第1試合

「今度は誰が相手だろう?」
控え室でピンク色のスポーツビキニに着替えて試合の時間を待つのは、あの松浦亜矢だった。
ジュニアヘビー級で15歳ながら、飛び技を駆使した可愛らしい試合運びに観客たちも注目していた。
そして時間となってリングに向かう亜矢を待っていたのは、同じくジュニアヘビー級の体格である太谷みつほだった。
黒いスポーツビキニに、手にはオープンフィンガーグローブを着けているみつほの姿に、亜矢は初めてリングに上がるような緊張感を感じていた。
「本日の第1試合を行います!」
そのコールに緊張に包まれていくリング上。しかしみつほは格闘技路線で行こうとしてか、シャドーボクシングみたいにコーナーを殴りつけていた。
「青コーナー、桃色〜戦士〜っ!・・・松浦〜亜矢〜っ!」
そのコールに笑顔で観客の歓声に応える亜矢。しかしみつほは鋭い視線で睨み付けていた。
「赤コーナー、格闘大好き娘〜っ!・・・太谷〜みつほ〜っ!」
そのコールに腕をあげてアピールするみつほ。新たにジュニアベルトが新設されると聞いて、内心は狙っていたようで、格闘技トレーニングなどもしていたようだった。
レフリーによって2人に説明が始まる。当然普通のプロレスルールだったが、みつほは手にグローブを着けていると言う事で、顔面殴打が許されていた。
亜矢にとっては厳しい状況だったが、しっかりとみつほを見ていた。
身長に差のあまりない2人。サイズ的に亜矢が数センチ下だったが、そんな感じには見れなかった。
「ちょっと売れてるからって調子に乗らない方がいいわよ・・・」
冷たく亜矢に言い放つみつほ。
「調子に乗ってるって、みんなが応援してくれるからですよ!」
頬を膨らませて言い返す亜矢。その可愛らしい仕草に歓声が更に上がっていった。
「カァーン!」
そして2人がコーナーに戻ると、勢い良くゴングが鳴らされていった。
ゴングの音と共にコーナーを飛び出す2人。しかし、距離を置いて睨み合う展開になっていった。
そしてリング中央に近づくと、そこで仁王立ち状態で睨み合っていった。
バシィィィ・・・「生意気なんだよ!」
早くもみつほの張り手が炸裂すると、亜矢の顔が一瞬歪んでいった。
バシィィィ・・・「負けないわよ!」
以外にも張り手を返していく亜矢。その張り手にみつほが頬を押さえると、いきなり亜矢が動き出した。
バシィィィ・・・・「いくわよぉぉぉ・・・・」
いきなり至近距離から、バネを活かしたドロップキックをみつほのお腹に決めていく亜矢。
「うぐうっ・・・」
腹筋を鍛えているみつほだが、このドロップキックには倒れていった。
しかし、みつほが立ち上がろうとすると、そこへロープに走って勢いよく戻ってきた亜矢の姿があった。
「桃色ヒップアタ〜ックっ!」
いきなり叫びながら、みつほの顔面にヒップを叩き付けていく亜矢。
バキィィ・・・「ぐはあぁぁ・・・・」
勢い良く顔面にヒップを当てられて、みつほが倒れ込んでいく。
みつほが苦しんでいると、亜矢が走り出してトップロープに上がると、観客にガッツポーズをしてアピールしていった。
そして、みつほがフラついて立ち上がると、そこへ何とトップロープからミサイルキックをみつほのバストへ炸裂させていった。
「桃色流星キィィィクっ!」
またもオリジナル技みたいに名前を叫びながらミサイルキックを叩き込む亜矢。
これには転がるようにしてリングに大の字になっていくみつほ。
そのみつほの様子に、自らの勢いによるダメージもあったがフォールしていく亜矢。
「ワン・・・ツー・・・ス・・・・」
レフリーがカウントを取るが、みつほがギリギリとも言えるタイミングで返していった。
内心、初めて受けるミサイルキックの威力に驚きの表情を浮かべるみつほ。
「まだまだ、どんどんいっちゃいま〜す!」
そのみつほ目掛けて、亜矢がロープに走り出すと、立ち上がるみつほの胸板を貫くようにして稲妻レッグラリアートを叩き込んでいった。
バシィィィ・・・「桃色レッグラリアートぉぉ・・・!」
珍しい技を叩き込む亜矢。しかしみつほが受けたはいいが、息を詰まらせて咳き込みながら倒れ込んだ。
「コホッ・・コホッ・・・何よ、この娘っ!」
一方的に技を受けているみつほ。しかしそろそろ反撃をと考えていた。
グキッ・・・「うぎゃっ!」
いきなりそのみつほの腕を取って腕拉ぎ逆十字固めを極めていく亜矢。
「ギブですか?・・・極めますよ!」
その亜矢の言葉に、みつほの怒りが爆発した。
「何ですって、こんな支点も極まってない技っ!」
その言葉に続いて、亜矢の脛にハンマーパンチを叩き込んで技を解かせて脱出したみつほ。
「イタッ・・・イタタタッ・・・・」
足へのダメージを大袈裟に表現して立ち上がる亜矢。更に、みつほが亜矢の足にローキックを叩き込んでいった。
バシィィィ・・・「その可愛い足を壊してあげようか?」
何発も炸裂するみつほのローキック。以外と威力があるようで、次第に亜矢の白い足がピンク色に変色していった。
バシィィ・・バシィィィ・・「いやんっ・・・・痛いっ・・・イタアァァァ・・・」
可愛らしい悲鳴を出してアピールするようにして座り込む亜矢。
しかし、プロレスルールと言ってもみつほは潰すつもりで来ているようだった。
「甘いよ、顔がガラ空きじゃん!」
そのみつほの言葉に続いて、強烈なキックが顔面へ炸裂した。
バキッ・・「ぶふうっ・・・・ううっ・・・ひっ・・酷い・・・・」
顔面への強烈な蹴りに、涙目になりながら倒れて藻掻く亜矢。
しかし、いきなりみつほの足に組み付くと、一気に丸め込んでフォールしていった。
「ワン・・ツー・・・」
レフリーがカウントを入れると、みつほが驚いた表情で肩をあげていった。
「生意気なマネして・・・」
そのみつほの一言に、亜矢が怒ったのかストンピングを叩き込んで、髪を掴んで起こしていった。
そして、ボディスラムを必死な表情で叩き込むと、トップロープに上がっていった。
何か狙った様子の亜矢。しかし倒れているみつほも亜矢がトップロープに居ることを知っていた。
そしてフラフラして立ち上がるみつほ。
「喰らえっ、桃色ボディぃぃアタァァァァァクっ!」
立ち上がったみつほにボディアタックを狙っていく亜矢。
しかし、みつほも狙っていたのか、いきなり亜矢のチャームポイントの一つでもあるおへそ目掛けてアッパーのように殴り上げた。
グシュ・・・「グボッ・・ウエえぇぇぇぇぇ・・・・」
その予想外のみつほの反撃に、柔らかいお腹を抉られた亜矢は胃袋の中にある内容物を口から勢いよく吐き出していった。
「汚いわねぇ・・・ほらっ!」
更にお腹を押さえる亜矢に容赦なく蹴りを入れていくみつほ。
そのグッタリしていく亜矢をロープに磔にすると、無防備の亜矢のお腹へミドルキックで痛めつけていくみつほ。
グシュ・・「グホッ・・うう・・・く、苦しいよぉ・・・」
口から胃液と言うか、涎を垂れ流しながら苦しむ亜矢。
「もっと苦しめてあげるから・・・ふふふっ・・・」
その亜矢のお腹を更に痛めつけようと、みつほのキチンシンクが何度も決まっていった。
その度に、ロープに揺られる亜矢の姿が痛々しかった。
もうフラフラな亜矢。しかしみつほの攻めは続いていった。
レフリーがロープから亜矢を放させると、フラついている亜矢の顔面にパンチを入れていくみつほ。
バキッ・・・バシッ・・・「ぐふうっ・・・ううっ・・・痛いっ・・・ああんっ・・・」
堪らずフラフラする亜矢に、笑みを浮かべて殴りつけていくみつほ。
打撃の練習などしていなかった亜矢が、時折反撃しようと殴り返すが、カウンターのパンチを顔面に受けていって、次第に可愛らしい顔が傷つけられていった。
更に虐めるように亜矢を殴りつけていくみつほ。
しかし亜矢も口の中に広がる鉄の味を感じながらも、倒れないように必死で耐えていた。
「いやああぁぁぁぁぁぁ・・・」
いきなり亜矢が絶叫すると、殴りつけるみつほにドロップキックで反撃を試みるが、ダメージから打点が低かった。
バシィィィ・・・「うわあぁぁ・・・・・」
しかし、逆にそれが功を奏したのかみつほの膝を直撃すると、みつほが座り込んで痛がった。
しかし亜矢も殴られていたダメージでフラフラしてロープを掴むと、お互いがインターバルをとるような展開になった。
「ファイッ・・」
レフリーが試合続行を促すと、まずはみつほから動き出していった。
「疲れてるでしょ・・・甘いわね・・・」
そう言うと、ロープ際の亜矢に近づくみつほ。しかし亜矢も必死にみつほに組み付いていった。
「まだまだぁぁ・・・」
