第１試合
「ねぇ、私にもその地下プロレスのリングで闘わせてよ！」そう黒服に迫るのは、以前にもこのリングに上がった事もあり、また表の世界でも格闘技挑戦と芸能界に生き残る為なら何でもするタレント、桜庭敦子だった。
「まぁ、いいが・・・」黒服も敦子の申し出に驚くが、敦子が逆に条件を突きつけてきた。
「私だって伊達に格闘技の練習したんじゃないのよ・・・。まぁ、あのリングに私とボクシングでも、何でも格闘技で闘えるアイドルちゃんが居るかしら・・・」まるで馬鹿にした視線で黒服を見つめる敦子。
（くっ・・ふざけやがって・・・この淫売が！）
その視線に、内心は黒服は腹を立てるが、冷静を装うと応えていった。
「其処まで言うなら、対戦相手は用意しよう・・・。ルールは任せるんだな・・・」その黒服の言葉に敦子は、格闘技戦と言う事でその場は帰っていった。
敦子が帰ると、早速黒服があつこを倒すべく、格闘技戦のプランを考えていった。
しかし、格闘技戦となると、敦子の有利と考えると、逆にボクシングマッチでと考えていった。
しかし、いざボクシングの出来るアイドルを捜していくと、河村ひかるは前回の下仁田戦でのダメージが大きく試合に出られないし、濱崎あゆみをブッキングしようにも歌手活動が優先されてしまっていた。
そこで名前の挙がったのが、何とあの太谷みつほだった。
細身のみつほだったが、ボクシングに興味を持ってからは友人達とスパーリングをしたり、毎日２００回もの腹筋をしているとの事で、黒服達はこのみつほに敦子を倒すことを願って依頼するのであった。
「えっ・・ボクシングで・・・」突然みつほも驚きの表情で聞き入るが、黒服達の頼みに試合を承諾していった。
そして、第３２回大会のリングで、遂に地下プロレスリングでの初の、ボクシングマッチが開始されようとしていた。
「本日の第１試合、選手入場！」そのリングアナのコールに、白いガウンを羽織って出てくる桜庭敦子。
手には格闘技戦にも着けていたオープンフィンガーグローブを着けている敦子。
そしてガウンを脱ぐと、黒いスポーツビキニを着ているが、自慢の巨乳を見せるように、胸の谷間は出していた。
「誰なの！・・・私にブチ殺されたいアイドルは？」早くも熱くなっている敦子。
その敦子の視線に、頭からガウンを羽織ってリングに上がってくる１人の姿が入っていった。
「何なのよ・・・ガウンを取りなっ！」早くも挑発していく敦子。
そのガウンが脱がされると、そこにはアイドル・太谷みつほの姿があった。敦子と同じく、スポーツビキニだが、白色の水着はみつほの可愛さを引き立てていた。
「アンタにボクシングマッチ・・・格闘技戦なんか出来るの？」早くも馬鹿にしていく敦子。
しかし、みつほも黙って敦子を見つめると、そのままコーナーでゴングを待っていった。
以外に冷静なみつほ。逆に格闘技戦の経験のある敦子が熱くなっている展開に驚く観客達。しかし、観客達も黒服達も、態度のでかい敦子をみつほが倒すことを期待していた。
「青コーナー～、Ｔ１５９Ｂ８０Ｗ５４Ｈ８３～太谷～みつほ～っ！・・・赤コーナー～、Ｔ１６１Ｂ９３Ｗ５７Ｈ８５～桜庭～敦子～っ！」まさに体重ではなく、スリーサイズまでコールされる今回の試合。そのコールと共に、両者の視線が鋭くなっていった。
そして、二人ともマウスピースを口に入れると、ちょうどゴングが鳴らされていった。
「カァーン！」そのゴングの音に、共にリング中央に進んでいく二人。
逆に、ゴングが鳴るとみつほが喜ぶようにリング中央に飛び出していった。
（ゆ、夢みたい・・・。ボクシングの試合がリングで出来るなんて・・・）
そのみつほに険しい表情で近づく敦子。次第に距離が縮まっていった。
バシッ・・「ぐはっ・・」いきなり敦子の顔面に決まっていくみつほのジャブ。
「くっ・・マグレなんだよ・・・」強がる敦子。格闘技戦にも出た事のある自分への自信なのだろうか？
「マグレですって？・・・だったら・・・」更に踏み込んでジャブを放つみつほ。
バシッ・・バシッ・・敦子もガードして反撃しようとするが、みつほの素早いフットワークからのパンチにガードも出来ず、殴られていった。
「ぐはっ・・ぐほっ・・」フラついてロープ際に押される敦子。この以外な光景に観客達も歓声をあげていた。
「くっ・・負けるか！」しかし敦子も負けずに殴り返すと、みつほが素早いフットワークから逃げていった。
「私だって、伊達にボクシングの練習してるんじゃないわ・・・」笑みを浮かべるみつほ。更に素早い左右のジャブを放つと、距離を置いていく。
逆に、巨乳を揺らしながらの敦子がパンチを返すが、みつほも上手くブロックしていた。
ビシッ・・バシッ・・「ぐほっ・・」更に踏み込んでのボディへのパンチに、敦子の動きが一瞬止まると、黒服達の表情にも笑みが浮かんできた。
ボシュ・・「うぐっ・・ううっ・・」しかし敦子も逆にみつほのお腹へパンチを打ち込むと、表情を険しくするが、みつほが距離を置いていった。
（くっ・・・この娘・・以外とやるじゃない・・・）
敦子の表情に焦りが出てくると、それを見透かしたようにみつほのパンチが敦子を襲っていく。
バシッ・・ビシッ・・「うぐっ・・くっ・・このっ！」殴られながらロープ際に追いつめられる敦子。しかし時折パンチを返すと、敦子のパンチもみつほの顔を抉ったりしていった。
顔を殴られて痛さを感じながらも、みつほもボクシングをリングの上でしている事に喜んでいるようだった。
しかし、今回は地下プロレスのリング、それもあの桜庭敦子が相手だったのだ・・・。
（ふん、生意気だから痛めつけるか・・・）
ボクシングテクニックは以外にも負けていると考えた敦子が、ここで踏み込んでくるみつほにジャブでまずは牽制していった。
しかし、その敦子のジャブを両腕でガードしながら近づくみつほ。
ボシュ・・「うごっ・・」そのみつほのボディブローが敦子の鳩尾を抉っていくと、油断していたのか、敦子が堪らずヒザを付いていった。
「ダウンっ！」ここでアナウンスが会場に響くと、みつほに向かって観客達の大きな歓声がおきていった。
「くっ・・何がダウンよ、マグレよ・・マグレ！」その歓声の声に、敦子がダメージは無いとばかりにアピールしながら立ち上がると、みつほに殴りかかっていった。
流石に、パンチと言うより身体全体で全身する敦子には、みつほも堪らずロープに追い込まれると、顔面は堅くガードしていった。
「お腹がガラ空きよっ！・・・この小娘っ！」まるでロープに固定するようにして敦子がみつほの両脇腹にパンチを入れていくと、いくら腹筋を鍛えてはいるみつほだが、敦子のパンチが肋骨を砕く勢いで入るたびに、顔が苦痛に歪んだ。
バキッ・・バキッ・・ボシュ・・「うぐっ・・・ううっ・・くっ・・」必死に耐えるみつほ。
バキッ・・・「うがああぁぁぁ・・・・」しかし、いきなり至近距離でボディへだけ意識を集中していた敦子の顔面を、みつほのパンチが炸裂すると、またも敦子がダウンしていった。
「ダウンっ！」またも会場に響いていくダウンのコール。そして観客達もみつほに声援を更に送るのであった。
一方、敦子はボクシングと言いながらも、何かを考えていた。
そして立ち上がる敦子。みつほも距離を取りつつ近づくと、リング中央で睨み合う展開になっていった。
ビシッ・・いきなり素早く敦子の自慢のバストへ決まっていくみつほのパンチ。
「くっ・・この貧乳のガキッが・・」胸を狙われて怒り出す敦子。
「何が貧乳よっ・・オッパイお化け！」しかし言い返しながら、上手く敦子のバストへパンチを入れるみつほ。
「何ですって・・・この乳無し女っ！」いきなり熱くなる敦子。逆にみつほの顔面へ大振りのフックを振り回して前に出ると、みつほはガードを固めて距離を離そうとしていった。
「ふふふっ・・試合の勘がないようねっ・・・ほらっ！」その逃げ回るみつほに、殴るのではなく、いきなり敦子が爪先を踏んでいった。
「えっ・・・反則でしょ！・・・おげっ！」足を踏まれて驚くみつほ。その瞬間に顔面のガードが開くと、そこへすかさず敦子のパンチが入っていった。
顔面へのパンチに一瞬フラつくみつほ。しかし、敦子が一気に顔面へパンチを入れていくと、一気にみつほをロープに追い込んでいった。
バシッ・・バシバシッ・・「うげっ・・ああっ・・ふぐっ・・」殴られながらも、必死にガードしようとするみつほ。
「ふふふっ・・・甘いのよ！」更に、クリンチのようにしてみつほの首に腕を回す敦子。
グシュ・・「オゲッ・・ウエエェェェェェェ・・・・」更に敦子は、そのロープに追い込んで固定したみつほのお腹へ、強烈なヒザ蹴りを入れていくと、反則である蹴りにみつほは口から血塗れのマウスピースを吐き出していった。更に、胃液などもマットに垂れ流されていくと、そのままグッタリとヒザをついていった。
「ダウンっ！」今度はみつほへのダウンのコールがされるが、観客達が当然ながらブーイングをしていった。
「汚いぞっ！・・・恥を知れ、恥を！」「太谷～っ！・・・負けるなよ！」「そんな豚女倒せっ！」
流石に明らかな反則に観客達が騒ぎ出すが、当の敦子は構わず身体を動かしていった。
「ううっ・・き、汚いわよ・・・そんな事してまで勝ちたいの・・・」みつほも敦子の反則に抗議するが、逆に敦子が言い返した。
「これも勝負。反則でも勝てばいいの・・・わかる？」その言葉を聞いて、黒服達も試合を止めるか考えるが、地下リングなので止める事もせず、見守る事にした。
「ファイッ！」そしてみつほも立ち上がってマウスピースを口に入れたので、試合続行が告げられると、敦子がみつほに迫っていった。
しかし、みつほもヒザ蹴りのダメージが大きく、ロープ際に立っていると、いきなり敦子がお返しとばかりに顔面へとパンチを入れていった。
ビシッ・・バシッ・・ビシッ・・容赦なく決まっていく敦子の顔面パンチ。その度にガードしようと必死なみつほだが、可愛い顔を歪めるように殴られていった。
時折出していたみつほの反撃のパンチも、次第に数が少なくなると、敦子がニヤニヤしていった。
「その可愛い顔を潰してやるよっ！・・・喰らえっ！」そして素早く踏み込んでから、みつほの鼻を狙うようにストレートパンチを打ち込む敦子。
グシャ・・「うぎゃあぁぁぁ・・・・・あああっ・・・・」その敦子のパンチがみつほの鼻を捕らえると、悲鳴と共にみつほが大の字にダウンしていった。
