第2試合(第1試合は事情によりありません)

そして金網に囲まれたリングでは岡崎友美が用意された椅子に座って次の対戦相手を待っていた。
一方、次の試合に出る戸向美奈子は控え室でそのT156B90W58H85と言う16歳でこの迫力ボディを白いビキニに身を包んで鏡の前でファイティングポーズを取ったりして笑顔を浮かべる美奈子。
今まで何度かこの地下リングに出たことはあったが、いつも痛めつけられるばかりだったが、今回は少しは練習したらしく、中学時代に学校でのプロレスごっこでは強かったと言う自信を取り戻したのか、自信ありげな表情で出番を待っていた。
「戸向、時間だ!」
突然にその美奈子を黒服が呼ぶと、美奈子は廊下に出てリングの待つ会場に歩き出していった。
「いいぞぉぉ・・・」「次は誰だぁぁぁ・・・・」
早くも榎元加奈子と友美の試合でヒートアップしている観客が美奈子の登場を待っていた。
その観客の歓声の中、美奈子は金網に囲まれたリングを目にして黒服に呟いた。
「きょ、今日の試合って・・・あの金網の中で・・ですか?」
不安がる美奈子に黒服の男は言い放った。
「そうだ。今日の対戦相手は強いが、お前も更に売れたいだろう・・・それに相手は二試合目だ。」
そして金網の中に美奈子を入れていった。
「えっ・・・」
一瞬コーナーで座る友美を見て驚く美奈子。
しかし友美が腰を気にしている様子を見て、もしかしたらと変な希望を抱き始める美奈子。
その美奈子のビキニ姿の格好を見て友美はカチンと来たようだった。
「何よその格好は・・・あなた、ここの試合を舐めてるの?」
友美が凄い形相で立ち上がると美奈子に近づいていった。
「なっ・・舐めてなんかないです・・・」
一瞬怯む美奈子。
「そんな格好で・・・試合中にオッパイが飛び出ても知らないわよ・・・」
美奈子の自慢のバストに視線を移しながら言い放つ友美。
「別に気にしてないです・・・それより、美奈子だってプロレスの練習してきて強くなったから、ケガしないように気をつけてくださいね!」
その可愛らしい頬を膨らませて友美を挑発していく美奈子。
たしかに表のプロレスならアイドルレスラーが実力派レスラーを可愛く挑発してボコボコにされても止めてくれるであろう・・・しかしここ地下プロレス、ましては金網デスマッチ的では・・・。美奈子はプロレス的に挑発したつもりだったのだろうが既に友美の視線は美奈子を睨んでいた。
「ケガですって・・・その言葉、そのまま返してあげるわ・・・オッパイだけのアイドルちゃん!」
コーナーでゴングを待つ友美。
そこにリングアナがコールを始めていった。
「第2試合〜・・対戦相手は巨乳アイドルの戸向〜美奈子〜っ!」
そのコールに笑顔で観客に応える美奈子。
「カァーン!」
そしてゴングが鳴らされると友美はコーナーから動かなかった。
対して美奈子はリング中央まで出ると、ファイティングポーズを取って友美を挑発していった。
「何なのよ・・・それ?」
友美もその美奈子にノーガードで近づくと、目の前で美奈子を睨み付けていった。
「なっ・・何って・・ファイティングポーズですよ〜だっ!」
目の前の友美のバストにパンチを打ち込む美奈子。
グニュ・・「どう・・パンチの痛さは!」
美奈子の顔が鋭くなると、続けてローキックからミドルキックと以外な攻撃を見せていく美奈子。
「何なのよ・・・その蹴りは?」
友美はダメージを受けていないと言う表情で、逆に美奈子のお腹に強烈なミドルキックを叩き込んでいった。
グシュ・・「うげえぇぇぇぇ・・・」
その柔らかい脇腹に友美の鍛え上げられた足からのミドルキックを喰らって美奈子は一瞬動きが止まって、口からは少し透明な液体を流していた。
「苦しいんでしょ・・正直に言いなさいよ!」
内心は苦しい美奈子に友美が言い放つと、美奈子も意地になって目の前に立っていった。
「くっ・・苦しくなんかないもん!」
また頬を膨らませて友美に迫る美奈子。
「ふんっ!ただの胸がでかいだけのアイドルが・・・場違いなのよ!」
友美の表情が険しくなると、次の瞬間にリングの上には頬を張る音が響いていった。
バッシーン!「なっ・・」
驚く友美の頬に張り手を入れたのは美奈子だった。
「胸が大きいだけのアイドルですって・・・だって・・美奈子はアイドルだもん!」
自慢のバストではあったが、胸だけと言う言葉が響いたのか美奈子が怒っていた。
バッシーン!「何ですって!」
友美もその美奈子の頬にお返しとばかりに張り手を入れると、美奈子がフラフラしていった。しかし倒れはせずに友美の前に立っていった。
いつもは痛めつけられている美奈子も、今日は意地を見せていた。
そしてお互いが正に女の闘いと言う感じで睨み合うが、突然友美が美奈子の髪を掴むと倒しにかかるが、美奈子も友美の髪を掴んで振り回そうとしていた。
「あなたみたいなアイドルなんて目じゃないのよ!」
叫び声をあげる友美。
「何よ!中途半端な有名人のクセして!」
美奈子も返すように叫んでいく。
しかし美奈子が頑張っても友美は鍛えているだけあって美奈子を倒すと、馬乗りを狙っていった。
しかし美奈子も藻掻いて馬乗りにされないように防いでいくが、友美の力の前に馬乗り状態を許してしまった。
「ふふふっ、結局は力の差なの・・・地下プロレスは!」
友美は笑みを浮かべて藻掻く美奈子を見下すように見下ろした。
「ううっ・・・うっ・・・・くっ・・くそう!」
美奈子は必死に友美を返そうとするが、鍛えられている友美とグラビアアイドルの美奈子では力が違ったので無理だった。
「ほらほらっ・・・強がったって・・・」
そう言い放つ友美が美奈子を動けなくすると、美奈子の両頬を叩いていった。
必死で藻掻いて逃げようとする美奈子。しかし友美も上手く美奈子の身体をマットに固定させていった。
「くっ・・・筋肉ばかり付けたって・・・男の人は相手にしてくれませんよ!」
馬乗りにされてもなお強がって言い返す美奈子。
「何が男よ・・・だいたい男って言う歳なの?」
そのまま美奈子の首筋を掴んでいく友美。
「けほっ・・けほっ・・ぐるしい・・・」
友美に喉元を掴まれて苦しむ美奈子。
「苦しいですって・・・その表情の方が可愛いんじゃないの!」
更に密着する様にして肘で美奈子の喉を潰していく友美。
バタッ・・バタバタバタッ!・・・「うぐぐぐぐっ・・・ううっ・・・」
喉を圧迫されて藻掻き苦しむ美奈子。
「ふんっ・・これからこういう娘が挑戦してこないために・・・見せしめにしてあげるわ・・・」
額から流れる汗も構わず、友美は馬乗り状態から立ち上がると美奈子の髪の毛を鷲掴みにして起こしていった。
「立つのよ・・・オッパイちゃん!」
いつもの友美なら、ここまでエキサイトしないが、腰の痛さも手伝って友美の残忍性が出ようとしていた。
そして起こした美奈子に早くもブレンバスターの体制になっていく友美。
「ふふふっ、固いマットにあなたの身体を叩き付けてあげる・・・」
そう言うと、美奈子を抱えて持ち上げるとリングを歩いていく友美。自らの鍛え上げた肉体を誇示するかの様に観客の目には映っていった。
「ふふふっ、マットより金網の方がいいでしょう!」
そう友美が言うと、一気に美奈子の背中から金網に叩き付けていった。
ガッシャーン!・・・「うぎゃああぁぁぁぁ・・・・」
力無く金網に叩き付けられてマットに倒れて藻掻く美奈子。
「まだよ・・・あなたの苦しむのは・・・」
友美はそう言うと、美奈子をまたも立たせていった。
「今度は投げ技ねっ!」
友美はそう言って美奈子を抱えると、一気にフロントスープレックスをきめようとするが、ここで美奈子がジタバタと抵抗を始めていった。
「こっ・・このうっ!」
その美奈子の動きと、友美の経験の無さから友美は投げの体制から崩してしまい、美奈子に上になられる形でマットに倒れてしまった。
「うぐっ・・」
今の倒れた衝撃で、腰にダメージを負ってしまった友美。
しかし美奈子も必死なのでその友美を俯せにしていくと、一気にキャメルクラッチを狙っていった。
「チャン〜ス!もらった!」
美奈子は一気に友美をキャメルクラッチに極めると、グイグイと力を入れて苦しめていった。
普段なら返せるであろう友美だったが、腰へのダメージで苦しんでいた。そして更に追い打ちをかけるように美奈子のキャメルクラッチで顔を苦痛に歪ませていた。
「ギブっ!・・ギバゥ〜ップ!」
調子に乗って攻めていく美奈子。
「くっ・・だっ・・誰がぁぁ・・・あんたなんかにギブなんか・・・」
腰に痛みを感じながらも友美が耐えるが、以外にも美奈子のキャメルクラッチは友美の腰へダメージを与えていたのだった。
「そらそらっ・・・おまけにこうだっ!」
更に美奈子は、自らが友美の腰に座っているがヒップを浮かせると、腰へ思いっきりヒップドロップ気味に圧力を加えていった。
「あぐうっ・・・・」
流石にこれには友美の表情が苦痛に歪んでいった。
「やっぱり苦しいんでしょ!・・・はっきり言いなさいよ!」
その友美の苦しむ表情に気が付いて美奈子が更に友美の顎に掛けている手を揺さぶっていった。
「くっ・・苦しいなんて・・・うっ・・・無いわよ・・・」
意外な美奈子の攻めに苦しみながらも、強がっていく友美。しかし額から大量の汗が流れていた。
「ギブって言えばいいのよ・・プロレスって言うのは!」
攻める美奈子も、力を入れているので背中と言い、その自慢の胸の谷間にも汗が光っていた。
「ぐうっ・・誰がアンタなんかに・・・ギブするかぁぁ・・・」
美奈子の言葉に、友美も腰へのダメージも気にせずに力ずくで返そうとしていた。
「なっ・・何しようって言うのよ・・・大人しく・・・わっ!」
しかし友美の全身の筋肉が盛り上がったかと思うと、何と攻める美奈子の身体を跳ね返してしまった。
驚きと友美の起きるので美奈子がリングに転がると、友美も腰を手で押さえながらロープを掴んで起きようとしていた。
しかし先に起きたのは美奈子で、まだビキニを気にして直す余裕もあるようだった。
「くっ・・力だけはあるわね・・・」
自ら仕掛けたキャメルクラッチを返されて内心はその力に動揺している美奈子。
「うぅっ・・腰が痛い・・・もしかしたら次の試合が限界かも・・・」
初めてこのリングで弱気な言葉を呟く友美。
「でも・・・このルールでリングに上がったんだから・・・」
しかし流石はその道のアスリートの友美。意地でも闘う覚悟のようだった。
そんな友美に構わずローキックを叩き込む美奈子。その自慢のバストを揺らしながら蹴りこむ姿に会場が沸いていった。
「くっ・・」
いつもなら効かないであろう美奈子の蹴りも、今の友美にしてはキツイ一撃のようだった。