亜矢が叫ぶと、ロープ際でみつほを倒そうとしていく。しかしみつほも身体を鍛えているだけあって簡単には倒れず、逆にヒザ蹴りをお腹に入れて倒していった。
グシュ・・「グホッ・・ううっ・・」
苦悶の表情で倒れ込む亜矢。更にみつほが距離を置いて手招きしていった。
「ほらほら、どうしたのよ?・・・それで終わり?」
亜矢を挑発するように招いていくみつほ。その挑発に乗って亜矢がフラフラしながら立ち上がった。
バキィィィ・・・・「ぐふうっ・・・・」
その亜矢の顔面にみつほの強烈なフックが叩き込まれると、血飛沫をあげてリングに沈んでいく亜矢。
大の字状態の亜矢に、レフリーが急いでみつほを離してからチェックしていった。
「松浦、続行出来るか?」
そのレフリーの問いかけに亜矢が答えた。
「まっ・・まだ・・・止めない・・で・・・試合・・を・・・」
可愛い顔を血に染めて、亜矢が立ち上がるとレフリーも心配そうに見るが、続行の合図を送った。
「ファイッ!」
そのレフリーの合図に、みつほは距離を置いて亜矢を見つめる。
亜矢も足元をフラフラしていたが、いきなり叫んでいった。
「桃色ぉぉぉ・・・・キィィィ・・・・ああんっ・・・」
そう、亜矢が必殺の桃色レッグラリアットを狙った時点で、みつほがタックルから倒していったのだった。
そして、馬乗り状態になると覆い被さるようにして腕を亜矢の喉元に押しつけていった。
そう、ギロチンチョークを仕掛けたのだった。
グググッ・・・「うぐぐっ・・・ぐるじいよぉぉ・・・あふっ・・」
まだ不完全な技の極めだったが、亜矢は涙目になって苦しんでいた。
「どう、まだ頑張れるかしら・・・」
苦悶に歪む亜矢の顔の目の前で、逆に笑みを浮かべて呟くみつほ。
次第に意識が遠のいてくる亜矢だったが、両足をジタバタして抵抗していた。
しかし次第に抵抗が少なくなると、みつほがギロチンチョークをやめていった。
そしてみつほが立ち上がって距離を置くと、亜矢もフラフラになって立ち上がった。
もうノーガード状態でみつほに向かっていく亜矢。
バシィィィ・・・「ああんっ・・・・」
しかし容赦なくみつほのローキックから、ミドルキックが炸裂して亜矢が倒れ込んだ。
そして、みつほがトドメと考えたのか、亜矢を起こしていくと、いきなりバックを取っての大技、ジャーマンスープレックスホールドを仕掛けていった。
バシィィィィ・・・・「ぐふうっ・・・・ううんっ・・・・」
半失神状態になっていく亜矢。そしてレフリーがカウントを入れていった。
「ワンッ・・ツー・・スリ・・・」
レフリーのカウントが止まるのと同時に歓声が上がった。
そう、亜矢が意識を朦朧としている中、みつほのジャーマンを崩してカウントを止めていった。
しかしグッタリして動けない亜矢。
逆に、アイドルとしては信じられない程の大技を出したみつほは、フォールを返した亜矢に怒りさえ感じていた。
「松浦っ・・ファイッ・・・」
グッタリしている亜矢にレフリーが声を掛ける。しかし、そのレフリーを押しのけてみつほが亜矢の髪を掴んで起こしていった。
そしてもう抵抗も出来ない亜矢の背後に回ると、抱え込んで一気に急角度のバックドロップで後頭部から叩き落としていった。
バシィィィ・・・「うぐっ・・・」
もう失神状態に追い込まれていった亜矢。しかしみつほはフォールをせずに起こしていった。
「まだまだ・・・念には念を入れなくちゃ、またフォールしても返されたら困るからね・・・」
みつほが呟くと、またもバックドロップで亜矢を後頭部から叩き付けていった。
バシィィィィ・・・「ううんっ・・・んぐっ・・」
この一撃に、完全に失神してしまった亜矢。四肢を完全にダラリとさせていた。
だが、まだみつほが試合を続けようとして亜矢を俯せにしていくと、拷問技のキャメルクラッチを仕掛けていった。
グイッ・・グイッ・・「ほらほら、ギブするの?」
失神した亜矢に気が付かずにみつほの拷問とも言える攻めが亜矢を襲う。
グイグイ揺さぶられていく亜矢の身体。次第に亜矢の口からは涎が垂れ流れていった。
その様子に、レフリーが急いで試合を止めていった。
「ストップ、ストップ!」
そのレフリーの慌てる様子にゴングも鳴らされていった。
「カンカンカンカン!」
そのゴングの音にみつほも試合が終わったと技を解くと、亜矢はグッタリとマットに横たわっていった。
「勝者、太谷みつほっ!」
そのコールに手を挙げてアピールするみつほ。しかし、失神している亜矢の手を持ってあげるようにして、以外な頑張りを見せた亜矢に対しても歓声を求めていった。
「いいぞぉぉ・・・」
そのみつほと亜矢に観客達の声が飛ぶ。
そして、みつほはリングを降りて控え室に戻っていった・・・。その後、亜矢は担架に乗せられて引き上げるのであった・・・。


第2試合

「恭子ぉぉぉ・・、お前最近アイドルとして自覚あんのか、コラァァ・・・」
都内某所、あの和多秋子に気合いを入れられているのは、あの深多恭子だった。
「そ、そう言われてもぉぉ・・恭子はぁぁ・・・」
困惑した表情で応える恭子。しかし、これも堀越紀子からの話を聞いた和多が、恭子を地下プロレスに向かわせる為の芝居だった。
「お前、最近ブクブク太りやがって、豚多恭子とか言われて恥ずかしくないのかよ!」
その言葉に涙目になっていく恭子。
「だったら、ダイエットを兼ねてプロレスしてみろよ。バラエティでうちの紀子もしてたやつだよ・・・」
その言葉を聞いた恭子は、内心はプロレスなんてと思っていた。
しかし、芸能界の裏番とも言える和多の命令である。仕方なくプロレスの練習でダイエットとトレーニングに精を出すのであった。
そしてある日、遂に恭子が地下プロレスの会場に連れて行かれたのだった・・・。
「本日の第2試合〜っ・・・」
そのアナウンスに驚く恭子・・・。
「ち、地下プロレス?」
その驚く恭子の前に現れたのは、あの大盛玲子だった。
「れ、玲子ちゃん・・・」
しかし恭子に気が付くはずもなく、緊張した表情でリングに上がっていく玲子。
「対抗戦、シングルマッチ無制限一本勝負を行います!・・・・青コーナー、大盛〜玲子〜っ!」
そのコールに緊張して対戦相手を待つ玲子。そして対戦相手がリングに現れた。
「赤コーナー、左藤〜江梨子〜っ!」
そう、玲子の相手として出てきたのは、あの左藤江梨子だった。まさに身長差が20センチ以上と言う過酷な試合になっていた。
黒いビキニ姿の江梨子。逆に白いスポーツビキニの玲子。
恭子の目からも玲子の怯えた様子は解っていたが、玲子は対抗戦の意味からも必死に恐怖に耐えていった。
「カァーン!」
そしてゴングが鳴らされていくと、いきなり江梨子がコーナーから飛び出した。
「ふふふっ、チビちゃんが相手なら秒殺試合にしてあげる!」
そう言うと、玲子にいきなり組み付いていった。
「何よ、デカ女っ!」
しかし玲子も言い返して必死に組み付いていく。
しかし、今日は秒殺と言っているだけあって、江梨子が首相撲の体制から玲子の顔面へヒザ蹴りを蹴り上げていった。
バキッ・・・「ぐふうっ・・・」
早くも口の中を切ったのか血飛沫をあげて顔を上に上げる玲子。
しかし、江梨子の攻めは続いていった。そのまま玲子の顔面へヒザ蹴りを入れていくと、抵抗していた玲子の足元がフラフラしていくが、江梨子がダウンさせないようにしていくと、コーナーに押し込んでいった。
「ううっ・・・ううっ・・・」
呻き声みたいな声を出して痛がっている玲子。口から垂れていく血が白いスポーツブラを赤く染めていった。
トップロープに腕を乗せられて磔状態にされていく玲子だが、グッタリした様子に江梨子が両手を挙げてアピールすると、走り込んで玲子のお腹目掛けてドロップキックを放っていった。
「トドメを刺してあげる!」
しかし、江梨子が叫びながらドロップキックを放つが、流石に試合が始まって間もないからか、玲子が意地になって避けると自爆していった。
バシィィィ・・・「ぐわあぁ・・・・」
玲子に避けられて自爆した江梨子が倒れると、今度は玲子が絶叫しながらストンピングを叩き込んでいった。
「いやああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
玲子の叫び声に続き、江梨子の身体に玲子の蹴りが入っていく。
バシッ・・バシッ・・
「くっ・・このチビっ・・・ブチ殺してやる!」
自爆させられて頭に来ていた江梨子は、蹴られながらリング下に一旦降りていくと、近くにあったパイプ椅子をリング内に投げ込んでいった。
ガシャーン!
