第1試合

「ま、また・・・あのリングで痛い目に・・・」そう言って怯えるのは、あの藤原瞳と、末長遥だった。そしてその相手は、黒服の男であった。
「いいや、今回はお前達にも滝本みたいな相手でなく、女同士の地下プロレスに出てもらう・・・」その黒服の言葉に驚きの表情をする瞳と遥。
「お、女同士って・・・また本物の女子レスラーとかが相手とか・・・」怯える二人。
「まさか・・・まぁ、お前達と同じくここのリングで何度も試合をしているがなっ・・」笑みを浮かべて二人に話す黒服の男。
「そっ、そんなぁ・・・」またも二人の顔が怯えていく・・・しかし。
「だから、今回はお前達にもう1人仲間を連れてきた・・・入れ!」その言葉と共に、ドアからはあの売り出し中のグラビアアイドルの市河由衣が入ってきた。
「こんにちは・・・私も実は、売り出してやるからって地下プロレスに来たの・・・」と由衣が二人に挨拶すると、瞳と遥も笑顔で応えていった・・・だが問題は相手だった。
由衣は概略の説明を受けていたが、不安そうな表情だった。そしてその3人の前に一枚の写真が差し出されていった。
「えっ・・この人が相手ですか・・・」驚く3人。そう、その写真には笑顔でマイクを握って歌っている絶頂期の鈴本あみの写真だったからだ。しかし由衣が明らかに不満げな表情を浮かべた。
「すいません。もしかして、鈴本先輩と闘うんですか?・・・こんな弱そうな相手なら一対一でやらしてくださいよ・・・」その由衣の言葉に、瞳と遥も頷いた。
しかし黒服は、「別にただ勝てって言ってるんじゃない。コイツを徹底して3人で泣き叫ばしてやってくれ。そうすれば仕事などが増えることは間違いない・・・。」その言葉に、3人は決意して対戦の日を待った・・・。
それから数日後、遂に第21回大会で試合をすることが決まった。
「ま、また呼び出されたけど・・・痛い思いをするのはイヤッ!」既に控え室には鈴本あみが白いビキニに着替えて待機していた。一応はあみも、リングコスチュームであるビキニは補強していたが、男相手ではと思っていたが、そこへ黒服から以外な言葉をかけられた。
「今日の相手は、アイドルだが経験がある分、お前にはハンディキャップマッチとして3対1で闘ってもらう。」その言葉に戸惑うあみ。
「そ、そんなぁ・・・」でもあみの表情を見て黒服が呟いた。
「しかし、お前にも経験があるから、最初の5分で誰か1人からギブアップか失神させればお前の勝ちだ。その後は3人掛かりでの試合になるが、60分間お前が耐えて失神もしなけりゃ、お前の勝ちにしてやるから、頑張れよ。・・・ふふっ、そうすればまたステージに立てる日も来るだろうよ・・・」そう言うと、控え室を後にする黒服の男。
そしてあみは時間になってリングに向かって歩き出していった・・・。
「今日の相手はあなた達ねっ!」あみはリングに上がると、既にリングで待っていた瞳、遥、そして由衣に一言呟いてコーナーに立っていった。
「偉そうにしないでください・・・先輩!」早くも由衣があみに挑発するようにコーナーから出ていくと、あみも「何よ、胸が大きいからって・・・せいぜい水着からハミ出さないように気を付けてね・・」その言葉に由衣が怒り出すと、瞳と遥が止めていった。
「由衣ちゃん、いいのよ試合が始まればいくらでも出来るわ。この人を痛めつければ今日は勝ちよ!」その瞳の言葉に由衣がコーナーに下がると、リングアナによってコールが始まっていった。
「お待たせしました。本日の第1試合、特別変則マッチを行います!・・・青コーナー、藤原〜瞳〜、末長〜遥〜、市河〜由衣〜・・・赤コーナー、鈴本〜あみ〜!・・・なお、この試合は最初の5分は一対一でタッチでのみ交代可能で、それまでに1人から勝利すれば鈴本選手の勝ち、それ以降は60分耐えれば鈴本選手の勝ちですが、藤原選手達は3人で鈴本選手を攻められます・・・」その言葉に観客達が歓声をあげていった。
いつもは痛めつけられるタイプのアイドル達が、お互い潰し合うと言う試合だから歓声が大きくなるのも納得である。
そして両コーナーでは、白いビキニ姿のあみと、対して白いワンピース水着の3人が相対していた。
「カァーン!」遂にゴングが鳴らされると、あみはコーナーから飛び出していった。
「私から行くわ!」そう言うと、まずは遥がコーナーから出ていった。
そして睨み合う二人。しかし5分と言うリミットがあってあみが果敢に攻め込んでいった。
「このおぉぉぉぉぉ・・・・」いきなり大声をあげて遥の腕を取ると、ロープに振っていくあみ。
「何よぉぉぉ・・・」ロープに振られて返ってくると、あみが早くも大技であるラリアットを遥の喉元に叩き込んでいった。
バシッ・・「ぐわっ!」遥がフラっとして倒れると、あみは狂ったように遥の顔目掛けてストンピングを叩き込んでギブアップを迫っていった。
「ほらほらっ、可愛い顔が潰れるよ!ギブアップしなさいよ!」いつもと違い、鋭い目つきで遥を攻めるあみ。
「ひ、酷いっ・・遥ちゃんの顔ばっかり攻めて・・」瞳がコーナーからあみの攻めに怒ると、由衣が「仕方ないよ・・これがプロレスだから・・・。でも、後でタップリと仕返ししようよ・・・どうせテレビにも出ない先輩だから、徹底的に痛めつけてお客さんにアピールしなきゃ!」由衣は既にあみを痛めつける方法を考えているようだった。
そして一分が過ぎると、遥は起こされてから一気にあみにバックドロップを受けていた。
バッシーン!・・「ああんっ・・・」またも大の字状態になる遥。流石にあみもアイドル同士だと強いのか、一方的に攻めていた。
「そろそろ決めてあげるわ!」そう言うと、あみは遥を俯せにしてから一気にキャメルクラッチを極めていった。
「あああっ・・あああんっ・・・」背中を軋まされて遥が腕をバタバタして苦しむと、あみが構わず揺さぶりながらギブを迫っていった。「ほらほらっ・・ギブすれば楽になるのよ!」そのあみの攻めに背中に激痛を感じながらも遥が耐えると、あみは更なる攻めをしていった。
「強情な娘ねっ・・・これならどうっ?」そう、そのままイジメ技の定番である鼻フックをしてのキャメルクラッチに移行していった。
「ふがああぁぁぁ・・・ふががっ・・・」鼻への強烈な痛みに遥の瞳に涙が浮かぶと、更に揺さぶった。
「ほらほらつ・・・鼻が取れちゃうわよ!」あみは何時になくヒールっぽい攻めをしていたが、大事な時間の経過を忘れているようだった。既に4分を過ぎていて、遥は時間を計算していたのか耐えていた。
「トドメよ!」続けて遥の喉へ腕を回して、スリーパーを仕掛けつつ上半身を浮かせて攻めていくあみ。そしてあみと遥の肌には汗が光り始めていたが、ここで遂にアナウンスが流れていった。
「5分経過!5分経過!・・・ここで残りの選手も入っていきます。ここから55分試合が続きます!」そのアナウンスに、由衣と瞳がリングが入っていった。
「あっ・・・」由衣と瞳の姿を確認すると、あみは驚きの声をあげるが、今度は瞳に喧嘩キックを顔面に受けてしまっていた。
「遥ちゃんを放せぇぇぇぇ・・」瞳が叫ぶと、由衣が早くもあみの髪の毛を鷲掴みにして遥から離していった。
「立てよ・・・さっきは威勢のいい事を言ってたよね?・・先輩!」あみを立たせて由衣が顔を近づけて言い放つと、あみも意地になっていた。
「ふんっ・・上等じゃないの!」あみも先輩の意地で勢いのあるヒザ蹴りを由衣のお腹へ決めていった。
グシュ・・「うぐうっ・・・」思わぬあみの反撃に由衣は顔を苦痛に歪めると、続けてあみが張り手の連発で由衣をロープに押していった。
パシッパシッ・・・「このこのっ・・おらあぁぁぁぁ・・・」必死に攻めていくあみ。
しかし背後からは瞳が迫っていた。
「先輩の相手は1人じゃないんですよ!」そう言うと、必死にあみに背後から組み合って瞳が倒していった。
「由衣ちゃん行くよ!」遥も咳き込みながらも由衣に合図すると、二人で倒れたあみの全身を蹴りこんでいった。
バシッ・・ボシュ・・バキッ・・「ああんっ・・あうっ・・イタッ・・ぎゃあっ・・」更に瞳まで加わって3人の袋叩き状態にされてあみが悲痛な声を漏らしていった。
「そう言えば、瞳ちゃんとかはプロレスの練習はしたことある?」由衣が蹴りこみながら言うと、瞳と遥も蹴りながらも「ううん、二人で少ししただけなの・・・」と言うと、由衣がある事を思いついた。
「そうだ、今日は鈴本先輩を相手に、プロレス技の練習しない?私もドラマで練習してるから、二人に教えてあげる!」と何と試合中に練習をするとまで言い出す3人。
「じょ・・冗談じゃ・・ないわよ・・・」蹴られながらもその言葉を聞いてあみが呟く。
「まずは、打撃技からいこうか?」と由衣はあみを起こすと、瞳などとロープに腕を絡めていった。
「れ、練習なら堂々としなよ・・・」固定されてあみが叫ぶ。
「あらあら、サンドバックが喋ってるよ!・・・それっ!」叫ぶあみのお腹へ由衣の強烈なミドルキックが炸裂すると、あみは口から涎を出していった。
ビシッ・・「うげっ・・・ううっ・・・くうっ・・・」その苦痛の声を漏らすあみに、続けて瞳と遥までが蹴りこんでいった。
バシッ・・「おげえぇぇぇぇ・・・苦しい・・・」更に口から透明の液体を垂らしていくあみ。
「今度は投げ技もやってみよう!」更に由衣は二人に練習を勧めると、ロープからあみを放していった。
しかしここで、あみも必死な反撃に出ていった。
「舐めるなよおぉぉぉぉ・・・・」突然に叫び声をあげて由衣に組み付いていくあみ。
「先輩・・・もしかして何でも有りでもするつもりですか?」倒されてあみに上になられても落ち着いている由衣。
「何でも有りとかじゃないのよ!・・・そりゃああぁぁぁ・・」そう言うと、あみが由衣の顔面目掛けてパンチを落としていくと、少しずつ由衣の顔面にパンチが決まっていった。
「ゆ、由衣ちゃん!」瞳達が心配して駆け寄ると、由衣が「何でも有りはここいうのもあるの、見ててね!」と余裕だった。
「余裕ぶってるんじゃないわよ!」あみが更にムキになって殴りつけると、今度は由衣が伸びきったあみの腕を掴んでいった。
「だから甘いのよ・・・それっ!」いきなり由衣が体制を入れ替えて上になっていくのに成功すると、逆にあみが焦り始めていった。
「何を焦ってるんですか?・・・ふふっ・・・」焦るあみに対して、落ち着いた様子の由衣が完全なマウントポジションを取っていくと、あみは手足をバタバタさせて逃げようとしていた。しかしこの体制になっては無意味だった。
「売れないアイドルって悲惨よねっ・・・」一言呟く由衣。
「ふ、ふざけた事いってると・・・タダじゃ済まないわよ!」あみも先輩の意地で言い返すと、次の瞬間に由衣の強烈な顔面パンチが炸裂した。
バコッ・・「うぐうっ・・」思わず声を漏らすあみ。
バキッ・・グニュ・・ボシュ・・「ひぐっ・・ぐわっ・・あひっ・・」更に続けて由衣の拳があみの顔面・胸などを襲い始めると、あみの悲痛な叫びだけがリング上に響いていた。
しばらく由衣の攻めが続くと、グッタリとするあみを起こしていく由衣。
「瞳ちゃんとかも蹴りの練習してたほうがいいよ!」由衣が笑みを浮かべて瞳と遥に言うと、まずは瞳があみに近づいた。
「こうですか?」すると瞳も踏み込んであみのお腹へミドルキックを叩き込んだ。
