第1試合

「げ、芸能界には入るって言ったけど・・・プロレスなんて・・・なんで・・・」
控え室で緊張した表情で呟くのは、あの猛娘の阿部なつみの妹、阿部麻美だった。
芸能界デビュー前から注目を浴びていたが、その裏では早くも地下プロレスから声が掛けられていた。
17歳で153pと言う小柄な身体。その身体を白いワンピース水着に着替えさせられると、試合の時間を待っていた。
当然の事だが、プロレスのセンスなどある訳もなく、受け身程度しか出来ないレベルであったが、ここは地下プロレス。
そんな事は関係なかった。
まして、この麻美のデビュー戦の対戦相手が、あの五藤真希だった。
違う控え室ではさっそく、真希が試合の準備をしていた。
「ふん、あの阿部の妹がデビューだって?・・・ふふふっ・・・楽しい試合にしてあげなくちゃね・・・」
早くも黒いワンピース水着に着替えた真希が、不気味な笑みを浮かべていた。
そして、試合の時間が迫ると黒服に導かれるようにして、麻美が初めての地下リングに歩き出していた。
一方、真希もニヤリとしながらリングに向かうと、薄暗い会場にあるリングに上がっていくのであった。
緊張して観客席も、対戦相手も確認出来ない麻美。
すると、真希の方から青コーナーの麻美に近づくと、言葉を掛けていった。
「こんばんは・・・。阿部さんの妹の麻美さん・・・・」
その言葉に、麻美が真希の存在に気が付く。
「ご、五藤真希さん・・・・こ、今夜の私の相手ですか・・・」
その驚く麻美に、真希が続けた。
「そう、私じゃあ不満なのかしら・・・。地下プロレスに出るなら、ちょっとは覚悟してよね・・・。特に阿部さんの妹さんだから可愛がってあげるわ・・・」
そう言い放つと、真希が自分のコーナーに戻っていった。
真希の言葉に恐怖心を抱く麻美。しかしもう逃げられない状態で、覚悟を決めているようだった。
『それでは、第54回大会第1試合を行います!』
リングアナがリングインすると、さっそくコールを始めていった。
『青コーナー〜、本日が初お披露目のデビュー戦、阿部〜麻美〜っ!』
コールされると、麻美はコーナーから観客席に手を振って歓声に応えていた。
『赤コーナー〜、五藤〜真希〜っ!』
そして真希がコールを受けると、堂々とリング中央に歩み出てから歓声に応えていった。
緊張感が漂うリング上。そのリング中央で、麻美と真希に対してボディチェックが行われると、麻美は真希と視線を合わせずに緊張していた。
そしてボディチェックが終わると、各のコーナーに戻ってからゴングが鳴らされていった。
『カァーン!!』
試合開始のゴングと共に、麻美がコーナーから飛び出して距離を置いていくと、真希は冷静に麻美の動きを見ていた。
すると、麻美が踏み込んでから真希の胸にチョップを叩き込むと、続けてロープに振ると言う行動に出ていった。
しかし、これにはロープを掴んで戻ってこない真希。
一方、次の技を掛けようと構えていた麻美は、戻ってこない真希を見つめていた。
試合開始から緊張感があるこの試合。
すると、麻美が練習してきたであろう、ドロップキックを放つと、その蹴りが真希の胸に決まっていった。
バシィィィ・・・・
しかし、真希は平然として立ち上がると、起きあがる麻美の目の前に立った。
麻美も黙って真希を見つめるが、平然としている真希の姿に、気勢をあげてエルボースマッシュを叩き込んでいくと、またもロープにに振っていった。
しかし、今度はロープから返ってきた真希だが、逆にラリアットを叩き込んで麻美を大の字に倒していくのであった。
バキィィィ・・・・
「ぶふうっ・・・・・・」
初めて味わうラリアットの威力に、麻美が咳き込みながら天井を見つめていると、真希が髪の毛を鷲掴みにして起こしていった。
「寝ている暇はないのよ・・・阿部の妹・・・麻美ちゃん・・・」
すると、今度は顔面を思いっきり叩き付けていく荒技、フェイスバスターを麻美に仕掛けると、顔面をマットに叩き付けられて麻美が悲鳴をあげていった。
バシィィィ・・・・
「いやああぁぁぁぁぁ・・・・・・」
更に、俯せ状態で痛がる麻美に対して、真希が後頭部にストンピングで追い込むと、続けて後頭部を踏み付けて観客にアピールしていった。
グイグイッ・・・・
「ほらほら〜、地下プロレスの厳しさを教育してあげなきゃねっ!」
その真希のアピールに、観客席から歓声と罵声の両方が飛び出していた。
続けて、麻美の背中に座り込むと、早くも必殺キャメルクラッチで麻美を追い込んでいった。
グイグイッ・・・・
「ああっ・・・・ぐ、ぐる・・じい・・・」
麻美の表情が苦悶に歪むと、真希は笑みを浮かべて麻美の顎を思いっきり揺さぶっていった。
両足をジタバタさせながら、麻美は口から涎を垂れ流しながら苦しんでいた。
早くも麻美はギブアップ寸前だったが、真希も簡単にはギブアップさせないとばかりに、顎を引っ張ってギブアップの言葉が言えないようにしていった。
次第に涙ぐむ麻美だが、簡単に試合を終わらせる気のない真希が、キャメルクラッチを解くと、グッタリとする麻美を起こすと、ヘッドロックで締め上げた。
真希のヘッドロックに必死に抵抗を見せる麻美。普段はこんな事をしないであろう、グーパンチを作って真希の身体を殴るが、上手く殴れず、絞められて悲鳴をあげていた。
バキィィィィィ・・・・・・
「ひいぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・・・」
更に真希が虐めようと、そのまま麻美の脳天をコーナーポストに叩き付けると、麻美は絶叫してコーナーに倒れ込んだ。
「おらっ・・・誰が休んでいいって言ったんだよ・・・おらっ!」
更に倒れ込む麻美の背中に容赦なくストンピングを叩き込む真希。
バシッ・・・バシッ・・・バシッ・・・
「あうっ・・・ああっ・・・痛いっ・・いやっ・・・」
ロープを掴んで悲鳴をあげていく麻美。姉のなつみ似の表情が苦悶に歪んでいった。
すると、真希が麻美の髪を掴んで下を向かせると、必殺パイルドライバーの体制になっていった。
逆さ吊り状態にされて、麻美が怯え出すと、真希が囁いた。
「ふふっ・・・固いマットに脳天から落ちるとねぇ・・・失神するかもね・・・」
その真希の言葉に、麻美が必死に叫んでいった。
「いやっ・・・もうやめて・・・ギブアップ・・・ギブアップします!」
しかしレフリーも真希も麻美のギブアップを認めず、真希がそのままパイルドライバーを叩き込んでいった。
バキッ・・・
「ふぎぃぃぃ・・・・・」
変な悲鳴をあげて大の字状態になっていく麻美。
その麻美を見て、真希がトップロープに上がると、観客席に向かってアピールしてから一気に飛び上がった。
そして・・・。
グシャ・・・・
「ホゲエえぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・」
そう、真希の揃えられた両膝が、容赦なく麻美のお腹を直撃すると、麻美の口から激しく胃の中の物が激しく噴き上がっていった。
あまりにも衝撃的な残酷シーンに観客席も沈黙する中、真希は不気味な笑みを浮かべると、ピクピクと身体を痙攣させている麻美の水着に包まれた胸に足を乗せると、レフリーにフォールの意思表示をしていった。
『ワン・・・ツー・・・スリー・・・』
失神状態の麻美から、余裕のスリーカウントを取った真希。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが打ち鳴らされると、真希はガッツポーズをしながら麻美の顔面を踏み付けて、観客席に向かってアピールすると、満足したのか引き揚げていった。
一方、残酷なトップロープからのダブルニードロップ処刑を受けた麻美は、失神状態のまま担架に乗せられて、検査の為に医務室に運ばれていくのであった。



第2試合

「絶対に復帰するわ・・・芸能界でまた・・・ステージでライトを浴びなきゃ・・・」
久しぶりに地下プロレスに顔を出したのは、あの鈴本あみだった。
事務所との争いから引退状態で、地下リングでも頑張っていたあみだったが、また復帰を賭けて地下リングに参戦してきたのだった。
ただ、今回はあみの雑誌へのインタビューを見た関係者が、壮絶なデスマッチを組んでやれと手を回していたのだった。
白いスポーツビキニに着替えたあみが、試合の時間だからとリングに向かうと、慣れているはずの地下プロレスであっても緊張感に包まれているようだった。
いつもの地下プロレスのリングに上がるあみ。
だが、今夜の対戦相手も知らされていない上に、対戦相手も出てこないのであみも気にしている様子だった。
そんな中、花道を通ってリングインしてきたのは、あのシャーク土家だった。
現役極悪女子プロレスラーの参戦に、既に観客達もあみのドミネートマッチを予感して、大歓声をあげていた。
一方、あみは土家の登場に両足をプルプルと小刻みに震わせながらも、必死にコーナーに立っていた。
『それでは、第2試合を行います!・・・青コーナー〜鈴本〜あみ〜っ!』
短い紹介でコールされていくあみ。自らも今夜は生け贄にされると思ってか、悲壮感漂う表情を浮かべていた。
『赤コーナー〜シャーク〜土家〜っ!』
そして、土家は堂々とガッツポーズをしていくと、早くも反対コーナーのあみを威嚇していった。
「ぶっ殺すぞ・・・オマエみたいなヤツの相手をするほど、落ちぶれちゃいないんだよ!」
その土家の言葉に怯えるが、これも芸能界復帰の為と必死に睨み返すあみ。
グイッ・・・
「オイ、シカトするとはいい根性してるじゃね〜かよ!」
黙るあみの髪を掴んで脅し掛けていく土家。だが、レフリーが試合前だからと反対コーナーに土家を戻していった。
「・・・・・・・・」
黙り込むあみ。
「ゴングが鳴ったら覚悟しろよ・・・コラッ!」
逆に試合前からエキサイトする土家。コーナーには鈍い輝きを発する有刺鉄線竹刀も置いてあった。
すると、リングアナから試合のルール説明が行われていった。
『この試合は、特別ルールで凶器使用は刃物以外は自由で、完全失神ルールで行われます!』
その説明に、さすがのあみも動揺を隠せず、リングアナに詰め寄った。
「そ、そんなぁ・・・それじゃあ私が痛めつけられる為の試合じゃあないですか・・・・」
そのあみの言葉に、土家が呟く。
「解ってるじゃないか・・・そう、オマエが泣き叫ぶ所が見たいんだよ、お客さんはなぁ・・・・」
不貞不貞しく煙草を吸いながら、土家がニヤニヤしていると、リングアナがリングサイドの謎の男などと協議していった。
しばらくその展開が続くと、リングアナからルール変更が伝えられた。
『それでは、ルールを変更して勝敗については、土家選手については、完全失神させた時点で勝ちとなり、鈴本選手については、30分間逃げ切るか、失神せずに意識を持ってリング上に居れば勝利とします!』
そのコールに、大歓声が起きると共に、観客達は土家に声援を送っていった。
そして、あみにとって運命のゴングが鳴らされていった。
『カァーン!!』
ゴングと同時にあみがリング内を走り出すと、土家はゆっくりと距離を縮めていった。
そして、土家が捕まえようすると、あみも元は陸上をしていただけあって、素早く避けて距離を置いていった。
なかなか捕まえられない土家の顔色が険しくなってくると、今度は背後に回ったあみが、意外な事にローキックを叩き込んで挑発していった。
バシッ・・・
そのローキックに、肉体的には効いていなくとも、精神的には腹を立てていく土家。
あみも、ここで捕まったら確実に失神フルコース行きは覚悟しているようで、懸命に距離を置いていこうとしていた。
まずは試合時間を示す時計が、3分の経過を示していた。
久しぶりの地下リング復帰だったが、あみも練習を積んできたのか、得意ではないはずのローキックを出す展開は驚きだったが、逆に土家は捕まえられないからと焦っているようにも見えていた。
この展開が続くと、リングアナから5分経過のコールがされていった。
『5分経過・・・5分経過・・・』
そのコールに、観客席からは土家に対してブーイングが飛ぶと、土家がいきなりリング下に降りていった。
その土家の様子に、リング上からあみも見つめていたが、土家が何かを口の中に入れていった。
そして土家がリングに戻ると、今度は少しずつあみをコーナーに追い込むように距離を縮めていく土家。
だが、大柄の土家から、素早くダッシュして逃げようとするあみだが、ここで土家が意外な攻めに出た・・・。
ボワアアァァァァァァァァ・・・・・・
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
そう、コーナーに追い込もうとした瞬間、口から凄まじい火炎攻撃をあみに向けて吐き出したのだった。
この火炎攻撃の威力に、あみが悲鳴をあげてコーナーに追い込まれると、続けて土家がコーナーに詰め寄って捕まえていった。
「捕まえた、鈴本ぉぉぉ・・・・」
その瞬間、観客席から遂に始まるドミネーションに期待する大歓声がおきていった。
「いっ・・イヤッ・・・・放して・・・」
喉輪のように手で捕まえられて、あみがコーナーに押し込まれて苦しんでいくと、続けて土家のヒザ蹴りがあみのお腹を抉っていった。
グシュ・・
「グボッ・・・・うううっ・・・・」
コーナー串刺しのヒザ蹴りに、あみはコーナーに崩れ落ちるのと同時に、口から涎を垂らしていた。
「おらおらっ・・・今から地獄の時間の始まりなんだよ・・・鈴本っ!」
続けて、コーナーに座り込むあみの髪を掴むと、無理矢理に起こしてから顔面をロープに擦り付けると言う攻めに出ていく土家。
ゴムに覆われたロープに顔を擦り付けられて、その摩擦熱からの激痛に絶叫していくあみ。
ギュギュ・・・ギュ・・・
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・・顔が焼けちゃう・・・・ああっ・・・やめてぇぇぇぇぇ・・・・・」
凄い力で擦り付けられて、絶叫するあみだが、土家はニヤリとしてからお腹へパンチを入れると、続けてトップロープとセカンドロープに両腕を絡めると、あみを固定していった。
「ううっ・・・は、反則でしょ・・・レフリーぃぃ・・・・」
動けずにレフリーに反則のアピールをしていくあみ。だがレフリーも黙っていると、土家はリングサイドから何かを手にしてきた。
そう、スポットライトの光に鈍い光をあげているのは、剣山だった。
その土家の手に握られた剣山が、少しずつあみに近づくと、それを確認したあみが狂ったように叫んでいった。
「や、やめてよぉぉぉ・・・・こんなの酷すぎる、やめてぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・」
そのあみの悲鳴を楽しみながらか、土家は剣山を見せつけるようにして、あみのスポーツビキニに包まれた胸に近づけていった。
サクッ・・・
「覚悟しろよ・・・おらっ!」
土家の手に力が入ると、白いスポーツビキニに剣山の針が吸い込まれると、同時にあみの口から凄まじい悲鳴が発せられていった。
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・」
剣山が押し込まれていった白いスポーツビキニに、赤い染みが浮き上がってきていた。
そう、あみの乳房の柔肌を傷つけた剣山が、乳房から血を出させていったのだった。
左の乳房を剣山で責めていく土家。そして剣山を押しつけられていくあみは、悲鳴をあげながら泣き出していた。
『15分経過・・・15分経過・・・』
そのあみの悲鳴の中、リングアナが15分経過のコールをしていくと、土家がニヤリとしていった。
泣き出すあみのスポーツビキニを鷲掴みにする土家。
そして、そのままスポーツビキニを引き裂いていくと、傷つけられたあみの乳房が露わになっていった。
白い乳房が露わになると、観客席から歓声が上がるが、すぐに傷つけられた乳房からは、赤い血が滲み出ていった。
すると、土家が手に皮手を着けていくと、その手であみの傷つけられた左の乳房と、無傷の右の乳房を殴りだしていった。
グニュ・・グニュ・・・
「ぎゃあああぁぁぁ・・・・・いやああぁぁぁぁ・・・・・んあぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
80pと言う小振りなあみのバストが殴りつけられると、その度にひしゃげて変形していった。
次第にあみの白い乳房が赤く内出血をおこしていくと、胸に意識を集中していたあみのお腹へ強烈なボディブローが突き刺さっていった。
グシュ・・・・
「ううっ・・・・・・グボオォォォォォ・・・・・・」
あみのお腹に突き刺さる土家の拳。そして、殴られた瞬間にあみの表情が変わると、一瞬間を置くようにして口から反吐を吐き出していった。
ロープに固定されて倒れる事も出来ないあみは、グッタリと下を向いていると、口からは胃液のような物で垂れ流していた。
「あらあら、これだからダメなんだよねぇ・・・最近の子は・・・」
土家が呆れ顔でニヤニヤしていると、次はあみのお腹をアイアンクローとでも言うべきか、握りしめていく土家。
グググ・・・・
「うわあぁぁぁぁ・・・・ああっ・・・あっ・・・・」
お腹を握られて、あみは口をパクパクして苦しむと、土家はその様子に満足げにニヤニヤしていた。
ドスッ・・ドスッ・・・
「うぐぐっ・・・んあっ・・・ぐわっ・・・」
続けて、お腹へパンチを入れていくと、その度にあみの顔が苦悶に歪んでいった。
パシッ・・
「ほらほらっ・・・簡単に試合は終わらせないんだよ・・・」
怒濤の攻めにあみが気を失いかけると、土家が失神を許さないとばかりに、あみの頬に張り手を入れて意識を戻させていった。
グイッ・・・
「はうっ・・・・」
またも痛めつけられるため、あみがロープから解放されるが足元がフラフラしている状態だった。
「おらおらっ・・・少しは反撃してみろよ・・・・」
土家がニヤリとしながら髪を掴んでいると、虚ろな表情をしているあみの視界に何かが見えた。
そう、土家が持ってきていた有刺鉄線竹刀だった。
(ど・・・どうせボロボロにされるなら・・・私だって・・・)
あみは悲壮な決意を固めると、いきなり土家の手を振り解いていった。
そして・・・。
「何すんだよ・・・生意気な真似するとブチ殺すぞ!」
コーナーに走り込んで有刺鉄線竹刀を持つあみに、土家が怒るようにして言い放つ。
しかし、あみはもう決死の反撃に出ようと、竹刀を構えていた。
すると、土家のお腹などへ竹刀を振り付けると、有刺鉄線の棘が今度は容赦なく土家の身体を傷つけていった。
グサッ・・・
「ぐわっ・・・ちっ、て、テメエ・・・・」
傷つけられた部分から血を垂らしながら、土家が怒り出すが、あみの勢いに土家も距離を置こうとしていた。
流石にデスマッチの経験豊富な土家でも、バイト感覚の地下プロレスで怪我はしたくはないのであろうか・・・。
「よくも好き放題してくれたわねぇ・・・私だってぇぇぇ・・・・」
絶叫しながら、あみは竹刀を振り回していくと、土家も黙っていたが反撃に出た。
「来いよ・・・おらっ!」
挑発するように棒立ちになる土家。
その土家に竹刀を大振りで振りかざすあみだったが、土家が反撃とばかりに火炎攻撃を顔面目掛けて吹きかけていった。
ボワアァァァァァァァァァァ・・・・・・
「いやあああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・」
これにはあみが堪らず悲鳴をあげると、竹刀を放しながら藻掻き苦しんでいった。
グイッ・・・
「ふふふっ・・・・その行為がどういう事になるか・・・よ〜く教えてあげるからな・・・」
すると、竹刀を握りだした土家が、顔面を押さえて苦しむあみの髪を掴むと、脳天に竹刀を擦り付けていった。
グサグサグサッ・・・・
「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
あみの絶叫する悲鳴と共に、あみの額には血が流れ出していた。
まさに大流血戦になってきたが、自らも有刺鉄線で傷つけられて怒りだしている土家は、残り時間のコールを聞き逃していた・・・。
『〜残り時間1分〜』
残り時間が1分も知らず、土家は更に痛めつけようと、あみを倒してからキャメルクラッチの体制にして、そして喉元に竹刀を食い込ませて、キャメルクラッチのようにして上半身を反らせていった・・・。
グググッ・・・・
「ぎゃあああぁぁぁぁ・・・・いやああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
喉への有刺鉄線の刑に、あみは自らの手が傷つくことも気にせずに、竹刀を握りしめて悲鳴をあげていた。
「おらおらっ・・・苦しいか・・・オラッ!」
あみの悲鳴に酔っているのか、土家の攻めが続いていると、ここで意外な結末だがレフリーがゴングを要請していった。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングの音に驚く土家。そう、30分と言う時間が過ぎていたのだった。
そしてあみは意識があり、失神をしていないので勝利となるが、当然の事ながら土家の怒りは収まらなかった。
「何だよ・・・ふざけるなよ・・・チッ!!」
仕方ないとばかりに、あみを放すと怒りだしてリングを後にする土家。
逆に、大流血状態でグッタリとマットに倒れ込むあみ。
意外な結末だったが、観客達もあみの頑張りに拍手を送るが、土家が一言残していった。
「次回があったらなぁ・・・完全デスマッチルールだ・・・クソガキっ!」
土家が去った後、リングドクターの西川綾子があみの傷口の応急処置をしていくと、額に包帯を巻かれたあみが、レフリーに手を挙げられて観客の歓声に応えていった・・・。
『ただ今の試合、時間逃げ切りで鈴本あみの勝利とします!』
こうして、意外な結果だったが鈴本あみの勝利で、この試合は終わりを告げていった。
痛い地下プロレス復帰戦となったあみ。次の登場は誰との対戦だろうか・・・。