(わっ、私の蹴りが効いてる・・・だったら・・・)
美奈子は内心、友美の苦痛の表情に打撃でいけるかもと思い始めていた。
「いくわよ〜っ・・・それっ!」
ロープに詰まる友美に対して友美は思いっきりパンチではなく、掌打で友美の顔面を狙って襲いかかっていった。
バシッ・・グシュ・・「うぐっ・・・」
以外にも非力な美奈子でも、掌底は効いているようで、友美は珍しく防戦一方になっていた。
この以外な試合の流れに、観客達は沸き上がって歓声をあげていた。
「いいぞぉぉ・・・美奈子ちゃ〜ん!」「初めて岡崎に勝つアイドルはお前だぁぁ・・!」
観客達の歓声を送る相手は、ほとんどが90pのバストを揺らしながら必死な表情で攻めていく美奈子へだった。
観客の声と、美奈子の掌打に押される友美は必死に顔面をガードしていくが、その友美の耳にある観客の声が届いていった・・・。
「戸向〜っ!そんなに上半身動かしたらオッパイ飛び出るぞ!」
その言葉に、友美は「ううっ・・そうねっ・・胸しか能のないアイドルに・・負けてられないわ!」と美奈子の掌打を気にもせず、ガードを下げると一気に美奈子の顔に反撃の掌打を入れていった。
バシィィィィ・・・「うぎゃああぁぁぁ・・」
一方的に攻めていた美奈子だったが、突然の反撃に掌打を入れられた顔を歪ませながらロープにもたれていった。
「さっきから調子に乗って・・・今から思い知らせてやるわ!」
友美がロープにもたれる美奈子の髪を片手で持つと、残りの手を弓を引くようなパンチの体制に持っていった。
「くっ・・負けないわよ!」
しかし美奈子も友美のお腹へパンチを先に入れたが、美奈子の表情が固まった。
「なっ・・何よ、この固さは!」
その美奈子の言葉を聞くと、友美が笑みを浮かべながら答えた。
「ふふふっ、これがあなたみたいなアイドルのプニプニしたお腹と、私みたいに鍛えられた者の差なの・・・わかる?」
フロントスリーパーに美奈子を捕らえると、重力によって垂れるビキニに包まれた美奈子のバストへヒザ蹴りを叩き込んでいった。
グニュ・・「いやあぁぁぁぁ・・・」
胸への強烈な痛みに悲鳴をあげる美奈子。友美が美奈子の首に回した腕を放すと、美奈子はマットにヒザを付いて俯せになって倒れてしまった。
「ふふふっ・・わかったかしら・・・それっ!」
更に俯せの美奈子の背中へストンピングを容赦無く叩き込む友美。
「うっ・・はうっ・・・ううっ・・」
友美のストンピングが叩き込まれるたびに、美奈子のバストはマットに潰されるようにひしゃげて潰れていった。
「それそれっ・・どんどんいくわよ!」
更に攻撃を続ける友美。
「あんっ・・ああっ・・」
背中を蹴られ、胸が潰されて苦しむ美奈子。次第に友美が蹴りこむと背中のビキニのブラのヒモの結び目が解けそうになっていった。
「ふふふっ、もうそろそろファンサービスも兼ねて、邪魔な物は取っちゃいましょう!」
そして友美が美奈子のブラに手をかけると、一気に剥ぎ取ってしまった。
「いやああぁぁぁぁぁ・・・」
俯せの体制から、必死に胸を隠そうとする美奈子。
しかし友美は美奈子の髪を掴むと起こしていった。
「その腕、いつまで隠せると思っているの?」
友美がニヤニヤして言うと、美奈子は黙って友美を睨んでいった。
「そう・・・だったらそのあなたの自慢のバストを壊してあげるわ!」
美奈子を無理矢理にロープと金網の間の空間に押し込むと、観客の方向を向けて金網に押しつけていった。
「いやああぁぁぁ・・・・イッタ〜い!・・・やめてぇぇぇ・・・」
次の瞬間、リング上には凄まじい美奈子の悲鳴が響き渡っていった。
そう、友美によって押し当てられた美奈子のバストが金網の網の間から搾り出されるように観客の方向へ潰されていった。
「ふふふっ、あなたの可愛いオッパイも今日が見納めねっ!」
そう悲鳴をあげる美奈子の耳元で友美が呟くと、金網に押し当てていた美奈子をリングに戻すと、今度は両腕を固定するように美奈子の腕をロープに絡めていった。
「なっ・・何するのよ・・・」
その90pのバストを揺らしながら怯える美奈子。
「何って・・・こういう事・・それっ!」
まずは友美のパンチが美奈子のバストに炸裂していった。
ブニュゥゥゥゥゥ・・「はうぅぅぅぅ・・・」
友美にバストを殴られて目に涙を浮かべる美奈子。
「どうなのよ・・・痛いの、痛くないの?」
答えがわかっていても、意地悪く友美は美奈子へ問いかけると、美奈子も意地になって胸の痛みを堪えていた。
「いっ・・痛くなんか・・・」
胸への激しい痛みに耐えながら、美奈子は必死に瞳に溢れる涙を堪えながら言い返していた。
「あら・・痛くないって言うの・・・・いいわよ!」
必死に痛みを堪える美奈子の様子を見ながら、友美は更にパンチを放とうとしていた。
その友美の握られた拳を見て怯えた表情を浮かべる美奈子。
「ふふっ・・・それじゃあ、今からあなたのバストを潰してあげるわ!」
友美がそう言うと、次の瞬間から激しい友美のパンチが観客の目に露わになっている美奈子のバスト目掛けて叩き付けられていった。
バシッ・・バシッ・・バシッバシッ・・ビシッ・・「はうっ・・ああんっ・・ああっ・・ううっ・・」
その90pのバストを殴られるたびにリングに響く美奈子の悲痛な叫び声。
友美のパンチが炸裂するたびに、その大きな美奈子のバストはゴムマリのように上下左右に大きく揺れると、次第に赤くなっていった。
「うああああっ・・・うわあっっ・・・」
もうバストへの強烈な痛みに堪える事も出来ずに泣き叫ぶ美奈子。
「可愛いわよ・・泣き顔も!」
更に激しさを増す友美の攻め。次第に美奈子の白かったバストも白から赤へ、そして紫色に変色して腫れていった。
「あああっ・・私の、私のオッパイがぁぁぁ・・・」
腫れていく自分の胸を見て泣き叫んでいく美奈子。
「それじゃあ、今度はお腹もいくわよ!」
そう友美が叫ぶと、更に動けない美奈子のお腹へも容赦のないパンチが叩き込まれていった。
ボシュ・・ガッ・・ドシュ・・ボシュ・・ドガッ、バシッ・・・。
泣き叫ぶ美奈子に構わずパンチを叩き込む友美。そして美奈子は悲鳴をあげていった。
「ああんっ・・・あうっ・・・はあんっ・・・ううっ・・・」
美奈子が悲鳴をあげていくが友美は攻め続けると、胸と同じくお腹も赤くなって、次第に紫色に変色していった。
「あうっ・・はああっ・・・うわああぁぁっ・・・・・・・ううっ・・うっ・・・」
更にに殴られていくと、悲鳴をあげていた美奈子が突然に静まると、頬を膨らませて黙っていった。
「どうしたのよ・・・ああっ・・そう言うことねっ!」
友美は理解したのか、美奈子のサイドに回り込むと一気に美奈子のお腹目掛けて強烈なミドルキックを叩き込んでいった。
グシュ・・「ぼげええぇぇぇぇぇ・・・・うええぇぇ・・・おえっ!」
そう、さっきまでのパンチ攻撃で美奈子は反吐を吐き出そうとしたが、必死に耐えていたのだった。
それを友美に悟られて、一気にお腹へ蹴りを受けて、その圧力に耐えられずにリングに激しく反吐を吐きまくっていった。
「汚いわねぇ・・・アイドル失格ねっ!・・・今度はプロレスラーにでもなったら・・・」
そう言うと、友美は反吐を口から流してグッタリする美奈子の髪の毛を掴んで言い放っていった。
「なっ・・何よぉぉぉ・・・まだまだぁ・・・よっ・・」
口から反吐と涎を流しながらも、必死に言い返していく美奈子。しかしもう反撃する力は残っているようには見えなかった。しかし観客は更に残酷な展開を期待して、金網に囲まれたリングに声援を送っていった。
「岡崎〜っ!今日は徹底的にやって見せしめにその巨乳ちゃんを潰してやれ〜っ!」
その観客の言葉に、友美は頷いていった。
「そうね・・・二度とこんなアイドルが挑戦しないように・・・」
そう友美が呟くと、さっそく美奈子の身体をロープから離すと、マットに倒して足を持っていった。
「あああっ・・・なっ、何するのよ・・・」
足を持ち上げられて怯える美奈子。
「何って・・・こういう事っ!」
一気に友美がサソリ固めを美奈子に極めていった。
バンバンバンっ・・「うぎゃあああぁぁぁぁ・・・いやあぁぁぁぁ・・・・」
足から腰、そして全身に走る激痛に激しくマットを叩いて泣き叫ぶ美奈子。
「あんたみたいなのが地下リングに上がったらどうなるか・・・今日はみんなに見てもらうわ!」
更に揺さぶって痛めつけていく友美。
「ああああっ・・・もうやめてぇぇぇ・・・ギブ、ギブアップ!・・・ギブします!」
泣きながらマットを叩いてギブアップをする美奈子。しかしこれで試合が終わるはずはなかった。ゴングも鳴らず、ただ歓声が飛び交うリングでは美奈子は泣き叫ぶだけだった。
「甘い事いってるんじゃないわよ・・・たっぷりと地獄を見てもらうわ!」
友美がそう言ってサソリ固めから美奈子を解放すると、美奈子はグッタリとマットに俯せになってしまった。
その自慢のバストを押しつぶしてグッタリと力なく倒れている美奈子。
「ふふふっ、もっと苦しい思いをさせてあげるわ!」
突然に美奈子の腰にヒップを押し当てて座っていく友美。
「あううっ・・・いやあぁぁ・・・もう・・許して・・」
そう哀願する美奈子の髪の毛を構わず鷲掴みにすると、友美は一気にヘアークラッチとも言うべく、美奈子の上半身を反り返すように髪を引っ張っていった。
「いやあああぁぁぁぁぁ・・・・」
またも大声で泣きまくる美奈子。キャメルクラッチと違って友美は口を押さえないこの技で、この試合の怖さを観客などに伝えようとしていた。
その大きな胸を揺らしながら泣き叫ぶ美奈子。
「そうそう・・泣き叫んでお客さんを楽しませてあげなさいよ!」
いつもと違い、友美が残酷な攻めをしていくと美奈子の泣き叫ぶ姿と一緒に観客は興奮していき歓声をあげていった。
「ふふふっ・・・苦しいでしょ・・・」
いくら美奈子が泣き叫んでも、友美は笑みを浮かべて攻め続けていった。
「あうううぅぅぅぅ・・・・許してぇぇぇ・・・」
あまりの激しい攻めに意識も薄らぐ美奈子。必死に許しを乞うように哀願するが友美はそんな事は聞き受けなかった。
しかし友美もこの試合だけではないので、もうそろそろ決着をつけようと考えると、一旦美奈子の髪を離してから立ち上がっていった。
そしてリングで倒れている美奈子を仰向けにしていくと、まずはそのまま無防備な美奈子のお腹へダブルニードロップを落としていくと、次の瞬間に美奈子の口から激しく血が混じり込んだ胃液などが噴き上がっていった。
「ぶべええぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・」
既に美奈子には戦意など残っている筈もなく、ただ身体を痙攣させてリングに倒れているだけであった。