音を立ててリングに入れられたパイプ椅子。その椅子を玲子が掴んでいくと、リングに戻る江梨子に向かっていった。
「どうするんだよ、その椅子!」
叫ぶ江梨子。しかし玲子がパイプ椅子の角で江梨子を殴りつけた。
バキッ・・「ぐふっ・・・何してんだよ、このっ!」
椅子で殴られながらも、最初のダメージが効いている玲子の非力な攻めに、逆にパイプ椅子を奪っていく江梨子。
その光景に、恭子が叫んでいった。
「玲子ちゃん!」
しかし、その恭子の声も歓声に掻き消されていったのであった。
次の瞬間、玲子の脳天目掛けてパイプ椅子が振り下ろされていった。
バシィィィ・・・「うぎゃあぁぁぁぁ・・・・あんっ・・・」
頭を思いっきり座る部分で殴られて、玲子は意識を朦朧とさせて倒れ込んだ。
「ふん、まだまだだよ・・・・」
更に江梨子がパイプ椅子を置くと、そこへ意識を朦朧とさせる玲子を座らせていった。
そして、視点も定まっていない玲子の顔面目掛けてドロップキックを放っていった。
バシィィィ・・・「ふぎぃぃぃぃぃ・・・・」
今度は無防備になって椅子に座らされて、玲子が蹴りを受けて転がるようにリングに倒れ込んだ。
俯せ状態でグッタリする玲子。しかし江梨子がまだ許さなかった。
長身の江梨子が、半失神状態の玲子を一気にパイルドライバーの体制にもっていった。
ダラリと腕を下ろしたままの玲子。
その玲子の脳天がマットに突き刺さっていった・・・。
グシャ・・・「ふぐうっ・・・・」
変な悲鳴をあげていく玲子。しかし江梨子は頭をマットに叩き付けたまま、更にもう一発狙っていた。
今度はグッタリして腕をダラリとしていく玲子。
グシャ・・・「んぐっ・・・んんっ・・・」
またも強烈なパイルドライバーが玲子に決まっていくと、玲子は無惨にも失神状態にされていった。
そう、小柄な玲子の首に江梨子と自らの体重などが加わって、非常に危険な状態での技だったのだ。
もうこの玲子の状態に試合は終わりだと思われたが、江梨子がまだ試合を終わらせていかなかった。
グイッ・・「ふふっ・・少しは遊ばせてよね・・・」
完全に四肢を脱力している玲子の髪を掴むと、コーナー近くに玲子を仰向けに寝かせていった。
グイッ・・
そして江梨子が、トップロープに上がっていくと、そこから玲子に何かを狙っていった。
その光景に、流石の観客達も驚いているようだった。
「おい、あれじゃあ大盛が死んじゃうかもよ?」「内臓破裂するかもなっ!」
小柄の玲子にトップロープからの江梨子の巨体。
これは流石に危険だと思うが、江梨子は構わずフットスタンプを叩き込んだ。
グシャ・・・「グボォォォォ・・・・」
次の瞬間、玲子のお腹に凄まじい圧力と共に江梨子の揃えられた両足が決まると、失神している玲子の口から激しく血の混じり込んだ反吐が勢い良く噴き上がっていった。
ピクピクして痙攣していく玲子の身体。
その光景にレフリーが急いでゴングを要請していった。
「カンカンカンカン!」
ここで試合の終了が告げられるが、江梨子は更に玲子を蹴りこんでいった。
その江梨子の暴挙に、遂に恭子がリングサイドに迫っていった。
「それ以上やったら玲子が死んじゃうよ!」
その恭子の声に気が付く江梨子が、蹴るのをやめて恭子を見下ろすようにロープを掴んだ。
「何だよ、豚多恭子ちゃんじゃあないの?アンタにプロレスなんて出来るの?」
馬鹿にした視線で恭子を挑発する江梨子。
その江梨子に、恭子はTシャツにジーンズ姿でリングに上がっていった。
「プロレス・・・そんなのした事ないけど、恭子はそういう人は嫌いです!」
プクッと頬を膨らませて怒り出す恭子。
その間に、黒服達が玲子を担架に乗せて運び出していった。
「何よ、文句あるのかしら?」
その江梨子の言葉に、いきなり張り手を入れていく恭子。
バシィィィ・・・「ぐっ・・何するんだよ!」
負けじと恭子に張り手を返す江梨子。
「恭子だってコレくらい出来るんだよ!」
いきなり江梨子のお腹に喧嘩キックを入れていく恭子。
グシャ・・「うぐっ・・・ううっ、何て力なんだよ・・・」
恭子の蹴りに苦悶の表情を浮かべる江梨子。そう、意外な恭子のパワーに驚いているようだった。
バシィィィ・・・「あぐうっ・・・ちっ・・・」
更に怯む江梨子を首投げでマットに倒していく恭子。
更に続けて江梨子の首に太股を絡ませていくと、ヘッドシザースに取っていった。
グググッ・・・「うぐぐっ・・・」
意外な恭子のプロレステクニックに驚く江梨子。しかし油断していてこの体制、江梨子も苦しんでいた。
しかし、ここでレフリーもそうだが、黒服達もリングに上がって恭子を止めていった。
「深多っ、試合の権利はないからやめろ・・・」
その言葉に、恭子は嫌がるようにして怒っていった。
「何よ、玲子ちゃんを虐めたんだから・・・ちょっと!」
暴れ出す恭子。逆に咳き込んで立ち上がる江梨子も黒服達が止めていった。
「豚っ、今度はリングでシングルで勝負しろよ!」
ここで江梨子が正式に恭子に試合を申し込むと、恭子も言い返した。
「いいわよ、今度は徹底的にお返ししてあげるわ!」
玲子が血祭りにあげられて怒っていた恭子も、江梨子の言葉に応じていくのであった。
そして、この時の地下リングの模様を見に来ていた知人から聞いた和多が笑みを浮かべた。
「大池かっ・・テレビで生意気だと思ってたけど、恭子を怒らしたら怖いのを身を持って知るわね・・・・ふふふっ・・・」
和多も認める恭子の怖さとは一体?
そして、恭子も地下プロレス参戦が決定的になった今、遂に壕プロ側も戦力アップになったようだった・・・。
この因縁の対抗戦の行方は一体・・・?


第3試合

「よし、初代のジュニアヘビー級王者の決定戦はこの2人のどちらかだっ・・・」
謎の男がニヤリとして呟く。そう、遂にジュニアヘビー級の初代チャンピオンが今夜決まろうとしていた。
「本日の第3試合を行います!・・・選手入場っ!」
そのリングアナの声に招かれるように花道をリングに向かって走り出してきたのは、あの藤原紀華や末広涼子に勝ち続けた乙羽と、最近実力をつけてきた沖菜恵だった。
リングに上がる2人。乙羽は白い胸元の開いたワンピース水着、恵は以外だったが白いスポーツビキニタイプの水着だった。
流石に巨乳が売りの乙羽に比べると小さいが、恵も以外と大きな胸をしていた。
その2人がコーナーに行くと、リングアナがコールし始めた。
「青コーナー、沖菜〜恵〜っ!・・・赤コーナー、乙〜羽〜っ!」
そのコールに笑顔で観客に応える乙羽。恵はコーナーで手を挙げてアピールしているだけだった。
そして謎の男がリングに上がってくると、宣言をしていった。
「この試合は、初代ジュニアヘビー級王者を決定する試合だと言う事を、ここに宣言する!」
その言葉に乙羽と恵が緊張していった。
そう、乙羽もベルトを欲しがっていたが、恵もジュニアヘビー級の王者になってドラマなどの仕事をもっと貰いたかったのだった。
「カァーン!」
そしてゴングが鳴らされると、乙羽と恵がゆっくりとコーナーから出てきた。
そして睨み合う展開になるが、お互いが手を出さなかった・・・。
そしてリング中央に吸い寄せられるように近づくと、いきなり力比べのようにガッチリ手四つの体制になっていった。
ガシッ・・「うりゃああぁぁ・・・」
可愛い声で気合いを入れる乙羽。しかし恵も負けていなかった。
「せやっ・・・ううんっ・・・」
真剣な表情で力を入れていく恵。以外にも力は同じくらいなのか、プルプル腕をしながら押し合っていた。
次第に乙羽と恵の額から汗が流れ出すと、背中にも汗が浮かんでいった。
グイッ・・・「いやあぁぁぁぁぁぁ・・・・」
いきなり悲鳴をあげる乙羽。そう、恵がいきなり片手を捻ると、乙羽の手に噛み付いたのだった。
ガブッ・・「ふふふっ・・・何でもいいのよ、プロレスはねぇ・・」
更に力を緩めた乙羽のお腹に喧嘩キックを入れると、続けて首に腕を回してDDTで乙羽の脳天をマットに叩き付けていった。
バシィィィィ・・・「うわああぁぁぁ・・・・あああん・・・・」
堪らず頭を押さえてリング下に早くも逃げ出す乙羽。
しかし恵も乙羽を追いかけると、リング下で捕まえて思いっきり鉄柵に叩き付けていった。
ガッシャーン!・・・「イッタアァァァァァ・・・背中がぁぁ・・・」
鉄柵にもたれるようにグッタリ座り込む乙羽。更に恵がストンピングで蹴りこむと、乙羽を残してリングに戻っていった。
「何なのよ、こんなんでチャンピオン候補?・・・笑わさないでよねっ!」
リング上から乙羽を笑いながら挑発する恵。流石は地下プロレスに慣れているだけあった、リップサービスも十分こなしていた。
その恵の言葉に悔しい思いをしながらリング下で呼吸を整える乙羽。
そしてリングに戻ると、恵が距離を置いていった。
「ふふっ・・早く負けを認めなさいよ・・・・」
恵が挑発すると、乙羽も言い返していく。
「まだ試合は始まったばかりでしょ・・・負けないわ!」