「ダウンっ！」ダウンのコールがされると、リングに横たわるみつほの顔面が血に染まっていた。
鼻の骨は折れていないようだったが、鼻から大量の鼻血を流していくみつほ。
「ふふふっ・・まだやれるのかしら・・・可愛いだけが取り柄のアイドルちゃんに？」そのみつほに唾を吐きかけて言い放つ敦子。
その光景に観客達のブーイングが更に大きくなると、そのブーイングを楽しむかのように敦子が観客を煽っていった。
しかし、フラフラしながらもみつほが立ち上がろうとしていた。
「ま、負けない・・・こんな人に・・・絶対に・・・」ロープを掴んで立ち上がっていくみつほ。
「こんな人ですって・・口のききかたに気を付けなさい！」更にパンチを入れてコーナーに追い込む敦子。
その敦子のパンチに、堪らずコーナーに追いつめられてしまうみつほ。
鼻から血がみつほの白いスポーツビキニのブラジャーを赤く染めていくが、更に顔面を殴られるたびに血飛沫が飛んでいた。
しかし、みつほも涙目になりながらも以外な反撃に出ていった。
「うううっ・・・アンタみたいな反則しか出来ない人に負けないぃぃ・・・」コーナーに追い込まれていたみつほだったが、いきなり絶叫して油断している敦子の顔面へお返しのパンチを叩き込むと、そのパンチが敦子の鼻を捕らえていった。
バキッ・・「ぐわあぁぁぁ・・・あああっ・・・このっ・・・」的確に敦子の鼻を捕らえたみつほのパンチ。そのパンチに敦子が堪らずヒザを付くが、鼻からは大量の鼻血が流れ出していった。
「お、お返しよ・・・」敦子の大量の鼻血に、みつほも言い返していった。
しかし、その言葉に敦子が怒りだしていった。
「上等だよ・・・ブチ殺してやる！」その言葉に続いて、スッと立ち上がると、コーナーにまたも強烈なパンチのラッシュで追い込んでいく敦子。
鼻血の影響で、呼吸しづらいみつほは、自慢のフットワークも使えなくなって敦子のパンチの餌食となっていった。
無惨にもコーナーに追い込まれるみつほ。敦子もそのみつほの顔面を狙って殴りつけていった。
次第に意識を朦朧とさせていくみつほ。しかし、ダウンさせたら面白くないと敦子がみつほの両手を、何とコーナーポストを挟んで両トップロープに絡めると、完全にノーガード状態にみつほを固定した。
「ふふふっ・・・顔を潰してあげようか？・・・整形が間に合わないかもねっ・・・」その言葉に、強気にみつほも言い返した。
「ううっ・・は、恥ずかしくないの・・・そんな闘い方して・・・」顔は痣と血まみれだったが、みつほの言葉を聞いてまたも怒り出す敦子。
「何ですって！・・・もう一回言ってみなさいよ！」その言葉に続いて、動けないみつほのお腹へ強烈なサイドキックを入れる敦子。当然の事ながら反則だった。
グシュ・・「グボッ・・ウエェェェェェ・・・・ウエッ・・・ぐるしい・・」敦子の反則の蹴りに激しく口から反吐を噴き出すみつほ。しかしダウンも出来ずに残酷な展開になっていった。
「お、太谷・・・悪い・・試合が止められないが・・・」黒服達は敦子の暴れっぷりに腹を立てるが、同時に自分達が選んだアイドルボクサーの虐殺シーンに言葉を失っていった。
更に激しく殴られていくみつほ。そして観客達は次第にリングに物を投げ出していくと、あまりの状態にゴングが鳴らされていった。
「カンカンカンカン！」そのゴングと共に、みつほの身体はコーナーに沈んでいくのであった・・・。
そして、観客達のブーイングの中、敦子は悠々と引き上げていくのであった。
そして、みつほは急いで黒服達によって医務室に運ばれていった。
久々の地下リング登場の敦子。格闘技を練習していただけあって、動きは良かったが、明らかな反則を平気でしていく姿勢はブーイングの的でもあったが、次の登場はいつになることか・・・。
第２試合
「ふふふっ、最近は仕事も少なくなって大変だなぁ・・・」そう言って、黒服達に地下リングへ誘われているのは、あのベッド上でのニャンニャン写真がスクープされて、一時期騒がれていた沖菜恵だった。
「また地下プロレスですか？」その恵の問いかけに、黒服が答えていった。
「まぁ、そう言うことだ。・・・君も女優なら、あんな写真での事もしなくてはいけないだろう・・・」その黒服の言葉に、女優として将来を考えていた恵は黙っていった。
「・・・・・・・・・・・」沈黙する恵。
「まぁ、どう考えようがいいが、今回は君の闘いぶりによっては、ドラマの主演の座を用意しようと思うが、どうかな？」その言葉に、恵は更に考え込んでいった。
しかし、ドラマの誘いには負けてしまい、またも地下プロレスのリングに上がる事になっていった。
「本日の第２試合を行います！・・・青コーナー、久しぶりの地下リング登場～っ！・・・沖菜～恵～っ！」そのコールに、白いビキニで登場した恵。
相変わらず、Ｔ１５６Ｂ８４Ｗ５９Ｈ８５と言われる身体を惜しみもなくビキニに身を包む恵に、観客たちの視線は集中していた。
しかし、肝心の対戦相手が居なかった。恵も不安気に辺りを見回すと、その恵の立つリングに走り込んでくる１人の影があった。そう、キャリー西野だった。
「赤コーナー、アイドルキラー～っ！・・・キャリー～西野～っ！」そのコールに、恵は驚いていた。
「ふふふっ・・今日の俺様の餌食はお前か？・・・可愛い顔しやがって、裏じゃあシッカリとやる事はやりやがって・・・」早くも挑発していくキャリー。
「お、男の人と試合だなんて・・・」急に怯え出す恵。しかし、キャリーは芸人。レスラーとかではなく、恵も練習していたので、少しは自信があった。
「いいわ・・・やってやるわよ・・・」ゴングが鳴ろうとしている今、やる気を出していく恵。
「カァーン！」そしてゴングが鳴らされていくと、いきなり恵が走り出すと、勢い良くキャリーにドロップキックをヒザに叩き込む恵。
バシィィ・・「ぐわあぁぁ・・・」いきなりの奇襲に、キャリーがヒザを押さえて倒れ込むと、そのまま恵が畳み込むようにストンピングを叩き込んでいった。
バシッ・・バシッ・・「おらっ・・おらおらっ・・いくわよ！」普段のテレビでは見ることの出来ない恵の闘いっぷり。その光景に観客達も声援を送っていた。
しかし、大柄なキャリー相手の為に、恵も深追いせずに距離を置いて見つめていった。
「くっ・・以外と力があるじゃないか・・・」恵の以外なファイトに驚きながらも、キャリーが立ち上がると、やはり身長差は大きかった。
そしてジリジリと距離が縮む二人。そして・・・。
バキッ・・「うりゃあぁぁぁぁ・・」またも掛け声と共にキャリーにパンチを出してから、一気に組み付いていく恵。
しかし、キャリーもパンチは痛がるが、恵の組み付きには余裕で組み付くと、逆に投げ飛ばしていった。
「いやあぁぁぁ・・・・あんっ・・・」思わず悲鳴をあげる恵。
「おらおらっ・・さっきのお返しだっ！」その恵に容赦なくストンピングを叩き込むキャリー。しかし恵も上手く場外に逃げていった。
そして場外の恵を睨み付けていくキャリー。恵も呼吸を整えながらリング下を回っていくと、一気にリングに戻っていった。
（小さいクセに、いい身体しやがって・・・）
リングに上がる恵を見て、その揺れる白いビキニに包まれたバストを見つめてニヤけるキャリー。たしかに、現在独身の身なので、好き放題は出来るはずだった。
そして恵がリングに入って睨み合うと、リング中央でガッチリと組み合っていった。
しかし体格差から恵をロープに押しつけていくキャリー。
「ふふふっ・・・いい匂いがするぜっ・・・たまんないなぁ・・・」ロープに恵を押し込むと、顔を近づけて言い放つキャリー。
「なっ、何言ってるのよ！」キャリーの言葉に動揺する恵。
「お前、以外と裏じゃあ好き放題な事してるんだろ？・・・いい身体してるし・・・」その言葉に怯える恵。
グシュ・・「グボッ・・・」その恵のお腹に強烈なニーが突き刺さると、恵は苦悶の表情を浮かべて座り込んでいった。
「ほらほらっ・・・だったらアイドル沖菜恵のストリップショーでもやるか？」恵の髪を掴んでリング内を連れまわすキャリー。
グイッ・・「ああっ・・・イヤッ・・何するのよ・・・」掴まれた髪を必死に掴んで、苦痛から逃げ出そうとする恵。
バッシーン！・・・「いやあぁぁぁぁぁぁ・・・」しかしキャリーが豪快にヘアーホイップで恵を投げていくと、悲鳴をあげながらリングに転がる恵。
その恵に素早く首４の字固めで締め上げるキャリー。
「おらおらっ・・・苦しいか？」その言葉に、恵が足をバタバタして苦しむが、いきなり以外な反撃に出ていった。
ガブッ・・「ぐわああぁぁぁぁ・・・何しやがるんだ、このやろうっ！」そう、キャリーの密着した足を噛み付いたのだった。
「ペッ・・・汚いもの口にしちゃった！」その痛がるキャリーから離れるように恵が立ち上がると、逆に素早くスリーパーで締め上げていった。
グググッ・・・以外と首に極まっている恵のスリーパー。しかし、キャリーが小さな声で囁いた。
「ふふふっ・・・いい胸してるじゃないか、柔らかくて気持ちいいぜっ！」そのキャリーの言葉に、恵が顔を赤らめて放すと、いきなり狂ったように喧嘩キックで蹴り上げていった。
バキッ・・バシッ・・バキッ・・「最低っ！・・・なに言ってるの！・・・このっ・・このっ・・」今度は怒り出す恵。
しかし、キャリーが何かを狙っていた。
バキッ・・「いやああぁぁぁ・・・・反則でしょう・・・あああっ・・・」そう、いきなり立ち上がりざまに、キャリーの拳が恵のビキニショーツに覆われた股間を殴りつけたのだった。
股間を押さえて涙ぐむ恵。流石に恥骨直撃のような衝撃には、涙ぐんでいた。
「いくぞ～っ！」逆にキャリーがアピールすると、その恵の髪を掴んで起こしていった。
そして、キャリーが余裕の表情でブレンバスターの体制になると、滞空時間の長いブレンバスターを恵の小さな身体に仕掛けていった。
バシィィィィ・・・・「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・あああっ・・・背中がっ・・ああんっ・・・」恵の身体がマットに叩き付けられると、バウンドする程の衝撃に恵は絶叫していった。
グッタリする恵。更にその恵の両足を掴むと、素早く足４の字固めを極めていくキャリー。
「ぎゃああぁぁぁ・・・・足がぁぁぁ・・あああっ・・・」キャリーの足４の字固めに泣き叫んでいく恵。キャリーとしては恵の足を殺して、動きを無くそうと考えていたのだった。