グニュ・・「ぐぼおぉぉぉぉぉ・・・コホッ・・コホッ・・」由衣に捕まって逃げられないあみのお腹へ蹴りが入ると、苦しさからあみは咳き込んでいった。
「次はヒザ蹴り!」と瞳が続けてあみに入れると、今度は無言で膝をついていくあみ。さすがに今のは効いたようだった。
「うぐぐっ・・・ううっ・・・」更に苦しむあみに、膝をついて低くなっている所へ、遥が思いっきり顔面への蹴りを入れた。
バシィィィ・・・「ひぐううぅぅぅぅぅ・・・」瞳より体格のいい遥の蹴りはあみに衝撃を与えてダウンさせるが、由衣が髪を掴んで倒れるのを許さなかった。
グイッ・・「寝る時間じゃないでしょ・・・売れないんだからこういう所で稼がなきゃダメでしょ・・・」由衣の目つきが変わると、あみは無防備で由衣に捕まるだけだった。
「も、もう・・・許してよ・・・」もうフラフラのあみは遂に由衣達に許しを乞うが、当然受け入れられなかった。
「まだですよ・・・今度は先輩が腹筋を鍛えているか試してあげますね!」と由衣がコーナー近くにあみを倒した。そして固定するように肩を押さえると、瞳がコーナー登っていった。
「いきます〜っ!」そして無防備なあみのお腹へ瞳がトップロープからのフットスタンプを叩き込んでいった。
グニュ・・「ぐええぇぇぇぇぇぇ・・・・オエッ・・オエッ・・」まずはあみの腹筋に力を入れていたのだろう、何とか反吐は吐き出さずに済んだが、強烈な嘔吐感に襲われていた。
「次は私よっ!」続けて遥があみに同じくフットスタンプをトップロープから炸裂させていく。
グシュ・・「ふげええぇぇぇぇぇ・・・ううっ・・オエッ!」今度は意地で激しくは吐き出さなかったが、口の中に逆流してくる胃の中の物を必死に飲み込むあみ。
「ぐ、苦しい・・た、助けて・・・」必死に誰かに助けを求めるようなあみ。しかし観客もあみの痛めつけられるシーンを楽しみに見ていて、誰も試合を止めようとはしなかった。
そして瞳と遥があみを押さえると、由衣が軽々とトップロープに上がっていった。
「しぶといから、これで決まりよ!」そう言うと、由衣はトップロープからジャンプしてからあみのお腹へフットスタンプを炸裂させていった。
ブニュうぅぅ・・・「ホゲエエエエエエェェェェ・・・・・」これには激しく口から反吐を噴き出すあみ。
「き、汚い・・・」遥が呟いた。
「ゆ、ゆるじて・・くらぁ・・はい・・・」口から胃液などを流しながら懇願するあみ。
「そ、そう言えば・・・私達をいつも苦しめてる滝本の元彼女なのよ、この人!」突然に遥が思い出したように言うと、瞳の顔色が変わった。
「そ・・そうなんですか・・・いつも酷い事ばかりされたけど・・・だったらお返ししましょうよ・・」以外にも可愛い顔をしてリベンジを考える瞳。
「そぉ、そぉんなぁぁ・・・・わぁ、わたしは・・・関係・・ないでしょ・・うぐっ!」そのあみを由衣が立たせると、ロープに絡めていった。
「それじゃあ、この人を虐めちゃおうか?」その由衣の言葉に二人は頷いた。
「やっ、やめて・・・」しかし次の瞬間、由衣の激しいパンチがあみのバストに襲いかかった。
グニュ・・ブニッ・・「ぐはっ・・はうっ・・ゆ、許して・・・ぐはっ・・・」次々と襲いかかる由衣のパンチ。あみはビキニ越しに乳房を潰されていって藻掻き苦しんでいた。
「こんなオッパイで喜ばしてあげれたの?」と由衣は馬鹿にしたようにしてあみのバストを殴りつけると、あみは女としてのプライドからも、その大きなバストを揺らしながら攻めてくる由衣に劣等感を抱いたのか涙を流していた。
「ここも使ってたんじゃないの?」と更に遥までが滝本への復讐心をあみに向けて、今度は背後からあみの股間を爪先で突いていった。
「あんっ・・そ、そこは関係ないでしょ・・・やめてよぉぉ・・・」ロープに固定されて観客の方向を向きながら、あみが泣きながら遥に言うと、その光景を観客達はニヤニヤしながら見ていた。
そしてその頃、今日は試合の予定のない滝本秀明がこの都内某所の地下プロレス会場に来ていた。
「ふうっ、マスコミの目を逃れながらココに来るのは大変だぜっ・・・まぁ、他の地下プロレスって言うのも見てみるか・・・勉強のためになっ・・・」と控え室の方向から会場のホールに向かっていった。
「ふふふっ、今日は誰が試合してるのかな?・・・俺も今度は違うアイドルとでも試合したいし・・・」そう言いながらリングの見える位置に来た滝本の表情が驚きの表情に変わっていった。
「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」そう、3人のアイドル、それも二人はこの前に自分が散々痛めつけたあの瞳と遥が、事もあろうに鈴本あみをリングでリンチ状態で痛めつけているのだから・・・そして耳にはあみの大きな悲鳴が聞こえていったから・・・。
「な、何で・・・あみが・・・地下プロレスに・・・」元彼とは言え、まだ未練のあった滝本は、あみがこのリングに立っている事自体不思議に思ったが、現実に目の前で痛めつけられて泣き叫んでいるのはあみだった。
「あ、あみ〜!」突然叫び声をあげてリングサイドに走り寄る滝本。
「・・・た・・滝本君・・・」その言葉に気が付いたあみは、滝本に助けを求めるような視線を向けると、滝本の表情が怒りの表情になっていたった。
「おい、放しやがれ!」その言葉に、3人も滝本と気が付くと逆に言い放った。
「どう、あなたの好きな人がこうして痛めつけられるっていうのは?・・・でもアンタに今日は試合の権利はないの・・・」遥がリング上から言い放つと、瞳は滝本の前ということもあって、ヒザを思いっきりあみの股間に叩き付けていった。
グシュ・・「ひぎいいぃぃぃぃぃぃぃ・・・・」まさに恥骨に直撃するこの衝撃に、あみは脳天まで貫くような感覚でガックリと力を抜かれてグッタリした。
「おい・・・やめろよ!」思わずリングに上がろうとする滝本。しかし黒服達が止めていった。
そしてリング上では、失神寸前のあみがロープから放されると、由衣が「それじゃあ合体技でフィニッシュにしよう!」と二人に言うと、瞳と遥がトップロープに上がっていった。
そしてコーナー付近で由衣はあみの頭を股に挟んでいった。
「滝本さん、今からよ〜く見ていてね。好きな人がリングで失神していく様をねっ!」と言うと、あみは逆さまにされてパイルドライバーの体制にされていった。
「ああっ・・・た、滝本・・君・・・・」両足を広げるようにして逆さにされながらも、滝本の名前を呼ぶあみ。しかし意識も朦朧としているから3人掛かりのパイルドライバーは受け身も取れずに危険だった。
「お、おい・・・今のあみにそんな事したら・・・危ないじゃないか!」サードロープを握りしめて滝本が叫ぶが、広げられた両足を片方ずつ瞳と遥が掴んで準備は出来ていった。
「し、試合を止めさせろよ〜!」叫ぶ滝本。
「・・・・・・・・・」無言のまま滝本に笑みを一瞬浮かべるあみ。
グシャアアァァァ・・・「ひぐっ!」そしてパイルドライバーが決まると、あみの首には3人からの圧力が掛かっていった。そして一言変な悲鳴を漏らすと完全に失神してしまった。
「カンカンカンカン!」ここでゴングが鳴らされると、試合は瞳、遥、由衣の勝ちとなったが、あみはヒクヒクと全身を震わせながら失神していた。
「あみ〜!」そしてリングに入り込む滝本。
「どう、こういう時の感想って言うのは?」今までの恨みもある滝本に、瞳と遥は冷たく言い放つと、滝本がマイクアピールしていった。
「だったら、次の大会であみと俺がタッグを組むから、お前達はデスマッチで試合しろ!」と絶叫してマイクをリングに叩き付けていった。
「いいわよ・・・ルールはコッチ任せでいいでしょ、公平なルールでやりましょうね!」と由衣が承諾した。
その光景に、リングアナも勝ちのコールを言えなかったが、滝本は失神したあみを抱えて控え室に戻っていった・・・。
そして時間が経ってあみが意識を戻すと、そこには滝本の姿があった。
「た、滝本君・・・」恥ずかしそうな顔をするあみ。
「あみ・・・どうしてお前がこんな所に・・・それも地下プロレスなんて・・・」あみの痛めつけれた部分をさすりながら言う滝本。
「だっ・・だって・・・仕事も無いし・・・色々と言われて・・・そこにここでのタレント同士で闘えばお金と仕事が貰えるって言うから・・・ゴメンねっ・・」頬に涙を流しながら滝本に言い返すあみ。
「分かった・・・それじゃ、次の大会の時に俺とタッグを組もう。そして今日の復讐をしてやろう!」そうして滝本とあみは手をガッチリと組むと、次回大会での対抗戦を決意していった。

第2試合

そして第2試合が始まる前、控え室では二人の男女が準備していた。
「お、男の人と試合ですか・・・」そう、その声はあの伝説のカリスマレースクイーンの鈴本史華だった。最近は試合もなく、レースクイーン対決では全勝してきたが、ここら辺でブレイクさせようと言うのが謎の男の考えなのだろうか。そして黒服が呟く。
「そうだ、最近試合をしていないから、ここらで実力をアピールしないと写真集発売も危ないぞ・・・近いうちに出版予定だしなぁ・・・」と笑みを浮かべる黒服。
「で、でも・・・男の人となんて・・・また酷い試合じゃあ・・・」不安げな史華。
「そんな事を言っていてもいいのか、鈴本?写真集も近いだろう、出すのが?」その黒服の言葉が史華の耳に響いていた・・・。
「わ、分かりました・・・」そう言うと、史華は白い胸元の開いたワンピース水着に着替えていった。そして他の控え室では・・・。
「久しぶりのリングだぜっ!・・・暴れてやる!」そう、その声の主は久々の登場のアーク・パンサーだった。
そして観客達の待つリングに二人は出ていった。
「ただ今より、第2試合を行います!青コーナー、鈴本〜史〜華〜!・・・赤コーナー、アーク〜パンサー〜っ!」そのコールに驚きの表情の史華。
逆に、アークは「ふふふっ、こんなイイ女と試合が出来るとはありがたい・・・思いっきり楽しませてもらうぜっ!」とコーナーで早くも史華の開かれた胸元や、股間に視線を移していった。
「カァーン!」そしてゴングが鳴り響くと、アークと史華がコーナーから飛び出していった。
「久しぶりのリングでお前みたいな上玉を襲えるのは最高だぜっ!」笑みを浮かべながら史華に迫るアーク。
「なっ、なに言ってるのよ・・・」その言葉に思わず怯える史華。たしかに、史華は以前にレースクイーン時代に薬を使われてレイプされた過去があったので、この様なまさに公開レイプになりかねない状況では史華としては焦りも出てくる筈だった。
しかし、史華も写真集だけの収入以外の稼ぎ方として地下プロレスは考えていたので、実はプロレス特訓をしていたのだった。
「ブッ殺す!」その言葉と共にアークがタックル気味に史華に迫っていった。
「いやっ・・」思わず悲鳴をあげるが、史華は見事なステップバックから両手でタックルで下を向いたアークの頭を押さえて上手く逃げていった。
「くっ、運のいい奴だぜっ!」アークは距離が開くとまたも構えていった。
「はぁ・・はぁ・・」早くも緊張からか、史華の呼吸が荒れているようだった。
「ぐふふっ、呼吸を乱しているようじゃ、先は無いな!」そう言うと少しずつ距離を詰めるアーク。そして史華も構えるが少しずつコーナーに押されていった。