第3試合

「まさか・・・格闘技の仕事してるからって・・・自分がリングに上がるなんて・・・・」
地下プロレスの控え室で、白いスポーツビキニに着替えて呟いているのは、最近格闘技団体のラウンドガールに選ばれた真咲麻衣だった。
T162B85W55H82と言う見事なボディ。これを武器にRQなどを経験し、遂に関係者の目に止まったのか地下プロレス出場となっていった。
今まで、新体操などの経験があると言われるだけあり、25歳にしてデビュー戦を飾るにしても体育会系と言っても過言ではない麻衣。
一方、その麻衣のデビュー戦の相手をするのが、あの体育会系タレントの水野祐子だった。
T160B85W59H80と言う身体を、麻衣と同じく白いスポーツビキニに包み込み、試合の時間を待っていった。
負けず嫌いと自らも公言しているだけあり、今回の試合も勝ちたいと必死だった。前回は吉岡美穂子との試合が、不完全燃焼に終わっただけに・・・。
そして時間となると、麻衣と祐子は控え室を出て、リングに向かって歩き出していった。
大歓声に包まれるリングに上がると、2人は各のコーナーに歩き出して、これから始まる試合に備えた。
体力と根性はある祐子。一方、格闘技の練習は積んだと思われるが、まだ未知数な麻衣。
反対コーナーの相手を時折見つめる祐子と麻衣。
やはり、お互いがデビュー戦と勝ちたいと言う事から、気になっている様子だった。
ここで、リングアナからルール説明が始まっていった・・・。
『第3試合・・・この試合は特別格闘技戦ルールで行います!』
すると、黒服数名がリングインすると、祐子と麻衣の肘と膝にサポーターを着けると、更に手にはオープンフィンガーグローブも着けていった。
『青コーナー〜、本日がデビュー戦〜、真咲〜麻衣〜っ!』
そのコール、笑顔も浮かべずに祐子を見つめてから一礼していく麻衣。早くも試合は始まっているかのような雰囲気だった。
『赤コーナー〜、体育会系タレント〜、水野〜祐子〜っ!』
そして、今夜の勝利を掴もうと気合いを入れる祐子は、コーナーから観客席に向かって頭を下げていった。
すると、リングアナがルールを更に説明した。
『今回の試合は、ギブアップまたは、レフリーストップ、KO、ドクターストップ等で試合の決着をつけるものとします。』
すると、コーナーでは黒服からマウスピースまで口に入れられて、安全管理を徹底した様子で試合は始められていった。
『カァーン!!』
そしてゴングが打ち鳴らされると、まずは祐子と麻衣が手を伸ばして、拳の先が触れると距離を置いていった。
まずは祐子も麻衣の出方を見ようとしているが、麻衣も打撃のスタイルのようにして構えるが、まだ手は出さなかった。
緊張感漂うリング上。しかし、祐子と麻衣も構えたままであった。
すると、麻衣がローキックを放つと、祐子は足を浮かせてガードした。
フォームはシッカリと見えるが、まだ慣れていないせいか、スピードの乗っていない蹴りだった。
すると、祐子が腰を落とすように構えると、タックル狙いのようだったが、経験不足から相手に悟られていた。
その祐子の顔面に、いきなり麻衣が殴りつけると、左右のジャブが当たって祐子の顔が苦痛に歪んだ。
だが、祐子も負けずに殴り返すと、麻衣の頬をフックが抉っていった。
バシィィィ・・・・
頬を殴られて痛がる麻衣だが、麻衣も意地になって殴り返すと、リング中央で壮絶な殴り合いになっていった。
バシッ・・・バキッ・・バシッ・・・
声も上げずに相手の顔面だけを狙っていく2人。
女の命、タレントの命とも言える顔を殴りつけていく光景は、まさに真剣勝負だった。
すると、祐子が素早くタックルを仕掛けると、麻衣があっさりと倒されると、仰向けになっていった。
その仰向け状態の麻衣に、祐子が覆い被さると、この後の攻めを考えていた。
麻衣も下から何をしようかと考えている様子だが、祐子が先に片手で自らを支え、片手で麻衣の脇腹にパンチを入れていった。
バシッ・・・
「ぐふっ・・・」
これには苦悶の表情と共に、悲鳴まで漏らす麻衣。だが、懸命に祐子の腰を両足で挟んでいった。
そして、抱きつくようにしてガードしようとする麻衣。デビュー戦にしては上手い対処だったが、お互いが抱き合う展開から祐子が休まずに、麻衣の脇腹に小刻みなパンチを入れていった。
バシッ・・・バシッ・・・
確実にダメージを麻衣に与えている祐子の小刻みなパンチ。次第に耐えていた麻衣も、そのパンチを嫌がって下半身を使って体制を変えようとしていく。
すると、その麻衣の動きに反応して祐子が横四方固めのように体制を変えると、麻衣にとっては更に良くないポジションになっていった。
麻衣も下から藻掻くが、祐子が麻衣の身体の動きをコントロールしていった。
まるで自らが練習してきた技術を確認するみたいに・・・。
だが、それは麻衣にも言えることで、簡単に勝負を諦める訳でもなく、横四方だったらと下からヒザ蹴りを頭部目掛けて狙っていくが、祐子も上手く避けていった。
逆に、麻衣がヒザ蹴りをまた出そうとすると、一気に動かして麻衣を俯せ状態にしていった。
その瞬間、麻衣のバックを取っていく祐子。
完全にバックをグラウンドで取っていくと、麻衣は顔面を狙われてはと、両手で側頭部をガードしていった。
祐子はその麻衣のガードする手の上から、側頭部へダメージを与えようとしてか、パンチを左右から叩き込んでいった。
バシッ・・・バシッ・・・
グローブのせいもあって、音を立てて決まっていく祐子のパンチ。
麻衣も顔へのパンチは嫌がって、必死になってガードするが、祐子がガードを崩しにいった。
ボシュ・・・ボシュ・・・
「うぐっ・・・・ううっ・・・・」
麻衣の苦悶の表情、そして声が漏れたのは、顔面を殴れないならと脇腹に対してパンチを入れていく祐子。
スレンダー系女性にとって、脇腹へのパンチのダメージと衝撃は大きかった。
だが、苦しい麻衣も脇腹を殴られても、喉を狙われていると思って顔面ガードを崩さないと、祐子が更にビキニに包まれているバストへも殴りかけた。
グニュ・・・
スポーツビキニに包まれた麻衣の乳房が殴られると、麻衣の身体が一瞬ビクンとしていた。
初めての地下プロレスのリング。そして女としての弱点でもある胸を殴りつけられて、麻衣の精神的な衝撃も大きかった。
祐子が更に胸へパンチを入れていくと、麻衣のガードが脇腹や胸へと変わっていくと、祐子は待ってましたとばかりに、麻衣のガラ空きになった喉へ腕をねじ込んでいった。
ググッ・・・
「うぐうっ・・・・」
喉へのチョークスリーパーに驚く麻衣。
「もらった!」
そして勝負がついたと祐子の表情に笑みが浮かぶ。
しかし、麻衣が一気に四つん這い状態になろうとすると、祐子の身体もマットから離れた。
ゴロッ・・・
麻衣が続けて寝転がるようして祐子を押しつぶそうとすると、祐子もチョークスリーパーを放してしまった。
すると、麻衣が一気に逃げるようにしてから立ち上がると、立ち上がろうとする祐子の顔面へハイキックを叩き込んでいった。
だが、これには間一髪祐子が避けると、タックルを仕掛けていった。
バキィィィ・・・・
「もらったぁぁぁぁぁ・・・・」
その祐子のタックルに合わせるようにして、麻衣のカウンターのヒザ蹴りが祐子の顔面を捉えると、祐子は抱きつくように麻衣に組み付いた。
すると、お返しとばかりに立っている状態の麻衣は、祐子の頭部を殴りつけていくと、祐子も必死になって倒しにいった。
だが、麻衣は上から体制の悪い祐子に、一気に変形パワーボムのように抱え上げると、後頭部から祐子をマットに叩き付けていった。
バシィィィ・・・
しかし、祐子も叩き付けられながらも、油断した麻衣の腕を掴むと腕拉ぎ逆十字を狙うと、麻衣も急いで腕を抜いて離れていった。
寝ている状態になった祐子。そして側で立っている状態の麻衣。
祐子が両足で距離を置くようにすると、麻衣はその太股などを狙って、ローキックで蹴り上げていった。
バシィィ・・・・バシィィィ・・・・
麻衣の蹴りが炸裂していくと、白い祐子の足が次第に赤く変色していった。
だが、祐子も踵で直線のように蹴ると、麻衣の膝を狙っていった。
次第にお互いの手が出なくなってくると、レフリーが試合を止めて、スタンディング状態から始めるように仕切直していった。
お互いが立ち上がる祐子と麻衣。緊張状態が続いたせいか、汗が大量に流れ出していた。
脇腹へのダメージのある麻衣。そして足へのダメージが残る祐子。
立ち上がった状態から試合が再開されると、またも打撃の距離を置いていった。
シュ・・
いきなり麻衣のハイキックが放たれると、祐子が避けてからパンチを返していくと、麻衣も殴り返していった。
またもリング中央での殴り合い。ガードしたりするが、確実に両者の顔面は殴られていった。
バキィィィ・・・・
「ぶふっ・・・・」
麻衣のパンチが祐子の頬を抉ると、口から血に染まったマウスピースが飛び出して、リングに転がっていった。
だが、負けん気の強い祐子がお返しとばかりに、麻衣の顔面へパンチを叩き込むと、今度は麻衣の口からマウスピースが飛び出していった・・・。涎が糸を引いて宙を舞うマウスピース。
だが、そんなマウスピースの事よりも、相手の顔を殴りつけようと麻衣と祐子は必死になっていた。
すると、麻衣が首相撲の体制にもっていこうとすると、祐子がボディブローを叩き込んでいった。
その瞬間、麻衣の表情が苦悶の歪むと、続けて祐子がフロントスープレックスのように投げていくと、倒れた麻衣に馬乗りになっていった。
遂に完全にマウントポジションを取られて麻衣が顔面をガードすると、祐子が構わずお腹を殴ってから、時折ヒップを浮かせてヒップドロップのようにして、麻衣のスタミナを奪うのと同時に、ダメージを与えていった。
「ぐぶうっ・・・・ううっ・・・・」
口から涎を垂れ流す麻衣。相当苦しそうだった。55pのウエストで、祐子に座られては苦しくて当然だった。
そして、顔面のガードが甘くなると、祐子が一気に顔面へパンチのラッシュを掛けていった。
バシッ・・・バキッ・・・バシッ・・・・
容赦なく決まっていく祐子のパンチに、麻衣の鼻からは大量の血が流れ出ていった。
更には、口の中も切ったり、痣まで浮かび上がってきていた・・・。
この状態になると、どうして良いか解らずに殴られるだけの麻衣。
普通のプロレスだったらレフリーが止める状態だったが、地下リングのレフリーはまだ止めなかった・・・。
もう誰の目から見ても勝負は見えたが、祐子も容赦せずに麻衣を俯せにしていくと、血塗れ状態の麻衣の喉に腕を捻り込んでいくと、一気にチョークスリーパーを仕掛けていった。
グググッ・・・・
朦朧とする意識の中、麻衣が祐子の腕に手を掛けてスリーパーから逃れようとするが、祐子がグイグイと揺さぶるように締め付けると、麻衣の抵抗が少なくなっていった・・・。
そして・・・。
『カンカンカンカン・・・』
そう、麻衣の失神状態を確認したレフリーが試合を止めていった。
レフリーが止めると、祐子が技を解いて立ち上がると、失神状態の麻衣の身体がピクピクと痙攣していた。
『ただ今の試合、水野祐子選手のチョークスリーパー勝利です!』
そのコールに、レフリーに腕を挙げられていく祐子。
そして、負けた麻衣は失神状態からリングドクターによって処置を受けて、フラフラしながら立ち上がっていった。
血塗れの麻衣は、言葉も出さずに祐子に一礼すると、先にリングを降りていった。
だが、ダメージが大きい様子で、黒服に肩を借りての退場だった。
その様子を見て、祐子は試合に勝った事を実感するのと同時に、打撃の練習や試合の組み立て方も学ばなくてはと思うのであった。



第4試合

「印象に残る試合をしなくっちゃね・・・・」
控え室では、早くも気合い十分の根元晴美の姿があった。自慢の103pの爆乳を、胸元の開いたワンピース水着に着替えると、黒服に呼ばれるのを待っていた。
一方、その晴美の今夜の対戦相手となったのは、競馬中継の司会もなくなった左藤珠緒だった。
体格では晴美より劣っていたが、経験があるからと本人も自信を持っているようだったが、28歳になっても身体をアピールするかのような、白いスポーツビキニに着替えていた。
そして時間となると、晴美と珠緒がリングに向かって控え室から出ていった。
早くも歓声が2人を包み込む中、リングに上がるっていくと、各のコーナーに寄りかかっていった。
キャリアの差からか、珠緒は堂々としている様子だったが、負けずに晴美も堂々とコーナーに寄りかかると、珠緒を睨み付けていた。
T164B103W60H88の晴美。そしてT156B83W57H84の珠緒。
その2人の試合の時間を告げるように、リングアナがリングインすると、コールを始めていった。
『第4試合・・・青コーナー〜、左藤〜珠緒〜っ!・・・赤コーナー〜根元〜晴美〜っ!』
そのコールに手を挙げて応える2人。
レフリーがボディチェックをする中、身長で勝る晴美が珠緒を威圧するように睨み付けると、珠緒も黙って睨み返していた。
そして、ボディチェックが終わりコーナーに戻ると、ゴングが鳴らされていった・・・
『カァーン!!』
ゴングと同時に、2人がコーナーから飛び出すと、距離を置いて睨み合う展開になっていった。
すると、珠緒が誘うように手を伸ばしていくと、晴美も手を伸ばして組み合うと、その瞬間に珠緒が蹴りを出すと、怯んだ晴美をロープに飛ばすと、打点の高いドロップキックを晴美の胸に放っていった。
バシィィィ・・・
「うわっ・・・・・」
まずは晴美がリングに倒れ込むと、珠緒が続けてストンピングで蹴りこんでから、リング下に落としていった。
リング下に落ちていく晴美は、リング上の珠緒を睨み付けると、水着を気にしながらリングサイドを歩いていた。
逆に珠緒としては、体格で劣るならスピードしかないと、試合をかき回さなくてはと考えているようであった。
そして、晴美がリングに戻ろうとすると、ロープ際で攻めるぞとばかりに珠緒が近づくと、晴美はレフリーにアピールしていった。
「ちょっと、レフリーぃぃぃ・・・コイツを止めていてよ・・・」
その晴美のアピールに、レフリーが珠緒を押さえると、その隙に晴美がリングインした。
またもリング上で睨み合う2人。
すると、今度は晴美が喧嘩キックのように蹴りこむと、珠緒のお腹を抉ると珠緒が苦悶の表情を浮かべるが、逆に蹴り足をすくい上げると、倒してからアキレス腱固めを極めていった。
グッ・・・
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
完全に極まってはいなかったので、悲鳴をあげて晴美がロープに逃げると、珠緒はレフリーに言われて放していった。
この切り返し技には、晴美も驚いたのか、警戒して構えていった。
その晴美の動きに、今度は素早く珠緒がローキックで牽制してから、ドロップキックを放っていくと、またも晴美が倒れていった。
その晴美の髪を掴んで起こす珠緒が、そのままヘッドロックで締め上げると、晴美は苦し紛れにロープに振り返すと、返ってきた珠緒にタックルを仕掛けようとすると、珠緒が飛び上がって跳び箱を跳び越えるようにして、晴美の身体をジャンプして避けていった。
「えっ・・・」
晴美が驚くと、背後からドロップキックを放つ珠緒。
バシィィィ・・・・・
背中から蹴りこまれて、俯せになって倒れ込む晴美。
「いくわよ・・・」
その俯せ状態で倒れた晴美の背中に座り込むと、珠緒がキャメルクラッチで攻め込んでいった。
グググッ・・・・
胸元の開いたワンピ水着から、晴美の103pの爆乳が飛び出しそうだったが、珠緒が構わず揺さぶっていった。
これには額から汗を流して耐えていく晴美。
晴美が耐えると、珠緒が放してから立ち上がると、自らの額から流れる汗を拭っていた。
だが、試合開始時に比べて、珠緒の表情に疲労の色が見えていた。
グイッ・・・
だが、珠緒が晴美の髪を掴んで起こしていくと、晴美も反撃とばかりに珠緒の生腹に拳を叩き込んでいった。
バシッ・・・
「うぐっ・・・」
お腹を殴られて動きの止まる珠緒。
すると、晴美がコーナーに押し込んでいってから、珠緒の水着に包まれたバストへパンチを叩き込むと、続けてヒザ蹴りをお腹へ叩き込んでいった。
グシュ・・・
「ぐぶうっ・・・・ううっ・・・」
コーナーに苦悶の表情でダウンしていく珠緒。だがここは地下プロレス。ダウンカウントなど存在せず、晴美が続けて起こしていった。
すると、少し涙目にも見える珠緒が晴美の胸にお返しとばかりにパンチを叩き込むと、コーナーに追い込まれながらも反撃に出ていった。
「ちっ・・・しぶといねぇ・・・先輩っ!」
だが、晴美が面倒だとばかりに、珠緒を押し込んだコーナーの、両トップロープを握りしめると、そのまま自らの身体と、コーナーポストで珠緒の身体を押しつぶしていった。
グシュゥゥゥ・・・・
「あうぅぅぅぅぅ・・・・ううっ・・・」
これには倒れ込む事も出来ず、珠緒が悲鳴をあげると、更に晴美の爆乳プレスとも言えるボディアタックで珠緒を数回押し潰すと、、晴美がコーナーから離れた途端に珠緒が倒れ込んでいった。
グイッ・・・
「立つんだよ・・・・おらっ・・・」
そのそのコーナーで倒れ込む珠緒の髪を掴んで起こすと、晴美がヘッドロックで締め上げた。
グググッ・・・
「ううっ・・・くっ・・・・きゃああああああああぁぁ・ぁ・・・・・・」
突然、珠緒の悲鳴があがると、晴美が顔面を掻きむしるようにしてサミング攻撃をしたのだった。
「ほらほらっ・・・可愛い悲鳴をあげてくれるんですねぇ・・・ふふっ・・・」
晴美がニヤリとすると、珠緒も意地になって反撃に出た。
「ば、馬鹿にしないでよぉぉ・・・・・・」
そう、珠緒が晴美の身体に密着してバックドロップで投げていった。
バシィィィィ・・・・・
突然の反撃に大の字状態になっていく晴美。経験不足からバックドロップの反撃を考えていなかったらしく、完全に後頭部から叩き付けられていた。
その晴美に、自らもダメージのある珠緒がフォールしていった。
『ワン・・・ツー・・・・ス・・・・・』
カウントが進む中、晴美がギリギリで肩を浮かせていくと、珠緒がマットに座らせるようにして、晴美にスリーパーで締め上げた。
グググッ・・・
「ギブ?・・ギブアップする?」
珠緒も自らのスタミナ切れを感じてきたのか、必死にギブアップを促すが、晴美は少しずつロープに逃げようと身体を動かしていった。
『ブレークっ・・・』
珠緒が必死に締め上げていたが、晴美の足がロープに掛かるとレフリーがブレークを命じていった。
レフリーに離されてから立ち上がる晴美。
一方、珠緒は肩で息をしている様子で、これからの試合展開が晴美に傾くのは見えていた。
その珠緒の疲労感を感じて、晴美が一気に距離を詰めての、まさに珠緒の首を刈りに行くようなラリアットを叩き込んだ。
バキィィィィ・・・・
「ぐわああぁぁ・・・・あん・・・・」
大の字になって倒れ込む珠緒。すると、お腹へ対してストンピングを叩き込む晴美。
その大きな胸を揺らしながら蹴りこむストンピングは強烈だが、珠緒もお腹を蹴られては悲鳴をあげていた。
更に、太股を叩き付けるギロチンドロップを珠緒の喉元に叩き付けると、珠緒は身体をバウンドさせるようして、藻掻き苦しんでいった。
グイッ・・・
「ほらほらっ・・・試合はまだ終わらないわよ・・・」
更に珠緒の首に太股を絡ませていくと、ヘッドシザースで締め上げる晴美。
ジタバタと藻掻く珠緒だが、その様子を楽しむかのように晴美が締め上げていった。
しばらく絞め続けると、晴美が放してから今度はキャメルクラッチで珠緒の身体を反らせていった。
グググッ・・・
「うぐぐっ・・・ううっ・・・・」
顎を掴まれて、一気に上半身を反らされている珠緒は、意識を朦朧とさせるようにして苦しんでいると、レフリーがギブアップの確認を始めていった・・・。
『左藤っ・・ギブ?ギブアップ?』
その問いかけに、珠緒はギブアップしようとするが、ギブアップを許さないとばかりに晴美が口まで押さえ始めると、珠緒は涙目になるが、ギブアップの言葉を言うことが出来なかった。
しばらく痛めつけていくと、技を解いてからグッタリする珠緒に、晴美はストンピングで蹴りこんでいってから、珠緒を起こしてからコーナーに連れて行くと、そのままトップロープに上げていった。
「ううっ・・・・」
フラフラな状態の珠緒。その珠緒の頬に張り手を入れて意識を戻させると、晴美が観客に向かってアピールしていった。
「いくぞぉぉぉぉぉ・・・・・」
すると、セカンドロープに乗ってから、コーナーに座らせている珠緒に、一気に雪崩式ブレンバスターを仕掛けていった。
バシィィィィィィィ・・・・・・
「んあぁぁぁぁぁ・・・・ああっ・・・・・」
背中から思いっきり叩き付けられて、珠緒は動けずにピクピクとしていると、続けて晴美がトップロープに登っていった。
そして、完全に動けない状態の珠緒の顔面に、自らのバストで押しつぶすかの様なフライングバストプレスで押しつぶしていった。
バシィィィィィィィ・・・・・・
その一撃に、珠緒は失神したのか身体をピクンピクンと痙攣させていたが、晴美がフォール体制になっていった。
『ワン・・・ツー・・・スリー・・・』
余裕で決まっていくスリーカウント。
ここで晴美の勝利が決定すると、珠緒は失神状態になって倒れていた。
すると、倒れている珠緒の胸を踏み付けながら、晴美がマイクを要求していった。
カチッ・・・
『応援どうもありがとうございます!・・・今夜は弱い相手で退屈な試合でしたが、これからもっと経験を積んで・・・私たちが地下プロレスを引っ張っていけるように頑張ります!・・・まずは、壕プロの連中と闘いたいです!』
そう叫ぶと、マイクをリングに叩き付けてからレフリーに手を挙げられていく晴美。
『ただ今の試合、根元晴美選手のフォール勝ちになりました!』
そして、晴美は歓声の中を引き揚げていって、珠緒は担架に乗せられて引き揚げていくのであった・・・。



