きてはいけないでしょう。」その黒服の言葉に、冬木の質問は続いた。
「だったら、セクハラなんて当たり前、水着を剥ぎ取ったり、触りまくったりもいいって事だな!」と声を高めると、黒服の男は頷いた。
そして一方、友美の控え室では前回の試合と同じく、競泳タイプの水着に着替えていた。そしてウォームアップの為にと、今回は控え室までは同じくアスリートのレスリングの女王の山木美憂が友美に協力してスパーリングで汗を流していた。
「友美さんのタックルって強烈ですよ。自信を持って頑張ってくださいね。」美憂がタックルを褒めると、「ありがとう。今度はスケートをお礼に教えるから・・・」と和気藹々とスパーリングが続いていった。
そして仕上げにサンドバッグにパンチ・キックを打ち込んで仕上げとして汗を拭くと、時間となったので控え室を後にしていった。
そして冬木も、同じく控え室を出てリングに向かっていった。
そして二人ともリングに上がると、お互いの顔を見て驚いていた。
「今日の相手は・・あの人ですか・・・」友美は冬木を知らなかったので、ただの身体の大きな男と思っていた。
「何だよ・・スケートの選手までこのリングには出てくるのか・・・」一方冬木は驚いていた。
そしてリングアナのコールが始まっていった・・・。
「ただ今より、第13回大会の第1試合を行います!青コーナー、岡崎〜友美〜!・・・赤コーナー、冬木〜広道〜!・・・この試合は、どちらかがギブアップするまで行います!反則・凶器は自由になっています!」コールが終わると、友美は「凶器とか反則って聞いてないのに・・・」と困った表情を浮かべていった。
「カァーン!」そしてゴングがリングに鳴り響いていった。
「ああああああああっっっ・・・」ゴングと同時にコーナーで地団駄を踏む冬木。
一方、友美はコーナーから冷静に冬木の動きを伺いながら出ていった。
そして冬木が友美に近づくと、早速友美が練習した打撃技を出していく事にした。
バシッ・・バシッ・・「それっ!」友美の掛け声と共に、冬木の足に友美のローキックが炸裂していく。
しかし冬木も顔色を変えずに受けていく。
「それそれっ!今度はこうよっ!」友美はそのまま突進すると、冬木のボディにパンチの連打を打ち込んでいった。
バシッバシッバシッ・・・「そりゃそりゃ・・」必死に冬木のボディにパンチを入れていく友美。
しかし、必死に友美がパンチを打つが冬木は「蚊でも止まったかなぁ・・・」と腹をポリポリと掻いていった。
「えっ・・効いてないの?」友美に不安がよぎるが、実は冬木は足とお腹が痛かったが、友美を混乱させる為に我慢していたのだった。
そして戸惑って動きの止まった友美に、今度は冬木の張り手が炸裂した。
バシィィィ・・「ぶへぇぇぇ・・」女性相手と言っても、力加減を知らない冬木が友美の顔面に思いっきり張り手を入れてリングに転がって倒れる友美。
顔面を押さえて立ち上がろうとすると、冬木が先に髪を掴んで起こしていった。
すると今度は、顔の痛みを我慢して友美が逆に冬木にタックルを仕掛けて倒していった。
バシィィン!「うわっ・・」驚きの声と共に倒れる冬木。
「女のクセにやりやがるなっ・・・」倒された冬木は友美に呟くと、友美も「さっきの痛かったわよ!」と馬乗りになっていった。
そして一気に冬木の顔面にパンチを何発も振り下ろしていくと、冬木が悲鳴をあげていった。
「イタッ・・イタタッ・・テメェ・・・」足をバタつかせて苦しむ冬木。
逃げようとするが美憂直伝の相手のボディコントロールで、友美は上手く冬木の上に乗っていた。
そして的確にパンチを落としていくと、冬木にダメージを与えていった。
「ちっ・・屈辱だぜっ・・こんな奴に!」冬木は怒りを露わにするが、逆に友美が「だったら返してみなさいよ!」と言い返していった。
その言葉に、冬木は「それなら・・・これならどうだぁぁぁぁ・・!」とお腹の肉を動かして、友美に揺さぶりを掛けていった。
「甘いわよ!」友美はパンチを打たずに上手く体制を維持するが、逆に冬木が下から友美の胸に手を伸ばしていった。
「いやああぁぁぁぁ・・・」突然リングに響き渡る友美の悲鳴。
そう、冬木が下から友美にバストクローでその水着の下の豊満なバストを握りつぶしていったのだ。
「それそれっ・・どうだぁぁぁ・・痛いかぁぁぁぁ・・・」冬木が下から一気に逆転に出ると、友美は自らのバストを掴んでいる冬木の手首を掴んで離そうとした。
しかし冬木もレスラーだけあって友美が頑張っても離すことが出来なかった。
「うぐぐぐっ・・・ううっ・・」掴まれているバストに強烈な痛みを感じながらも、友美も耐えるが冬木が一気に体制を変えていった。
一気に乗っている友美を倒すと、その友美の身体に乗り始めていった。
「いやっ・・・何するのよっ!」嫌がる友美に完全に馬乗りになっていく冬木。
「何って・・・こういう事!」冬木はそう言うと、一気に上から友美のバストに更にバストクローで痛めつけていった。
グニュ・・グニュ・・「はうっ・・ああっ・・いやあぁぁぁ・・」胸を揉み掴まれて藻掻き苦しむ友美。
流石に身体は鍛えても、女としての胸は鍛えようがなかった・・・。
「やっ・・やめてよ・・・」必死にブリッジなどで返そうとする友美。
しかしレスラー冬木の前では返せなかった。しかし友美もヒザ蹴りを出して冬木に逆転を狙っていったが、逆に冬木の怒りを買う結果になってしまった。
「おいおい・・抵抗するなら黙らせるぞ!」と冬木が、バストクローをやめて顔面に容赦なく強烈な張り手を何度も入れていった。
バシッ・・バシッ・・バシッ・・「ぶへっ・・おげっ・・うぐぐっ・・」頬を叩かれるたびにその可愛らしい顔を歪ませて悲鳴をあげる友美。
「もっと苦しい事も体験させてやるぜっ!」冬木が一言言うと、突然腰を浮かせてジャンプすると、友美のお腹にヒップドロップを落としていった。
グシュ・・「うげっ・・・こほっ・・こほっ・・」冬木の130sの圧力をお腹に受けて、苦しんで咳き込む友美。
並の女子レスラーだったら反吐を一発で吐き出すような勢いだったが、友美は耐えていた。
まして、アイドル相手に喰らわしたら、失神または血反吐コースかも知れない冬木の攻め。
しかし耐えている友美に「何発まで耐えられるかな?」と更にヒップドロップを友美の腹に叩き込んでいった。
そして数発目が友美のお腹に決まった瞬間、友美の口からは遂に胃液が吹き出していった。
ボシュ・・「うげえぇぇぇぇ・・・」口から透明の胃液を吐きだして苦しむ友美。
このリングに立って初めて見せる友美の苦悶の表情。
「ふふふっ、地下プロレスの怖さを教えてやるぜっ!岡崎っ!」と冬木はお腹を押さえる友美を起こすと、今度はロープに顔面を擦り付けていった。
ギュ・・ギュギュ・・ギュ・・「ぎゃあぁぁぁぁ・・・・痛ぁ〜い!」リングに響いていく友美の悲鳴。
冬木はその怪力で痛めつけると、続いてコーナーポストに顔面を叩き込んでいった。
バシュ・・「うぐぐっ・・」友美は堪らず座り込むと、冬木は起こしていってフラフラしている友美をコーナーに磔にしていった。
そして反対コーナーに行くと、また得意の地団駄を踏むと、一気に磔状態の友美の身体を自らの身体を凶器と化してコーナーとの間にサンドウィッチプレスで潰していった。
グシャアァァァァ・・・「うぎゃああぁぁぁぁぁ・・・」冬木とコーナーに潰されて絶叫して悲鳴をあげる友美。
そして冬木が離れると、フラッと友美はマットに倒れ込んでしまった。
「ぐふふふっっ・・まあ、俺様にかかればタダの女子選手って事だなぁ!」冬木が余裕を持って友美をリング下に降ろしていくと、為すがままでリング下に降ろされていく友美。
そして今度は、鉄柵に向かって友美を振っていく冬木。
ガッシャーン!・・「うわっ・・」鉄柵に叩き付けられてグッタリと座り込む友美。
「次はどんなな攻めがいいかなぁ・・・」考えながら、冬木が友美の髪を掴んでリング下を連れ廻すと、またもリングに友美を入れていった。
そして倒れている友美の足を持つと、グイッと反対にして逆エビ固めに極めていった。
「ぐわあぁぁぁぁ・・・・」腰への激痛でマットを叩いて苦しむ友美。元々腰が良くないのでキツイはずだった。
「ほらほらっ、腰がまた壊れるぞ!」冬木の問いかけに、必死に「ノゥー・・ネバーギブアップ!」と腕の力でロープに逃げていく友美。