「ふふふっ、そろそろお終いね!」
そう友美が言うと、一気に得意のアナコンダスリーパーの体制に持っていくと、美奈子の身体に絡んでいった。
「うぐぐっ・・・」
喉には腕が、腰回りには友美の鍛え上げられた自分のウエストと同じ58pの太股が絡められて美奈子は意識が遠のいていった。
そして時折抵抗を見せていた美奈子だったが、遂に痙攣し始めていた。
「あっ・・あっ・・ブクブクブクっ・・・・」
そして友美の残酷な攻めに、遂に美奈子は口から赤い泡を噴き出して失神してしまった。
「カンカンカンカン!」
その光景に、やっとゴングが乱打されて試合の終わりが告げられていった。
友美が美奈子を離して立ち上がると、美奈子は白目を剥いて仰向けにその大きな胸を露わにしながら倒れていた。
「ふんっ・・結構やったかも知れないけど、地下プロレスに出るような娘じゃないわねっ!」
更に美奈子をコーナーポストを挟んで両トップロープに足を絡ませて逆さ吊りにして観客達への見せ物としていく友美。
「・・・・・・・・」
当然観客の視線は集まるが、白目を剥いて失神している美奈子はそんな事を知る由も無かった。
観客達にガッツポーズを取る友美。しかしその友美に観客達が「岡崎〜っ!戸向のパンティも剥ぎ取ってやれ!」「アソコも見せてくれぇぇぇ・・・」と声が飛んでいたが、友美はそこまではしようとせずに、コーナーに戻って次の試合に備えようとしていた。
そして暫く美奈子の裸体が晒されてから、黒服の男達によって美奈子は退場していった。
「ふうっ・・結構疲れたわ。・・・次は誰かしら・・・」
友美は取りあえずは黒服から受け取ったタオルで汗を拭き取ると、口にスポーツ飲料を含んで喉の渇きを癒していった・・・・。
そんな友美が休息するリングにアナウンスが流れていった。
「ただ今の試合で、戸向美奈子選手の嘔吐物等が激しいために、リングの整備を行いますので5分の休憩ではなく整備が終わるまで岡崎選手には待機してもらいます。・・・そこで一旦控え室に戻って頂きますのでご了承ください。」
そのリングアナの言葉で、友美は金網リングから一旦出て控え室に戻っていった。
ガッチャ・・控え室に戻る友美。
友美は控え室に戻ると近くにあったベッドに横になると、競泳水着の上から激しくコールドスプレーを腰に吹きかけていった。
「うっ・・・冷たい・・・」
その冷たさに顔を歪ます友美。流石に一度痛めた腰が相当痛くなったのか、キツイようだった。
しかし控え室に戻るまでは堪えていたようだったが、1人になって苦痛の表情を浮かべていた。
そうしている間にも、黒服達によってリングの上では清掃がされていった。
そして15分は経ったであろうか、控え室の友美の元に黒服が呼びにいった。
「出番だっ・・・早く出てこい!」
その声に友美は気合いを入れて金網に囲まれたリングに歩き出していった・・・・。
果たして、次の対戦相手は誰だろう・・・そう友美は考えながらリングに向かっていった。



第3試合

この大会が始まる数ヶ月前、都内某所のホテルの一室で謎の男とある女性が話し合いをしていた。
「ふふふっ、最近はテレビにも出ていないが、調子はどうなんだ・・・」
そう、謎の男とテーブル越しに向かい合っているのは、かつて女子バレーボールで活躍していた益子直実だった。
「まあまあですね・・・。でも、身体を動かすのは好きですから、今でも週3日はジムで汗を流しています・・・」
寂しそうな表情を浮かべながら直実が答えると、謎の男の表情に笑みが浮かんでいった。
(ジムで汗を流している・・・そうか、まだ益子の身体は鈍っちゃない・・・)
謎の男は少し考えてから口を開いていった。
「もし君さえよければ、その身体を利用して大金を手にしてみないか?」
その言葉に驚く直実。
「たっ・・大金って・・何ですか・・?・・・まさか身体でも売れとか言うんじゃ・・・」
やっと笑みを浮かべる直実。
「ふふふっ、それもいい考えかも知れないが、率直に言おう。・・・プロレスだ。」
謎の男の口が開いた。
「プ・・プロレス・・・私がですかぁぁ・・・」
その言葉に驚きの表情を隠せない直実。
「そうだ・・・よければ私が君のその身体能力から、色々と教え込んでやろう・・・」
そう言うと、直実は考え込んでいった。
「まぁ、無理もないが、そのリングではアイドルからスポーツ選手、さては男対女が闘う試合もあって、そこでのファイトマネーは一試合あたり、最低でも100万円。更に多くなるのが通常だ。また、医療設備も整っていて、凶器・反則でケガをしても、大体の場合は大丈夫だ・・・」
その熱のこもった男の説明に、直実は次第にリングへ上がる決意を固めていった・・・。
それから三ヶ月後、直実はリングに立っていた。
信じられないくらいレスラーとして上達していった直実。
「いい調子に仕上がってきたな。・・・ここでその地下リングに上げてもいいかテストをする・・・」
謎の男の言葉に驚く直実。
「テッ・・テストって・・・誰と闘うんですか?」
額に浮かぶ汗をタオルで拭きながら聞く直実。
「明日、ここで実戦スパーリングをやってもらう。君は今まで私が教え込んだ技を出せば勝てる・・・そして君は、地下リングで女子最強を目指してみろ!」
男は言った。
そして翌日、直実はアスリートらしく黒色の競泳水着に鍛え上げた身体を包んでリングに立っている直実。
「お前かぁ・・・今日の獲物は!」
突然リングサイドに姿を現したのは、かつて岡崎友美を苦しめた冬木広道だった。
「なっ・・男と試合するの!」
驚く直実。女子としては175pという身長は高いが、冬木の前ではやはり女子だった。
「おいっ、カメラをしっかり回しておけよ!」
その光景をカメラで撮り続ける参謀格の男と黒服達。
そしてリング上で向かい合う二人。
「カァーン!」
突然リングに響き渡るゴングの音。
初めての実戦形式のスパーリングが始まって戸惑う直実。しかし冬木は容赦しなかった。
「あああああああああっ・・・」
得意の地団駄を踏むパフォーマンスをすると、突然直実に走っていく冬木。
バシィィィ・・・・「うわあぁぁぁ・・・・」
突然に冬木のラリアットを顔面に喰らって場外に転落する直実。
「何だよ・・大した事ねぇぇなあぁぁぁ・・・」
ニヤニヤしてリング下の直実を見る冬木。
「なっ・・何よ・・やってやろうじゃないの!」
遂に直実の心に火が付いたのか、今のラリアットで鼻から血が流れると、その血を拭ってリングに上がって冬木と向かい合う直実。
「ぐふふふっ・・タップリと楽しませてもらうか!」
またも直実に突進する冬木。
しかし、次の瞬間に冬木の顔面に衝撃が走った。
バシィィィ・・・「ぐわあぁぁぁ・・・」
突然倒れ込む冬木。そう、直実が得意の跳躍力を利用して打点の高いドロップキックを冬木の顔面に炸裂させたのだった。
完全に油断していたために、冬木は大の字になると直実は起こしてから、髪を掴んでその長い脚から出す強烈なニーリフトで冬木の胸板を貫いていった。
ドボッ・・「ぐはっ・・」
更に続く直実の攻めに顔を歪ませる冬木。
「遠慮しないわよ・・・あんたプロなんでしょ!」
直実もその気になっているのか、その冬木の前で一気に飛び上がると、立ち上がった冬木の脳天目掛けて強烈な脳天チョップを叩き込んでいった。
グキッ・・「うわっ・・・ううっ・・うっ・・・」
その直実の怒濤の攻撃の前に悶絶して倒れ込む冬木。
「あらあら、それなら極め技も仕掛けさせてよね!」
倒れた冬木の足を取ると、なんと直実は一気に完璧なSTFを極めてしまった。
「うぐうっ・・・がはあっっっ・・・」
冬木はこの攻撃には堪らず苦痛の声をあげていった。
「どうっ・・足と首が痛いならギブしなさいよ!」
グリグリと攻め込む直実。
「ぐはあぁぁぁぁ・・・誰がぁぁ・・・」
言い返す冬木だったが、次第に直実の腕が冬木の顔面をロックして極めていくと、冬木の手は直実を叩いていた・・・タップしたのだった。
「カンカンカン!」
そこで謎の男がゴングを鳴らした。
「ふふふっ、冬木。どうだ、益子の仕上がり具合は・・・」
そう言われて冬木は、緊張した表情で呟いた。
「イタタタタッ・・・・強いよ、お前!・・・でもよぉ・・最後の技は腰に悪いよ・・・今日は俺の負けだ!」
以外にも、謎の男の前と言う事もあって直実に負けを認める冬木。
そしてその経験を経て、その直実も遂に友美も上がっていった地下リングへこの一ヶ月後、更にトレーニングを積んで上がって行くことになった・・・。

控え室から金網に囲まれたリングに上がっていく岡崎友美。そしてコーナーに寄りかかる様に友美が苦痛の表情を時折浮かべながら立つ友美。
「次の相手は・・・誰かしら・・・アイドル?」
そう友美が考えていると、遂に友美の前に現れたのは、益子直実だった。
「えっ・・・あなたが次の相手・・・」
驚きの表情を浮かべる友美。
「そうよ・・・岡崎さん。この試合であなたの連勝を止めるわ!」
直実も自信を持ってリングに上がっていった。
二人が見つめ合うと、観客達の頭上から大きな映画のスクリーンの様なものが降りてきた。
「ここで、本日デビューする益子選手のスパーリングの様子をスクリーンに流しますので、皆様御覧ください。」リングアナのアナウンスに観客達がスクリーンに注目する。
そこには、この前の直実と冬木の闘う様子が映し出されていた・・・。
そして直実が冬木に勝って映像が終わると、コーナーでその映像を見つめていた友美は内心、驚きを隠せなかった。
何故なら、前に冬木とは闘った事があったが、さすがの友美も大苦戦しての勝利だったが、デビュー前の直実が正に秒殺試合できめてしまった事実に驚いていた。
そうしている間に、黒服達が金網の一面を外していた。
リングを囲む金網、その四面あるうちの一面の金網を外して、コの字のようにしていくと、友美は驚いていたが、直実はニヤニヤとしていた。
「第3試合、対戦相手は〜っ、益子直実〜!」
リングアナがコールすると、続いてゴングが鳴らされていった。
「カァーン!」
観客達はゴングと同時に一斉に地下リング初の女性アスリート対決に歓声をあげていった。
しかし友美はコーナーから動かないと、直実はリング中央に出ていって友美に「どうしたのよ・・・顔色が悪いわよ!」と言うと、友美の出方を待っていた。
身長175pの直実と、163pの友美。身体的に初めて上回る女性相手に友美も慎重になるが、更に友美は腰も痛めていたので、それを悟られないように必死だった。
「どうしたのよ・・・試合は始まったのよ!」
直実が友美に手招きするが、友美は応じずにコーナーに寄りかかっていた。
(少しでもダメージを回復しなきゃ!)