第5試合

「今夜はあの・・・アイドルレスラーね・・・」
控え室で呟いているのは、あの女性格闘家の尻無里子だった。
前回の地下プロレスのリングデビュー戦では、アマレスの女王とも言われた山木美憂を倒して、今度はプロレス界のアイドルを倒そうと考えて、このマッチメークが実現したのだった。
一方、今夜里子の対戦相手として地下リングに立つのは、女子プロレス界でアイドルとして君臨する、納見佳代だった。
「格闘家・・・。アマレスに続いて格闘家ね・・・いいわ・・・」
いつものリングコスチュームと違い、白いまるで新人が着るかのような競泳水着姿の佳代。だが、胸は大きい方ではないからと、逆に佳代にとっては寂しいリングコスチュームでもあった。
そして試合の時間が迫ると、佳代と里子がリングに向かっていった。
リングインすると同時に、厳しい視線で睨み合う里子と佳代。
格闘家とプロレスラーの意地の激突した瞬間でもあった。
黙ったままコーナーに歩き出すと、佳代は白い競泳水着。里子は自らの鍛えている肉体を誇示するかのような、白いスポーツビキニみたいなリングコスチュームだった。
鍛え込まれた腹筋が、里子の日頃の鍛錬が見えていた・・・。
そのリング上に、リングアナが登場すると、早くもコールを始めていった。
『第5試合・・・特別ルール格闘技戦を行います!・・・青コーナー〜女子プロレスラー〜納見〜佳代〜っ!』
そのコールにプロレスラーらしく、堂々として観客席に頭を下げていく佳代。
『赤コーナー〜、女子格闘技界の猛者〜、尻無〜里子〜っ!』
そして里子がコールを受けると、観客に向かって頭を下げると、早くもコーナーポストを殴りつけてウォーミングアップをしていった。
T164B80W66H90と言う、女子プロレスラーとしては痩せている部類の佳代だったが、里子は身長が150pくらいなので、今夜は自分が大きい側で闘うことが出来た。
一方、里子は女子プロレスなどショーだと思い、体格の差など気にもしていなかった。
一応、里子は手にはオープンフィンガーグローブを着けていたが、佳代の方は何も着けなかった。
更にルールの説明がされていった。
『この試合は、尻無選手は顔面パンチは認められていますが、納見選手は素手での顔面パンチは認められません。また、ギブアップ、KO等での決着となり、フォールによるスリーカウント決着はありません!』
その説明に、プロレスラーの佳代の方が緊張するかと思われたが、普通の素振りで聞き流していた。
そして、説明も終わると里子と佳代が試合に向けて、手を動かしたりしてゴングを待っていった・・・。
『カァーン!!』
そしてゴングが鳴らされると、いきなり里子が走り込んでタックルを狙っていった。
しかし闘牛士のように身体を動かして避けていく佳代。
最初から緊張感が走るリング上だが、今度は距離を置いて構え合った。
里子は打撃スタイルで、佳代はプロレススタイルのように構えていたが、身長の差は歴然だった。
だが、佳代は競泳水着を着ているのでお腹の腹筋などが見えないが、対して小柄な里子は腹筋や、腕の上腕筋など女子選手としては見事だった。
その里子がジャブを出して距離を詰めると、佳代もガードしながら退きながらガードしていった。
すると、ロープに背中が当たって詰まると、里子が一気に左右のジャブからパンチを顔面に叩き込んでいった。
だが、佳代も必死になって張り手で返すと、意外な攻めだがヒザ蹴りを出して距離を置こうとしていった。
グシュ・・・
「ぐっ・・・」
偶然の一撃か、佳代の膝が里子のお腹を抉ると、意外と効いたのか里子の動きが鈍くなると、距離を置いていった。
その里子の様子に、佳代が一気にミドルキックを出していくと、これは里子がガードしていった。
続けて、里子が飛びつき腕拉ぎ逆十字固めを狙うと、歓声がおきるが佳代が腕を引いて逃げると、里子が自爆した形でグラウンドの体制になっていった。
その里子に、今度は佳代のローキックが襲いかかると、観客達も佳代の意外な格闘技センスに驚きだしていた。
里子は両手を頭の所に置いて、両足を使って佳代との距離を置こうとしていると、ニヤリとしていった。
「結構やるじゃないの・・・プロレスラーのクセに・・・」
その挑発的な里子の言葉に、佳代もニヤリとして返した。
「いいわよねぇ・・・格闘家は・・・」
その意味深な言葉に里子が反応した。
「何よ・・・」
「ふふっ・・・だって、相手の技を受けなくてもいいんでしょ、格闘技では・・・・」
その言葉に里子が反応した瞬間、佳代が飛び上がると、里子の身体にフットスタンプを叩き込んでいった。
グシュ・・・
「ぐふうっ・・・・・」
佳代の揃えられた両足が、容赦なく里子のお腹を叩き潰すと、里子の表情が苦悶に歪んでいった。
そのフットスタンプを放った佳代は距離を置いていくと、里子もフラつきながら立ち上がって構えていった。
しかし今の一撃は相当のダメージを受けた様子だった。
その里子のダメージを見て、今度は佳代が距離を詰めていくと、一気にお腹へパンチを入れて攻め立てた。
バシッ・・・ボシュ・・・・
「ぐっ・・・・うっ・・・・・」
時折里子も顔面狙いのパンチを返すが、佳代の勢いに押されてコーナーに押し込まれていった。
すると、今度は首相撲からのヒザ蹴りが里子の身体に襲いかかると、堪らずダウンしてしまう里子。
更に、格闘技と違いダウンしてもレフリーは止めないので、倒れ込む里子の背中へ容赦なく佳代がストンピングを叩き込んでいった。
バシッ・・・バシッ・・・バシッ・・・
その蹴られていく里子だが、蹴られながらも佳代の足をキャッチしようとすると、今度は顔面へヒザ蹴りが炸裂していった。
バキィィィィィ・・・
音を立てて決まったヒザ蹴り。その一撃に里子は鼻から出血すると、動きが鈍くなっていった。
更に、、四つん這い状態の里子に、座ったまま佳代がフロントスリーパーに捉えると、締め上げていった。
グググッ・・・
鼻から血を流しながら、佳代のフロートスリーパーを耐える里子。
汗で滑ってか、完全に決まっていない様子だったが、佳代がその状態から変形ブレンバスターのように投げていった。
バシィィィ・・・
首で投げられた格好なので、この一撃には里子のダメージは大きかった。
グイッ・・・
更に、動きの鈍る里子を起こしてからロープに固定していく佳代。
「プロレスだったらいいのよ・・・こういう攻撃もねっ・・・」
すると、佳代の固められた拳が里子のお腹に何度も叩き付けられていった。
バシッ・・・バシッ・・・・
「うっ・・・・くっ・・・・ううっ・・・・」
さすがに鍛えている里子の腹筋でも、この状態からのパンチの連打は堪えられない様子で、次第に口から涎を垂らしている感じだった。
更に、佳代の首相撲のようにしてからの、ヒザ蹴りが何発も決まっていくと、遂に里子がトップロープとセカンドロープに腕を絡まれたまま、ダラリとダウン状態のようになっていった。
だが、レフリーも止めないからとサンドバッグのようにして、佳代がミドルキックや顔面へハイキックと打ち込むと、ここでレフリーが止めていった・・・。
意識を朦朧とさせている里子は、これで試合が止められると油断すると、レフリーが里子をロープから放すと、そこから続行となっていった。
『ファイっ!』
その言葉に、里子は驚くが、佳代が突進してくると、格闘技のようにタックルで受け止めようとする里子。
だが、佳代がタックルを上手く潰すと、俯せ状態の里子の脇腹にヒザ蹴りを入れて動きを止めると、続けてキャメルクラッチを仕掛けていった。
小柄な里子に仕掛けられるキャメルクラッチ。
格闘技選手でありながら、慣れないプロレス技には地獄の責めとなっていた。
グググッ・・・
「うぐぐっ・・・ううっ・・・」
両手をジタバタして苦しむだけの里子。プロレス技に対して、どう対処して良いのか解らない様子だった。
その里子を、今度はその状態からチョークスリーパーのように締め上げると、里子が遂に失神してしまった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
レフリーが里子の手を触って失神を確認すると、急いでゴングが鳴らされていった・・・。
『ただ今の試合、納見佳代選手が失神KO勝ちとなりました!』
そのコールに、里子を放してからレフリーに手を挙げられ、そして歓声に応えていく佳代。
里子としてはまさかの敗北。女子プロレスなんてとおもっていたら、意外な佳代の粘りと技術。そして体重差に苦しめられた結果となってしまった。
担架に乗せられて運ばれていく里子。そして佳代は自らの勝利を噛みしめながら、控え室に戻っていくのであった・・・。



第6試合

「あ〜あ、久しぶりの地下プロレスだけど、誰が相手なんだろ・・・」
そう言って控え室で準備していくのは、あの猛娘の阿部なつみだった。
妹が今夜、地下プロレスでデビューして、それもあの五藤真希に痛めつけられた事など知らずに・・・。
白いスポーツビキニに着替えると、153pと言う小柄な体格でも元気良くリングに向かうのであった。
そして、久しぶりになる地下リングに上がると、早くも大歓声に包まれていくなつみ。
その歓声に対して笑顔で応えるなつみだが、肝心の対戦相手が姿を現していなかった。
しばらくすると、激しい音楽が鳴り響き、その中を1人の影がリングに向かって歩き出していた・・・。
そう、あの五藤真希の弟で、芸能界を引退したはずの幽鬼だった。
「えっ・・・何でよ、何であの子が・・・」
当然だが、戸惑いを隠せない様子のなつみ。
しかし、幽鬼が軽い身のこなしでリングインすると、早くも挑発していった。
「おいおい・・・オマエが今夜の俺様の生け贄か?・・・久しぶりのリング、血の雨を降らせてやるぜっ!」
早くも挑発していく幽鬼。
その挑発に、なつみも言い返した。
「な、何よ・・・わ、私だって簡単にはやられないわよ・・・」
その言葉に、会場内からはなつみを応援する声が飛び出していった。
「ふん、この馬鹿な客たちにも解らせてやるよ・・・・」
不気味な笑みを浮かべる幽鬼が呟くと、コーナーに歩き出していった。
その光景に、リングアナがコールを始めていった。
『第6試合・・・特別タレントミックスファイト・・・青コーナー〜、阿部〜なつみ〜っ!』
そのコールに、緊張しながらも応えていくなつみ。
『赤コーナー〜っ、幽鬼〜っ!』
逆に、コーナーで不貞不貞しく煙草を吹かしながらなつみを睨み付ける幽鬼。
その幽鬼の態度に、観客席からブーイングがおきていくが、幽鬼はそれを自分への応援と受け取っていた。
『おいおいおい・・・お前ら・・・コイツが俺様に勝てると思ってるのか・・・。それなら、今夜は猛娘の阿部なつみのヘアヌードを見せてやるぜぇぇぇ・・・・』
そのアピールに、観客席からはブーイングが起きるが、構わずゴングが鳴らされていった。
『カァーン!!』
ゴングの音と同時に、なつみがコーナーから飛び出すと、幽鬼との距離を上手く取っていった。
幽鬼もジャブみたいにパンチを出して牽制するが、上手くなつみが距離を置いていて、パンチは当たらなかった。
逆に、幽鬼が油断している隙になつみの素早いタックルが決まると、幽鬼を仰向けに倒していった。
その瞬間、観客席からは拍手がおきると、幽鬼が苛ついた・・・。
だが、なつみが上手くサイドポジションを取ると、幽鬼の動きを封じていった。
そのなつみに対して、パンチを出そうとする幽鬼。しかし、その隙を突かれてなつみの肩固めが決まっていった。
抱きつくように身体を移動させての肩固め。
幽鬼からすると、なつみの呼吸する動きまで解るようにして密着するが、完全に技を極められて苦しんでいた。
「どう・・・ギブアップする?」
短時間で勝負を賭けたいなつみは、その幽鬼にギブアップを促すが、幽鬼も男の意地で耐えながらロープを目指した。
そう、なつみとしては表での仕事が忙しく、スタミナトレーニングも出来ず、体力勝負だと負けてしまうのは目に見えていたからだった。
一方、体力だと仕事もろくにしていない幽鬼は、体力だったら男でもあるし上だった。
すると、幽鬼がブリッジ気味に身体を跳ねて、なつみの技を解くと、転がるようにして距離を置いた。
なつみも、その幽鬼に対して距離を置くと、また構えていった。
今度は幽鬼もなつみのタックルや、奇襲的攻撃に対して警戒しているのか、どこか腰が引けていた。
身長差10pはあるから、なつみとしては近距離からの殴り合いなど、打撃では絶対に勝負にならない事は理解していたから、なつみも下手に距離を詰める事が出来なかった。
そんななつみの考えを察知してか、幽鬼は両手を広げて追い込むようにして距離を詰めると、なつみが走り回るようにして逃げ回る。
そのなつみの反応を見て、幽鬼もなつみが組み付いたりすることを嫌がっていると思うと、逆に抱きつくようなタックル狙いで走り込んだ。
幽鬼が距離を詰めてくると、堪らずなつみがリング下に逃げると、幽鬼がリング上から挑発していった。
「おいおい・・・勝負はリング上でつけるんだろ?・・・おい?」
その幽鬼の言葉に構わずリング下で呼吸を整えるなつみ。
走り回ったせいか、少し疲労の色が出ていたが、やはり人気があるグループなので、疲れも相当なものなのだろうか。
しかし、プロ根性からか幽鬼の隙を見てリングに上がるなつみ。
またも睨み合う展開になるが、今度は幽鬼が素早いスライディングタックルでなつみの両足を絡ませると、そのまま俯せ状態から両足をデスロックで固めていった。
「うぐっ・・・・」
意外なテクニックを出してきた幽鬼の前に、なつみは全身に走る激痛に苦悶の表情を浮かべてロープに手を伸ばした。
だが、なつみの手がロープに届く前に幽鬼が放すと、続けて立ち上がってストンピングを狙うが、逆になつみが飛びついて片足タックルで倒すと、続けてアキレス腱固めを狙うが、幽鬼がヒールキックで逃げていった。
お互い転がるようにして距離を置いて立ち上がると、今度は幽鬼が走り込んでなつみの顔面狙いのハイキックを出していった。
しかしなつみが避けて、逆にボディへパンチを入れていくと、これが上手く鳩尾に決まって幽鬼の動きが止まっていった。
バシッ・・・
「うぐうっ・・・・うっ・・・・」
その幽鬼にチャンスとばかりに、なつみのロープの反動を使ったボディアタック、そして倒してフォールを決めていった。
『ワン・・・ツー・・・』
しかし幽鬼もカウント2で返すと、なつみは仕方ないとばかりに首4の字固めで幽鬼を攻め立てた。
グググッ・・・
黙ったまま締め上げるなつみ。
そして締められている幽鬼は、なつみの攻めの前に藻掻き苦しんでいた。
だが・・・。
ガブッ・・・・
「イタアアアあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
なつみの悲鳴が会場内に響くと、なつみは技を解いていった。
そう、幽鬼がなつみの足に噛み付いたのだった。
まさに外道。男なのに平気で反則をする外道根性は凄いものだったが、噛み付かれたなつみは足を押さえて痛がっていた。
「ちっ・・・甘くはねぇ〜んだよ、俺様の攻めはなぁ・・・覚悟しろ!」
そう言うと、幽鬼が足を気にしているなつみとの距離を詰めると、強烈なミドルキックを脇腹に叩き込んでいった。
バシィィィィ・・・・
「ぐふうっ・・・・ううっ・・・」
脇腹を思いっきり蹴られて、なつみが苦悶の表情で座り込んでいくと、幽鬼が続けて顔面へ蹴りを入れると、なつみは一瞬意識を失い掛けてダウンしていった。
仰向けで倒れているなつみ。完全に幽鬼の反則からの反撃で大きなダメージを受けた様子で、会場内からも幽鬼に対してブーイングが飛んでいった。
だが、そのブーイングは更なる幽鬼の残酷な攻めを誘発するものだった・・・。
仰向けで苦しむなつみの、ビキニの間から見える生腹に対して、幽鬼が踏み付けて苦しめていく・・・。
グイッ・・・
「あうっ・・・ああっ・・・・」
お腹を踏み付けられて、なつみは苦悶の表情と声を漏らしていった。
「ふふふっ・・・どうなんだよ、今の気分は・・よぉ・・・」
更に踏みしめていく幽鬼。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・・あああっ・・・・あ・・・」
お腹を踏まれて口をパクパクして苦しむなつみ。
更に・・・。
「おりゃああああぁぁ・・・・・」
白々しい気勢をあげると、幽鬼がなつみのお腹へダブルニードロップを飛び上がって叩き込んでいった。
グシュ・・・
「グボウッ・・・うっぷ・・・」
すると、なつみは急に口を両手で押さえると、転がるようにしてリング下に落ちていった・・・。
ベチャベチャ・・・・
「オエェェェェェェ・・・・グエッ・・・」
そう、リング上では恥ずかしいからと、なつみは急いでリング下に転がり落ちると、近くのバケツの中に胃の中から噴き出ていく反吐を吐き出していた。流石はプロであった・・・。
そのなつみの様子に満足そうにニヤニヤしていく幽鬼。
なつみも、もう試合を止めて欲しいと思っていたが、ここで意外な乱入者が現れていった。
グイッ・・・
「オマエの闘う場所はリングだろ・・・おらっ、立てよ・・・」
そう、フラフラしているなつみを背後から起こしてリングに入れていくのは、第1試合でなつみの妹の麻美を虐めまくった五藤真希であった。
「なっ・・何で・・・」
驚くなつみ。しかし身体はリング上に上げられていった。
すると、今度は幽鬼が髪を掴んで起こしていくと、お腹のお返しとばかりに、前蹴りをお腹に叩き付けてまたもなつみをダウン状態にすると、お腹へヒップドロップを叩き込んでから、小振りなバストに対してパンチを落としていった。
グニュ・・・グニュ・・・
無惨にも水着に包まれた乳房を殴られて、その激痛に藻掻き苦しむなつみ。
その間に、リング下の真希は何かを用意していた・・・。
更に、幽鬼がなつみを無理矢理に起こすと、フラフラのなつみの顔面にハイキックを叩き込んでいった。
バシィィィィ・・・・
これにはなつみが転がるようにダウンすると、続けて起こしてから、トップロープとセカンドロープになつみの両腕を絡ませると、ボクシングのサンドバッグのようにして、なつみのお腹を殴りつけたり、首筋にチョップを叩き込んで虐めていった。
もう反撃も出来ない様子のなつみ。
ロープに磔にされてグッタリするなつみ。
すると、リング下から幽鬼に対して真希が声を掛けていった。
「準備が出来たよ、幽鬼っ!」
その言葉に、幽鬼がニヤリとするとロープに絡めていたなつみを放すと、リング下に落としていった。
そして、リング下でグッタリするなつみにストンピングで痛めつけてから、真希の方を向くと、そこには長机が用意されていた。
その長机の上になつみを寝かしていくと、幽鬼が拍手をしながらリング上に上がっていった。
そう、なつみのお腹か胸を狙ってか、フットスタンプを狙う様子だった。
なつみも、長机に寝かされている事に気が付くが、ダメージが大きく動けずにいると、幽鬼の身体が飛び上がった・・・。
「いやああぁぁぁ・・・・」
これにはなつみが悲鳴をあげて長机から逃げると、幽鬼が勢いよく長机に突っ込んでいった。
バキィィィィィ・・・・・
大きな音を立てて真っ二つに折れていく長机。その自爆に幽鬼がダメージを負うと、真希が近づいた。
だが、ダメージの大きいなつみが足絡みで真希を倒すと、意地になって真希に馬乗りになって殴りかかっていった。
バキッ・・バシッ・・・
「何でオマエが居るんだよ・・・関係ないだろ!」
なつみも涙目になって殴りつけていくと、その背後から今度は自爆したはずの幽鬼が近づくと、なつみの首にチェーンを巻いて離していった。
グググッ・・・
「うぐぐっ・・・ううっ・・・うっ・・・」
首をチェーンで絞められて、なつみが藻掻き苦しむと、幽鬼がそのまま起こしていった。
「ふふふっ・・・甘いんだよね・・・」
幽鬼によって動きを封じられているなつみのお腹へ、真希が勢いある喧嘩キックを叩き込むと、なつみはグッタリと座り込んでしまった。
だが、幽鬼がダウンする事も許さずに、チェーンを持って起こしていくと、なつみの表情は泣き顔に近くなっていた。
当然だが、真希と幽鬼の2人かがりの攻めに対してブーイングが飛ぶが、観客席からは助っ人が飛び出すわけでもなく、真希も幽鬼も気にはしていなかった。
「ふん、何がナッチだよ・・・バ〜カァ!」
真希がニヤリとしていくと、なつみの髪を掴んで一気に鉄柱に額を叩き付けると、なつみの額を割っていくのであった。
ゴキィィィ・・・・
「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
なつみの悲鳴と共に、額から血が流れ出すと、白いスポーツビキニを赤く染めていくのであった。
更に、幽鬼がなつみの首にチェーンを何重にも巻くと、そのチェーンをコーナーポストに引っかけて、なつみをリング下に固定する形にしていった。
「うううっ・・・・や、やめてよ・・・・」
首に掛かるチェーンを掴んで怯え出すなつみ。だが、真希がパイプ椅子を持ち出すと、そのなつみの無防備なお腹へ椅子の角を叩き付けていった。
グシュ・・・
「ぐぼおっ・・・・おおっ・・・・」
パイプ椅子の角が叩き付けられると、なつみの口からは胃液の様な物が垂れていった・・・。
「おらおらっ・・・私たちの責めは甘くはないんだよ・・・・おらっ!」
更にパイプ椅子が叩き付けられていくと、その一撃が鳩尾に決まったのか、一瞬なつみの目が見開かれると、次の瞬間になつみは気を失ってしまった。
あまりの衝撃に失神状態に追い込まれたなつみ。
「ふん、もう気を失ったのかよ・・・つまらないなぁ・・・・」
失神したなつみの顔を見ながら、幽鬼がやれやれと言う表情を浮かべてリングに上がると、観客席に向かってガッツポーズを取っていった。
その光景に、レフリーは嫌々と言う感じでゴングの要請をするのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
試合の終わりを告げるゴングが鳴らされるが、勝敗についてレフリーも考えている様子だったが、リングアナが本部席の裁定を告げていった。
『ただ今の試合、失神KOで幽鬼選手の勝利とします!』
そのコールに、観客席からは大ブーイングが起きるが、幽鬼は真希と共に笑顔で引き揚げるのであった。
そして、なつみは黒服たちによってチェーンでの絞首刑から解放されると、担架に乗せられて引き揚げていった・・・。
『ふふふっ・・・これであの姉弟のヒールの座は作られたなぁ・・・完全に・・・』
試合を見終わり、謎の男がニヤリとしていくのであった・・・。