そしてロープに逃げると、レフリーが冬木を離させていった。
「ふふふっ、運がいい奴だ!」そう言うと、冬木が距離を置いていった。
そしてフラフラして友美が立ち上がると、冬木が「喰らえぇぇぇぇ・・・・」とラリアットを狙って走ってきた。
しかし友美が受けるかと思った瞬間に、そのままフッと身体を沈め込むと冬木に上手くタックルを決めて倒していった。
「なっ・・何ぃぃぃ・・」冬木が驚きの声をあげると、その瞬間にはマットに倒されていた。
「まだ負けって決まった訳じゃないでしょ!」倒れた冬木の足を取ると、前回の試合でも使った足4の字固めを冬木に仕掛けていった。
「ぐわああぁぁぁぁぁ・・・・」額に脂汗を浮かべて苦しむ冬木。
それもその筈である。冬木に比べて足が短い相手、すなわち友美が4の字固めを仕掛けると、その威力は強烈になるからだった。
「ほらっ・・ギブしないと折れるよ!」友美が反撃とばかりにマットを叩いて追い込むと、冬木も必死にその巨体でロープに逃げようと必死だった。
「だあぁぁぁぁぁ・・・があぁぁぁ・・・」変な奇声をあげてロープに手を伸ばす冬木。
そして何とかロープに逃げてレフリーが離させると、冬木は足を気にしてフラフラしていた。
友美もお腹へのダメージなどが残っていたが、回復力はかなりなものらしく、フラフラしている冬木にドロップキックを叩き込んでいった。
バシィィ・・「うわあぁぁぁ・・」声をあげて倒れる冬木。
「今度は私の鍛え上げられた太股の力でも味わいなさい!」友美は一気に倒れた冬木を座らすと、背後からボディシザースで冬木のボディを挟んで締め上げていった。
「ぐうっ・・」意外な技に冬木が苦しむと、更に友美は絞めて苦しめていった。
続けて密着していると危ないと思い、友美は冬木を放していった。
そして倒れた冬木の腕を取って腕拉ぎ逆十字を狙おうとする友美。
一気に倒れ込んで腕を極めようとするが、ここで冬木の汗に滑ると、冬木が間髪入れずに腕を引き抜いて友美の下腹部に裏拳を入れていった。
グシィィ・・「ぎゃう・・ううっ・・うっ・・」またも逆転で股間を押さえて藻掻く友美。
「はぁ・・はぁ・・手こずらしやがって・・・」冬木が股間を押さえる友美を捕まえると、今度は倒してからロープに股間を挟むと、リング下に行って一気に水着の上から友美の股間を攻めていった。
「ぎゃあぁぁぁぁぁ・・いやあぁぁぁぁぁ・・・」股間への強烈な攻めに悲鳴をあげる友美。
「ふふふっ・・・」笑みを浮かべて冬木は友美の足を放すと、今度はリングに戻っていった。
「そろそろ仕上げに行くか・・・」そう言うと、冬木が友美を起こしていった。
そして友美をバックから抱え上げると、更に股間へ攻撃をしようとアトミックドロップの体制で持ち上げていった。
そして観客の視線の中、一気に友美の尾てい骨目掛けて冬木のヒザが炸裂した。
グシャアァァァ・・・「うぎゃあぁぁぁぁぁ・・・・」またも股間を攻められて絶叫する友美。冬木に放されるとそのままリング下に転がり落ちていった。
リング下で股間を押さえて苦しむ友美に冬木が「しぶとい女だぜっ!うちの団体のレスラーとして合格させてあげたいぜっ!」と友美を認めつつもリング下に降りていった。
「逃げてるんじゃねぇよ!」冬木が友美を捕まえると、髪を鷲掴みにしてエプロンサイドに叩き付けてからリングに入れていった。
そしてフラフラ状態の友美を起こすと、冬木が髪を持ったまま観客に「決めるぞぉぉ!」と雄叫びをあげると、誰もが冬木の必殺技が飛び出すと期待した。
そして観客の期待の中、冬木がパワーボムの体制にしていった。
力無く為すがままの友美。そして冬木が一気に友美の身体を高々と持ち上げていった瞬間、何と友美がその太い足で冬木の頭部を挟み込むと、そのまま変形フランケンシュタイナーに持っていって冬木の脳天をマットに突き刺していった。
バシィィィィ・・「うぐうっ・・・」思ってもなかった反撃に大の字になってしまった冬木。
これで終わりかと思ったが冬木が立ち上がろうとすると、友美も倒れている冬木の顔面にヒップドロップで潰すと、そのまま足を取りにいって必殺技になりつつある足4の字固めを極めていった。
「決まれぇぇぇぇぇ・・・どうだぁぁぁぁぁ・・・」残された力を全て入れているかのような友美の絶叫と、冬木の悲鳴。
流石の冬木もこれには逃げる力が残されていなかった様で、力無く「ギブ・・ギブアップ!があぁぁぁ・・・」とギブアップの宣言をした。
「カンカンカンカン!」ゴングが乱打されると、友美が技を解いて立ち上がると、冬木は足を押さえて立てなかった。
「ありがとうございました・・・」そんな冬木に手を伸ばしていく友美。
「あっ・・あれだけお前の大事な所とかを攻めていった俺に・・・手を差し伸べてくれるのか?」冬木は戸惑っていった。
「だって、今日は新たな技も出来る事がわかったし・・・試合が終わればノーサイドでしょ!」と冬木にいつもの友ちゃんスマイルで笑いかける友美。
その友美の姿に冬木は「完全に俺の負けだ。お前ならうちの団体に来ても女子でトップが取れると思うぞ。スケートが飽きたらいつでも来いよ・・・」と友美に頭を下げていった。
「じゃあ、また試合が出来たらよろしくお願いしますね。冬木さん・・」友美はリングを後にしたが、今回は前回の試合と違って強烈な相手だったので、友美も満足していた様だった。
前回に続いて勝利した友美。反則や返し技もおぼえて更に強くなっていった様だった。
そうして第1試合は幕を閉じていった・・・・。


第2試合

そして第2試合にリングはなろうとしていた。
そこへ次の試合に出る二人の姿があった。そう、ひとりは爆弾娘こと、残忍さは超一流の榎元加奈子だった。
そして反対コーナーには、あの末広涼子が立っていた。この組み合わせに、またも加奈子の残忍な餌食に涼子がなっていくのかと観客は期待していた・・・。
しかし涼子は外見も金髪に髪を染めていて、いつもとは違う雰囲気だった。
それもそのはず、ここ数週間は国際女優になるべくフランスに飛んでいた涼子だったが、向こうでも地下プロレスに出されていたのだった。
しかしフランスの地下プロレスの残忍さはこのアイドルプロレスの比ではなく、涼子はリングで何度も泣かされて鍛えられていった。
あの試合では、リング上で全裸にさせられて逆さ吊りから、大事な部分にワインの瓶を差し込まれそうになったり、初めての泥レスのリングでは泥の中で顔面騎乗から失神に追い込まれたり、金網デスマッチでは怪力な女にボロボロに痛めつけられたりと涼子は過酷な試合の中で成長していたのだった。
そうとも知らず、加奈子は以前の涼子と思っていたのか始まる前から挑発していった。
「何よその髪の色!馬鹿じゃないの・・・外人かぶれのお馬鹿さん!」と早くも涼子を挑発していった。
しかし黙ってコーナーで加奈子を睨んでいく涼子。たしかにいつもの涼子と違う雰囲気だった。
「ふん、ゴングが鳴ったらヒーヒー言わしてあげるわ!」加奈子は観客を煽るように手を叩いていくと、観客は大歓声をあげていった。
「ただ今より、第2試合を行います!青コーナー、榎元〜加奈子〜!・・・赤コーナー、末広〜涼子〜!・・・なお、この試合は完全に失神状態か、試合続行不能まで行う残酷なデスマッチルールとなっています!凶器・反則はやり放題です!」このリングアナのコールに観客達は加奈子の反則で涼子が血の海に沈むことを期待していった。
「カァーン!」ここでリングにゴングが鳴り響いていくと、細身の身体をビキニに包んだ加奈子と、同じく白いビキニに身を包んでいる涼子がコーナーから飛び出していった。
「ふんっ!アンタに凶器が使えるの?凶器美少女アイドルとか言われているアンタのヒーヒー言って血まみれのシーンを楽しんでもらわなきゃ!」と加奈子は挑発していった。
「だったらやってみれば・・・」口を閉ざしていた涼子が加奈子に一言言い放つと、加奈子は「遠慮しないよ!」とパンチを出していった。
しかし次の瞬間、涼子のカウンターパンチが加奈子の頬に襲いかかった。
バシィィ・・「うげっ・・」以外な反撃をもらって倒れる加奈子。
「遠慮しないんでしょ・・そらっ・・やってみなよ・・・」冷ややかな視線で倒れた加奈子の目の前に立つ涼子。
