第89回大会
第1試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングに姿を現したのは、グラビアアイドルの鈴本咲。
黒いビキニに黒いリングシューズ姿でリングインすると、緊張した表情で観客席に向かって頭を下げると、コーナーに進んでいく。
早くも異様な雰囲気の地下プロレスの会場に、不安な表情の咲。
その咲の対戦相手としてリングに上がるのは、水着キャンペーンガールなどからグラビア展開など活躍している朝日奈彩。
9頭身美女と言われている彩は、白いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、早くも歓声を浴びている。初めての地下プロレスに戸惑いながらもコーナーに進んでいくと、ビキニを気にしながらも試合開始のゴングを待つのであった・・・。
『第1試合・・・デビューマッチ第1弾・・・青コーナー〜・・・身長165p、上から78、61、88・・・Aカップ27歳・・・鈴本〜咲〜っ!』
コールを受けて一礼していく咲。
『赤コーナー〜・・・身長170p、上から80、58、83・・・21歳・・・朝日奈彩〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする彩。身長が高いだけに存在感のある彩に、歓声が起きていく。
コールが終わると、リング中央でレフリーがルールの説明などをしていくと、お互い視線を合わさずに身体を動かしていくリング上。
そしてコーナーに別けられると試合開始のゴングが打ち鳴らされるのであった。
『カァーン!』
ゴングと同時にコーナーを飛び出していく咲と彩。
咲が気合いを入れて走り込んでドロップキックを放つと、彩が避けて自爆した咲。
立ち上がる咲に、彩がドロップキックを放つと、顔面に炸裂して転がるようにロープに逃れた咲。
両手で顔を気にしている咲に、彩もビキニを直しながら睨み付けていく。
更にロープを掴んでストンピングを叩き込んでいくと、咲はロープを掴んでアピールした。
「ロープ・・・ロープぅぅぅぅ・・・」
咲のアピールにレフリーが彩を止めていくと、ビキニを直しながら立ち上がっていく咲。
彩もビキニを気にしているも、試合は続けられていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていくと、彩が走り込む様にドロップキックを放った。
バッシーン・・・
「きゃあああ・・・」
勢いのあるドロップキックに悲鳴をあげて倒れ込む咲。
続けて彩が狙うも、咲が上手く立ち上がって距離を置いていくリング上。
距離を詰めようとすると、スレンダーな彩に咲がタックル気味に組み付いていくと、そのままコーナーに押し込んでいく展開になると、コーナーを背にする彩に、咲のエルボースマッシュが炸裂していく。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
連続でバストへエルボースマッシュを叩き込む咲。
苦悶の表情を浮かべる彩に、首投げでマットに叩き付けてから、素早くヘッドシザースで締め上げていく。
両足をバタバタさせて痛がっていく彩。咲も両足で締め上げると、彩の顔が紅潮していく。
必死にロープに逃げようと体勢を入れ替えようとする彩に、咲もギブアップ狙いか締め上げていくも、彩の長い足がロープに届いた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが止めていくと、咲が技を解いて立ち上がった。
彩も喉元などを気にしながら立ち上がると、ビキニを直しながら構えていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に咲が距離を詰めると、彩も組み付かれないようにと構えていく。
咲が動くと、彩が陸上競技経験を活かしたダッシュと共にドロップキックを叩き込む。
バッシーン・・・
「ああんっ・・」
咲がフラつきながら倒れ込むと、立ち上がる咲に続けてドロップキックが炸裂していく。
バッシーン・・・
ドロップキック2連発から、彩が強引に片足を抱え込んでフォールしていくと、レフリーがカウントを数えだした。
『ワン・・・ツー・・・』
しかし咲も返していくと、転がるようにロープに逃れる。
ロープを掴む咲に、彩が蹴りこもうとするもレフリーに止められていくリング上。
『ロープ・・ロープ・・』
レフリーに離されていくと、呼吸を整えながらビキニを直していく彩と咲。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、咲がタックルを狙っていくと、彩はフロントスリーパーに捉えて極めていこうとするも、上手く極まらない。
逆に咲も押し込もうとするも、彩が踏ん張っていくと逆に押されていくと、そのままロープ際に押し込まれていく。
腕を外してから、ロープに押しつけた咲に水平チョップからエルボースマッシュと叩き込む彩。
フラつく咲に、踏ん張る様にしてボディスラムを仕掛けると、観客席が盛り上がっていく。
スレンダーな彩のボディスラムに盛り上がる観客席。
バッシーン・・・
咲が大の字状態になると、彩がバストへストンピングを叩き込むと、胸を押さえて痛がる咲。
続けて髪を掴んで起こしていくと、ヘッドロックに捉えて締め上げていく。
長身の彩のヘッドロックに苦しむ咲。続けて彩はコーナーに連れ込むと、一気に走り込む様にしてリング中央でブルドッキングヘッドロックを炸裂させた。
バッシーン・・・
強引に叩き付けられて俯せでグッタリとする咲。
その咲に、彩は腰に座り込む様にしてから、両手を顎に掛けてキャメルクラッチを仕掛けていく。
グイッ・・
「んんんっ・・」
両足をバタバタさせて痛がる咲。
彩もダメージを与えようと揺さぶっていくと、咲が必死に耐えていく。
『鈴本、ギブアップ?・・・ギブアップ?』
レフリーの問いかけに耐えていく咲。
「ノォォォォ・・・」
更に激しく揺さぶる彩。
咲が必死に耐えていくと、キャメルクラッチを解いてから、立ち上がって腰へストンピングを叩き込んでから、髪を鷲掴みにして起こしていく。
フラつく咲に、彩がキチンシンクを連打してから、一気にボディスラムで咲をマットに叩き付けていく。
バッシーン・・・
観客席が盛り上がると、彩はフォールの体勢に持ち込んだ。
『ワン・・・ツー・・・スリ・・・』
しかし咲が返していくと、悔しそうな表情を浮かべていく彩。
更に髪を掴んで起こしていくと、今度は咲がお腹にパンチを入れて抵抗すると、続けて組み付いてロープ際に押し込んだ。
ロープを背にする彩に、身体を押しつける様にしてお腹にパンチを連打すると、スレンダーな彩の表情が険しくなっていく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
「うっ・・くっ・・・」
身体をくの字にして痛がる彩に、咲が首投げでマットに投げてから、またもヘッドシザースで締め上げていく。
グイッ・・・
「うっ・・うううっ・・・」
足をバタつかせて苦しむ彩。
少しずつロープに逃れようとする彩に、咲も必死に締め上げていく。
しかしロープに彩の足が届いてレフリーが止めていくリング上。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に技を解いていく咲。
彩も咳き込みながら立ち上がると、ビキニを直しながら距離を置いていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、咲が仕掛けようとすると彩がロープに走っていく。
ロープの反動に勢いをつける彩に、咲が戸惑っていると彩がフライングボディアタックを仕掛けた。
バッシーン・・・
更に倒れ込んだ咲を起こしていくと、強引に大技パイルドライバーの体勢に持ち込んでいく。
逆さにされた咲は、脳天からマットに落とされていく。
ドスッ・・・
「ふぐうっ・・・」
変な声を漏らしてグッタリする咲。
彩は余裕の表情を浮かべると、仰向けにしてから立ち上がって、喉元にエルボードロップを落としてフォールする。
ドスッ・・
「あうっ・・・」
エルボーの衝撃に痛がる咲。そのままフォールされると、必死に返した。
咲が返すと観客席からは歓声が起きていくと、彩は髪を掴んで起こしていく。
そして踏ん張ってボディスラムでまたも投げつけると、続けてギロチンドロップを落とした。
バッシーン・・
喉元を押さえて藻掻き苦しむ咲。
更に両足を抱え込んで逆エビ固めを狙う彩に、咲は必死にステップオーバーされないように、両手を広げて踏ん張っていく。
しかし彩が強引にステップオーバーすると、咲の全身に激痛が走っていく・・・。
グイッ・・・
「んああぁぁぁぁぁぁ・・・・」
咲が悲鳴をあげると、観客席からもギブアップを期待する声が飛び出していく。
『朝日奈っ、キッチリとギブアップさせろよ!』
彩も腰を落としていくと、咲はマットを叩きながらロープに逃れようと手を伸ばしていく。
「ノォォォォォ・・・きゃああぁぁぁぁぁ・・・・」
耐える咲。彩が揺さぶると絶叫していく。
絶叫する咲に、レフリーもギブアップか確認すると、咲は拒んで耐えていく。
『鈴本、ギブするか?』
レフリーの問いかけに耐える咲。
「ノォォォォ・・・ノォォォォォ・・・・」
泣きそうな表情で耐える咲に歓声が起きると、彩は腰を更に落として極めていく。
「んあああああぁぁぁぁぁ・・・・」
更に絶叫して耐えていく咲。
耐えるからと、彩が技を解いていくと、咲はマットに俯せ状態でグッタリしていると、続けてキャメルクラッチを仕掛けていく彩。
グイッ・・・
「うぐぐっ・・・うううっ・・・」
彩もギブアップを奪いたいからと必死に揺さぶると、口から涎を垂れ流しながら耐えていく咲。
咲の動きが鈍くなると、彩が技を解いてから、立ち上がるとストンピングを叩き込んでから、髪を掴んで起こしていく。
フラフラしている咲に、彩がキチンシンクを叩き込んでから、そのままロープ際に押し込むと、喉元に水平チョップを叩き込んでいく。
バッシーン・・・
「ぐふっ・・うううっ・・」
ロープに押し込まれてフラフラしている咲。
更に彩がヘッドロックに捉えていくと、咲が気合いを入れて身体を密着させてバックドロップを仕掛けた。
スレンダーな彩だけに、咲が気合いを入れて反撃すると、身体が宙を舞ってマットに叩き付けられてしまった・・・。
バッシーン・・・
「あうっ・・」
突然の反撃に後頭部を打ち付けて動きの止まる彩。
咲も投げたダメージからフラフラするも、必死に彩にフォールしていく。
『ワン・・・ツー・・・スリ・・・・』
しかし彩も必死に返していくと、咲は気合いを入れて立ち上がると、彩の喉元にエルボードロップを落としてからフォールする。
『ワン・・・ツー・・・』
しかしこれも返していく彩。堪らず転がるようにロープに逃れていくと、喉元を気にしていた。
咲もビキニを直しながらレフリーの指示を受けて離れると、彩もビキニを直しながら立ち上がっていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めると、彩が踏み込んで張り手を叩き込んだ。
バッシーン・・・
強烈な張り手にフラつく咲。しかし負けずに張り返した。
バッシーン・・・
張り手を受けてフラつく彩。
しかし両者が張り手を打って意地に火がついたのか、激しい張り手合戦になっていくと、観客席も盛り上がっていく。
女同士の意地の激突に盛り上がるリング上。
彩も咲も必死に叩き合うと、お互い口の中を切って血飛沫をあげながらの激しい展開になっていく。
お互いがエキサイトするリング上、次第に加熱すると、彩がグーパンチを叩き込んだ。
ゴキィィィ・・・
グーパンチを顔面に受けて崩れ落ちる咲。
これにはレフリーが素手でのパンチが反則だからと注意を受けると、彩も自らの反則に動揺している。
その隙に、咲はフラつきながらも立ち上がると、素早く動揺する彩に逆さ押さえ込みを仕掛けた。
『ワン・・・ツー・・・』
しかし彩も両足をバタバタさせて逃れると、いきなりの咲の反撃に驚きを隠せない。
続けて組み付こうとする咲に、彩は長い足をロープに伸ばした・・・。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に咲が立ち上がると、口から血を垂らしながらもビキニを直していく。
彩もビキニを気にしながらも立ち上がると、レフリーが試合を続けさせていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めると、咲が左右の張り手を放つと、彩はガードを固めてから飛び込む様に膝蹴りをボディに炸裂させていく。
ドスッ・・
「ふぐ・・うっ・・」
ボディに膝蹴りを受けて衝撃に動きの止まる咲。
苦悶の表情を浮かべて両手で膝蹴りを受けた部分を押さえると、下を向いて苦しんでいる。
観客席が盛り上がると、彩は髪を掴んでニーリフトで咲に続けての膝蹴りを叩き込んだ。
ドスッ・・
「あうっ・・」
彩が放すと咲がグッタリと倒れ込んで苦しんでいる。
その咲を俯せにすると、彩は一気にキャメルクラッチを仕掛けていくと、咲の身体が容赦なく反らされていく。
グイグイ揺さぶると、顎を押さえられていて悲鳴もあげられない咲。
口からは血が滲み出て、苦悶の表情と共に悲壮感を高めていく。
レフリーも咲にギブアップの確認をするも、口が開けられずに言葉を発せられない咲。
『鈴本っ、ギブアップ?・・・ギブアップ?』
レフリーが問いかける中、彩は容赦なく反らしていくと、咲の上半身が反らされて、真上を見るような角度にされていく咲。
激痛に涙を浮かべている咲。口からも血が流れると、流石にレフリーも危険と判断してゴングを要請するのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
試合終了のゴングに、彩も驚きの表情を浮かべると、ここで試合が終わりを告げるのであった。
技を解いて立ち上がる彩は、レフリーに片手を挙げられていく。
『勝者、朝日奈彩っ!』
リングアナのコールに笑顔を浮かべる彩。
対して、グッタリしている咲は悔しそうな表情で涙を流している。
「ち、地下プロレスで頑張れば・・・表の仕事が増えるって聞いたのに・・・負けちゃった・・・」
咲が悔しがっていると、勝者の彩が手を伸ばしていくと、咲を立たせて片手を挙げてお互いの健闘を讃え合うのであった・・・。



第2試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、グラビアアイドルなどで活動している佐佐木麻衣。迫力あるボディを黒ビキニ姿でリングインすると、早くも歓声を浴びながらコーナーに進んでいく。
表の仕事でブレイクする為にも、地下プロレス参戦は登竜門と思われている芸能界で、遂にデビュー戦を迎える事となった麻衣。緊張した表情ながらも、初めての地下プロレスのリングで注目を集めようと気合いを入れていた。