「いくぜぇぇぇ・・」 その叫び声と共にアークが史華に殴りかかると、流石にプロレス特訓した史華だったが、アークのパンチを顔面に受けてしまった。
バキッ・・「あぐうぅぅぅぅ・・・」思わず顔を押さえてコーナーに座り込む史華。
バシッ・・バキッ・・「おらおらっ・・・おらっ・・」更にコーナーに座り込む史華の顔面などへヒザ蹴りを叩き込むアーク。
「ぶぎゃあぁぁぁ・・・」思わず変な悲鳴をあげて倒れ込む史華は、苦し紛れにリング下に転がり逃げていった。
「ふふふっ・・・俺様が強いのが解ったかぁぁぁぁ・・・」その史華の逃げる姿を見てポーズを決めて観客にアピールするアーク。
しかし史華は顔を気にしていたが計算通りと言う所なのか、水着からバストがハミ出ていないかなどチェックしながらリング下を歩き回っていた。
「おい、ウロウロしてるんじゃねぇぞっ!とっととリングに上がりやがれっ!」その史華の姿にアークがイライラして叫ぶと、史華も言い返していった。
「何言ってるのよ、イライラしてるならコッチに来ればいいでしょ!」と舌を出して言い返す史華。
「な、何おぉぉぉ・・・」その史華の言葉にアークがリング下に降りていくと、史華は走って逃げていった。
「逃げてるんじゃねぇ〜ぞっ!」追いかけるアーク。しかし史華が突然に反撃に出ていった。
「かかったわねっ!」そう叫ぶと、走り込んでくるアークのヒザに史華の綺麗な低空ドロップキックが炸裂した。
バシッ・・「ぐわああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」ヒザをダイレクトヒットされて倒れて藻掻き苦しむアーク。
「ふふふっ、息が荒くなったのも計算よ・・・ふふっ!」更にアークへ強烈な蹴りを打ち込む史華。細い足だがまるでムエタイの蹴りを見るような破壊力がある蹴りに観客は驚いていた。
「い、いつのまにあんな蹴りを・・・」「細い身体のクセに凄いじゃねぇか!」会場の所々から驚きの声が上がる中、史華の反撃が始まっていった。
苦しむアークに組み付かず、史華がリングサイドからパイプ椅子を持ち出すと、それをアークに叩き付けていった。
バシッ・・ガッシャーン!「うがああぁぁぁぁ・・・うぐっ・・・は、反則だぞっ・・おい!」以外にも弱気な事を言い出すアーク。しかし史華は構わず椅子で殴りつけると、今度はアークの髪の毛を掴んでリングに入れていった。
そして倒したままのアークにキャメルクラッチを極めていった。
「あぐぐっ・・・」首と背中に走る激痛に藻掻くアーク。
「ギブ、ギブアップする?・・・ギブすれば楽になれるのよ!」そう言いながらアークの顎に掛けた両手をグイグイと揺さぶって追い込む史華。
「だ、誰がぁぁ・・・お前にギブなんかするかぁぁぁ・・・」苦しいが意地になってギブを拒むアーク。
「そう・・だったら耐えればいいでしょ!」更に攻めるが、史華が一気に放すと立ち上がっていった。
「うぐぐっ・・・」顎を押さえてフラフラしながら立ち上がるアーク。
そのアークに向かって構えて距離を詰める史華。アークもその史華に警戒して構えていった。
「それっ!」そのアークに踏み込んでのハイキックを繰り出す史華。
「甘い!」しかしアークが上手く史華のハイキックを払うと、そのまま組み付いて倒していった。
「ふっ、さっきから色々してくれたなぁ・・・おいっ!」そう言うと、アークがまずはサイドポジションから史華に組み付くと、一気に史華の白い水着の肩紐付近と、腰の辺りの水着を掴んでから逃げられなくしていった。
「んんっ・・・ううんっ・・」力を入れて逃げようとする史華。しかし考えていなかった状況なので苦しそうだった。
「お返しだぁぁぁ・・・」アークが叫ぶと、一気にヒザを上げてから史華の無防備な脇腹にヒザ蹴りを叩き込んでいった。
グシュ・・「グボオオォォォォ・・・・・・うぐぐっ・・・」細身の史華のまさに肋骨わ粉砕するような勢いのヒザ蹴りに、史華は悲鳴と共に口から涎を流していった。
「苦しいかぁ・・・おらっ!」更に苦しむ史華の腕、お腹へヒザ蹴りを入れていくアーク。
「ぐうっ・・く、苦しい・・・ううっ・・・」これにはただ悲鳴をあげて苦しむ史華。何とか逃げたいようだったが水着を掴まれて固定されていた。
「ふふふっ・・・」今度はアークが飛び上がるとマウントポジションを取っていった。
「ううっ・・な、何するのよ!」完全に馬乗り体制にされて逃げれなくなった史華。
「ふふふっ、気が強い女は好きだぜ・・」そう言うと、アークの手が史華のバストへ伸びていった。
ブニュ・・ブニュ・・・「いやあぁぁぁ・・・こんなのプロレスじゃないでしょ!」水着の上から激しくバストを揉み下されて悲鳴をあげる史華。
「たしかになぁ・・・でも地下プロレスだから何でも有りなんだよ!」更にアークは史華の胸元の開いた水着から手を這わせていった。
「いっ・・いやあぁぁぁ・・・こんなの・・・プロレスじゃ・・」そういう史華の乳房を直接手で揉みまくりながら、まるで楽しむかのように激しく攻めるアーク。
「おおっ・・いい感触だぜっ!・・・この可愛い乳首も堪らない感触だぜぇぇぇ・・」と乳首を指で攻めていくアーク。
水着の中で乳首を攻められ、顔を赤らめていく史華だったがアークの腕を掴んでも、男女の力の差は歴然で乳房を攻めるアークの手を退かす事は出来なかった。
「今度はここはどうだぁぁぁぁ・・・」更に乳房を弄ぶ手を水着から出すと、今度は史華の股間へ手を伸ばすアーク。
「ああんっ・・・何よぉぉぉ・・・こんなのって・・」反撃したいがアークの攻めに何も出来ない史華。
「ほらほらっ・・どうだ、おらっ!」次第に水着の上から股間の敏感な部分を狙って指を這わせて攻めるアーク。
「ああんっ・・やあっ・・やめてよぉぉぉ・・・ああんっ・・」アークの上手い指使い、いや攻めに喘ぎ声まで漏らしてしまった史華。
しかしアークも、地下プロレスの復帰線だという事を思い出し、史華の股間への攻撃はやめていった。
「ぐふふっ、こういうのは試合が終わった後に楽しませてもらうぜ!」アークは呟くと、一気に逃げられない史華のバストへ水着の上から激しくパンチを振り落としていった。
ブニュ・・グニュ・・ブニュ・・「いやああぁぁぁ・・・いやんっ・・・はあんっ・・痛いっ・・・きゃああぁぁぁぁ・・・」無惨にもバストを拳で何度も押しつぶされて悲鳴をあげていく史華。アークの拳がめり込むたびにひしゃげていく史華のバスト。
そしてグッタリと抵抗もしなくなってきた史華に更に腰を浮かすと、アークが今度は史華の細いウエストを潰すためか、一気にお腹へヒップドロップ気味に潰していった。
グシュ・・「フゲエエェェェ・・・・・」変な悲鳴と共に口から涎を撒き散らす史華。
「よく耐えたなぁ・・・もう一発ご褒美だぜっ!」そうアークが言い放つと、今度は更に勢いを付けたヒップドロップを史華のお腹へ叩き込んでいった。
グシュウゥゥゥ・・「ホゲエェェェェ・・」今度は豪快に口から反吐を噴き出す史華。
「ふふっ、臭いなぁ、美人も顔無しだぜっ!」その史華から離れて立ち上がると、苦しむ史華の表情を楽しむかのようなアーク。
「ケホッ・・ケホッ・・ううっ・・・ぐるじい・・・」対して史華はお腹を押さえて苦しそうな表情を浮かべてフラフラしながら立ち上がっていった。
しかしアークはその史華の細い足首を狙って、素早いローキックを叩き込んでいった。
バシッ・・「ああんっ・・・」史華の悲鳴と共に、アークの蹴りが史華の足を襲っていった。
バシッ・・・・バシッ・・・・バシッ・・・・「いやんっ・・・ああんっ・・・ひいぃぃぃ・・・」次々と決まっていくアークの蹴りに、悲鳴と共に史華の白い足が内出血していったのか紫色に変色していった。
そしてロープを掴んで何とか立っている史華に、今度はアークがヘッドロックで締め上げていった。
グイッ・・グイグイッ・・「おらおらっ、どんどん苦しめてやるぜっ!」アークが叫びながら今度は史華の顔面を硬いロープに押しつけていった。
ギュギュギュ・・・「ぎゃああああぁぁぁぁぁ・・・目がぁぁぁぁ・・・焼けちゃうぅぅぅぅ・・・」そう、アークはそのまま押しつけた史華の目が当たるようにして目つぶし攻撃をしていったのだった。そしてその想像を絶する痛さから史華は大声で叫び苦しんでいた。
「おらあぁぁぁぁ・・・」またも叫んで史華を放すと、史華は目を押さえるようにしてフラフラして苦しんでいた。
「いやあぁぁぁぁぁ・・・・・・あんっ!」しかしその史華をアークは許さず、目を押さえている史華のヒップに強烈な蹴りを叩き込んでいった。
バシッ・・バシッ・・「おらおらっ・・・泣き叫けよっ!」流石は外道のアーク。こんな状態の史華を痛めつけて楽しんでいた。
そしてロープに辿り着き、何とかロープを掴んでいく史華。しかし下を向いた史華の突き出した格好のヒップをアークは見逃さなかった。
バシッ・・「ああんっ・・・ああっ・・」史華の悲鳴と共に、アークの蹴りが史華に襲いかかっていった。
次第に史華は無意識のうちにロープを両手で掴むが、両足を広げ始めるとアークが真後ろに迫っていった。
「ふふふっ、ココは痛いぜっ!・・・・うりゃああぁぁぁぁ・・・」その瞬間、アークの叫びと共に史華の無防備な股間へ爪先蹴りが炸裂していった。
グシュ・・・史華の股間へ突き刺さるアークの爪先。
「ふぎぃぃぃ・・・」まるで恥骨が粉砕されたかのような衝撃に、史華は変な悲鳴をあげて倒れ込んでそのままリング下に転落していった。
「逃がさないんだよ・・・鈴本!」アークもリング下に降りると、史華を無理矢理にリングに入れていった。
「ううんっ・・・やめて・・・痛い・・・」股間への激痛にうわごとのように呟く史華。
「やめるかよ・・・ふふふっ・・・」そしてアークは、フラフラの史華を更に痛めつけるために、ロープに両腕を絡めていった。
「ううっ・・な、何するの・・・・」ロープに腕を固定されて怯える史華。しかしギブアップとは言わないところがまだ何か狙っているのか・・・。
「こういう事さっ!」そしてアークが、叫ぶのと同時に史華の顔面・バスト・お腹などへパンチを入れていくと、史華は悲鳴をあげていった。
「ウゲッ・・・うぐっ・・ホゲェェ・・うぶっ・・・」そして史華は、まるでサンドバッグのようにアークに遊ばれていったが、次第に顔などは腫れてきていた・・・。
「ふふふっ、徹底した腹責めで痛めつけて失神に追い込んでやるぜぇぇぇ・・・」そうアークが史華に言い放つと、距離を取っていった。
「うぐぐっ・・・ううっ・・・」そのアークの姿を見ても、無防備で逃げることも許されない史華。
「いくぜぇぇぇ・・・」アークの叫び声と共に史華のボディへ突き刺さるアークのショルダータックル。
グシィィィ・・「うぐううぅぅぅぅぅぅぅ・・・・」お腹への強烈な圧力に、一瞬間を置いて口から胃液を噴き出す史華。美人レースクイーンの残酷なシーンに観客も盛り上がっていったが、史華の腕が今のアークの攻撃の衝撃で外れていった。
「ぐふふっ・・鈴本ぉぉ、トドメだぁぁぁ・・・」そしてアークが、フィニッシュを狙って思いっきり走り込んでのタックルを狙っていったが・・・・。
(腕が外れた!)史華は一瞬、腕が自由になったので最後の力を振り絞ったのか、少し避けるとヒザをアークの顔面に合わせていった・・・。