「ちっ・・畜生っ!」加奈子は自分の思ったとおりに試合が進まないのに腹を立てて、前にいる涼子にタックルを喰らわすが、逆に涼子が上からタックルを潰してマットに叩き付けられてしまった。
そして涼子が離れて立ち上がると、笑みを浮かべながら「榎元さん、あなたの貧相な胸が出てるわよ・・・」と加奈子を見下すように言い放つと、加奈子は自分のビキニがズレている事に気が付いて直していった。
「ちっ・・・ありがとう・・・末広さん!」そう言いながらビキニを直すと、加奈子はリング上では敵わないと思ったのか、リング下に降りていった。
「来いよ!ここのルールはリングの上だけじゃないぞ、末広!」加奈子がリング下に涼子を呼びつけると、涼子もリング下に降りていった。
「いいわよ!」涼子が加奈子に近づくと、今度は加奈子が口に何かを含み始めた。
そして近づく涼子の顔面目掛けて一気に毒霧を吐き掛けると、これには涼子も悲鳴をあげてリング下で苦しんでいった。
「きゃああぁぁぁぁぁ・・・・・」その悲鳴をあげる涼子の髪の毛を鷲掴みにすると、加奈子は「外人かぶれが・・・赤く染めてあげようか!」と涼子をリングサイドの観客のテーブルに顔面を叩き付けていった。
バッシィーン!・・・「うぐぐっ・・・」顔面を叩き付けられて痛がる涼子。
「本番はここからだよっ!」加奈子は続けて近くのパイプ椅子を持ってくると、涼子の背中に振り下ろしていった。
ガッシャーン!・・・「きゃああぁぁぁ・・・」この一撃は涼子にダメージを与えたのか、苦悶の表情を浮かべる涼子。
「何だよ・・・大したことないじゃん!」加奈子は笑いながら涼子を鉄柱近くに連れて行った。
「今からアイドルの額が割れる所でも見て楽しんでねぇ!」観客を煽る加奈子。
そして涼子の顔面を何度も鉄柱に叩き付けていった。
ゴンッ・・ゴンッ・・「うぐぐっ・・ぎゃう・・」鉄柱攻撃を喰らって苦しむ涼子。
そして加奈子が涼子の髪を持って観客に見せていくと、涼子の額からは血が流れていた。
「大した事ないくせに・・・」加奈子が観客に見せびらかしていくと、グッタリしていた涼子が「こういうのも有りなんでしょ・・・」と呟いた。
「何ですって・・・」加奈子が涼子の様子を見ると、突然涼子の肘が加奈子の貧相に胸に突き刺さった。
グシィ・・「うげげげっ・・・」突然の反撃に加奈子が涼子を放すと、涼子が「あなたにも本当の怖さを教えてあげる・・・あっちではまだまだだったけど、ここのリングのアイドルなら負けないわ!」と涼子は鋭いローキックを加奈子の細い足に入れていった。
「ぎゃあぁぁ・・」ローキックを入れられて倒れ込む加奈子。
「さっきはよくも・・・それっ!」今度は涼子がパイプ椅子を持ち出すと、加奈子の脳天に一撃を喰らわしていった。
ガッシャーン!「うぐぐぐぐっ・・・・ううっ・・」堪らず大の字になる加奈子。
「寝てるんじゃないわよ!」その加奈子を許さずに、涼子が髪を掴んで起こしていくと、鉄柱に叩き付けていった。
ゴンッ!この一撃で加奈子の額が赤く染まると、観客は涼子の残忍さがどこまでのものか期待して歓声をあげていった。
「涼子ちゃ〜ん!榎元は前に相手の胸にフォーク刺してたぞ!」「たまには加奈子も滅茶苦茶にしてやれっ!」と加奈子がやられる場面を期待する観客の声が沢山飛ぶと、涼子は流血する加奈子の顔面をエプロンサイドに何度も叩き付けて、リングに入れていった。
「いっ・痛って〜じゃねぇか!」加奈子が強がるが、足元はフラフラしていた。
「コレぐらいが痛いって・・・それじゃ!」涼子がそのまま加奈子の傷口をロープに擦り付けていくと、リング上では加奈子の悲鳴が響いていった。
「いやあぁぁぁぁ・・・・痛いじゃないのぉぉぉ・・」しかし涼子は攻める手を緩めようとしなかった。
「邪魔な物は取っちゃいましょう!」そう言うと、加奈子のビキニのブラジャーを剥ぎ取っていった。
観客の視線に露わになる加奈子の貧弱なバスト。
そのトップレスの加奈子を倒すと、更にその胸にニードロップを叩き込む涼子。
「ごほっ・・ごほっ・・」強烈なニーを受けて口から透明の液体を流して藻掻く加奈子。
「これからあなたの苦しむ顔でも見せてもらうよ!」そう言い放つと、涼子は苦しむ加奈子に馬乗りになっていった。
「よくもこの末広様の顔に傷を付けてくれたな・・・その代償が高くつくって事を教えてやるよ・・・」そう呟く涼子の顔は、まさにアイドル末広涼子ではなく、まさに地下プロレスのレスラーの顔の様だった。
そして涼子の強烈なパンチが何発も加奈子の顔面を襲い始めていった。
バコッ・・ボシュ・・ガッツ・・「ぐはっ・・ちっ・・うわっ・・」足をバタバタして苦しむが加奈子。どうにかして涼子を返したいが、体重も涼子の方が上だし、上手く乗られていて逃げられずに顔面を赤く染めていく加奈子。
「これで終わらさないわ・・・それっ!」涼子は更に加奈子の髪を掴んでエルボーを顔面に入れていくと、マットに固定されているので加奈子は大きな衝撃を受けて危険な状態になりそうになっていた。
しかしこれで涼子の地下プロレステクニックが終わった訳ではなかった。
グッタリする加奈子を起こすと、フラフラしている所に髪を持って容赦なく胸にヒザ蹴りを入れていくと、加奈子は堪らずグッタリ座り込もうとするが、今度は突き上げるように加奈子の胃袋目掛けてヒザ蹴りを入れていった。
グシュウうぅぅ・・「うげええぇぇぇぇぇぇ・・・・」この涼子のヒザ蹴りに、加奈子はリングに口から豪快に反吐をブチまけると、涼子は更に倒れることを許さなかった。
「榎元ぉぉ・・」そう叫び声をあげると、コーナーに加奈子の顔面を叩き付けていった。
グシャアァァァ・・・・「うぎゃあああぁぁぁぁ・・・・」加奈子の凄まじい悲鳴がリングに響くと、加奈子はマットに倒れ込んでいった。
そしてその、倒れ込んだ加奈子の顔面からは更に出血が酷くなっていった。
そのヒクヒクする加奈子に、涼子はニヤニヤして観客にアピールすると、トップロープに上がっていった。
そして加奈子が仰向けになると、今度は豪快に飛び上がって加奈子のお腹にフットスタンプを叩き込んでいった。
ブシュウゥゥゥゥゥ・・・・「ぐぼうぅぅぅぅぅぅ・・・・・」加奈子の口からは、今度は血反吐の様な物が吹き出すと、遂に失神してしまった。
美少女アイドルとして君臨していた末広涼子のこの蛮行に、騒然とする観客。
「カンカンカンカンッ」ゴングが乱打されていくリング上。
そして失神する加奈子の顔を踏みつけて観客にアピールしていく涼子。
「皆さん!今日は新たな末広をお見せできたと思います。これからもガンガン行きますのでよろしくお願いします!」とマイクで絶叫していった。
「いいぞぉぉぉぉ・・・・末広頑張れよぉぉ・・・・」観客からは、悪役になったのかと思われる涼子に声援が飛んでいった。
そうして涼子は失神している加奈子を横目に、リングを去ると控え室に消えていった。
ガチャ・・・控え室に消えていく涼子。そして控え室に戻ると、涼子は冷えたドリンクを口に含んでいった。
「ふぅ〜っ!」一息つく涼子に、同じく以前タッグを組んでいた奥葉恵が話しかけてきた。
「お疲れさま。」その恵の言葉に、涼子は「どうも・・・」と不機嫌な顔をしていた。
「試合はどうだったの?」恵が試合の話をしていった。
「勝ったけど・・・」涼子は恵を見ながら答えていった。
「おめでとう・・・」恵は涼子の表情に驚きながらも、労いの言葉を発していく。
「・・・ドラマも今じゃないし、写真集の話もないし・・・それで今回外国に撮影に行けば、言葉は通じないし・・・挙げ句の果てには向こうの地下プロレスにも出されて・・・」恵に今の不満を話す涼子。
しかし、内心は以前タッグを組んで美少女タッグと言われてはいたが、内心はドラマにも出ていて、演技でも負けて、可愛さも負けていると言われて恵には敵対心を抱いていた涼子は、恵に言われる言葉が嫌味に聞こえていた。
「そう・・でも、涼子さんも強いじゃない・・・私も強くなりたいわ・・・」恵が呟くと、「だったら勝負する・・・?」涼子は冷たく恵に言い放つと、驚く恵を後、「シャワー浴びてくるから・・・」と消えていった。
新たに強くなった涼子。このままリングでアイドルなどを血祭りにあげていくのか・・?