その麻衣の対戦相手としてリングインするのは、売れっ子アイドルグループのアキバ48から宮湧咲良だった。アキバ48からも数々の地下プロレスデビューしている事もあり、グラビア展開をしている咲良も弾みを付けようと地下プロレスデビューとなったが、グラビアなど忙しくプロレスの練習の時間があまり取れていないと言う情報もあって、心配な面もあるも黄色いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、早くも歓声を浴びてコーナーに進んでいった。
反対コーナーでは麻衣が睨み付けていると、咲良は視線を合わさないようにして、異様な雰囲気の地下プロレス会場に緊張していた。
『第2試合・・・デビューマッチ第2弾・・・青コーナー〜・・・身長168p、上から82、57、86・・・佐佐木麻衣〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする麻衣。26歳でグラビア系などで活躍するも、ブレイクには至っていないだけに、このデビュー戦は真剣な表情を浮かべている。
『赤コーナー〜・・・身長160p、上から80、56、82・・・宮湧咲良〜っ!』
そしてコールを受けて一礼していく咲良。スリーサイズについては非公式ながら、推定値が読み上げられるも、咲良は緊張した表情を浮かべている。17歳の咲良は、年齢では上の麻衣にどの様な試合を挑むのか・・・。
コールが終わると、お互いがコーナーでビキニを直したりしていると、レフリーはルール確認の為にリング中央に呼んでいくと、お互い視線を合わさない麻衣と咲良。
そしてコーナーに別けられていくと、ここで試合開始のゴングが打ち鳴らされた。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、コーナーを飛び出していく麻衣と咲良。
距離を置いて睨み合うと、麻衣が力比べを誘うと、戸惑う咲良が片手を伸ばしていく。
バシッ・・
「あうっ・・」
しかし麻衣が蹴りを入れていくと、一気にロープに振っていく。
勢いよくロープから戻ってきた咲良は、逆にフライングボディアタックを仕掛けると、麻衣を倒した。
『ワン・・・』
倒れ込むとレフリーがカウントを数えるも、素早く返していく麻衣。
返されると立ち上がった咲良に、麻衣も立ち上がると蹴りを入れていく。
フラついた咲良に、強引にヘッドロックに持ち込むと、そのまま締め上げていく麻衣。
グイグイと締めていくと、咲良の表情が苦痛に歪んでいく。
早くも麻衣の攻めに返せず苦しむ咲良。
麻衣もアピールする様に観客席に視線を移すと、一気に走り込むようにブルドッキングヘッドロックで咲良をマットに叩き付けた。
バッシーン・・・
「きゃああぁぁぁぁ・・・」
堪らず悲鳴をあげて痛がる咲良。
麻衣が放して立ち上がると、痛がっている咲良。麻衣はストンピングを顔面やバストに叩き込むと、髪を鷲掴みにして立たせていく。
フラつく咲良に、膝蹴りをボディに叩き込んでから、ロープ際に押し込んでお腹にパンチを叩き込んでいく麻衣。
ドスッ、ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・・」
お腹を押さえて苦しむ咲良に、麻衣は続けて膝蹴りをボディに叩き込んでから、ボディスラムでマットに豪快に叩き付けていく。
バッシーン・・・
「ああんっ・・」
咲良が悲鳴をあげていると、麻衣は容赦ないエルボードロップを喉元に落とした。
ドスッ・・
「グエッ・・・」
藻掻く咲良をフォールする麻衣。
『ワン・・・ツー・・・スリ・・・』
カウントが入りそうになると、麻衣が力を抜いて返させた。
「まだまだ試合は始まったばかりなのよ、簡単に終わらせたらお客さんも満足できないでしょ・・・」
麻衣が咲良に囁くと、立ち上がってからストンピングでバストなどを蹴りこんでいく。
苦しむ咲良の髪を鷲掴みにして起こしていくと、強烈なエルボースマッシュを側頭部に叩き込んでいく麻衣。
バキィィィ・・・
エルボーの衝撃に意識を朦朧とさせている咲良を、麻衣は容赦なくコーナーに連れ込むと、コーナーポストに顔面を叩き付けた。
バッシーン・・
「きゃああぁぁ・・・」
咲良が悲鳴をあげると、観客席も盛り上がっていく。
そのままコーナーに寄りかからせていく麻衣。
そして両手を挙げてアピールしてから、距離を置いて勢いよく走り込む麻衣は、コーナーの咲良のお腹にドロップキックを叩き込んだ。
ドスッ・・
「うっ・・ぐえっ・・」
お腹への衝撃に前に倒れ込むように崩れ込む咲良。
両手でお腹を押さえて痛がっていると、麻衣が髪を鷲掴みにして起こしていく。
意地を見せてパンチを出して抵抗する咲良に、麻衣は髪を掴んだまま顔面をマットに叩き付けていく。
バッシーン・・・
「いやあぁぁぁぁ・・・」
両手で顔面を押さえて絶叫する咲良。
仰向けになって苦しむ咲良に、麻衣は観客席にアピールしながら跨ぐと、飛び上がってから強烈なヒップドロップをお腹に落としてた。
ドッシーン・・・
「ホゲェェェェ・・・・」
堪らず口から反吐を吐き出してしまった咲良。初めての地下プロレス、それもお腹への強烈な圧力を体験して、苦しい思いをさせられていく・・・。
反吐を吐き出して動きの止まる咲良に、麻衣は異臭も漂うからと、早めに試合を決めようと観客席にアピールした。
「いくよぉぉぉぉ・・・」
アピールしながら咲良の両足を抱え込むと、一気にステップオーバーして逆エビ固めを仕掛けた。
グイッ・・
「んあぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
これには悲鳴をあげる咲良。
更に身体を反らされていくと、あまりの激痛に泣き出していく。
「いやあぁぁぁぁぁぁ・・・・あああぁぁぁぁぁぁ・・・・」
麻衣は腰を落として完全に極めていくと、咲良は泣きながらマットを叩いていく。
「痛いぃぃぃぃ・・・いやあぁぁぁぁぁぁ・・・・」
泣き叫ぶ咲良の姿に歓声が飛んでいく。
『いいぞぉぉぉぉ・・・もっと痛めつけろ!』
歓声に押されるようにして、麻衣は揺さぶっていくと、遂に耐えられなくなった咲良がギブアップを口にした・・・。
「ぎ、ギブアップ・・・ギブアップぅぅぅぅぅ・・・・」
泣きながらのギブアップに、レフリーはゴングを要請するのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
試合終了のゴングに、麻衣は技を解くとレフリーに片手を挙げられていくのであった。
『勝者、佐佐木麻衣っ!』
勝利した麻衣は、グッタリする咲良の後頭部を踏みつけてガッツポーズをとると、そのままリングを降りて控え室に戻るのであった。
一方、負けた咲良は泣きながら黒服にタオルを渡されると、顔を隠すようにリングを降りていった・・・。



第3試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、アキバ48を卒業した秋本才加。手にはオープンフィンガーグローブ、黒いスポーツビキニ姿で登場すると、鍛え上げられた身体に歓声が起きていく。堂々とリングに上がっていく才加。アキバ48時代から地下プロレス参戦も噂されるも、卒業後の参戦になってしまった才加。地下プロレスでアキバ勢が痛めつけられる事が多い事に、グラビアアイドルを倒そうと気合いの入る才加だが、身体もそうだがゴリラとも言われるパワーが発揮されるのか。
その才加の対戦相手としてリングに上がるのは、モデルとして活動して、最近はグラビアでも活躍している石河恋。今夜は地下プロレスデビューと言う事で、軽い格闘技の練習を積んでの参戦。恋自身もキャットファイトだろうと、ホンキではないと軽く考えてリングに上がると、反対コーナーでは才加がコーナーに寄りかかって睨み付けていた。
恋は白いビキニに手には白いオープンフィンガーグローブを着けていると、軽く身体を跳ねたりしている。
『第3試合・・・デビューマッチ第3弾・・・青コーナー〜・・・身長166p、上から86、61、92・・・秋本才加〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする才加。その腹筋など鍛えられた身体に注目が集まっている。
『赤コーナー〜・・・身長165p、上から83、56、83・・・石河〜恋〜っ!』
コールを受けて一礼していく恋。異様な雰囲気の観客席に緊張しながらも、必死にアピールしていく。
コールが終わると、レフリーが両者をリング中央に呼び込んでルールの確認をしていくと、才加は鋭い視線で睨み付けると、恋は下を向いていく。
そしてコーナーに別けられていくと、お互いが安全の為にとマウスピースを口に入れてから、試合開始のゴングを待った。
『カァーン!』
試合開始のゴングが打ち鳴らされると、まずはお互いがコーナーから飛び出していくと、才加が積極的に前に出た。
恋がガードを固めるようにしていると、ガードの上からジャブを打ち込む才加。
バシッ、バシッ・・・
才加のパンチに驚くように距離を置こうとする恋に、才加が距離を詰めていく。
前に出てくる才加にプレッシャーを感じて焦り出す恋。
バシィィィ・・
才加がローキックを叩き込むと、痛さに表情を険しくしていく恋。
更に才加がローキックを叩き込むと、フラついて痛がる恋に、才加が組み付くようにして膝蹴りを狙うも、レフリーが止めていく。
不満気な表情の才加に、レフリーは恋に試合続行の意志の確認をしていくと、恋は嫌がっているも無理矢理試合は続けさせられていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に才加が前に出ると、一気に顔面狙いのパンチを連打していく。
バシッ、バシッ・・・バシッ・・・
才加のパンチの連打に殴り返すも、恋はロープ際に追い込まれていくと、才加がボディにパンチを叩き込んだ。
ドスッ・・
「うぐっ・・」
お腹へのパンチに苦悶の表情を浮かべて身体をくの字にする恋。
更にお腹へパンチが連打されると、口からマウスピースが顔を出していく。
一方的に試合が進んでいくリング上。恋が苦しんでいると、才加は首相撲から膝蹴りをボディに叩き込むと、堪らず恋の身体が崩れ落ちた。
座り込むようにダウンした恋に、才加は押し倒すようにして仰向けにすると、馬乗り状態になっていく。
容赦ない顔面へのパンチを叩き込んでいく才加。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
音を立てて顔面に炸裂していくパンチに、恋は身体をビクンビクンと反応させる様に藻掻いていく。
更にハンマーパンチが叩き込まれると、恋の鼻から鼻血が噴き出した。
涙目になってパンチをガードしようとする恋。
しかしダメージからと、才加との力の差に殴られていくと、レフリーがここで止めていく。
『ストップ・・・ドクター・・・』
試合を止める訳ではなく、リングドクターが呼び込まれると、才加はコーナーに戻されて、恋はリングドクターのチェックを受けていく。
涙目で試合を止めてとばかりに哀願する恋。
しかしレフリーは試合を続けさせていく。
フラつく恋は立たされると、レフリーにコーナーに行くように指示されるも、試合を止めてくださいとばかりに哀願した。
しかしレフリーは試合続行を指示すると、リング上では残酷な試合が続けられていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、才加がコーナーから飛び出すと、一気に恋の顔面へパンチを叩き込んでから、組み付いてフロントスープレックスで投げつけた。
更に無理矢理起こしてから、才加が組み付いてフロントスープレックスでマットに叩き付けると、グッタリする恋の両足を抱え込んでから、強引な逆エビ固めを極めていく。
グイッ・・
身体をエビ反りにされて、激痛にマットを叩いて痛がる恋。マウスピースも吐き出して悲鳴をあげていく。
「痛いぃぃぃぃ・・いやあぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
泣きながらマットを叩く恋に、歓声が起きていく観客席。
才加も残酷な攻めを構わず続けていくと、恋はギブアップを口にした・・・。
「ぎ、ギブアップ・・・ギブアップ・・・」
恋のギブアップにレフリーが試合を止めていくと、才加は余裕の表情で片手を挙げていくのであった。
『カンカンカンカン・・・』
グッタリと俯せ状態で動けない恋。顔は鼻血で血塗れになっていて痛々しい。
『勝者、秋本才加っ!』
リングアナのコールに、レフリーに片手を挙げられていく才加。
一方的な試合展開だったが、観客席は満足そうに拍手していくのであった。




第4試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、アキバ48から松居玲奈。遂に地下プロレスのデビュー戦となった玲奈は、細い身体から地下プロレス参戦は難しいかと思われていたが、やはり登竜門的な地下プロレス参戦となってしまった。
噂には聞いていた地下プロレスデビューとなるにあたって、玲奈はプロレス特訓などを受けてからのデビュー戦となったが、異様な雰囲気の地下プロレス会場に落ち着かない様子。白いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、歓声を浴びながらコーナーに進んでいった。
その玲奈の対戦相手としてリングに上がるのは、元レースクイーンの岡多智子。174pの大きな身体を黒いスポーツビキニに身を包んで堂々とリングインすると、観客席に片手を挙げてアピールしていく智子。玲奈に対して威嚇する様な視線を浴びせていくと、玲奈は目を伏せていく。
『第4試合・・・デビューマッチ第4弾・・・青コーナー〜・・・身長162p、上から75、52、85・・・松居玲奈〜っ!』
コールを受けて戸惑いながらも一礼していく玲奈。ビキニを気にしながらコーナーに寄りかかると、反対コーナーの智子がコールを受けていく。
『赤コーナー〜・・・身長174p、上から85、60、88・・・岡多智子〜っ!』
コールを受けてガッツポーズでアピールする智子。大きな体格が更にアピールポイントとして歓声を浴びていく。
国民的アイドルグループの玲奈と、元レースクイーンの智子の試合。智子は何かを水着に隠している様にも見えるが、レフリーもチェックはしないでいた。
お互いをリング中央に呼び寄せてルール説明をするレフリー。31歳になる智子と23歳の玲奈。
「ふふふっ・・・今夜は楽しませてもらうわよ・・・アイドルさん・・・」
智子の挑発的な言葉に玲奈も返した。
「わ、私だって・・・簡単には負けないわよ・・・」
強がる玲奈。しかし体格差もあり精神的に試合が開始される前からプレッシャーを受けていた。