グシャアアアアァァァァ・・・「ぶぎいいいぃぃぃぃぃぃ・・・・」以外な反撃に、アークは顔面に史華のヒザを受けて鼻血を噴き出していくと、フラフラしてヒザを落とすと、今度は史華がアークに組み付いていった。
「これなら・・・どうだぁぁぁぁぁ・・・・」史華の絶叫する声がリングに響くと、史華がヒザを落としたアークの首に腕を巻き付けると、フロントチョークスリーパーを極めていった。
グググッ・・・「ううぐっ・・・効かないんだよ・・・こんな・・・技・・・」アークが強がって史華を放そうとするが、史華も渾身の力を入れて締め上げていった。
「んんんんんんっ・・・・ふんっ!」史華も必死に締め上げていった。
「こんな・・・技・・に・・・俺・・・様・・が・・・・・・・ま・・・・・・」しかし史華の細い腕は確実にアークの頸動脈を捕らえていて、アークは気持ちは強がっていても血液が脳に送られなくなって失神してしまった。
史華の腰に回していたアークの手がブランッと下がると、アークの失神が確認されていったが、史華は必死になって絞めていたので気が付いてはいなかった。
「ほらほらっ・・・ギブしなさいよ!」しかし史華が気が付く前に、ゴングが乱打されていった。
「カンカンカンカン!」そのゴングに驚く史華。
「な、何よ・・・ゴングって・・・」しかしその史華も、冷静になってアークを見ると涎を流すアークの姿に勝ちを確信したようだった。そして放すと、アークはガクンとリングに倒れ込んでいった。
「勝者、鈴本史華!」そのコールに史華は安心したのか、一瞬安堵の表情を浮かべて気を失ってしまった・・・。
「うっ・・う〜ん、し、試合は・・・」それから暫くして史華が意識を戻してうわごとのように呟くと、黒服の男がベッドの隣に立っていた。
「お前の勝ちだ。・・・賞金の300万円は振り込まれている筈だ。」その言葉に勝ちを確信した史華。
「か、勝ったんだ・・・私。男の人に・・・・」驚く史華。
しかし、黒服からは以外な言葉が・・・。
「たしかに勝ったが、これからは女同士試合もそうだが、男からも狙われるかもしれないぞ・・・ふふふっ・・・・」そう言うと、黒服は白い水着でベッドに横になる史華の側から離れていった・・・・。

第3試合

「えっ・・・プロレスごっこで500万円!?」その驚きの声をあげたのは、あのポスト末広涼子と言われる美少女アイドルの内山理奈だった。
そう、地下プロレス組織がまた新たな地下リングへのチャレンジャーを捜すべく芸能界に触手を伸ばしていたのだった。
「いいわ、でもプロレスの練習もしていかないとマズイと思うから、少し時間をください・・・」そう言うと、以外にも理奈は地下プロレスへの出場を承諾していった。
そしてもう1人の声を掛けられたのは、グラビアアイドルとしてその美少女アイドルとしてでなく、以外なグラマラスな身体を持ち合わせる仲根霞だった。
「わ、私が・・・プロレスを?」黒服の誘いの言葉に驚きの表情をしていく霞。
「そうだ、当然マスコミなどには公開はしないし、ファイトマネーも満足いくように出すし、君ならデビュー戦は500万円は堅いな。」その言葉に驚く霞。
「でも・・・それって地下プロレス?・・・相手は恐ろしいレスラーとか?」少しずつ興味を持ち始める霞。
「いや、相手もアイドルでやってもらう・・・まぁ、君たちの叫び声を上げながらのプロレスなら客受けもいいと思うよ。最近の女子プロレスはブスが多すぎるし・・・、ただ、負けた場合のファイトマネーは少なくなるがな・・・その分、マジなファイトを期待するぞ・・・」その黒服の言葉に思わず笑みを浮かべる霞。そうして二人目のスカウトも上手くいっていった。
そして数週間後の今大会の第3試合で二人のデビュー戦となっていった。
「うおおぉぉぉぉ、こんな可愛い娘が闘うのかぁぁぁ・・・」「これこそ美少女プロレスだぁぁ・・・」色々な歓声が混じる会場のリングに、遂に理奈と霞が姿を現していった。
白い競泳水着に肘と膝には白いサポーターを付けてコーナーに立つ理奈。そのT157B79W56H79の可愛らしい身体を白い水着が包む様は、微かな色気を醸し出していた。
対するコーナーには、同じく白い競泳用水着で立つ霞の姿があった。しかしそのT163B87W56H86と言う見事な身体は、理奈と同じ水着でも身体の線がクッキリ出ていて明らかに理奈とは違う色気を漂わしていた。
その観客達の視線が解ったのか、早くもコーナーからは理奈が鋭い視線で霞を睨み付けていた。そして霞も理奈の視線に気づいたのか、視線を返していた。早くもアイドル同士のプロレスごっこが真面目な試合に展開しそうな気配だった。
「ただ今より、第3試合を行います。青コーナー、仲根〜霞〜・・・赤コーナー、内山〜理奈〜・・・なお、今日がデビュー戦のこの二人。勝利者には500万円の賞金が、敗者には賞金はありません。」そのアナウンスに驚く二人。
しかしさすがはお互い最近の19歳だった。「いいわよ、勝てばいいんでしょ・・・」早くもやる気を見せてウォームアップしていく理奈。
「わ、私だって負けないわよ・・・内山さんなんかに・・・」その霞の言葉に、理奈が反対コーナーに歩いていって霞の水着の胸元を掴んでいった。
「何ですって・・・聞こえたわよ!ちょっと胸が大きいからって調子に乗らないでよ!」早くも殺気立つリング上。更に霞も「ふ〜ん、気にしてるんだ、胸が小さいからって・・」と理奈の小振りなバストの膨らみを見つめる霞。
もう、ゴングが鳴る前からアイドル同士のふざけた雰囲気もなく、まるで真剣勝負そのものだった。
「離れろ、ゴングまで待つんだ!」黒服がリングに上がって二人をお互いのコーナーに引き離すと、そこでゴングが鳴らされた。
「カァーン!」そのゴングに勢い良くリング中央に出ていく二人。
そして手の届く所に来るとお互いが足を止めて無言で睨み合っていった。
「・・・・・・・」「・・・・・・・」その以外な展開に、観客達も黙って見つめていた。
そして数分が経つと、突然リング上に張り手の音が響いていった・・・。
バッシーン!・・・・「痛っ!」先に手を出したのは理奈だったが、その張り手に一瞬声を漏らす霞。
バッシーン!・・・・「うぐっ・・」そして間髪入れずに霞の張り手が理奈の頬を襲うと、理奈も一瞬苦痛の表情を浮かべていった。
しかし次の瞬間、理奈の手が霞の髪の毛に伸びると、グイッと引っ張ってヘアーホイップで投げていった。
「このうっ!」「きゃああぁぁぁぁ・・・イッタ〜い!」思いっきりマットに叩き付けられた霞が悲鳴をあげて痛がると、理奈は構わず立ち上がるとストンピングを霞の顔面などへ叩き込んでいった。
バシッ・・バシッバシッ・・「ほらほらっ・・どんどんいくよ!」理奈の叫び声が響く中、霞の顔面などへ容赦なく入れられる理奈の蹴り足。
しばらくストンピングが続くと、続けて理奈が霞を起こしていった。
グイッ・・「寝てる暇は無いのよ!」その理奈の言葉に霞は「あなたこそ気を付けたら!」と油断した理奈のお腹へ肘打ちを決めていった。
グッ・・「ぐぼうっ!」いきなりの肘打ちをお腹へ入れられ、理奈の表情が苦痛歪むと、ヒザをついていく理奈。口からは透明の液体が垂れていた。
「さっきは何だって!・・・ほらっ、何とか言ってみなさいよ!」今度は霞が立ち上がって苦しむ理奈の髪の毛を掴んでグリグリと振り回すと、一気に理奈の顔面をマットに叩き付けていった。
バッシーン!・・「うぎゃあああぁぁぁ・・・」思いっきり顔をマットに叩き付けられて悲鳴をあげる理奈。更に足までバタバタして苦しんでいた。
「まだよ・・・もっと痛い思いをさせてあげるわ!」更に霞が理奈の足を掴むと、一気に逆エビ固めに極めていった。
グイッ・・「いやああぁぁぁぁぁ・・・腰が痛ったああぁぁぁい・・・いやあぁぁぁ・・」激しくマットを叩いて痛がる理奈。
「ふふふっ、痛いならギブアップすればいいでしょ!・・・どう、ギブ?」更に揺さぶりかけてギブアップを迫る霞。
「だ、誰がアンタなんかに・・・ノー、ノゥーよぉぉぉ・・・」顔は苦痛に歪むが、必死に耐えていく理奈。
「そう・・だったら女の子の大事な腰を壊してあげるわ!」可愛い顔をして怖い事を言いながら、霞が更に理奈の腰への攻めを激しくしていった。
「ううんっ・・・ぎゃあああぁぁぁぁぁぁ・・・・」理奈もその攻めに大きな悲鳴をあげて痛がっていた。
グイッ・・しかし理奈も以外な反撃に出ていった。「ちょ、調子に乗らないでよね!」その理奈の言葉と共に、霞の水着を引っ張る理奈。
「な、何するのよ・・・反則でしょ、恥ずかしくないの?」水着の背中の部分を掴まれ叫び声をあげる霞。
「勝てばいいんでしょ、プロレスって!」しかし霞の言葉に動揺もせず、更に水着を引っ張る理奈。
「いっ、いやあっ・・・」水着が千切れるのを怖がって、霞が理奈の足を放すと、理奈が必死な表情でリング下に逃げていった。
「なに逃げてるのよ!」その理奈にリング上から言い放つ霞。
「はぁ・・はぁ・・うるさいわね!」さっきの霞の逆エビで腰を痛めたのか、理奈は腰に手を当てながら言い返していた。
「何ですって・・・」理奈の言葉に怒ったのか、霞がリング下に降りると、理奈に近づいていった。
「負けないわよ!」しかし近づく霞のヒザにトラースキック気味に蹴りを入れる理奈。
バキッ・・「ぎゃああぁぁぁぁ・・・ヒザがぁぁ・・ヒザがぁぁ・・」曲がる方向と逆に蹴られた激痛から、霞は悲鳴をあげると倒れ込んでしまった。
「ふふふっ、苦しむ顔も可愛いじゃないの、仲根さん!」その苦しむ霞に近づくと、理奈が足を掴んでからスピニングトーホールドで痛めつけていった。
グイッ・・グイッ・・「ほらほら、この技知ってるかしら、仲根さん?」リング下で霞の足を攻めていく理奈。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・足がぁぁぁぁ・・折れちゃうぅぅぅぅ・・・」その理奈の攻めに瞳に涙を浮かべて悲鳴をあげていく霞。しかし理奈の攻めは続いていった。
「これだけじゃないのよ、今度はねぇ・・・」そう言うと、理奈が霞の技を解いてから無理矢理に起こしていった。そしてリング下と言うことで長机に霞を乗せていった。
「いくわよ!」更に理奈も机に乗り上げると、そのまま何とパイルドライバーの体制にしていった。まさにデビュー戦とは思えないプロレスセンスだった。
「あああっ・・ああっ・・・」逆さにされて、頭から机に落とされようとして怯える霞。
「いくわよ・・・覚悟はいいかしら?」そう言うと、一気に飛び上がって霞の脳天から机に落としていく理奈。
バキィィィ・・・「うぎゃああぁぁぁぁぁ・・・」机の壊れる鈍い音と、霞の大きな悲鳴が交錯する中、壊れた机の真ん中で倒れる霞の白い水着に包まれた身体。
「立つのよ!」更にフラフラな霞の髪の毛を掴んで起こしていく理奈。
「ああんっ・・」理奈にされるがままになる霞。
その霞をリング下で髪を掴んで連れまわす理奈。しかし腰にダメージがあるようで時折苦痛の表情を浮かべていた。
「ほらほらっ、お客さんにあなたの苦痛に歪む顔を見てもらわなきゃ!」観客にアピールするように霞を連れまわす理奈。
しかし霞が理奈の時折見せる変な動きに気が付いていったようだった。