「おらおらっ・・痛いか？・・・ギブするか？」そのキャリーの問いかけに、恵が泣き叫んでいくが、その後に出たキャリーの言葉に怯えていった。
「ギブしたら、お前はリング上で公開レイプだぜっ・・・その身体で身悶えてくれよ、へへへっ・・・」舌を出してヘラヘラしていくキャリー。
その言葉に、恵はギブアップと言う言葉を必死に飲み込んでいったが、足への激痛には泣いていった。
「んあぁぁぁぁぁぁ・・・イタあぁぁぁぁぁ・・・・ああああっ・・・」激しくマットを叩いていく恵。
そしてしばらく恵の足殺しをしていくと、キャリーが技を解いていった。
「ああっ・・ああっ・・足がっ・・・」足を押さえて痛がる恵。キャリーが迫るが、足へのダメージで動けないでいた。
「よ～し、これが沖菜恵の全裸姿だぜっ！」その言葉に続いて、キャリーが無理矢理に恵のビキニブラジャーを剥ぎ取ると、リング下に投げていった。
ブチッ・・「いやああぁぁぁぁぁぁ・・・・・」恵の悲鳴と共に、露わになっていく恵の８４㎝と言われる白い乳房。サイズより大きく見えていたが、更にキャリーの極悪な攻めが続いていった。
「立てよ・・・おらっ・・」無理矢理に恵を起こすと、今度はその乳房をロープに押しつけて痛めつけようと考えていた。しかし、恵もまだ負けていなかった。
「何よ・・・私だって！」いきなりキャリーの股間へパンチを入れていく恵。
グニュ・・「うぎゃああああぁぁぁぁぁ・・・・何しやがるんだ・・・この・・・」いきなりの急所攻撃に悶絶して座り込むキャリー。
「汚い物触っちゃったけど、仕方ないわねぇ・・・」更に蹴りこんでいく恵。
先程のキャリーのレイプと言う言葉に怯えながらの必死な反撃だった。
しかし、足が痛い恵にとって蹴りは自らにもキツイものだった。次第に動きが鈍ると、キャリーがその瞬間を逃しはしなかった。
「おらあぁぁぁぁ・・・覚悟しやがれっ！」一瞬の隙を突いて恵を丸め込んでいくキャリー。
更に、無理矢理に俯せにしていくと、恵に対して数々のアイドルをバラエティ番組のプロレスコーナーで泣かせたあの、キャメルクラッチを仕掛けていくキャリー。
グググッ・・・「うぐぐぐぐっ・・・・」顎を掴まれ、そして上半身を反らされて地獄の苦痛を味わっている恵。揺さぶられるたびに、乳房が揺れていた。
「ほらほらほら・・・今度は・・・」更に恵の両乳房を鷲掴みにすると、そのまま上半身を反らせていく乳揉みクラッチを仕掛けるキャリー。
「んあぁぁぁ・・・やめてぇぇ・・・こんなのプロレスじゃあ無いでしょう？・・・んあぁぁぁ・・・」キャリーにバストを揉まれて、恵が悲鳴をあげていく。
しかし、その悲鳴もキャリーにとっては関係なかった。
「ほらほらっ・・・感じてるのか？・・・好きなクセに・・・」更に恵の乳揉み攻撃で、キャリーは乳首を摘むと、コリコリと弄りまわしていった。
そして今度は恵を放すと、グッタリしていく恵を俯せにして、一気に逆片エビ固めを極めていくキャリー。
グイッ・・「んあぁぁぁぁ・・・・・」全身に走る激痛に、恵が悲鳴をあげていく。
「ひゃん！」しかし、いきなり変な悲鳴をあげる恵。そう、片腕で恵の足を極めると、一方の手を恵の白いビキニショーツに覆われた秘裂に当てていったのだった。
「ほらほらっ・・・観客の目の前でお前を辱めてやるぜっ・・・」更に恵のビキニに覆われている秘裂を揃えた指を這わせて、そして攻めるキャリー。
「んああぁ・・・いやっ・・やめてぇぇ・・変態っ・・・ああっ・・・」技の痛さもさることながら、キャリーの秘部攻めに悶えるように悲鳴をあげる恵。
「おらおらおらっ・・・それっ！」更に恵の秘部を攻めると、次第に恵の白いビキニショーツの敏感な部分が湿りだしていった。
「んああぁ・・・やだぁぁ・・・やあっ・・・こんなのイヤアァァァァ・・・」一段と叫び声をあげる恵。
「ふふふっ・・・何だかんだと言っても、感じてるんじゃないのか？・・・濡れてきてるぜっ・・ふふふっ・・」意地悪く恵に言い放つキャリー。
キャリーが手を退けると、観客の目にも恵のビキニショーツの股間部が濡れているのがわかった。
「・・・・・・・・」必死にキャリーの股間への指での刺激攻撃を耐える恵。
その恵に、キャリーがまずは戦意を失わすくらい痛めつけようと、技を解くと一気にビキニショーツに手を掛けていった。
「いっ・・いやあぁぁぁぁ・・・やめてよぉぉぉ・・・やだぁぁぁぁ・・・」必死にビキニショーツを掴んで逃げようとする恵。
しかし、以外と力強いキャリーの水着剥ぎに、悲鳴をあげながら抵抗する恵だが、やはり脱がされてしまった。
「おりゃあああぁぁぁ・・・・どうだぁぁぁ・・・」そのキャリーの言葉に、顔を赤めて股間を隠そうとする恵。
「いやあぁぁぁぁ・・・見ないでぇぇぇ・・・・」清純派アイドルと言われていた恵だが、先日のニャンニャン写真でバレてしまった素行の悪さ。しかし女としては仕方ない事かも知れないが、今度はリング上で辱められようとしていた。
「ふふふっ・・・これは邪魔だからこうだっ！」叫んでからキャリーが恵の白いビキニショーツを観客席に投げていくと、無理矢理にロメロスペシャルを極めていった。
グイッ・・「いやああぁぁぁ・・・んあぁぁぁ・・・イヤッ・・ああんっ・・」技の苦痛と、秘部まで露わにされると言う恥ずかしさから悲鳴をあげる恵。
容赦なくリング上で全裸ロメロスペシャルで痛めつけられていく恵。
しばらく全裸ロメロスペシャルが極められていくと、今度は放すとグッタリする恵を、アルゼンチンバックブリーカーで揺さぶりかけていくキャリー。
またも高々と上げられ、股間をご開帳され、更にはプルプルと乳房を揺らされていく恵。
「いやあぁぁぁぁ・・・酷いぃぃぃ・・・見ないでぇぇぇ・・・」その恵の泣き声に、観客達も歓声をあげた。
「メグちゃんのアソコが丸見えだぜっ！」「堪らないぜっ・・いいぞっ、キャリー！」次第に観客達はキャリーに声援を送りだしていた。
そしてまた暫く痛めつけると、恵はもうグッタリとしていた。
リングに全裸状態で、股間を丸出しでグッタリ倒れている恵。しかし、その恵を強引にパイルドライバーの体制に持っていくと、キャリーが目の前に見える恵の秘部を舐め回していった。
ペロペロッ・・ジュル・・・「ああんっ・・・やめてぇぇ・・・お願いぃぃ・・・」キャリーの残忍な攻めに、許しを乞う恵。
しかし、次の瞬間に恵の脳天は堅いマットに叩き付けられていった。
ゴキッ・・「んあああぁぁぁぁ・・・・あんっ・・・」その強烈な一撃に、恵が大の字になって倒れると、今度はキャリーが座っていくと、グッタリする恵の腰に手を回していった。
「ふふふっ・・・ここからが本番だぜっ・・・覚悟しろ、淫乱アイドルめっ！」そう言うと、キャリーがいきなり股間から自らの凶器を出していった。
「やだぁぁぁ・・・何よぉぉ・・・やめてよぉぉぉ・・・」そのキャリーが股間から出した凶器を見て発狂したように叫んでいく恵。
しかし、次の瞬間に恵の股間の秘裂へ容赦なく挿入されていった。
ズブッ・・・「んああぁぁぁぁぁぁ・・・・いやああぁぁぁぁぁぁ・・・・」激しく首を振って悲鳴をあげる恵。
「おらおらっ・・気持ちいいのか？・・・おらっ！」更に腰を掴んで激しく腰を振っていくキャリー。
ズブッ・・ズブズブ・・・ヌチャ・・「んあぁぁぁ・・ああんっ・・あふっ・・ああんっ・・」次第に悲鳴が小さくなっていく恵。
そこへ、キャリーの仲間であるドンキング松木がリングに上がってきた。
「キャリー、やっとるのう？・・・今日は可愛い女やんけっ！」その言葉に、キャリーが松木までリングに招き入れていった。
既にキャリーのレイプ攻撃にグッタリする恵に、松木が叫んでいった。
「活きが悪いのう・・・気合いが足りん、気合いがっ！」そう言うと、グッタリする恵をコーナーに開脚状態で逆さ吊りにしていった。
「うううっ・・・何っ・・何するの・・・」松木の登場に怯えていく恵。
「こういう事やっ！」いきなり松木が、その逆さ吊りにされている恵の秘裂に地獄突きを入れていくと、リング上には恵の激しい叫び声が響いていった。
「うぎゃああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・アソコがっ・・アソコがぁぁぁ・・」その恵の泣き声に、松木がニヤニヤしながら、今度はエルボーを落としていった。
ゴキッ・・バキッ・・「ふぎぃぃぃぃ・・んがぁぁぁぁぁ・・・やめ・・やめ・・やめて・・くだ・・さい・・」女の弱点でもある股間に、エルボーなどで痛めつけられて、恵は声にならない声で哀願していった。
「キャリー、コイツに俺も奉仕してもらうか・・・」その言葉に、キャリーが恵をコーナーから降ろすと、髪の毛を掴んで座らせていった。
「いっ・・イヤッ・・やめて・・・もうイヤッ・・」泣きながら首を振ろうとする恵。
「甘いんだよ・・・淫乱らしく振る舞え・・・コラッ！」その恵に蹴りを入れて黙らせると、松木は股間から凶器とも言える物を出していった。
「やだぁぁ・・そんな汚い物・・・やぁだぁぁ・・・」首を激しく振る恵。
しかし、その恵の口に松木が自らの凶器を押しつけていった。
グニュ・・「んあぁぁぁ・・・ペッ・・ペッ・・いやあぁぁぁ・・・やだあぁぁぁぁ・・」松木に口の中に凶器を入れられようとしていたが、恵が頑なに拒否していた。
しかし、無理矢理に恵の口に凶器を入れていく松木。
しかし、恵が思いもよらない行動に出たのだった・・・。
ガブッ・・「ぐぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」その凶器をいきなり噛み付かれ、逆に地獄の痛みを感じて悲鳴をあげる松木。
バキッ・・「はっ・・放しやがれっ！」男の急所を噛まれて、松木が狂ったように恵を殴りつけると、その衝撃に放してしまう恵。
しかし、唯一の反撃手段を無くした恵に待っていたのは、残酷なお仕置きだった。
グッタリする恵の全身を二人掛かりで蹴りこんでいくキャリーと松木。
「うげっ・・うごっ・・へげっ・・おげっ・・た・・助け・・て・・」リング上でまさに二人の男に蹴りこまれ、泣き叫ぶ恵。
更に、キャリーは必殺の逆エビ固めを極めると、泣き叫ぶ恵の露わになる秘部を見つめた。
そして、そのキャリーの視線を確認するように松木が近づくと、その恵の無防備な秘部へ爪先蹴りを入れていった。