内心、アイドル相手なら一気に行こうと思っていた友美だったが、相手は同じくアスリートの直実だったので、少しでも腰のダメージを回復させようとしていたが、その様子に直実が気が付き始めていた。
「どうしたのよ・・・顔色が悪いって事は、何処か調子が悪いのねっ!」
直実が距離を詰めると、その鍛えられた上半身から素早いパンチを友美に放っていった。
シュ・・・シュシュ・・「うっ・・うわっ・・・うっ・・」
直実のパンチに苦悶の表情を浮かべる友美。
しばらくパンチを放つが、返してこない友美の姿に直実はコーナーに下がっていった。
「どうしたのよ・・・打ち返してこないの?」
そう言う直実に、友美もコーナーへ出ていった。
友美としては、腰のダメージを悟られないようにと直実に近づくが、直実は更に上をいっていた。
アップライトに構えて、まさにタックルを仕掛けてくださいと言う構えにすると、近づく友美に近づいた。
(うっ・・・でも、ここはタックルに・・・。私よの胴回りが細そうだし・・・)
友美は内心、躊躇したが一気にタックルを仕掛けていった。
「うりゃああぁぁぁ・・・」
突然に気勢をあげてタックルを仕掛けていく友美。
内心、作戦通りと喜ぶ直実だが、一応は力を入れて友美のタックルを受けていった。
ガッチリと直実の身体に腕を回していく友美。
「どうしたのよ・・・もっと力を入れてみなさいよ!」
実は腰が痛くて踏ん張れない友美に上から言い放つ直実。
「うっ・・・ううっ・・・」
その言葉に言い返せず、ただ黙って組み付く友美。
「それなら、コッチからいくわよ!」
組み付いている友美の背中に強烈なチョップを打ち込む直実。
ドカッ・・「ぐはっ・・・」
その鍛え上げられた上半身から繰り出される直実のチョップ攻撃に、友美は一瞬息を詰まらせると、直実の身体に回した腕の力を抜いてしまった。
「なによ・・・大した事ないわねっ!」
その友美に、容赦無くヒザ蹴りを入れていく直実。
グシャアァァァァ・・・「うぎゃああぁぁぁ・・・・」
長身から繰り出されたヒザが友美の顔面を襲うと、堪らずに友美はリングに崩れていった。
「ふふふっ、いくわよ!」
そう呟くと、リングに崩れた友美の背中にストンピングを叩き込む直実。
「ぐはっ!・・・ううっ・・・はああんっ・・・」
その攻撃に悲鳴をあげる友美。
さすがに連続した試合に苦しいようだった。しかし直実は容赦なかった・・・。
「立ちなさいよ!」
このデビュー戦に芸能界復帰を賭けているのか、直実の視線は鋭かった。
その直実が、友美を起こすと思いっきりロープに振ると、ロープから勢い良く返ってくる友美の胸板に強烈なドロップキックがまたも炸裂していった。
バシィィィ・・・「いやあぁぁぁぁ・・・」
いつもと違って弱々しい悲鳴で倒れていく友美。
「まだよ・・・今日は徹底的にやって勝ってあげるわ!」
その友美の弱気な姿勢を見て、直実はまたも立たせていった。
(こっ、腰の踏ん張りが・・・どうしよう・・・)
腰の痛みが気になって試合に集中出来ない友美。
しかしそんな友美の事を気にせずにまたも直実はロープに友美の身体を飛ばしていった。
グイィィィ〜ン!・・・・「ぐはっ!」
思いっきりロープに飛ばされ、固いワイヤーが芯に詰まっているロープが腰に当たって表情が苦痛に歪む友美。しかしそんな事を考える暇も与えずにまたも直実の目の前に走っていった・・・。
「うりゃああぁぁぁ・・・・」
オーバーな掛け声と共に友美にドロップキックを放っていく直実。
その強烈な蹴りに友美はまたもリングに転がって悲鳴をあげていた・・・。
しかし、今度は勢い余ってリング下に転落してしまった。
そう、この試合からは金網がコの字になるようになっていて、その一面からリング下に友美は落ちてしまったのだった。
「うううっ・・・・腰が・・・」
思わず腰に手をやって苦しむ友美。
その友美をリング上から疑う様に見つめる直実。
(やっぱりねっ!・・・・何処かおかしいと思ったら・・・)
そう、直実は友美の動作に疑いをかけていたが、腰を押さえる友美の姿に腰を痛めていると言う確信を得たようだった。
「やっぱり・・・そうことだったの・・・。だったら徹底的にいくわよ!」
そう直実は呟くと、リング下に降りていった。
「ううっ・・・」
苦しむ友美の声。
「立つのよ!」
そして友美の髪を鷲掴みにして立たせていく直実。
そして友美を立たせると、直実は思いっきり勢いをつけて友美の身体をリングサイドの観客の目の前の鉄柵に叩き付けていった。
ガッシャーン!・・・「うぎゃああぁぁぁぁ・・・・・」
鉄柵に振られて、倒れ込むように背中から鉄柵に激突して藻掻き苦しむ友美。
「噂より弱いんじゃないの・・・」
そう言いながら友美を起こす直実。
しかし友美もアスリート勢では地下リングでトップと言う自信からか、腰の痛みを我慢して直実の足にまたもタックルを仕掛けていった。
「負けるかぁぁぁ・・・」
しかし気勢をあげて組み付いた友美だったが、勢いがなく直実に踏みとどまられてしまった。
「これがタックルなの?・・・今度はこっちの番よ!」
またも友美の背中にチョップを打ち落とす直実。
バシィィ・・「ぐわあぁぁぁぁ・・・」
痛々しくヒザをついて苦しむ友美。その口からは透明な涎が流れ出していた。
「腰が痛いんでしょ・・・あなた!・・・だったら泣き叫ぶまで徹底的に攻め込んであげる!」
直実が苦しむ友美に組み付くと、友美の身体を持ち上げてアルゼンチンバックブリーカーをきめていった。
「ぐはあぁぁぁぁぁ・・・・」
腰に激痛が走って苦痛に顔面が歪む友美。しかし直実は容赦しなかった。
「ふふふっ、効いているようねっ!・・・でも苦しいのはこれから・・・」
そのまま上下に揺さぶって友美の腰を痛めつける直実。
そしてそのまま鉄柱近くまで友美を抱え上げて持っていくと、そのまま友美の腰が鉄柱に激突するように直実は叩き付けていった。
ゴッキーン!・・・「ぎゃああぁぁぁぁぁ・・・・腰がぁぁぁぁ・・・」
思わず観客の目も気にせずに悲鳴をあげて叫ぶ友美。
「ふふふっ、痛いなら泣かしてあげるわ・・・もっとねっ!」
以外にも残酷な攻めをしていく直実。
そのまま友美の腰をまたも鉄柱に叩き付けていった。
「うぎゃああぁぁぁぁ・・・ああっ・・・腰・・・腰がぁぁ・・・」
いつもは相手を倒していくはずの友美が、今日は悲鳴をあげさせられている光景に観客は歓声をあげていった。
その声に直実は、もっと観客を喜ばせようと変なプロ根性を出して友美の身体をリング下のマットに落としていった。
グシャァァァ・・「がはっ!」
その衝撃に悶絶する友美。
やはり、さすがの友美でも連続の試合はキツイようで、前の試合で戸向美奈子を必要以上に攻めて体力を使ったようだった。
しかし、直実の攻めは続いていったのだった。
そのリング下に倒れている友美のお腹目掛けて、バレーで鍛えた跳躍力を使って飛び上がると、一気にヒザ爆弾を落としていった。
「ぐぼっ!」
直実の鋭いヒザが友美のお腹を直撃すると、さすがに鍛えている友美の腹筋だったが友美の口からは胃液がこぼれだしていた。
「以外としぶといのねっ!」
直実は更にストンピングで友美を攻め込んでいった。
そして今度は、起こしてからボディスラムの体制で友美を持ち上げていく直実。
「今日は私のデビュー戦・・・そしてあなたの、岡崎さんの引退試合にしてあげる!」
今度は走り込んで、リングを囲む金網に背中から叩き付けていく直実。
ガッシャーン!・・・「ひいぃぃぃ・・」
背中からと言っても、腰にもダメージを受けて苦痛にその表情を歪ましていく友美。
「ううっ・・・負けない・・・」
しかしまだ苦しんでも手を伸ばして立ち上がろうとする友美。
その友美を無理矢理にリングに入れていく直実。リング上にはその直実に無理矢理に上げられて友美が倒れたまま苦しんでいた。
「あなたの腰が何時まで持つかしら・・・ふふふっ・・・」
倒れている友美の両脚を持つと、直実が一気にステップオーバーして逆エビ固めを極めていった。
グキィィィ・・・「ぎゃあああぁぁぁ・・・・ダメェェェェェ・・・・壊れるぅぅぅぅ・・・」
初めてリング上で見せる友美の必死に悲鳴を叫ぶ姿。
それもそのはず。ただでさえ痛めている腰を徹底的に攻められ、更に逆エビ固めを極められては友美もたまったものではなかった。
しかしこれで直実の攻めが終わった訳ではなかった。その逆エビ固めを極めている状態から更に自らのヒップの位置を悲鳴をあげる友美の後頭部付近に持っていき、まるで友美の身体がコの字になる様な形にしていった。
けっして柔らかくなく、筋肉質に近い友美の身体がこの状態になっていると言う事は、友美は強烈な痛みを全身・・・特に腰に感じていた。
(も、もうダメかも・・・知れない・・・)
あまりにエゲツない程の直実の逆エビ固めに、友美は意識を朦朧とさせてきていた。
「ほらほらっ・・・ギブアップって言えば楽になるわよ!」
そんな友美の心を読んでいるのか、直実は友美の髪を握りしめてグイグイと揺さぶると、屈辱感を与えていった。
「ううっ・・・がはあぁぁぁ・・・ううっ・・・」
ここまでされると、友美は遂に狂ったようにマットを両手で叩いて悲鳴をあげていった。
バンバンバン・・・バンバン・・「あああっ・・・ひいぃぃぃぃ・・・腰がぁぁぁぁ・・・壊れちゃうぅぅぅぅ・・・」
その激しくマットを叩いて悲鳴をあげる友美の姿に、リングを囲む観客達は歓声をあげていく。
リング上の直実の攻めで、まさにスケート選手が表の姿の友美の選手生命が奪われてしまうかも知れない光景に歓声をあげる観客の光景は、まるでローマ時代の人間と猛獣を闘わせたと言うコロシアムの光景の様だった。
「ふふふっ、これで終わりにはしないわ・・・岡崎さん!」
直実は、友美の腰が砕ける前に技を解くと、グッタリとマットに倒れている友美を見つめていた。
「ぐぐぐっ・・・ううっ・・・・」
あまりの激痛に這ってロープに手を伸ばす友美。
グイッ・・「はあんっ!」
しかしその友美の手の甲を、直実はニヤニヤしながら踏み付けていった。
「どうしたのよ・・・これで終わり?」
意地悪く直実が友美の手を踏みにじっていくと、友美の顔が更に苦痛に歪んでいった。
(こ、腰さえ痛くなければ・・・)
友美も苦痛に顔を歪ませながらも、直実への反撃を考えてはいたが、腰へのダメージが多くて耐えるのが精一杯だった。
「また場外で可愛がってあげるわ・・・・」
直実が呟くと、友美の手を踏んでいた足を退かすと、またも友美をリング下に蹴り落としていった。
「あうぅぅぅぅ・・・・くっ・・・」
リング下に落ちた衝撃で、腰を押さえてうずくまる友美。
その姿に油断したのか、直実は余裕の表情でリング上から友美の苦しむ姿を見ていた。そして歓声が沸き上がると、直実は観客に向かって両手を挙げてその歓声に応えていく余裕だった。
「ス・・スプレーは・・」
その間にも友美は必死にリング下で腰に吹きかけようと言うのか、コールドスプレーの缶を捜していった。
そして偶然にもスプレー缶を見つけると、友美は必死に腰に吹きかけていった。
シュウウウゥゥゥゥ・・・・「・・ううっ・・うっ・・・」
勢い良くスプレーを吹きかけて、思わずあまりの冷たさに顔を歪ます友美。少しはその冷たさで腰のダメージが回復したかに見えていたが・・・。
「何やってるのよ!」
その友美の姿を見て直実がリング下に降りてきた。
「・・・・・・・・」
無言で直実を見つめる友美。
「素直に負けなさいよ・・・それっ!」
そして直実が友美を攻めようとした瞬間・・・。
シュウウウウウゥゥゥゥゥ・・・・・「ぎゃああああぁぁぁぁぁ・・・・目がぁぁぁ・・・目がぁぁぁぁ・・・」
突然リングサイドに響き渡る直実の大きな悲鳴。
そう、友美が反則だが直実の顔面目掛けてスプレーを噴射したのだった。
「反則だって何だって構わないわっ!」
友美はフラフラしながらリングに戻ると、必死にコーナーに寄りかかってダメージの回復に努めていった。
「ああっ・・・何よ・・・目が痛い・・・ああっ・・・」
突然の反則攻撃に弱々しい言葉を吐きながらリング下で藻掻く直実。やはり反則までは教えてもらっていなかったのか、ここは友美の方がキャリアの差で勝っていたのだった。
しかし友美の腰のダメージはまだ大きかった。しかし友美としては直実がリングに戻るまでは回復を少しでも出来ると考えていた。