「ううっ・・もしかして・・・腰が痛いんでしょ?」連れまわされながらも、理奈に呟く霞。
「何ですって・・・ウウッ・・」霞に聞かれた時にちょうど痛みが襲い動きが鈍る理奈。その理奈に霞が反撃に出ていった。
「ほらっ、痛いんなら痛いって言いなさいよ!」そう叫ぶと、霞が理奈の腰に組み付いていって鉄柱に理奈を叩き付けていった。
バシッ・・「ぎゃあ!」思いっきり肩口から胸などを痛打して苦痛の声を漏らす理奈。
「プロレスって言うなら、やっぱりリングで勝負でしょ!」霞が叫ぶと、理奈をリングに入れていった。
ゴロゴロ・・・リングに転がされながら入れられる理奈。そして霞も追いかけてリングに入ると、理奈を起こしていった。
「立ちなさいよ!」その言葉と共に起こされていく理奈。しかし鉄柱攻撃のダメージからかフラフラしていた。
そしてフラフラしている理奈の髪の毛を掴むと、お返しとばかりに霞が理奈の顔面を堅いロープに押しつけていった。
グッ・・「ううっ・・・」「これでも喰らえ!」二人の声が交差すると、霞は押しつけた理奈の顔面、特に目潰しを狙って目にロープが当たるようにして擦り付けていった。
ギュギュギュ・・・ギュギュ・・「きゃあああぁぁぁぁぁ・・・目がぁ・・目がぁぁぁ・・・」理奈の激しい悲鳴がリングに響くと、以外にも霞は笑みを浮かべながら理奈を痛めつけていった。
更にロープに顔面を押しつけて理奈を苦しめる霞。そして放すと、理奈は顔面を押さえて足をバタバタして苦しんでいった。
「ふふふっ、500万円もそうだけど、勝たせてもらうわよ!」霞が勝利を確信してのか、苦しむ理奈を起こしていった。
「もう少しで楽にしてあげるわね、内山さん!」そう言うと、霞はフィニッシュホールドとしてパイルドライバーをお返しとばかりに狙おうとしていた。そして理奈を座らせると、頭を下にして両足で挟もうとしていた。
ゴキッ!・・「させるかぁ!」しかし突然に理奈の絶叫する声と共に、攻めていた霞の身体が崩れていった。
「いやあああぁぁぁぁぁぁ・・・」股間を押さえて倒れ込む霞。そう、下を向かされていた理奈が頭を振って股で挟もうとした霞の股間の付け根、そうまるで恥骨を粉砕する勢いでヘッドバッド気味に叩き込んだのだった。
涙を流してリングに倒れて藻掻き苦しむ霞。そして理奈はフラフラして立ち上がると、笑みを浮かべていった。
「覚悟はいいかしら・・・目は痛かったのよ、アレのお返しは・・・こうよ!」そう言うと、霞を起こしてコーナーに連れて行った。
「ううっ・・・酷い・・・女の子の大事な・・所を・・・」譫言のように呟く霞に構わず理奈がコーナーポストに顔面を叩き付けていくと、霞が苦しんでいた。
バシッ・・バシッ・・「あうっ・・ああんっ・・ううっ・・」霞が苦痛の声を漏らすが、理奈は満足していなかった。
「プロレスって言うなら、こういうのも有りでしょ!」理奈が叫ぶと、コーナーポストのカバーを外して金具を剥き出しにしていった。
「ああんっ・・・えっ、そ・・それはやめて、やめてよぉぉぉ・・・」剥き出しになった金具が目に入ると、霞が狂ったように理奈に言いながら抵抗するが、次の瞬間に霞の額には衝撃と共に激痛が走っていった。
ゴキッ・・「あぎゃああぁぁぁぁぁ・・・」変な悲鳴をあげて泣き叫ぶ霞。
「ほらほら、ギブアップしなきゃ痛い目見るよ!」理奈が更に何度も霞の顔面を金具に叩き付けると、観客席から驚きの声が沸き起こっていった。
「おい、仲根の額から血が出てるぞ!」「うわ〜っ、美少女同士って言っても凄いなぁ!」そう、遂に霞の額が割れて流血していったのだった。
「ああっ・・・痛いっ・・・」額を割られて苦しむ霞。次第に額から流れる血が白い水着の胸元に垂れていった。
「ほらほらっ、もっと血を流すの?・・・いくわよ!」流れ出す血にも驚きもせずに理奈が更に激しく霞の額を打ち付けると、アッという間に霞の顔面が赤く染まっていった。
そして理奈が霞の髪の毛を放すと、顔面血だらけの霞がコーナー近くに大の字に倒れていった。
「ううっ・・・ひ、酷い・・・こんなのって・・・」顔面を押さえながら苦しむ霞。しかし理奈はその霞に更なる強烈な技を喰らわそうとしていた。
ミシッ・・ミシッ・・「ふふふっ、苦しいでしょ、もっと苦しませてあげる!」そう言うと、トップロープに理奈が上がると、一気に無防備な霞のお腹へフットスタンプを叩き込んでいった。
グシュ・・「ぶへぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・」美少女アイドル形無しの状態で、霞はお腹を勢い良く潰されて口から思いっきり反吐を噴き出していった。
「汚いわよ・・・ねぇ?」その霞の顔面を非情にも足で踏み付けていく理奈。
「うううっ・・・く、苦しい・・許して・・・」踏み付ける理奈の足を両手で掴んで逃げようとする霞。既に顔面は血と反吐で汚れきっていた。
「何よ、そう言う時は何て言うの・・・仲根さん?」その霞に意地悪く問いかけていく理奈。
「ううっ・・・」しかし霞は泣いてはいるが、ギブアップとは言わなかった。しかしそれが理奈の隠れた残酷な心に火をつけてしまった。
「そう、強情な娘ねっ!」そう言うと、更に踵を上げると胃袋目掛けて思いっきり踵を振り下ろす理奈。
グシュ・・・「ほげええぇぇぇぇぇぇ・・・・」今度は口から血の混じった胃液を吐き出す霞。リング上には霞の吐き出した反吐や胃液の臭いが漂っていた。
「どう、ギブアップする気になった?」理奈はまた霞の顔面を踏み付けて問いかけるが、霞はまだギブアップしなかった。
「そう、それなら・・・」そう言うと、理奈がコーナーに霞の身体を逆さ吊りにしていくと、グッタリする霞のバスト目掛けて鋭い蹴りを入れていった。
グニュ・・「あんっ!」水着に隠された乳房を蹴り潰されて声を漏らす霞。蹴られる度にその水着の上からもわかるバストがひしゃげて潰れていった。
「どう、今度はギブするの?」更に迫る理奈。
「だ、誰が・・・あなたにギブするもんですか・・・」この状態になってもギブアップしない霞。同じアイドルとして、また同年齢の理奈に意地になっているようだった。
「そう、だったら引退に追い込んであげるわね・・・覚悟なさいよ!」そう言うと、理奈は狂ったように霞の顔面といい、胸といい、お腹などへ蹴りを続けて入れていった。
バシッ・・バシッ・・ドシュ・・グシュ・・・。
リングに響く霞の蹴られる音。そして理奈の目も段々と狂気を帯びてきたのか、無言で蹴りまくっていった。
「・・・・・・・・・」そして霞は何時も間にかあまりの激痛に、失神してしまっていた。しかし理奈は激しく蹴り続けると、リングサイドの謎の男が指示を出していった。
「おい、あれ以上はマズイから止めろ!・・・せっかくスカウトしてきたのに、デビュー戦で潰されちゃな!」そう言うと、黒服達がリングに上がって理奈を止めていった。
黒服に掴まれて冷静になる理奈。
「カンカンカンカン!」ゴングが鳴らされると、理奈は自分の目の前に血塗れになってコーナーに逆さになる霞の姿に驚いていった。
「ただ今の試合、レフリーストップで内山理奈選手の勝ちとします!」そのコールに、動揺を隠せない様子の理奈。
その理奈の隣では、黒服によって担架で運ばれていく血塗れ姿の霞。
そして理奈は、観客達の拍手と歓声に包まれて控え室に戻っていった・・・。
ガチャ・・・「はぁ・・はぁ・・私・・・とんでも無いことを・・・」控え室の椅子に座って呟く理奈。
冷静になってみて、自分の手に付いている霞からの返り血を見つめて震える理奈。
ガチャ・・・「これはお前の賞金だ。」突然に理奈の前に黒服が来ると、札束を置いていった。
「・・・・・・・」無言で札束を見つめる理奈。
「どうした、嬉しくないのか?」その黒服の言葉に、理奈は言い返していった。
「だって・・プロレスだと思って練習して試合をしたら・・・したら・・・あんな事をしちゃったし・・・私・・私・・・」そう呟く理奈の頬を涙が伝っていった。
しかし黒服の口が開いた。「誰だってアイドルは最初はここではそう言うんだ。お前だってああいう顔を持っているって事だ。まぁ、喧嘩も強そうだし、地下プロレスもいいだろう?」その言葉に、黙る理奈。
「ふふふっ、まぁいいだろう。アイドルって言っても、本当の顔はあるし、それが内山、お前の本当の姿なのかもな?」そう言うと、黒服は控え室を後にしていった・・・。
そして残された理奈は、しばらく考え込んでいたのであった・・・・。

第4試合

「お前の事だから心配はないが・・・」そう呟くのは、あのボイスクレイジーだった。そう、先日のボイラーがあの藤原紀華に敗北した事で、クレイジー一族は紀華を倒すことになったが、次のクレイジーからの刺客があのバイアンクレイジーに決まったが、ボイスとしては少し心配そうだった。
「安心してくれよ!・・・ふふふっ、俺様は油断はしねぇ・・・ただ、あの女の顔を変形するまで殴りつけてブッ倒してやるぜ!」そう言いながら笑うと、バイアンはリングに向かっていった・・・。
そして、そのバイアンと今夜リングで対決する藤原紀華も控え室で白いワンピース水着に着替えてウォーミングアップをしながらその時を待っていった・・・。
「そろそろ時間だ。」「わかったわ・・・・ふふふっ、今日も二人目の復讐をしてあげる・・・」1人呟く紀華。
そして時間が黒服から告げられるとバイアンの待つリングに向かっていった・・・。
「ふふふっ、俺様がお前の綺麗な顔を変えてやるからな・・・整形も効かない位なっ!」そう言いながら紀華を挑発するバイアン。
「あらっ、そう言うならゴングが鳴ったらやってみてよ。私もタダじゃやられないわよ・・・ふふふっ・・・」早くも紀華も挑発に対して大きな自信を持って言葉を返していった。
早くも試合が始まる前から両者が睨み合う中、リングアナがリングに上がっていった。
「本日の第4試合、時間無制限一本勝負を行います!青コーナー、バイアン〜クレイジー!・・・赤コーナー、藤原〜紀華〜っ!・・・なお、試合はどちらかの選手が試合続行不能になるまで行われ、完全決着ルールとします!」そのアナウンスに観客達も興奮していった。
観客達の大きな歓声に包まれるリング。そのリングに遂にゴングが鳴らされていった・・・。
「カァーン!」そのゴングの音と共に、紀華とバイアンが構えてリング中央に歩み出していった。
「相変わらずいい身体してるじゃねぇか!」バイアンは目の前の白い水着の紀華に、その豊満なバストの膨らみを見ながらニヤニヤしながら紀華に言い放っていった。
「そう、それはありがとう・・・貴方も相変わらず貧相な顔してるわね!」逆に紀華はバイアンを挑発するような言葉を放つと、バイアンの顔色が変わっていった。
「何だと、それならお前の自慢のバストを壊してやるぜっ!」と突然にジャブ気味に紀華のバスト目掛けてパンチを出していった。
ガッ・・バシッ・・「ふんっ、やっぱりそう来たわね!」そう言うと、紀華はバイアンの出方を予測していたように両腕でガードすると、次の瞬間に長い脚から繰り出す強烈なローキックをバイアンの足にヒットさせていった。
バシッ・・「うぐっ・・」一瞬動きの止まるバイアン。しかしまた距離を取っていった。
「どうしたの?顔色が悪いわよ、ふふふっ・・・」バイアンの焦る顔に笑みを浮かべる紀華。