グニュ・・グニュ・・「ひぎぃぃぃぃ・・・あぎゃあああぁぁぁぁ・・・」繰り返されていく恵の絶叫。
次第に、恵があまりの激痛に失神したような状態になると、松木がコーナーに逆さ吊りにしていった。
「ふふふっ・・・変な事をした罰だぜっ・・・」そう言うと、恵の秘裂へ固めた拳を入れていったのだった・・・。
「カンカンカンカン！」あまりの乱入からの残酷な展開に、遂にゴングが鳴らされていったが、既に恵の秘部は今まさにフィストファックの様にされ、破壊されようとしていた・・・。
失神状態の恵だったが、瞳からは涙が流れ出ていた・・・。
更にキャリーが恵のお腹を蹴りこむなどすると、あまりの展開に観客達からもブーイングが起きると、黒服達が取り押さえていった。
「何するんだよ・・・邪魔するなぁぁ・・・」暴れていくキャリーと松木。
しかし、黒服達によって無理矢理にリングを降ろされてしまった。
「ただ今の試合、ドンキング松木の乱入によって無効試合に致します！」そのリングアナのコールに、観客達も騒ぎ出すが、恵は急いで担架に乗せられるが、キャリーと松木は収まりがつかないのか、大騒ぎしながら控え室に戻っていった。
久しぶりの地下リング登場の恵だったが、最悪な攻めに涙を流す結果となった。
しかし、約束通り恵のドラマ主演が決まっていったのは言うまでもない・・・。
第３試合
「ふん、同じ事務所だから我慢してたけど、もう許せないわ・・・」控え室で叫んでいたのは、あのシェイプアップルガールズの梶原真由美だった。
そして、真由美と一緒に控え室には他のメンバーも居た。
「真由美。・・・まずは完全決着デスマッチって言ってたから、頑張ってねっ！」控え室からリングに向かおうとする真由美に真美子が声を掛けた。
その言葉に笑みを浮かべてリングに向かう真由美。その１６８㎝のモデル体型を、白い競泳水着に身を包んでリングに向かっていった。
一方、その真由美の相手となるのは、あのＢＢガールズのメンバーの、元杉美香だった。
「ふんっ・・あの地下プロレスでしょ？・・・返り討ちにしてあげるわ・・・」早くも真由美を潰すつもりの美香。
そして、美香の勝利を信じて他のメンバーでもある誉子や、陽子、裕子が笑みで見送っていった。
そう、今回の試合はセコンドに他のメンバーが居ると乱闘や乱入が起きるとマズイので、他のメンバーは控え室で試合が終わるまで待って、そして代表者の帰りを待たなくてはならなかった。
そしてリングに上がっていく両者。真由美は白い特製の競泳水着だったが、美香は自分の身体を自慢するかのように、胸元の開いているワンピース水着だった。
「よく逃げ出さずにリングに上がって来たわね・・・」早くも真由美を挑発していく美香。
「その言葉、そのまま貴方に返してあげるわ・・・」しかし真由美も自信をもって言い返していた。
「ふふふっ・・・貴方が二度とテレビとかに出れないようにしてあげる・・・骨の一本や二本、覚悟しなっ！」両手を組んで骨を鳴らしながら威圧していく美香。
「ふん、弱い犬ほど良く吠えるって言うわよね・・・」逆に余裕の表情の真由美。
「ゴングが鳴るのが楽しみね・・・」美香も顔を険しくすると、そこでリングアナのコールが始まっていった。
「第３試合、因縁のＢＢガールズ対シェイプアップルガールズの対決！時間無制限何でもありデスマッチを行います！・・・なお、このルールは何でも有りと言う事は、急所なども遠慮なく攻める事が出来、万が一の事態になったら事故として扱われます！」そのコールに、真由美と美香の表情にも緊張感が走っていった。
「青コーナー、ＢＢガールズ所属～っ、元杉～美香～っ！」そのコールに、早くも真由美を睨みながらアピールする美香。
「赤コーナー、シェイプアップルガールズ所属～っ、梶原～真由美～っ！」そのコールには、真由美は冷静にコーナーに戻っていった。
「いいぞ～っ、ブチ殺せ～っ！」「梶原～っ！負けるなぁぁぁ・・・」「元杉～っ！・・極悪軍団ナンバーワンはお前等だあぁぁ・・・」
様々な歓声の中、遂にゴングが鳴らされていった。
「カァーン！」そのゴングの音と同時にリング中央に出ていく美香と真由美。
お互いが黙ったまま構えていくと、そのままの状態が続いていった。
暫くその展開になると、二人の額からはスポットライトの熱によって、汗が流れ出ていった。
そして、いきなり試合の流れが動こうとしていた。
シュ・・「うりゃああぁぁぁ・・・」いきなり気勢をあげて真由美に殴りかかる美香。
しかし、真由美が上手く避けると、逆にローキックで美香の足を攻めた。
バシィィ・・「ぐっ・・・」「甘いんじゃないの？」一瞬苦痛に歪む美香の顔。逆に余裕気味の真由美。
しかし、美香も流石はヒールである。痛さを耐えると、一気に真由美のお腹へ喧嘩キックを入れていった。
ドシュ・・「ぐはっ・・・ううっ・・・」いきなりのお腹への蹴りに、真由美も表情を険しくすると、続けて美香がラリアットで攻めていった。
バシィィィ・・・「おらおらっ・・・おらあぁぁぁ・・・」美香が優勢に見えた瞬間、いきなり真由美が素早く腕を絡ませていった。
グキッ・・「うぎゃああああぁぁぁぁぁ・・・・」「いい悲鳴ねっ・・・もっと泣かしてあげるわよ・・・」そう、美香のラリアットに素早く脇固めに切り返す真由美。
ググッ・・「あああっ・・・くうっ・・・・」懸命に我慢していく美香。しかし腕の関節は正直だった・・・。
「ほらほらっ・・・どうするの？・・・折るわよ・・・」余裕で攻めていく真由美。たしかに、ＢＢのメンバー達は最近はプロレスの練習をしていなかったようだったが、シェイプのメンバーは実は極秘に練習していて、特に真由美の関節技などの格闘センスは素晴らしいと評判だった。
しかし、試合をスグに終わらせてはと真由美が放すと、美香が急いでリング下に逃げていった。
「逃げるんじゃないわよ・・・ほらっ！」リング上から逃げていった美香を挑発する真由美。
（くっ・・・以外とやるじゃないの・・・でもね、今日は何でも有りのデスマッチって事を教えてあげるわ・・・）
美香がニヤリとすると、真由美に気が付かれないように何かを胸の谷間に入れていった。
そしてリングに戻る美香。しかしロープ越しに真由美が髪を掴むと、コーナーまで連れて行ってコーナーポストに顔面を叩き付けていった。
バシッ・・バシッ・・「このっ・・このっ・・デスマッチだから何でもいいんでしょ！」真由美が激しく攻めていった。
しかし、美香も負けてはいなかった・・・・・。
「甘いんだよぉぉ・・・」そう、その言葉と共に真由美の股間を殴りつけると、動きの鈍くなった真由美に素早くリングインして喧嘩キックで倒していく美香。
「うぐぐぐっ・・・くっ・・」股間を押さえて、更に蹴られたので痛がる真由美。
その真由美の様子を見て、コーナーポストのカバーを外すと、金具を剥き出しにしていく美香。
「立つんだよ・・・今から地獄を見せてやるから・・・」余裕の表情で美香が真由美の髪を掴んで起こしていくと、何かを狙っていた。しかし、狙っていたのは真由美も同じだった。
バキッ・・「お返しだよ！」いきなり美香の股間を殴りつけていく真由美。先程の股間への攻撃にやり返していったのだった。
「ぐおおぉぉぉ・・・・」これには美香は脳天に突き抜けるような衝撃に、バッタリと倒れ込んでいった。
バシッ・・バシッ・・「おらっ・・おらっ・・」倒れる美香に容赦なくストンピングで蹴りこむ真由美。
その真由美の蹴りに合わせるように美香の身体が跳ねるように観客の目には写っていた。
しかし、美香も意外な真由美のファイトに遂に一線を越す決意をしたのか、目つきを変えていった。
「立ちなさいよ・・・正々堂々とプロレス技で仕留めてあげる！」そして真由美が美香を起こしていくと、フラつく美香の顔面へ掌打を打ち込む真由美。
バシッ・・ビシッ・・「ぐふっ・・ごはっ・・・」真由美の掌打の威力にフラフラしていく美香。
「ほらほらっ・・・どんどんいくよ！」更にコンビネーションキックも織り交ぜて攻めていく真由美。
バキッ・・ボシュ・・「ぐはっ・・ぐふぅぅぅぅ・・」そしてダウンしていく美香。この光景に観客達も盛り上がっていくと、いきなり真由美の悲鳴がリングに響いていった。
ボワアァァァァァァ・・・・「うわああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・何よぉぉぉぉ・・・・」いきなりリング上に転がって顔面を押さえて悲鳴をあげる真由美。
そう、いきなり劣勢に見えていた美香が、狙いをつけて真由美の顔面に隠し持った揮発性の液体を投げつけると、火をつけたのだった。
「ふふふっ・・・狙い通りねっ・・・この威力っ！」苦しむ真由美を見ながらニヤニヤすると、真由美の髪の一部が焼けるイヤな匂いの中、美香の残酷な攻めが始まろうとしていた。
ドシュ・・「グボッ・・・うううっ・・うえっ・・・」そう、顔面への火炎攻撃に苦しむ真由美のお腹へ容赦なく爪先蹴りで攻め込む美香。その攻めの前に胃袋を抉られた格好で真由美が口から胃液を噴き出していった。
「苦しいか・・・いい顔してるじゃねぇ～か！・・・おらっ！」更に苦しむ真由美を蹴りこんでいく美香。
そして、グッタリした真由美を起こしてから、遂に髪の毛を鷲掴みにすると、用意していた金具剥き出しのコーナーに真由美を連れて行った。
「ふふふっ・・・ショータイムの始まりだよっ！」そして遂に、美香が真由美の顔面をその金具に叩き付けていった。
ゴキッ・・バキッ・・「ぐわあぁぁぁ・・・んあぁぁぁぁぁ・・・」美香の残酷な攻めの前に、真由美は悲鳴をあげていくと、次第に狂気を帯びていく美香の表情。
「ハハハッ・・・額を割ってあげるわねぇ・・・おらっ！」そして遂に、真由美の額が割れると、そこから激しく血が溢れ出ていった。
額から流れ出す真由美の血が、次第に真由美の白い水着を染め出していった。
ガブッ・・「ふふふっ・・・美味しいわねぇ・・貴方の血っ！」まるで吸血鬼のように血が溢れる真由美の額を噛み付いていく美香。
「うわああぁぁぁぁぁ・・・・ああああっ・・・」美香の噛み付きの前には、流石の真由美も悲鳴をあげていった。
「今度はこうしてあげる・・・覚悟しなさい・・・」その言葉に続いて、真由美にヘッドロックを仕掛ける美香。
そして、ヘッドロックで絞めながら、またも何かを手にしていく美香。そう、メリケンサックを手に着けていったのだった。