レフリーはプロレスマッチと言う事で、ルールを説明するとコーナーに別けていくも、智子は試合開始のゴングを待っているも、玲奈は緊張している様子。
『カァーン!』
試合開始のゴングが打ち鳴らされると、まずはコーナーから飛び出していく玲奈。
智子はゆっくりとコーナーから出ると、玲奈を挑発する様に手招きすると、玲奈はドロップキックを仕掛けようと走り込むも、止まって距離を置いていく。
お互いが距離を置いて睨み合っていると、ゆっくりと智子が前に出た。
「かかってきなさいよ・・・」
智子の挑発に動きが止まる玲奈。
「・・・・・・」
体格差からも、玲奈は智子に仕掛ける事が出来ないと、逆に智子が走り込む様にしてラリアットを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「あうっ・・」
これには玲奈が倒れ込むと、智子は体重を乗せたストンピングを連打すると、玲奈は転がるようにロープに逃れていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが智子を離していくと、玲奈は智子のパワーに驚きを隠せない。
「す、すごい・・・」
弱気な表情を浮かべて呟く玲奈に、レフリーが立ち上がるように指示していくと、玲奈はビキニを直しながら立ち上がった。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、智子が距離を詰めていく。
玲奈は動揺しながらも、果敢にドロップキックを仕掛けた。
バッシーン・・
フラつくも倒れない智子に、玲奈は続けてドロップキックを叩き込むと、智子が言い放つ。
「どんどんやってくれていいのよ!」
余裕の智子に、玲奈は焦りながらもドロップキックを叩き込むも、逆に立ち上がろうとする玲奈の顔面に喧嘩キックが叩き込まれていく。
バシィィィィ・・・
「ああんっ・・・」
堪らず悲鳴をあげながら倒れ込む玲奈に、智子は髪を鷲掴みにして起こしていくと、玲奈も張り手をボディに叩き込んで抵抗するも、智子がヘッドロックに捉えていく。
藻掻く玲奈に、智子は観客に向かってアピールしていく。
「いくよぉぉぉぉ・・・」
アピールしながら走り込むようにして、豪快なブルドッキングヘッドロックでマットに叩き付けると、玲奈は俯せ状態で動きが止まっていく。
激しくマットに叩き付けられて動けない玲奈に、智子はキャメルクラッチの体勢に持ち込んでいくと、片手で髪を鷲掴みにして上を向かせると、片手で顔面を掻きむしっていく。
グイッ・・
「んあぁぁぁぁ・・・いやあぁぁぁぁぁ・・・・」
顔を掻きむしられて悲鳴をあげる玲奈。
レフリーも反則のカウントを取ると、智子がギリギリまで痛めつけていく。
グッタリとしている玲奈に、智子が立ち上がると腰へヒップドロップを落としてから、仰向けにしてからギロチンドロップを叩き込んだ。
バッシーン・・・
ヒクヒクする玲奈に、智子がサッカーボールキックを連打して場外へ落としていくと、リング下でグッタリとしている玲奈。
一方的な試合展開に観客席も盛り上がっていくと、智子はリング下に降りていくと、リングサイドから長机を持ち込んでから、グッタリする玲奈を長机の上に乗せていく。
動きの止まった玲奈に、智子は長机の上に乗ると、ゆっくりとツームストンパイルドライバーの体勢に持ち込んでいく。
そして観客席にアピールすると、一気に飛び上がる様にして玲奈の脳天を長机に叩き付けた。
バキィィィィ・・・
豪快なジャンピングツームストンパイルドライバーが炸裂すると、長机が真っ二つに壊れていく。
その壊れた机のところでグッタリとして動けない玲奈。
智子は片手を挙げてアピールすると、動きの止まる玲奈の髪を掴んで起こしていくと、近くの鉄柱に連れ込んで、額から鉄柱に叩き付けていく。
ゴッキーン・・・
「ああんっ・・・」
鉄柱に抱きつくようにダウンする玲奈。
更に智子はパイプ椅子を持ち込むと、グッタリする玲奈のヒップへパイプ椅子を叩き付けていく。
ガッシャーン・・・
「きゃあああぁぁぁ・・・」
パイプ椅子を叩き付けられて悲鳴をあげる玲奈。
フラフラしている玲奈の髪を掴んで、智子が強引にリング上に戻していくと、玲奈はグッタリと倒れ込んでいる。
ロープ際で仰向けになっている玲奈に、智子は観客席にアピールすると、トップロープを両手で掴むと、飛び上がる様にして、玲奈のお腹へダブルニードロップを落とした。
ドスッ・・
「ぐっ、グェェェェ・・・・」
両膝を容赦なく叩き込まれて、玲奈は一瞬間を置いてから反吐を噴き上げていく。
体格差からも内臓へのダメージが心配されるも、地下プロレスの試合は止められはしなかった・・・。
グッタリする玲奈に、智子は髪を掴んで起こしていくと、コーナーに押し込んで両腕をトップロープに絡めて動きを止めると、ペットボトルを手にして玲奈の口に突っ込んでいく。
「うっ、うぐ、うぐ、うぐ・・・」
無理矢理ペットボトルの水を飲まされて苦悶の表情を浮かべている玲奈。
口から溢れ出た水が身体を伝ってビキニを濡らしていく・・・。
白いビキニも濡れていくと、智子が拳を握りしめてアピールすると、玲奈のお腹にパンチを入れていく。
ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・」
玲奈が苦悶の表情を浮かべると、口から薄められた胃液が溢れ出ていく。
白いビキニも汚されていくリング上。玲奈は動きを止められているからと、地獄の時間を過ごしていると、智子は自らのスポーツビキニから何を手にしていく。
凶器を取り出すも使わずリングサイドに投げ捨てると、コーナーに突進して玲奈のお腹へ喧嘩キックを叩き込んでいく。
ドスッ・・
「グエェェェェ・・・」
またも口から胃液の様な物を垂れ流す玲奈。
グッタリして下を向いていると、口からは糸を引いて涎が垂れ落ちていく。
智子が笑みを浮かべていくと、コーナーから玲奈を引き離してリング中央に連れ出した。
玲奈はフラフラして反撃も出来ないと、容赦なくパイルドライバーの体勢に持ち込んでいく。
軽量の玲奈が逆さにされていくと、観客席からは歓声が起きていく中、智子がパイルドライバーを炸裂させた。
ドスッ・・・
「あんっ・・・」
脳天から叩き付けられた玲奈。
しかし智子は放さずに続けてパイルドライバーを炸裂させた。
半失神状態になってマット上でグッタリする玲奈。
「アイドルのストリップいくよぉぉぉぉぉ・・・」
智子がアピールすると歓声が起きていく会場内。
そして玲奈のビキニに手を掛けると、強引にビキニを剥ぎ取っていく智子。
「い、いや・・・み、水着を脱がすなんて・・・や、止めて・・・」
嫌がる玲奈から強引にブラを剥ぎ取ってトップレスにしていくと、玲奈は必死にバストを隠していく。
構わず智子がショーツも脱がそうとしていくと、藻掻く玲奈だったがショーツも剥ぎ取られて全裸にされていった。
両足で必死に股間をガードして、両腕でバストを隠す玲奈。
「こ、こんなのプロレスじゃあないでしょ、やめてぇぇぇぇ・・・」
玲奈が涙目で抗議するも、レフリーも観客席も試合を止めようとしない・・・。
「ここは地下プロレスなのよ、何でも有りなのよ・・・ふふふっ・・・」
智子は強引に蹴りを入れては玲奈を痛めつけると、必死で隠すバストを露わにしていく。
「いやあぁぁぁぁぁ・・・」
「カワイイ胸してんじゃないの・・・お客さんに楽しんでもらわないとね・・・」
小振りに乳房が露わになると、智子は強引にロメロスペシャルの体勢に持ち込んでから、一気に持ち上げた。
全裸で吊し上げられた玲奈の身体。股間の刈り込まれたヘアと、乳房も露わになって歓声に包まれていくリング上。
「やめてぇぇぇぇぇ・・・・見ないでぇぇぇぇぇぇ・・・お願いぃぃぃぃ・・・」
泣きながら哀願する玲奈。
しかし観客席からは歓声と共に、玲奈の身体に無数の視線が集まっていく。
「ギブ・・・ギブアップぅぅぅぅ・・・・ギブアップぅぅぅぅぅ・・・」
玲奈が泣きながらギブアップを口にすると、ここでレフリーが試合を止めていくのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが打ち鳴らされると、智子が技を解いて玲奈を放していく。
そして立ち上がると、レフリーに片手を挙げられていく智子。そのままグッタリする玲奈の顔面を踏みつけると、バストも踏みつけてアピールしていく。
全裸でグッタリと大の字になっている玲奈。無惨な惨敗姿に、観客席からは全裸シーンを楽しむかの様な声と、リング上では玲奈の泣き声が響くのであった・・・。
『ただ今の試合、岡多智子の勝利となりました!』
リングアナのコールに、智子がガッツポーズをとってから、玲奈の股間へ爪先蹴りを入れてリングを降りるのであった。
玲奈は股間を蹴られてグッタリしていると、リングドクターのチェックを受けてから、担架に乗せられてリングを降りていった・・・。




第5試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、元シンクロ選手にしてミス日本も経験している羽賀千里。白い競泳水着に白いリングシューズ姿でリングに上がると、異様な雰囲気の地下プロレス会場に戸惑いながらも一礼してコーナーに進んでいった。
千里の純白な競泳水着姿に注目が集まる中、その千里の対戦相手としてリングに上がるのは、久末郁実が黒ビキニ姿で登場してきた。
堂々として花道を通ってリングに上がると、千里とは視線を合わせようとはせずに、コーナーに進んでいく郁実。
歓声に包まれていくリング上。郁実は手にはオープンフィンガーグローブを着けていると、早くもコーナーポストにパンチを連打して身体を動かしていく。
その動きに千里はプロレススタイルの素手、方や郁実の格闘技スタイルの様にする動きに不安感を募らせていく。
『第5試合・・・デビューマッチ第5弾・・・青コーナー〜・・・身長166p、上から85、59、85・・・羽賀千里〜っ!』
コールを受けて一礼していく千里。
『赤コーナー〜・・・身長165p、上から83、59、86・・・久末郁実〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする郁実。遂に地下プロレスデビューとなる郁実は、体格からも格闘技トレーニングなどを積んでのデビュー戦となるも、自身も地下プロレスの噂から、アピールの場にしようと気合いを入れている郁実。相手の千里もミス日本と言う美形だけに、郁実としては激しい攻めで勝利したいところ。
リングアナのコールが終わると、レフリーがリング中央で千里と郁実にルールの確認をしていくと、視線を合わさずにレフリーの言葉を聞いている千里と郁実。
千里としては、郁実の手に着けられたオープンフィンガーグローブが気になっているも、試合開始は迫っていた・・・。
そしてコーナーに別けられると、ここで試合開始のゴングが打ち鳴らされていくリング上・・・。
『カァーン!』
22歳の千里と、19歳の郁実の試合が始まると、いきなり郁実がコーナーから飛び出していく。
千里も何か狙っていこうとするも、郁実がガードを上げて突進していくと、千里が逃げるように避けた。
その千里を追うようにして距離を詰めていく郁実は、いきなり顔面狙いのパンチを放った。
バシッ・・バシッ・・
左右のパンチを顔面に受けて、嫌がるように距離を置こうとする千里。
しかし郁実の勢いは止まらず、左右のパンチを振り回していくと、千里の顔面を容赦なく捉えていく。
バシッ、バシッ・・バシィィィ・・・
ビキニに包まれた豊満バストを揺さぶりながら殴りつける郁実に、観客席からは歓声が上がっていると、千里は必死に逃げようとする。
しかしコーナーに追い込まれると、千里も苦し紛れにタックルを仕掛けると、逆にカウンターの膝蹴りを受けていく。
ドスッ・・
「うっ・・」
流石に苦悶の表情を浮かべて動きの止まる千里。
その千里に、郁実が下から顔面へ突き上げるようにアッパーを叩き込んでいくと、千里が組み付いて逃れようとしていく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
組み付かれても構わず顔面狙いのアッパーを連打する郁実。
千里のクラッチが弱まると、一気に突き放してから喧嘩キック気味にお腹に蹴りを入れてから、顔面狙いの左右のパンチを入れていく郁実。
バシッ、バシッ・・・
顔面を殴られてフラつく千里は、打撃に対応できずに苦しい展開になってきたからと、ロープ際に逃げるように距離を置いていく。
呼吸を整えたい千里に、郁実はガードを上げて距離を詰めていく。
ロープの反動を使ってドロップキックを狙う千里に、郁実は受けるもフラついて倒れないと、逆に立ち上がる千里の喉元にラリアットを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「ぐふうっ・・・」
これには豪快に倒れ込んで、転がるようにリング下に逃れていく千里。
観客席からは、一方的な展開に試合に歓声が起きていくと、郁実も応える様に片手を突き上げてアピールしていく。
リング下では、千里が黒服に打撃に対応できないからと、この試合をギブアップして負けたいと伝えると、黒服は突き放す。
「あ、あんな殴る蹴るなんて・・・無理だからギブアップします・・・」
『この地下プロレスは、簡単にギブアップなんてできないんだ・・・それともギブして全裸のストリップでもしてもらうかな・・・ふふふっ・・・』
黒服の言葉に千里が怯えた表情を浮かべると、郁実はリング上から手招きして挑発していく。
郁実もデビュー戦でエキサイトしているのか、挑発してはロープ際でプレッシャーを与えていくと、一気にリング下に降りていく。
千里がリング下で喧嘩キック気味に蹴りを入れると、フラつく郁実に続けてドロップキックを放っていくと、郁実がフラついて鉄柵に叩き付けられる格好で倒れ込んだ。
背中を鉄柵で痛打して苦しむ郁実に、千里も負けじと髪を鷲掴みにして額にパンチを入れると、郁実が痛がっていく。
しかし郁実がお腹にパンチを入れると、千里の動きが鈍ったからと立ち上がってから、首相撲から膝蹴りを叩き込むと、そのまま髪を鷲掴みにしてエプロンサイドに顔面を何度か叩き付けていく。
バッシーン・・バッシーン・・バッシーン・・
「あうっ・・ああんっ・・・」
顔面を叩き付けられてフラフラしながら痛がる千里。
更に競泳水着を鷲掴みにしてリング上に千里を上げていく郁実。
リング上に戻ると、レフリーが郁実を離してから千里に立ち上がる様に指示すると、水着を直しながら立ち上がる千里。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、郁実が一気に距離を詰めて左右のパンチを入れていくと、千里の顔面を容赦なく襲うパンチの連打。
バシッ、バシッ・・バシッ・・
嫌がる千里を無理矢理首相撲から、膝蹴りを連打する郁実。
ドスッ・・ドスッ・・ドスッ・・
「うっ・・ううううっ・・」
呻き声みたいな声を発しながら座り込む様にダウンする千里。