そして場内が騒然とする中、直実も瞳から涙を流しながらもリングに戻ると、今度はアップライトに構えてコーナーの友美に距離を詰めていった。
またもタックルを誘うようかな直実の構えに、友美も同じく両手を上にする同じ構えにして前に出ていった。
お互いが無言のまま殴れる距離になっていくと、二人はそのまま向かい合っていった。
地下プロレスと言っても、スポットライトにリングが照らされている事には違いなくリング上は観客席より温度は高かった。
そのリングで構え合って見つめ合う二人。静かなリング上では額から汗を流し合う二人のアスリートの姿があった。
そして首筋にも流れていく汗。そんな中、先に手を出したのは以外にも友美だった。
シュ・・・素早いジャブを出すと、以外にも直実の顔面にクリーンヒットしていった。
「いやっ・・」
初めてリング上で顔を殴られて、いくら地下リングに上がったと言っても女性であるには変わりない直実は、顔を殴られた衝撃で引いてしまった。
「何よ・・・さっきから威勢が良かったクセに!」
今度は逆に友美が一気にフックなども入れて攻め込むと、直実はガードを固めてコーナーに追いつめられてしまった。
「やっぱり・・・経験の差なのよ!」
更に激しさを増していく友美の攻め。
逆にコーナーを背にして必死にガードする直実。腰を痛めているとは言え、友美も普通の女性に比べれば筋トレで鍛えていたので、その拳が直実の脇腹などに決まる度に直実の表情が歪んでいった。
「ふふっ・・苦しいんでしょ・・・ガンガン行くよ!」
友美がここで勝負に出たのか、直実へ激しく殴りつけると、直実がコーナーに座り込んでいってしまった。
「ううっ・・・痛い・・・」
やはり友美に比べて肉付きが少ないので、パンチは効いてきたのであろう。
「痛いんでしょ・・・もっと苦しませてあげるわ・・・」
友美がコーナーに直実の顔面を固定するように髪を掴んでいくと、その自慢の足で顔面を狙ってヒザ蹴りを出そうとしていた。
「これから地下プロレスの怖さを教えてあげるわっ!・・・まずは顔を潰して上げる!」
一気に直実の顔面目掛けてヒザ蹴りを出していく友美。
「うわっ!・・・」
しかしバレーで鍛えた反射神経から、直実が頭を動かすと友美のヒザは直実の顔面ではなく、その後ろのコーナーに突き刺さっていった。
「イタッ・・ああっ・・・あああっ・・・・」
せっかく反撃に転じた友美だったが、ヒザを思いっきり出して自爆して、ヒザを押さえて倒れ込んでしまった。
「地下プロレスの怖さですって・・・」
ヒザを痛がる友美をまたもリング中央に出していく直実。
「うっ・・・・くっ・・・・」
ヒザの痛みと、髪を掴まれての痛さに顔を歪めてリング中央に連れて行かれる友美。
その友美の首に突然に直実の腕が絡みついていった。
「そろそろきめてあげるわ!」
そう直実が叫ぶと、立たせたまま下を向かせてフロントスリーパーを極めていった。
「うぐぐっ・・・ううっ・・・」
必死に直実に組み付こうとしても、首をきめられて呻き声の様な悲鳴をあげる友美。
「ほらほらっ・・・だんだん意識が遠くなっていくんでしょ!」
直実が絞めながらも言い放つが、友美も何とか逃げようとするが、直実の腕に捕まったままだった。
しばらくその状態が続くと、直実も友美も競泳水着もそうだが、腕や背中などを含めて汗が大量に流れ出していた。
直実も絞め落とそうと力を入れているし、友美も逃げようと力を入れている状態で、リングの上はライトで暑くなっている。この状態ではお互いが汗だくになるのも仕方が無かった。
しかし、そこで試合の流れに変化が出てきたようだった。
「ほらっ・・どうなのよ!・・・はぁ・・はぁ・・ギブしなさいよ!」
直実は額からも汗を流して攻めるが、息が上がってきているようだった。
そう、初めての地下プロレスデビュー戦の緊張からも、現役から8年も遠のいていたのでスタミナ面では友美に明らかに差をつけられていたが、遂にその現役アスリートと元アスリートの差が観客の目にも分かり始めていたようだった。
「ギブなんて・・・誰が言うって・・・あんただって息が上がってるんじゃないの・・・」
そう、友美もギブを促す直実の息の荒さに気が付いたようで、逆転の期待を大きくさせていった。
「何いってるのよ・・・・あなたの負けよっ!」
内心は息の上がってきたのを気が付かれ動揺している直実。
そこへ一気に腰の痛みも我慢して友美が一気に直実の身体を押し込んでいった。
「なっ・・何するのよ!」
驚く直実だったが、驚異的な下半身の持ち主の友美の馬力に押されてしまってコーナーに押し戻されてしまった。
そして友美は、直実をコーナーに押しつけると首に絡まっていた腕の力が抜けているので、何度も直実の身体をコーナーとの間に押しつぶすようにタックル気味に潰していった。
グシュ・・ググッ・・・「あうっ・・はあああっ・・・あぐぐっ・・・」
何度も友美のタックルとコーナーにボディを潰されて顔を苦痛に歪めていく直実。
「さっ・・さっきからよくも・・・私の腰を・・・」
タックルを決めながら呟く友美。
そして遂に、直実はタックルを喰らうとコーナーにお腹を押さえて座り込んでしまった。
「うううっ・・苦しい・・・」
コーナーで弱きな言葉を吐き出す直実。
「苦しいって当たり前でしょ・・ここは普通のプロレスじゃないの・・・もっと苦しませてあげるわ!」
友美は更に、座り込む直実の顔面へ強烈な蹴りを打ち込むと、グッタリする直実の身体を起こしていった。
「いい上半身してるじゃないの・・・」
そしてフラフラする直実の胸板に強烈な水平チョップを打ち込む友美。
バシィィィ・・「あうっ・・・」
友美のチョップ攻撃にロープに飛ばされる直実。しかしその勢いを付けて逆襲に出ていった。
「まだまだ負けないわぁぁぁ・・・」
そう叫ぶと、逆に友美の顔面にエルボースマッシュを放つ直実。
グシャ・・「あぐうっ・・・」
次の瞬間、友美の苦痛の声がリング上に漏れると、友美の口から赤い筋が伸びて水着の胸の膨らみの部分に垂れていった。
友美の口の中に広がる鉄の味・・・。
さすがはバレーで鍛えていただけあって、素早い腕捌きから出るエルボーの直撃を受けて、友美は口の中を切ってしまっていた。
「これで終わりじゃないのよ!」
更に続けて直実が肘で友美を襲っていくと、友美も何とか立ってはいたが、顔を腫らされて苦しそうだった。
しかし友美も鍛えている自慢の下半身から反撃に転じようとしていた。
バシィィ・・「調子に乗らないでよ!」
友美の大きな声と共に、ローキックが直実の足を直撃していった。
「あぐっ・・」
思わず攻める手を止めてしまった直実。綺麗な蹴りではないが、重みのある蹴りに直実も驚いていた。
「以外と細い足してるのねっ!」
更に襲っていく友美のローキックの嵐。
バシッ・・バシッ・・「ああっ・・・何よ・・・太い足のクセに!」
ローキックの連発に逃げまどう直実。
直実も必死にジャブと言うか、パンチらしいのを出すが友美は構わず蹴りで攻めると、直実の白い脹ら脛や、太股の外側などが赤くなってきていた。
「動きが止まってきたわねっ!・・・サンドバックにしてあげる!」
蹴るときに腰を捻ると痛さが響く友美だったが、ここはチャンスと直実に蹴りを入れていった。
「うぐっ・・はうっ・・・ああっ・・・」
これには直実はフラフラしてロープに逃げるしかなかったが、もう直実の太股などは赤ではなく、紫色になっていっていた。
内出血するほどダメージを受けた直実は、苦痛の表情でロープを掴んでいるが、友美が一気に走り込むと勝負に出ていった。
「倒れなさいよぉぉぉ・・・」
そう叫びながら友美がスライディング気味に倒れ込んで直実の足に足を絡めてカニ挟みにして倒していった。
「いやあぁぁぁぁぁ・・・」
これには悲鳴をあげて倒されてしまった直実。
「グラウンドでは打撃は出来ないでしょう!」
直実の得意の上半身からの攻撃を止めていく友美。ここは地下プロレスでの経験の差からであろう。
「くっ・・何よ・・」
倒された事で、打撃勝負で試合を進めようと思っていた直実は焦って這うように逃げようとすると、友美が背後から迫っていった。
「寝ている時の打撃って言うのも教えてあげるわ!」
友美は俯せになる直実の肩とヒップを隠す水着の布を掴むと、無防備になって晒される直実の脇腹を狙っていった。
「ひっ・・何するのよ・・・」
この体制になって怯え始める直実。
「こういう事・・・いくわよっ!」
一気に右足を折って天井に向けて足を上げていくと、一気に直実の脇腹に鋭いヒザ蹴りを落としていった。
グシュ・・「ぐぼおおうぅぅぅ・・・・・」
この強烈なヒザ蹴りにはさすがの直実も口から激しく反吐を吐き出してしまった。
ビチャビチャビチャ・・・リングに吐き出されていく直実の嘔吐物。しかし友美は鼻をつくその臭いも気にせずにもう一発ヒザ蹴りを狙っていった。
「苦しい・・・何よ・・・」
その事に気が付かずにただ苦悶の表情で苦しむ直実。
「もう一発いくわよ!」
更にヒザを入れていく友美。
ガシュ・・「うげええぇぇぇぇ・・・・」
またも脇腹に強烈なヒザ蹴りを受けてグッタリと倒れる直実。口からは更に反吐ではなく胃液が流れ出していた。
観客達もその直実の姿に勝負がついたと思ったが、直実の目はまだ死んではいなかった。
「もうそろそろ寝かしてあげるわ!」
友美はトドメにと得意のスリーパーを狙うが、脇腹への蹴り攻撃で苦しんでいた直実が突然反撃に出ていった。
「うわああぁぁぁぁぁぁ・・・・」
突然に叫び声をあげて腕を振り回す直実。
「何よ!」
友美もその直実に驚いて立ち上がると距離を取っていった。
「ああああっ・・・うわあぁぁぁぁ・・・」
直実も必死に叫びながら立ち上がると、友美に対して構えるが、脇腹へのダメージは大きいらしく、片手では脇腹を押さえていた。
「その執念は凄いけど・・・痛いって事はわかってるの!」
友美は立ち上がった直実に容赦せず、またもローキックで攻めていった。
バシッ・・バシッ・・今までの友美の攻めで足を紫色に変色させられている直実の足へ更に打ち付けられていくローキック。
「ああっ・・・ダメえぇぇぇ・・・」
これには足をガクッとさせて座り込む直実。
「ダメって・・・どういう事よっ!」
しかし意地悪くその直実の髪を掴んでいく友美。
そしてマットに直実の顔面を叩き付けると、直実の鼻からは血が流れ出ていた。
「ううっ・・・苦しい・・・」
顔をマットに叩き付けられて痛がる直実。しかし友美はその直実の足を掴んでいった。
「これからもっと痛い目にあわせてあげるわ!」
一気に得意の足4の字固めをきめていく友美。
「ぎゃああぁぁぁぁぁ・・・・イッタああアァァァァぃぃぃぃ・・・・ダメえぇぇぇぇ・・・」
初めて味わう友美の足4の字地獄に、会場に響くような大きな悲鳴をあげて藻掻き苦しむ直実。
「どうなのよ・・・痛いんでしょ・・・そらっ!」
更に極め続ける友美。
「うわあぁぁぁぁ・・・・もうダメェェェ・・・ギブぅぅ・・・ギブアップ!」
たまらずギブアップを宣言する直実。しかしゴングもレフリーも居なかった。
「ギブしたってココではダメなのよ!」
友美は更にその鍛えた足の筋肉を浮かばせるようにして攻めると、まるで折る勢いで痛めつけていった。
「やめてよぉぉぉ・・・折れちゃう!」
攻めを止めない友美に、直実は叫び声をあげて怯えていった。
「ふふふっ・・・でも私の得意はコレだけじゃないの・・・」
直実を足4の字地獄から解放していく友美。
「あぁぁ・っ・・・足が・・・足が・・・」
技から解放されても足が痛くて動けない直実。俯せ状態で苦しむだけだった。
「はぁ・・はぁ・・それじゃ寝かせてあげるわ!」
その直実のお腹を蹴りこんで、俯せから仰向けにしていく友美。
そして遂に友美はその殺人フルコースの最後を出そうとしていた。
グッタリと倒れている直実の髪を掴んでリングに座らせる格好にすると、背後から自らも座るとその鍛え上げた両足で直実のウエストを押し潰すように締め上げていった。
まだボディシザースで絞めていくだけだったが、その友美の足は直実の腹部に食い込んでいった。
「うげげげげっ・・・・うえっ・・おえっ・・」
お腹を締め付けられて嘔吐感に苦しむ直実。
「ふふふっ・・・それじゃ仕上げよ!」
一気に直実の喉に腕を回して一気にアナコンダスリーパーに移行していく友美。そう、これで完全に友美の必殺技が完成していった。