そして、それで真由美の額を狙おうとする美香。しかし、美香の手にある凶器を見た真由美が逆に、一気に身体を密着させていった。
「なっ・・何よぉぉぉぉ・・負けないわぁぁ・・・」そう、気合いを入れて真由美が一気にバックドロップで美香を投げていった。
バシィィィィ・・「ふぎいぃぃぃぃぃ・・・うぐっ・・・」この真由美の反撃は予想していなかったのか、美香は受け身も取れずにグッタリしていった。
「ゆっ・・許さない・・・」額から流れる血を拭いながら、真由美の視線が険しくなっていった。
そのグッタリする美香の足を掴むと、一気に股裂きにしていく真由美。更に、パックリ開かれた美香の股間へ、いつもなら考えられないが、真由美が踵で思いっきり踏み付けていった。
ゴキッ・・「うぎゃあああぁぁぁぁ・・・・・あああっ・・・」その、あまりに残酷な女への攻めでもある股間攻めに、美香が失神寸前の衝撃を受けてヒクヒクしていた。
「アンタ、今頃甘い事を言ってるんじゃないわよ・・・」しかし、その美香の表情にも微動だにせず、更にお腹へ思いっきりジャンプしてのヒップドロップを落としていく真由美。
グシャ・・「ぐぶうっ・・・オゲッ・・オゲッ・・ウエェェェ・・・」真由美のヒップの圧力に、美香が堪らず口から激しく反吐を噴き出すと、真由美が更に美香のメリケンサックを取り上げると、一気に馬乗り状態になって額にお返しとばかりに殴りつけていった。
バキッ・・バキッ・・「おらおらっ・・・これはお返しだよ！」いつもになく険しい表情で殴りつけていく真由美。
その攻めの前に身体をピクピクさせて殴られていく美香。次第に額が割れて血が流れ出ていった。
「ふふふっ・・・いい表情よっ・・・」その美香を起こしていく真由美。
そして・・・。
「アンタ、殴り合いが出来る？・・・喧嘩上等なんでしょ？」額から血を流しながらも、真由美がボクシングのように構えて挑発していった。
「殴り合い？・・・上等じゃないの？・・・お前こそ顔面崩壊させてやるっ！」美香も意識を朦朧とさせていたが、構えていった。
バキッ・・バキッ・・そして、無言のまま殴り合いが始まると、その光景に観客達も息を呑んで見守っていった。
ビチャ・・ビチャ・・お互いのパンチが容赦なく決まっていくと、額以外にも口の中を切って、その血飛沫がリングに舞っていった。
しかし、次第に喧嘩ファイトだけの美香と違い、打撃も練習してきたと言う真由美のパンチが決まりだしていった。
バキッ・・ボコッ・・「ぐっ・・グホッ・・」次第にロープ際に追い込まれていく美香。
グシュ・・「お腹の鍛え具合はどうかしら？」その美香をまるでロープに固定するかのようにお腹への強烈なボディブローを繰り出す真由美。
「うぐっ・・・ホゲエエェェェェェェ・・・」そのパンチに、遂に美香はヒザをついてダウンしながら、口から激しく血反吐を吐き出すと、ピクピクしていった。
しかし、まだゴングも鳴らなければ、真由美もまだ気が済んでいないようだった。
「覚悟しなよ・・・同じ事務所だからって容赦しないわ・・・今日は血祭りにしてあげるって言うのよ・・・」真由美は呟きながら、その半失神状態の美香をコーナーへ逆さ吊りにしていった。
「覚悟って・・アンタに何が・・・できる・・っていう・・の・・・」意識も朦朧とさせながら、美香も真由美に言い返した。
「今日は・・・貴方を壊してあげる・・・おらっ！」その動けない美香へ、何と水着の布地だけに守られている美香の秘部目掛けて、真由美が強烈な踵落としを入れていった。
ゴキッ・・・「ふぎぃぃぃぃぃ・・・・・んあっ・・」流石に根性のある美香といえど、そのあまりに衝撃的な大技に、美香は白目を剥いて失神してしまった。
更に、その股間からは異臭を放つ液体が流れていった・・・。
しかし、まだゴングが鳴らないと、真由美がリング下から何かを持ち出していった。
そう、パイプ椅子だった・・・。
「やっぱり、ここは骨の一本ももらわなくちゃね・・・・」そう呟くと、真由美が手にした椅子を振り上げていった。
「ＢＢ～っ、見てないかも知れないけど、これがシェイプの覚悟だよっ！」そう叫ぶと、逆さ吊りになって失神する美香の両膝に思いっきりパイプ椅子の角を叩き付けていった。
バキッ・・変な音がリングに響いていった・・・。
そう、美香の膝ではなかったが、足の骨が折れる音だったのだ。
「これで暫くはリングに上がれないでしょ・・・もっとも、仕事も出来ないと思うけどね・・・」そう言うと、誇らしげに真由美が腕をあげると、ここでゴングが鳴らされていった。
「カンカンカンカン！」そのゴングの音に、真由美はリングを後にしていった。
そして、無惨にも対抗戦の先鋒同士の試合で、足まで折られて失神する美香は、黒服達によって医務室に運ばれていった。
そして、その美香の試合の結果を他のメンバーが知るのは、この直後だった・・・。
第４試合
「ふざけないでよ・・・シェイプの奴らっ・・・」そう言って怒りを露わにしていたのは、第３試合で仲間の元杉美香が骨折までされる敗北を知った山口誉子だった。
しかし、誉子も次の試合が決まっていたが、当然の事ながら怒りを爆発させようとしていた。
そして、このただでさえ極悪なタレントレスラーの誉子の生け贄ともなる相手は、何と鈴本あみだった。
誉子と別の控え室で白いスポーツビキニに身を包んで出番を待つあみ。
そのあみに黒服が話しかけていく。
「ふふふっ、今日は地下プロレスの会場に、ある有名な芸能プロの関係者が来ていて、君が試合に出ると聞いて見に来たと言うんだ。・・・君次第では、芸能界復帰も夢じゃあないと言ってたから、今日は根性を見せてくれよ・・・」黒服がニヤニヤしながら話しかけていた。
「こ・・根性って・・・」身を震わせながら聞き返すあみ。
「まぁ、簡単には試合を終わらせずに、頑張りを見せるって事だろうな？」その言葉に、あみは芸能界に残れるかどうかの賭けと思い、気合いを入れていくのだった。
そして、一方黒服が対戦相手の誉子の元にも行っていた。
「ふふふっ、今日は仲間が散々だったな・・・。今日の試合、思いっきり暴れてみろよ・・・。」その誘いに、誉子はやる気を見せていった・・・。
しかし、対戦相手が知らされていない誉子にも、まだ何とも言えない気持ちはあった。
そして誉子も、その迫力ある身体を、何と黒いビキニに身を包み、９３㎝のバストを揺らしながらリングに向かっていった。
そして、その向かった先のリングに立っていたのは、あの鈴本あみと言う事で誉子の表情が変わっていった。
「おい、今日の相手はお前か？」その言葉に、あみも誉子が相手と知ると、全身を震わせていたが、それを悟られないように必死だった。
無言でコーナーに立つあみ。そしてあみを睨み付けながらリングに上がっていく誉子。
「まぁ、いいさ・・・今日は滅茶苦茶にしてやる・・・」早くもあみの処刑を口にする誉子。
一方、小柄なあみは泣きそうな表情だが、芸能界に復帰したいと言う思いから懸命だった。
「鈴本～っ！完全に引退になるなぁ・・・殺されるなよ～っ！」「山口～っ！・・・そのチビをブチ殺せっ！」色々な声が飛び交うリング。
そして、そのリング上のあみを見つめるある男がいた。
「ふふふっ・・噂は聞いていたが、あの鈴本あみがプロレスとは・・・それも芸能界に復帰の為？・・・まぁ、少しは楽しませてくれれば、うちがバックについてやるけど・・」そう、その男は芸能界の中でも有名な、某プロダクションの実力者だった・・・。
「第４試合を行います！・・・この試合は、ギブアップまたはレフリーストップのみでの決着となります！・・・青コーナー、鈴本～あみ～っ！」そのコールに、何とか腕を上げて歓声に応えようとするあみ。しかし表情には悲壮感が漂っていた。
「赤コーナー、山口～誉子～っ！」一方、堂々とアピールしながらあみを挑発する誉子。
「カァーン！」以外にも素早くゴングが鳴らされると、遂に残酷な試合が幕を開けていった。
「ふふふっ・・・覚悟しなっ・・・」早くも余裕の表情を浮かべてあみに近づく誉子。
一方、無言のままコーナーに立ちつくすあみ。しかし、ゴングが鳴ってからあみの考えが変わっていった。
（ど・・どうせやられるなら・・・少しは反撃もしたいし・・・）
「ううっ・・・負けないぃぃぃ・・・」いきなり叫んで誉子に向かっていくあみ。
「何が負けないだよ・・・何が出来るって言うのよ！」あみを舐めきっている誉子が、余裕の表情を浮かべていた。しかし・・・。
バシィィィ・・・「このおぉぉぉぉ・・・」以外な事だったが、あみが練習していたのか、見事な片足タックルから誉子を倒していった。
「なっ・・何だってぇぇぇ・・」これには驚く誉子。しかし、あみが続けてアキレス腱固めを極めていった。
グキッ・・「くうっ・・させるかよ！」しかしあみのアキレス腱固めの痛さを感じると、ヒールキックで返していく誉子。その誉子の反応に上手く技を解いて離れて立ち上がるあみ。
そして誉子も立ち上がるが、意外な展開に観客達も歓声をあげていった。
そして必死な表情で構えるあみ。誉子もあみの技がまぐれと思い、余裕で近づいていった。
しかし、その誉子に今度は素早くスライディングからカニ挟みのようにして誉子を倒しにかかるあみ。しかし・・・。
「甘いわねっ・・・」カニ挟みを耐えた誉子が、逆に倒れかかるようにあみのバストへエルボードロップを落としていった。
グキッ・・「ぶげえぇぇぇぇぇ・・・あああっ・・・」これには悲鳴をあげてリング下に逃げるあみ。
「ふふふっ・・・苦しいだろう・・・それが実力なんだよ・・・。覚悟しなっ！」リング上から言い放つと、あみを追いかけてリング下に降りていく誉子。
そして、あみを捕まえると、鉄柵に振っていこうとするが・・・。
「おらおらっ・・なっ・・なにぃぃ・・・」誉子が驚きの声をあげると、逆にあみが反転して誉子を鉄柵に振っていった。
ガッシャーン！・・・「ぐはっ・・・ちっ・・・」鉄柵に逆に叩き付けられ、倒れ込む誉子。
そしてあみは先にリングに戻ると、観客にアピールするように両手を頭上で叩いていった。
「くっ・・・」悔しがる誉子。まさかの展開だったが、その誉子の肩に誰かが手を伸ばした。
「誉子・・・あんなガキ、潰しちゃおうよ！」そう、同じくＢＢのメンバーの濱野裕子だった。