第3試合

そして第3試合になろうとしていたが、遂にこの試合は初めてのバトルロイヤル形式が取られる事になった。
そして参加する選手は、一応はレースクイーンなどの出身者と言う事になっていたが、実は今までに鈴本史華に開脚マッチなどで辱められてた高浜優子などが仕組んだ罠だった。
「ただ今より第3試合、特別バトルロイ
まずリングインしたのは、最近レースクイーンバトルでは無敵の鈴本史華だった。
続いて高浜優子、森田奈緒子、吉岡美穂子、須野内美帆子、杉町陽子、牛山とこ、北山えり、鈴本千晶がリングに入っていった。
リングコスチュームはレースクイーンばかりと言うことで、全員が白いハイレグビキニを着用していた。
また試合が初めての者も何人か居たが、美帆子とえり以外は全員が優子の話に乗っていた者であった。
特に、開脚マッチで負けた優子、美穂子は今回は徹底して史華を痛めつけようと考えていた。
また、以前に史華を痛めつけていた奈緒子と1999年にレースクイーンを組んでいた、千晶も参戦してきて史華の包囲網は完全に近かった。
そしてコールが始まっていくと、千晶が奈緒子に呟いた。「今日はアイツをやるんでしょ?」
「そう、いつまでもトップレースクイーンなんて思っている自惚れ屋を潰してあげるの・・」と奈緒子はニヤリとしていた。
「陽子ととこは須野内を早めに潰して。そして美穂子と私で北山を潰して、奈緒子さんと千晶さんで史華の足止めをしておいて・・・」この策略を考えていた優子がそれぞれに指示を出していった。
「・・・・鈴木〜史華〜!・・・・」史華がコールに応えて観客に笑顔で手を挙げていると、奈緒子が「ふんっ、今の内だよ・・・そうしていられるのも・・・」と鋭い視線を飛ばしていた。
そこに今回のバトルロイヤルの特別ルールがアナウンスされていった。
「本日のバトルロイヤルは、特別ルールが採用されております。凶器については使用は認めませんが、リング上の物は利用可能です。そして、凶器が無い代わりに、リング下の四面の各面にはそれぞれの仕掛けがしております。試合が始まると姿が出てきます。そして退場はギブアップ又は、試合続行不能と判断された場合のみとします。」そのコールが終わると、会場は大歓声に包まれていった。
「カァーン!」遂にゴングが鳴り響いていくと、史華は急いでコーナーに走っていった。
「バトルロイヤルはみんな敵だからね!」史華が呟いてコーナーを背に立つと、早速奈緒子と千晶が迫ってきた。
「悪く思わないでね。バトルロイヤルなのよ!」千晶はそう言うと、コーナーの史華にドロップキックを叩き込んでいった。
初めての試合なのに打点の高い綺麗なドロップキックを放っていく千晶。そのキックに史華はコーナーに叩き付けられて倒れ込んだ。
ボスッ・・ガスッ・・「いやっ・・卑怯よっ!」史華が悲鳴をあげていると、奈緒子と千晶は史華を釘付けにする為にコーナーでストンピングで攻め立てていった。
一方、美穂子と優子はわんギャルで活躍しているえりに狙いを定めていた。
「そ〜れっと!」優子がえりを倒すと、まさに息の合った連携プレーで美穂子がえりのバストをニードロップで潰していった。
「ぎゃあぁぁぁ・・」バストを潰されて藻掻き苦しむえり。しかし今度は優子が足を取ると、「速攻で潰すよ!」と雄叫びをあげて足4の字固めを仕掛けていった。
「いやあぁぁぁぁ・・・痛っ・・痛い!」足に激痛を受けてマットを叩いて苦しむえり。
更に美穂子がえりの髪を掴むとヘッドシザースに持ち込んでダブルの苦しみを与えていった。
「ほらっ・・苦しいんだろ!ギブしろよ・・」美穂子がグイグイと太股を締め上げていくと、えりのマットを叩く手が更に激しくなっていった。
「それなら、これならどうだっ!」美穂子が叫ぶと、遂に水着剥ぎが始まっていった。
ビリッ・・・「いやあああぁぁぁ・・・・」水着を剥がされて涙ぐむえり。以外に写真集などで大胆にしている割りには以外な反応だった。
「下もいくかぁぁぁ・・・」優子が足を極めながら言うと、えりは美穂子の足を叩いてタップした。
「レフリー!ギブだって!」美穂子がレフリーにアピールすると、早くもえりが失格となってリング下に降りていった。
そして美穂子と優子が、史華の前に美帆子を潰そうと見てみると、以外な光景があった。
そう、美帆子が以外に善戦して、とこをロープに絡ませて動けなくして、陽子をエルボーで攻め立てていた。
「美穂子っ!」優子が美穂子に言って駆けつけると、美帆子が「ちっ、邪魔が来たね!」と陽子をリング下に叩き落としていった。
するとリング下で陽子の凄まじい悲鳴が響いていった。
そう、陽子の転落したリング下の仕掛けは、五寸釘が一面に仕掛けられていた。
グサッ・・グサッ・・「うぎゃああぁぁぁ・・ダメぇぇぇ・・・」陽子の叫びに驚くレースクイーン達。
無惨にも陽子は背中を赤く染めてギブアップしていった。
早くも二人が脱落すると、優子としては陽子の脱落は予定外であった。そして美帆子に狙いを定める優子と美穂子。
二人に狙われても怯まない美帆子。「かかってきなさいよ!芸能界は生き残りなのよ!」流石はレースクイーンからキャンギャルなどを経て、グラビアまでこなしてきた美帆子は腹が据わっていた。
「来ないならいくよ!」美帆子が絶叫すると、まずは近くの美穂子にパンチを入れていった。
ガシッ・・「イタッ!」美穂子も負けずにパンチを出していくと、優子はとこを助け出していった。
「以外と力がありますよ・・」とこが優子に言うと、美帆子が「弱いのは引っ込んでな!」と美穂子と殴り合っている間にも、いきなりとこの顎に強烈なアッパーを入れて倒してしまった。
グシャアァァァ・・・「うべぇぇぇぇぇ・・」大の字になって倒れるとこ。口からは血を吹き出していた。
「だ、大丈夫?」優子と美穂子がとこを起こそうとすると、美帆子が「甘いんだよ!」と続けてとこと優子、そして美帆子に蹴りを入れて倒すと、とこに狙いを定めていった。
フラつくとこに一気に背後からチョークスリーパーを極めていった。
「うぐぐぐっ・・・」喉元を潰されて苦しむとこ。更に美帆子は足をとこの胴に回して胴締めスリーパーに移行していった。
「こっ、こいつぅぅ・・」美穂子と優子は起きあがると、必死に美帆子にストンピングを叩き込んでいった。
しかしとこは白目を剥いて失神してしまっていた。失神を確認するとリング下に転げて逃げる美帆子。
しかしリング下には仕掛けがあったが、美帆子が降りた所は何も無い所だった。
その間にも、失神してしまったとこは黒服によってリング下に降ろされて失格となってしまった。
「ちっ・・」優子は焦るが、まだ人数もいるからと美穂子に肩を叩かれて安心していた。
その間に、今度は美帆子がリング下から優子と美穂子を挑発していった。
そして注目の史華はと言うと、奈緒子がコーナーに釘付けにしながら、千晶と交代しながらお腹などに蹴りを入れて痛めつけていた。
ボシュ・・「ううっ・・ひどい・・卑怯よ・・」史華の言葉に「卑怯も何も、バトルロイヤルなのよ・・・自称カリスマレースクイーンさん!」奈緒子は笑いながら蹴り込んでいた。
史華が蹴られて動けない間にも、優子と美穂子は必死に美帆子を追っていた。
「観念しなっ、とっとと負けなさいよ!」美穂子が一気にタックルに行くと、美帆子も潰そうとするが、縺れて倒れて殴り合いになっていった。まさにキャットファイトの様だった。もしこんなビデオがあったら売れることは間違いないだろう。
「寝技はバトルロイヤルじや危険よっ!」ここで優子が遂に捕まえたとばかりに、縺れる美穂子と一緒に美帆子を捕まえていった。
「二人で来なきゃ勝てないんでしょ!」美帆子が絶叫して暴れるが、流石に二人に押さえられては動けなくなっていった。
「手間掛けさせやがって・・・このっ・・」優子はそう言うと、美帆子のバストに上に座り込んでいった。
「重いでしょ・・やめてよっ・・」美帆子が必死に額に汗を浮かべながら抵抗していくが、優子に潰されて苦しんでいた。
「優子さん、まずはこいつもグラビアで最近調子に乗ってるから潰しちゃう?」美穂子が優子に聞くと、優子が頷いた。
「まずはその顔を・・もっと可愛くしてあげましょうか・・・赤い化粧でねっ!」優子は史華への予行とばかりに、美帆子の顔面にパンチを容赦無く落としていった。
ガツッ・・ボシュ・・「ぎゃ・・うぎゃ・・ううっ・・」顔を殴られて悲鳴をあげる美帆子。流石に善戦していたが、一人では体力も続かなかった。
次第に顔を腫らしていく美帆子。しかし藻掻くと俯せになると、今度は優子が鼻の穴に指を入れて豚鼻キャメルクラッチを仕掛けていった。
「そらそらそらっ・・可愛い顔になったねぇ・・・」優子が揺さぶっていくと、美帆子は鼻への激痛と、恥ずかしさから悲鳴をあげていた。
「ふがっ・・ふががっ・・ふがっ・・ふぐぐっ・・」そんな美帆子の悲鳴を聞きながら、残りの美穂子が蹴りを入れる体制になると、一気に無防備の美帆子の股間へ強烈な爪先蹴りをブチ込んでいった。