郁実の強烈な膝蹴りは相当ダメージを与えた様に見える。千里は動きが止まっていくと、郁実が押し倒してから、馬乗りになっていく。
馬乗り状態から、ノーガードの千里の顔面へパンチを連打していく郁実。
バシッ、バキッ・・バシッ、バシッ、バシッ・・・
顔面パンチの連打に藻掻く千里。容赦ない顔面パンチの連打に郁実の手を握ろうとしても、勢いがあってキャッチできない千里。
バシッ、バシッ、バシッバシッ・・・
更に顔面へパンチが落とされていくと、千里の鼻から激しく出血して、また顔も腫れだして残酷な展開になっていく。
涙目になって耐えていく千里。しかし時折返そうとブリッジ気味に抵抗するも、郁実が上手くコントロールしていくリング上。
更にハンマーパンチが千里の鼻を襲うと、激痛に藻掻いていく千里。
鼻血で呼吸も苦しくなって、千里はスタミナ面でも苦しく追い込まれていくリング上。
動きの鈍る千里に、郁実は立ち上がるとストンピングを叩き込んでから、両足を抱え込んでいく。
もう抵抗もできない千里は、郁実の逆エビ固めを受けていくと、激痛から悲鳴をあげていく。
グイッ・・
「んあああぁぁぁぁぁ・・・痛いぃぃぃ・・・痛いぃぃぃぃぃ・・・」
泣き声みたいな悲鳴に観客席も盛り上がると、郁実が腰を落として更に極めていく。
「あああぁぁぁぁ・・・・もうダメェェェェェ・・・ギブアップ・・・ギブアップ・・・」
泣きながらマットを叩いてギブアップする千里。
これにはレフリーが試合を止めていくのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
試合終了のゴングに、郁実が技を解いていくと、千里がマッチにグッタリとしていくのであった。
『勝者、久末郁美っ!』
リングアナのコールにレフリーに片手を挙げられていく郁実。
デビュー戦を勝利できたからと、笑顔を浮かべて観客席にアピールすると、グッタリと倒れ込んでいる千里を気遣っていく。
しかし千里も打撃の対応が出来ていなかったからと、悔しそうに涙を流しては、郁実と握手を交わすもリングを降りていくのであった。
花道では腫れた顔をした千里に対して、観客席からも同情の声も出ているが、地下プロレスの厳しさを改めて知らされた試合でもあった・・・。




第6試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、Oプロのグラビア部門の大沢玲美。白いビキニに白いリングシューズ姿で花道を進むと、ゆっくりとリングに上がってから、ビキニを気にしながらも観客席にアピールしていく。
その玲美の待つリングに姿を現したのは、花道から既に歓声が起きていく程の大きさ、熊居友理奈がゆっくりと姿を現した。
そう、活動していたアイドルグループが休止する予定だからと、ソロで活動しようと模索していた時に、地下プロレスの存在を聞いての参戦。黒いビキニに黒いリングシューズ姿でリングに上がると、182pと言う長身からも、玲美との身長差が有りすぎて観客席からも同情の声すら飛んでいた。
玲美もコーナーで驚きを隠せないも、Oプロ所属だけに簡単には試合を終わらせる事など考えていない様で、勝利するにはと考えている様子。
『第6試合・・・デビューマッチ第6弾・・・青コーナー〜・・・身長158p、上から86、59、87・・・大沢玲美〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする玲美。歓声に包まれて笑顔を浮かべるも、友理奈の大きさには緊張感を隠せない・・・。
『赤コーナー〜・・・身長182p・・・熊居友理奈〜っ!』
コールを受けて片手を挙げる友理奈に、その大きさに観客席も驚きを隠せない。しかし可愛らしいルックスでもあり、歓声が起きていく。
24pの身長差は大きいものの、玲美も気合いを入れて身体を動かしては、試合開始に備えていく。
そしてレフリーがリング中央に玲美と友理奈を呼んでルールの確認をしていくと、身長差に更に観客席が驚いていく。
『おおっ、あの身長差は大きいから、大沢も苦しいんじゃないのか!』
『秒殺するなよ、熊居っ!』
観客席の声を聴きながらもレフリーの説明を聞くと、お互いがコーナーに別けられていく。
そして試合開始のゴングが打ち鳴らされるのであった。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、玲美はコーナーを飛び出して距離を詰めると、まずはエルボースマッシュを叩き込んだ。
ドスッ・・
「うっ・・」
流石の友理奈もスレンダーボディだけあって、苦悶の表情を一瞬浮かべるも、次の瞬間には玲美の頬に張り手を叩き込んだ。
バッシーン・・・
「あうっ・・」
強烈な張り手に動きの止まった玲美に、続けて友理奈のヘッドロックが仕掛けられた。
体格差もあって動きの止まる玲美に、友理奈は締め上げてはスタミナを奪おうと言うのか・・・。
そして走り込む様にして、長身を利用したブルドッキングヘッドロックを仕掛けると、玲美がマットに叩き付けられた。
バッシーン・・・
「きゃあああぁ・・・」
玲美が絶叫すると、友理奈は俯せ状態の玲美にストンピングを叩き込むと、玲美も堪らずロープに逃れた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが友理奈を止めていくと、玲美が水着を直しながら立ち上がっていく。
身長差のある相手に玲美も戸惑いを隠せないと、レフリーは試合を続けさせた。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、友理奈が前に出ると、玲美が堪らずタックルを仕掛けて組み付いた。
しかしテイクダウンに至らないと、逆に友理奈が背中にハンマーパンチを入れると、続けて持ち上げるようにしてからマットに叩き落とした。
グッタリする玲美に、友理奈は全身にストンピングを叩き込んでいくと、玲美が転がるようにロープに逃げる・・・。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーがまたも止めていくと、友理奈は距離を置いていく。
玲美がビキニを直しながら立ち上がると、呼吸を整えながらファイティングポーズをとると、レフリーが試合を続けさせていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に友理奈は走り込んでドロップキックを叩き込むと、玲美が悲鳴と共に倒れ込んだ。
続けて髪を掴んで起こしていくと、ボディスラムでマットに叩き付けてから早くもフォールしていく友理奈。
『ワン・・・ツー・・・』
しかし玲美も返していくと、友理奈が髪を掴んで起こしていくと、玲美が組み付いて押し込んだ。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが止めていくと、友理奈も玲美の押し出しに身長差から許してしまったタックルに驚く。
離れていくと、お互いがビキニを直して呼吸を整えていくと、玲美も身長差からどうしようと戸惑っている様子。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に試合は続けられていくと、距離を置こうとする玲美に、友理奈は距離を積極的に詰めていくと、組み付こうとしていく。
玲美がタックルを狙うと、潰そうとするも玲美が組み付いていくも、倒せずに逆にヘッドロックに持ち込まれると、強引に身長差からのココナッツクラッシュを仕掛けられた。
ゴキィィィ・・・
「きゃあぁぁぁぁ・・・」
ココナッツクラッシュに悲鳴をあげる玲美。
更に放さずに続けて仕掛けていく友理奈。
ゴキィィィ・・・
「んあぁぁぁぁ・・・」
更に悲鳴をあげる玲美を放すと、マットに倒れ込んだからと、両足を抱え込んでいく友理奈。
そして逆エビ固めを仕掛けると、激痛に玲美が悲鳴をあげてロープに手を伸ばしていく。
しかし届かないと必死に逃げようと藻掻くと、ビキニから巨乳が溢れそうになるも、構わずロープに手を伸ばして逃れた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーに止められて放していく友理奈。そのまま腰にヒップドロップを落とすと、玲美は痛がりながら場外に逃れた。
リング下でグッタリとして腰を気にしている玲美に、友理奈はリング上から挑発的に指を差していくと、観客席が盛り上がっていく。
ゆっくりと友理奈がリング下に降りると、フラついて立ち上がる玲美を捕まえると、強引に鉄柵に振って叩き付けた。
ガッシャーン・・・
「きゃあああぁ・・・」
またも玲美の悲鳴が響き渡ると、鉄柵に寄りかかるようにグッタリする玲美。
友理奈が髪を掴んで起こしていくと、エプロンサイドに顔面を数回叩き付けてから、リング上に戻していく。
玲美が苦悶の表情でリング上で倒れていると、トップロープを掴んで両足でお腹を踏みつけていく友理奈。
グイッ・・
「ぐ、グエっ・・・おえっ・・」
お腹を踏みつけられて苦しむ玲美。
レフリーがロープ際だからと友理奈を止めていくと、ゆっくりと玲美のお腹から降りていく。
「こふっ・・こふっ・・」
咳き込みながらロープを掴む玲美。友理奈は距離を置いて構えていくと、レフリーは止めていく。
玲美が立ち上がると、お腹を気にしながらも友理奈との距離を取ると、ここでレフリーが試合を続けさせた。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、友理奈が前に出ると、玲美がガードを固める様に構えていく。
友理奈が大振りの左右の張り手を放つと、それに合わせて玲美がタックルを仕掛けると、上手くテイクダウンを奪ってグラウンド状態に持ち込んだ。
倒された友理奈が藻掻くと、玲美は必死にサイドポジジョンを狙っていくと、藻掻く友理奈の腕を伸ばしてアームバーを狙っていく。
しかしブリッジ気味に藻掻いた友理奈が逃げようとすると、俯せ状態にしてチョークスリーパーを狙うと、友理奈も首を狙われたからと焦りだした。
グラウンド状態では身長差も関係なく玲美も勝負していくと、一気にキャメルクラッチを仕掛けた玲美。
グイッ・・・
「はうっ・・」
一方的な試合展開だったところを、玲美が逆に流れを変えていくと、友理奈の表情が苦痛に歪んでいくリング上。
長身の友理奈の身体がC字に反らされて、両足をバタバタさせて痛がっている。
玲美もダメージを与えようと揺さぶりだすと、友理奈は逃げようと必死になっていく。
ロープが近くないからと、玲美も揺さぶっては痛めつけると、友理奈の素肌には汗が浮かび上がって、顔は苦痛の色が浮かんでいる・・・。
耐える友理奈から技を解くと、素早く立ち上がってストンピングを叩き込んでから、髪を掴んで起こしていくと、身長差のあるのも構わずボディスラムでマットに投げつけていく玲美。
バッシーン・・・
『おおっ・・・』
観客席からは驚きの声が漏れると、苦しむ友理奈のバストへエルボードロップを落としてからフォールしていく。
『ワン・・・ツー・・・』
レフリーがカウントを数えるも、友理奈も必死に返した。
返されたからと、玲美が座らせた体勢からスリーパーで締め上げると、友理奈はロープに逃げようと身体を動かしていく。
グイッ・・
「うっ・・・くっ・・・」
友理奈も必死にロープに逃げようとすると、ショーツがヒップに食い込んでいた。
玲美もギブアップ狙いか、スタミナを消耗させようとしてか、必死に締め上げていく。
更に玲美の両足が友理奈の身体を挟むと、アナコンダスリーパーに移行して苦しめていくリング上。
レフリーも友理奈にギブアップか確認すると、必死に耐えて逃げようとする友理奈。
玲美のチョークスリーパーも完全に極まっていないから、友理奈も意識を保っている。
藻掻く友理奈がロープにに逃れると、ここでレフリーが止めていく・・・。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に放していく玲美。
立ち上がりながらビキニを直していると、友理奈も立ち上がる時にヒップに食い込んだショーツを直していく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、距離を置いていく玲美と友理奈。
友理奈も試合を進めていたのに、玲美の反撃に焦りの色を隠せない。
玲美も離れると、友理奈との身長差に前に出られないと、観客席からは歓声が飛んでいくのであった。
『いけぇぇぇぇ・・・やっちゃまえ!』
歓声に押されるようにして、玲美が前に出て行くと、友理奈もガードを固めて出て行く。
すると、友理奈が走り込む様にジャンピングネックブリーカードロップを仕掛けると、豪快に玲美をマットに叩き付けた。
バッシーン・・・
「ああああっ・・・」
悲鳴をあげた玲美に、友理奈は起こしてからココナッツクラッシュを叩き込むと、フラついた玲美の顔面を更にココナッツクラッシュで攻めると、フラフラしている玲美の背後から、抱え上げるようにアトミックドロップを仕掛けた。
ゴキィィィ・・・
「いやあぁぁぁぁぁ・・・」
尾てい骨割りに絶叫する玲美。
友理奈が放すと、玲美はヒップを押さえて動きを止めていると、髪を掴んで起こそうとすると、歓声に包まれていく友理奈。
しかし玲美もお腹にパンチを入れて反撃すると、友理奈は脳天にチョップを叩き込んでいく。
チョップを受けてフラつく玲美に、友理奈がヘッドロックを仕掛けて締め上げると、玲美が苦悶の表情を浮かべていくリング上。
その玲美は、苦しみながらも身体を密着させると、身長差を利用してのバックドロップを仕掛けた。
バッシーン・・・
バックドロップでマットに後頭部から叩き付けられてグッタリする友理奈。
玲美もビキニを直しながら立ち上がるも、少しフラついて疲れの色が目立っているも、友理奈のお腹を跨いでいく。
そして観客席にアピールすると、飛び上がるようにしてヒップドロップをお腹に落とした。
ドスッ・・・
「ぐ、グエッ・・・」
友理奈はお腹への強烈な圧力に胃の内容物が逆流する感覚に苦しむが、口から胃液の様な物が飛び出した。
「苦しい?まだまだいくわよ!」
玲美は容赦なく立ち上がると、続けてお腹にヒップドロップを落としていく。
ドスッ・・・
「ふぐうっ・・うううっ・・・」
口をパクパクして苦しむ友理奈。
口から胃液を垂れ流して苦悶の表情を浮かべていると、玲美は両足を抱え込んで逆エビ固めを仕掛けようとするも、友理奈も意地になって両手を広げて抵抗していく。
更に両足をバタつかせて逃れると、素早くロープに逃げた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが止めていくと、リングサイドの黒服からペットボトルを受け取って口を漱いでいく友理奈。
玲美もチャンスを逃したからと惜しいとばかりに表情を歪めると、レフリーが試合を続けさせた。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に向かい合う玲美と友理奈。