第7試合

ガチャーン・・・・
ここで金網デスマッチの準備がされていくと、観客達も期待を高めていた・・・。
そう、金網が用意されたと言う事は、遂にあの2人の金網デスマッチでの激突を意味していた・・・。
「今日こそは痛めつけてやるわ・・・徹底的にね・・・・」
控え室で早くもやる気十分なのは、あの菊河怜だった。
真鍋かおりとの高学歴マッチ。前回は全裸処刑をしていったが、それだけでは飽きたらず、今回は金網デスマッチでの勝負となっていった。
一方、真鍋かおりも今回の試合で、金網の中だから徹底的にやってやろうと思っているようで、何か考えている様子だった。
試合の時間が迫っていくと、ここで怜の元に黒服が訪れていた・・・。
『実は・・・今回の試合だが、真鍋かおりの対戦相手の変更をしようと思うんだが・・・』
その黒服の言葉に驚く怜だが、その話を聞いてニヤリとしていくのであった・・・・。
そして、白いスポーツビキニに身を包んだかおりがリングに向かうと、金網に囲まれたリングでウォーミングアップのように身体を動かしていった。
だが、肝心の対戦相手の怜が姿を現さないと、かおりも不安になってきた。
そのかおりの耳に、その怜の声が入ってきた・・・。
「ふふふっ・・・真鍋さん、今夜はせいぜい頑張って頂戴ね・・・ふふふっ・・・・」
リングサイドでニヤニヤしている怜。
「な、何で其処へ座っているのよ。私と試合なんじゃないの?・・・それとも逃げる気?」
かおりが金網越しに怜に問いかけると、金網の入り口が開く音がしていた・・・。
ガチャ・・・・
「えっ・・・・」
かおりが驚くのも無理はない・・・。金網リングに入ってきたのは、あの親日プロレスの現役レスラーの保田忠夫だった。
193pに140sと言う巨漢。まさに北王に続く処刑人の誕生と言った所だったが、黙ったままかおりを睨み付ける保田の姿に、観客席も驚きの声をあげていた。
この保田。借金の為についに地下リングからもお呼びがかかったらしく、特別に失神KOだと100万で、ギブアップさせれば1000万のデビュー戦のファイトマネーが保証されているらしかった。
本人としては、グラビアアイドルを虐めて1000万なら、当然飛びつく話だった。
T165B84W55H80の見事な身体のかおりも、この保田の前ではただの生け贄だった・・・。
その驚きの金網リングに、レフリーが入るとリングアナのコールが始まっていった。
『第7試合・・・特別金網デスマッチを行います!・・・青コーナー〜、真鍋〜かおり〜っ!』
そのコールに、かおりが怯えたように周りを見ていた。
『赤コーナー〜、保田〜忠夫〜っ!』
そして保田がコールされると、堂々と腕を振ってかおりを威嚇した。
『なお、この試合は真鍋かおり選手は、ギブアップした場合については、レイプ処刑と言う過酷なルールとなっております!KOかギブアップのみ勝負がつく特別敗者レイプデスマッチルールです!』
そのコールに驚いて叫ぶかおり。
「ちょっとぉぉ・・・・そんなの聞いてないわよ!・・何がレイプよ、ふざけないでよね・・・」
かおりが怒るのも無理はない。このルールは試合を降りる代わりに、怜が提示したルールだからだ。
『カァーン!!』
しかしかおりが叫んでいる隙に、ゴングが鳴らされていった。
まさにかおりにとって、地獄の時間を告げるものだった・・・。
金網に囲まれたリング。その中でかおりは勝ち目の無い試合が始まり、まずは逃げ回った・・・。
そのかおりを見て、保田も動かずに見守ったが、これは保田がかおりの体力を無くしていく為の作戦だった。
そうとは知らず、かおりが距離を置こうと必死になっていると、突然保田の手がかおりの手首を掴んだ。
ギュ・・・
「いやっ・・・放してよ!」
必死に抵抗していくかおり。しかし万力のように締め付けられて、かおりは手首を痺れさせていた。
「放してだと・・・生意気なっ・・・オマエみたいなのが高いギャラをもらってCMなんか出てるのが腹が立つんだよ!」
保田が何か言い出すと、続けてロープに思いっきり振っていった。
「きゃああああぁぁぁぁ・・・・・あん・・・・」
ロープに当たると、跳ねて転がっていくかおり。
「ううっ・・・・」
そして起きあがろうとすると、今度は髪を掴まれて頭を揺さぶられていくかおり。
「ほらほらっ・・・俺様だって好きで借金なんかしてるわけじゃね〜んだよ!」
その保田の言葉に、かおりが思わず言い返してしまった。
「な、何よ・・・ギャンブルなんて自業自得でしょ・・・」
その何気ないかおりの一言が、保田の残酷な心に火をつけていった・・・。
「何だと・・・・おいっ・・・」
すると、髪を鷲掴みにしたまま起こしてから、かおりの頬に張り手を叩き込んでいった。
バシィィィィ・・・・・
「ぶふうぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・」
保田の強烈な一撃に、かおりは転がされるように倒されていった。
既に涙目のかおり。座ったまま怯えている様子で、保田を見つめていた・・・。
だが、構わず保田がかおりに迫ると、素早く両足を掴むと、一気に逆エビ固めをきめていった。
グイッ・・・
かおりの全身に激痛が走る。背骨は反らされて軋んでいくが、かおりはギブアップも出来なかった。そう、ギブアップ=レイプ処刑だから・・・。
「いやあああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
かおりの悲鳴がリングに響いていくと、保田がギブアップさせて早く終わらせようと揺さぶっていった。
「おらおらっ・・・早くギブアップしちゃえよ・・・・いい身体してるんだから・・・」
涙目で必死にロープに逃げようとするかおり。手を伸ばしていると、ビキニの間から84pの美乳が飛び出していった。
だが、そんな事を気にする余裕もないかおり。
しかし、泣き出すが耐えていくかおりの姿に、保田が一旦技を解いていった。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
マットに俯せ状態で倒れ込んでいるかおり。
「おらおらっ・・・もう終わりなのかよ・・・」
そのかおりを更に虐めようとしてか、保田の爪先がかおりの股間を抉っていった。
グイグイッ・・・
「はうっ・・・・」
股間をこねられて、かおりは悲鳴を声をあげていた。
バシッ・・バシッ・・・
「ああんっ・・・・ああっ・・・・」
更に、保田の重いストンピングがかおりの腰に襲いかかると、かおりはその苦しさに喘いでいった。
グイッ・・・
「ほらほらっ・・・早くギブアップって言えばいいんだよ・・・おらっ!」
更に起こしてから、かおりの顔面をトップロープに押しつけて、擦り付けるようにしてサミング攻撃をしていく保田。
ギュギュギュ・・・
「ぎゃああああぁぁぁぁ・・・・・目がぁぁぁぁ・・・・・・」
これには絶叫して悲鳴をあげていくかおり。
まさに残酷な展開だったが、保田はファイトマネーに目が眩んでそんな事は関係なかった。
更に、羽交い締めのようにして押さえつけると、ジタバタと暴れ出すかおりのビキニトップを剥ぎ取って、84pと言われる美乳を露わにしていく保田。
ビリッ・・・
「きゃあああぁぁぁ・・・・やめてよ、こんなの反則でしょ・・・やめてぇぇぇ・・・いやあああぁぁ・・・・」
胸を露わにされて悲鳴をあげるかおり。
しかし、保田は剥ぎ取ったビキニを丸めると、それをかおりの口の中に捻り込んでいった。
「うぐぐっ・・・」
苦悶の表情を浮かべるかおりだが、保田が放してから向き合う形になると、そのかおりのお腹へボディブローを叩き込んでいった。
グシュ・・・・
「んっ・・・・ウエッ・・・・・」
お腹を殴られた瞬間、かおりの目が見開かれると、一瞬間を置くようにしてから口からビキニを吐き出すと、涎を垂らしながら座り込むかおり。既に泣き出していた。
すると、かおりも泣きながらも意地になって、目の前にある保田の股間にパンチを打ち込んでいった。
バシッ・・・
「うっ・・・・うぐぐっ・・・・・」
まさかの急所パンチに、保田が股間を押さえ込んでダウンすると、かおりは胸を揺らしながらストンピングの反撃に出た。
バシッ・・バシッ・・・
「何よぉぉ・・・わ、私だって・・・私だってぇぇ・・・・・」
泣きながらストンピングを叩き込むかおりだが、リングサイドでは怜がニヤリとして見つめていた。
しばらく蹴られていた保田だが、完全に表情を怒りに変えて起きあがると、蹴りこむかおりに迫った。
「オマエ・・・ブチ殺してやるぜ・・・頭に来たぜ・・・・」
そう言うと、いきなり驚くかおりの顔面に張り手を叩き込むと、倒れたかおりのお腹へ徹底してストンピングを叩き込むと、かおりは口から胃液のような物を吐き出していくが、保田はそのかおりの顔面まで踏みしめて痛めつけた。
まさに残酷な展開だったが、観客もドミネーションに酔っている様子で、保田も急所攻撃に完全に頭に血が昇っているようで、相手がタレントと言う事も忘れている勢いだった。
「よ〜し、オマエをサンドバッグにしてやるぜ・・・・」
保田がニヤリとすると、かおりを起こしてからトップロープとセカンドロープに両腕を絡ませると、顔面からお腹、そして白い乳房へとパンチを叩き込んでいった。
「ふぶぅっ・・・・・ううっ・・・あぐっ・・・ああっ・・・・・」
殴られるたびに泣き叫ぶかおり。
口からは血が飛び散り、乳房も紫色に内出血で変色したりしていた。
あまりの強烈なパンチの前に、かおりが意識を失い掛けると、保田がこれはマズイとばかりに張り手を入れて意識を取り戻させていった。
パシッ・・パシッ・・・
「おいおい、簡単にオネンネするなよ・・・おいっ!」
失神する寸前に、保田に意識を戻されていくかおり。まさに残酷プロレス。
更にお腹を殴り続けると、かおりは咳き込みながら口から胃液を吐き散らしていった。
「うううっ・・・オエッ・・・・ううっ・・・・・」
グッタリと下を向くように晒し者にされているかおり。まさに美女の磔シーンだった。
だが、保田の責めは続いていた。
「だったら・・・ココを責めればギブアップするだろう!」
すると、急所攻撃のお返しとばかりに、かおりのビキニに覆われた股間に対して、アッパーパンチを叩き込んでいった。
バキィィィィ・・・・・
「ひぎいぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・・」
保田は地下プロレス初参戦という事もあり、加減もせずにかおりの股間を突き上げたから、かおりは恥骨から脳天に向かって突き抜けるような衝撃に、一瞬間を置いて失神してしまった・・・。それに加え、股間からは異臭を放つ液体まで垂れ流して・・・。
『カンカンカンカン・・・』
この状態にレフリーがゴングが要請すると、失神KOと言う事で試合は終わりを告げていった。
無惨、怜との一戦だと思っていたかおりは、今やロープに磔にされ、股間からは白いビキニショーツを黄色く変色させて、太股かせらマットに対して小便まで垂れ流す最悪な結果に追い込まれていった・・・。
だが、あれだけ虐められながらも、ギブアップもしなければ、股間への反撃などの意地も見せたかおり。
一方、ギブアップ勝ちが出来なかった保田は、納得のいかない表情で金網リングから出ると、早々と引き揚げていった。
『ただ今の試合、保田忠夫選手の失神KO勝利となりました!』
レイプ処刑は免れたかおりだが、全身を痛めつけられて、担架に乗せられて引き揚げていくのであった・・・。
その光景を見る怜も、自らが仕組んだ罠だったが、あまりの迫力に驚いている様子にも見えていたが、こうして金網戦が終わっていった。