「あんな相手に二人はいいわ・・・でも、それもいいわね・・・。公開処刑ってね・・・」そして誉子がリングに戻ると、あみと睨み合っていった。
バキッ・・今度は先手を打ったのは誉子で、体格差を利用して殴りだしていった。
しかし、殴られてもあみが無言で我慢すると、逆にローキックなどで返していた。
バシッ・・「ふふふっ・・・少しはやるけど・・残念ねっ・・」そのあみに、誉子が叫ぶといきなりタックルのように抱きつくと、そのまま抱え上げていった。
「くうっ・・な、何するのよ！」さすがに抱え上げられると、あみも叫び声をあげた。
「こういう事よっ・・おらっ！」そのあみを思いっきりマットに叩き付けていく誉子。
バシィィィィ・・・「ぐわああぁぁぁ・・・・あああっ・・・」背中を堅いマットに叩き付けられて、その痛さに藻掻き苦しむあみ。
更に、そのあみの喉元にギロチンドロップで潰していく誉子。
グシャ・・「ふぎぃぃぃぃ・・・・・」誉子のギロチンドロップの洗礼に、あみは両足をバタバタして苦しんでいた。
更に、起こしていく誉子。しかしあみも誉子のお腹へパンチを入れて抵抗していった。
バシッ・・バシッ・・「蚊でも刺してるのかなぁ・・鈴本っ！」内心は少しは効いていたが、効いていないフリをして余裕ぶる誉子。その誉子の反応にあみが怯えた表情を浮かべると、そのままあみの顔面を思いっきりマットに叩き付けていった。
バシィィィ・・・「あぎゃああぁぁぁ・・・あああっ・・・顔がぁぁ・・・」そのフェイスバスターの刑に悲鳴をあげて痛がるあみ。
そしてまたリング下に逃げようとすると、そこには裕子が待っていた。
何も知らずにリング下に落ちるあみ。しかし、いきなり髪を掴まれてリングに戻されていくあみ。
「なっ・・何よ！・・・やめて・・関係ないでしょ・・・」叫ぶあみ。しかし容赦なく裕子がリングに戻していった。
「逃げ場は無いんだよ・・・おらっ！」そのリングに戻された、あみのお腹へストンピングを叩き込む誉子。
グシュ・・グシュ・・「あふっ・・ああんっ・・いやっ・・苦しいぃぃ・・」蹴られる度に、その小さな身体をピクピクさせて痛がるあみ。
「よ～し、お前の根性を試してやるよ！」誉子が叫ぶと、いきなりあみの両足を掴むと、いきなりクロスさせてのサソリ固めを極めていった。
グイッ・・・「うぎゃああぁぁぁぁ・・・・いやあぁぁぁぁ・・・・」誉子の強烈なサソリ固めに、背中を反らされて激痛にマットを叩いて悲鳴をあげるあみ。
「ギブっ？・・・ギブすれば楽になるぞ、コラッ！」そのあみを揺さぶってギブアップを促す誉子。しかしあみも必死だった。
「だ、誰が・・誰がギブアップなんか・・・絶対にしない・・・」泣きそうな表情で言い返すあみ。
「ふふふっ、いい根性だねぇ・・・いつまで持つかしら？」更にグイグイと揺さぶると、簡単に終わらせてはと放していく誉子。
「ハァ・・ハァ・・あああっ・・」技を解かれてロープに手を伸ばすあみ。しかし、誉子がリング中央まで足を持って引いていった。
「逃げるなんてしてるんじゃないわよ！・・・おらっ！」そしてリング中央に連れて行かれたあみ。
「これはどうかしら・・・」そして余裕の表情であみにロメロスペシャルを極めていく誉子。
グイッ・・・「ぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・」またもリングに響いていくあみの悲鳴。
更に、裕子がいきなりリングに乱入していった。裕子の登場にざわめく会場。
しかし、構わず裕子があみの開かれた股間へ狙いを定めていった。
「ふふふっ・・・ココは痛いわよ・・・覚悟しなっ！」裕子が叫ぶと、固めた拳をあみの白いビキニの布地だけに守られた秘部目掛けて振り下ろしていった。
ゴキッ・・「うぎゃあああぁぁ・・・・いやあぁぁ・・ソコだけはやめてぇぇぇ・・・」さすがに女の急所でもある股間攻撃には泣き叫ぶあみ。更に誉子が下から追い込んだ。
「ソコって言うからには、男と出来なくなるって？・・・安心しなっ・・・」誉子がニヤニヤしながら言い放つ。
「何よぉぉぉ・・関係ないでしょ・・・あああっ・・・」更に裕子の股間攻撃に首を激しく振って泣き叫ぶあみ。
しかし、その泣き叫ぶあみの視線に以外な人物が見えた。そう、観客席で笑みを浮かべて観戦する滝本秀明だった。
「た、滝本君・・・」滝本の姿を見たあみに絶望感が襲いかかる。
「そう言うこと・・・捨てられたんだよ。落ち目のお前には興味無いって・・・」裕子がニヤニヤして言い放つ。
その途端、あみの瞳に涙が溢れ出すが、涙で滲んで見えなくなるが、滝本の横の席には見覚えのあるアイドルの顔があった。
しかし、あみが確認する前に、今度は裕子のパンチがお腹へ落ちていった。
グシュ・・「おらあぁぁ・・・」「あふぅぅぅ・・・あんっ・・んあぁぁぁ・・・」お腹への痛みに耐えていくあみ。
（ううっ・・た、滝本君・・ひどい・・・。だったら、見返してやる・・・）
あみは悲鳴をあげるが、滝本に捨てられたと悟って芸能界復帰を望んだ。しかし、ここは地下リング。復帰どころか、誉子と裕子にズタボロにされるかも知れない状況だった。
そして誉子が技を解くと、グッタリ倒れるあみ。裕子はリング下に戻るが、誉子が立たせていった。
「ふふふっ・・根性見せなよ・・・」その誉子の言葉に、いきなり叫んでいくあみ。
「いやあぁぁぁぁ・・・負けないぃぃぃ・・・」そう、その叫び声と共にあみがいきなり誉子のビキニブラジャーを剥ぎ取っていった。
「うおぉぉぉ・・・鈴本いいぞぉぉぉ・・」観客の目に露わになる誉子９３㎝の巨乳。その光景にあみに歓声が上がっていった。
しかし、誉子の視線が鋭くなっていくのだった・・・。
「上等じゃん・・・覚悟しろ・・・」そのドスの効いた言葉に、あみが驚くが、次の瞬間に顔面には誉子のパンチが炸裂していった。
バキッ・・「ふぎいぃぃ・・・」あみの変な悲鳴と共に、あみの鼻からは鼻血が流れ出していった。
「ほらほらっ、調子に乗った代償は高いよ！」更にあみをロープに振ると、返ってきたあみのお腹へ強烈なヒザ蹴りを入れていく誉子。
グシュ・・「グボッ・・ウエェェェェェ・・・・」その激しいヒザ蹴りに、あみは倒れながら口からは反吐を吐き出していった。
「くっ・・苦しい・・・苦しいよ・・・」お腹を押さえて涙を流すあみ。
「苦しいのかい？・・・もっと苦しめてあげる！」更にあみの身体にストンピングを叩き込む誉子。蹴る度に誉子の大きなバストが揺れていた。
そしてグッタリするあみ。そのあみを今度はコーナーに連れて行くと、コーナーポストのカバーを外して金具を剥き出しにしていく誉子。そして、そのまま無言のままあみの額を金具に叩き付けていった。
バキッ・・バキッ・・「ぐわっ・・いやあぁぁぁ・・・んあぁぁぁぁ・・ひいぃぃぃ・・」激しく悲鳴をあげて痛がるあみ。しかし誉子の残酷な攻めは止まらなかった。
次第にあみは悲鳴と共に、額も割られて出血していった。
「ギブすれば許してやるよ・・・ほらっ！」その血塗れになるあみの顔面を観客に見せながら言い放つ誉子。
「ノォ・・ノォー・・絶対にギブアップって言わない・・・」しかし誉子の問いかけにギブアップを拒否していくあみ。そのあみの言葉に、誉子が怒りだしていった。
「上等じゃん！・・・だったらリングで処刑してやるからなっ！」更に誉子があみをロープに腕を絡めていくと、今度はお返しとばかりにあみの赤く染まったビキニブラジャーを剥ぎ取っていった。
「いっ・・いやあぁ・・・何するの・・・ああっ・・・」あみの悲鳴が響くと、観客の視線に晒されていくあみの乳房。大きさこそ小振りだが、美乳とも言えるバストに歓声が上がっていった。
「可愛いオッパイしてるじゃないの・・・」そのあみのバストを見てニヤニヤする誉子。
「やめてぇぇ・・何するのよぉぉ・・」額から血を流しながらも叫んでいくあみ。
しかし、そのあみの目の前に誉子がある物を差し出していった。
「ふふふっ、これでも元気でいられるかな？」そう、その差し出した物とは、細い錐だった。
「なっ・・何するのよ・・・やめてよ・・・ちょっと・・・」そのスポットライトの光に輝く誉子の持つ錐を見て、あみは突然に震えだしていった。
しかし、誉子は容赦なくあみの乳房の先端に見える、小さな突起を狙っていった。そう、乳首へ錐を差し込もうと考えたのだった。
「いいぞぉぉ・・鈴本～っ！」「あみちゃん～、少しは根性見せろよ～っ！」観客達もこれから誉子のしようとする、残酷な攻めを想像すると、あみへ歓声をあげていった。
ズブッ・・「うぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・いやああぁぁぁぁぁぁぁ・・・」そして観客席側に向けられたあみが絶叫しながら泣き叫んだ！そう、誉子の手にしている錐が容赦なくあみの乳首を貫通していったのだった。
「ふふふっ・・どうかしら、鈴本さん？」意地悪く問いかける誉子。
「あああっ・・・ま、負けない・・・ああんっ・・」必死に痛さを耐えようとするあみ。
しかし、そのあみの態度に腹を立てた誉子が、乳首に差し込んだ錐を少しずつ引いていった。
ググッ・・「うわああぁぁぁぁ・・・・あああっ・・」次第にあみの乳房は、乳首に引っ張られる形で変形していった。
「ふふふっ・・何処まで耐えられるかしら、貴方のピンク色の可愛い乳首ちゃんは？」更に意地悪く乳首を攻める誉子。この残酷な光景に観客席の歓声が止んでいった。
その静まる会場に響き渡るあみの悲鳴。しかし誉子は更に錐に力を入れていった。
ブチッ・・「うぎゃあああぁぁぁぁぁぁ・・・・・オッパイが、私のオッパイィィィ・・」そして遂に、限界に来たのか音を立てて真っ二つに裂けていくあみの乳首。激しく首を振って泣き叫ぶあみだが、片側の乳房は裂けた傷口から溢れ出す血に赤く染まっていった。
「まだ我慢するのかい？・・・ギブすれば許すけどね・・・」更にもう一方の乳首にまで錐を向けながら、誉子があみにギブアップを迫っていった。
「んあぁぁぁ・・・だ、誰が・・誰がギブアップなんて・・・」顔を額から流れ出た血と、涙や涎などにグチャグチャにしながらもあみが強がると、誉子がニヤリとしていった。
「いい根性してるわねぇ・・・だったら遠慮しないわ！」その誉子の掛け声と共に、またもあみの乳首に吸い込まれていく錐の先端・・・。