身長差から友理奈がプレッシャーを与えて前に出ると、玲美はタックルを狙っている様子。
しかし友理奈もタックルがくると予想して、重心を落としていくも玲美がタックルを仕掛けると、友理奈はキタっとばかりにカウンターの膝蹴りを放つ。
ゴキィィィ・・・
友理奈の読みが当たって、カウンターの膝蹴りが玲美の顔面を捉えると、玲美がマットに崩れ落ちた。
俯せになって崩れ落ちた玲美に、友理奈は蹴りを入れて仰向けにしていくと、観客席に向かってアピールしていく。
「お返しよ、覚悟しなさいよ!」
そう叫ぶと、ロープに走ってから飛び上がっての両足を揃えてダブルフットスタンプを玲美のお腹に叩き込んだ。
ドスッ・・・
「うっ・・・ウゲェェェェ・・・・」
これには玲美は一瞬苦悶の表情を浮かべたあと、口から激しく反吐を噴き上げた。
「ふふふっ、さっきは苦しかったのよ・・・貴方もこれで分かったかしら?」
口から反吐を吐き出した玲美に言い放つ友理奈。
動きの止まった玲美に、踵でお腹にストンピングを叩き込んでいくと、玲美が藻掻き苦しんでいく。
ドスッ、ドスッ、ドスッ・・・
「うげっ・・ふぐっ・・・あうっ・・」
涙目で藻掻く玲美に、友理奈はトドメとばかりに逆エビ固めを仕掛けていくと、玲美の身体がエビ反りにされて背骨が軋んでいく・・・。
グイ・・・
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
逆エビ固めの激痛に絶叫する玲美。
友理奈もギブアップ狙いで揺さぶると、玲美が悲鳴をあげて泣き出した。
「あああああっ・・・痛いぃぃぃぃ・・・・痛いぃぃぃぃぃぃ・・・」
レフリーも玲美にギブアップか確認をすると、必死に耐えていく玲美。
「ノォォォォォ・・・・ノォォォォォォ・・・・」
泣きながらもギブアップを拒んでいく玲美に、友理奈が腰を落としていく。
「やせ我慢は止めなさいよ、背骨が折れちゃうかもよ!」
友理奈が激しく言い放つと、玲美はロープに手を伸ばすもフットスタンプのダメージが回復せず、お腹に力が入らずに苦しい状態になっていく・・・。
『大沢、ギブアップ?・・・ギブアップ?』
レフリーも玲美にギブアップか確認すると、玲美はまだ耐えていく。
「ノォォォォォ・・・ノォォォォォォ・・・・」
泣きながらも必死になる玲美に、観客席から拍手が起きていく。
『大沢っ、頑張れぇぇぇぇ・・・』
『ロープまで近いぞ、もう少しだぁぁぁぁぁ・・・』
歓声を受けて必死にに手を伸ばしていく玲美。
しかし友理奈が後頭部に座るようなエグイ角度にすると、玲美が絶叫していく。
「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
断末魔の様な悲鳴に観客席も驚きを隠せないと、ここでレフリーが危険と判断してゴングを要請するのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが鳴られると、友理奈が技を解いていく。
技を解かれてグッタリとして泣いている玲美。
『ただ今の試合、レフリーストップで熊居友理奈の勝利となりました!』
リングアナのコールに友理奈は片手を挙げられていくと、リングドクターなどが玲美の腰などを心配そうに診ていく。
歓声に包まれるリング上。しかし観客席からは耐えていた玲美に対しても歓声が飛んでいくと、友理奈は玲美に近づいて気遣うと、お互いが抱き合うようにして讃え合うのであった。




第7試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングに上がるのは、モデルからタレントとして売れている鈴本ちなみ。今夜は白いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、早くも歓声を浴びてコーナーに進んでいく。そのEカップとも言われるバストが揺れると、観客達の歓声も大きくなっていく。
そのちなみの対戦相手としてリングに上がるのは、ちなみとの試合で逆転負けをしてしまった経験のある川岸舞彩。堂々と黒ビキニに黒いリングシューズ姿でリングに上がると、手にはオープンフィンガーグローブを着けてのリングイン。早くも観客席に向かってアピールする様に片手を挙げていく。
ちなみは舞彩のオープンフィンガーグローブに、戸惑いを隠せないもプロレススタイルでいこうと、グローブを要求せずにコーナーに寄りかかった。
『第7試合・・・青コーナー〜・・・身長167p、上から80、59、86・・・25歳・・・鈴本ちなみ〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールするちなみ。以前の対戦ではビキニを脱がされてトップレスにされても、必死に逆転しての勝利をしているだけに、舞彩の身体的能力の高さを知っているだけに、警戒している様子。
『赤コーナー〜・・・身長168p、上から84、57、84・・・28歳・・・川岸舞彩〜っ!』
まさにリベンジとも言えるこの試合。せっかくのチャンスとばかりに、今夜は油断せずに潰す、そう決意してのリングインの舞彩。鋭い視線で睨み付けていると、ゴングを待ち遠しいとばかりに気合いを入れている。
ちなみも舞彩のパワーなどを知っているだけに、お互いビキニだからと、剥ぎ取られるかもと言う不安もあるも、自ら脱がしにはいこうとは思っていないちなみ。
レフリーがお互いをリング中央に呼びつけてルールの確認をしていくと、視線を合わせようとしないちなみに対して、舞彩は睨み付けていた。
バンッ・・
いきなり舞彩がちなみのバストを突き出したら、ちなみも構えていくもレフリーが離していく。
「今夜は負けないわよ・・・鈴本っ・・・」
舞彩が挑発していくと、ちなみも返していく。
「試合が始まってからにしてよね、また水着でも脱がす気?」
険悪なリング上の状態に歓声が響き渡る会場内。
そしてコーナーに別けられると試合が開始されていった・・・。
『カァーン!』
試合開始のゴングと共に、コーナーから飛び出していくちなみと舞彩。
胸を突かれたからと、ちなみは距離を詰めると張り手を叩き込む。
バッシーン・・・
ちなみの張り手に、舞彩はニヤリと笑みを浮かべると、次の瞬間に強烈なフックを側頭部に叩き込んだ。
バシィィィ・・・
舞彩のパンチにフラつくちなみ。舞彩は続けて髪を鷲掴みにしていくと、そのままロープ際に連れ込んでから、トップロープに顔面を押しつけて擦りつけていく。
ギュ・・ギュギュ・・ギュ・・・
「んあぁぁぁぁ・・・」
摩擦熱で激痛が走ると、ちなみが絶叫していく。
「ほらほら、今夜は覚悟しなって言ってるのよ!」
舞彩は続けてコーナーに連れ込むと、コーナーポストに顔面を叩き付けてちなみの動きを止めていく。
そして寄りかからせる様にしてから、エルボースマッシュを叩き込むと、ちなみも意地を見せて喧嘩キックを返した。
更にコーナーを蹴る様にして勢いをつけて低空ドロップキックで舞彩を倒していくと、続けてストンピングを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
これには舞彩が転がるようにリング下に逃れると、早くも盛り上がっていく観客席。
リング上では、ちなみがビキニを直しながらも歓声に応える様に片手を挙げてアピールしている。
その光景に舞彩がリング下でビキニを直しながらも、ゆっくりと呼吸を整えるようにしてからリングに戻ろうとすると、リング上のちなみもロープ越しに挑発した。
これにはレフリーがちなみをロープから離すと、舞彩をリングに戻していくのであった。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、舞彩が距離を詰めていくと、ちなみは距離を離していこうと動いた。
ちなみがローキックで牽制すると、舞彩は構わず距離を詰めると、太股へ強烈なローキックを叩き込む。
バシィィィ・・・
「うっ・・」
太股への衝撃にちなみの表情が険しくなると、続けて舞彩が顔面へパンチを連打した。
バシッ、バシッ・・・
顔面パンチにちなみも張り手で抵抗していくと、舞彩が膝蹴りがボディを抉った。
ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・」
膝蹴りを受けて動きを止めていくちなみに、舞彩は首相撲に持ち込んで更に膝蹴りを叩き込んでいく。
ドスッ・・
「ふぐっ・・うううっ・・」
堪らず座り込む様にダウンするちなみ。
舞彩は観客席に向かってアピールすると、髪を片手で鷲掴みにしてから、顔面へパンチを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
顔面への連打に藻掻くちなみは、苦し紛れに舞彩の股間へパンチを入れた。
ゴキッ・・
「ぐっ・・うううっ・・・」
股間への一撃に動きを止める舞彩。
しかし反則攻撃だからと、観客席からはちなみにブーイングが送られた。
『鈴本ぉぉぉ・・・そりゃあダメだろ?』
観客席からの声に、ちなみも動揺を隠せない。しかし舞彩もロープを使った反則を使っているからと、ちなみは立ち上がると、ヘッドロックを仕掛けた。
そして走り込む様にブルドッキングヘッドロックで舞彩を叩き付けると、続けてキャメルクラッチを極めていく。
グイッ・・
「あうっ・・」
上半身を反らされて苦しむ舞彩。
ちなみもギブアップ狙いで揺さぶると、舞彩も額から汗を垂れ流しながら耐えていく。
ゆっくりとロープ方向へ動くと、ちなみは揺さぶっていくも、舞彩がロープに逃れた・・・。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示にちなみが立ち上がると、舞彩もビキニを直しながら立ち上がった。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰める舞彩に、ちなみは堪らずドロップキックを叩き込むと、舞彩が避けて自爆させてから、立ち上がるちなみの喉元へ強烈なラリアットを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「ああんっ・・・」
堪らず倒れ込むちなみに、舞彩はバストへ強烈なストンピングを連打していくと、転がるようにロープに逃げるちなみの背中にサッカーボールキックを叩き込んでリング下に落としていく。
リング下に転落したちなみは、ビキニを気にしながらも呼吸を整えようとすると、舞彩がリング下に降りていく。
そしてちなみを捕まえると、近くの鉄柱に振って叩き付けた。
ゴッキーン・・・
「んあぁぁぁぁ・・」
鉄柱に叩き付けられて悲鳴をあげるちなみ。
フラフラしているちなみに、舞彩は走り込んで喧嘩キックをお腹に叩き込むと、そのままボディスラムの体勢からリングサイドの長机の上に落としていく。
そして舞彩も長机の上に乗ると、容赦なくちなみをツームストンパイルドライバーの体勢に持ち込むと、一気に脳天から叩き付けた。
バキィィィィ・・・
落とすと長机が真っ二つになると、舞彩とちなみの身体が転がり落ちるも、ちなみは脳天から叩き付けられて苦しい状態に追い込まれていく。
舞彩は立ち上がると、観客席にアピールすると、ちなみの髪を鷲掴みにして叫んだ。
「まだまだ終わらないよ、覚悟しな今夜は!」
叫んだ舞彩は、そのままちなみをリングサイドに連れ出して、フラフラしているのも構わずリング上に戻していくと、近くのコーナーポストのカバーを外して金具を剥き出しにしていく。
ちなみも立ち上がると、金具を剥き出しにしている舞彩に、背後からエルボーを叩き込んでいくと、舞彩も負けずに殴り返した。
更に一気にバックドロップでマットに叩き付けると、続けてバックドロップを仕掛けていく。
バッシーン・・・
連続のバックドロップに意識を朦朧とさせていくちなみ。
グッタリと仰向けになっているちなみに、舞彩は観客席にアピールしていく。
「この娘のオッパイ見たいかしら?」
舞彩のアピールに歓声が起きると、グッタリしているちなみのブラを鷲掴みにする舞彩。
「じゃあサービスよ!」
舞彩が叫ぶと、一気に引っ張っていくと、ビキニのブラが剥ぎ取られてトップレスになっていった。
「や、やめてぇぇぇぇぇ・・・」
流石のちなみも叫び声をあげると、バストを隠そうとするも舞彩が起こしていくと、膝蹴りからチョークスリーパーで締め上げていく。
逃げようと藻掻くちなみの喉元に容赦なく極まっていく舞彩の腕。
そしてちなみの動きが鈍くなっていくと、失神寸前になっていくリング上。
すると、舞彩が技を解くとグッタリとしていくちなみ。
後頭部を踏みつけてから、観客席に向かって叫んでいく舞彩。
「今夜はこの娘の自慢のオッパイを壊してあげるわ、よ〜く見てなさい!」
そう叫ぶと、フラフラしているちなみを起こしてから、トップロープにちなみのバスト、それも乳首が当たる様に押し当てていく。
「いくわよ、覚悟しなさいよね!」
そう呟くと、舞彩は一気にちなみのバストをロープに擦りつけていく。
ギュ・・ギュギュ・・・ギュ・・・
「あああぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
ちなみが絶叫すると、乳房には擦られた痕が浮かび上がっていく。また敏感な部分の乳首がロープに擦りつけられているからと、皮膚が摩擦で擦れて血が滲み出していた。
「や、やめて・・・そ、そこは・・・やめてぇぇぇぇぇ・・・」
更に乳首をロープに擦りつけていくと、ちなみは必死に抵抗するも、舞彩の圧力に乳首が痛めつけられていく。
両方の乳首が血を滲ませていると、更に白いバストに何本もの擦られた痕が浮かんで、残酷感を増していくリング上。
バストへのダメージから動きの鈍るちなみに、舞彩は更に乳首を狙ってロープに擦りつけると、絶叫していくちなみ。
ギュ・・ギュ・・・
「いやあぁぁぁぁぁぁ・・・」
泣き叫んでいる様にも聞こえるちなみの悲鳴。
更にトップロープとセカンドロープを使って、両腕を絡ませてちなみの自由を奪うと、舞彩はちなみのバストへパンチを連打していく。
グニュ・・グニュ・・グニュ・・
「あああ・・・痛いぃぃぃ・・いやあぁぁぁ・・・」
バストへの攻撃が続くと、流石のちなみも悲鳴を連続させていく。
「れ、レフリーぃぃぃぃぃ・・・」
レフリーに哀願する様に止めるように叫ぶちなみ。
しかしレフリーもちなみの痛めつけられるシーンを楽しんでいるのか、何も言わないと、舞彩は続けてバストへハイキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「あうぅぅぅぅぅぅ・・・」
ちなみの白い乳房も、何度も殴られて蹴られて内出血からドス黒く変色していたが、それが益々残酷感を増していた。
『レフリーぃぃぃ・・・反則だろ、反則!』
『ちなみちゃんが可哀想だよ、止めろよ川岸を!』