第8試合

「地下プロレス?・・・タレント同士がプロレスするんだぁ・・・・」
ボーッとしながら、控え室で呟くのは、あの猛娘のメンバーの安田圭だった。
ネットなどで強いのではと言われていた彼女だったが、遂に誘いを受けて地下リングに立つこととなっていった。
プロレスのトレーニングを受けて、意外とプロレスが合っているような感じだったが、デビュー戦は猛娘同士と言う事で、先に地下リングデビューしていた石河梨華が選ばれていった。
そして圭は黒競泳水着に着替え終えると、試合の時間を待っていた。
いつもなら、同じ楽屋などのはずの梨華も、この日は対戦相手と言う事で別の控え室となっていたが、梨華は白い競泳水着に着替えて試合の時間を待っていた。
「や、安田さんと試合かぁ・・・」
同じメンバー内でのカードと言う事で、少し緊張感が和らいでいる感じの梨華。当然、地下プロレスでは先輩かもと笑っていた。
試合の時間が迫ると、ここで控え室から圭と梨華がリングに向かっていった。
しかし、2人の前に現れたのは、金網に囲まれたリングだった・・・。
「えっ・・・金網デスマッチ?!」
梨華が驚いていると、反対側からは圭が平然とリングインしていった。
「石川ぁぁ・・・早く始めようよ、私たちのプロレス!」
まるでどっちが地下プロレスのデビュー戦がわからない状態だったが、圭に急かされて梨華も金網リングに入っていった。
すると、レフリーが入ってきたが、女性のようだった・・・。
「えっ・・・飯口さん・・・・」
そう、梨華が驚くのも無理はなく、これまた地下プロレス初登場の飯口圭織だった。
「そう、この試合は私が見てあげるわ・・・。2人とも、しっかりと魅せるプロレスをするのよ・・・」
圭は黙ったままペコリと頭を下げると、リングアナのコールが始まっていった。
『第8試合・・・猛娘プレゼンツ・・・青コーナー〜、本日がデビュー戦〜っ、安田〜圭〜っ!』
そのコールに、落ち着いた様子で観客席に一礼する圭。
『赤コーナー〜、猛娘1の美少女戦士〜、石河〜梨華〜っ!』
そして梨華もコールを受けると、観客席に照れながら一礼していった。
『レフリー、飯口圭織っ!』
遂に試合開始を待つだけになったリング上。
トップロープを掴んで何かを考え込む圭。
一方、飛び跳ねたりしてゴングを待つ梨華。
そして・・・。
『カァーン!!』
ゴングが鳴らされると、まずは圭と梨華が睨み合うようにして距離を詰めていった。
バンッ・・・
「くっ・・・」
「うっ・・・」
2人が同時に踏み込むと、まずはプロレス的に組み合って押し合う展開になっていった。
だが、この展開も肉付きの良い圭が有利なのか、力で押していく感じで梨華をロープまで押していった。
そして梨華をロープに押しつけると、レフリーの圭織がブレークを命じようとすると、その前に梨華の水着に包まれたバストへチョップを叩き込んでいった。
バシィィィ・・・・
「いっ・・・たぁぁぁぁぁ・・・・・」
堪らず胸を押さえて痛がる梨華。
更にロープに振っていく圭が、戻ってくる梨華の顔面にジャンピングニーパッドを叩き込むと、梨華が大の字になって倒れていった。
バキィィィ・・・・
「きゃああぁぁぁぁ・・・・・」
すると、圭が肘を観客にアピールすると、倒れている梨華の胸を狙ってエルボードロップを落としていった・・・。
だが、これは梨華が転がるようにして避けると、圭は自爆して肘を痛めていった。
素早く立ち上がる圭。そして梨華も立ち上がると、今度は反撃とばかりに低空ドロップキックを圭の膝に叩き込む梨華。
バシッ・・・
「ぐわっ・・・・」
膝を押さえて倒れ込む圭。
グイッ・・・
「いくわよぉぉぉぉぉ・・・・」
意外な叫び声をあげて、梨華が圭の髪を掴んで起こしていくと、一気にボディスラムでマットに背中から叩き付けた。
バシィィィ・・・・
そして倒した圭に覆い被さるようにして、梨華がフォールしていった。
『ワン・・・ツー・・・・』
レフリーの圭織のカウントが入ると、圭が焦った様子で肩を上げていった。
更に、梨華がマットに座らせた状態で圭の顎に腕を回すと、そのままスリーパーで締め上げた。
グググッ・・・
「くっ・・・」
梨華の頑張りに、次第に圭の表情が変わると、無理矢理とも言えるが梨華の髪を掴んで放させていった。
グイッ・・・
「イタタタタタタッ・・・・ズルイですよ、髪を引っ張るなんて!」
梨華が放してから立ち上がると、圭に向かって抗議した。
だが、圭は立ち上がってから梨華に向かって太い腕からのラリアットを叩き込むと、髪を掴んで起こしてから呟いた。
「甘い事を言わないでよね・・・石河。・・・リングに上がったら真剣勝負なんでしょ?」
完全に決まっていなかったが、梨華はダメージを受けたのか苦しそうな表情を浮かべていた。
更に、ロープに梨華を振るとラリアットで倒していく圭。
バシィィィ・・・
すると、圭が倒れた梨華から離れると、梨華がフラフラして立ち上がるのを待っていた。
「ううっ・・・」
フラつきながら立ち上がる梨華。
バキィィィィ・・・・
「喰らえぇぇぇぇ・・・・・」
「ああんっ・・・・」
その立ち上がった梨華の後頭部に、今度は勢いをつけたラリアットを叩き込む圭。
今度は豪快に顔面からマットに叩き付けられるように倒れていく梨華。
更に追い込むようにして、圭が背中に座ってキャメルクラッチで梨華を攻め立てた。
グググッ・・・・
「うぐぐぐっ・・・・ううっ・・・・ぐるじい・・・・んんっ・・・・」
梨華が両手両足をジタバタさせて苦しむと、圭は構わず顎に掛けた両手を引っ張っていった。
藻掻き苦しむ梨華に、レフリーの圭織が問いかける。
『ギブ・・・ギブアップするの?・・・石川っ?』
その問いかけに、ギブアップ寸前の梨華。
しかし、圭が簡単には試合を終わらせないとばかりに、キャメルクラッチを解いてからヒップドロップで痛めつけていった。
ドシュ・・・
「きゃああぁぁぁぁぁ・・・・・あああっ・・・・あっ・・・」
背中に手を回して苦しむ梨華。その可愛らしい顔が苦悶に歪む光景に、観客席からは歓声がおきていた。
グイッ・・・
「立ちな・・・猛娘のメンバーなら甘い事を言わないでよね・・・」
圭が梨華の髪を掴むと、そのままコーナーに追い込んでいった。
「うううっ・・・・く、苦しいですぅぅ・・・・・・」
コーナーに追い込まれていく梨華は、追い込む圭に対して苦しいと訴える。しかし圭はそんな事を気にしている様子もなかった。
ボシュ・・
「うぐっ・・・・・」
梨華の顔が苦悶に歪む。そう、圭の拳が梨華の柔らかいお腹に叩き込まれたのだった。
まるで女の子同士のリンチのようであったが、圭は続けてボディへ数発パンチを叩き込むと、梨華の口からは悲鳴と共に涎が垂れ流れていた。
その梨華の両腕をトップロープに乗せて寄りかからせると、少し距離を置いてから串刺しラリアットで攻め込む圭。
バキィィィィ・・・・
「んああぁぁぁ・・・・・・・」
圭の串刺しラリアットに、悲鳴をあげてコーナーに崩れ落ちていく梨華。
更に、同じメンバーなのにリングだと関係ないとばかりに、圭の重いローキックが梨華の顔面に襲いかかった。
バキィィィィ・・・・
コーナーポストと蹴り足に挟まれて、梨華は意識を朦朧とさせるように俯せに倒れ込むと、圭織が圭を止めてから意識の確認をしていった。
パシッ・・パシッ・・・
『どうしたのよ・・・石河っ・・・続けるよ!』
圭織の言葉に反応はするが、起きあがることの出来ない梨華。
グイッ・・・
しかし圭が髪を掴んで起こしていくと、観客に片手を挙げてアピールすると、一気にチョークスリーパーで締め上げていった。
グググッ・・・
「んんっ・・・んんんっ・・・・」
両手で必死に圭の腕を掴もうとする梨華。
しかし、圭の強烈なチョークスリーパーの前に、あっさりと失神状態にされていった・・・・。
梨華の両腕がダラリと下がると、ここで圭織が仕方ないとばかりにゴングの要請をしていくのであった。
『カンカンカンカン・・・』
圭が梨華を放すと、梨華は力なくマットに倒れ込んでいった。
まさかの失神スリーパーでの決着。
普段は笑顔の彼女たちも、リングに立てばメンバーも関係ないと言った所だろうか・・・。
これで、阿部なつみ、五藤真希、石河梨華、安田圭とメンバーが地下リングデビューを果たしていくが、次は飯口圭織が地下リングデビューだろうか・・・。
そして、今夜デビューした圭は、失神した梨華の意識を取り戻させると、観客席に向かって一緒に頭を下げていくと、圭織と3人で控え室に戻っていくのであった。



第9試合

「地下プロレス・・・売り出す為には仕方ないわね・・・キャットファイトみたいなのかな・・・」
控え室で少し緊張気味な表情を浮かべているのは、レースクイーンの植原ゆいだった。
指定されたピンク色のビキニに着替えると、プロレスの練習はして様子だったが、細い腕からは投げ技などはきつそうだった。
一方、このゆいのデビュー戦の相手になるのは、同じく売り出し中の人気RQの榎本らんだった。
ゆいと同じく指定されたビキニに着替えると、素足のまま控え室で時間を待ったが、少し緊張している様子だった。
「RQ同士の試合なんて・・・・。ビキニだし・・・脱げたらやだなぁ・・・・」
らんもこれから始まる試合に不安感があるみたいだったが、時間が告げられると試合会場に向かっていった・・・。
すると、金網リングの脇に、プロレスのリングではない特製のビニールシートなどで作られた、泥レスやオイルレスリングに使うリングが用意されていた。
「えっ・・・泥レス・・・・」
らんが驚いていると、そのリングの反対側ではゆいも驚いていた。
「やっぱりキャットファイトって言うんでしょ・・・これ?」
黒服に問いかけるゆい。
すると、ロープが張られているが、コーナーに立たされていくゆいとらん。
『それでは・・・第9試合は特別RQオイルレスリングを行います!』
そのコールに大歓声に包まれる会場内。
『青コーナー・・・榎本〜ら〜ん〜!!』
コールされて、一応は緊張しながらも笑顔を浮かべるらん。
『赤コーナー・・・植原〜ゆ〜い〜っ!』
そしてゆいも、この地下プロレスの異様な雰囲気に戸惑いを見せるも、笑顔を浮かべて観客席に頭を下げた。
2人ともスレンダー系だが、特にらんのウエストが53pと言うのは、地下プロレスで壊されるのではと心配する声が出るほどだった。
対して、ゆいは85pの胸が作り出す胸の谷間に、観客達の視線が集まっていた。
『ここで、オイルレスリングのルール説明をします。勝敗はギブアップのみで、凶器の使用は認められません!なお、着ているビキニについては凶器にはなりません!』
その説明が終わると、ゆいとらんがビニール製の特製リングに膝をついていくと、レフリーによって特製のオイルが身体に塗られていった。
スポットライトの光に光り輝くらんとゆいのスレンダーボディ。
『カァーン!!』
そしてゴングが鳴らされると、ゆいとらんが足場の滑るリングで立ち上がってから睨み合った。
だが、立ち上がると転ぶ可能性もあるが、レースクイーンらしく(?)立ち上がって目立とうしていた。
動きのないリング上だが、いきなりらんが膝をついてからタックルのように組み付いていった。
ヌルッ・・・
「きゃっ!」
思わずゆいの悲鳴があがると、ゆいがオイルのリングに仰向けに倒れて、その上から抱きつくようにらんが乗っていった。
いつもの殺伐として地下プロレスと違い、2人のヌルヌルした中で絡み合う姿は、妙なエロさがあった。
らんの腕がゆいの喉元に食い込むと、いきなりらんがギロチンチョークを狙っていった。
しかし、オイルで滑るリングなので、ゆいが身体を動かして返すと、今度はゆいが上から覆い被さっていった。
パシッ・・・
「イタッ・・・・」
今度はゆいの張り手がらんの頬を襲うと、らんが悲鳴をあげた。
悲鳴をあげるらんも、下からヒザ蹴りを出していくと、そのヒザがゆいのお腹に当たると、初めて受けるお腹への責めに藻掻き苦しむゆい。
グニュ・・・
「ぐふっ・・・うううっ・・・・うっ・・・・」
突然お腹を押さえてオイルまみれのリングに倒れるゆい。
すると、らんがチャンスとばかりに馬乗りのようにして、ゆいの身体に張り手からパンチとラッシュをかけていった。
パシッ・・・グシュ・・・パシッ・・・
オイルレスリングとしては珍しい打撃攻め。ゆいとしても反撃したいが、お腹に力を入れていなかったせいもあって、苦悶の表情を浮かべて苦しんでいた。
更に、フラつきながららんが立ち上がると、ストンピングを狙って蹴りこんでいくと、ゆいも叫び声をあげていった。
「ううっ・・・な、何するのよぉぉぉ・・・・冗談じゃないわよ!」
叫び声をあげると、お腹の痛みも我慢しながら、ゆいが下かららんの蹴り足を掴んで倒すと、馬乗りになってから顔を狙ってパンチを叩き込んでいった。
総合の練習をしている訳ではないが、ゆいは本能的に女の喧嘩と言う感じで殴りかかると、
らんも気が強い方ではないが、顔を殴られてはと殴り返すと、オイルレスリングと言う特殊なリングだけあって、組んずほぐれつの状態でオイルの中を転がり回っていった。
全身をオイルで光らせながら、お互いを倒そうと攻め合うらんとゆい。
すると、今度はらんが上になると、張り手を顔面に入れていくと、ゆいも藻掻いていった。
ズルッ・・・
「きゃ・・・・・」
そう、そのゆいの手が偶然にもらんのビキニブラジャーに引っかかると、らんの片方の胸が露わになっていった。
大きくないが、美乳とも言えるらんの乳房に対して、観客席から歓声が上がると、らんもお返しとばかりにゆいのビキニを剥ぎ取っていった。
「何するのよ、私だって!」
「いやっ・・・やめてよぉぉぉ・・・・」
すると、らんの手にはゆいのビキニブラジャーが握られて、ゆいの形のよい大きな胸が露わになっていった。
今度はお互いに露わになった胸に対してパンチ・張り手・引っ掻き攻撃などあらゆる攻撃が出ていくと、2人は苦痛の表情を浮かべながらも、オイルの中で絡み合っていった。
その展開が続いていくと、ゆいが偶然にも仰向けのらんの顔面に座る事に成功すると、ゆいが観客にアピールするように、光り輝く手を挙げていった。
「これでも喰らえぇぇぇ・・・・・」
ゆいの絶叫する声に続いて、らんの顔面に対して、顔面騎乗攻撃で股間を密着させていくゆい。
ビキニショーツにオイルがタップリと染み込んでいて、それに加えてゆいが体重をかけてグイグイと股間を押しつけてくると、らんは堪らずギブアップしていった。
パンバンッ・・・
ゆいの足に必死にギブアップの意思表示のタップをするらん。
そのらんのギブアップを確認すると、レフリーがゆいを止めていった。
『カンカンカンカン・・・』
試合終了が告げられると、ゆいも一応はデビュー戦勝利を驚いたが、息を荒げて倒れているらんの胸に足を乗せると、ガッツポーズをとって観客にアピールしていった。
一方、負けたらんは胸まで踏み付けられて、屈辱の中で視線を集めているのであった・・・。
『ただ今の試合、植原ゆい選手の勝利となりました!』
アピールが終わると、ゆいはそのまま控え室に戻っていくが、控え室の途中で胸も露わにエキサイトしていた自分に対して、涙を浮かべているのであった・・・。
「わ、私・・・こんな事してまで売れなきゃいけないのかしら・・・ううっ・・・」
こうして、ゆいのデビュー戦は終わりを告げていった。