「う、うるせぇ!」その紀華の言葉に焦りながらもバイアンがパンチで殴りかかっていくと、紀華はバイアンの打撃に付き合わずに、ガードしながら距離を置いていった。
「くっ・・・」パンチがあまり当たらず、焦るバイアン。
しかしカウンターの紀華の掌打がバイアンの顔面に炸裂していった。
グシュ・・「うぎゃあ!」突然のカウンターの紀華の掌打を顎に当てられてダウンするバイアン。
「どうしたのよ、それで真面目に闘ってるの?」倒れたバイアンの横で見下すようにして言い放つ紀華。
「うぐっ・・・ううっ・・・」一瞬悔しそうな表情を浮かべてフラフラして立ち上がると、距離を取ってから構えていくバイアン。しかしその表情には焦る様子が伺えていた。
口の中を切ったのか、バイアンは口から血を流していたが、紀華は構わず距離を詰めて威圧していった。
ジリジリと無意識のうちにロープ際に退いていくバイアン。
「逃げてるんじゃないわ・・・よっ!」そのロープに詰まったバイアンへ、一気にローキックから左右のパンチ、そして首相撲へ持ち込んでいく紀華。
「ふぐっ・・うっ・・」紀華の力の入ったパンチなどで苦しむバイアン。しかしまだ試合は始まったばかりとやる気は失っていないようだった。
「ちょ、調子に乗りやがって・・・」そしてバイアンが距離の詰まった紀華に一気に抱きつくようにして組み合っていった。
あまり体格の変わらない二人だったが、胸板は当然の事ながら紀華は女性、それも巨乳の持ち主と言う事で、バイアンは密着する時に紀華の豊満なバストへ顔を押し当てていった。
水着越しだが、紀華の豊満なバストの感触を楽しみつつバイアンが一気に紀華をコーナーへ押し込んでいった。
「ふふふっ、今度は俺様の番だぜ!」そう言うと、密着させていたバストへの顔を放してから一気にコーナーの紀華にパンチを放っていった。
バシッ・・ブニュ・・バシッ・・「ぐっ・・あうっ・・・はうっ・・・」流石に突然のパンチの連打に紀華は顔面や、自慢のバストへパンチを入れられて悲痛な声を漏らしていた。
「いいぞっ、その表情がたまんないんだよ!・・・特に女を相手に試合をする時はなっ!」更に苦しむ紀華の表情を楽しみながらバイアンが殴り続けるが、逆に紀華も反撃とばかりに鋭いヒザ蹴りでバイアンのボディを抉っていった。
グシュ・・「ほげえあぁぁぁぁ・・・」いきなりリングに響くバイアンの苦痛の悲鳴。
そう、殴りかかるバイアンのボディへ紀華がヒザ蹴りを入れたのだった。
「調子に乗って、お仕置きよっ!」そう紀華が叫ぶと、苦しむバイアンの髪の毛を掴んで下を向かせると、構わず胸板にヒザ蹴りを叩き込んでいった。
グシュ・・グシッ・・「ぐわっ!・・・ごほおっ!」蹴られる度に身体を浮かせるようにして苦しむバイアン。
しかしバイアンもタダではやられなかった。
「く、喰らえ!」突然叫ぶバイアン。
バキッ!・・・「あんっ!・・・ああっ・・・あっ・・・あっ・・」そう、いきなり攻めていた紀華の股間へ強烈なアッパーパンチを喰らわせたバイアン。紀華はその恥骨を直撃するような強烈な衝撃を脳天まで貫かれるような感じで受けると、フラフラして股間を押さえて座り込んでしまった。
「ふふふっ、油断するからだぜっ!・・・お返しはタップリさせてもらうぜっ!」そう言うと、バイアンは苦痛の表情で座る紀華の髪の毛を掴んでいった。
「覚悟はいいか?・・・その綺麗な顔を潰してやるぜ!」そうバイアンの言った次の瞬間、固定された紀華の顔面へヒザ蹴りが炸裂していった。
ゴキッ・・「いやああぁぁぁぁん・・・ああっ・・・」これにはガードも出来ずただ悲鳴をあげる紀華。
「ふふふっ、その声は最高だぜっ!」更にヒザ蹴りで攻め込むバイアン。
バシッ・・ゴキッ・・「ううっ・・・あぐっ・・・」普通のアイドルだったら泣き叫んでいる場面だが、紀華は顔面にヒザ蹴りを受けながらも反撃を狙っていた。
次第にヒートアップするバイアンだが、ここで以外な反撃に出られていった。
ヒザ蹴りを出した足を、逆に紀華が組み付いて倒してしまったのだった。
バッシーン!「ぐ、ぐわあぁっっ・・よくも・・・」倒されてバイアンが悔しがると、紀華も呼吸を乱してはいたが、一気にバイアンに乗りかかっていった。
「もらったわよ!」紀華がマウントポジションを取ったかに思えたが、バイアンも体制を入れ替えて紀華をリングに倒して上を狙った。
「大人しくやられればいいんだよ!」そのバイアンだったが、またも紀華が上手く横四方固めの様な格好で押さえ込んでいった。
「うぐっ・・」悔しさからか、バイアンが足をバタバタして逃げようとするが、寝技も練習している紀華が上手くバイアンの動きを封じていた。
そして紀華が次の動きに移行しようとすると、バイアンの顔面へは紀華の豊満なバストが押しつけられていった。
ブニュ・・その白い水着越しではあるが、見事な紀華の88pのバストの圧力に息が詰まるバイアン。しかし苦しい状況だが男としてはこの感触を楽しみたいバイアンだった。
しかし試合中と言うことで、バイアンもブリッジ気味に紀華の身体を返すが、紀華がそれを許さないがその隙を突いてバイアンが紀華の押さえ込みから脱出した。
「はぁ・・はぁ・・」立ち上がるが息の上がるバイアン。
「苦しそうよ、顔色が悪いんじゃないの?」そのバイアンへ追い込むように言い放つ紀華。
しかしまだ股間へのダメージは残っているような紀華。しかしバイアンに悟られないように構えていった。
「くくくっ、お前こそ痛いんじゃないのか?・・・アソコが?」余裕ぶってニヤニヤしながら紀華に問いかけるバイアン
「ふざけないでよ、アンタこそ苦しいんじゃないの?」逆に紀華も言い返すが、内心は少しダメージが残っているようだった。
「ふふふっ、まぁいいさ、お前の身体に聞いてやるぜ!」そう言うと、バイアンの素早いタックルが紀華に決まっていった。
バシン!「きゃあああぁぁぁぁぁ・・・」これには紀華が倒されていくが、更に後頭部をマットに打ち付けたのか紀華は意識を朦朧とさせているようだった。
「ふふふっ、やっぱりダメージはあるようだな!」更にバイアンが紀華に組み付くと、腕を狙っていくが、実は上に乗るのは紀華のバストの感触をまた味わいたいからと言うだけの理由だった。
グニュ・・「はははっ、いい感触だぜっ!」紀華のバストへわざとらしく身体を密着させるバイアンの表情がニヤけると、紀華も逃げようとしていく。
「何してるのよ、変態!」紀華が叫ぶが、バイアンは構わず体制を入れ替えていって紀華の足を掴むポジションを取っていった。
「今度はその綺麗なお前の顔を苦痛に歪ませてやる!」そう言うと、何と紀華の両足を交差させていった。
「何よ、アンタにプロレス技なんて出来るの?」しかし紀華も強がるが、次の瞬間にバイアンが一気に紀華の身体をステップオーバーしていった・・・そう、サソリ固めを極めていったのだった。
グイッ・・「ぎゃあ・・・ううううっ・・・・」これには、腰に激痛が流れていき、紀華の顔も苦痛に歪んでいった。
「ほらほら、どうなんだよ・・・痛いなら素直に言えよ・・・ふふふっ!」更に極めていくバイアン。
「ぐぐぐっ・・・・誰がアンタみたいな外道格闘家に・・・ギブなんて・・・負けれないわ!」紀華も必死に逃げ口を探すが、地下プロレスのリングではロープブレークも無いので、バイアンが放すか何か仕掛けないと逃げられないが、確実にバイアンのサソリ固めは紀華のスタミナを奪っていった。
グイグイ・・「おらおらっ、腰の骨を折ってやろうか?」更に攻め込むバイアン。
「ああっ・・きゃあああぁぁぁぁぁぁ・・・」流石にここまで来ると紀華も悲鳴をあげていった。更に額からは大粒の汗を流していき、腕や肩にも汗が浮かんでいった。
「ふふふっ、いいぜっその声!」更にバイアンは、サソリ固めを放すと、一気に紀華の背中に座ってキャメルクラッチに移っていった。
グイッ・・「うぐうっ・・」またも攻められて苦痛に歪む紀華の口からは苦痛な声が漏れていた。
グイグイッ・・・「おらおらっ、どうなんだよ?痛いなら痛いって言えよ!」バイアンが更に紀華の上半身を揺さぶると、紀華の身体が弓なりになるにつれて、リングサイドの観客達は紀華の水着の胸元から覗く白い乳房が気になっていた。
「ああんっ・・・あうっ・・・」その紀華はそんな事に気が付きもせず、ただ苦しむだけだったがバイアンは観客達の視線に気が付いたようだった。
「おおっ、見事なバストが飛び出しそうだぜ!」自らの上半身をスライドさせて上から紀華の胸の谷間を覗き込むバイアン。
「いやあっ、何してるのよ!・・・変態っ格闘家!」その紀華の言葉にバイアンは「我慢出来ないぜっ!勝てればいいんだよなっ!」とチョークスリーパーに行くのかと思いつつ、紀華へのキャメルクラッチを放して密着すると、背後から思いっきり紀華のバストに手を伸ばしていった。
「ああんっ!」バイアンの手が紀華の乳房を水着の薄い布地の上から掴んでいくと、思わず声をあげる紀華。
「おおっ、この感触最高だぜっ!・・・おらおらっ、今度は楽しませてもらうぜっ!」更に水着の上から紀華のバストを揉み回すバイアン。
しかし紀華もただバストを揉まれている訳ではなかった・・・。
「ああんっ・・・ああっ・・もっと・・・もっと激しくしてよ!」バストを揉みまくるバイアンにリクエストするように求める紀華。しかしこれはバイアンへの罠であった。
「くくくっ、この変態女めっ!これだけの観客の前で感じ始めてるのか?」と更に揉みまくりながら紀華に密着していくと、舌を出して紀華の耳元などを舐めようとしていた。
「・・・・か、かかったわねっ!」いきなり紀華の表情が険しくなると、突然にバイアンの顔面がスグ後ろにある事を感じると後頭部を思いっきりバイアンの顔面に叩き付けていった。
バキッ!・・「うぎゃああああああぁぁぁぁ・・・・」突然にリングに響いていくバイアンの悲鳴。そしてバイアンの鼻からは大量の血が流れ出していった。
「ふふふっ、馬鹿な男で良かったわ!」力が抜かれた瞬間に、紀華は転がるようにしてリング下に逃げていくと、バイアンはリング上で鼻を押さえて苦しんでいた。
「はぁ・・はぁ・・ビキニじゃなくて良かったわ・・・」リング下で紀華は水着の胸元を気にしながらリング上に視線を移していった。
そしてリングに上がる紀華。バイアンも鼻から血を流してはいるが、構えていった。
「く、お前の顔もブチ壊して血に染めてやるぜ!」バイアンがそう言いながら距離を詰めると、紀華も「やれるならやれば?」と挑発していった。
「やってやるぜっ!」バイアンはその言葉に切れたのか、またもタックルで倒しにいった・・・しかし。
バキッ!・・・「二度も引っかかる訳ないでしょ!」そう、タックルに来たバイアンの顔面へ合わせるようにして紀華のヒザ蹴りが決まったのだった。
崩れるように倒れていくバイアン。今の一撃は相当のダメージの様だった。
そのバイアンへ追い込むようにして紀華のサッカーボールキックが何度も襲っていった。
バシッ・・バシッ・・「ほらほらっ、ギブすれば許してあげてもいいわよ!」その紀華の言葉に意識を朦朧とさせながらも耐えるバイアン。
次第にリング上はバイアンの鼻から流れ出る血が飛び散って赤くマットを染めていった。
「そう、だったら徹底的にやってあげるわ!」そう紀華が呟くと、バイアンの髪を掴んで起こしていった。