グシャ・・「ぶぎぃぃぃ・・」鼻に指を入れられている美帆子だったが、股間の割れ目に爪先が入ると激痛で藻掻いていった。
「ふふふっ、痛かったかな?」そう言うと、美穂子は容赦無く美帆子の股間へ蹴りを続けて入れていった。
「むぐうぅぅぅ・・・ぐぐぐっ・・」優子に掴まれている美帆子の瞳から涙がこぼれていくと、同時に美帆子のビキニの股間が赤く染まっていった。
優子が放すと、グッタリする美帆子が「わ、私の・・大事な・・所が・・・」とロープに手を伸ばすと、優子が背中にヒップドロップを入れて「何処が壊れるんだよ・・・言って見ろよ・・・おらっ!」と美帆子の髪を掴んで顔面をマットに叩き付けていった。
「あらら、血が出ているからどうなっているか診察が必要かもね!」美穂子はそう言うと、股間の部分が赤く染まってきた美帆子のビキニを剥ぎ取っていった。
「下も出すなら上もねっ!」美穂子のビキニ剥ぎに気が付いて、優子もブラジャーを剥ぎ取っていった。
そして完全に全裸にされて苦しむ美帆子。
「そろそろトドメを刺してあげるわね!」優子は、背後から一気にチョークスリーパーで美帆子を締め上げると、薄れゆく意識の中の美帆子に、耳元で「さっき、あなたが他の人にやっていた技でおとしてあげるわ!」と優子が絞めていくと、抵抗もあまりなく美帆子が失神してしまった。
「手間がかかったわね!」優子は美帆子を放すと、立ち上がって呟いた。
全裸の美帆子は黒服にリングから降ろされて失格になったが、これで最初の企み通りに史華一人が残された形になっていった。
「時間かかったわね!」奈緒子が近づく優子と美穂子に言うと、史華が「何よ・・・それって・・」と蹴られている事より、残り全員が敵と感じて恐怖していた。
「ふふふっ、今までアンタが開脚デスマッチとかで・・・可愛がってもらったお礼をしてあげるわ・・・私達で!」と代表して優子が言い放っていった。
「そっ・・そんなぁ・・だって・・あれは試合だから・・・」史華は言い返すが、「おぼえてないの・・・試合中のあなたが言った言葉・・・」美穂子が言った。
「だって、地下プロレスのリングだから・・・」史華はこれから行われる処刑(リンチ)に恐怖するが、「そうね・・地下プロレスだから・・滅茶苦茶に虐めてあげるわ!」奈緒子が今度は表情を変えて史華をリング中央に連れて行った。
そして髪を掴んで立たせると、まずは千晶が走り出して史華にドロップキックを叩き込んで倒していった。
「うぎゃあぁぁ・・・」倒れる史華。しかし奈緒子が直ぐに起こしていくと抵抗はするが、為すがままの史華。
次の瞬間、史華のお腹へは美穂子のヒザ蹴りが炸裂していった。
「ぐぼおぉぉぉ・・」お腹への強烈な痛みに、お腹を押さえて座り込む史華。
「甘いんだよ!」仕上げに優子が低空の顔面を蹴り上げるドロップキックで史華を倒していった。
「ひいぃぃぃ・・」リングに響く史華の悲痛な叫び声。
「あなたがいつまでもカリスマ何とか何て思い上がっているみたいだから、潰してあげるわ!」優子が史華の顔面を踏みつけていくと、史華は藻掻いていくが奈緒子や千晶、そして美穂子などに押さえられていった。
「ふふふっ、じゃあこれから私達と勝負する。リングなら堂々とプロレスで勝負よっ!」美穂子が言うと、優子が「誰が行く?」と周りに言っていく。
「まずは私に行かせてよ!」まず1番手に名乗りをあげたのは、美穂子だった。
「来なさいよ!カリスマさん!」美穂子がリング中央で手招きをすると、奈緒子などは各コーナーで見ていた。
フラついて立ち上がると、美穂子に近づいていく史華。
(美穂子なら倒せる!)心の中で、一人相手ならと構えていく史華。
「来ないなら、コッチから行くよ!」美穂子が構える史華に蹴りを出していくと、史華もガードしながら突然ドラゴンスクリューで美穂子を転がしていった。
「優子!」奈緒子がカットに行こうとすると、優子は手を出して制した。
「うぐぐっ・・イッテ〜じゃねぇかよ!」足を押さえる美穂子に、史華が「一人だと弱いのね!」と強気な発言をして、更に足4の字固めを極めていった。
「ほらほらっ、大事な足が折れちゃうよ!」調子に乗る史華だったが、美穂子の苦しむ姿に優子が「かぁーん、時間だよ!」と千晶が入っていった。
「今度は私の番だよ!」千晶がそう言うと、四の字固めを極めている史華の喉元にギロチンドロップを叩き込んでいった。
「ぐはあぁぁぁ・・・」無防備な所に入れられて藻掻く史華。
そして四の字を解く史華を千晶が起こすと、「ほらほらほら〜っ!」と史華の顔面をロープに擦り付けていった。
「いやあぁぁぁ・・・熱い〜!」史華が叫ぶと、「おらっ!」と綺麗な顔からは想像も出来ないエゲツない攻撃をする千晶。
そして史華がロープを掴んで起きようとすると、「まさにカリスマサンドバックかしら?」と千晶がローキックから、顔面へのハイキックまで蹴りを出していった。
バシィィ・・「うぐっ・・ううっ・・」ロープにもたれて苦しむ史華。
「次は投げ技かしら?」と千晶は、史華をリング中央に持っていくと、いきなりブレーンバスターをきめていった。
バッシーン!「きゃああぁぁ・・」史華が叫ぶと、奈緒子は「千晶凄いよ!」と千晶を褒めると、「だって、この前テレビでアイドルもプロレスで使ってたもん!」と笑顔で応えていた。
「千晶!そろそろ私にもまわしてよ・・」奈緒子が交代を促すと、千晶は倒れた史華を置いてコーナーにさがっていった。
そして今度は奈緒子が出てきた。奈緒子はまず倒れた史華を捕まえると、一気に逆エビ固めに捕らえていった。
「ぎゃあああぁぁぁ・・・いやあぁぁぁ・・ギブ・・・ギブします!」背中への強烈な痛みにすかさずギブアップする史華。
しかしレフリーはニヤニヤしているだけであった。そう、レフリーは優子達が身体で買収していたのだった。
「ギブって言ってるでしょ・・・聞こえないの!」史華がマットを叩きながらレフリーにアピールするが、逆に奈緒子が「うるさいわね〜!ギャーギャーと・・」と更に揺さぶっていった。
強烈な痛みの中、ギブアップも出来ずにマットを叩いている史華が、泣き出してしまった。
「いやあぁぁぁ・・許してぇぇぇ・・・」しかしここで試合が止まるはずもなかったが、奈緒子が史華を放していった。
グッタリとマットに倒れ込んで腰を押さえる史華。しかしその史華の腰にまたもストンピングで追い込む奈緒子。
「今日はしっかりと身体に教え込まなきゃ!」と、奈緒子が足4の字固めを仕掛けると、今度はコーナーに居た優子と美穂子が両腕を取っていった。
そして腕拉ぎ逆十字固めを両腕に、足には足4の字が掛けられて、史華は想像を絶する苦痛を味わっていた。
「いやあぁぁぁぁ・・・ダメェェェ・・・折れるぅぅぅぅ・・」腕も足も捕まって、悲鳴だけはあげる史華。
しかし残った千晶が首四の字固めを仕掛けて黙らせていった。
「うぐぐぐっ・・・・」完全に手足首までも決められていく史華。このままいけば意識を失うのも時間の問題だったが、史華にダメージを与えたとして全員が放していった。
そして今度は、奈緒子と千晶が、動けない史華を俯せにしていくと、片手片足ずつを持って二人掛かりのロメロスペシャルを仕掛けていった。
「いやあぁぁぁ・・・もう許してぇぇ・・・お願いぃぃぃ・・・・」首を激しく振りながら泣き叫ぶ史華。
しかしその史華のビキニに優子が手を掛けていった。
「写真集の中身は今回も公開しなくちゃねっ!」そう言うと、一気に史華のビキニを全て剥ぎ取ってしまった。
「もうやめて・・・お願い・・・」全裸にされて許してくれるように哀願する史華。
しかしまだ優子達は満足していなかった様だ。
「そう言えば、史華さんってレイプ事件とかで話題作りしたりしてたわね。だったら、そういう事が無いように、しっかりと潰してあげるわ・・アソコを!」美穂子の言葉に、史華が狂ったように叫んでいった。
「いやあぁぁぁぁ・・・・・誰かぁぁぁ・・・試合を止めてぇぇぇぇ・・・・」史華が叫んでも、誰一人試合を止める者は居なかった。むしろ、これから行われる残酷な史華の股間への制裁を今か今かと観客達は覗き込んでいった。
「優子!これならどう?」美穂子が手にしていたのは、特大のバイブだった。
流石は女のやる事は解らなかった。いつもは笑顔でサーキットで振る舞っている彼女達が、ここでは人気トップの同じく女性の性器を破壊しようとしているのだから・・・。
「それは入らないよ・・・美穂子!」優子はいくら何でも無理と思ったが、美穂子は「入れちゃおうよ!入ったら面白そうだし・・・・」と観客の視線に露わになる史華の股間の秘裂に押し当てていった。
「ぐっ・・やめて・・・」泣きながら許しを乞う史華。
「コレって入れたら裂けちゃうかもね!」美穂子が笑いながら少し入れると、史華の地獄が始まっていった。
「うぎゃあぁぁぁぁ・・・ダメェェェェ・・・」史華の叫びに益々喜ぶ観客達。
「ほらほらっ、男の人のいいものも入らなくなるねぇ・・・鈴本!」ロメロに極めている奈緒子も下から囁いていくと、史華は完全に追い込まれていた。