第10試合

「絶対に勝ってやる・・・」
控え室で、早くも気合いを入れているのはあの元RQの須野内美帆子だった。
何故なら、今夜の対戦相手はあの加納美香だったからだった。
加納美香。姉の恭子と共に前回のデビュー戦では、美帆子と同じく元RQの写真集などを発売すれば大売れと言う、鈴本史華を残酷な浣腸処刑にまでした相手。ここは元RQとして何としても倒したい相手だった。
今夜は、美帆子も黄色いスポーツビキニに身を包んでいたが、体格では美香が絶対的有利だった。
しかし、美帆子にはこれまでの経験があるし、プロレス的な技術も上だと自信を持っていた・・・。
一方、美香の方も控え室で早くも恭子から色々と言われていた・・・。
「良いこと、美香さん・・・。今夜の相手はまた元RQだとか言っている女ですから、たっぷりと虐めてあげないと・・・。」
その恭子の言葉にニヤリとしていく美香。
「お姉さま、大丈夫ですわ・・・。だって、あんな線が細くて、醜い女に負ける訳がないではないですか・・・。」
その美香の言葉に、恭子は不気味な笑みを浮かべた。
美香は白いワンピース水着に着替えると、試合の時間を待っていった・・・。
そして時間が来ると、美帆子と美香はリングに向かっていった。
リングインする美帆子は、続いてリングに上がる美香に最初から睨み付けていた。
セコンドの恭子も、その美帆子の鋭い視線に気が付いていくと、美香に何やら囁いていった。
美帆子は威嚇するかのように、コーナーポストにヒザ蹴りを叩き込むと、ウォーミングアップをしていった。
そのリングに、またも意外なレフリーが現れていった・・・。
『黙れよ、オマエらうるさいんだよ!』
そう、またも往年の悪役レフリーの阿部二郎だった。
「ふっ・・・関係ないわ・・・今夜は倒せばいいんだから・・・」
阿部の登場にも別に気にする素振りを見せない美帆子。
だが、さすがは加納姉妹の美香だった。
T170B98W58H91の身体をワンピース水着に包んで、胸元は胸の谷間を作り出してアピールしているようだった。
一方、さすがは元RQだけあって、T165B83W58H85と言う見事なボディを、お腹を出してセクシーさをアピールしてかのスポーツビキニ。黄色と言うのは、かつての美帆子のレースクイーン時代のコスチュームの色からだった・・・。
『第10試合を行います・・・』
そしてリングアナのコールが始まっていくと、美帆子と美香は各のコーナーでコールを受けていった・・・。
『青コーナー〜、須野内〜美帆子〜っ!』
コールを受けて手を挙げていく美帆子。その美帆子に対しては観客席から加納姉妹に勝ってくれとばかりに声援が飛んでいた。
『赤コーナー〜、加納〜美香〜っ!』
一方、不気味な笑みを浮かべてコーナーで一礼する美香。
しかし前回の鈴本史華との試合がインパクトがありすぎて、観客席からはブーイングが飛んでいった。
『カァーン!!』
そして早くもゴングが鳴らされていくと、美帆子が打撃スタイルの構えから距離を取っていった。
一方、美香はノーガード状態から、美帆子との距離を詰めていった。
バシッ・・・
いきなり決まっていく美帆子の鋭いローキック。細い身体からの鋭い蹴りは、ある意味格好のよいものだった。
蹴られても表情を変えない美香。
しかし、美帆子は続けて膝を狙ってローキックを打っていくと、美香の表情が変わってきていた。
その美香の様子に、セコンドの恭子が叫んだ。
「美香さん、そんな蹴りで何してるの・・・」
その恭子の激に、美香が一気に間合いを詰めて美帆子に組み付いていった。
体格で振りの美帆子は、その美香の突進を止めようと膝をカウンターで合わせると、美香のボディへ美帆子の膝が炸裂するが、美香は勢いでロープに美帆子の身体を押し込んでいった。
ロープに押し込まれて苦悶の表情を浮かべる美帆子だが、近距離ならと美香の顔面にエルボースマッシュを打ち込んでいった。
バキィィィィ・・・・
「イタッ・・・・」
これには美香が悲鳴をあげると、顔を押さえて痛がっていた。
その様子に、美帆子が追い込もうとすると、何とレフリーの阿部が割って入っていった。
『ダメだよぉぉぉぉ・・・ロープでしょ!』
阿部が美帆子を美香から離すと、セコンドの恭子と合図をしていった。
仕方なく美帆子が距離を置くと、美香がフラつきながらも構えていった。
今度は、美香がタックルのように組み付こうとすると、美帆子は上手く勢いを受け流して避けていった。
逆に、美帆子がロープに走って勢いをつけると、美香に対してフライングレッグラリアートを叩き込んで攻め込むと、美香が堪らずダウンしていった。
実力を上げてきていた美帆子は、更に倒れている美香の足を掴んで逆片エビ固めを極めると、美香の顔が苦痛に歪んでいった。
だが・・・。
『ダメダメ・・・放さなきゃ・・・ほらっ!』
そう、阿部がまたも美帆子にロープだとか何とか難癖をつけると、ブレークを命じていった。
「うるさいわねぇ!・・・ロープに届いてないでしょ!」
美帆子も阿部の言葉に怒り出すが、取りあえず美香を放してから阿部に詰め寄った。
すると、美香が立ち上がって阿部に詰め寄る美帆子の背後から、一気にラリアットを叩き込むと、美帆子が不意を突かれて倒れ込んだ。
更に、倒れ込む美帆子のお腹へカウンターのヒザ蹴りを叩き込む阿部。レフリーまでグルの連携に、美帆子は一気に劣勢に追い込まれていった。
グシュ・・・
「ぐぶっ・・・」
堪らずお腹を押さえて苦しむ美帆子。その光景に観客席からはブーイングが飛び出すが、美香と阿部は構わず続けていった。
グイッ・・・
美帆子の髪を鷲掴みにして起こしていくと、美香の強烈なヘッドバッドが炸裂していった。
バキッ・・・
「ぎゃあ!」
思わず声をあげる美帆子。しかし美香はボディスラムでマットに叩き付けると、続けてストンピングで攻め込んでいった。
だが、美香のストンピングに美帆子も下から、足を絡めて関節技を狙っていくと、ここで阿部がまた邪魔をしていった。
『反則、下から攻撃したらダメっ・・・いいっ!』
訳のわからない注意をして、美帆子の顔面を踏み付けていく阿部。
あまりのインチキぶりに美帆子がキレたのか、転がるようにして立ち上がると、美香ではなく阿部に詰め寄った。
「うるさいわねぇ・・・・アンタから倒してあげようか?」
端正な顔を怒りの色に変えて、美帆子が詰め寄ると、身長差から見上げるように阿部も言い返す。
『レフリーに脅迫っ?・・・反則とるよ、反則っ!』
その阿部の言葉に、美帆子が首相撲の体制に持ち込むと、顔面にヒザ蹴りを叩き付けて阿部をグロッキー状態にしていった。
『いいぞぉぉぉ・・・・須野内〜っ!』
観客席から歓声がおきると、続けて美帆子が美香に構えていった。
すると、レフリー不在のリングに上がる一人の影が・・・。
「ふふふっ・・・美香さん、私がレフリーになるから安心しなさい・・・ふふっ・・・」
不気味な笑みを浮かべて、レフリーの格好をした姉・恭子がリングインすると、美帆子が叫んでいった。
「何よ、アンタがなんでレフリーな訳?・・・いいわよ、だったらKOしてあげるから・・・」
美帆子が認めたと言う判断で、試合が続行されていく・・・。
すると、距離を置いてローキックで下から崩そうとする美帆子。
バシッ・・・バシッ・・・
音を立てて美香の太股から脹ら脛に美帆子の脛が当たると、美香の顔が苦痛に歪んでいた。
次第に美香の動きが鈍くなると、美帆子のローキックのダメージで白い足に内出血をおこしていた。
意外な美香の苦戦を見て、恭子が何かを考えていた・・・。
だが、当の美香も苦し紛れに美帆子に動きの鈍いタックルを仕掛けると、美帆子がフロントから捉えてから、美香を俯せ状態にして潰していった。
美香が下を向いた状態で、この体制からどうして良いか考えている瞬間、美帆子の片足が高く浮かんでいった。
ゴキィィィ・・・・
「んっ・・・・」
美香の苦痛の声が漏れると、脳天目掛けて美帆子のヒザ蹴りが叩き込まれていった。
まさに格闘技戦を見ているようにシーンに、恭子が驚きの顔を浮かべた・・・。
(意外とやるじゃないの・・・ブスのクセに・・・)
だか、恭子が見ている目の前で、美香が必死に脳天を手でガードしようとする上から、美帆子のヒザ蹴りが叩き込まれていった。
すると・・・。
「やめなさい・・・ストップ・・・反則でしょ・・・」
いきなり恭子が美帆子を美香から放していくと、美帆子が怒り出した。
「何よ、反則じゃないわよ!」
座った状態で抗議する美帆子だが、フラつきながらも美香が立ち上がり様に、一気に飛び込むようなラリアットを美帆子の細い首に叩き込んでいった。
バキィィィィ・・・・
「んああぁぁぁ・・・・ああんっ・・・」
堪らず首を押さえて苦しむ美帆子。そのリング上の光景に観客席からはブーイングがおきていくと、まずはダメージの少ない美帆子を追い込もうと、美香が立ち上がってストンピングでお腹を蹴り始めた。
続けて、恭子まで美帆子の顔面を蹴りこむと、美帆子は同時のストンピング攻撃に悲鳴をあげた。
「ぐわっ・・・ああっ・・ぐふっ・・・」
その光景にまたもリングに対して、観客からブーイングがおきるが、構わず恭子と美香が2人掛かりで攻めていった。
「ふん、面倒だから美香さん、2人でこの勘違いの不美人さんにお仕置きをしてあげましょう・・・」
その恭子の言葉に、美香が笑みを浮かべると、まずは2人掛かりのブレンバスターで投げていった。
バシィィィ・・・・
無惨にもマットに背中から叩き付けられていく美帆子の身体。
一瞬呼吸が止まる衝撃に、美帆子は大の字状態に倒れたままであった。
グイッ・・・
「立つのよ・・・」
恭子が髪を掴んで起こしていくと、美帆子も意地を見せていった・・。
グシュ・・・
「ぐふっ・・・」
「これでも喰らえっ!」
そう、立ち上がり様に恭子のお腹へ握りしめた拳を叩き付けると、恭子がフラついていった。
「お、お姉さま・・・・」
その光景に、美香の突進してくると、美帆子のトラースキックが美香のお腹を抉り込んで、美香もダウンさせていった。
『いいぞぉぉぉ・・・須野内〜っ!』
歓声が起きる中、美帆子が立ち上がると観客席に向かって手を振るようにしてアピールしていった。
恭子と美香がお腹を押さえているから、美帆子は更に観客に自らの行為をアピールすると、またも後ろから阿部が乱入していきた。
グググッ・・・
「うぐぐっ・・・・」
「男を舐めるなよぉぉ・・・・この女っ!」
そう、タッチロープを解いて、阿部が美帆子の首に背後から巻き付けていったのであった。
首を絞められて、危険な状態だがレフリーは恭子、それにレフリーだった阿部の反則行為にまさにリング上で3対1状態の美帆子。
阿部の巻き付けるロープに指を掛けて、美帆子が藻掻き苦しむと、恭子が近づいてきた。
「生意気な真似をして・・・解っているのかしら・・・どういう事になるのかねっ・・・・」
恭子が不気味に笑みを浮かべると、美帆子も言い返した。
「何よ、こんなやり方でしか勝てないって言うの・・・ぐふっ・・・」
そう、美帆子が言い返していると、恭子が強烈なボディブローを叩き込んでいった。
息を詰まらせて苦しむ美帆子。続けて美香まで近づくと、3人掛かりで美帆子の身体をロープに固定していった。
そして、エプロンサイドから阿部が首にロープを巻いて、恭子と美香は美帆子の両腕をトップロープとセカンドロープに絡ませて動けなくしていった。
首に巻き付けられたロープで苦しく、腹筋に力が入らない状態の美帆子に、恭子が嬉しそうにお腹へパンチを叩き込んでいった。
グシュ・・・バシッ・・ボフッ・・・
「ぐふっ・・・んんっ・・・・」
殴られるたびに、美帆子の顔が苦悶に歪んでいく。この滅茶苦茶な展開に、まだ誰も助けに入ろうとしなかった。
更に、恭子が何かを指示していった。
「美香さん、アレを用意してあげなさい・・・」
「はい、お姉さま・・・」
恭子の指示に、美香が何かを握ってリングサイドから持ってきた。
ジョロジョロ〜っ・・・・
美香が持ち込んできたのは、先端から水が溢れ出すホースだった。
そして・・・。
「な、何するのよ・・・・」
美帆子が呟く。
「ふふふっ・・・・美と言うのは大変な苦労を伴う物・・・。今夜は貴方の内側から綺麗にしてあげましょう・・・」
そう言うと、ロープに磔状態の美帆子の口にホースを突きつけた。
美帆子の身体に水が掛けられていくと、黄色いスポーツビキニが水を吸って色を変えていった・・・。
「何をする気なのよ・・・・」
内心は怯えていたが、健気にも言い返していく美帆子。
「こういう事よ・・・」
恭子の言葉に続いて、ホースの先端が美帆子の口の中に入れられていった・・・。
「ぐぼばっ・・・がががっ・・・」
無理矢理に水を飲まされる形に、美帆子は口から水を溢れさせながら、藻掻き苦しんでいた。
しばらく水を飲ませると、ホースを抜いていく恭子。
「ふふふっ・・・美香さん、貴方打撃技が出来ないんじゃないかしら・・・だったらココに丁度いいサンドバッグがあるから、練習なさい・・・」
その言葉に、美香がニヤリとすると、ロープに磔になっている美帆子のお腹へミドルキックを叩き込んでいった。
バシィィィ・・・・
「うぐっ・・・・ううっ・・・・」
お腹を蹴られ、胃の中の水を口から溢れさせられそうになり、美帆子が必死に飲み込んでいった。
「美香さん、蹴り方が悪いんじゃなくて・・・」
そう恭子が美香に言い出すと、今度は恭子の喧嘩キックのような蹴りが、美帆子のお腹を抉っていった。
グシュ・・・
「うぐっ・・・ウエェェェェェェ・・・・・」
恭子の体重を乗せた爪先がお腹を抉ると、美帆子は口から激しく胃の中の内容物を吐き出していった。
すると、阿部がニヤリとして、ホースを口に入れて水を飲ませていった。
「ゴボゴボゴボ・・・・ゴブッ・・・・」
美帆子に対する水責めに、観客達がブーイングを送るが、恭子と美香、そして阿部が喜んで痛めつけていった。
ある程度、美帆子の口の中に水を入れていくと、美香の蹴りがお腹を抉っていった。
ドカッ・・・
「グボオッ・・・・ウエッ・・うえぇぇぇぇ・・・・」
堪らず口から水を吐き出していく美帆子。
その責めが何度か続くと、さすがの美帆子もフラフラ状態に追い込まれていった。
「美香さん・・・そろそろ・・・あれを・・・」
恭子が美香に何かを指示すると、美香がリングサイドから何かを持ってきていた・・・。
そして、恭子はロープからフラフラの美帆子を放すと、コーナーに連れて行ってボディスラムのように抱え上げると、トップロープに足を掛けて逆さ吊り状態にしていった。
コーナーに逆さ吊りにされると、股を開かれて、また黄色いビキニショーツも濡れていて、妙な色気を醸し出している美帆子の身体。
「な・・なにを・・・するの・・・・」
逆さ吊りで逃げられず、美帆子も怯えだしていく。
「黙ってなさい・・・」
その美帆子の顔を踏み付けて、恭子が黙らせていく。
すると、阿部が美帆子のビキニショーツを握ると、脱がすぞと脅していった。
「へへへっ・・・オマエの大事な所を出してやろうか?」
その阿部の言葉に、美帆子が怯え出すと、美香が特大の浣腸を手にしていた・・・。
そう、鈴本史華への浣腸処刑と同じ事を、今夜またやろうとしていたのだった。
だが、次のタイトル戦が2つあるからと、排出処刑はリングを汚してしまうと、謎の男が黒服に指示すると、阿部を始め試合を止めていった。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが打ち鳴らされると、恭子と美香が驚く中、アナウンスが流されていった。
『ただ今の試合、レフリー不在の為にノーコンテスト・・・無効試合とします!』
そのコールに、観客席からはブーイングもおきる中、逆さ吊りにされた美帆子は黒服に助け出されていった。
しかし、収まりきれない美帆子がマイクを要求すると、加納姉妹に対してアピールしていった。
「ちょっと・・・冗談じゃないわよ・・・その気があるなら、金網戦でシングルでデスマッチでもやってやるわよ!」
完全に頭にきている美帆子。
たしかに、前半の試合展開からすると、美香を倒すのも無理ではなかった気もした・・・。
だが、美帆子のアピールにも構わず、試合が終わったからと恭子と美香、そして阿部は引き揚げていった・・・・。
加納姉妹が引き揚げた後、美帆子も観客に頭を下げてから引き揚げていくのであった・・・。



第11試合

「つ・・遂に来たのね・・・この日が・・・・」
控え室で喜びの笑みを浮かべているのは、あの太谷みつほだった。
何故なら、待ちに待ったジュニアヘビー級のタイトルへの挑戦の日が来たからだった。
黒いスポーツビキニに身を包んで、ルールから顔面へのパンチの為にオープンフィンガーグローブも着けていた。
一方、今回は簡単に試合が終わらない予感のするのは、チャンピオンの沖菜恵だった。
違う控え室で、白い胸元の開いているワンピース水着に着替えて試合の時間を待っていた。
緊張感が漂う控え室。
恵も、みつほの実力には目を付けていたようで、今夜の試合はいつもになく緊張している様子で、ペットボトルの水を飲んで時間を待っていった・・・。
そして、時間が迫ると恵とみつほはリングに向かっていくのであった・・・。
歓声が2人を包み込む。そしてリングインしていくと、各のコーナーに立つと、視線を合わせようとせずにリングアナが登場するのを待っていく2人。
『第11試合・・・地下プロレスジュニアヘビー級タイトルマッチ・・・・青コーナー〜・・・挑戦者〜太谷〜みつほ〜っ!』
早くもみつほのコールがされていくと、みつほは緊張気味に手を挙げてアピールしていった・・・。
『赤コーナー〜・・・現ジュニアチャンピオン〜・・・沖菜〜恵〜っ!』
コールを受けると、落ち着いた表情を浮かべて観客に頭を下げていく恵。
しかし、内心は目の前のみつほに対して、少なからず恐怖心も抱いていた・・・。
そんな中、ゴングが鳴らされていった・・・。
『カァーン!!』
ゴングと同時に、みつほと恵がコーナーから歩き出すと、まずはリング中央で手を合わせていった。
クリーンな展開から始まると、またも距離を置いていく2人。最初は相手の出方を警戒している様子にも見えていた。
T156B84W59H85と言う、写真集でも全ては見せていないが、見事な身体の恵。白い水着が綺麗だった・・・。
一方、T158B80W56H81と恵に比べて引き締まった感のみつほ。毎日の腹筋などのトレーニングは伊達ではないようだった。
みつほがキックボクシングのように、アップライトに構えると恵との距離を縮めていった。
それに対して、恵もみつほの打撃を警戒するように、構えていた・・・。
バシッ・・・
まずはみつほの蹴りから試合が始まっていくが、素早いローキックが恵の膝を襲っていった。
蹴られて一瞬苦痛の表情を浮かべる恵。
しかし、負けじとローキックを返していくが、みつほに比べると威力は少なく、牽制程度のものに見えた。
逆に、恵がタックルではないが、立った状態から組み付こうとすると、みつほも差し合いで負けじと組み返すと、縺れてロープに寄りかかる展開になっていった。
『ブレーク!』
その展開に素早くレフリーがブレークを命ずると、恵とみつほが離れていった。
またも構えていく恵とみつほ。
すると、みつほが顔面へのジャブで牽制すると、恵も同時に低空ドロップキックをみつほの膝を狙って放っていった。
バシィィィ・・・
恵のドロップキックがみつほの膝に叩き付けられると、みつほが倒れていった。
そのみつほに覆い被さるように組み付く恵。
しかし、下から腕をキャッチしようとするみつほの反撃に、急いで恵がロープに足を伸ばしていった。
みつほも攻めようとするが、ロープなのでレフリーに離されていった。
緊迫感のあるリング上。残酷なイメージと違い、シリアスな展開に観客席も黙り込んでいた・・・。
すると、みつほからジャブで牽制して恵を押していくと、ガードしながらバックステップで逃げていく恵に、時折ローキックなども入れてみつほが押していった。
そして、みつほが首相撲の体制に持ち込もうとすると、恵も身体を密着させてヒザ蹴り対策をしていった。
だが、みつほも膝を横にするように、サイドからヒザ蹴りを叩き込んでいくと、恵の表情が苦悶に歪んだ。
恵も蹴られてばかりではと、一気に力を入れて変形したスープレックスでみつほをマットに倒していった・・・。
倒してから横四方の体制を取ろうとする恵。
だが、みつほも簡単にはサイドポジションを取らせず、足を使っての見事なボディコントロールでロープに逃げていった。
お互いが言葉も発しない緊迫感のリング上・・・。
レフリーに離れさせられて、みつほと恵がまたも構えて距離を置いていく。
なかなか噛み合わない2人のファイトスタイル・・・。
すると、今度は恵が大振りの張り手を出していくと、みつほが避けながらパンチを入れていった。
バシッ・・・
みつほのパンチが恵の顔面へ炸裂すると、一瞬恵の身体が止まった。
すると、ローキックからミドルキックへと蹴りで勝負に出ていくみつほ。
バシッ・・・バシィィィ・・・
「ぐっ・・・んぐっ・・・」
脇腹を抉られては恵も苦しそうだったが、打撃に付き合うと危ないと、組み付こうとすると、ヒザ蹴りをお腹へ叩き込まれていった。
グシュ・・・
「ぐふうっ・・・」
恵の苦悶の表情と共に、口から舌を一瞬出してしまう程の衝撃に、恵はダウン状態で転がっていった・・・。
その恵に、みつほが一気に畳みかけるようにして、腕を取ってから腕拉ぎ逆十字固めを極めていった。
ググッ・・・
「ぎゃあああぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
腕を伸ばされて遂に恵の悲鳴がリングに響いていった。
だが、みつほが技を解いて立ち上がると、同じく起きあがろうとする無防備な状態の恵の胸へ、ミドルキックを叩き込んでいった。
バシィィィィ・・・
「んんっ・・・・」
胸を蹴られて、呼吸が止まるほどの衝撃にフラつく恵。
すると、会場からは顔面コールがおきていった・・・。
『顔面・・・顔面・・・顔面・・・』
そのコールに押されるように、みつほが無防備な恵の顔面へハイキックを叩き込んでいった。
バシィィィ・・・
「んあっ・・・・・」
堪らずダウンしていく恵。顔面への強烈なハイキックに、意識を朦朧とさせている様子だった。
更に、恵がフラついて立ち上がると、またも顔面への容赦ないハイキックが襲いかかっていった。
バシィィィィ・・・・
「あんっ・・・」
またも恵が倒れ込むと、みつほが距離を置いて睨み付けていった・・・。
打撃に対しての対策不足だった恵。しかし、立ち上がらなければと、またも近くのロープを掴んで起きあがっていった。
相当に苦しそうな表情を浮かべるが、みつほも勝負だからと距離を詰めると、一気にロープに押し込んでの顔面パンチの連打を打ち込んでいった。
バシッ・・・バキッ・・・
女優の命とも言える顔を殴られ、必死に組み付こうとする恵。しかしみつほの鋭い打撃の前にボコボコにされていった。
顔に痣まで浮かんでくる状態だったが、恵は倒れずに耐えていると、みつほも信じられないとばかりにヒザ蹴りを叩き込んでいった。
グシュ・・・
「グホッ・・・・・」
これには恵の動きが止まると、お腹を押さえて座り込んでいった。
口から涎まで垂らしていく恵。この光景にみつほの打撃が凄いレベルだと観客も認識変えていった・・・。
当の恵も打撃技への認識を変えていったが、この時点では相当追い込まれている状態だった。
だが、攻めていたはずのみつほも、攻め続けるのと緊張からか、スタミナを相当使っている様子で、呼吸は乱れだしていた。
座っている恵の髪を掴んでみつほが起こすと、またもローキックでバランスを崩させると、顔面狙いのハイキックを叩き込んでいった。
バシッ・・・
しかし、恵が上手く蹴り足をキャッチすると、ドラゴンスクリューでみつほを倒していった。
「きゃっ!」
堪らず悲鳴をあげてリングに倒れ込むみつほ。警戒していた様子だったが、ハイキックが何度も当たっていたから、油断があったのか・・・それとも恵の偶然か・・・。
更に、倒れたみつほの足を掴んで、恵が俯せ状態のみつほに裏アキレス腱固めを仕掛けると、みつほが匍匐前進のようにして、急いでロープに逃げていった。
『ブレークっ・・・』
レフリーが恵を止めると、ここで立ち上がる状態から再開になっていった・・・。
恵としては惜しい展開だったが、みつほがロープに逃げたから仕方ない事だった。
またもスタンディング状態からの試合再開。
恵は打撃を警戒して、踏み込みが甘い状態だが、みつほも同じく恵の反撃に警戒して、ローキックを出そう狙っていた。
次の瞬間、いきなり恵がタックルのように組み付いていくと、みつほもローキックを出す相打ち状態だったが、蹴っているバランスの悪い状態のみつほを上手く倒していく恵。
上をキープしようと恵が組み付くが、みつほも自分のポジションを取ろうと取り合うと、縺れ合う展開になっていった。
レスリング技術は共にアイドルだから無いので、なかなか決まっていかないが、この展開で更に両者のスタミナが消耗されていった。
縺れ合うようにしてリング下に転がり落ちると、リング下で恵がみつほの髪を掴むと、気勢をあげて鉄柵に叩き付けていった。
ガッシャーン〜!!
「負けないわよぉぉぉぉ・・・・」
その恵の鉄柵への攻撃に、背中から叩き付けられてグッタリすると、恵が走り込んでから顔面へ喧嘩キックを叩き込んでいった。
バキッ・・・
「ぶふっ・・・・」
顔面を蹴られてグッタリするみつほ。
一気に試合の流れが変わってきたように見えていたが、恵も前半の打撃攻めでダメージが大きく、リングに戻ろうとする足つきはフラついていた。
みつほも立ち上がってリングに戻っていくと、恵はリングインの瞬間を狙わず、その間もスタミナ回復に使っている感じに見えていた。
またも間合いを取り合う恵とみつほ。
すると、みつほがローキックで牽制するように間合いを詰めていった。これには露骨に嫌がる恵。打撃を相当嫌がっているように見えた。
必死に組み付こうとしていく恵。
だが、みつほが組み付く事を拒むようにして、パンチからヒザ蹴りと恵に組み付くことを許さなかった。
フラついていく恵。更にパンチなどで追い込むと、堪らずコーナーに追い込まれていく恵だが、時折張り手で応戦していった。
だが、もうみつほへのペースに試合は流れているのは確実で、コーナーに突き刺すかのようなヒザ蹴りの前に、恵の身体が崩れ落ちていった。
ボシュ・・・
「ぐふうっ・・・・」
お腹を押さえて座り込む恵。
更にみつほが顔面へ容赦ない蹴りを叩き込むと、恵がグッタリと倒れ込んでいった。
グイッ・・・
その恵の髪を掴んでリング中央に無理矢理に連れて行くと、みつほがキャメルクラッチでギブアップを迫っていった。
グイグイッ・・・
「ううっっ・・・・ああっ・・・・・ああんっ・・・」
顎に手を掛けられて反らされていく恵の身体。その激痛に悲鳴が漏れていた・・・。
「ギブ・・・ギブアップするの?」
揺さぶったりして恵にギブアップを迫るみつほ。
「しぶといわね・・・だったらギブアップさせてあげるわよ・・・」
キャメルクラッチでギブアップしない恵に、みつほは技を解いてから俯せ状態になる恵に、背後から側頭部を殴りつける顔面パンチで攻めていった。
バシッ・・・バシッ・・・
「うぐっ・・・ああっ・・・」
顔を殴られてはと、必死にガードしようとする恵。
すると、今度はみつほのパンチが脇腹に炸裂していった・・・。
バシッ・・・ボシュ・・・
「んぐっ・・・うううっ・・・・」
顔を守れば脇腹、脇腹をガードすれば顔面。まさに恵にとっては地獄の攻めだった・・・。
バシッ・・・ボシュ・・・
更にパンチが叩き込まれていくと、恵の鼻から大量の鼻血、そして口からも血が垂れだしていた・・・。
恵が半泣き状態で顔をガードすると、またも恵のバストを殴りつけていくみつほ。
徹底してギブアップを狙おうとしているのか、非情なまでの攻めに観客達も驚いていた。
殴ってもギブアップもしない恵に、みつほが一気に立ち上がると、倒れている恵のヒップから、脇腹へ突き刺すような蹴りを叩き込むと、恵が脇腹を蹴りこまれた瞬間、口からは胃液のような物をマットに吐き散らしていった・・・。
ガードも出来ない状態になってきた恵。更にみつほが興奮状態で踵で蹴りまくると、ここでレフリーが危険と判断して試合を止めていった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが乱打されると、みつほは驚きの表情を浮かべるが、恵はグッタリしたまま倒れていた・・・。
『ただ今の試合、沖菜恵選手にこれ以上攻撃が加えられると、危険と判断してのレフリーストップとさせて頂きます!』
そのアナウンスに、新チャンピオンにみつほが決まっていった。
みつほはレフリーに手を挙げられると、観客に向かって笑顔を浮かべると、自らの腰に巻かれていくチャンピオンベルトに涙を浮かべていった・・・。
一方、まだ起きあがることの出来ない恵は、血に染まった顔面を黒服にタオルを渡してもらい、拭いながらコーナーにフラフラして戻ると、新チャンピオンのみつほに対して睨み付けていくのであった。
『第3代ジュニアヘビーチャンピオンに、太谷みつほ選手が決まりました!』
そのコールの後、恵がフラフラしながらも絶叫していった。
「こんな試合・・・・認めないわよ!・・・だって、何で私は素手で、太谷はグローブ有りなのよ!」
その悔しさからのアピールに、みつほがマイクを握っていった。
「だったらグローブ着けらればいいでしょ?・・・ルールにだって認められてるんだから・・・」
そのみつほの言葉に、恵も返していった。
「だったら・・・今度はグローブ有りで・・金網の中で・・・そうアルティメット方式でやりましょう・・・」
その恵のアピールに、みつほは黙ったままリングを去っていくと、恵もフラフラしながらも控え室に戻っていった・・・。
一体、ジュニアのベルトはどうなるのか・・・。みつほは恵のアピールにどう動くのか・・・。
またも波乱含みなタイトルマッチが終わりを告げていった・・・。