「あうっ・・・ああっ・・・」
絞め上げられて悲鳴をあげられない直実。ただ腕を振るだけだった。
「どう・・・今から落ちていく気分は・・・」
その直実の耳元で呟いていく友美。
次第に直実の顔色が青くなっていくと、振り回していた腕がグッタリとマットに落ちていった。
「ふふふっ・・・落ちちゃったのかしら・・・それっ!」
失神状態の直実を更に絞めていく友美。
「カンカンカンカン!」
レフリーがリング下から直実の失神を確認すると、リング上にはゴングが乱打されていった。
「ふうっ・・・キツイ試合だったわ・・・」
直実を放して立ち上がる友美。
「・・・・・・・・」
直実はグッタリとリングに無言で倒れているだけだった。
友美は全身汗だくで、更に今の試合で体力を使いきってしまったのかその場に座り込んでしまうと、アナウンスが鳴り響いていった。
「ただ今の試合、失神KOで岡崎友美選手が勝ち残りました。」
その言葉に友美は息を整えようと必死だった。
「つ・・次も試合・・・次は私もKOされるかも・・・」
そのあまりの疲労感に、友美は弱気になっていた。
「お客様にお知らせです・・・ただ今の試合でリング上がまた不衛生な状態になりましたので、整備するので暫くの間、岡崎選手は控え室に戻って休憩とさせていただきます。」
アナウンスが流れると、友美は黒服の男に両脇を抱え上げられるようにして控え室に戻っていった。
そして直実も、無言のまま失神状態で担架に乗せられて退場していった。
ガチャ・・・控え室に戻る友美。
「ふぅっ・・・・さすがに・・・3試合はキツイわ。・・・でもあと2試合・・・」
ベッドに横たわって水の入ったペットボトルを口にする友美。
「口の中も切っちゃったし、水着も汚したから着替えておこう・・・」
友美は取りあえず、少しの時間が与えられたので汗だらけの水着を脱ぐと、シャワーを浴びに行った。
全裸状態でシャワールームの鏡の前に立って自らの身体を見つめる友美。
「こんなになっちゃって・・・」
そう、鏡に映る友美の身体には、顔も少し腫れているし、胸やお腹にもアザが出来て、下半身もアザや擦り傷などが出来ていた。
そしてシャワーを浴びて汗を流していく友美。
「着替えは・・・・」
シャワーを浴びた後にタオルで全身を拭くと、新しい水着に着替えようとするが、競泳用の水着がなく、スポーツタイプのビキニか、普通のアイドルが着るようなビキニしかなかった。
「こっ・・これだと・・・身体のダメージがバレちゃう!」
しかし全裸で闘う訳にもいかず、スポーツタイプの方が脱げづらいしと思って着ていく友美。
「これでいいわ・・・」
内心、次の試合に恐怖を感じていた友美。
しかし次の試合は、友美にとって初めて体験する恐怖の試合になることは、まだ知らないことだった・・・。
「今のファイトマネーでいいから・・・辞退したい・・・」



第4試合

「誰なのよ、今日の相手って・・・」
いかにも不機嫌そうな表情で控え室で叫び声をあげるアイドルがいた・・・。そう、次の岡崎友美の対戦相手にエントリーされている末広涼子だった。
「今日はあの岡崎友美と闘ってもらう!」
参謀格の男が涼子に答えると、涼子は一瞬顔を緊張させるが、たニヤニヤしていった。
「たまには強いのとやるのもいいわね。地下プロレスの怖さを教え込んでやるわ!」
最近、表の世界でもプッツンしている涼子だっだが、ここはまさにいいストレス発散の場でもあるらしい・・・。
「ただ、君で4人目の連続試合なんだ・・・」
その涼子に言いづらそうに言う参謀格の男。
「何よ・・・それって私にハンデって事?・・・舐められてるのね・・・だったら凶器とかで徹底的に痛めつけてあげるわ・・・」
涼子は既に臨戦態勢になっていった。
そしてその涼子の相手の友美は、控え室で落ち着かない様子で待っていた。
そしてそんな二人の様子も構わず、リングでは黒服達によって清掃が行われていった。
「よし、二人を入場させろ!」
謎の男が指示を出すと、黒服達が二人の待つ控え室に呼びに歩き出していった。
コンッ・・コンッ・・・「時間だ!」
その声に疲れ切った身体を動かしてリングに向かう友美。
「出番だっ!」
対して、友美と同じくスポーツビキニを着て待っていた涼子も、やっとかと言う感じで喜び勇んでリングに向かっていった。
「ただ今より、第4試合を行います!」
そのアナウンスに歓声をあげていく観客達。
そしてリングに上がる二人であったが、涼子は知らされていたが、友美は涼子の顔を見て驚いたようだった。
「つ、次の対戦相手って・・・」
噂には聞いてはいたが、アイドルで通っている涼子に友美は内心、勝てるかもと期待した。自分に比べて身体の線も細いし、アイドルだしと・・・。しかし、友美は涼子のここでの最近のファィトぶりは知らなかったのだった。
「対戦相手、末広〜涼子〜!」
そのコールにニヤける涼子。
「カァーン!」
そして突然にゴングが鳴らされると、お互いがリング中央に歩き出していった。
「ふふふっ、疲れているみたいねっ!」
余裕の表情で友美を挑発していく涼子。
「ふんっ!あんたみたいなアイドルに負ける訳ないでしょう!」
友美も涼子に言い返すが、突然涼子が走り出した。
「喰らえっ!」
以外にもいきなり友美にフライングニールキックを叩き込んでいく涼子。アイドルと言っても元は陸上で走り高跳びをしていたと言う経験からか、涼子は奇襲的に友美に襲いかかっていった。
「なっ・・」
その奇襲に驚く友美。しかし避けようにも避けられなかった友美に涼子の足が勢い良く激突していった。
ガスッ・・「うぎゃあぁぁ・・・」
突然の蹴りを顔に当てられて倒れていく友美。
「何よ・・・だらしない・・・」
涼子は起きあがると、あきれ顔で友美を見下していった。
「くっ・・、イッタ〜い!」
思わず顔を押さえて痛がる友美。
しかし涼子は視界を自らの手で遮っている友美に近づいていたのだった。
「痛がってる暇なんてないんだよ!」
涼子が言い放つと友美が「なっ・・何よ・・」と手を顔から離した瞬間・・・。
バシィィ・・・「ぎゃあああぁぁぁぁ・・・・」
突然にリングに響き渡る友美の悲鳴。そう、涼子が狙いすましたように友美のノーガードの顔面に強烈な蹴りを叩き込んだのだった。
「4試合目ですって・・・舐められたものねぇ・・私も・・・」
皮肉っぽく涼子が倒れている友美に言い放つが、友美も立ち上がろうと必死だった。
ただでさえ連続の試合で、まして強敵まで出てきてからの末広との試合。そして突然の奇襲からの顔面蹴りの攻め。これでは友美には闘う力は殆ど残されている筈が無かった。
しかし、ロープを掴んで必死に起きあがっていく友美。
その友美に、真っ正面から涼子が首相撲に捕らえていくと、涼子は笑みを顔に浮かべていた。
「ふふふっ、これから地獄のフルコースの始まりだよ!」
観客から見てもT160、B80W58H86と言うサイズの線が友美に比べて細く見える涼子が自信を持って言い放つと、ヒザを引いてヒザ蹴りを狙っていった。
「じょ、冗談じゃないわよ!」
あまりに堂々と狙ってくる涼子の態度に、友美は両腕を出して必死にガードしようとしていた。
バスッ・・バスッ・・「はあんっ!・・ああっ・・・」
しかし涼子がヒザ蹴りを放っていくと、ガードしていた友美が悲鳴をあげていた。
そう、涼子は友美が胸の前でガードしていたので、ノーガードの友美の太股から狙っていったのだった。
「甘いんだよ!地下プロレスはアルティメットより怖いことを教えてあげるわ!」
涼子はニヤニヤしながら友美の足を蹴りこんで、ガードを崩していった。
「うぐっ・・ううっ・・・」
自慢の足を涼子の鋭いヒザを突き刺さられて、友美はフラフラとしていくと、待ってましたと涼子はまたも鋭いヒザ蹴りをガードの下がった友美の顔面に炸裂させていった。
グシュ・・「ぐええぇぇ・・・・」
まるで頬を抉られるようにされてダウンしていく友美。
「どうなんだよ・・・苦しいのかよ、おいっ!」
俯せになって倒れてしまった友美まバストを蹴飛ばして仰向けにしていく涼子。
「ううっ・・・アイドルなんでしょ・・あなた・・・」
ヒザ蹴りで口の中を更に切った友美は、口から血を流しながら涼子に言っていくが、涼子は無表情で友美に言い返していった。
「アイドルよ・・・地下プロレスのねっ!」
涼子の蹴りがまたも友美のお腹などへ襲いかかっていった。
ボシュ・・ボシュ・・「あうっ・・ううっ・・はあんっ・・ううっ・・」
いつもなら試合が始まって早々に友美のこんな場面は想像も出来ないが、涼子の実力もそうだが、友美も疲れているのも原因の様だった。
そして早くもグッタリする友美の髪の毛を鷲掴みにして起こしていく涼子。
「立つんだよ!」
そう涼子が友美に言い放つと、腕の筋肉が盛り上がって友美を起こしていった。
グイッ・・「はうっ・・・」
力なく起こされていく友美。
「ほうらっ・・あんたの悲鳴をお客さんに聞かせてあげなきゃ!」
涼子の強烈なカンガルーキックが友美のバストに炸裂していくと、堪らず友美はロープを越えてリング下に落ちてしまった。
リング上から友美を見下すようにして笑みを浮かべていく涼子。
そしてリング下では、藻掻くようにして苦しむ友美。連続試合の疲れと、この試合でのエゲツない涼子の攻めは確実に友美の身体を痛めつけていたのだった。
その友美を見ている涼子が、会場の隅の方へ向けて何か合図をしているようだったが、観客は大歓声を送っていて気が付いてはいないようだった。
「もっ、もうダメ・・・これ以上は・・・」
友美は弱気な言葉を吐いてリングサイドの黒服に向かって弱音を漏らすが、聞こえていても黒服達は無視していた。
「もういいでしょ・・試合を止めて・・・」
更に黒服に迫る友美。
しかしその友美の行動を黙ってみている涼子ではなかった。
「何してんのよ・・・もっと楽しませてよね!」
友美の髪の毛を掴んで引っ張っていった。すると友美は誰となく助けを求めるように手を伸ばして振っていくが、意外な力を発揮している涼子に連れて行かれてしまった。
「ううっ・・もうやめてよ・・・こんな試合・・・」
またも腰の痛みも出てきて、友美は試合を続行する気力を無くしたようだったが、涼子も観客もそれを許すわけはなかった。
観客達としては、初めて見れるかも知れない友美のボロボロにされるシーンを期待して、涼子は久々に大物の獲物に喜んでいるようだった。
「ふふふっ、腰が痛いんでしょ・・・だったら・・・」
そう言い放つと、涼子は友美を鉄柵に叩き付けていくと、グッタリと座り込む友美に観客席からパイプ椅子を持つと、苦しむ友美に迫っていった。
そしてパイプ椅子片手に友美の前に立ちつくす涼子。
「覚悟はいいかしら?」
その言葉に友美は狂ったように叫びだした。
「やめてぇぇ・・・もうやめてよ!・・・ギブでも何でもするわよ、だから試合を止めて!」
しかしその必死な叫びも、涼子と観客には攻めと歓声を加速させるためのものになってしまった。
「ギブなんて無いんでしょ、このリングじゃ!・・・これでアンタの選手生命も終わりよ!」
手を伸ばして攻撃を防ごうとする友美の脳天に椅子を叩き付けていった。
ガッシャーン!・・・「あうぅぅ・・・」
脳天に凄い衝撃を受けて倒れ込む友美。
「どうしたのよ、もっと遊ばせてよ!」
今度は背中を見せた友美の腰にパイプ椅子を振り下ろしていく涼子。
バシッ・・バシッ・・「うぎゃあぁぁぁ・・・あああっ・・・うわあぁぁぁ・・・」
狂ったように叫び喚いていく友美。
タダでさえ痛めている腰にこの攻め。友美としては地獄の苦しみを味わっているが、更に怖いのはこの末広涼子だった。
可愛い顔をしてアイドルしていると思ったら、プッツンして地下プロレスの悪役クイーンへとなって、更に加速するその反則の数々・・・。
そしてその涼子は、またも得意の凶器を手にしていた。そう、先程合図していたのは、仲間の優花に凶器を持ってこさせていたのだった。
「これが何だか分かる?」
涼子は自らの手に握りしめている凶器を友美に見せていった。
「なっ・・何するのよ・・・」
突然怯え始めた友美。そう、友美の目には涼子の手に握られている物は・・・そう、スタンガンだった。表の女子プロレスでも猪上貴子が使っていたが、アイドルである涼子が握っているとは誰が想像するであろうか?