その言葉に、恵がロープに走り出すと、いきなり乙羽の顔面にエルボースマッシュを叩き込んだ。
バキィィィ・・・「いやぁぁぁ・・・何よ、負けないわ!」
しかし痛がりながらも、叩かれた勢いのままロープに走り込んで逆に恵の顔面にエルボースマッシュを返していく乙羽。
バキィィィ・・・「くっ・・何よ、こんなエルボー!」
フラつく恵が、その状態から張り手を入れていくと、乙羽も意地になって張り手を返していった。
しかし、恵も意地がになって乙羽に組み付いて抱え上げると、フロントスープレックスのように乙羽を投げていった。
以外と腰の強い恵。倒れた乙羽が悲痛の叫びをあげるが、続けて恵が腕を取りに行った。
「いくわよ、これでギブアップしなさいよね!」
恵の言葉と共に、乙羽の腕が固められていった。そう、羽折固めに極めていったのだった。
「うわあぁぁぁぁぁ・・・・」
いきなりの腕への激痛にジタバタと足を動かしながら乙羽が苦しむと、ロープに足を上手く伸ばした乙羽。
「ロープっ!・・・ブレークッ!」
レフリーが恵に言葉をかけると、恵は仕方なく技を解いていった。
恵が立ち上がると、乙羽は腕を押さえて倒れたままだった。
しかし、恵が容赦せずにトップロープを掴むと乙羽の背中や肩口にストンピングを叩き込んでいった。
バシッ・・バシッ・・
容赦なく乙羽の身体に蹴りが決まっていくと、恵は足を掴んでリング中央に乙羽を連れて行った。
ジタバタして抵抗する乙羽。しかし蹴られたダメージが回復する間もないので、恵にされるがままだった。
そして恵が乙羽の両足を両脇に抱えると、一気に反転させて逆エビ固めを極めていった。
グイッ・・・「いやあぁぁぁぁ・・・・痛いぃぃぃ・・・ああんっ・・」
背中をCの字のように反らされて、その激痛に悲鳴をあげている乙羽。
「ほらほら、ギブって言いなっ!」
いつになく険しい表情で攻め続ける恵。
「んあぁぁぁぁぁ・・・・いやあぁぁぁぁ・・・・」
必死に乙羽がロープに手を伸ばす。しかしまだロープからは遠かった。
ブルン・・・「おおっ・・乙羽ちゃんのオッパイが飛び出してるよ!」
観客たちが騒ぎ出すと、胸元の開いた水着で必死に手を伸ばしていた乙羽の胸元から、バストが零れ出てしまったのだった。
89センチの見事な巨乳が水着から飛び出しているが、乙羽は激痛から逃れようと構わずロープに手を伸ばした。
何とかロープに逃げることが出来た乙羽。
「ブレークッ!」
またも恵にレフリーが言い放つと、恵は放していくが、グッタリする乙羽の背中へまたも蹴りを入れていった。
バキッ・・「しぶといわねぇ・・・サッサとギブしなさいよ!」
しかし乙羽が言い返す。
「ギ、ギブなんてしないわ・・・」
その言葉に怒り出す恵。そして乙羽の髪を掴んで起こしていくと、そのまま勢い良くボディスラムで投げていった。
小柄な身体ながら以外な力で乙羽を投げていく恵。
バシィィィィ・・・「ひいぃぃぃぃ・・・・んんっ・・・」
背中から叩き付けられて苦しむ乙羽。更に恵がフォールしていった。
「ワンッ・・ツー・・・ス・・・」
しかし乙羽が肩を返していった。
「ちっ・・・何よ、しぶとい娘ねっ・・・」
恵が悔しがると、立ち上がっていった。
一方、乙羽はフラフラしながら立ち上がると、恵が練習していたのか打撃技で攻めだした。
バシィィ・・・「ああんっ・・・」
容赦なく決まっていく恵のハイキックが、乙羽の顔面に決まっていった。
しかしフラフラするが倒れなかった乙羽に、恵が続けてミドルキックを脇腹へ入れていった。
ボシュ・・「ぐふっ・・・ううっ・・・」
お腹に走る衝撃に、苦悶の表情を浮かべながらフラフラしていった。
「しぶといんだよ、倒れろ!」
恵も必死になって乙羽の顔面へハイキックを入れると、今度はリングに崩れ落ちていく乙羽。
バシィィィィ・・・「ふぐうっ・・・・ううんっ・・・」
大の字状態になる乙羽。
「ふふふっ・・・大きな胸してるわねぇ・・」
大の字になった乙羽に、余裕の表情で水着に包まれた巨乳を踏み付けていく恵。
グニュ・・「ああんっ・・・痛いっ・・・やめて・・・胸を攻めるなんて・・・ああっ・・」
自慢のバストを踏み付けられて、その苦しさに悶える乙羽。
「レフリー、フォール取ってよ!」
いきなりレフリーにカウントを要求する恵。
「ワ、ワン・・ツー・・・スリ・・・・」
「いやあぁぁぁぁぁ・・・・・」
しかしギリギリ返していく乙羽。以外としぶとい乙羽に恵が焦りだしていた。
その隙に乙羽がリング下に転がるように逃げると、恵も追いかけようとした。
しかし乙羽がリングの下に逃げ込むと、恵が乙羽を見失って焦っていた。
「どこへ行ったのよ・・・」
仕方なくリングサイドを回っていく恵。
「はぁ・・はぁ・・このままじゃ・・・」
逆にリングの下で呼吸を整えて、何とか反撃をしたいと考えている乙羽。
そしてリングサイドに姿を現した乙羽。その姿に恵が走り出した。
「やっと出てきたわね、観念しなさいよ!」
乙羽に殴りかかろうとする恵。
「じょ、冗談じゃないわよ!」
しかし走り込んでくる恵のお腹へ偶然にもトラースキックを叩き込んでいった乙羽。
グシュ・・「うげっ・・・ううっ・・・」
この偶然の反撃に、恵はお腹を押さえて座り込んでいった。
更に、お腹を押さえて顔面が空いているのを見た乙羽が、慣れないながらも恵の顔面に強烈な蹴りを入れていった。
バシィィィ・・・「ぐふぁああぁぁぁ・・・」
変な悲鳴をあげて大の字状態になっていく恵。しかしリング下の為に乙羽もフォールは出来なかった。
流石に技を掛けられ続けていた乙羽は、先にリング上に上がって体力の回復を図っていった。
「くっ・・・よくも・・・」
フラフラしながらリング上に戻っていく恵。しかし乙羽に蹴られた為に、口の中を切っていたようだった。
そして間合いを計ってリングに戻ると、乙羽と睨み合う展開になっていった。
「かかって来なさいよ!」
恵が挑発していく。
「そっちこそ・・・」
しかし乙羽も軽く言い返す。
流石に技がたくさん出ていった前半の展開に、お互いが汗だくになるほどのスタミナを消耗していた。
しかし、いきなり恵がタックルに行くと、乙羽も上手く避けていくが、また間合いを取る展開になっていった。
「逃げるんじゃないわよ!」
恵が挑発するように乙羽を睨み付けていく。
「逃げてないわ、そんな遅いタックルなんて!」
乙羽も仁王立ちするようにして恵に言い返す。
そして今度は、乙羽が力むと一気にロープに走って行って、勢いをつけたショルダータックルを恵に叩き込んだ。
バシィィィ・・・「うぐっ・・・な、何よこんな技・・・」
意地になって倒れなかった恵。そして今度は恵がロープに走った。
バシィィィ・・・「ふぐうっ・・・ううっ・・・何よ、負けないわ!」
今度は恵がショルダータックルで乙羽に当たっていくが、乙羽も何とか倒れずに言い返していった。
しかし、そのフラフラしている乙羽の背後を一気に取る恵。
「覚悟しなっ!」
その言葉に続いてバックドロップを狙っていく恵。
しかし、乙羽が直感的にバックドロップを狙われたと思って脇の下にある恵の額にパンチを入れた。
バシィィィ・・・「ぐわあぁぁぁ・・・ああっ・・」
これには顔面を押さえて痛がる恵。その恵の髪を掴んで乙羽が一気に勝負に出た。
恵に下を向かせると、パイルドライバーの体制を狙っていった。
しかし、これには恵も意地になっていった。
「させるかぁぁぁ・・・・」
恵が絶叫すると、逆に乙羽を変形ブレンバスターで投げ返していった。
バシィィィィ・・・・「いやあぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
逆に投げられて悔しい乙羽の悲鳴がリングに響く。
「しぶといわね・・・だったらコレは効くでしょ・・・・?」
恵が乙羽をコーナーに連れて行くと、フラフラの乙羽の両腕をコーナーポストを挟んでトップロープに乗せていくと、乙羽の水着の胸元を両手で掴んでいった。
「な、何するの・・・」
怯える乙羽。しかし、恵はもう勝つためなら何でもすると言う覚悟で、乙羽の水着を胸の谷間の部分から一気に破りだしていった。
ビリビリッ・・「いやあぁぁぁぁぁぁ・・恥ずかしくないの?・・・こんな事してっ!」
乙羽の叫び出すが、恵は構わず乙羽の水着を剥ぎ取っていき、上半身を完全に脱がしていった。
露わになっていく乙羽の見事な89センチの乳房。グラビアでは絶対に見せないトップレス姿に観客も歓声をあげていった。
更に乙羽も乳房が汗で光り輝いて見えていた。
「恥ずかしいのはお前の方だろ!・・・勝てばいいんだよ、勝てばっ!」
恵が叫ぶと、その乙羽をリング中央に連れて行った。
「そろそろ決めてあげるわよ、この巨乳ちゃん・・・」
そう言うと、恵が遂に必殺技である、恵スペシャルを出そうとしていた。
「ああっ・・・何するの・・・」