観客席からちなみに対する同情の声が飛ぶと、流石にレフリーも止めていく。
舞彩は仕方ないとばかりに攻めるのを止めて距離を置くと、レフリーはちなみをロープから解放した。
「む、胸が・・私の胸・・・が・・・」
胸を気にしているちなみに、レフリーは構わず試合続行を告げていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、舞彩は走り込む様にしてジャンピングニーパッドを顎に叩き込むと、マットに崩れ落ちたちなみを俯せにしてから、バックマウントを奪ってから、脇腹へパンチを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
「うっ・・うううっ・・・ああああっ・・・」
脇腹へのパンチの連打に痛がるちなみ。
顔ががら空きになると、今度は顔面狙いのパンチを小刻みに叩き込む舞彩。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
藻掻くように痛がるちなみ。舞彩のパンチが的確に顔面を捉えていくと、ちなみは泣き顔で痛がっている。
両足をバタバタさせて痛がっているちなみに、舞彩は仰向けにしてマウントポジジョンをキープしていった。
必死に顔を守ろうとするちなみに、バストなどにパンチを入れてから、顔のガードが空いた途端、一気に顔面へハンマーパンチを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
顔面へのハンマーパンチの連打に藻掻き苦しむちなみ。
鼻血が噴き出して痛々しい姿にされていくちなみに、舞彩は両腕を自らの両足で固定して、ガードもできない状態にしていく。
藻掻くちなみに、舞彩は両手で余裕をもって顔面へパンチを連打していくと、ガードも出来ないちなみはマットに後頭部を固定された状態でのパンチの連打に、危険な状態に追い込まれていった。
『や、やばくないか・・・鈴本やばいよ・・・』
『か、可哀想だぁぁぁぁ・・・レフリー止めてやれよ!』
観客席からは、ちなみが顔面を何度も殴られて残酷だからと、試合を止めろと声が飛ぶ。
舞彩は殴るのを止めると、グッタリするちなみの喉元に肘を押しつけて体重を乗せると、ギロチンチョークを仕掛けた。
「ぐ、グエッ・・・ぐっ・・えっ・・」
下を出して苦しむちなみ。
舞彩は容赦なく喉元を押し潰すと、ここでレフリーが危険と判断してゴングを要請した・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが鳴らされると、レフリーが舞彩を止めていく。
少し不満そうな表情を浮かべながらも、舞彩はレフリーに片手を挙げられていくと、失神寸前のちなみのバストを踏みつけてアピールしていく。
『ただ今の試合、レフリーストップで川岸舞彩の勝利となりました!』
リングアナのコールにも表情を変えずに、バストを踏みつけてから、顔面を数発ストンピングで蹴りこんでからリングを後にする舞彩であった。
ちなみは担架が呼び込まれて、担架に乗せられての退場となってしまった。




第8試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、グラビアアイドルの西多麻衣。久しぶりになる地下プロレス参戦に、白いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、歓声に応えるかの様に笑顔で手を振っていく。
その麻衣の対戦相手としてリングに上がるのが、グラビアアイドルの椙原杏璃。堂々としたGカップバストを揺らしながら、白いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、歓声を浴びていく。
『第8試合・・・グラビアアイドル豊胸疑惑因縁デスマッチを行います・・・』
リングアナのコールに観客席も盛り上がっていく。杏璃も麻衣もデスマッチ形式での試合は初めてであり、緊張感が走るリング上。
表の世界では、麻衣がグラビアアイドルは豊胸しているのが9割など騒ぎ出して、グラビアアイドルの中には腹を立てているグラドルもで出来たからと、体格的に似ている杏璃を相手に、激しいデスマッチで制裁と言う流れで組まれたこの試合。
しかし杏璃も地下プロレスの試合は何度も経験しているが、デスマッチとなると戸惑いを隠せない・・・。
黒服によって有刺鉄線ボードが2つのコーナーに立て掛けられていくと、その鈍い輝きに杏璃も麻衣も緊張を隠せない。
杏璃もグラビアアイドルを代表させられてと言っても、この危険なデスマッチに出されて戸惑っているも、麻衣は逆に直接的に制裁できるとばかりに、今夜の試合に賭けている様子。
『第8試合・・・グラビアアイドル有刺鉄線ボードデスマッチを行います!』
リングアナのコールに歓声に包まれていくリング上。
『青コーナー〜・・・身長158p、上から90、58、81・・・Iカップ・・・西多麻衣〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする麻衣。その迫力のバストがビキニから飛び出しそうになっている。
『赤コーナー〜・・・身長157p、上から89、56、80・・・Gカップ・・・椙原杏璃〜っ!』
コールを受けて一礼していく杏璃。そのGカップが揺れての迫力ある動きに歓声が起きていく。
25歳の麻衣と、32歳の杏璃。この強烈な有刺鉄線ボードの餌食になるのは、そして巨乳が破壊されてしまうのか・・・。
レフリーがリング中央に呼び寄せてルールの確認をしていくと、杏璃と麻衣は聞き入った。
特別ルールでスリーカウントではなく、KO、ギブアップ、レフリーストップなどで試合は決着すると言うもので、凶器の使用は認められている。有刺鉄線ボードを使うのは自由。水着を脱がしたりするのも認められていると言う過酷なルール。
杏璃も地下プロレスの怖さは知っているだけに、逃げる事は出来ないからと諦めている。麻衣も気合いが入ってきたところで、いきなり杏璃に張り手を叩き込んだ。
バッシーン・・・
「この豊胸女っ、覚悟しなさいよね!」
麻衣の挑発に杏璃も張り手を返す。
バッシーン・・・
「何よ、勝手なことばっかり言って、試合が始まったら覚悟しなさいよ!」
杏璃の表情が険しくなると、レフリーが別けてコーナーに行くように指示した・・・。
観客席も興奮状態の中、試合開始のゴングが打ち鳴らされた。
『カァーン!』
試合開始のゴングにコーナーを飛び出していく麻衣と杏璃。
お互い巨乳は売りだから、ビキニに包まれたバストが激しく揺れていく。
距離を置いて睨み付けていく両者。
そして一気に手四つの体勢で組み合うと、必死な表情を浮かべながら押し合っていく。
「くっ・・年齢考えなさいよね・・・いつまでビキニででしゃばるつもり?」
「何よ、ひどい事言わないでよ!」
麻衣の挑発に一瞬力が抜けると、麻衣が蹴りを入れてからヘッドロックに持ち込んだ。
しかし杏璃もロープに振っていくと、麻衣がロープからバストを揺らしながら戻ると、ドロップキックで迎え撃った。
バッシーン・・・
「あうっ・・」
麻衣が倒れ込むと、立ち上がろうとする麻衣にドロップキックを顔面に叩き込んでいく杏璃。
バッシーン・・・
「きゃあぁぁぁぁぁぁ・・・」
堪らず悲鳴をあげて顔面を押さえて倒れ込む麻衣。
杏璃が髪を掴んで起こしていくと、麻衣はお腹にパンチを入れて抵抗すると、立ち上がって張り手を叩き込む。
バッシーン・・・
更にバストへグーパンチを叩き込むと、杏璃が嫌がるようにガードした。
グニュ・・
「痛いっ・・」
「作り物なんでしょ、痛いのかしら!」
麻衣が叫ぶと、続けて顔面へもグーパンチを叩き込んだ。
ゴキッ・・
「あんっ・・・」
顔面への素手でのパンチにフラついた杏璃。
更に麻衣が殴りつけようとすると、杏璃がタックルで組み付いて倒していく。
IカップとGカップのバストが押しつけられて、柔らかい乳房がひしゃげていくシーンに観客席から歓声が起きる中、杏璃はサイドポジジョンを奪っていく。
この辺は経験の差から麻衣も対応が出来ないと、杏璃は脇腹や横乳に小刻みにパンチを入れていく。
グニュ・・バシッ・・
「くっ・・・ううっ・・」
横乳などへのパンチに痛がる麻衣。
少しずつロープに逃げようと這っていく麻衣に、杏璃はバックマウントを奪ってから、激しく脇腹などを殴りつけるも、麻衣がロープに逃げた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが離していくと、ビキニを気にしながら立ち上がる杏璃。
麻衣もビキニを直しながら立ち上がると、レフリーが試合を続けさせていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていく杏璃と麻衣。
杏璃がローキックを放つと、嫌がるように距離を置こうとする麻衣。
更にローキック、ミドルキックとバストを揺らしながら打撃で前に出る杏璃に、麻衣は蹴られながらも距離を計っていく。
そして、蹴り終えた杏璃に踏み込んで殴りかかる麻衣。
バキッ・・
「痛いっ・・」
顔を殴られて痛がる杏璃。
しかし負けじと殴り返すと、麻衣と激しい殴り合いになっていく。
バキッ、バシッ・・バキッ・・・
お互いが決定打がないから、痛々しい殴り合いになっていくと、唇を切ってお互いが血を滲ませ出していた。
杏璃がタックルを仕掛けようとすると、麻衣も反応してカウンターの膝を出そうとするも、杏璃が上手く倒していくと、またもサイドポジジョンを奪っていく。
すると、突然杏璃が悲鳴をあげた。
「きゃっ!」
そう、麻衣が密着した杏璃の肛門に指を立てたのだった。
初めて受けた行為に力を抜いてしまった杏璃に、麻衣は返してから馬乗り状態になっていく。
「ふふふっ・・・地下プロレスなんだから、何でも有りなのよ・・・」
麻衣が笑みを浮かべると、拳を握りしめて殴りだした。
バキッ、バシッ・・・
「うっ・・あうっ・・」
顔面へのパンチに藻掻いて痛がる杏璃。
麻衣の手を掴もうとするも、麻衣も容赦なく殴りつけていくと、杏璃の口の中が切れて血が滲み出していく。
「ほらほらっ、自慢のオッパイも潰すわよ!」
更に麻衣の拳は杏璃のバストへも叩き込まれると、その激痛に藻掻く杏璃。
何発も叩き込まれていくと、杏璃の白い乳房に内出血でドス黒くなっていく部分が出て行った。
杏璃も負けずに下から、麻衣のバストを握りしめにいくと、麻衣が悲鳴をあげた。
ギュ・・
「んあぁぁぁ・・・」
流石に柔らかい乳房を握りしめられては、悲鳴をあげて力が抜けてしまった麻衣。
その隙にブリッジ気味に返してから、一気に立ち上がる杏璃。麻衣も立ち上がると、お互いが構えていくリング上。
『ファイト!』
レフリーが掛け声をかけると、杏璃と麻衣が睨み合いながら距離を詰めていく。
バシッ・・・
「あんっ・・」
距離が詰まると麻衣が喧嘩キックを叩き込んでいくと、痛がる杏璃の髪を鷲掴みにして、一気にマットに叩き付けた。
バッシーン・・・
「きゃああぁぁぁ・・・」
顔面をマットに叩き付けられて痛がる杏璃。
「まだまだよ、痛いのはこれからよ!」
更に後頭部などへストンピングを叩き込んでいく麻衣。バストを揺らしながら激しく蹴り込むと、髪を鷲掴みにして起こしていく。
杏璃も意地になってお腹にパンチを入れていくと、麻衣は膝蹴りを顔面に叩き込んだ。
ゴキィィィ・・
鈍い音が響くと、杏璃がグッタリと倒れ込んでいくリング上。
両手で顔面を押さえて痛がっている杏璃に、麻衣はコーナーポストカバーを外して金具を剥き出しにしていくと、同時にコーナーからタッチロープを外してショーツに入れていく。
「ほらほら、休んでいる暇はないのよ・・・」
麻衣は杏璃を近くのサードロープにGカップ乳を乗せていくと、下乳にロープを通す形にしてから、背中を踏みつけて痛めつけていく。
グニュ・・
「ああああぁぁぁぁ・・・」
バストがロープに食い込む形になって、激痛に悲鳴をあげる杏璃。
更に麻衣がトップロープを掴んで飛び上がると、杏璃の背中にヒップドロップを落とすと、またもロープに押しつけられる形になって、杏璃のGカップがひしゃげて激痛が走った。
「いやああぁぁぁぁぁ・・・」
バストへの激痛に絶叫する杏璃。
グッタリとしていると、麻衣は髪を掴んで起こしていくと、ヘッドロックに捉えてから額にパンチを叩き込む。
ゴキッ、バキッ・・
「あうっ・・・ああっ・・」
額に拳を叩き付けられて痛がる杏璃。
しかし身体を密着させてバックドロップを狙うが、麻衣が指を目に入れていく。
グイッ・・
「いやあぁぁぁぁ・・・」
杏璃が絶叫すると、麻衣のサミング攻撃にバックドロップも出来ずに痛めつけられていく。
目を押さえて痛がる杏璃に、麻衣が走り込んで髪を鷲掴みにして顔面からマットに叩き付けるフェイスクラッシャーを仕掛けた。
バッシーン・・・
「痛いぃぃぃぃ・・・」
顔面から叩き付けられて絶叫する杏璃。マットにはバストも叩き付けられて、二重に痛い展開。
俯せ状態で痛がっている杏璃に、麻衣は背中にストンピングを叩き込むと、マットに押し潰される様にして、杏璃のGカップバストがひしゃげて痛々しいリング上。
続けて髪を鷲掴みにして起こしていくと、髪を掴んだまま片手の拳を握りしめて、杏璃の額を殴り出す麻衣。
バキッ・・
「あうっ・・」
殴られてフラつく杏璃に、麻衣は更に蹴りを入れようとすると、杏璃が組み付くようにロープ際に押し込んでいく。
巨乳同士が激突する激しい試合展開。そのまま杏璃がロープに押し込むと、脇腹へパンチを入れてヘッドロックに持ち込んだ。
更に、杏璃は流れを変えようとブルドッキングヘッドロックをバストを揺らしながら仕掛けると、麻衣を豪快にマットに叩き付けた。
バッシーン・・・
「あうっ・・・」
マットに叩き付けられて動きの止まる麻衣に、杏璃が素早くキャメルクラッチを仕掛けると、麻衣の上半身が反らされていく。
「よくもやってくれたわね、お返しよ!」
杏璃はキャメルクラッチを仕掛けながらも、サミング攻撃で目にも指を立てていく。
嫌がるように麻衣が両足をバタバタさせていくと、鼻にも指を掛けていく杏璃。
「フガッ・・フガッ・・・」
藻掻く麻衣の手がロープを掴むと、ここでレフリーが止めていくリング上。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に杏璃が技を解いて立ち上がると、麻衣もビキニを気にしながら立ち上がった。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていく麻衣と杏璃。
麻衣は踏み込んで顔面へパンチを狙うと、杏璃も応じて殴り合いになっていくと、素手だから痛々しい殴り合いになっていく。
お互いが倒そうと必死になって殴りつけるも、決定打もなく痛々しい展開になっていくリング上。
次第に麻衣も杏璃も、相手の自慢のバストも狙いだして殴りつけていく。
ビキニに包まれた白い乳房に拳が炸裂していくと、お互い痛いのも我慢して、相手の巨乳を殴りつけていく。