バチバチバチッ・・・涼子の手の中で異様な音を響かせていくスタンガン。
「何って・・あんたを虐めてあげるの!」
友美の身体に近づけていく涼子。
しかしアスリートである友美も、怯えながらも何とか反撃したいと考えていたが、涼子の凶器に怯えていた。
「そうれっ・・どこに押しつけてあげようかなぁ・・・」
スタンガンを振り回して友美に迫る涼子。どことなく余裕の振る舞いだった。
しかし友美がそこに目を付けていった。
「ちょ、調子に乗らないでよ!」
その油断していた涼子の足に以外に素早い動きからの水面蹴りを繰り出す友美。
バシッ・・「ぎゃあ!」
しかしその友美の反撃の一撃は、油断していた涼子を倒すことに成功していった。
「油断したからよ!」
友美も必死に起きあがると、涼子が離してしまったスタンガンを掴んでいった。
「うっ・・なっ、何が出来るって言うの、あなたに!」
強烈な凶器でもあるスタンガンを取り上げられても、以外に気丈な態度に出ていく涼子。
しかし内心は次の凶器を考えていた。しかし友美がスタンガンを前に構えると涼子に迫っていった。
「ほらっ・・どうっ・・ほらっ・・」
近づく涼子の身体に、今度は友美がスタンガンを振り回していくと、さすがの涼子も逃げ回っていった。
「逃げてるんじゃないわよ!・・・待ちなさいよ!」
必死にこの反撃の機会を失ってはと追いかける友美。
涼子もこれはマズイとリングに戻るが、これは誤算だった。そう、リングの周りは一面を除いて金網に囲まれていたのだった。
「あっ・・やばい!」
涼子が驚いていると、その背後には友美が迫っていた。
バチバチバチッ・・「ほらっ・・」
コーナーに涼子を追いつめていく友美。
「うっ・・やれるならやってみなさいよ!」
逆にキレたのか、涼子がコーナーで言い返すと、友美は更にスタンガンのスイッチを押して、その先端から発せられるバチバチとする音を涼子に聞かせるように威嚇していった。
「やってやるわ!・・・それっ!」
遂に友美の手に握られていたスタンガンが涼子の身体に迫っていった・・・。
バチバチ・・バチッ・・「ぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・」
初めてこの試合で響き渡る涼子の悲鳴。しかしスタンガンの音が途中から鈍くなったのだった。
「あれっ?」
そう、友美はスタンガンなど良く知らないので、威嚇の時にバッテリーを使いすぎてしまって、肝心の涼子の身体に押しつけてスグにバッテリーが切れてしまったのだった。
しかし初めて受けた衝撃に涼子もフラフラすると、友美も一気に勝負に出て背後に回って組み付いていった。
「それなら、これはどうだあぁぁぁぁぁ・・・・」
そう、遂に必殺のチョークスリーパーを仕掛けていった。
「あぐうぐぐっ・・・・うぐっ・・・・」
さすがに友美の腕を喉に食いこまされては、涼子は藻掻き苦しむだけだった。
スタンド式のチョークスリーパーで絞め続けられていく涼子の顔色が変わってくると、観客達は落胆の溜息を漏らしていった。
「末広だったらやれると思ったのに・・・」「もうちょいで岡崎の負けが見れたのに・・」
会場からは所々から観客の声が漏れる中、リング上では涼子が失神するかしないかに追い込まれていた。
「ううっ・・・こっ・・こんなのは・・・あっちの・・・地下プロレスだったら・・・」
涼子は呻き声の様なものを漏らすと、突然に自由な片足を上げていった。
「ほらほらっ、楽に寝かして・・・うぎゃあぁぁぁぁ・・・」
突然に悲鳴をあげて涼子を放してしまう友美。
そう、苦し紛れか狙ったのか、涼子は踵でチョークスリーパーを仕掛けていた友美の爪先を踏み潰したのだった。
「こほっ・・こほっ・・馬鹿力な男女がぁ!」
涼子は咳き込みながら距離を取ると、足を痛がる友美に近づいていった。
しかし友美も離れたので構えていると、涼子も構えていった。
「私ねぇ、少しはボクシングも習ったのよ。その可愛い顔を潰して上げましょうか?」
脅すかのような友美。そしてジャブ気味に出していく。
しかし涼子は気にもしてないようで、「そうなの?だから・・・怖がると思ってるの?」と前に出ていった。
内心その涼子の態度に驚くが、腰のダメージと疲れを少しでも回復したい友美はコーナーに下がるようにして時間を稼ごうとしていったが、強烈なライトを浴びて汗を大量に流しているので回復とはいかないようだった。
「さっきは威勢がいいこと言ってくれちゃって!」
そう涼子が友美に言い放つと、コーナーへ向かって歩き出していった。
「来るなら来なさいよ!」
友美もガードを上げて気丈に振る舞っていくが、全身の疲れと怠さから内心は怯えているようだった。
「足元が震えているわよ!」
涼子がその友美の心を見透かしたように言うと、友美も「なっ・・何よ!」とパンチを出していった。
「スピードが全然ないわよ!」
次の瞬間、カウンターの鋭い涼子のパンチが友美の顔面を襲っていった。
バシッ・・「うぐっ・・・」
その一撃で友美はコーナーに寄りかかるようにして倒れてしまうと、涼子は容赦しなかった。
「徹底的に痛めつけてあげるわ・・・覚悟しなっ!」
そう言い放つと、コーナーに倒れている友美の両足を掴むとリング中央に引きずっていった。
ズルズルッ・・・力なくリング中央に連れて行かれる友美。
「ふふふっ、アスリートか何か知らないけど、地下リングじゃあ関係ないのよ!」
その言葉に続いて涼子は友美の両足を開いていった。
「くっ・・何するのよ!」
その涼子に倒されている体制から言い返す友美。
「こういう事・・・腰が痛いんでしょ!」
涼子は開いた友美の両足の間に足を入れると、更に両足を自分の足の前でクロスするようにして裏返そうとしていた。
そう、サソリ固めを狙っていたのだ。
「そっ、そうはさせるかぁぁ・・・!」
必死で涼子のステップオーバーを堪えようとする友美。
「重い女ねっ!・・・喰らえっ!」
さすがの涼子も、93pのヒップを誇る友美を裏返すのはキツイのか、額から汗を流して必死にステップオーバーをしていった。
グイッ・・「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁ・・・・ぐわああぁぁぁ・・・・」
遂にきまった涼子のサソリ固めに、全身に走る激痛に友美はマットを激しく叩いて悲鳴をあげていった。
「痛いか、コラぁぁぁ・・・、おりゃあぁぁぁ・・」
わざとらしい叫び声をあげて友美を痛めつけていく涼子。
「こっ・・腰がぁぁぁ・・・いやあぁぁぁぁ・・・・」
グイグイと揺さぶって極めていく涼子のエゲツない腰攻めに、友美は更に激しくマットを叩いて悲鳴をあげていく。
「いい表情(かお)してるじゃないの・・・そういう悲鳴をあげるのって綺麗よ!」
涼子は友美が悲鳴をあげるのを心の底から喜ぶかのように攻めていった。
「あああっ・・・あああああっ・・・・いやあぁぁぁぁ・・・・」
必死で近くのロープに手を伸ばすが、なかなか掴めない友美。必死に両腕を使ってロープに逃げようとするが、涼子も黙っては見てなかった。
「しぶといわねぇ・・・それなら!」
今度は涼子は、一気に極めている足を持っているまま、自らのヒップを友美の背中に飛び上がって落とす、まるでヒップドロップの要領で勢いづけると、一気に放していった。
グキッ・・「うぎゃああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
涼子が放した次の瞬間、友美はまるで狂ったかのように腰に手を当てて藻掻き苦しんでいった。
「これで終わりじゃないの・・・そうそう、反則攻撃も教えてあげなきゃねっ!」
その友美の足を持ってロープ近くに持っていく涼子。
「なっ・・何するのよぉぉ・・・ねぇ・・・」
既に涙目になっている友美が涼子に問いかけるが、当然涼子が応える訳もなかった。
「教えてあげるわ・・・こういう事よ!・・・ご無沙汰なんでしょ!」
涼子がリング下に降りると、サードロープに友美の股間を押し当てるようにしてリング下から足を掴んでいった。
グイッ・・友美の股間に押し当てられていくサードロープ。しかしこのプロレスのリングのロープは、周りは堅いゴムで覆われてはいるが、中身はワイヤーなので堅かった。
「あああっ・・・いやっ・・・そこは・・・」
初めて攻められた股間に恐怖する友美。
リング下からは涼子がニヤニヤしながら股間がロープに押し当てられるようにして引いていった。
ちょうど両足の付け根の敏感な部分を、その薄い水着一枚しか守る物がない状態で大事な所をロープに押し当てられて、逃げるにも逃げられない状態に友美は怯えきっていた。
「ふふふっ、これからどうなるか、楽しみねっ!」
その怯える友美を焦らすかのように攻めていく涼子の姿があった。
「こういうのって初めてなんでしょ!」
涼子が叫ぶと、一気に友美の股間を押し当てたままロープで擦り付けていった。
ギュ・・ギュギュ・・「いやああぁぁぁ・・・・・熱いぃぃぃ・・・・焼けちゃううぅぅぅ・・・・」
突然に訳のわからない悲鳴をあげて首を激しく振っていく友美。
「熱いですって・・・まだソコを覆っているものがあるだけいいでしょ・・・」
友美の足から手を放すと、グッタリとする友美の股間へ狙いを定めた涼子。
「うぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・」
またもリング上に響く友美の悲鳴。
そう、涼子が友美のビキニパンティに覆われた両足の付け根の敏感な部分に容赦のない地獄突きを放ったのだった。
「まさに女にとっては地獄突きねっ!」
ニヤニヤする涼子は、今度はリング下に友美を降ろしていった。
股間を押さえながらリング下で倒れる友美。
「甘いんだよ・・・立てよ!」
その友美の股間を爪先でグリグリと弄ぶかのように涼子が弄り回すと、友美は苦痛の表情を浮かべながら苦しんでいた。
「あうっ・・・そこは・・・やめて・・・はうっ・・ああっ・・・」
この状況なのに友美が時折発する喘ぎ声みたいな声に、涼子は更に攻め続けていった。
「何よ・・もしかしてアンタ感じてるの?変態じゃない!」
涼子がまるで観客にアピールするように言い放つと、場内からは変態コールが興っていった。
「へ、変態じゃ・・・ないのに・・・ううっ・・・」
初めてのブーイングと言うか、変態と大勢の観客にも言われて涙を流す友美。
「末広〜!だったら徹底的に岡崎のアソコを攻めてやれ〜っ!」更に残酷な期待の歓声が飛ぶと、涼子は了解と言うようなパフォーマンスをしてから友美を起こしていった。
「まずは・・・こんなのはどう?」
バキッ・・・次の瞬間、起こされた友美の股間へは涼子のショートアッパーが炸裂していった。
「ぐぎゃ!」
まさにこの一撃は、友美の敏感な部分を捕らえたようで恥骨から脳天に凄い衝撃が走っていって友美は座り込んでしまった。
そう、この衝撃はスポーツ界だと女子新体操などで、平行棒などで演技していて時折失敗した選手が思いっきりお腹や、股間を打ち付けた時に動けなくなるのと同じだった。
「あらあら、痛かったかしら・・・・たしかにこの前に気合いの入ってないアイドルちゃんにやったら失神しちゃったしね!」
涼子がニヤニヤしながら言うと、次に友美の両足をもって股間を開かせると、一気に股間を潰していった。
「ほらほらほらっ・・・どう、今の感じは?」
そう、涼子は電気アンマを喰らわせていったのだった。
グイグイグイ・・・グイ・・・「あんっ・・ああっ・・ああっ・・あうっ・・・はああん・・・」
この涼子の攻撃に、今度は友美が少し顔を赤らめていた。
「ふふふっ、この変態がぁ・・・」
更に攻め続けるが、その間にも涼子は仲間に合図を送って金網リングに仕掛けを作るために優花と大澤舞子、そして山口誉子にリングの金網のある面のロープを外しに行かせていた。
通常のプロレスの試合ならば、こんな事は許されないが、ここではレフリーも観客も喜んでいるだけだった。
そして準備が出来た頃合いを見て、涼子は友美をリングに入れていった。
「ほらほらっ、立つんだよ!」
リングに入れた友美を起こしていく涼子。
しかし友美も意地を出して突然に涼子の腰を抱え込んでタックルの体制みたいになった。「何なのよ・・・」その行為に不機嫌そうな顔を浮かべる涼子。
「さっきから・・・よくも!」
そして今度は友美がまるで残された力を全て出したかのようにそのままロープの無くなった金網剥き出しの面に涼子の身体を押していき激突させていった。
ガッシャーン!・・・「くっ・・・」
さすがに友美も力があるから、押し当てられて苦痛の表情の涼子。
「私だって・・・簡単に負けるもんか・・・」
もう意地になって涼子を金網に押しつけていく友美。
涼子の白い肌に食い込んでいく金網。そしてリングの周りの観客の目には友美に押し当てられて、金網に白い肌を搾り出されるように見えていた。