第12試合

衝撃のジュニアヘビー級タイトル戦に続き、今度はヘビー級タイトルマッチが行われようとしていた。
T168B84W58H85の見事なボディを、白い競泳水着に包んで試合の時間を待つのは、あの米蔵涼子だった。
恵まれた体格に強気な心。その涼子が、遂にあのチリ人妻ことアリータ・アルバラードと闘う時が近づいていた・・・。
落ち着いた様子の涼子。
一方、チャンピオンのアリータは、すでに興奮状態であった・・・。
「絶対にブッ殺すよ・・・日本のブス女は!」
早くもチェーンを振り回しながら叫んでいた・・・。
そして、遂にアリータと涼子がリングに登場すると、この暴走女ことアリータに対するブーイングが起き出していた。
一方、今夜アリータと闘う涼子に対しては、倒して欲しいと言う期待から、大歓声がおきていた。
当然、あのニュースなどでのアリータの日本人に対する馬鹿にした発言。あの事もブーイングにつながっているのだろう。
黒いワンピース水着を着て、コーナーで叫んでいくアリータ。
「早く試合をさせるね・・・・早くっ!」
しかし、タイトルマッチと言う事でリングアナが登場すると、早々とコールを始めていった。
『第12試合・・・地下プロレスヘビー級タイトルマッチ・・・青コーナー〜、挑戦者〜米蔵〜涼子〜っ!』
そのコールに、涼子はアリータを睨み付けながら構えていた。
早くも臨戦態勢の涼子。だが、アリータのコールが続けられていった・・・。
『赤コーナー〜、アリータ〜、アルバラード〜っ!』
そのコールに堂々とコーナーポストに上がると、ガッツポーズをしていくアリータ。
だが、歓声どころかブーイングの嵐となっていった。
そのブーイングの中で、タイトルマッチを始めるためのゴングが鳴らされていった・・・。
『カァーン!!』
ゴングと同時にアリータが突進していくと、涼子も負けずに突進すると、パンチを出していった。
しかしアリータもパンチも返して、リング中央で殴り合いが始まるが、涼子が力だけではと、ローキックで崩しにかかった。
バシッ・・・
涼子のローキックを嫌がるが、アリータが組み付いていくと、力ずくでコーナーに押し込んでいった。
グググッ・・・
「うぐっ・・・・」
アリータの強引なスタンディング状態でのギロチンチョーク。その威力に涼子の表情が苦悶に歪む。
しかし、涼子の手がロープを握っていると、レフリーがアリータに放すように指示していった。
『ブレークっ!!』
その指示に、不機嫌そうにアリータが放すが、離れ際に涼子のバストへ地獄突きのように攻めていった。
グニュ・・・
「ぐふうっ・・・・ううっ・・・」
堪らず胸を押さえて咳き込む涼子。その光景をニヤニヤしながらリング中央で見つめるアリータ。
距離を置いていく涼子とアリータ。
「何するのよ、この淫売っ!」
距離は置くが、涼子が胸への攻めに怒ったのか、鋭い目つきでアリータを睨み付けた。
その涼子の一言に、アリータが突進しながらパンチを出していくと、涼子は前蹴りを突進力を止めて、逆にパンチで攻め返した。
バシッ・・・バシッ・・・
顔を殴られて一瞬嫌がるアリータだが、殴り合いで負けてなるものかと殴り返すと、涼子もガードしながら殴り返した。
だが、ただ殴り合うだけではアリータの方が有利のようで、地力ではアリータの方が上だった・・・。
次第に涼子が押されていくと、タックルのように組み付いて倒していった。
技術的には涼子が上のようで、アリータは倒されて焦りだした。
馬乗りを狙っていく涼子。その涼子をどうして止めて良いか戸惑うアリータ。
そう、今夜のリングではレフリーは平等で、反則も出していない展開ではやや涼子が有利なのだろうか・・・。
そして馬乗りの形になる涼子が、張り手でアリータの頬を叩いていくと、まるで馬鹿にしたようにニヤリと笑みを浮かべた。
だが、アリータは甘くはなかった・・・。
ブシュウゥゥゥゥゥゥーー
「ぎゃああぁぁぁぁぁぁ・・・・・何するのよぉぉぉ・・・」
突然悲鳴をあげて倒れ込む涼子。
そう、アリータが苦し紛れに涼子の顔面に、毒霧攻撃を仕掛けたのだった。
「生意気な日本人めっ・・・制裁が必要ネッ!」
すると、立ち上がるアリータが、倒れて苦しむ涼子にストンピングで蹴りまくっていくと、続けてギロチンドロップで追い込んでいった。
バシィィィ・・・・
太股を叩き込まれて、喉元を押さえて藻掻き苦しむ涼子。
グイッ・・・
更に涼子の髪を掴んで起こすと、ヘッドロックで締め上げてから顔面を掻きむしっていくアリータ。
「いやあぁぁ・・・・何するの、やめてよぉぉぉ・・・・・」
女優の命とも言える顔を攻められては、堪らず悲鳴をあげていく涼子。
その悲鳴をあげる涼子の顔面を、続けて攻める為にとアリータがロープに擦り付けていった。
ギュギュ・・・ギュ・・・
「ぎゃ・・・熱いぃぃぃ・・・いやあぁぁぁぁぁ・・・・・・」
ロープへの顔面擦り付け攻撃に、弱々しい悲鳴をあげて苦しむ涼子。同時に観客席からはブーイングが飛んでいた。
アリータが放すと、涼子は顔面を押さえてリング下に転がるようにして逃げていった。
「ハハハッ・・・ブスな日本人が逃げてるよ!・・・ハハハッ・・・」
アリータの高笑いに、観客達が怒り出してブーイングを送ると、アリータがブーイングを煽るようにファックユーのポーズで観客までも挑発していった。
一方リング下では、涼子が顔を気にしながらも、観客から差し出されたコップでうがいをしてから、水を一口飲んでからリングに戻ろうとしていた。
だが、涼子を簡単にはリングインさせないようにと、挑発的な動きを見せるアリータ。
そのアリータの動きを警戒しながら様子を伺う涼子。
アリータの隙を突いて涼子がリングに転がるように入ると、アリータがストンピングで攻めていった。
だが、涼子も素早く立ち上がると、ダメージを受ける前にタックルから組み付いていった。
力ではアリータが上なのか、上手いタイミングで組み付いた涼子の身体を、まるで相撲のように投げていこうとするアリータ。
逆に投げられまいと、涼子も脚を掛けると、縺れ合うように倒れ込むアリータと涼子。
倒れてから涼子が腕を取りにいくが、アリータが強引に立ち上がると、距離を置いて構えていった。
すると、立ち上がる涼子に対してショルダータックルを狙うアリータ・・・。
「これでも喰らえっ!」
叫び声をあげて涼子に迫るアリータ。
しかし涼子も必死になって飛び上がると、アリータが下をすり抜けた瞬間、背中合わせになって逆さ押さえ込みを仕掛けていった。
『ワン・・・ツー・・・ス・・・』
この突然の逆転劇にレフリーがカウントを入れると、アリータが必死になって肩を浮かせていった。
「惜しいわね・・・ちっ・・・」
これで決まると思っていたのか、偶然の返し技が決まらなかった事に残念がる涼子。
すると、反撃とばかりに髪を掴んでアリータを起こすと、顔面狙いのエルボースマッシュを叩き込む涼子。
バキッ・・・バキッ・・・
アリータの頬に容赦なく叩き込まれる涼子の肘。
この涼子のエルボーで口の中を切ってしまうアリータ。その血の味に対してアリータが興奮状態になっていった・・・。
「上等よっ・・・」
そのアリータの不気味な言葉に続いて、握られた拳が涼子のお腹へ食い込んでいった・・・。
グシュ・・・
「ぐふっ・・・ぐっ・・・」
アリータの反撃に動きが止まる涼子。お腹へのパンチで苦悶の表情を浮かべていた。
しかし、気の強い涼子も負けてはいなかった・・・。
バシッ・・・
「何するのよぉぉ・・・この淫売っ!」
負けじとアリータの顔面へパンチを叩き込む涼子。
すると、アリータも殴り返しての壮絶な殴り合いになっていった。
力ではアリータ。根性では涼子みたいな展開だが、観客席からは涼子への声援が圧倒的だった・・・。
次第に涼子も口の中を切ったのか、赤い筋を口から垂らしていたが、白い水着が赤く染まっても構わず殴りつけていた。
バキッ・・・バシッ・・・
お互いが殴り合っていたが、アリータはただ力ずくで殴るのに対して、涼子はアリータの頬など的確にダメージを与えるパンチで攻めていた。
その涼子のパンチの前に、次第にロープに追いつめられていくアリータ。
「これでも喰らえっ!」
更にロープ近くのアリータに、至近距離からのドロップキックを放つ涼子。
そのドロップキックにアリータがリング下に転がり落ちていった。
アリータがリング下に転落すると、大歓声に包まれていくリング。そして涼子は観客を煽るように両手を大きく振っていた。
「ふん・・・覚えてろよ・・・」
リング下のアリータが、何やら水着の中に何かを仕込んでいった。
だが、そのアリータの不気味な動きを涼子も観客達も知る由もなかった・・・。
リングに戻るアリータに対して手を出さずに見守る涼子。リング上でアリータを仕留めようと言うのか・・・。
間合いを測る涼子。そしてアリータも間合いを取りながら涼子を睨み付けた。
すると、涼子がラリアット狙いで飛び出すと、カウンターの毒霧を顔面に吹きかけていくアリータ。
ブシュゥゥゥゥゥ・・・・・
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
突然の毒霧攻撃に、涼子が絶叫してリングに転がって苦しんでいった・・・。
「ハハハッ・・・だから頭が悪いんだよ、日本人はね・・・」
リングに転がる涼子の顔面を踏み付けながら、アリータが高笑いしていく。
その光景に観客席からはまたも大きなブーイングがおきていた。
更に、リングに涼子を座らせる形にすると、片手で髪を掴んでいくと、もう一方の手では何かを握りしめてから、涼子の額に押しつけていった。
グリグリ・・・
「ああっ・・・・きゃあああぁぁぁぁ・・・・・・」
涼子の悲鳴が響き渡ると、涼子の額から血が流れ出していった。そう、凶器攻撃をしていったのだった。
顔を赤く染めていく涼子。アリータは更に背後から髪を掴んで上を向かせる形にすると、涼子の額にエルボースタンプを叩き込んで、更に傷口を広げようとしていた。
そのアリータのラフファイトに、涼子も必死に足を上げるようにしてアリータの顔面へ蹴りを入れようとすると、アリータは警戒していなかったのか、上手く顔面へ蹴りが決まって倒れ込んでいった。
グイッ・・・
「お返しだぁぁぁ・・・・・」
素早く立ち上がる涼子。そして倒れたアリータの髪を掴むと、観客席に向かってアピールしていった。
涼子のアピールに盛り上がりを見せる観客席。
バキッ・・バキバキバキッ・・・
「うぎゃぎゃ・・・」
そして涼子の拳がアリータの額に叩き付けられていくと、アリータは大きな声で悲鳴をあげていった。
更に、アリータを起こしていくと、フラついているアリータに容赦ないバックドロップで、後頭部からマットに叩き付けていった。
バシィィィ・・・・
大の字になって倒れているアリータ。
「立つのよ、許さないからね・・・・」
更に髪を掴んで起こしていく涼子。フラフラ状態のアリータにまたもバックドロップを叩き込んでいった。
バシィィィ・・・・
技を仕掛けた涼子もダメージを負ったようだが、明らかにアリータの動きが鈍くなっていた・・・。
「決めるぞぉぉぉぉ・・・・・」
涼子が手を挙げて観客にフィニッシュ宣言をすると、フラフラしているアリータの頭を股に挟んで、パイルドライバーを狙っていった。
すると・・・。
バキッ・・・・
「んああぁぁぁぁ・・・・・・」
そう、涼子が突然悶えながら倒れていったのは、アリータが後頭部を思いっきり涼子の股間へ叩き付けたからだった。
股間を押さえて座り込む涼子。
「ハハハッ・・・」
不気味な笑いを浮かべて立ち上がるアリータ。だが足元はフラフラしていた。
少し涙ぐんでいるような涼子。しかし不気味な笑いを浮かべるアリータに対して、鋭い視線を送っていた。
そして・・・。
バキッ・・・
「舐めんじゃないわよ!」
そう、涼子がお返しとばかりに、アリータの股間へアッパーを叩き込んだのだった。
「ぐわああぁぁぁぁ・・・・・あああ・・・・」
流石にこれには股間を押さえて倒れ込むアリータ。完全に恥骨を打ち抜いた感じのようだった。
「レフリーぃぃぃ、カウントっ!」
倒れたアリータの片足を抱え込んで、涼子がレフリーにアピールしながらフォールの体制に入ると、レフリーのカウントが数えられていった。
『ワン・・・ツー・・・スリーぃぃぃぃぃ・・・・・・』
そう、股間への責めに力の入らないアリータが返せずに、涼子が見事なピンフォール勝ちを決めていった。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが打ち鳴らされると、同時に勝利した涼子に対して観客席から大きな拍手と歓声がおきていった・・・。
『ただ今の試合、米蔵涼子選手のフォール勝ちとなりました!』
試合のアナウンスが流されると、更に大きな拍手に包まれていく涼子。
そして、勝利した涼子に対してチャンピオンベルトが巻かれていくと、涼子は額の傷も気にせずに、観客席に向かってアピールしていった。
一方、負けたアリータがフラフラしながら立ち上がると、勝利した涼子に毒づいていった。
「こんな試合、ワタシは認めないよ!・・・もう一度勝負だっ・・・・日本のブス女っ!」
そのアリータのアピールに、涼子はリングアナからマイクを借りると、指を指して言い返した。
「人の事をブスって言う前に、自分の顔を鏡の前で見てみなっ!」
そのアピールに観客たちが大爆笑になっていくと、アリータは怒りながらもリングを後にしていった。
一方、第4代地下プロレスヘビー級チャンピオンになった涼子は、ベルトを手にして控え室に戻っていくのであった・・・。