「おりゃあぁぁぁ・・・」美穂子は一気に差し込もうかとするが、少し入ってから入らなくなってしまった。
「ぎゃあぁぁぁぁ・・・」股間を濡らしもせず、突然のバイブ攻撃に泣き叫ぶ史華。
「放してあげるよ!」奈緒子と千晶が史華をマットに落とすと、史華は股間にバイブを差し込まれながら泣いていた。
「ふふふっ、許しはしないよ!」優子と美穂子が史華の両脚を持って広げていくと、観客はバイブの差し込まれた史華の秘部に注目していった。
「それならショータイムかなぁ?史華の秘裂の破壊する場面を・・・」と奈緒子が言うと、優子にニヤリとしていった。
「やめてぇぇ・・・それだげは・・・こんなのされたら・・・壊れちゃう!」必死に許しを乞う史華。しかし観客がそれを嘲笑うかのように煽っていった。
「や〜れっ!や〜れっ!や〜れっ!」「ブチ壊せ!使い物にならなくしてやれ〜っ!」「その前に一発やらしてくれよ〜!」などと観客の声が史華の耳にも届いていたが、史華は何も出来ずにリングに涙を流すだけだった。
「やめて〜っ・・お願い・・・」史華は怯えていたが、千晶が「うるさいわね。覚悟しなさいよ!」とその場で飛び上がると、史華のお腹にセントーンを落としていった。
グシュ・・「ぶべえぇぇぇ・・」お腹への強烈な圧力に史華は口から胃液を吐きだして大人しくなっていった。
「やるねぇ・・千晶!」奈緒子が笑みを浮かべると、美穂子が「でも、千晶さんのビキニに黄色いシミがついてる?」と言うと、千晶が「あ〜っ、こんな所に・・・胃液が飛んだの?」とヒップの所に付着した史華の胃液の痕を見て怒り出していった。
「奈緒子。早くブチ壊そうよ!」千晶が奈緒子に煽ると観客の声も手伝って、奈緒子がロープにもたれて史華の股間のバイブに狙いを定めていく・・・。
そして「いくよ〜っ!」と奈緒子は雄叫びをあげると、ロープの反動を利用して一気に史華の股間に差し込まれていたバイブを蹴っていった。
グニュゥゥゥ・・・「うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」・・・ガクッ・・。そう、女性の大事な部分に異物を差し込まれただけでなく、勢い良く蹴り込まれた激痛で史華は絶叫して失神してしまった。
ヒクッ・・ヒクヒク・・・時折身体を痙攣させている史華。
「やったね!」奈緒子はガッツポーズを取ると、美穂子が「見て御覧よ!こいつのアソコから血が出てるよ・・・壊れちゃったかな?」と笑っていった。
「いいんじゃないの・・・二度とカリスマだなんか思わない様にねっ!」優子は失神している史華の顔面を踏みつけながら言うと、観客は驚きの表情でリング上の成り行きを見ていた。
「仕上げにしようか!」優子が奈緒子などに言うと、四人がかりで観客に向けて、史華の足をトップロープとセカンドロープに絡ませて晒し者にしていった。
股間から血を流しながら晒し者にされていく史華。誰がこんなシーンを想像したであろうか。
「それじゃあ、試合の勝者でも決めようか?」千晶の言葉に、「だったらジャンケンにしよう!」と笑いながら失神している史華の横で四人はジャンケンで勝者を決めていった。
そしてこの初のバトルロイヤルは、残酷な決め技?で幕を閉じた。
そして試合後、医務室で検査を受けていた史華が意識を戻すと、股間に痛みを感じながら涙を流していた。
ガチャ・・「具合はどう?史華さん。」ベッドに横になる史華の元を訪れたのは、バトルロイヤルで何も知らなかった美帆子だった。
「須野内さん・・・」史華が美帆子の顔を見ると、「酷い事やるわね。・・あの人達も・・・人気が落ちて嫉妬してるんじゃないの・・でも酷すぎるわね・・・」美帆子は史華に呟いた。
「もしよければ・・・史華さんがあいつらに復讐するなら・・・私も手伝うわ。今回の試合は酷すぎるし、初めてだったけど同じ人数だったら勝てると思ったし・・・」美帆子はそう言うと、史華の元を後にした。
「・・・そうね・・・」史華は美帆子の言葉に、ベッドから天井を見つめていくのだった・・・・。

第4試合

凄まじいバトルロイヤルが終わって、しばらくの間は休憩時間となっていた。
その頃、控え室では謎の男と参謀達が話し合っていた。
「最近出てきた岡崎友美ですが、以外と強いし人気もある。そしてルックスも悪くないですが、このままだと対戦相手がいなくなってしまいますね。」参謀が言うと、「たしかになぁ・・・。アントレやブッチーなんかと闘わして潰されたら問題だし・・う〜ん?」流石の謎の男も悩んでいた。
その時、一人の黒服が口を開いた。「だったら、遂にアイドル達と闘わすのも解禁にしたらどうですか?」その言葉に一同が黒服の方を向いて言った。
「でもあの肉体に勝てる奴がいるか?」謎の男が言うと、「たしかに・・・でも、岡崎も地下プロレスに慣れたとは言え、まだプロレス技などおぼえていないから、アイドルを空いてに実験台にさせては・・・」参謀が囁くと、「そうだな・・・だったら、次の奥葉恵の試合からは参考試合としておこう。それと、自信をつけさせる為にも、トーナメント戦とかも企画したらどうだ?」と謎の男は言うと、「実は、近々あるスポーツ選手も参加したいと言っているのですが、よろしいでしょうか?」と参謀が言うと、話し合いは続けられていった。
そして休憩が終わろうとする会場にアナウンスが流れていった。
「ただ今より、第4試合を行います。」そのアナウンスに観客達は各の席に着くと、リング上に注目していった。
「青コーナー、常和〜貴子〜!・・・赤コーナー、奥葉〜恵〜!」コールされた二人は、先回の試合では痛めつけられて負けていった常和貴子と、最近は痛めつけられ役に徹している奥葉恵がリングに立っていた。
貴子は胸元の開いた白いワンピース水着で、恵は白いスポーツタイプのビキニだった。
しかしお互いに胸の大きさは強調しているかの様に観客からは見られた。
ゴングを前に、お互いにストレッチなどをしているが、内心はお互いに負けられないと思っていた。
特に、恵は最近はドラマ出演・写真集出版の条件と引き換えに地下プロレスに出ていたが、やられまくっていたが、プロレスなどの練習も極秘にやっていたのだった。
一方、貴子は久々のリングに戸惑いを見せていたが、小柄な恵が相手と知って今日は勝てると思っていた。
「カァーン!」そしてゴングがリングに鳴り響くと、先に出ていったのは貴子だった。
「いくわよっ!」気合いを入れて貴子が距離を詰めると、リーチの差を利用して貴子のパンチが繰り出されていった。
しかし先を制したのは貴子のパンチでは無く、以外にも恵が小柄な身体を使ってタックルでテイクダウンを奪っていった。
「えっ・・うそっ!」後頭部をマットに打ち付けて驚きの表情を浮かべる貴子。
「うそじゃないですよ・・・貴子さん!」そう恵は呟くと、倒した貴子に馬乗りになろうとしていった。
しかし貴子も足をバタバタして逃げると、立ち上がってお互いが睨み合っていった。
「いいぞ〜!どっちも頑張れよ!」「恵ちゃ〜ん、いつから強くなったの〜?」この以外な攻防劇に観客は声援をあげていった。
そして今度は貴子も恵を警戒してガードして手を出してはいかなかったが、逆に恵がジャブ気味のパンチで牽制していった。
シュ・・シュ・・「なっ・・なによ・・」明らかに動揺している様子の貴子。
「何って、勝負でしょ!」恵が更にローキックなども出しながら、打撃で攻めていくと、貴子は逃げながらも「恵さんも出来るなら・・私だって・・」と慣れないタックルを恵に仕掛けていった。
「待ってたわ!」恵が貴子のタックルに合わせて上から潰すと、貴子は体格で劣る恵に潰されてマットに叩き付けられてしまった。
「何でよ・・信じられない・・」マットに押しつけられて驚きの声をあげる貴子。
「私だって伊達にこのリングで闘っている訳じゃないのよ・・」恵はその驚く貴子のバックを取って言い放つと、スリーパーを狙うが貴子も必死にロープに逃げて離れていった。
「やりますね・・・」恵の一言に、貴子は「ばっ、馬鹿にしないでよ・・」と恵に手を振り回して離れようとした。
しかし恵が「もらった!」と叫ぶと、一気に腕を極めてチキンウイングフェイスロックを極めてしまった。
突然の恵の高等テクニックに観客は驚き、貴子は苦悶の表情で藻掻き苦しんでいた。
「うぐぐっ・・・何でよ・・・」貴子が足をバタバタして苦しむと、恵が「格の違いかしら・・・」と呟く。その言葉に女優としては先輩と思っている貴子は瞳に涙を浮かべていった。
「ほらっ、ギブしないと落ちちゃいますよ!」恵の揺さぶりに、貴子は無言で耐えていた。
「ふふっ、ここで決めてもつまんないし・・・」恵はスッと貴子を関節地獄から解放すると、立ち上がってリング中央で手招きしていった。
「くっ・・・まさか奥葉さんがこんなに強かったなんて・・・」貴子はフラフラして立ち上がると、リング中央の恵に向かっていった。