「アンタ達に痛めつけられたアイドル達の仇よっ!」そう言うと、紀華がコーナーに連れて行ってカバーを外すと、バイアンの顔面をコーナーポストの金具に叩き付けていった。
バキッ・・ガッ・・「ぐうっ・・ぐわっ!・・・ふぐっ・・はがっ!」紀華によって顔面を叩き付けられると、バイアンは苦痛の声を漏らすのと同時に、額が割れて大流血状態になっていった。
「悪いけど、血が流れても悪気はないわ!・・・アンタにはねっ!」そう言うと、紀華がバイアンを放すが、バイアンはフラフラしていった。
「これで顔面を潰してあげる!」紀華がそう言うと、そのノーガード状態のバイアンの顔面目掛けて裏拳を入れていった。
バシッ・・・無言のまま倒れていくバイアン。
「そうね・・・私のバストを攻めてくれた御礼に、私の新必殺技で眠らしてあげる!」紀華が一言呟くと、今度は倒れたバイアンの頭の方から覆い被さっていった。そう、柔道で言えば上四方固めとでも言えるだろうかと言う感じだった。
そして紀華が両手をバイアンの身体に回して掴んでいくと、完全に密着していった。そしてバイアンの顔面も、紀華のバストに押しつぶされる形になっていった。
「どう、これが男相手の必殺技、名付けてバスト固めよっ!」と以外にも格闘技が好きな紀華だがこのように女性特有の武器を使った必殺技を作ったようだった。
ブニュ・・・「んっ・・んんんっ・・・・」これにはバイアンは言葉も出せず、紀華の豊満なバストを押しつけられて水着と、そして自ら流している血に窒息状態になっていった。
「これで失神させてあげるわ!・・・どう、貴方の好きなバストの感触は!」更に力を入れて追い込む紀華。
「・・・・・・・・・」声も出せず、時折手と足をバタバタしていたバイアンだったが、抵抗も無くなってきていた。
「ほらほらっ・・・どうなのよ!」更に締め上げる紀華。
しかしバイアンが反応しなくなった事に気が付いた黒服達が、ゴングの要請をしていった。
「カンカンカンカン!」ここでゴングが乱打されると、紀華がバイアンを解放して立ち上がると、バイアンは完全に失神して倒れていた。
「はぁ・・はぁ・・もう1人ねっ!・・・まだまだ復讐は終わらないわ!」紀華は自らの勝利を確信したようだったが、その白い水着を返り血で赤くしながらも次の標的に視線を移していたようだった。

第5試合

「この前はどうもありがとうございました・・・」そう言って笑みを浮かべているのは、あの猛娘の阿部なつみだった。そして御礼を言われているのは、あの北王光司で、前回の試合で猛娘のメンバーの石河梨華を地獄に落とした張本人だった・・・。
「この前はあの娘に悪いことしたと思ってるよ・・・」以外にも梨華の事を気遣う様子の北王。しかしなつみの口からは以外な言葉が出ていった。
「ふふふっ、いいんですよ。北王さんがもしよければ、また試合をお願いしたいんですけど・・・」そういいながらなつみは、またも北王に残酷な地下プロレスの試合を頼んでいった。
「いいが、相手は・・・」その北王の問いかけに、なつみは「今度もうちのメンバーなんだけど、あの芳澤ひとみよっ!知ってると思うけど・・・」その言葉に、北王は猛娘のメンバーなど知る由も無かったが、なつみの頼みとあってはと承諾していった。
それから数日後、その今回のなつみのターゲットとされたひとみの元に黒服の男が現れた。
「わ、私が・・プロレスですか?」黒服の誘いに戸惑うひとみ。それは当然である。16歳のアイドルが普通ならプロレスなんてするわけもない。しかし・・・。
「そ、そんな事をするわけないじゃないですか!」当然の事ながら断るひとみ。
「わかった・・・それならこれをマスコミにバラまくかなぁ・・・芳澤さん?」そう言うと、黒服の男がひとみの目の前にある写真を差し出した。
「えっ・・・何でよぉぉ・・・」思わず恥ずかしがるひとみ。そう、その写真にはひとみの着替えで全裸の場面や、トイレでの盗撮などが写されていた。当然、この写真は控え室などでなつみが撮ったと言う事は言うまでもない。
沈黙を続けるひとみを、黒服達は黙って連れ去っていった・・・。そう、あの地下プロレスの会場に・・・。
「ただ今より、本日のメインイベントを行います!・・・特別試合金網デスマッチで行います!」そのリングアナのコールと共にリングに向かうのは、当然の事ながらあの北王光司だった。この北王の登場に観客達もまた凄惨な試合が行われると期待していった。
そしてもう一方では、女の子の悲鳴が響いていた。
「いやぁぁぁぁぁ・・・・放してぇぇぇ・・・やめてぇぇぇぇ・・・」その声の主は、無理矢理に白いビキニに着替えさせられて、金網に囲まれたリングに連れて行かれる芳澤ひとみだった。
ガッシャーン・・・「いやっ!・・・お願い、出してよぉぉぉ・・・」黒服達によって金網の中に入れられたひとみは、金網を掴むと狂ったように叫んでいくが助けなどあるわけなかった。そのリングの上に、ひとみを地獄に落とそうとするコールが響いていった。
「青コーナー、芳澤〜ひとみ〜・・・赤コーナー、北王〜光司〜・・・この試合はいつものルールで、一方の選手が試合続行不能になるまで行います!」このリングアナのコールに、観客は歓声をあげるが、ひとみは更に叫んでいった。
「何で私がこんな大きな男の人とプロレスしなきゃいけないの!」そう、163pと言う16歳の女の子としては大きなひとみだが、相手の北王も2メートル以上ある巨漢だった。
「カァーン!」しかしそんなリングに残酷な宴を始めるゴングが鳴り響いていった。
「いやよっ・・・やめてよっ・・」まだ信じられない様な表情を浮かべてひとみがリング内を逃げ回っていった。
「ふんっ、この前も楽しませてもらったが、お前にも楽しませてもらうぜっ!」北王もそう呟くと、逃げるひとみに迫っていった。
「な、何よ・・・この前って!」素早く逃げながらも北王に言い放つひとみ。
「ああっ、この前ってお前の仲間の石河梨華って言ったかな?・・・ズタボロにして泣かしてやったぜ・・・ふふふっ・・・」その北王の言葉に、この前に見た梨華の包帯を巻いた姿を思い出すひとみ。
「えっ・・あれってもしかして・・・梨華もここに連れてこられたの?」思わず驚きの表情を浮かべるひとみ。
「そうよ!今頃わかっても遅いわよ・・・芳澤!」そう、金網越しにひとみに言い放ったのはなつみだった。
「あ、阿部先輩・・・・」金網越しに見えるなつみの顔に驚くひとみ。しかし・・・。
グイッ・・「あうっ・・」「捕まえた!」遂に北王がひとみの手首を掴むと、無理矢理にロープに振っていった。
「いやああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」悲鳴をあげてロープから跳ね返って北王に向かっていくひとみ。
「おらああぁぁぁぁぁぁ・・・」そのひとみに走り出してボディアタックでひとみの細い身体を吹き飛ばす北王。
バッシーン!・・・「ああんっ・・・・」悲痛な声を漏らして倒れ込むひとみ。
「ふふふっ、まずはその可愛いお腹から痛めつけてやるぜ!」そう言って北王がひとみのお腹へ強烈な踵蹴りを出していくが・・・。
「ああんっ・・・」声を出して転がるように逃げるひとみ。
「ぐっ・・・くっ、くそう!」ひとみに避けられた事で頭に来た北王。
「ううっ・・・ど、どうしたらいいの?」素早く立ち上がると、構えてまた逃げていくひとみ。以外にもボクシングのような構えでガードするが、北王は構わず攻めていった。
「何だぁ・・ボクシングか?」そう言うと、北王も早くはないが重いパンチをガードするひとみの腕に叩き込むと、ひとみは悲鳴をあげてロープに飛ばされてしまった・・・。
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」しかしロープに跳ねられたひとみが、そのまま逆に北王のお腹へボディブローを叩き込んでいった。
グシュ・・「ああああっ・・・」気勢をあげていくひとみ。しかし北王はガードもせずに笑みを浮かべていた。
「うん?・・・蚊でも刺したかな?」と笑っていく北王。しかしひとみも必死に左右のジャブからストレートと以外にもボクシングセンスがあるのか女の子としては上手いパンチを北王に入れていくが、ダメージを奪うどころか、自らの体力を消耗させる結果になってしまった。
「はぁ・・はぁ・・はぁ・・どうして・・少しは・・」その驚きの言葉を吐き出すひとみ。
「ぐふふっ、そこがプロとの違いだぜっ!・・・まぁ、お前もアイドルとしてはプロかもなっ!」そう言うと、北王は動きの止まったひとみの顔面に強烈な張り手を入れていった。
バシィィィ・・・「ぶふぇええぇぇぇぇぇぇ・・・」変な声と共にリングに転がっていくひとみ。口からは血が流れ出していた。
「寝てるなよ、楽しみはこれからだぜっ・・・ふふっ・・」不気味な笑みを浮かべる北王は、倒れているひとみを起こすと髪を掴んでロープに押しつけていった。
「あうっ・・」顔にロープを押しつけられて悲痛な声をあげるひとみ。
「ぐふふっ、痛いのはこれからだぜっ!」そう言うと、北王が一気にひとみの顔面をロープに擦り付けていった。
ギュギュギュ・・・・「うぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」リングに響き渡るひとみの大きな悲鳴。ワイヤー入りの堅いロープに顔を押しつけれて泣き叫ぶひとみの姿に観客は歓声をあげていた。
そして北王が放すと、ひとみは顔面を押さえて悲鳴をあげていった。
「やあぁぁぁぁぁ・・・やめてぇぇぇ・・・女の子の顔に・・・なんてこと・・するのよ・・・」顔を押さえてリング内を逃げるひとみだったが、またも北王に捕まっていった。
「おいおい、逃げると痛い目にあうぜっ・・まぁ、逃げなくてもなっ!」そう北王が呟くと、一気に捕まえたひとみを持ち上げていった。そう、ボディリフトで2メートル以上の高さまでひとみの身体を持ち上げたのだった。
「ひっ・・い、いや・・・やめて・・・」自分の身長以上の高さにまで持ち上げられて怯えていくひとみ。
「やめるかよ・・・おらあぁぁぁぁぁ・・・」北王は突然大声で叫ぶと、怯えるひとみを容赦なく金網に背中から叩き付けていった。
ガッシャーン・・・・ドサッ・・「うぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・ああっ・・あっ・・・」金網に叩き付けられたひとみは、悲痛の叫び声をあげてマットに倒れると、呻き声のように苦痛の声を漏らすと、背中に手を回して苦しんでいった。
グイッ・・「あうっ・・・」しかし北王がひとみの髪を鷲掴みにすると、起こしていった。するとひとみの表情が苦痛に歪むのと同時に小さな声を漏らしていった。
「おらっ!」そのひとみの白いビキニに包まれた乳房へヒザ蹴りを叩き込む北王。
グニュ・・「ああんっ・・・あうっ・・・」ヒザ蹴りが乳房を押しつぶすのと同時にひとみの口からは悲痛な声が発せられていった。
次第にグッタリするひとみに、北王は攻め方を考えていると金網越しになつみが叫んだ。
「北王さん!・・・これ使ってよ!」そう言うと、金網の間からまたも残酷な凶器の錐と、チェーンが数本渡されていった。