白い乳房に内出血での痣が浮かび上がると、麻衣も言い放つ。
「作り物のオッパイが破裂しても知らないわよ!」
麻衣の言葉に言い返す杏璃。
「何よ、破裂する訳ないじゃないの!天然の胸よ!」
杏璃の拳に力が入って、麻衣の胸へ更にパンチが炸裂すると、次第に追い詰められていく麻衣。
更に顔面パンチに口の中を切って血を滲ませている麻衣に、杏璃はお腹に喧嘩キックを叩き込んだ。
ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・」
お腹への喧嘩キックに動きを止めて座り込む様にダウンする麻衣。
更に痛めつけようと杏璃が髪を掴むと、麻衣が杏璃の股間を殴りつけた。
ゴキッ・・
「ふぎっ・・」
股間への衝撃に動きを止める杏璃。
麻衣は笑みを浮かべると、立ち上がってから杏璃の額を数発殴りつけてから、無理矢理起こしてからヘッドロックに捉えていく。
そして勢いをつけてブルドッキングヘッドロックでマットに叩き付けると、バックマウントから拳を握りしめては、杏璃のバストを横から殴りつけていく麻衣。
麻衣のバスト責めに両足をバタバタさせて痛がる杏璃。Gカップが容赦なく殴りつけられていくと、内出血からドス黒くなっていく部分も見えている。
「どうなのよ、オッパイ潰れちゃうかもね!」
麻衣が意地悪く叫ぶと、続けて髪を掴んで上を向かせる様にして痛めつけていく。
「んあぁぁぁぁ・・・」
髪を掴まれて悲鳴をあげる杏璃。
更に麻衣が立ち上がってから起こしていくと、下を向かせる様にしてパイルドライバーを仕掛けていく。
逆さにされていくと、ビキニからバストが飛び出しそうになる杏璃。
ドスッ・・・
そして脳天からマットに叩き付けられると、グッタリとしている杏璃。
今度は麻衣が肘をアピールすると、ゆっくりと杏璃のバストへエルボードロップを叩き込む。
グニュ・・
「あああぁぁぁ・・・」
Gカップバストを抉られて悲鳴をあげる杏璃。
グッタリして痛がる杏璃に、麻衣は観客席にアピールすると、有刺鉄線ボードに近づいていく。
『杏璃〜っ!』
『杏璃ぃぃぃぃ、逃げろぉぉぉぉ・・・・』
観客席から杏璃に対して声援が飛ぶ中、麻衣はコーナーに立て掛けてあるボードの一枚をマットに置いた。
反対コーナーには有刺鉄線ボードが立て掛けてある状態にすると、グッタリする杏璃の髪を掴んで起こしていく。
すると、杏璃もお腹にパンチを入れて抵抗すると、禁断とも言える有刺鉄線ボードに麻衣を振ろうとすると、逆に麻衣が振っていく。
バストを激しく揺らしている杏璃は、ギリギリで踏みとどまって耐えていく。
逆に走り込んで麻衣に体重を乗せたラリアットを叩き込むと、フラフラする麻衣。
その麻衣の手を掴んで有刺鉄線ボードへ振ろうとすると、麻衣も踏ん張って耐えていく。
流石にお互い有刺鉄線ボードの恐怖は大きく、必死に喰らわないようにと踏ん張っていた。
逆に麻衣の膝蹴りが炸裂すると、フラフラしていく杏璃。
苦悶の表情を浮かべていると、髪を鷲掴みにして有刺鉄線ボードに連れ込もうとする麻衣。
しかし杏璃も踏ん張ると、エルボースマッシュから反撃して、麻衣を有刺鉄線ボードに振ろうとすると、麻衣が体勢を入れ替えて振っていく。
グサッ・・・
「いやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
遂に杏璃が背中からコーナーに立て掛けられた有刺鉄線ボードに叩き付けられると、激しい悲鳴をあげている。
杏璃の白い背中の肌を容赦なく有刺鉄線ボードの棘傷つけていくと、初めて味わう有刺鉄線の激痛に泣きそうな表情を浮かべている杏璃。
仕掛けた麻衣もその迫力に驚きを隠せないと、続けてドロップキックを叩き込んでいった。
バッシーン・・・
「あああぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
またも有刺鉄線ボードに押しつけられた形の杏璃が絶叫すると、観客席からは歓声があがった。
『いいぞぉぉぉぉぉ・・・もっとやれぇぇぇぇぇ・・・・』
麻衣は歓声に押される様にして、有刺鉄線ボードから杏璃を放していくと、杏璃の背中が傷つけられて血が流れ出している。
「オッパイもいくわよぉぉぉぉぉ・・・」
麻衣は更にバストを有刺鉄線に押しつけるとばかりにアピールすると、杏璃も嫌がって抵抗していく。
もみ合うと、今度は杏璃が必死に押し込む様にして、麻衣を有刺鉄線ボードに押し込んだ。
グサッ・・・
「あああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
今度は麻衣が泣き叫ぶ様に悲鳴をあげると、背中が容赦なく有刺鉄線に傷つけられていく。
お互い初めての有刺鉄線デスマッチで、その激痛に改めて有刺鉄線ボードデスマッチの恐怖を感じていた。
背中から血を流しながらも、お互いが睨み合って構えていくリング上。
距離が詰まると、麻衣がグーパンチを放つと、杏璃の顔面を捉えた。
バキッ・・
「うっ・・」
顔を殴られてフラつく杏璃も、踏ん張って殴り返していく。
バキッ・・
「んっ・・」
麻衣も殴られてフラつくも、一歩も引かずにリング中央で殴り合いになっていくと、素手のパンチの応酬に痛々しい殴り合いになっていく。
ビキニに包まれた巨乳を揺らしながらの殴り合いに歓声に包まれるリング上。
口の中を切って、お互いが血飛沫をあげたり凄惨な試合展開になっていくと、麻衣が杏璃のバストを殴りつけると、杏璃がバストを押さえて痛がった。
次の瞬間、麻衣が髪を鷲掴みにして下を向かせるようにして膝蹴りを狙うと、杏璃も危険だとばかりに組み付いていく。
そのまま麻衣を倒してから、足をキャッチしてアキレス腱固めを仕掛けた杏璃。
グイッ・・
「んああぁぁぁぁ・・・」
アキレス腱固めに悲鳴をあげる麻衣。
しかし必死にヒールキックを叩き込んでいくと、杏璃が技を解いてしまった・・・。
技が解けると、麻衣は転がるようにロープに逃げて立ち上がっていくと、杏璃もビキニを気にしながらも立ち上がった。
今度は杏璃が喧嘩キックを叩き込むと、苦しむ麻衣にヘッドロックを仕掛けると、そのまま顔面狙いのパンチを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
ラフファイトを仕掛けていく杏璃。更に顔面を掻きむしったりすると、観客席からは歓声が起きていく。
しかし麻衣も杏璃のヒップに指を立てると、杏璃が技を解いてしまった・・・。
グリッ・・
「あんっ・・」
堪らず声を漏らして力を抜いてしまった杏璃。麻衣が肛門に指を押しつけて挿入しようとしたからだった。
「まだまだ甘いわよ・・・」
麻衣が笑みを浮かべると、更にバックドロップを狙っていくと、杏璃もバランスを崩させて耐えていく。
そして離れると、杏璃が水平チョップを麻衣のIカップバストへ叩き込むと、続けて蹴りを叩き込んだ。
フラついた麻衣がリング下に逃れると、杏璃もリング下に降りて捕まえていくと、麻衣がお腹にパンチを入れて抵抗した。
更に股間へアッパーを叩き付けると、苦悶の表情を浮かべる杏璃。
動きの止まった杏璃の髪を鷲掴みにする麻衣は、そのまま近くの鉄柱に杏璃の額から叩き付けた。
ゴッキーン・・
「きゃああぁぁぁぁ・・・」
堪らず悲鳴をあげる杏璃。
鉄柱に抱きつくような格好で座り込むと、麻衣は観客席からパイプ椅子を掴んでいく。
そしてスレンダーな杏璃に背中に、パイプ椅子の座面を叩き付ける。
ガッシャーン・・
「あああぁぁぁ・・・」
パイプ椅子を叩き付けられて悲鳴をあげる杏璃。
更に強引にツームストンパイルドライバーの体勢に持ち込んでいく麻衣。
逆さ状態の杏璃を、そのままマットの無い床に脳天を落とそうとしていく麻衣。杏璃も嫌がるように抵抗するも、麻衣が脳天から落としていく。
ゴキッ・・
「ああああっ・・・」
麻衣が放すと、杏璃がグッタリと崩れ落ちると、堅いフロア面に脳天から落とされたダメージから動きが完全に止まっていく。
すると、麻衣はリングサイドからチェーンを持ち出すと、杏璃の首に巻き付けていく。
ゆっくりと観客にアピールする様にリング上に上がると、トップロープに乗せてから、ゆっくりとチェーンを引いてリング下の杏璃を絞首刑状態にしていく。
苦悶の表情でチェーンに手を掛ける杏璃。
しかし麻衣は容赦なくチェーンを引いていくと、杏璃の口からは血の混じった涎が溢れ出していく。
レフリーもノールールだからと杏璃にギブアップの確認をしていく・・・。
『椙原っ、ギブアップ?・・・ギブアップ?』
レフリーの問いに、苦しさから苦悶の表情で藻掻く杏璃。
麻衣の引っ張るチェーンが容赦なく喉元を締め付けていくと、苦悶の表情で藻掻いている杏璃は、失神寸前と言う表情を浮かべている。
『レフリー、杏璃ちゃんが殺されちゃうよ〜!』
『試合を止めてやれよ、椙原が死んじゃうよ〜!』
観客席からも危険だからと試合を止めろとばかりに歓声が飛ぶと、レフリーも試合を止めるか迷っている様子。
リング上では麻衣は構わずチェーンを引っ張っていると、杏璃のチェーンを掴む手が痙攣するかの様にヒクヒクしていくと、ここでレフリーが試合を止めていく。
『カンカンカンカン・・・』
試合終了のゴングが打ち鳴らされても、麻衣はチェーンを放さないで痛めつけていく。
『カンカンカンカン・・・』
更にゴングが打ち鳴らされると、レフリーが麻衣を止めていった。
チェーンが放されてリング下では舌を出してグッタリする杏璃。
『ただ今の試合、レフリーストップで西多麻衣の勝利となりました!』
グラビアアイドルの意外なデスマッチに言葉を失う観客席。
麻衣はマイクを握りしめると、観客席にアピールしていく。
「グラビアアイドルのほとんどが豊胸当たり前って言うのは本当なんです、だから偽乳のグラドルとデスマッチ勝負を挑みました!有刺鉄線は痛いけど、今夜は偽乳のアイドルを1人倒せたので良かったです!」
麻衣のアピールに歓声とブーイングが入り交じる会場内。
リング下では杏璃がグッタリしていると、黒服などが担架を用意していた。
しかし杏璃もアピールしていく。
「今夜は汚い事ばかりして・・・だったら次はもっと強烈なデスマッチで勝負よ、西多っ!私も反則攻撃を練習して、貴方を血の海に沈めてあげるわよ!」
杏璃のアピールに歓声がおきると、麻衣は関係ないとばかりにリングを降りて控え室に消えていくのであった。



第9試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、女優の掘北真希。白い競泳水着に白いリングシューズ姿でリングインすると、早くも歓声を浴びていく。可愛らしいルックスの真希の水着姿だけでも盛り上がっている会場内。
その真希の対戦相手としてリングに上がるのは、グラビアから女優に転身して成功している大池栄子。黒いスポーツビキニに黒いリングシューズ姿で、早くも鋭い視線で睨み付けながらのリングイン。
体格差があるからと、観客席からも真希のドミネーションマッチになってしまうのではと、そんな声まで囁かれていた・・・。
『第9試合・・・女優マッチ・・・青コーナー〜・・・身長160p、上から78、58、83・・・26歳・・・掘北真希〜っ!』
コールを受けて一礼していく真希。反対コーナーからの鋭い視線に緊張を隠せない・・・。
『赤コーナー〜・・・身長166p、上から91、59、87・・・34歳・・・大池栄子〜っ!』
片手を突き上げてアピールする栄子。対戦相手の真希との体格差からも、不満気な表情を浮かべるも、組まれた試合だからとコーナーに寄りかかっては試合開始を待っている。
『大池〜っ・・・簡単に試合終わらすなよ!』
歓声に包まれていくリング上。
レフリーは真希と栄子をリング中央に招いてルールの確認をしていくと、コーナーに別けられて試合開始のゴングが打ち鳴らされた。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、栄子がコーナーから飛び出していく。
真希は栄子との距離を取ろうと逃げるようにリング内を動き回ると、栄子が早くもコーナーに追い詰めていくリング上。
コーナーを背に栄子と睨み合う真希。
早くも手四つの体勢になるも、簡単に押し込まれていく真希。
栄子が力を入れると、苦痛に表情が歪んでいく真希に、観客席からも歓声が起きていく。
『ロープ・・・』
真希の背中がロープに触れているからと、レフリーが栄子を止めていく。
流石に簡単に試合を終わらせてはと思ってか、栄子もレフリーに従って放した。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離が詰まる真希と栄子。
真希も栄子のパワーに驚きを隠せないも、果敢にタックルを仕掛けていく。
しかし栄子が踏ん張って倒れないと、逆に持ち上げるように変形スープレックスでマットに叩き付けていく。
バッシーン・・
「あうっ・・」
背中からマットに叩き付けられて動きの止まる真希に、栄子は立ち上がるとストンピングを連打していく。
転がるようにしてロープに逃れる真希。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが栄子を離していくと、真希はロープを掴んでゆっくりと立ち上がっていく。
水着を直しながら距離を置くと、レフリーが試合を続けさせていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に真希は焦りながらも距離を計ると、栄子が距離を詰めていく。
前に出る栄子に、真希がドロップキックを叩き込むと、栄子がフラつくも倒れない。
続けて真希がドロップキックを叩き込むと、またも倒れない栄子に悔しそうにマットを叩く真希は、素早く立ち上がるも、逆に立ち上がった真希に強烈なラリアットを叩き込む栄子。
バッシーン・・・
豪快にマットに倒れ込んだ真希に、栄子は髪を鷲掴みにして起こしていくと、背中ハンマーパンチを落としてから、ボディスラムでマットに叩き付けていく。
バッシーン・・・
「ああんっ・・」
堪らず悲鳴をあげる真希に、栄子は飛び上がるようにして喉元にエルボードロップを落としていく。
体重が乗っているだけに、真希へのダメージが大きく真希は両足はバタバタさせて痛がっていると、栄子が立ち上がってから、ゆっくりと逆エビ固めを仕掛けた。
グイッ・・
「ぐわっ・・ああああっ・・・」
真希の細い身体が反らされていくと、骨が軋む間隔に真希が悲鳴をあげた。
「ほらほら、痛いなら泣いても良いのよ!」
栄子も揺さぶりながら痛めつけていくと、真希は必死にロープに逃れようと手を伸ばす。
レフリーも真希にギブアップの確認をするも、額から汗を流しながらも耐えていく真希。
「ノォォォォォ・・・ノォォォォォ・・・・」
必死になってロープに逃れようとする真希。
ロープに手が届くと、レフリーが止めていくのであった・・・。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に技を解いていく栄子。