逃げたいが、恵が足を絡めていく。更に技を極めていった。
グイッ・・・「うぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
リングに響く乙羽の絶叫しての悲鳴。そう、恵の卍固めからの両腕を極めると言う必殺技が乙羽に炸裂した。
「ほらほら、苦しいでしょ・・・。だんだん呼吸も出来なくなるのよ・・・ふふっ・・」
乙羽と密着した状態で、サディスティックな笑みを浮かべて乙羽に迫る恵。
「ううっ・・・ふんっ・・ふんふん・・・ううんっ・・・」
必死に身体を動かして脱出を試みる乙羽。しかしなかなか逃げられない乙羽。更に呼吸も苦しくなっていった・・・。
次第に乙羽の抵抗が少なくなっていくと、レフリーもギブアップか聞きだした。
「ギブ、ギブアップ?・・・乙羽、ギブ?」
その問いかけに乙羽が苦悶の表情で首を横に振った。
「そう、だったら落としてあげるわ・・・ほらっ!」
しぶとく粘る乙羽を仕留めようと、更に力を入れていく恵。
しかし、恵が力を入れた為に、水着を剥ぎ取られた為に直接肌が触れている乙羽の大量の汗に、偶然にも滑って技が崩れてしまった。
ズルッ・・「ああっ・・・ああんっ・・・・」「えっ・・・くっ・・・」
グッタリとリングに俯せで倒れる乙羽。逆に悔しがってフラつく恵。
「仕方ないわねぇ・・・」
遂にしぶとい乙羽を仕留めようと、恵がコーナーに行ってコーナーポストのカバーを外すと、金具を剥き出しにしていった。
「立ちなっ・・・」
乙羽の髪を鷲掴みにしてコーナーに連れて行く恵。
「ううっ・・・」
コーナーの金具の事など知らずに連れて行かれる乙羽。
「ふふふっ・・・これは強烈よ・・・覚悟しなっ、おらっ!」
恵の気合いの入った声と共に、乙羽の額が金具に打ち付けられていった。
バキッ・・「いやあぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
まるで泣き出したみたいな悲鳴をあげる乙羽。額への激痛に苦しんでいるようだった。
「ほらほらっ・・・まだまだなのよ、おらっ!」
更に額を叩き付ける恵。
バキッ・・「ぐわああぁぁぁぁ・・・・頭が痛いぃぃ・・・」
その悲鳴と共に、乙羽の額が割れて血が流れ出していった。その流れ出す血が乙羽の胸の谷間に流れ出ていった。
「ふふふっ・・・どうかしら、額を割られる気分は?・・・何でもするわよ!」
更に金具に叩き付けようとする恵。
「なっ、何よぉぉ・・・だったら私だって!」
しかし、額を割られて怒った乙羽が、逆に恵の髪と腕を掴むと金具に額を叩き付けた。
バキッ・・「ぐわっ・・・何よ、これ位っ!」
いきなり思いもよらない反撃に強がる恵。しかし額が割れて白いスポーツビキニを赤く染めていった。
しかし乙羽は続けて金具に恵の額を叩き付けると、更に傷口が広がって恵の顔面が真っ赤に染まっていった。
流石に苦しそうな恵。まるで赤い液体の中に目だけがギョロっとしている感じになっていた。
「いくわよぉぉ・・・」
その恵に一気に叫びながら乙羽がDDTの体制にもっていくと、一気に恵の脳天をマットに突き刺していった。
バキィィィィ・・・「ぐふうっ・・・」
その一撃に大の字状態になっていく恵。技の威力と流血によるダメージに意識を朦朧とさせていた。
「今度は私が決める番ねっ・・いくわよ!」
そして乙羽が叫ぶと、お返しとばかりに恵を四つん這いにすると、いきなりパイルドライバーの体制にして、恵を逆さにしていった。
ポタポタッ・・・「ううっ・・・くっ・・・」
意識を朦朧とさせながらも、この状態に怯える恵。そんな中、恵の額から流れ出ている血がマットに垂れていった。
バシィィィ・・・「おらぁぁぁぁ・・・」
しかし乙羽が一気に恵の脳天をマットに叩き付けると、グッタリと恵が大の字になって倒れていった。
「これで終わりにしよう・・・沖菜さん・・・」
そして乙羽がゆっくりと、露わになっている血塗れのバストを恵に押しつけてフォールしていく。
「ワン・・ツー・・スリッ・・・」
レフリーがカウントを入れていくが、ギリギリの状態で恵が返していくが、カウントが止まるとグッタリしてしまった。
「凄い執念ねっ・・。だったら・・・」
しぶとく粘る恵に、乙羽がロープに走ると、一気に飛び上がって恵のお腹へヒップドロップを叩き込んでいった。
グシュゥゥゥゥ・・・「オゲェェェェ・・・・・」
完全に無防備にして、意識もしてなかったお腹への強烈なヒップドロップの威力に口から胃液を吐き上げる恵。
ビチャ・・「これで終わりよっ・・・」
恵の口から吐き出された胃液を顔面に受けながらも、乙羽が恵の両肩に手を乗せてフォールしていくと、レフリーがカウントを入れていった。
「ワンッ・・・ツー・・・スリィィィィ・・・」
完全に返せなかった恵。そして余裕のスリーカウントが入って乙羽の勝利が決まっていった。
「カンカンカンカン!」
そのゴングの音を聞いて、乙羽もグッタリとリングに倒れ込むと、半失神状態の恵と共に倒れていた。
その2人の元に黒服達が入ると、乙羽は起こされていくと、そこへ謎の男がリングに上がった。
「ふふふっ・・初代ジュニアヘビー級チャンピオンおめでとう!・・・これからは防衛出来るように頑張ってくれ・・・」
その言葉と共に、謎の男からベルトを腰に巻いてもらう乙羽。逆に恵は流血が酷いので担架で運ばれていくのであった。
遂に決定した初代ジュニアヘビー級チャンピオン。しかしベルトが懸かって必死になった女の闘いでもあった・・・。


第4試合

「久しぶりに暴れてやる・・・」
最近これと言って活躍する場も無く、地下リングでも正統派プロレスの流れに焦りを感じていた1人の極悪地下レスラーが呟いた。
そう、あのBBガールズの山口誉子だった。
以前は数々のアイドルを地下リングで処刑していたが、最近はその試合すら無く、アピールする事が出来ずに仕事も無くて困っていたが、自らが希望して試合を組んでもらったのだった。
そして、今回誉子の対戦相手に選ばれたのが、あのカリスマレースクイーンだった鈴本史華だった。
「試合ですか・・・。」
不安そうに控え室で準備する史華。しかし史華も内心はグラビアだけの活動しかしておらず、最近ではグラビアからも遠ざかっているので仕事もなく焦っているのは事実で、地下リングからの誘いに乗っていった。
今まで、RQ同士のプロレスでは意外な強さを発揮して試合に勝ってきた史華だったが、今夜の相手は悪かった・・・。
しかし、その対戦相手を知らされず、水着に着替えてリングに向かうのであった。
「本日の第4試合〜・・」
そしてリングアナのコールが始まっていくと、まずは史華がリングに上がっていった。
「青コーナー、伝説のカリスマレースクイーンにして現役グラビアクイーン〜っ、T162、B82W56H83〜、鈴本〜史華〜っ!」
まずはコールされて、青コーナーでガウンを脱ぐと、そのスレンダーな身体を白い競泳用水着に包んで歓声に応えていく史華。
そして遂に、史華の目の前に対戦相手が現れたのだった。
「赤コーナー、巨乳グラビアタレント〜、T168、B93W58H92〜、山口〜誉子〜っ!」
そのコールに、ガウンを脱ぐと自らの迫力ある身体を誇示するような黒いビキニでアピールしていく誉子。
その誉子の登場に、コーナーで驚く史華だったが、プロレスルールだと思い自らを奮い立たせていた。
しかし、その2人の耳にルールが説明されていった。
「なお、この試合は特別ルールによります、完全決着ルールです!試合が決まった時点で試合が止められていきますが、決着方法はスリーカウントのみとなります!」
その説明に史華が驚く。
「そ、そんなぁ・・・聞いてないわ・・・」
たしかに、久しぶりのリング復帰が誉子の相手では、史華としては困るのも当然だった。
「何よ、大人しくリングで悲惨な姿を晒せばいいのよ!」
コーナーから早くも史華を挑発する誉子。
「カァーン!」
しかしゴングが鳴らされていくと、コーナーから飛び出した史華が奇襲とも言える攻撃に出た。
バシィィィィ・・・「喰らえぇぇぇ・・・」「何ぃぃぃ・・・・!」
そう、いきなりコーナーへの串刺しドロップキックを叩き込んでいった史華が、誉子をコーナーに倒していった。
グイッ・・・「ほらほら、負けないわよ!」
更に髪を掴んで起こしていくと、首に腕を巻き込んでのDDTで誉子を倒していった。
バシィィィ・・・「ぐはっ・・・」
大の字状態になる誉子。その誉子に史華がロープに走り込んでの高速エルボードロップを自慢の93センチのバストへ落としていった。
グニュ・・・「ぐふっ・・・」
史華の肘が容赦なくバストを抉ると、誉子が苦悶の表情を浮かべていった。
更に、史華が誉子の両足を抱えると、一気に逆エビ固めに極めていった。
グイッ・・・「うぐっ・・・くっ・・・」