「今度は私の打撃テクニックでも味わいますか?貴子さん!」恵は調子に乗ると、今までは極悪レスラー相手に痛めつけられていたが、今回は自分が強いと感じたのか掌打を貴子の顔面に放っていった。
「きゃ・・あうっ・・」リング上では貴子の悲痛な叫び声が響くが、恵は構わずローキック・ミドルキックなども入れていった。
「わ、私だって蹴りぐらいできますよ!」貴子が蹴られていたが、反対に恵に蹴りを出していくが、見よう見まねでは力が入ってないので恵に当たってもダメージが与えられなかった。
「不用意に蹴りはダメですよ!」そう恵が言うと、次の瞬間に恵は貴子の足に抱きついて倒していった。
見事なタックルだったが、恵としても末広涼子がフランス地下プロレスで成長していたから、焦りがあったのも事実で、貴子に思いっきり技を仕掛けようと考えていた。
「今度はどうですか?」そう言うと、倒した貴子に恵はアキレス腱固めを極めていった。
「ぐわあぁぁぁぁ・・・・いやあぁぁぁぁ・・・」強烈にアキレス腱を極められて悲鳴をあげていく貴子。
「アキレス腱が切れたら女優も終わりねぇ・・貴子先輩!」恵がニヤニヤしながら極めていくと、貴子も必死に残りの足で恵を蹴っていった。
バシッ・・「いたっ・・」足の長さの違いから、貴子のまさしくヒールキックが炸裂すると、恵はダメージが貯まる前に放して立ち上がっていった。
足を押さえる貴子。しかしその貴子の髪を掴むと、恵は顔面に容赦無くヒザ蹴りを入れていった。
ボゴォォォ・・「うぐうっ・・・」ヒザをつきながら顔面に恵のヒザ蹴りを喰らってグッタリする貴子。
「倒れるのは早いでしょ・・貴子さん!」グッタリする貴子を許さず、恵のヒザ蹴りは続いていった。
次第に貴子の美しい顔面が血に染まりだしていった。
ポタポタポタッ・・「ううっ・・私の顔がぁぁぁ・・」マットに滴り落ちる自らの血に、貴子は泣き声になっていくが、恵は「泣いたってこのプロレスは終わりませんよ!」と恵が今度は貴子のバストにもヒザ蹴りを入れていった。
グニュ・・「いやあぁぁぁ・・」血に染まっていく貴子の白い水着。そして貴子は悲鳴をあげていった。
そして顔面を血に染める貴子を放す恵。すると貴子はグッタリとマットに倒れてしまった。
「それじゃあ、トドメに行きますか!」恵は貴子の足を持って観客に聞こえるように言うと、一気に足4の字固めを仕掛けていった。
「うぎゃあぁぁぁぁ・・足がぁぁぁ・・ダメェェェェ・・・」この恵の足関節地獄に、貴子は激しく手をマットに叩き付けて藻掻いて苦しんでいた。
「そらあぁぁ・・足折っちゃおうか!」更に調子に乗る恵。
「許してぇぇぇぇ・・・お願いぃぃぃぃぃ・・・」激しく泣き叫んで苦しむ貴子。
美人女優も形無しの場面であった。
「ギブゥゥゥゥゥゥ・・・・ギブアップ・・・ギブアップ・・・」遂に貴子は泣きながらリング上でギブアップと何度も叫んでいくと、レフリーが恵を止めていった。
「カンカンカンカン!」リング上に響いていくゴング。次の瞬間、恵は足を押さえてうずくまる貴子の髪を持ってグイグイとしながら言い放っていった。
「どう、解りましたか・・・私が強いって事が!」試合が終わったのに恵は強がると、貴子は「もう終わりでしょ・・・試合は・・グスッ・・」泣きながら試合が終わった事をアピールするが、恵が「ここのプロレスはこれで終わらなくてもいいのよ!・・・それともストリップでもする?」と言うと、貴子は「それだけはお願い・・・やめてください・・」と恵に哀願した。
「ふん、次は誰とやれるんだろう・・・私だって涼子ちゃんに負けてられないわ!」と恵はリングを後にしていった。
ガチャ・・控え室に戻った恵。そこには恵が気にしていた涼子が立っていた。
「今の試合だけど、見せてもらったわ。恵ちゃんも強くなったわね・・・」涼子が笑みを浮かべていく。
「ありがとう・・・私だって頑張らなくちゃと思って練習したの・・・」恵が涼子に返していくと、涼子は近くの椅子に座ると「私もまた、フランスに戻ったら地下プロレスに出てくるけど、最近は残虐ファイトが受けてるの・・あっちで・・」と恵に呟いた。
「りょ、涼子ちゃんが残虐ファイトって・・相手を痛めつけてるの・・・」恵が驚くと、「そう、前に恵ちゃんとタッグ組んで、山口さんに痛めつけられたみたいに・・、私も変わったの・・・」鋭い視線で恵を見つめる涼子。
「そう・・」恵が驚くが「だって、恵ちゃんだってさっき、常和さんを血まみれにしてったじゃない・・私達だっていつまでも仕事をもらう為にこのリングに立っても、ケガばっかりじゃ仕方ないでしょ・・」と涼子は声を荒くしていった。
「そ、そうね・・・」恵は水着を脱ぎながら涼子に言うと、「じゃあ・・恵ちゃん。」涼子は控え室から出ていった。
「わ、私だって・・・」恵は貴子の返り血を浴びてた自らの水着を握りしめていった。


第5試合

そして今大会のメインイベントになっていったが、レースクイーンの凄まじいバトルロイヤル、岡崎友美の試合と凄いカードが続いていたので観客は当然さらに期待していった。「ただ今より特別タッグマッチを行います。」このコールに観客が盛り上がると、控え室の方では黒服が「お時間です!」と言うと、その声に「いくわよっ!」と走り出す二人の姿があった。
そう、日本競泳界の主力選手の萩原知子と中村麻衣だった。その鍛えられた肉体を競泳水着に包んでリングに走っていく姿に、観客は驚きの声をあげていった。
この二人が何故このリングに上がってきたかと言うと、岡崎友美と同じくメンタルトレーニングと言う理由からだったが、実際は政治力によるものも大きかった。
「麻衣。何か凄い所に来たね。」知子が言うと、「たしかに・・・あそこで闘う訳だ・・相手は誰かしら?」麻衣も静かに答えていった。
「私達の相手だから、強い筈よね・・・弱いのが出てきたら虐めちゃおうか?」知子が笑いながら言うと、麻衣も「そうね・・」と笑っていた。
そして対戦相手を待つと、リングに向かって二人の影が向かってきた。
その二人とは、鈴本あみと戸向美奈子だった。
何故この二人が強力な知子と麻衣に当てられたかと言うと、あみは仕事も無いのでまさに崖っぷち、美奈子は巨乳を売りにしてのグラビアだけしか仕事がないし、何よりも弱いからと言う理由で、この弱い二人と闘わせれば知子と麻衣が腹を立てて暴れてくれるのではと謎の男は考えていた。
その謎の男の思惑通り、リング上では知子と麻衣の表情が変わっていった。
ピンク色のビキニ姿のあみと美奈子。その姿を見て「何よ・・・これ・・」知子が呆れた表情で麻衣に言うと、「そういう事ですか・・・」と呆れていった。
一方、あみと美奈子も「こ、この人たちと・・・試合を・・」あみが驚くと、「でも・・・これで頑張らなくちゃ・・仕事が・・・」美奈子も足を震わせながらもあみに言っていく。
その姿を見て「アイドルがダメだから地下プロレス?ふ〜ん、だったら引退させてあげようか?」知子の言葉に、「あの鈴本あみちゃんがねぇ〜可哀相に・・・。でも、今日は敵なんだから徹底的に行きましょう!」と知子に言っていった。
「ただ今より、特別タッグマッチを行います!青コーナー、萩原〜知子〜!・・中村〜麻衣〜!・・・赤コーナー、鈴本〜あみ〜!・・戸向〜美奈子〜!なお、反則などは認められます。相手を完全に試合続行不能まで行ってください!」このコールを聞いて、知子は「試合続行不能まで・・・だったら速攻より、痛めつけた方がいいのかな?」と麻衣に聞くと、「お客さんに楽しんでもらわなきゃ・・・」とデビュー戦とは思えない位、プロレスラーみたいな事を言っていた。
「カァーン!」そしてゴングが鳴らされていくと、まずはあみがコーナーから出てきた。
「私から行くね!」知子は麻衣を制するようにして、コーナーが出ていった。
「かかって来なよ、売れないアイドル!」知子は挑発的にあみを煽ると、あみは「ふんっ、負けないわよ!」と空威張りしていく。
「来いよ!」知子は余裕で片手で力比べをあみに誘っていった。
「ば、馬鹿にしないでよ!」あみは片手を出して組んでいくが、当然の事ながら話にならなかった。
「力入れてるの?」知子が身長差20pもあるのに、更にあの鍛えられた腕からの力にあみは苦痛の表情を浮かべていった。
「ううっ・・くっ・・」必死に両手を出して変えそうとするが、ダンスレッスンでは腕力より俊敏さしか鍛えられていなかった。
「苦しいのなら、これはどうかしら・・・あみちゃん!」次の瞬間、強烈な蹴りがあみのお腹に決まっていった。
グシュ・・「おぼおぉぉぉ・・」あみの鍛えられていないお腹に食い込む知子の爪先。
次の瞬間、あみは座り込んでお腹を押さえて苦しんでいった。
「一発で終わりなの?つまんないなぁ・・・」知子は余裕の表情であみの髪を掴んでグイグイと頭を振り回していった。
「何よぉぉぉぉ・・・」突然あみが叫ぶと、知子のお腹にお返しとばかりにパンチを入れていくが、鍛えられている腹筋でダメージは与えられず、逆に知子の腹筋に驚かされていくあみ。