ズブッ・・「うぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」またも会場に響いていくあみの悲鳴。その差し込まれた錐からは血が流れ出していった。
「ほれほれ・・・また乳首が裂けるわよ！」そう言いながら錐を引いていく誉子。
「んああぁぁぁ・・・負けない！・・・今日は・・最後の・・チャンスだもの・・・」泣きながらもギブアップは口にしないあみ。その芸能界復帰に賭ける根性に、次第に観客達も声援を送りだした。
「いいぞ～っ！鈴本～、見直したぞ！」「頑張れ～っ！・・・少しは反撃してみろよ！」「その巨乳女に少しは痛い思いをさせてやれっ！」
数々のあみへの声援に、次第に誉子が怒り出すと、一気に錐を引いていった。
ブチッ・・「うぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」流石に乳首が裂けるとあみが絶叫して泣き叫んでいった。しかし、ギブアップと言う言葉は口から出なかった。
「しぶといガキだねっ・・」そのあみを今度はロープから放して倒していくと、一気にフットスタンプでお腹を押しつぶす誉子。
グシュ・・「ホッ・・ホゲェェェェェ・・・・」またも激しく反吐や胃液を噴き出していくあみ。
もはや試合を続けられる状態ではないが、地下プロレスではまだレフリーが止める様子は無かった。
「くっ・・しぶといわねぇ・・命の保証はないわよ・・・」更にあみを起こしていくと、またも顔を近づけて血塗れ状態のあみの顔を覗き込んでギブアップを促す誉子。
「どうする？・・・ギブって言えば楽になるのよ？」その誉子の問いかけに、あみが以外な行動に出た。
ペッ・・「じょ、冗談じゃ・・ないわ・・・山口さんの攻めなんか・・・大した事・・ないクセに・・・」誉子の顔に唾を吐きかけながら、挑発とも言える言葉を投げていくあみ。しかし、その言葉には試合に勝てないなら、芸能界復帰も無理なら地下リングで殺されてもいいと言うあみの悲壮なる決意が感じられた。
しかし、観客達もあみのその行動に同情する者も居たが、リング上の誉子はそうではなかった・・・。
「上等だよ・・・殺してやる・・・」あみの唾吐きに完全にキレた誉子は、あみの首を絞めると、そのままネックハンキングツリーで吊し上げていった。
グググッ・・「うぐぐっ・・・ううっ・・・」両足をバタバタして藻掻き苦しむあみ。しかし誉子は完全にキレて絞め続けていた。
次第にあみの抵抗が少なくなってくると、あみの股間から異臭を放つ液体がビキニショーツから溢れ出すと、太股を伝ってマットに水たまりを作っていった。
更に吊し上げていく誉子。次第にあみの身体がピクピクと痙攣しているように見えた。
「お、おい・・・鈴本が殺されちゃうよ・・・」「い、いくら何でも、公開殺人はマズイぜっ！」「山口～っ！・・・そこまですることないだろっ！」
次第にあみへの残酷な仕打ちに、観客達が騒ぎ出すと、某芸能プロの大物も口を開いた。
「以外と根性があるじゃないか・・・。よし、鈴本あみはうちが貰った。試合を早く止めてくれ・・・」その男が黒服に言い出すと、急いで合図が送られていった。
「カンカンカンカン！」そしてリングに試合の終了を告げるゴングが打ち鳴らされると、黒服達が更に締め上げる誉子を止めに入った。
「ふざけるなよ・・・コイツをブッ殺してやる！」まだ収まらない誉子。しかし、黒服達に無理矢理に押さえつけられると、あみは地獄の責めから解放されていった・・・。
しかし、既に失神して意識を失っていた・・・。
誉子は押さえつけられて控え室に戻されたが、一方のあみは両方の乳首を引き裂かれ、そして大流血状態で医務室に運ばれていった。
急いで医師達によって応急処置を受けるあみ。そのあみの姿を見て芸能関係者が口を開いていく。
「あれだけの根性があれば、仕込めば売れるだろう・・・。芸能界でも・・地下プロレスでも・・・」そう一言呟くと、その男は医務室を後にしていった・・・。
試合には負けたが、芸能界復帰は何とかなりそうなあみ。しかしあみ自身はまだ知らないままであった・・・・。
第５試合
残酷な試合が続いたリングに、遂にメインイベントを迎えていった。
そして、控え室ではこの試合に出る為に二人の選手が出番を待っていた・・・。
「何よ、今日は本物の女子プロレスラーが相手なの？・・まあいいわ、私だって伊達に格闘が好きな訳じゃないしね・・・」そう笑みを浮かべて黒服に言うのは、あの肩瀬那奈だった。１７２㎝の身長に、細く見えるが筋肉が浮かぶ那奈の身体。そのプロ相手にも怯えない姿勢は伊達ではなかった・・・。
「タ・・タレントさんとプロレスですか？」一方、タレントとプロレスをさせられると聞いて驚くのは、あの女優になる為にプロレスを一定期間すると言う集団の１人、大盛彩乃だった。
１６０㎝の身長に、５０㎏と言う普通の女性のような体格で、ルックスも良い彩乃。たしかにプロレスラーには見えなくともなかったが、アイドルと言う感じだった。
しかし、彩乃も現役レスラーの意地とプライドはあるようだった・・・。
「それでは、本日のメインイベント～、時間無制限一本勝負を行います！・・・なお、この試合は普通のプロレスと同じルールの、特別試合で、目的はタレントと現役レスラーの試合と言う事です！」そのリングアナのコールに、彩乃は余裕の笑みを浮かべた。
対して、那奈は鋭い視線で彩乃を睨み付けていった・・・。
「青コーナー、スポーツ大好き美女！・・・肩瀬～那奈～っ！」そのコールに、黒いワンピース水着に身を包んで手を挙げていく那奈。
「赤コーナー、現役美女レスラー～っ！・・・大盛～彩乃～っ！」そして遂に、現役レスラーの二人目ともなる彩乃は、その８５㎝のバストを強調するような、白い胸元の開いたワンピース水着に身を包んで歓声に応えていった。
そして二人がリング中央でレフリーのチェックを受けると、那奈が早くも挑発していった。
「何よその水着。オッパイ飛び出ても知らないわよ・・・」笑みを浮かべて、嫌味の様に言い放つ那奈。
「余計なお世話よ・・・アンタこそ、水着剥ぎ取ってあげましょうか？・・・タレントのクセに・・・」その彩乃言葉に、那奈がいきなり張り手を入れていった。
バシィィィ・・「何よぉぉ・・」逆に彩乃も張り返すと、そこでゴングが鳴っていった。
「カァーン！」そのまま縺れるように張り手合戦をしていく二人。
しかし、いきなり首相撲に彩乃を捕らえようとする那奈。しかし彩乃も空手経験者だけあって、その後の那奈の行動を察知して組み付いていくと、スープレックスを狙っていった。
しかし、那奈も長身から彩乃の投げの姿勢を崩すと、逆に脇腹にヒザ蹴りを入れていった。
グシュ・・「グホッ・・・くっ・・生意気に・・・」脇腹へ強烈な痛みを感じるも、意地で耐えていく彩乃。
「苦しいクセに・・・大した事ないわねぇ・・・プロって言っても？」逆に彩乃を挑発していく那奈。
「な、何よぉぉ・・」その那奈の挑発に、ドロップキックを放っていく彩乃。
しかし、冷静さを失った彩乃のドロップキックは那奈に叩き落とされていった。
バシィィ・・「ぎゃう・・・」思わず声をあげて倒れ込む彩乃。
バシィィィ・・・「甘いんだよ・・・」その倒れた彩乃の白い太股にローキック気味に蹴りこんでいく那奈。その那奈の蹴りに寝た状態から受ける彩乃。今までの女子プロレスのリングでは、このような格闘色のある展開はなかった為に、早くも焦りだしていた。
バシィィィ・・・「ほらほらっ・・プロなんでしょ・・・」その彩乃を更に焦らすかのように蹴りこんでいく那奈。
その那奈の蹴りの威力に、次第に彩乃の白い太股は内出血をおこしていった。
しかし、彩乃も今まで経験のない展開に困っていたが、那奈は逆に素人と言っても地下リングでは格闘技路線タレントで通っているだけあって、余裕すら見えていた。
「うらあぁ・・・」そしてその展開を打開しようと、那奈が飛び上がると、彩乃のお腹へフットスタンプを叩き込んでいった。
グシュ・・・「ウゲッ・・ううううっ・・・」その那奈の思いっきり体重の乗ったフットスタンプに、彩乃は力を入れる間もなく受けたため、胃袋を思いっきり押された形になって、口から胃液を吐きだしてしまった・・・。
「ちょっとぉぉ・・それでも本当にプロなの？」逆に呆れる那奈。しかし身体は自然に倒れている彩乃に馬乗りになっていった。
「くっ・・・何よ、負けないわよ・・・」内心は那奈に馬乗りにされて動揺するが、彩乃が必死に強がっていった。
バキッ・・バキッ・・「おらおらっ・・・アンタと違って格闘技戦なのよ！・・・プロレスは知らないけどねっ！」そして那奈が彩乃の顔面へパンチを落としていくと、これもプロレスのリングでは無い事なので、動揺して逃げ出そうとする彩乃。
（何よ・・大した事ないの・・・）
那奈が口にはしなかったが、もしかして簡単に仕留められると考えていった。
藻掻く彩乃。すると那奈が上手く彩乃が俯せ状態になるようにしていった。
そして必死にロープに手を伸ばして逃げようとする彩乃。もう水着の胸元からバストが出そうになっているのも気が付かない程だった。
しかし、これは那奈の狙い通りの展開だった・・・。
グイッ・・・「もらった・・・いつまで耐えられるかしらねぇ・・・？」そう、那奈の腕が彩乃の喉に絡まると、チョークスリーパーで締めていった。
「うぐぐっ・・・ぐうっ・・・負けない・・・」必死に逃げようと藻掻く彩乃。しかし那奈の両足が彩乃の胴を締め上げると、今度はアナコンダスリーパーの体制になっていった。
「大盛っ・・ギブ？・・・ギヴァーップ？」レフリーが彩乃に問いかけていく。
しかし、必死にギブアップを我慢していく彩乃。しかしもう逃れる術はなかった。
彩乃の姿を見て、観客席から誰かがリングに近づいていった・・・。
「カンカンカンカン！」いきなり鳴り響くゴング。そう、彩乃が那奈の絞めに失神してしまったのだった。
「勝者、肩瀬那奈っ！」そのコールに、技を解いて驚く那奈。まさに現役女子プロレスラーをタレントが落とした瞬間だった・・・。
そして黒服に誘導されてリングを後にする那奈。そしてリングにグッタリしていた彩乃が意識を戻すと、彩乃の前に誰かが立っていた・・・。そう、北王光司だった。
「お前さぁ・・プロらしくしろよ。本当にプロなのか？」その北王の問いかけに、黙っている彩乃。
「よ～し、お前をプロとして制裁してやる・・・覚悟しろ・・・フフフッ・・・」その言葉に、彩乃が怯え出す。