これには苦悶の表情で額に汗を光らせる誉子。しかし誉子も力は凄いので、腕立てのようにして上半身を浮かせていくと、余裕ぶって腕立てをしてから史華を返していった。
ドサッ・・・「くっ・・何て言う力なの?」
リングに倒れ込んで誉子の力に驚きの表情を浮かべる史華。しかし誉子は立ち上がると、その史華に不気味な笑みを浮かべていった。
バシィィィィ・・・「ぐふうっ・・・・ああんっ・・・・」
その史華にいきなり至近距離からのパワフルなショートレンジラリアットを叩き込んでいく誉子。その破壊力に史華が大の字状態で咳き込んでいった。
「コホッ・・コホッ・・・苦しい・・・ああっ・・・あふっ・・」
更に史華に休む暇も与えずに、長い髪を鷲掴みにして立たせていくと、ボディスラムで背中から思いっきり叩き付けていった。
バシィィィィ・・・・「んぐうぅぅぅ・・・背中がぁぁ・・・ああっ・・・」
背中への強烈な衝撃に、一瞬呼吸が出来ずに藻掻く史華。
しかし、続けて誉子が飛び上がると、史華の喉元に強烈なギロチンドロップを叩き込んでいった。
グシュ・・「グボッ・・・グエェェェェェ・・・」
喉元を押さえて激しく藻掻き苦しむ史華。その史華の苦しむ様子に歓声が起きていた。
その歓声を聞いて、誉子が史華をトップロープとセカンドロープに両足を絡ませて逆さ吊りにしてアピールしていった。
「いくよぉぉ・・・カリスマレースクイーン?・・・カリスマやられ役にしてあげようか!」
観客に向かって大声でアピールすると、反対のロープに走り込んで勢いを付けると、一気に力を入れられない史華のお腹へキチンシンクのように膝で蹴りこんでいった。
グシュ・・「うげえぇぇぇぇぇぇ・・・・」
ロープに跳ねるようにして、絡まった足も外れてマットにグッタリと四つん這いに倒れ込む史華。口からは反吐を吐き出していた。
「汚いわねぇ・・・ええっ、カリスマ何とかさん?」
馬鹿にするように史華の目の前に仁王立ちで言い放つ誉子。
しかし、史華も意地があった・・・。
バキッ・・・「何ですって、馬鹿にしないでよ!」
いきなり目の前の誉子の股間をアッパーのように殴りつけていく史華。その一撃に誉子が悶絶して倒れ込んだ。
「うぐっ・・・うううっ・・・・な、何・・・するんだ・・・よ・・・」
その誉子に、史華もお腹を押さえながら立ち上がると、倒れている誉子の顔面にサッカーボールキックを叩き込んだ。
バシッ・・バシッ・・「ぐふっ・・・がはっ・・・」
意外な光景だが、誉子が藻掻き苦しむと、史華が誉子を起こして一気にバックドロップで投げていった。
バシィィィ・・・「ぐふうっ・・・」
その一撃に大の字状態で倒れている誉子。そして史華がフォールしていった。
しかし誉子も直ぐに返すと、史華が立ち上がるが疲れが見えていた。
「立つのよ・・・」
その史華が、倒れている誉子の髪を掴んで起こしていくと、また大技を狙おうとしていた。
バキッ・・「んああっ・・・あっ・・あっ・・」
しかし、今度は誉子がお返しとばかり史華の股間を殴りつけたのだった。その一撃に股間を押さえて悶絶して座り込む史華。
「よ、よくも・・・やってくれたわね・・・」
自分も股間が痛かったが、踏ん張って史華の髪を掴んで拳を固める誉子。
バキッ・・バシッ・・バキッ・・「ぐふっ・・痛いぃぃ・・ああんっ・・・んああぁぁ・・」
そして誉子が一気に史華の額や顔面を殴り出すと、史華が苦悶の表情で悲鳴をあげた。
「ふふふっ・・・いいわよ、その表情・・」
不気味な笑みを浮かべる誉子。更に史華の首に腕を巻き付けるようにしてチョークスリーパーを仕掛けながら、座った状態の史華を起こしていった。
「うぐぐっ・・・ぐる・・しぃ・・・」
必死に誉子の腕を掴んで苦痛から逃れようとする史華。しかしグイグイと左右に揺さぶって史華を追い込む誉子。
「ほらほら・・・だんだん意識が無くなって失神するんだよ、鈴本っ!」
更に失神を狙って誉子が揺さぶっていくと、史華は藻掻きながらも口から涎を流し始めていた。
「ううっ・・・・んっ・・・んんっ・・・・」
そして誉子の腕を掴んでいた史華の手がダラリと落ちると、史華が失神してしまったのだった。
「ふふふっ、いい気味よっ・・・」
そして誉子が腕を放すと、ダラリと四肢を脱力させてリングに崩れ落ちる史華。
しかし、完全決着ルールなので誉子がフォールしないので、レフリーが史華の肩を掴んで背中を膝で押して意識を戻していった。
「うっ・・ううっ・・・えっ・・・私っ・・・」
失神していた事も解らないような史華。しかし誉子が再び迫っていった。
「ふん、失神したからって許さないよ!」
更に誉子が史華を起こすと、背後から抱え込んでから一気に股間直撃のアトミックドロップを叩き込んでいった。
バキッ・・「ふぎいぃぃぃぃぃぃ・・・・・」
変な悲鳴をあげて苦しむ史華。しかし誉子は放さずに数発史華の股間へ膝を入れたのだった。
そして放すと、史華は股間を押さえて倒れることしか出来なかった。
グイッ・・「立ちなっ・・・ほらっ!」
更に史華を無理矢理に立たせると、今度は顔面をロープに押しつけていった。
グイッ・・「うぐうっ・・・痛いっ・・・・」
その史華の顔面に、今度はロープ擦り付けの刑をしていく誉子。そのワイヤーの入っているロープに、更に周りを覆うゴムとの摩擦で強烈な痛みに泣き叫ぶ史華。
更に、史華にサードロープを跨がせるように寝かせると、リング下に降りて史華の両足首を掴んでいった。
そして、リング下から誉子が史華の両足首を掴んで、史華の股間がロープに擦れるようにと引いていった。
ギュ・・ギュギュ・・・「ぐわあぁぁぁぁ・・・・んあぁぁぁぁぁ・・・・やめてぇぇぇぇぇぇ・・・・・」
これには絶叫して泣き叫ぶ史華。水着の薄い布だけが守る大事な部分に容赦なく摩擦熱による激痛が史華を襲った。
更に、股間攻めをする為にと誉子が史華を捕まえて、パワーボムを決めていった。
バシィィィィ・・・・「うぐうっ・・・うんっ・・・」
堪らずまた失神状態に追い込まれる史華。フォールの前に誉子が放すと、史華はまんぐり返しのような状態で逆さまの状態で失神していた。
大股開きの史華。その史華の股間へ誉子が手を伸ばすと、今度は水着の上から史華の秘裂を弄りだしていた。
グニュ・・「ふふふっ・・・失神してても恥ずかしい思いをさせてあげるわ!」
更に史華の水着をずらしていくと、観客に露わになっていく史華の秘部。
「使い込んでるのかしらねぇ・・・淫乱かしら・・・」
ニヤニヤしながら史華の秘裂に指を入れて弄り出す誉子。
クチュ・・クチュ・・「ほらほら、この変態めっ・・お仕置きだよ!」
更に誉子が痛めつけようと、秘部への攻めをやめると、史華をリングに寝かせていった。
完全に失神状態の史華が仰向けで寝かされると、ここで一旦レフリーが誉子を制して意識を戻していった。
「ううっ・・・もう・・やめて・・・負けです・・・」
もう試合を止めてくれと哀願しながら四つん這いになって逃げようとする史華。
「甘いんだよ、お前が苦しんで藻掻く姿が見たいんだって、お客さんが!」
更に虐めるように史華の股間を爪先でこねくり回していく誉子。
グニュ・・「ううんっ・・・いやあっ・・・やめて・・・やめてぇぇぇ・・・」
逃げようとする史華。しかし誉子は史華の髪を掴んで起こすと、コーナーに連れて行った。
「ふふふっ・・・可愛い悲鳴をあげなさいよ、ほらぁぁぁ・・・」
叫びながら思いっきり史華の顔面をコーナーポストに叩き付けていく誉子。
バシィィィ・・・「ふぎぃぃぃぃぃぃ・・・・」
変な悲鳴をあげて倒れ込む史華。
「ほらほら、まだなのよ・・・・」
更に史華を起こすと、コーナーポストに顔面を叩き込む誉子。
バシッ・・・「うぐうっ・・・」
堪らずコーナーにもたれるように座り込む史華。
「ほらほら、もっと泣き叫びなっ!」
その史華の背中に容赦ない喧嘩キックが叩き込まれていくと、史華はセカンドロープを両手で掴みながら悲鳴をあげた。
バシッ・・バシッ・・「ぐふっ・・いやあぁぁ・・・・んあぁぁぁぁ・・」
その声を聞きながら笑みを浮かべる誉子。更にリング下から何かを手にしてきた。
コーナーでグッタリする史華。しかし背後からは誉子が迫った。
「これで可愛がってあげるわ・・・・」
そう呟く誉子の手には、何とあの残酷な凶器の有刺鉄線竹刀が握られていた。
その言葉に振り向く史華。
「やっ・・やめて・・・そんな・・・イヤッ・・・」
誉子の手に握られた竹刀に狂ったように怯えて逃げようとする史華。
しかし、その史華の背中に容赦なく誉子の竹刀が振り下ろされていった。
グシュ・・・「うぎゃあああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
史華の泣き叫ぶ声と共に、背中からは傷つけられた肌から血が流れ出していった。
バシッ・・「ほらほらっ・・・今度はこうだよ!」
苦しみ藻掻く史華が前を向くと、今度はお腹へ竹刀を振り下ろした。