しかし以前の可愛いだけのアイドル時代ならこの攻撃で泣き叫んでギブアップとも言っていたであろうが、今の涼子は違っていた。
「だから・・・攻めが甘いのよ・・・アンタは!」
涼子が、その金網に押し当てている友美の首に上からフロントチョークスリーパーに切り返していった。
グググッ・・・「うぐっ・・・・・」
今度は友美が攻められてしまうが、必死に友美も力を入れたり抜いたりして金網に何度となく涼子の細い身体を打ち付けていった。
ガッシャーン・・・ガシャーン!無言のまま必死で涼子を金網に叩き付けるが、涼子も無言で打たれてはいたが・・・。
「おらあぁぁぁ・・・」
突然に叫び声をあげてフロントチョークだけでなく、下半身を友美に密着させてフロントからのアナコンダスリーパーみたいな掟破りの攻撃に出ていく涼子。
「なっ・・何するのよ・・・」
涼子に密着されて金網近くでフラフラしながら逃げようとする友美。
しかし涼子に密着されていて倒れそうになっていたが、上手くバランスを取っているが時間の問題みたいだった。
必死に立っていて力を入れているから、全身から汗を流していく友美。
しかし遂にマットに倒れ込んでしまった。涼子がグリグリと首を絞めていくと、友美は堪らずバランスを崩して倒れると、その瞬間に涼子が一気にバックを取っていった。
俯せ状態で顔面パンチを恐れてガードする友美。そして涼子はその友美の背中に座ると、顔面のガードが下がるのを待つように拳を握っていた。
しかしガードが下がらないと、涼子は友美の脇腹にパンチを落としていった。
バシッ・・バシッバシッ・・・「うぐうっ・・ううっ・・・」
時折呻き声みたいな声を出して苦しむ友美。
「痛いんだろ・・・痛いなら泣き叫んでみなよ・・・ほらっ!」
続けて後頭部にエルボーを落とすと、堪らず手を後頭部に持っていく友美。
ここ地下のアイドルプロレスでは、表のルールなど関係なく、後頭部への攻撃も何でも認められているから涼子は上手く利用したが、その攻めで顔面のガードを下げていった。
「もらったわ!」
涼子が叫ぶと、一気に友美の顔面を殴りつけると、友美は足をバタバタして痛がっていた。
バコッ・・バシッ・・・「あんっ・・はうっ・・」
一発づつ狙うかのように的確に友美の顔を捉えていく涼子の拳。次第に友美の口からは血が流れてマットに垂れていった。
「ふふふっ・・・これで眠らしてもいいけど、サービスも必要ねっ!」
そう言うと、涼子は攻め手を止めていった。
「なっ・・何するのよ・・・」
その涼子に怯えていく友美。
「こういう事よ・・・初公開、岡崎友美のヌードってねっ!」
涼子は友美のブラジャーに手を掛けていった。
グイッ・・・「いやああぁぁぁ・・・・何するのよ・・・」
背後からビキニを剥ぎ取られそうになるが、スポーツタイプなのでアイドル達がよくグラビアで着ているのとは違うため、スグには取れなかった。
「ふんっ・・なかなか取れないわね!」
友美のビキニを引き裂こうとする涼子。
ビッ・・・ビリッ・・ビリビリ・・・「おりゃああぁぁぁぁぁ・・・」
友美のビキニが引き裂かれると、涼子は大袈裟な掛け声と共に引き裂いたビキニを高々と観客にアピールしていった。
「いやああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
初めて人前でのトップレス姿に、友美は俯せになってバストを必死に隠していった。
「ほらほらっ、アンタの汚い胸でも公開するかな・・・」
涼子は必死に胸を隠そうとする友美の顎に手を掛けると、キャメルクラッチを狙っていった。
「いやっ・・・ああっ・・・」
なんとか技を掛けられないようにと力を入れるが、背中から腰にかけて激痛が友美を襲った。
「はうっ・・・」
そう、力を入れたために痛めていた腰が更に痛くなっていったのだった。
そして無惨にもキャメルクラッチを極められてしまって、観客の目には初めて公開される友美のバストが露わになっていった。
「いいぞ〜っ、涼子ちゃん良くやった!」
観客達は初めて露わになる友美のバストを見て歓声をあげていた。
更にそのキャメルクラッチで揺さぶられて揺れていく友美のバスト。
巨乳とは言えないが、鍛え上げられてはいるが女性らしく張りのある綺麗なバストだったが、観客達の反応を見て涼子は内心は顔を紅潮させて怒っていた。
「ふん、胸が何よ・・・」
女として涼子が嫉妬したのか、以前このリングでアイドルとして闘っていた時に、全裸処刑をされた時はアイドル末広涼子のトップレスと言う事で受けていたが、本人としては大きなバストには憧れを抱いているのであろうか・・・。
たしかに、今は子分的にしている優花、舞子、誉子も全員巨乳タレントである。そしてリーダーである自分が貧乳ではないが、サイズ的には普通でも、コンプレックスを抱いているのか・・・。
「何よォォォ・・・その胸がなんなのよ・・・」
涼子は技を解くと、一気に仰向けにして馬乗り状態になっていった。
そして涼子は目の前にある友美のバスト目掛けて強烈なパンチを落としていった。
ブニッ・・グニュ・・「あんっ・・ああっ・・いやあぁぁ・・・・」
女の弱点でもある胸を殴りつけられて苦痛に歪んでいく友美の顔。
「おらあぁぁ・・・これでも喰らえ!」
今度は友美のお腹をヒップドロップで潰していく涼子。
「グボッ・・・」
次の瞬間、友美の口からは涎が飛び散っていった。
「こほっ・・ゴホッゴホッ・・・」
涼子が立ち上がると、友美は顔を歪ませて咳き込んで苦しんでいた。
「ふふふっ、もっと全部を見せてよ・・・岡崎さん!」
涼子が続けて友美のビキニの下にも手を伸ばしていった。
「こほっ・・やめてよ・・・ゴホッ・・女としてよくも出来るわね!」
涙ぐんで必死に抵抗する友美だが、お腹へのヒップドロップが効いているようで力が入らないようだった。
「ここはどうなってるのかしら・・・おらあぁぁぁ・・・」
またも大袈裟な掛け声と共に友美のパンティを引き下げていく涼子。
「いやあぁぁぁぁぁ・・・・」
そして今度は下まで水着を脱がされて完全に全裸に追い込まれていく友美。
リングの上では鍛え上げられている肉体を露わにして倒れている友美の姿があった。
遂にアイドルプロレスのリングでアスリートメンバーのトップだった友美が全裸の刑にされた瞬間でもあった。
「これで終わりじゃないの・・・」
そう言うと、涼子はアンダーヘアーしか見えない友美を俯せにしていくと、必死に足を閉じていく友美の両足に足をフックして、腕を持っていった。
「これでご開帳だよ!」
そう、涼子はロメロスペシャルを仕掛けたのだった。
「いやああぁぁぁ・・・・」
友美の悲鳴がリングに響くと、高々と涼子に上げられていく友美の股間には、遂に秘裂までもが観客の目に晒されていった。
「いいよ〜っ、アソコも見えてるぞ〜っ!」
観客の声に涙を流す友美。
そして暫くこの心身ともに攻めていく残酷な拷問技から友美を解放すると、友美は全裸姿でグッタリと倒れてしまった。
「ふふふっ、大した事もないわね!」
そう涼子が呟くと、まさに柔道で言う横四方固めの体制になっていった。
そして涼子はそのまま顔を友美のバストへ、右手は股間の秘裂へと這わしていった。
「うっ・・・」
敏感な部分に指を這われてビクンと身体を反応させてしまう友美。
「その様子だとご無沙汰のようねっ・・・悔しいでしょ、年下に攻められて・・・」
涼子は口からピロピロっと舌を出すと、口ではバストを、手は友美の下の口を攻めていった。
「あああっん・・・ああっ・・・何するの・・・ああっ・・・」
必死になって耐えようとする友美。
しかし男と変えては遊びまくる恐怖のアイドル涼子の違う攻撃が出る展開に、観客達は注目していった。
「何よ、口では嫌がっても下のお口は喜んでいるみたいよ・・・」
友美の秘裂をまさぐる涼子。
クチュ・・クチュクチュ・・・次第にその涼子の攻めに、友美は秘裂を愛液で溢れさせていった。
チュパ・・チュパ・・・それに続いて涼子は友美のバストを音を立てるほどに舐めまくると、そのまま乳首を舌で転がしていった。
「あああっ・・・・もうやめてよ・・・」
内心は感じているようだったが、観客達の見守る中のリング上での公開レズショーとも言えるこの展開に顔を紅潮させて嫌がる友美。
「やめてよですって・・・それにしては乳首が堅くなってきたわよ!」
意地悪く言い放つ涼子。
「そっ・・それは・・・」
恥ずかしがる友美だが、涼子は続けて言い放つ。
「口では言っても溢れ出すコレを見ればわかるわね・・・」
自らの指に絡みつく友美の身体から出ている液体を友美に見せつけると、リング下の舞子に合図をまたも送ってバイブを受け取った。
ズブっ・・・「はあんっ・・ああっ・・・」
そして涼子が一気に友美の秘部にバイブを差し込むと、友美は喘ぎ声を発し始めていった。
「そらそら、気持ちいいのかよ・・・言ってみろよ・・・」
意地悪くバイブをピストンさせて攻めていく涼子。
「いやあっ・・あんっ・・あんあんあんっ・・ああっ・・」
次第に感じてきている友美。
「ふん、女同士で感じてるんじゃないわよ・・・・私は女同士はイヤなのよ・・・」
涼子は突然優しくピストンしていたバイブを一気に手の掌で一気に押し込むと、友美の秘部には激痛が走った。
「ああんっ!」
股間への激痛で悲鳴をあげる友美。
「そろそろ仕上げにいくわよ・・・」
そう涼子が呟くと、そのまま股間にバイブを差し込まれている友美をコーナーに引きずっていった。
そしてコーナーポストを挟んでトップロープに両足を掛けて股間丸出し状態でコーナーへ逆さ吊りの刑にしていく涼子。
しばらく涼子がニヤニヤしていると、友美はコーナーに逆さ吊りにされたまま秘部にバイブを差し込まれた残酷な光景を観客達に見られていた。
その友美から離れて、涼子は反対コーナーに行ってから観客にアピールしていくと、一気に走り込んで逆さ吊りの状態の友美のお腹目掛けて強烈なドロップキックを叩き込んでいった。
ドフッ・・・「ぐぼっ・・うえええぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・」
涼子の揃えられてた足が綺麗に友美の胃袋を抉ると、次の瞬間に友美は口から激しく反吐を噴き出してリングに撒き散らしていった。
「ふふふっ、今度はもっと威力のある膝にしてあげる・・・」
涼子が、今度は助走をつけて強烈なストマックニーアタックを炸裂させていった。
ドシュ・・・「がはっ・・うえっ・・うええぇぇぇぇ・・・」
今度は血反吐を吐き出す友美。リングが赤く染まると観客は歓声をあげていくが、涼子はフィニッシュを迎えるべくリング下からパイプ椅子を持ち出していった。
「最後に・・・これでアンタの女として終わらしてあげる・・・」
涼子は持ってきた椅子を友美の股間へ押し当てていった。
「やっ・・やめて・・・それだけは・・・お願い・・・」
口から胃液とか血反吐を垂らしながら哀願する友美。
「残念ねっ・・ここのリングじゃあ止めてくれる人はいないのよ・・・男と経験を積む前に潰されるなんて可哀相だけど・・・いくわよっ・・・それっ!」
涼子は構わずコーナーで逆さにされて秘部剥き出しの友美の股間へ、強烈なパイプ椅子攻撃をしていった。
グシャアアァァァ・・・「ひぎいぃぃぃぃ・・・・あんっ・・・」
次の瞬間、そのあまりにも残酷なフィニッシュに観客達も声を失ったが、友美は白目を剥いて失神してしまった。そして股間からは血と一緒に黄色い液体も流れ出していた・・・。
「カンカンカンカン!」
次の瞬間、ゴングが鳴らされると涼子はガッツポーズをして観客にアピールしていった。
「ただ今の試合、末広涼子選手が勝利ましたので、岡崎友美選手のチャレンジマッチは終了しました。・・・なお、賞金マッチでもありましたが、この4試合で岡崎選手は1000万円を手に入れました。このチャレンジマッチ5戦に全て勝利すると、その選手には3000万円入る事になっています・・・」
そのアナウンスが終わると、涼子は大歓声の中リングを去っていった。
そして失神している友美は、黒服達によって医務室に運ばれて治療されていった・・。
幸い、ここの完璧な医療設備によって友美の女としての人生は終わらずに済んではいたが、涼子の残酷さが進化していった試合でもあった。
控え室に戻った涼子は、汗を拭いながら優花、舞子、そして誉子と話していた。
「今度は男も軍団に入れてアイドル達をヒーヒー言わせてあげようか?」
涼子は笑みを浮かべて言うと、全員の意見が一致して軍団の拡張を考えていく4人だった。
「それなら、こんどの標的は・・・・」
笑みを浮かべる涼子。
果たして、次にこの残酷な軍団のターゲットにされるのは・・・一体?

inserted by FC2 system