「元気があるけど・・・アイドルはダメだったんでしょ・・」知子が笑みを浮かべてあみを起こすと、股間に手を回すとボディリフトで持ち上げていった。
「やめてよ・・降ろして・・・」足をバタバタして悲鳴をあげるあみ。
「降ろしてあげるわ・・・それっ!」と知子がそのままあみをマットに叩き付けていった。
バッシ〜ン!・・「うぎゃあぁぁ・・」胸やお腹を打ち付けて、藻掻き苦しむあみ。
「あみちゃんに恨みはないけど、このカードを組んだ人を恨みなさいね!」と知子は続けてあみを起こしてコーナーの麻衣の所に連れて行った。
「タッチ!」知子が麻衣にタッチすると、麻衣は「あみちゃんに悪いけど・・・今日は痛めつけさせてもらうわ!」と髪を掴んで強烈なヒザ蹴りをあみのバストに叩き込んでいった。
「うぎゃあぁぁぁ・・」早くも涙目で悲鳴をあげるあみ。
「泣きたいなら泣きなさいよ・・・私達だってオリンピックの時はテレビばっかりでイヤだったんだから・・・今日はストレスを発散させてもらうわ!」麻衣はいつもにない冷酷な視線で、苦しむあみをロープに振ると、その太い腕からラリアットを叩き込んでいった。
「ぶぎゅうぅぅぅ・・・」あみは変な悲鳴をあげると、一回転してマットに叩き付けられていった。
「ううっ・・ううっ・・」うめき声みたいな声をあげて、マットを這うあみ。
コーナーでは美奈子が叫んでいたが、それを見て麻衣は「そろそろ交代しないと、失神しちゃうよ!」とあみを美奈子の居るコーナーに振っていった。
「ぶきゃあ・・」コーナーに激突して倒れるあみ。そのあみにタッチしてリングに入る美奈子。しかし、その表情は沈んでいた。
「今度はグラビアアイドルちゃん?・・・大きなオッパイしてるわねぇぇ・・」麻衣はブラウン管からでは見せない台詞を吐き出すと、コーナーに立つ美奈子に走り込んで髪を掴んでいった。
「おらぁぁぁ・・リングに立つと言うことを教えてあげるよ!」麻衣が髪を掴んで思いっきり投げると、美奈子は大きな悲鳴と共にマットに叩き付けられて倒れていった。
そして麻衣は「知子タッチ!」とコーナーの知子とタッチすると、コーナーにさがっていった。
そして倒れている美奈子が起きると、知子は手招きして美奈子を近づけると、「来いよ!ホルスタイン女!」と構えていった。
「ほっ、ホルスタインじゃないも〜ん!」美奈子は叫び声をあげて知子にタックルを仕掛けるが、知子が身長差を利用して潰していくと、マットに俯せになる美奈子の脇腹にパンチを入れていった。
「これってバーリトゥードでもあるんでしょ!」知子が叫ぶと、そのまま痛がる美奈子にパンチを入れていった。
「今度はこれよ・・そらっ!」知子は叫ぶと、美奈子の背中に座り込んでキャメルクラッチを極めていった。
グイッ・・グイッ・・「うぐっ・・ううっ・・」足をバタバタして苦しむ美奈子。
「ほらほらっ、大事なオッパイが飛び出すよ!」知子は水着剥ぎは知らないので、揺さぶって美奈子を脅していった。
「ぐぅ・・ぐぅるじぃ・・ぐぅ・る・・じぃ・・」強烈な力で顎を揺さぶられ、美奈子は声にならない声で悲鳴をあげていた。
そして遂に、美奈子のビキニの下から美奈子の90pと言う16歳にしては大きすぎるバストが飛び出すと、観客が歓声をあげていった。
「ほらほらっ、飛び出てるよ!」知子は美奈子に胸が出た事を言うが、構わず揺さぶると美奈子のバストも大きく揺れていった。
「やっ・・やめでぇ・・ぐだぁざい・・」激しく顎を揺さぶられ、背中が反り返って苦しむ美奈子。更にバストを揺さぶられて観客に見られると言う事は、16歳の女の子には酷な事だった。
「ギブかぁ・・こらぁ・・・」知子の問いかけに、「ヌゥ・・ヌゥオゥ〜・・」と返す美奈子。
「だったら・・徹底的にやって私達の凄さを教えて教えてあげるよ!」と知子が美奈子を放して、髪を掴んで起こしていくと胸を揺らしながら起きていく美奈子。
その美奈子に、知子は「水着って剥いでもいいんだね!」とビキニを剥ぎ取ると、トップレス状態の美奈子をコーナーに振っていった。
ガスッ・・「うぐうっ・・・」コーナーに叩き付けられて力無く倒れ込む美奈子。
「ほらっ・・その胸を隠しなっ!」知子は剥ぎ取ったビキニを美奈子に投げつけると、距離を置いていった。
フラフラしながらもビキニを着けて巨乳を隠していく美奈子。
そして美奈子がビキニを着け終わると、知子は美奈子に張り手の連発でコーナーに追いつめていった。
パシッ・・パシッ・・「ひいっ・・あうっ・・」美奈子が悲鳴をあげると、「これならどうかしら!」と知子がヒザ蹴りをお腹に食い込ませていった。
グシュウゥゥゥ・・「うげえぇぇぇぇ・・・・」このヒザ蹴りに美奈子は堪らず口から胃液を吐き出すと、コーナーに座り込んでいった。
「あららっ、アイドルが汚い事しちゃダメでしょ・・・」知子が美奈子の髪を掴んで言っていくと、コーナーから麻衣が「もうっ!それよりトップレスになったんだから、終わりでしょ!」と叫ぶと、美奈子は恥ずかしさから涙目になっていった。
「少しは反撃してみろよ!」知子の問いかけに、美奈子は耐えていたが知子が美奈子を起こしてから自らパイルドライバーの体制にしていった。
「どうしたの?何かやったら・・」知子の言葉に、美奈子は「畜生っ!やってやるわよ!」と叫んでパイルドライバーを仕掛けていった。
しかし、知子が逆さまになると、その鍛えられた足で美奈子の頭を挟み込んでいった。
「えっ・・」驚く美奈子。しかし次の瞬間、美奈子の首に激しい痛みが走っていった。
「まったくダメな娘ねぇ!」知子はまさに倒立の様な姿勢で、美奈子の頭を足で挟むと、まさに逆ネックハンキングツリーの状態で美奈子を苦しめていった。
「ぶぐぐっ・・ぶぶっ・・・」以外な反撃で苦しむ美奈子。しかしこれも知子の自らの肉体をアピールする為の誘いであった。
更に知子が絞めていくと、美奈子の顔は青くなっていった。
「知子っ!失神させたらつまんないでしょ!」麻衣の言葉に知子が放すと、美奈子は力無くマットに倒れ込んでいった。
「美奈子ちゃん!」コーナーからあみが叫び声をあげると、知子が美奈子をコーナーのあみの所へ投げていった。
「私も交代しようかな?」知子も麻衣とタッチしていくと、麻衣がコーナーのあみに走っていった。
「アンタも喰らいなっ!」いきなり麻衣の強烈なラリアットを喰らわすと、あみはコーナーに叩き付けられて倒れていった。
その倒れているあみを起こすと、麻衣は「たいした事ないわねぇ・・」と、持ち上げてリングを一周して観客に自らの力強さをアピールしていった。
そしてヒザを出すと、一気にヒザにあみを落としていった。
「ぐぼおぉぉぉぉ・・・」ヒザにお腹が当たるように落とされて口から激しく嘔吐していくあみ。
放されたあみはお腹を押さえてリングを転げ回っていた。
「知子っ!そろそろトドメ刺しちゃおうか?」麻衣の問いかけに、知子も「いいよっ!やっちゃおうよ!」と返すと、知子が走り込んでいってコーナーでグッタリする美奈子を捕まえてリングに入れていった。そしてグッタリするあみを麻衣がヘッドロックで絞めると、知子も美奈子をヘッドロックで絞めていった。
そして一気に美奈子とあみの顔面を叩き付けると、二人ともグッタリとマットに倒れ込んでいった。
「知子、あみにも首吊り体験させてあげようよ!」麻衣の言葉に、知子は半失神状態のあみをネックハンキングツリーで吊し上げていった。
「じゃあ、私も・・・」麻衣も美奈子を捕まえて、胴締めスリーパーで締め上げていった。
もう反撃も出来ないあみと美奈子。
しかし攻めが続くと、まずはあみのビキニの股間が変色すると、失禁して小便を垂れ流していった。
そして美奈子も、麻衣の強烈なスリーパーに全身を痙攣させて失禁していった。
「汚いわねぇ!」知子も麻衣も叫ぶと、失神したあみと美奈子を放していった。
グッタリとマットに横たわるあみと美奈子。
あまりにも一方的な試合展開に観客は驚くか、あみと美奈子の失神した姿を見て歓声をあげていった。
「カンカンカンカン!」観客の歓声に後押しされて、ゴングが鳴り響くと麻衣も知子も失神した二人の顔を踏みつぶしてアピールしていった。
「私達って、試合となると徹底してやっちゃうから!今日はあみさんと美奈子ちゃんに悪いことしたわねぇ・・・」と知子がアピールすると、麻衣は拍手して観客を煽っていった。
デビュー戦とは思えないこの二人。まさに世界に通じていたからこそ、この堂々とした態度でリングで暴れられたのだろう!
試合が終わった控え室、知子と麻衣が話していた。
「大した事ないわねぇ・・・地下プロレスって言ったって・・アイドル相手なんて、身体も鍛えて無くて、可愛いだけじゃ・・」知子が言うと、「もっと強い相手と闘いたいわね!」と笑う麻衣の姿があった・・・・。
そうして第13回大会が終わりを告げていった。

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