「いやああぁぁぁぁぁ・・・・・やめてぇぇぇぇ・・・・」
泣き叫ぶ史華の白い水着のお腹の部分に、赤い斑点のように血が浮かび上がっていった。
「おらおらおらっ・・・どんどんいくよ!」
更に史華の白い水着の胸の部分や、お尻にまで竹刀で攻めていく誉子。
その度に泣きながら藻掻く史華だったが、次第にバストからヒップの部分まで水着が紅く染まっていった。
もう初めて味わう有刺鉄線の恐怖と激痛にグッタリとする史華。
「も、もう・・・ギブアップしますから許して・・・お願い・・・」
リング下に誰にでもなく手を伸ばして助けを求める史華。
「甘いんだよ、ほらっ!」
更に史華をリング中央に連れて行って倒していくと、容赦なく赤く染まる水着を剥ぎ取っていく誉子。
ビリッ・・ビリッ・・・「い、いやぁぁぁ・・・やめて・・・」
もう抵抗も出来ずに悲鳴をあげるだけの史華。
誉子によって水着が剥ぎ取られると、史華は傷つけられた裸体を観客に露わにされていった。
数多くのグラビア、写真集では絶対に見せたことがない史華の全裸姿に、観客達も興奮しているようだが、水着が無くなくなると傷口から血が流れ出ていた。
「ほらほら・・・だったら決めてやるよ・・・強烈なのをなっ・・・」
誉子が史華に言い放つと、そのまま史華を四つん這い状態にしていった。
しかし激痛で意識を朦朧とさせていた史華は、ヒップを突き上げるようにして、上半身はグッタリとマットに押しつけていた。
マットに押しつけられてひしゃげている史華の乳房。その綺麗な美乳に観客達が注目していると、誉子は竹刀を持って狙いを定めていた。
そう、その狙いはと言うと、突き上げられたヒップの間から覗く大事な部分、そう秘裂だった。
「しばらくセックスは我慢する事ねっ・・鈴本っ!」
その言葉に史華は全身を震え出す。しかし誉子の攻めは止まらなかった。
「い・・いや・・・許して・・・それ・・だけは・・・」
もう逃げられずに震えるだけの史華。次第に誉子の持つ竹刀の先端部が史華の秘裂に近づいていった。
刻一刻と迫るその残酷な時。その時を今や遅しと観客達の視線が集まっていった。
「ふふふっ・・・いくよ、おらっ!」
ズブッ・・・グシュ・・グシュ・・・
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・」
断末魔の叫びのように叫び出す史華。そのあまりにも残酷で、強烈な激痛に泣きながら叫んでいた。
そして容赦なく竹刀に巻かれている特製の有刺鉄線が史華の膣壁を傷つけていくと、竹刀を伝って温かい血が流れ出していた。
更には史華の両膝の真ん中にも血がポタポタと垂れていった。
「ふふっ・・・たまんないわ、綺麗な女を潰すのって・・・」
サディスティックな笑みを浮かべる誉子が竹刀を回していくと、更に史華の大事な部分を壊していった。
「あぎゃあぁぁぁぁぁぁ・・・・・あん・・・・」
遂にあまりの激痛に気を失う史華。
「ふん、いい泣きっぷりだったよ・・・ふふっ・・・」
その史華の失神に誉子が竹刀を抜き取ると、史華はグッタリと倒れ込んでいった。
「カンカンカンカン!」
あまりに残酷な展開に、ゴングが急遽打ち鳴らされていくと、史華は俯せ状態で失神したまま股間から血を流していた。
そして、誉子は悠々と自慢するかのように先端が血塗れになった竹刀を高々と上げていった。
そして観客にアピールするようにリングを降りるのであった。
一方、意識がない史華は黒服達によって担架に乗せられて治療室に運ばれていった。
たしかに地下プロレス会場の医療施設は信じられない程の高度なものであったが、史華が女としての機能を取り戻すまでに一ヶ月以上かかったのは言うまでもない・・・。
久しぶりに超極悪ファイトをした誉子。また極悪ファイトの復活の狼煙だろうか?


第5試合

「キャンギャルをしたってスグに忘れられてはなぁ・・・」
事務所関係者にそう言われて落ち込むのは、あの巨乳グラビア系タレントの黒羽加奈子だった。
「た、たしかに・・・。でも、私は芸能界で・・・」
その加奈子に激しい激が飛ぶ。
「ふざけるなよ!・・・売れなきゃ意味は無いんだよ!」
その言葉に黙り込む加奈子。しかし事務所関係者が肩を叩いていった。
「まぁ、その身体だし可愛いから売れるとは思うが、またアソコで頑張ってみないか?」
そう、そのアソコとは・・・地下プロレスの事だった。
「ま、またプロレスですか・・・。私・・・」
しかし、加奈子は芸能界で売れるためにと泣く泣く地下プロレスのリングに向かう決意をするのであった。
そして今夜のメインイベントに、加奈子の闘いの場が用意されていった・・・。
「こうなったら仕方ないわ・・・」
巨乳タレントだけあって、リングコスチュームは黒いビキニを着させられている加奈子。
そしてリングに向かっていくと、その86センチと言うバストを揺らしながら観客の前を歩いていった。
その加奈子の姿に歓声が上がると、加奈子はその歓声を耳にしながらリングに上がっていった。
T163B86W60H87と言う迫力の身体でコーナーで時間を待つ加奈子。
そして、その加奈子の視線に対戦相手となる相手が見えてきた・・・。
「えっ・・・ウソっ・・・こ、殺されちゃう・・・・」
その姿を見て怯え出す加奈子。そう、今夜の加奈子の相手はあの北王だった。
「へへへっ・・・久しぶりの地下プロ復帰と思ったら、こんな巨乳女が相手かよ!」
ニヤニヤしながらリングに上がる北王。
そうして選手が揃った所で、リングアナがリングに上がっていった。
「今夜のメインイベント、時間無制限特別試合を行います!」
その特別試合と聞いて驚く加奈子。いきなり地下プロレスに出ろと言われ、相手が北王であるだけでも恐怖なのに、特別試合と聞いたら・・・。
「青コーナー、巨乳タレント〜、黒羽〜、加奈子〜っ!」
そのコールに困惑した表情の加奈子。そして観客達は歓声をあげていった。
「赤コーナー、今夜も対戦相手の女性を潰すのか〜っ!・・・北王〜光司〜っ!」
そのコールに余裕の笑みを浮かべてアピールしていく北王。
「この試合は、特別ルールで黒羽選手が30分間逃げられれば黒羽選手の勝ち。その間に仕留められると北王選手の勝ちとなります!」
その説明に歓声が沸き起こるが、加奈子が震え上がっていた。
「し、仕留めるって・・・」
しかし、無情にもゴングが鳴らされていった。
「カァーン!」
そのゴングの音に北王がニヤニヤしながらコーナーから出ていった。
一方、加奈子もコーナーから出るが、距離を置くというよりは逃げる体制と言った方がいい感じだった。
その加奈子を捕まえようと早くも北王が飛びかかるが、加奈子も懸命に逃げまくっていた。
そして、加奈子はリング内は危険と思ってリング下に逃げると、北王もリング下に追いかけていった。
「おらおら、逃げてばっかりじゃ試合にならないぞっ!」
北王が叫ぶ。しかし加奈子は構わず逃げていた。
次第に逃げる加奈子の胸の谷間にも汗が流れていたが、北王も汗を流し始めていた。
なかなか捕まえれない北王。逃げ足は加奈子の方が上のようだった。
「5分経過っ、5分経過っ!」
早くも5分が過ぎた事が会場内に告げられると、北王が怒りだしていた。
「くっ・・捕まえたらタダじゃ済まないぜ・・・」
しかし逃げる加奈子。しかしリング下ばかり逃げている加奈子に困った北王が、リングサイドの長机やパイプ椅子を使ってバリケードのようにリングサイドの一部を塞いでいった。
そして一気に追い込みに行く北王。加奈子も逃げていくが、その加奈子の視界に見えたのは、北王が作ったバリケード状態の机と椅子だった。
「なっ、何よ・・・こんなに・・・」
驚く加奈子。しかし背後から北王が近づくと、仕方なくリングに戻っていった。
「へへへっ・・・ザマアミロ!」
北王もリングに戻ると、そこで頭上から金網が降りてきた。
「ただ今より10分間、リングの周りは金網が囲みます!」
その説明に加奈子に絶望感が襲いかかった。
「何よそれっ、ずるいわよ!」
金網の出現に叫んでいく加奈子。しかしその隙に北王が背後に迫った。
「逃げる場所は無くなった訳だなぁ・・・黒羽っ!」
その言葉に、観念したのか加奈子が練習してきたタックルを北王に仕掛けていった。
バシッ・・・「だ、だったら行くわよ!」
しかし、素早いタックルだったが巨漢の北王に通じるわけもなく、ガッチリと加奈子の身体が北王に押さえつけられていった。
「捕まえたぜ・・・・へへっ・・・」
その言葉に逃げようと暴れ出す加奈子。しかし北王の怪力がそれを許さなかった。
「何よ、ああっ・・・いやあぁぁぁぁぁ・・・」
藻掻く加奈子。しかし北王が持ち上げていった。
一気にボディリフトの状態で加奈子の身体を高々と上げていく北王。まるで観客にこれから起きる残酷なショーを見せていくかのようだった。
「ふふふっ・・・まずはこれだぜぇぇ・・・おらぁぁぁぁ・・・・」
その言葉と共に加奈子を背中から金網に当たるように叩き付けていく北王。