そのなつみから手渡された凶器を見て、北王はニヤニヤと笑みを浮かべるが、ひとみは恐怖に全身を震わせていった。
「あ・・阿部先輩・・・それって・・・」金網の外にいるなつみに呟くひとみ。次第に足元がガクガクと震えていった。
ガシャ・・「ああんっ・・・いやっ・・反則でしょ!」そう、今度はひとみの悲痛な叫びと共に、ひとみの手首には手錠が掛けられていった。そして北王は金網にそのチェーンの端を固定すると、もう片方のひとみり手首にもチェーンを着けていった。
「ふふふっ、美少女の磔の刑って言うのもいいだろう?」その北王の言葉と共に、ひとみの身体が両手首だけで吊されていき、ひとみの表情が苦痛に歪んでいった。
「ああっ・・・ひ、酷い・・・こんなのって・・・」金網に吊られて、その苦痛と共に凶器の恐怖から震えるひとみ。
「ふふふっ、それじゃあ・・・この邪魔な布っキレを剥がすか?・・・ぐふふっ・・」遂にひとみのビキニのブラに照準を合わせる北王。そしてゆっくりとひとみのブラを鷲掴みにしていった。
「いやあぁぁぁぁ・・・やめてよぉぉ・・・お願いぃぃぃぃ・・・」今正にビキニを剥がされると言う恐怖に、ひとみは思いっきり叫ぶが誰1人助ける者はいるはずもなく、逆に北王がこれから行おうとする残酷な行為を期待するかのように歓声をあげていった。
「いいぞぉぉぉ・・・ヨッシィーの全裸ショー見せてくれ!」「ボロボロに痛めつけてやれ!」その言葉に、ひとみは恐怖して北王はやる気を出していった。
「おらあぁぁぁぁぁぁ・・・」北王が遂に叫び声をあげてひとみのビキニを剥ぎ取っていった・・・ビリッ!・・「やあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」ビキニを剥ぎ取られて綺麗な乳房を露わにされてしまったひとみ。
「何がいやだよ!」そのひとみに金網越しに背中に有刺鉄線竹刀を押しつけるなつみ。
グイッ・・「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」初めて味わう有刺鉄線の激痛を背中に受けて、血を流しながら藻掻き苦しむひとみ。その度に手首の手錠の部分からも血が滲んでいった。
「おっと・・手首がマズイからなぁ・・・」そのひとみの手首を見て、北王はチェーンをひとみから放していった。
「北王さん、もっとやってよ!」その北王の行為になつみが心配がると、北王は「任せておけって・・・ふふふっ・・」そう言うと、今度はコーナーに追い込んでから両腕をチェーンでロープに巻き付けて固定していった。
「ぐふふふふふっ・・・割といい胸してるじゃねぇか?」そう言うと、ひとみのバストを見ながらニヤニヤする北王。そして手には、なつみから受け取った錐が握られていた。
「な、何するの・・・やめて・・・やめて・・・お願い・・・」北王の手にある錐を見て口をパクパクして怯えながら呟くひとみ。しかし北王の手の中の錐の先端は次第にひとみの乳房に近づいていった。
「いくぜぇぇぇ・・・」「いやあぁぁぁぁぁぁ・・」グサッ・・リング上に二人の声が交錯する中、錐の先端が遂にひとみの乳房の先端、そう乳首に吸い込まれていった。
その差し込まれた錐からは、少しずつ血が流れ出ていった。そしてその血がひとみの乳房から腹を伝いリングに垂れていった。
「いやああぁぁぁぁ・・・胸が・・・胸が・・・壊れちゃう!」まるで狂ったかのように叫ぶひとみ。しかし止めるどころか、北王はグイグイと錐を揺らしていった。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・乳首が千切れちゃう・・・やめてよぉぉぉ・・・」揺らされるたびに乳首が千切れそうになり、ひとみが叫ぶと北王は錐を抜き取っていった。
「たしかに・・・今日はこうして痛めつけてやる・・・かっ!」ズボッ・・・そう、錐で攻めるのを止めたかと思うと、北王の強烈なパンチがひとみのお腹を抉っていった。
「ぐぼおおぉぉぉぉぉ・・・・うえっ・・・」そのパンチの圧力でひとみは口から透明の液体を流していった。
「おっ、腹筋が強いのかなぁ?」そのひとみに、更にパンチを打ち込む北王。
「うごっ・・・・ううっ・・・・ウエェェェェェェ・・・・」ビチャビチャビチャ・・・しかし2発目のパンチで胃袋を圧迫されたひとみは、口から激しく反吐を噴き出していった。
「おらっ・・・まだだよ、地獄はなっ!」更に北王のパンチが炸裂すると、血の混じった胃液まで垂れ流すひとみ。
「ウエッ・・・おええぇぇ・・・うえっ・・・ゆ、ゆるひて・・くら・・はい・・・」口から胃液などを流して涙目で哀願するひとみ。
「臭いなぁ・・・ひとみちゃん!」そう言うと、今度は何処から持ち出したのか、有刺鉄線竹刀を横にしていくと、ひとみの両胸に押し当てていった。
グイッ・・「いやああぁぁぁぁ・・・・おっぱい壊れちゃう!・・・私の・・私の・・おっぱい・・・」次の瞬間、あまりに強烈な激痛に悲鳴をあげるひとみ。しかし容赦なく北王の有刺鉄線竹刀はひとみの乳房を傷つけていった。
ポタッ・・ポタポタッ・・・・「ぎゃああああぁぁぁぁ・・・・やめてぇぇぇ・・・」更に叫び声をあげて苦しむひとみ。次第に乳房から流れ出た血がマットを赤く染めていった。
「ふふふっ、苦しいか・・・おらっ!」更に痛めつけていく残忍な北王。
その北王にまたなつみが何かを渡していった。
「北王さん、これっ!」その渡された物は、透明のビニール袋に入った白い物体だった。
「な、何だ・・これっ?」しかし北王は意味が解ったらしく、その袋の中身を手にすると、いきなり傷つけられたひとみの乳房の傷口に擦りこんでいった。
「ぎゃうううぅぅぅぅぅぅぅ・・・・あああうぅぅぅぅぅ・・・・あああんっ・・・」突然狂ったように泣き叫ぶひとみ。そう、傷口に擦りこまれていったのは粗塩だったのだ。
まるで失神するかの勢いで叫び泣き続けるひとみ。しかし北王の攻めは終わらなかった・・・。
「水が必要だなぁ・・・」新たな攻めを思いついたのか、なつみに水を要求する北王。
その北王の元に、なつみが何処からかホースを伸ばして金網の間から渡していった。
「ふふふっ・・・これでも喰らいなっ!」そう言うと、北王はひとみの乳房に擦りこんだ塩に水を掛けていった。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁ・・・・あんっ・・・ああっ・・・」水で流れては行くが、余計に他の傷口にも塩分が入り込んで悲鳴をあげるひとみ。しかし地獄絵図は更に続くことになっていった。
「うるさい女だぜっ・・・これでもくらえっ!」北王が叫ぶと、今度はひとみの口の中にホースを突っ込んでいった。
ビチャビチャ・・「ゴボッ・・ゴホッ・・ゴホッ・・・ぐ・・ぐるじい・・・コホッ・・ケホッ・・・うぐぐっ・・・」口の中に大量の水が流れ込んで息も絶え絶えにされていくひとみ。更に少しずつ水を飲んでいきお腹が張ってくるひとみ。
観客の目からもひとみの腹部が膨らんでくる様子がわかると、観客達はこの新たな方法の残酷な反則に歓声をあげていった。
「ふふふっ、そろそろ仕上げに入るか・・・」そう言うと、ひとみの両手首の鎖が外されると、ひとみはフラフラしながら金網リングを逃げようとしていたが、お腹へ入っていった水によって嘔吐感に苦しんでいた。しかしもっと苦しい攻めが待っていたのだった。
グイッ・・「うぶっ・・・」北王がひとみの髪を掴んでいくと、ひとみは咄嗟に口に手を当てていった。
「甘いんだよ!」しかしひとみのお腹へは強烈な北王のヒザ蹴りが加えられていった。
グシュ・・・「ぐぼおおぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・」ビチャビチャビチャ・・・ビチャビチャ・・次の瞬間、ひとみの口からは大量の水が噴き出してリングに落ちていった。
そしてグッタリとしてリングに転がるひとみ。しかし北王はひとみに続けてストンピングで蹴りまくると、ひとみは大声で泣き叫びながらリング上で藻掻き苦しんでいった。
ガッ・・ガッガッ・・「ぎゃうっ・・ああんっ・・いやあぁぁぁ・・やめてぇ・・・ゆるしてぇぇ・・・」ビキニパンティ一枚で血塗れにされて泣き叫ぶひとみ。そしてその美少女の痛めつけられるシーンを見て狂喜する観客達。その歓声に包まれたリングで、北王は更にひとみの足を掴むと、逆さ吊りにしていった。
「あうっ・・・・」ダラリと両手を下げられた状態で、目も虚ろなひとみはグッタリと北王に逆さにされていた。
「ふふふっ、胸の次はやっぱりココだろう?」そう言うと、北王が片手でひとみの身体を固定したまま、片手でもう血と反吐などにまみれたビキニパンティに手を掛けていった。
グイッ・・「ふふふっ・・・」怪しい笑みを浮かべていく北王。観客達もその布きれが剥ぎ取られる瞬間を期待してひとみの股間へ視線を集めていった。
「や・・・やめて・・・酷い・・ことは・・・」これからパンティを観客の視線の中で剥ぎ取られるのを感じたひとみは、無意味だったが懇願した・・・。
「ふふふっ、おらああぁぁぁぁ・・・・」ビリッ・・北王の叫び声と共に、ひとみの大事な所を隠していた唯一のビキニが剥ぎ取られると、ひとみの恥部が露わになっていった。
「み、見ないでぇぇぇ・・・・」意識が朦朧としている中、ひとみは意外な声で叫び声をあげていった。
「ほおうっ・・綺麗な割れ目じゃないか・・・ふふふっ・・・」北王は16歳のひとみの秘部を見て楽しんでいくと、一気にパワーボムでひとみの後頭部などを叩き付けていった。
バシィィィ・・「ふぎぃぃぃぃ・・・・」その強烈な一撃で、ひとみは気を失ってしまうと、身体をヒクヒクと痙攣させていった。
明らかにひとみが試合続行不可能は目に見えていたが、ゴングが鳴らなかった・・・、そう、なつみがゴングを奪っていったのだった。そしていきなり金網リングに乱入していくなつみ。
「北王さん、徹底的に潰したいから手伝って!」そのなつみの言葉に、北王はひとみをコーナーに両足を広げた格好で逆さ吊りにすると、秘部を完全に丸出しにしていった。
薄く生え揃うヘアーと、まだ綺麗なひとみの秘裂に観客達は視線を奪われていると、なつみはリングにあった有刺鉄線竹刀を手にしていった。
「ふんっ、可愛い顔してやる事はやっていると思ったら、まだみたいだけど、容赦はしないわよ・・」そう言うと、一気になつみがひとみの秘部目掛けて竹刀を刺していった。
ズブッ・・「・・ううっ・・うぎゃあっ!・・・あんっ・・・」意識を失っていたひとみだったが、激痛に一瞬声を漏らすがまた気を失っていった。
そしてなつみが竹刀を回していくと、ひとみの大事な部分は無惨にもボロボロにされていったのだった・・・。
「カンカンカンカン!」その光景に、黒服達が急いで代わりのゴングを鳴らしていった。
「ふんっ、いい気味よっ!」なつみはその失神しているひとみの顔に唾を吐きかけると、リングを後にしていった。
遂にメンバー二人の処刑に成功したなつみ。これで実質のリーダーの座を奪ったのだろうか?
また、この残酷な試合に当の北王も驚いていた・・・。

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