「な、何でですか？・・・か、関係ないでしょ・・・」２メートルを超す北王に迫られて、全身を震わせながら言い返す彩乃。
「口応えする気か・・こらあっ・・」すかさず彩乃のお腹へ強烈なミドルキックを放つ北王。
ボシュ・・「ぐおうぉぉぉぉぉ・・・ゴヘッ・・ゴヘッ・・」お腹への蹴りに、堪らず倒れ込んで咳き込む彩乃。口からは涎が垂れていた。
「カァーン！」その苦しむ彩乃の耳に、ゴングの音が聞こえていった・・・。
「な、何で・・・こんなの試合じゃないでしょう！」ゴングの音に叫んでいく彩乃。しかし続けてリングアナのコールが続いた。
「先程の試合、短時間で終わったために、男女ガチンコデスマッチを行います！」その言葉に絶句する彩乃。
「おらあぁぁ・・・」しかし驚く彩乃の髪の毛を鷲掴みにしていく北王。そのままリング内を連れまわしていった。
「いやあぁぁぁ・・・放してぇぇ・・放してよおぉぉぉ・・」北王の仕打ちに悲鳴をあげる彩乃。
しかし、構わず股間と肩口を掴むと、北王が彩乃の身体を高々と持ち上げるボディリフトを決めていった。
北王に持ち上げられてジタバタと抵抗する彩乃。
「降ろしてぇぇ・・降ろしてよぉぉ・・・」泣きそうな声で叫んでいく彩乃。
「ふふふっ・・・ご希望通り降ろしてやるよ・・・そらっ！」そう、北王がいきなり彩乃身体を投げていった。それも、リング下にある長机の上にだった。
バキィィィィ・・・・「ぐぎゃあああぁぁぁぁ・・・・あんっ・・・」初めて味わうリング外への投げ技。それも机に叩き付けられ、まして机が真っ二つになる衝撃に、身体に力も入れられずにただ壊れた机の上にグッタリするだけの彩乃。
「だらしないぜっ・・・身体くらい鍛えてるだろう？」北王がニヤニヤしながらリング下の彩乃に迫っていった。
グイッ・・・「あうんっ・・・」いつもは素人に近いプロレスを展開している彩乃だけに、北王の残酷な攻めは相当効いていた。その彩乃を真っ二つになった机の所から髪を掴んでいくと、今度はエプロンサイドに顔面を叩き付けていった。
バキッ・・バキッ・・「ふぎっ・・あぐうっ・・んあぁぁぁ・・・」その可愛い顔を苦痛に歪めながら悲鳴をあげる彩乃。
「ぐふふっ・・お前、そう言えばまだ流血戦って体験した事ないだろ？」その北王の言葉に全身を震わしていく彩乃。
「いっ・・いいです・・そんなの・・・」北王に震えながら答える彩乃だが、北王が許すはずもなかった。
「ふふふっ・・・覚悟しろ・・・」そう叫ぶと、北王が彩乃の髪を掴んで鉄柱に近づけていった。
鉄柱が視界に入ると、彩乃の抵抗も激しくなるが、北王の怪力には押さえ込まれていった。
「ほらほらっ・・もうスグだぜっ・・覚悟しろよ・・・ふふっ・・」更に笑みを浮かべていく北王。
しかし、ここで彩乃が以外な反撃を試みていった。
（いっ・・いくら北王光司でも・・・男だし・・・ココなら・・・）
グニュ・・「ぐぎゃああああぁぁぁぁ・・・・」いきなり悲鳴をあげてリング外に倒れ込む北王。
そう、鉄柱と聞いて彩乃が北王の股間へパンチを後ろから入れていったのだった。
「わ、私だって・・・流血なんてイヤだもん！」更に倒れる北王にストンピングを入れていく彩乃。
バシッ・・バシッ・・「くっ・・くそう！・・・覚悟・・しろ・・・」まだ股間の痛みに動けない北王。
そして彩乃は、必死に北王に組み付いていくと、力が入らないと見て一気に巨漢の北王に覚えている関節技と言う事で、足４の字固めを仕掛けていった。
グイッ・・「ぐわっ・・・くそっ・・やりやがったなっ・・・」リング下で彩乃の足４の字に苦痛の表情を浮かべる北王。
「ギブ？・・・ギブする？」その北王にグイグイと足４の字を極めてギブアップか問いかける彩乃。
しかし、北王の表情に笑みが浮かんでいった・・・。
「ふふふっ・・・勘違いするなよ・・。普通のプロレスと違うって事を思い知らせてやるから・・・おらっ！」その言葉に、北王はいきなり身体を反転させていった。
「あっ・・いっ、いやあぁぁぁ・・・・」その北王の足４の字の返しに必死に耐えようとする彩乃。しかし、巨漢の北王と５０㎏しかない彩乃では勝負にならなかった。
ググッ・・「ううっ・・うぎゃああぁぁぁぁぁ・・・・いやああぁぁぁぁぁ・・・・」自らの仕掛けた足関節地獄の足４の字固めに、今度は彩乃が絶叫して悲鳴をあげていった。
ガッチリと極まる北王の返し技。その強烈な威力に彩乃は次第に涙を浮かべながら叫んでいった。
「いっ・・いやあぁぁぁ・・・足が壊れるぅぅぅ・・・ああっ・・」必死に鉄柵の方へ手を伸ばす彩乃。しかしここはリング外。逃げたくとも黒服も居れば、多くの観客達もリングを囲んでいた。
「おらあぁぁ・・・・両膝粉砕ってかぁ？」北王がグイグイと極めていくと、遂に泣き叫んでいく彩乃。
「んああぁぁぁ・・・・ダメェェェェェ・・・足が壊れちゃうぅぅぅ・・・許してぇぇぇ・・・」早くもギブアップとも取れる言葉を叫んでいく彩乃。
「ふふふっ・・泣いたって・・ここはリング外。ギブアップなんて通用するかよ・・」その言葉に、自らが仕掛けた足４の字固めを後悔する彩乃。しかし後悔するより足への激痛は凄まじかった。
「どれどれ・・・」その彩乃への技を解いていく北王。
「あああっ・・・足がっ・・足が・・・」ヒザを押さえてうずくまる彩乃。あまりに強烈な足４の字固めに動けなくなっていた。
グイッ・・「立つんだよ・・・」立てない彩乃の髪の毛を掴んで無理矢理に立たせていく北王。まだ足の痛さに自分で立てず、彩乃は髪の毛で吊られている状態だから地獄の苦しみを味わっていた。
「ひっ・・ひいぃぃぃぃ・・・放してぇぇぇ・・・」またもリング上に彩乃の悲鳴が響き渡っていた。
そして、一気にラリアットを彩乃の喉に炸裂させると、彩乃は堪らず大の字状態になっていった。
バシィィィ・・「ふぎぃぃぃぃ・・・・」リングに倒れてヒクヒクする彩乃。
「今度は腹筋を鍛えているか調べてやるぜっ・・・」そして北王がニヤニヤしながら動けない彩乃の近くに歩いていくと、いきなりロープに走って助走をつけていった。
グイィィィン・・・北王がロープに走ると、その勢いにロープが異様な音を立てていった。
そして、助走をつけて勢いづくと、北王が彩乃の近くで飛び上がっていった。
グシュゥゥゥゥ・・・「ブゴゲェェェェェェェェ・・・・・」そう、その飛び上がった北王が両足を揃えて彩乃の柔らかいお腹へフットスタンプを叩き落とすと、堪らず彩乃は口から激しく反吐を噴き出していった。
またもピクピクと身体を震わせていく彩乃。女子プロレスのリングでは絶対にない事だったが、地下プロレスのリングでは当たり前のような残酷な攻めだった。
その動けずに涙を流している彩乃の両足を掴むと、今度は逆さ吊りにしていく北王。
ダラリと両手をぶらぶらとさせていく彩乃。口からは胃液のような物を垂らしていた。
「あああっ・・・ああっ・・・」声にならない悲鳴のようなものを上げている彩乃。
「そ～れっ！」しかし、その意識も絶え絶えな彩乃の顔面を思いっきりコーナーに叩き付けていく北王。
グシャ・・・「ぐわあぁぁ・・・あんっ・・・」その残酷な攻めに、彩乃が悲鳴をあげるが、構わず叩き付けていく北王。
グシャ・・バシュ・・グシャ・・「んああぁ・・・いっ・いや・・やめ・・て・・くら・・はい・・・」次第に言葉もハッキリしない悲鳴をあげていく彩乃。そして顔面は鼻血まで出して涙や涎と血でグチャグチャ状態だった。
そして北王が放していくと、リングにグッタリと横たわる彩乃。
表のプロレスだったら絶対に試合は止められる状態だった・・・。しかし、今夜彩乃が上がったのは地下プロレス・・・。
「立てよ・・プロだから容赦はしないぜっ・・・」更に続く彩乃への残酷な攻め。
無理矢理に立たせられると、今度はグッタリする彩乃をコーナー近くに連れて行き、片手でコーナーポストのカバーを外すと、金具を剥き出しにしていった。
その鈍く輝く金具に、今度は容赦なく彩乃の額を叩き付ける北王。
ゴキッ・・「うわああぁぁぁ・・・・」絶叫する彩乃。いきなり額が割れて、激しく出血していくが、同時に初めての流血に傷口が凄く熱く感じている彩乃。
バキッ・・「んあぁぁぁぁぁ・・・・」更に額を叩き付けられると、顔面を血塗れ状態にされ、更に白いワンピース水着の胸の谷間にまで血が流れ込んでいった。
泣き叫ぶ彩乃の表情を楽しむかのように叩き付ける北王。
次第に彩乃の身体から力が抜けていくように観客には見えていた。
そう、あまりの激痛と出血に彩乃は半失神状態になっていたのだった。もう白い水着も赤く染まっていく彩乃。
「ふふふっ・・・最後は公開処刑とするか・・・」北王が呟くと、その彩乃をリング中央に連れて行くと、一気にネックハンキングツリーで吊し上げていった。
グイッ・・グイッ・・「んあっ・・あふっ・・んあっ・・」最初は北王の手を掴もうとした彩乃だったが、もう北王の手を掴む力も残っていないようで、両手をダラリとさせていった。
「きょ、今日の北王は残酷だなぁ・・」「彩乃ちゃん殺されちまうぞっ？」
あまりの残酷な展開に、観客達も公開殺人になるのではと心配していった。
ジョワ～・・・そして遂に、彩乃は股間から異臭を放つ液体を流し始めると、失神して更に、失禁してしまっていた。
その彩乃の失禁を確認すると、黒服が合図を送ってゴングを鳴らしていった。
「カンカンカンカン！」そのゴングの音に、北王が我に返っていった。
「ふふふっ・・・殺したらマズイからなぁ・・・おらっ・・」そのまま放して、彩乃をマットに落としていく北王。
「・・・・・・・」無言のままリングに俯せで倒れている彩乃。
そしてガッツポーズを北王が取ると、一気に彩乃の赤く染まっていった水着を剥ぎ取ると、その血に染まる彩乃の水着を観客席に投げ込むと、そのままリングを後にしていった。
逆に、無惨にも失神したうえに、水着まで剥ぎ取られて横たわる彩乃。
その彩乃を、黒服達が担架に乗せて医務室に連れて行くと、ここで３２回大会が終わりを告げていった。
あまりに強烈な試合だったが、北王は控え室で呟いていった。
「あの女、全然レスラーらしくないじゃないか！・・・まぁ、可愛いからいいけどな・・。しかし、またタレントと試合させて、負けたら制裁してやるぜっ・・・ぐふふっ・・」そう言うと、北王は会場から姿を消していったのだった・・・。