第13試合

ジュニアからヘビーとベルトを賭けた試合が続いた地下リング。遂にメインイベントを迎えようとしていたが、リングの周りには金網が用意されていった。
そう、金網デスマッチの準備だった・・・。
その金網デスマッチで闘うのは、あの大池栄子と長谷河京子だった。
53回大会で、黄色いタクシー軍団の河村亜紀に対するリンチ処刑に、秦野浩子と共に乱入してから始まったこの因縁。
早くも控え室では、京子と栄子が試合に向けての準備をしていた・・・。
T166B80W55H82の身体を、白い競泳水着に包んでいるのは、京子だった。
今夜の試合は、体格と力では栄子に負けてはいたが、格闘技的センスでは勝っていた京子。
控え室でも金網デスマッチと言うことで、少し緊張している様子だったが、前大会から遂に直接対決となって、やる気を出していた。
一方、明らかに不機嫌そうな栄子。T166B91W59H87の迫力ボディを、京子とは対照的な黒いワンピース水着に包んで試合の時を待った。
『時間です・・・』
そして黒服が試合開始が迫った事を告げると、京子と栄子は各の控え室を出て金網に囲まれたリングに向かっていった。
金網に囲まれたリングを見て緊張感を浮かべる京子。
一方、金網リングを見てもニヤリと不気味な余裕の栄子。
そして、金網リングの中には、京子と栄子、そしてレフリーのみとなっていった・・・。
『第13試合・・・特別金網デスマッチ〜時間無制限一本勝負っ!』
そのコールに観客席が興奮していった。
『青コーナー・・・長谷河〜京子〜・・・赤コーナー・・・大池〜栄子〜っ!』
コールが終わると、突然栄子が叫びだした。
「ちょっとぉぉぉ・・どうせ金網デスマッチするならさぁ・・・完全KOルールでいかない?」
その栄子の挑発的な言葉に、京子は躊躇うが栄子が続けた。
「何よ、怖がってるのかしら・・・・」
その栄子に対して、京子も思わず言い返してしまった。
「いいわよ、完全KOデスマッチルールねっ・・・・」
京子がKOルールを認めると、栄子が続けて言い放った。
「そうね・・・あとKOルールでギブアップなんてされたら堪らないから、ギブアップしたら水着剥ぎなんてどうかしら?」
その栄子のアピールに、京子は動揺した。水着剥ぎなんてと・・・。
だが、水着剥ぎと言う言葉に観客達が叫び出すと、無理矢理に近い形でギブアップ=水着剥ぎが決まっていった。
当然、京子は認めたくなかっただけに、動揺を隠せなかったが、その金網リングからレフリーも姿を消していった・・・。
『カァーン!!』
そしてゴングが打ち鳴らされると、栄子がニヤリとしてコーナーから飛び出したが、京子はまだ水着剥ぎと言う言葉に動揺している様子だった。
「来いよ・・・」
リング中央で、仁王立ちになって栄子が手招きしていくと、京子もそれに応じてリング中央に歩き出した。
「ふふふっ・・・試合が終わったら楽しみね・・・全裸か失神か・・・」
栄子が挑発的に言い放つ。
「何よ・・・私だって負けないわよ・・・」
水着剥ぎの不安からか、落ち着いている様子には見えるが、内心は動揺している京子。
たしかに身長差はないが、体格は栄子が勝っている。
しかし、京子は格闘技流の試合運びから、関節を取ればと言う思いがあった。同様に栄子も京子の試合運びの仕方は知っている筈だったが、妙に余裕ぶっていた・・・。
『カァーン!!』
そしてゴングが打ち鳴らされると、リング中央で睨み合う栄子と京子。
なかなか手を出さない栄子と京子だが、先に手を出したのは京子だった。
バシィィィィ・・・・
強烈なローキックが栄子の足を襲うと、一瞬苦痛に歪む栄子の顔。
更に、踏み込んで左右の顔面への掌打を打ち込んでから距離を置いていく京子。
ペッ・・・
「何よ、これくらいで調子に乗るなんてね・・・」
両頬に掌打を叩き込まれた栄子が、マットに唾を吐いて睨み付けていた。
その栄子に、京子が気勢をあげてドロップキックを放っていくと、見事なフォームで栄子の水着に包まれたバストを抉っていった。
バシィィィ・・・・
京子のドロップキックにフラつく栄子。だが踏ん張って倒れる事だけはしなかった。
すると、逆に立ち上がろうとする京子の喉元に強烈なラリアットを叩き込んでいった。
バキィィィ・・・・
「ぶふうっ・・・・・・」
堪らず倒れ込む京子。続けて栄子のストンピングが襲いかかっていった。
バシッ・・・バシッ・・・
「ほらほらっ・・・骨が折れるかもよぉぉ・・・・長谷河ぁぁぁ・・・」
容赦なく京子のバストを蹴りこむ栄子。ストンピングを叩き込まれるたびに、京子の表情が苦痛に歪んでいった・・・。
グイッ・・・・
「立つんだよ・・・」
髪を掴んで京子を起こしていく栄子。そのままヘアーホイップでマットに投げ飛ばしていくと、京子の悲鳴が金網リングに響き渡っていった。
「きゃああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
マットに投げつけられた京子。次の瞬間、倒れた京子の上には栄子に握られて、抜け落ちた京子の髪の毛が舞い落ちていった・・・。
「えっ・・・・」
自らの髪の毛が舞い落ちてきた事に怒る京子。
だが、マットに座らされる形の京子に、背後から栄子のスリーパーが炸裂していった。
グイッ・・・
「おらおらっ・・・ギブしてストリップでもすればいいんじゃないの?」
揺さぶり掛ける栄子だが、京子も髪が抜け落ちた事に怒って、お返しとばかりに栄子の髪を掴んでいった。
グイッ・・・
「イタッ・・・イタタタタタタッ・・・・何すんだよぉぉぉ・・・」
栄子が叫びながら放していくと、京子も素早く立ち上がって構えていった。
「何って・・・アンタだってやったでしょ・・・お返しよ!」
京子も怒って栄子に言い返すと、栄子も立ち上がって睨み付けていった。
その京子に組み付こうと栄子がタックルを仕掛けると、逆に京子がタックルを潰す形で、カウンターのヒザ蹴りを叩き込んでいった。
グシュ・・・
「ぐっ・・・・」
京子の鋭い膝に、栄子の顔が苦悶に歪んだ。
更に、動きの鈍った栄子にローキックを連続で叩き込む京子。
バシッ・・バシッ・・・
素早く打ち込む京子だが、逆に連射が祟って威力は落ちていた・・・。
バシィィィ・・・
「弱いんだよぉぉぉぉ・・・・」
その京子に対して、栄子が強烈な張り手を頬に叩き込むと、京子がフラフラしていった。
だが、京子も負けずに掌打のようにして、フックのような張り手を返していくと、栄子と強烈な張り手合戦になっていった。
お互いの頬が赤くなっていくと、力では負ける京子がタックルを仕掛けていった。
すると、油断していた栄子を倒していった・・・。
素早く有利なポジションを取ろうとする京子。
逆に、寝技だからとブリッジの体制で京子を跳ね返そうとする栄子。しかし京子が上手く横四方の体制になって、サイドポジションをキープしていった。
ここから京子がどう攻めるか観客が注目する中、下になった栄子が慌てることなく、冷静に京子の動きを見つめた。
逆に、下から何か仕掛けようとしている雰囲気が漂うこの展開。
その時、京子の身体が素早く動くと、栄子の身体に馬乗りになろうとしたが、栄子も合わせて身体を動かすと、京子から離れていった・・・。
素早く立ち上がる京子と栄子。
またも睨み合う展開になっていくと、今度は栄子が大振りの張り手で攻めていった。
これにはガードを固めて退いていく京子。
しかし、背中にロープが当たると京子も掌打で対抗していくが、勢いでは栄子が上のようで、次第に京子の左右の頬に手の平を叩き付けていった。
バシィィィ・・・バシィィィ・・・・
栄子の張り手が決まっていくと、京子が苦しそうにしてローキックなど蹴り技で対抗するが、栄子の太い腕が喉元を抉っていった。
そのロープに身体を押しつけての、スタンディング状態でのギロチンチョーク攻撃に、京子の表情が苦悶に歪んでいった。
必死にヒザ蹴りで逃げようとする京子。その京子のヒザ蹴りがお腹に決まって苦悶の表情を浮かべる栄子も、お返しとばかりに京子のお腹へヒザ蹴りを叩き込むと、京子の膝がフラついていった・・・。
すると、一気にギロチンチョークを解いてから髪を掴んでリング中央に連れて行くと、強烈なフェイスクラッシャーで京子の顔面をマットに叩き付けていった。
バシィィィィ・・・・
これには両足をバタバタして、両手で顔面を押さえて痛がっている京子。
更に、俯せ状態の京子の背中へストンピングを叩き込む栄子。
バシィィ・・・バシィィィ・・・・
「あうっ・・・・ああんっ・・・」
四つん這いで逃げようとするが、栄子が執拗にストンピングを叩き込むと、京子の身体にダメージを与えていった。
更に、キャメルクラッチに捉えていくと、京子に対してギブアップを迫っていった。
グイグイッ・・・
「おらおらっ・・・早くギブアップして貧相な身体をお客さんに見せてみろよ!」
細い京子の身体が反らされていくと、京子は苦しみながらもギブアップは拒んでいった。
「だ・・誰が・・・ギブアップなんか・・・するもんか・・・・」
その京子に、栄子は更に鼻の穴に指を入れて、顔面掻きむしり攻撃みたいなして痛めつけていった。
観客席からは京子の歪んだ顔が見えて、笑い声までおきていた。
そして栄子が放してから立ち上がると、フラついて立ち上がる京子の顔面へハイキックが放たれていった・・・。
しかし京子が避けてタックルで組み付くと、栄子をコーナーに押し込んだ形で膠着していった。
コーナーに押し込まれて、上から下を向いて組み付く京子の様子を見ている栄子。
逆に、コーナーに栄子を押し込んでいったが、呼吸を乱しながら次の攻めを考えている様子の京子。
すると、栄子の腕が京子の首に絡まると、フロントスリーパーで締め上げていく栄子。
グググッ・・・
「うううっ・・・・・」
これには苦しい状態にされていく京子。栄子から離れたいが、今度は栄子がガッチリと極めていて、逃げれない京子。
更に、首を極めたまま京子のボディへヒザ蹴りを叩き込む栄子。
ボシュ・・・ボシュ・・・
「うぐうっ・・・・ううんっ・・・・ううっ・・・・」
栄子の膝が決まると、その度に京子の口からは悲鳴が漏れていった。
堪らず京子が栄子の足へ自らの足を絡めようとすると、栄子がそれを防いで笑みを浮かべた。
「ふふふっ・・・・貴方の格闘技のテクニックは私に通じないわ・・・」
その言葉に驚く京子。力では敵わないが、格闘技のテクニックならと思っていた京子は、その栄子の言葉に衝撃を受けた。
「何よ、こんな技・・・極めが甘いわよ・・・」
思わず強がってみせる京子。
「ふん、貴方の一緒にしないでよね・・・・。私だって夜のリングで格闘技の練習はしてるのよ・・・」
その言葉に、京子はある事を思い出した・・・。
(えっ・・・まさか・・・・)
そう、栄子は京子に勝つためにと恋人の格闘家から色々と学んでいたのであった。
更に、栄子が首を極めながら、流れるようにパイルドライバーの体制にもっていくと、京子の身体を逆さ状態にしていった。
堪らず頭を手で押さえる京子だが、栄子が一気にマットに叩き付けていった。
バシィィィ・・・・
京子の頭に衝撃が走るが、まだ完全なパイルドライバーではなかった。
だが、栄子は京子の身体を放さずに、そのまま続けてパイルドライバーを狙うと、今度は両腕をダラリとさせた京子を脳天からマットに叩き付けていった。
バシィィィ・・・・
「ふぎぃぃ・・・・・」
変な悲鳴をあげてグッタリとマットに崩れ落ちる京子。すると、その京子に横四方の体制に組み付く栄子。
「覚悟しなさいよ・・・」
栄子が不気味な笑みを浮かべると、サイドポジションから片足を浮かせて、ヒザ蹴りの体制になっていった。
京子も逃げたいが、栄子にガッチリとサイドポジションを決められて逃げられなかった。
そして遂に、栄子の強烈なヒザ蹴りが京子の脇腹に突き刺さっていった・・・。
グシュ・・・
「ぐぶうっ・・・・」
膝が突き刺さると、京子の顔が苦悶に歪んでいくのと同時に、身体を痙攣するようにビクビクとさせていった。
だが栄子が逃がさないと、またもヒザ蹴りを叩き込んでいった。
バシッ・・・
「グエェェェェ・・・・・」
今度は京子が悲鳴と共に、口から涎を垂れ流していくと、栄子が力を抜いて京子を解放していった。
その隙に逃げようと俯せになっていく京子。だが、これは栄子の更なる攻めの為の罠だった。
四つん這いになった京子の身体を栄子が固定していくと、更に脇腹にヒザ蹴りを叩き込んでいった。
グシュ・・・
「ぐぶうっ・・・うううっ・・・・」
この栄子の膝の一撃に、完全に動きの止まってしまった京子。
内臓へのダメージが大きいのか、涙目で四つん這いになって苦しんでいた。
すると、栄子が攻めるのをやめて立ち上がると、四つん這いの京子のヒップに蹴りを入れていった。
バシィィィ・・・
「立てよぉぉぉぉ・・・・」
挑発するようにして京子を蹴りこむ栄子。
「ああんっ・・・・」
堪らずグッタリとマットに倒れ込む京子。
その隙に、栄子がコーナーのカバーを外すと、中の金具を剥き出しにしていった。
グイッ・・・
「ああっ・・・」
今度はフラフラ状態の京子の髪を掴んで起こしていくと、トップロープに寄りかからせるようにしていった。
すると、栄子の握りしめられた拳が京子のお腹に叩き付けられていった。
ボシュ・・・グシュ・・・
「ぶふっ・・・ううっ・・・んぐっ・・・」
苦悶の表情を浮かべて崩れ落ちそうになる京子の身体。
だが、栄子が身体を押しつけるようにして、京子の身体が倒れられないようにして、お腹を抉りつけるように殴りつけていくと、京子はダウンする事も許されず、口から無惨に涎を垂れ流して苦しむだけであった。
グシュ・・
「いい顔してるじゃない・・・のっ!」
栄子が離れ際に京子のお腹へ強烈な一撃を叩き込むと、京子は口から胃液のようなものを吐き出すと、そのままお腹を押さえたまま座り込んでしまった。
「誰が座っていいって言ったのよ・・・ほらっ!」
更に座り込んで上半身をマットに這うような形の京子の後頭部を踏み付けていく栄子。
グイッ・・・
その京子の後頭部から足を離す栄子。続けて髪を掴んで起こしていった。
その瞬間・・・。
バキッ・・・
「ぐへっ・・・・」
そう、京子がフラフラしながらも、立ち上がり様に栄子の顎へ掌打を放ったのだった。
運良く上手く命中すると、栄子がフラフラし始めていた。
「じょ・・冗談じゃないわ・・・私だって・・・」
しかし足元がフラフラしている京子。栄子に攻め続けられて、相当のダメージを負っているようだった。
すると、フラついていた栄子がロープに走ると、勢いをつけて京子にラリアットを叩き込んでいった。
バシィィィィ・・・・・・・
「ぶへぇぇぇぇぇぇ・・・・・」
たまらず大の字になってマットに崩れ落ちる京子。
すると、栄子が京子の胸に足を乗せると、観客に向かってアピールしていった。
「今から残酷ショーを始めるぞぉぉぉぉ・・・・いいかぁぁぁぁぁ・・・・・」
その栄子のアピールに、観客席が盛り上がっていった。
『いいぞぉぉぉ・・・・大池ぇぇぇ・・・・』
『長谷河の白い水着を赤く染めてやれぇぇぇぇ・・・・』
その残酷な期待をする歓声を聞いてニヤリと不気味な笑みを浮かべる栄子は、髪を掴んで京子を起こすと、ヘアーホイップでマットに叩き付けていった。
バシィィィィ・・・・
「ああんっ・・・・・」
堪らず大の字になってダウンしている京子。
更に、倒れている京子を起こしてから、トップロープとセカンドロープに京子の両腕を固定して、磔状態にしていく栄子。
「覚悟しろよ・・・おらっ!」
その京子の胸に、素早くはないが重い蹴りを叩き込む栄子。
バシッ・・・
「ぐふっ・・・・」
倒れる事も許されず、ただグッタリとしていく京子。
更に栄子の強烈な左右からの掌打が京子の両頬を抉ると、口の中が切れたのか京子は血飛沫を飛ばしながらグッタリしていった。
京子の白い水着に口から垂れていくと、続けてミドルキックが脇腹を抉っていった。
ボシュ・・・
「ウゲエェェェェェェ・・・・」
今度は激しく口から反吐を吐き出す京子。
あまりに残酷な光景だったが、観客たちは更に盛り上がっていった。
そして、準備していたコーナーの金具での処刑の為、京子をロープから放してコーナーに連れて行く栄子。
完全にグロッキー状態の京子は、栄子にされるがままであった。
そして・・・。
バキッ・・・バキッ・・・
「いやああぁぁぁぁ・・・・・・・・」
京子の激しい悲鳴がリングに響き渡ると、栄子が続けて京子の額をコーナーの剥き出しの金具に叩き付けていった。
そして額が割れて流血していく京子。流れ落ちる血が、白い水着を赤く染めていった・・・。
抵抗しようとする京子だが、もう栄子に対抗する力は残されてはいなかった・・。
栄子がマットに投げつけていくと、グッタリと倒れ込む京子。
その京子に、今度はキャメルクラッチで攻め上げる栄子。
グググッ・・・・
「ほらほらっ・・・ギブアップすれば楽になれるんだよ・・・おらっ!」
額から血を流す京子の顎に手を掛けて、グイグイと容赦なく揺さぶり掛けていく栄子。
「ノォ・・・ノォォォォ・・・・・ギブアップは絶対にしないわ・・・・」
藻掻き苦しむ京子だが、更に栄子が真上を向く形の京子の額に、噛み付いていく栄子。
「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」
またも悲鳴をあげていく京子。もう顔面を真っ赤に染めていた。
栄子が噛み付くと、自らの口の周りも赤く染めながら、京子から技を解いて起こしていくと、ボディスラムで背中からマットに叩き付けていった。
バシィィィ・・・・
大の字状態で倒れている京子。
真っ赤に染まった顔面、そして虚ろな目つきで栄子を見つめる京子。
グリッ・・・
その京子の顔面を踏み付けていく栄子。その残酷な光景に、観客席からも歓声が消えていた・・・。
「オマエなんかが私に挑戦するなんて、100万年早いんだよ・・・」
グリグリと顔面を踏み付けていく栄子。
「ううっ・・・・くっ・・・・ううっ・・・・」
時折足をバタつかせながらも、京子は必死に顔面へ走る激痛を我慢していた。
「トドメを刺してやろうか・・・長谷河っ・・・」
更に京子を起こしてから、ヘッドロックで締め上げていく栄子。
グググッ・・・
額から血を流しながら耐える京子だが、栄子の力の前に意識を朦朧とさせていた。
だが、突然に京子の身体が栄子の身体に密着していくと、バックドロップで反撃に出ようとした・・・。
バシィィィ・・・・
しかし、今までのラフファイトによるダメージと、栄子との体重差から京子は投げようとするも、途中で栄子の身体に押しつぶされるように倒れてしまった。
逆に、この京子の必死の反撃は栄子の怒りに火を付ける結果となってしまった。
押しつぶされて俯せになった京子に、栄子がサイドポジションから容赦なくヒザ蹴りを脇腹に叩き込んでいった。
バシッ・・・バキッ・・・
「許さない・・・もう壊してやるよ、長谷河っ!」
怒りだした栄子がガードも出来ない京子の身体に何度も強烈なヒザを叩き込むと、京子は堪らず悲鳴をあげるのと同時に、口からは赤く染まる胃液をマットに垂れ流していた。
必死に何かに助けを求めるように、京子の手が金網に向かって伸びるが、栄子が背中に座りだしてから、脇腹から側頭部と、京子の身体を殴りつけていった。
バキッ・・・バキッ・・・
顔面を殴られてはと京子の両手が顔を覆うが、構わず栄子が殴りつけていくと、更にトドメを刺そうとしてか栄子が京子を仰向けにしていった。
虚ろな目で天井を見上げている京子。
その美しい顔を血と反吐と涎、そして目からは涙を流しながら倒れていた・・・。
しかし、その京子の視界を栄子の身体が遮っていった・・・、そう京子の顔の上に跨いでいったのだった。
「強情な女だよ・・・。だったらギブアップより屈辱的な負け方で終わらせてあげるわ・・・」
そういうと、栄子が飛び上がってから京子の顔面にジャンピングヒップドロップを叩き込んでいった。
グシャ・・・
「んんっ!!」
一瞬、京子の悲鳴が聞こえた感じではあったが、京子の身体がビクンと反応するが、栄子が構わず顔面騎乗の体制から腰を動かしていった・・・。
「ふふふっ・・・私の魅力のあるヒップに押しつぶされている気持ちは最高でしょう・・・長谷河さん・・・ふふっ・・・」
栄子がヒップで押しつぶすと、京子は顔面を押しつぶされている苦しさから逃れようと、必死に残された力で逃れようとしていた・・・。
しかし体重差からも、顔面への強烈なヒップドロップに返すことも出来ず、次第に抵抗する動きも無くなっていった・・・。
『カンカンカンカン・・・・』
ゴングが乱打されていく金網リング。
そう、京子が遂に失神してしまったので、これ以上は危険と判断され、ゴングが乱打されていった・・・。
急いでリング内に黒服たちが入っていくと、栄子は満足したように腰を動かすと、黒服が近づいた時に立ち上がって、顔面を血に染めて失神している京子の顔面を踏み付けてガッツポーズしていった。
「ふん、所詮はこの程度って事・・・」
更には唾まで吐きかけて、栄子はレフリーにコールを受けようとしていた・・・。
そして京子は急いで黒服達がリング下に降ろすと、担架に乗せられて医務室に運ばれていった・・・。
『ただ今の試合、大池栄子の失神KO勝利とします!』
そのアナウンスに、観客席は衝撃の幕切れに黙り込んでいったが、栄子は満足そうにリングを去って控え室に戻っていくと、控え室でシャワーを浴びてから帰路につくのであった・・・。
一方、惨敗した京子は、体重差と力の差は仕方ないと思っていたが、まさか格闘技テクニックでも負けて、治療を受けた後も悔し涙を流すのであった・・・。
果たして、この2人のリマッチは・・・。
衝撃の結末で終わったメインイベント。これは次回金網大会へのプロローグなのか・・・。

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