ガシャァァァァン・・・・「いやああぁぁぁぁぁぁ・・・」
悲鳴が響く中、背中を押さえるように倒れ込んで藻掻く加奈子。
「ほらほら、寝てるんじゃねぇ!」
更に加奈子を起こしてから、両腕をトップロープに絡めて動けなくしていくと、距離を置いて儀式のように腕を水平にして観客にアピールしていった。
「な、何するのよ・・・やめてよ・・・・」
鋭い視線で北王を睨む加奈子。しかし北王は構わず近づくと、相撲時代から鍛え上げた張り手を加奈子の黒いビキニに包まれたバストへ叩き付けていった。
バシィィィィィ・・・バシィィィィィ・・・「ぎゃああぁぁぁぁ・・・いやあぁぁぁぁぁ・・・」
加奈子のバストへ炸裂する北王の張り手。その度に加奈子の豊満なバストが上下左右にひしゃげていった。また、この強烈な攻めに加奈子は泣き叫ぶのであった。
バシィィィィィ・・・バシィィィィィ・・・「おらおら、柔らかい胸を壊してやるか?」
激痛に泣き叫ぶ加奈子に非情な言葉を掛けながら、続けてバスト攻めを続ける北王。
更に、今度は加奈子の頬にその大きな手で張り手を入れると、加奈子は一瞬意識を失いながらも口からは血飛沫を上げていった。
バキィィィィ・・・「ふぎぃぃぃぃぃぃ・・・・」
口の中を切られたらしく、血を流し始める加奈子。しかし北王は攻める手を緩めなかった。
「おらあぁぁぁ・・・邪魔だから金網を無くせよ!」
その北王の言葉に金網が上げられていくと、北王が加奈子の動きを封じる為にと腕をロープから外していくと、リング中央に連れ出していった。
「な、何するのよ・・・ああっ・・・」
下を向かされて、重力の力で豊満なバストをユサユサと揺らしながら連れて行かれる加奈子。
「ふふふっ・・・元気のいいお嬢ちゃんにはこうだぜっ!」
その言葉に続いて、組み付いた北王が一気にブレンバスターの体制に持っていくと、一気に抱え上げていった。
「いやああぁぁぁぁ・・・・」
加奈子の悲鳴が響き渡るが、北王は投げる事をしないでいた。
そして、北王が垂直に持ち上げたままコーナーの方向へ歩き出すと、一気に加奈子の身体を前に戻すように落としていった。
グシャアァァァァ・・・「ウエッ・・・ホゲェェェェェェ・・・・・」
次の瞬間、加奈子のお腹にコーナーが激突していくと、加奈子はまるで胃袋を押しつぶされたような感覚と衝撃に、口から激しく反吐を吐き出していった。
そして北王が放していくと、加奈子が無惨にもグッタリとリングに崩れ落ちていった。
「ううっ・・・くる・・しい・・・ああっ・・・」
譫言のように呟きながらお腹を押さえて苦しむ加奈子。
「苦しいか・・・おらおらっ・・・」
更に加奈子の背中にストンピングを叩き込む北王。
「いやあっ・・・あふっ・・・ぐへっ・・・」
蹴られる度に悲痛な叫び声をあげる加奈子。更に自慢の巨乳がマットに押しつぶされるようにひしゃげていくのが、更に悲惨に観客には見えた。
「ふふふっ・・・もっと酷い目に遭わせてやるぜっ・・・」
そう言いながら、グッタリする加奈子を見ながらリングを囲む一面のロープを外していく、その面だけ金網が囲む形になっていった。
「15分経過、15分経過!」
そのアナウンスに、北王が金網があるうちにと急いだ様子で加奈子を起こしていくと、そのまま豪快に顔面から金網に叩き付けていった。
ガッシャーン!・・・「うぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・・」
額から思いっきり金網に叩き付けられて泣き叫ぶ加奈子。
「ほらほら、まだなんだよ・・・お客さんにシッカリと見てもらわなきゃなぁ・・・」
その残酷な言葉に続いて、北王が加奈子の顔面を何度も打ち付けていった。
「いやあぁぁぁぁ・・・頭が割れちゃうぅぅぅ・・・許してぇぇ・・・」
次第に額が割れたのか、加奈子の顔に一筋の赤い線が流れ出す。
更に北王が加奈子の背中のビキニの結び目を掴むと、引きちぎるようにビキニを剥ぎ取っていった。
「いっ・・いやあん・・・やめて・・・ああっ・・・」
ビキニを剥ぎ取られて恥ずかしさから悲鳴をあげる加奈子。しかし北王がその加奈子のバストを金網に押しつけていった。
グニュウゥゥゥゥゥ・・・・「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
自慢のバストを金網に押しつけられて、その痛さに絶叫する加奈子。まるでその豊満な乳房が金網から搾り出されるように観客席からは見えた。
更に擦り付けていく北王。しかし、ここで金網が取り除かれていくのであった。
グッタリとしてリングに倒れ込む加奈子。その白い乳房の一部は金網に擦られたりして紫色に変色していた。
しかし北王の攻めは容赦なかった。
その加奈子を起こしてから腕をロープに絡めていくと、紫色に変色し始めている加奈子の乳房を、握り拳で殴りだしていった。
グニュ・・グニュ・・「んあぁぁぁぁ・・・・いやんっ・・・やだぁぁぁ・・・」
激しく悲鳴をあげていく加奈子。
「ほらほら、いいパンチングボールだぜっ!」
調子に乗って加奈子のバスト攻めをしていく北王。
あまりの激痛に意識が遠のいていく加奈子。しかし北王は時間一杯痛めつけようと考えていたのだった。
「ふふふっ・・・簡単には終わらせないぜ・・・おらっ!」
更に加奈子を痛めつけようと、加奈子の腕をロープから放して背後に回る北王。
そして、加奈子をまるで子供にオシッコをさせるように両足を開かせて抱え上げると、ビキニの薄い布だけに守られている股間を観客にアピールするように見せつけていった。
「ううっ・・・もう・・・やめて・・・」
いくら水着があるとは言え、恥ずかしさから怯える加奈子。
しかし、北王が膝を出していくと、一気に加奈子の股間をアトミックドロップの要領で叩き付けていった。
ゴキッ・・・「あぎゃああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
次の瞬間、会場内に加奈子の絶叫して泣き叫ぶ悲鳴が響き渡った。
その一撃は恥骨を直撃して、加奈子の脳天まで突き抜けるような衝撃だった。
この一撃に口をパクパクして苦しむ加奈子。しかし北王は続けてもう一発入れていった。
ゴキッ・・・「ふぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・・・あんっ・・・」
更に続く残酷な一撃に、加奈子は遂に白目を剥いて失神してしまった。
「カンカンカンカン!」
その加奈子の様子にゴングが鳴らされていくと、北王は不機嫌そうな表情を浮かべた。
「何だよ、もう寝ちまって!」
その北王は、失神状態の加奈子を逆さ吊りにコーナーにしていくと、やはりと言うべきか加奈子のビキニショーツを剥ぎ取って、それを観客席に投げ込んでいった。
その投げ込まれたビキニショーツに観客達が歓声をあげると、北王はトドメとばかりに失神している加奈子の股間へ、空手チョップを打ち込んでリングを後にしていった。
北王がリングから降りていくと、リングアナが試合の終了を流した。
「ただ今の試合、黒羽選手が失神した為に、北王選手の勝ちとなります!」
そのコールに歓声が起きると、更にアナウンスが続いた。
「また、負けた黒羽選手には、罰ゲームとしてお客様たちに本番行為以外の玩具となっていただきます!・・・生の黒羽選手を触りたい方は、今から10分間リング上でどうぞっ!」
いきなり流れる残酷なアナウンス。その言葉に観客の中から何人かの男達がリングに向かっていった。
「いいのかよ!」「失神してても堪らないぜっ・・」
色々な声の中、コーナーで逆さ吊り状態の全裸の加奈子はリングに寝かされていった。
次第に男達が加奈子の傷つけられた乳房を揉み出していった。
モミッ・・「うわあぁ・・・この弾力堪らないなぁ・・・」
加奈子の乳房の感触に歓喜をあげる観客の男たち。
クチュ・・「ここはどうかなぁ・・・」
更に露わになっている加奈子の股間の秘部に伸びていく観客達の手。
クチュ・・クチュ・・・「おっ・・・失神してるのに感じてやがるのかな?」
男達の手が加奈子の股間を弄り出すと、さすがに加奈子も意識を取り戻していった。
「うっ・・ううっ・・・えっ・・きゃああああぁぁぁぁぁぁ・・・・」
いきなり意識を取り戻す加奈子が、その自らへ行われている事に驚き、大きな悲鳴をあげていった。
「意識が戻ったようだね・・・でもムダだよ・・・へへへっ・・・」
意識を戻した加奈子。懸命に抵抗するが両手両足を掴まれて抵抗出来ずに、完全に男達の餌食となっていった・・・。
それから数分間の間、加奈子の地獄の時間は続いていったのだった・・・。
こうして、39回大会は幕を閉じていくのであった・・・。

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