真希はグッタリと俯せになって動きが止まると、栄子がヒップを踏みつけていくも、レフリーが栄子を離していく。
フラつきながら立ち上がる真希に、栄子は構わず突進して喧嘩キックをお腹に叩き込んでいく。
ドスッ・・
「ぐえっ・・オエェェェェ・・・」
お腹への強烈な蹴りに嘔吐感から口をパクパクさせてダウンする真希。
レフリーも栄子を離していくとも、真希は口から胃液の様な物を垂れ流して苦悶の表情で咳き込んでいる。
『ファイト!』
レフリーが真希が立ち上がる前に試合を続けさせると、栄子が髪を掴んで起こしていくと、強引にヘッドロックから豪快なブルドッキングヘッドロックでマットに叩き付けていく。
バッシーン・・・
豪快な荒技に細い真希の身体は大きなダメージを受けて動きが止まると、栄子はキャメルクラッチの体勢も持ち込んでいく。
両手を顎に掛けて、揺さぶるように痛めつけていく栄子。
グイッ・・グイッ・・
「んんっ・・んぐぐぐっ・・」
口も押さえられた形で、上半身を反らされて揺さぶられて、激痛に両足をバタバタさせて痛がる真希。
目には涙が浮かんで見えるも、口から涎を垂れ流しながら耐えている。
「ギブアップするの?・・・痛いんでしょ?」
更に揺さぶっては痛めつけていく栄子。
揺さぶってから栄子が技を解くと、グッタリとして苦しそうな表情を浮かべている真希。
「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・」
俯せ状態でグッタリする真希に、栄子が立ち上がると観客席にアピールする様にして、真希の後頭部を踏みつけていく。
グイッ・・
「あうっ・・」
マットに顔を押しつけられる形の真希。
栄子はアピールしながら踏みつけていくと、レフリーが栄子を止めていく。
栄子を真希から離していくと、レフリーは真希に立ち上がるように促した。
水着を直しながら立ち上がる真希。一方的とも言える試合展開に、スタミナも消耗して苦しそうに見えている・・・。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に構える真希。
しかし栄子が走り込んで喧嘩キックを叩き込むと、お腹を押さえて倒れ込んだ。
その倒れた真希の髪を鷲掴みにして無理矢理起こしていくと、抱え込む様にして持ち上げていく栄子。
そしてコーナーに進んでいくと、反対コーナー目掛けて走り込んでから、アバランシュホールドで豪快にマットに叩き付けた。
バッシーン・・・
激しい衝撃に真希の動きが止まると、栄子はゆっくりと真希のバストに両手を乗せると、レフリーにフォールのアピールをしていく。
『ワン・・・ツー・・・』
レフリーのカウントが進むと、栄子が真希の肩を浮かせてフォールを止めていく。
グッタリしている真希を簡単には終わらせないと言う栄子の残酷な考えだろうか・・・。
ゆっくりと真希を起こしていくと、今度はエルボースマッシュからコーナーに押し込んでから、喉元へ水平チョップを叩き込む。
バッシーン・・・バッシーン・・・
強烈な水平チョップの連発に、涎を垂れ流して苦しむ真希。
栄子も余裕を見せて観客席に髪を掴んでアピールしていくと、突然真希が栄子の膝裏に蹴りを入れた。
バシッ・・
「うっ・・」
いきなりの蹴りにフラついた栄子に、真希が一気に逆さ押さえ込みを仕掛けると、レフリーがカウントを数えた。
『ワン・・・ツー・・・スリィィィィ・・・・』
まさかの逆転劇、一方的に痛めつけられていた真希が、まさかの逆さ押さえ込みのスリーカウント。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが打ち鳴らされると、栄子は呆然とした表情を浮かべている。
『ただ今の試合、掘北真希の勝利となりました!』
リングアナのコールにグッタリしている真希。
観客席は盛り上がっていくと、負けた栄子は納得がいかないとばかりにレフリーに詰め寄った。
しかし覆る事もないからと、グッタリする真希に八つ当たり的にストンピングを叩き込んでからリングを降りていく栄子。
まさかの栄子からの逆転勝利した真希は、黒服にタオルを渡されると、フラつきながらもリングを後にするのであった・・・。



第10試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、橘華凜。Hカップのバストをビキニに包んで、緊張しながらもリングインすると、早くも歓声を浴びている凜。初めての地下プロレス参戦に緊張は隠せないものの、必死に歓声に応えようとしている凜。
その凜の対戦相手としてリングに上がるのは、凜と同じく今夜がデビュー戦になる波月あや。凜と同じくHカップのバストをビキニに包んでのリングインで、歓声を浴びて戸惑いながらもコーナーに進んでいく。
『第10試合・・・デビューマッチ第7弾・・・青コーナー〜・・・身長160p、上から92、58、90・・・橘華凜〜っ!』
コールを受けて一礼していく凜。黒いビキニから飛び出しそうな乳房に歓声が大きくなっていく。
『赤コーナー〜・・・身長152p、上から90、58、85・・・波月あや〜っ!』
コールを受けて一礼するあや。あやも黒いビキニから乳房が溢れそうになって、観客席から視線が胸元に集まっている。
レフリーがリング中央でルールのチェックをすると、お互いが緊張しながらもコーナーに別れていく凜とあや。
『カァーン!』
そして試合開始のゴングが打ち鳴らされると、まずはコーナーから飛び出して距離を詰めていく両者。
ビキニ姿だけに、Hカップのバストが揺れていると、観客席からも歓声がおきていく。
距離が詰まると、まずはあやがエルボースマッシュを叩き込む。
グニュ・・
「あうっ・・」
いきなりエルボーをバストをに受けて痛がる凜。
しかしお返しとばかりにエルボースマッシュを返していくと、今度はあやが痛がった。
グニュ・・
「うっ・・」
お互いのバストが狙われると、逆にバスト狙いでエルボーを打ち合う凜とあや。
グニュ、グニュ・・グニュ・・
Hカップのバストがエルボーを受ける度にひしゃげていくと、痛々しい展開ながら歓声が飛んでいく会場内。
凜とあやはバストを狙うも、激痛から辛そうな表情を浮かべるも、観客席が盛り上がっているからと必死に打ち合っている。
しかし凜が張り手を顔面に叩き込むと、あやの動きが止まった。
バッシーン・・
「あうっ・・ううっ・・」
張り手を受けて動きが止まるあやに、凜は髪を掴んでヘッドロックに持ち込んでいく。
爆乳の凜の迫力のあるヘッドロックに苦しむあや。
そのまま走り込む様に、ブルドッキングヘッドロックでマットに叩き付けていく凜。
バッシーン・・・
「きゃあああぁぁぁ・・・・」
たまらず悲鳴をあげるあや。
凜が放すと、叩き付けられた衝撃で痛がっているあや。
素早く立ち上がった凜が、俯せ状態のあやり背中にストンピングを叩き込んでいくと、一気にキャメルクラッチを仕掛けていく。
グイッ・・
「あふっ・・」
上半身を反らされて苦しむあや。
凜もギブアップ狙いで揺さぶっていくと、あやが両足をバタバタさせて痛がっている。
耐えているあやに、凜は両脇の下に足を入れて、更に角度をつけて極めていく。
激しい激痛にあやが更に藻掻いていくと、レフリーもギブアップの確認をしていく。
『波月、ギブアップ?・・・ギブアップ?』
レフリーの問いかけにあやは顎を押さえられて声が出せず、あまりの激痛にギブアップしたくても出来ない様子。
「ぎゅ・・ぶ・・・っ・・ぷ・・・」
涙目になっているあや。必死にギブアップを口にしようとしても、ギブアップの言葉にならない・・・。
すると凜が技を解いていくと、あやはグッタリとなっていく。
そのあやの背中に、凜はロープに走って勢いをつけると、飛び上がるようにして大きなヒップを利用したヒップドロップを叩き込んでいった。
バッシーン・・・
「んああああぁぁぁ・・・」
豪快なヒップドロップを受けて悲鳴をあげるあや。
ロープに逃げようと這うようにして手を伸ばすあやに、凜は容赦なく腰にヒップドロップを落としていく。
バッシーン・・・
「いやああぁぁぁぁ・・・」
あやの悲鳴に観客席が盛り上がると、凜はあやを仰向けにしてから、お腹にヒップドロップを落とした。
バッシーン・・・
「うっ・・グエェェェェ・・・」
お腹への強烈なヒップドロップに口から反吐を吐き出してしまったあや。
ヒップドロップの連発にヒクヒクしていると、凜も口からに反吐を噴き上げたあやに驚きながらも、勝負だからとフォールしていく。
『ワン・・・ツー・・・スリィィィ・・・』
余裕のスリーカウントが決まると、ここで凜の勝利が決まった。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが鳴らされると、レフリーが凜の片手を挙げていくリング上。
『ただ今の試合、橘華凜の勝利となりました!』
リングアナのコールに凜は歓声を浴びていくと、グッタリするあやを気遣っていく。
巨乳同士の試合、経験の少なさから体格差が結果に出てしまった試合だったが、凜とあやの今後の地下プロレスでの活躍はどうなるのだろうか・・・。



第11試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、アキバ軍団から山元彩。黒ビキニに黒いリングシューズ姿でリングインすると、早くも歓声を浴びてコーナーに進んでいく。
その彩の対戦相手としてリングに上がるのは、88回大会で勝利した小嶋瑠璃子。白いビキニに白いリングシューズ姿でリングに上がると、早くも睨み合いになっていくリング上。
『第11試合・・・アキバvsアイドル対抗戦マッチ・・・青コーナー〜身長155p、上から86、57、86・・・山木〜彩〜っ!』
コールを受けて片手を挙げていく彩。前回の対戦ではビキニを剥ぎ取られての負けに、プロレススタイルではなく、喧嘩ファイトで挑もうと練習してきた様子。
『赤コーナー〜・・・身長157p、上から81、57、85・・・小嶋瑠璃子〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする瑠璃子。早くも緊張感の走るリング上で、レフリーが両者の手にオープンフィンガーグローブを着けていく。流石に表の仕事に支障が出ないようにと、喧嘩マッチとは言え安全面が考慮された感じのリング上。
レフリーが両者にルールの確認をしていくと、お互いが睨み合いながらもコーナーに別けられていく。
そして因縁とも言える試合が開始されていく・・・。
『カァーン!』
試合開始のゴングで、コーナーから勢いよく彩も瑠璃子も飛び出していくと、早くもパンチの連打が炸裂していく。
バシッ、バシッ・・・
浅い当たりのパンチが連打されていくと、お互いがガードもするからと決定打とはならず、軽いパンチの応酬になるリング上。
更に膝蹴りまで出ると、彩が組み付いていく。
ビキニ姿だからと、彩の腹筋など見事な身体に観客席も驚くが、そのまま組み付いて瑠璃子を持ち上げると、スープレックス気味にマットに叩き付けた。
バッシーン・・・
マットに叩き付けられて苦しい瑠璃子。彩の力強さに驚きを隠せないが、続けて彩がサイドポジジョンを奪って押さえ込んでいく。
瑠璃子もブリッジ気味に返そうとするも、彩が時折ハンマーパンチを打ち込んでいく。
嫌がるように藻掻く瑠璃子。彩も押さえ込もうとするも、上手くロープに足を伸ばした瑠璃子。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーに止められて、彩が立ち上がっていくと、瑠璃子もビキニを気にしながら立ち上がった。
お互いに水着を直しながら呼吸を整えていると、レフリーが続けさせていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声にガードを上げて距離を詰めていく瑠璃子と彩。
距離が詰まると、瑠璃子がローキックを放っていくと、彩も足を浮かせて受けると、逆に踏み込んでパンチを叩き込む。
彩のパンチに、瑠璃子も殴り返していくも、お互い打撃技術は高くないから決定打は出ず、殴り合いになると痛々しい展開になっていくリング上。
バシッ、バシッ・・バシッ・・
意地になってお互いが顔面狙いのパンチを放っていくと、瑠璃子が膝蹴りを仕掛けた。
しかし彩が組み付くようにタックルを仕掛けると、上手く瑠璃子をマットに倒していく。
上になったまま押さえていく彩。
瑠璃子も下から彩の動きを見ていると、脇腹へパンチを叩き込む彩。
バシッ、バシッ・・
脇腹へのパンチに痛がる瑠璃子。
彩は続けてギロチンチョークを仕掛けるも、瑠璃子がブリッジ気味に返していくと、素早く立ち上がっていく。
彩も立ち上がると、ローキックを放って牽制すると、瑠璃子もローキックからミドルキックと打撃で返した。
蹴られてフラついた彩に、瑠璃子は前に出て左右のパンチを放っていくと、彩が堪らずタックルを仕掛ける。
そのタックルに合わせて膝蹴りを放つも、組み付かれて倒されてしまう瑠璃子。
グラウンド状態になると、彩が強引に横四方固めの体勢に持ち込むと、押さえ込んで動きを止めていく。
瑠璃子も返したくても返せないからと様子を見ているも、体重が乗せられてスタミナを消耗していく展開になっていく。
少しずつロープに逃れようと身体を動かす瑠璃子に、彩がボディへ小刻みなパンチを打ち込んでいく。
バシッ、バシッ・・・
殴られて嫌がるように藻掻く瑠璃子。しかしロープに逃れると、レフリーが止めていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に放して立ち上がる彩。
瑠璃子も立ち上がると、彩の力に驚きを隠せない様子・・・。
お互いがビキニを直してから、レフリーは試合を続けさせていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていくと、瑠璃子はガードを固めていくと、彩は踏み込んでハイキックをガードの上に叩き込む。
バッシーン・・
ガードの上からでもプレッシャーを与えるには十分なハイキック。
瑠璃子もローキックを叩き込むと、続けてハイキックを放つも空振りになって空転すると、彩がタックルを仕掛けた。
しかし瑠璃子が藻掻きながらロープに逃れると、レフリーが止めていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に離れる瑠璃子と彩。
『ファイト!』
レフリーの指示に試合が続けられていくと、彩がガードを固めて前に出ると、左右のミドルキックを叩き込んでいく。
バシィィィ・・・
「うっ・・」
脇腹へ蹴りを受けてフラつく瑠璃子。
その瞬間を逃さずに、彩が顔面狙いの大振りのフックを数発放つと、瑠璃子の顔面に炸裂してロープ際に押し込まれる瑠璃子。
更に首相撲の体勢に持ち込んでから、怯んだ瑠璃子のボディへ膝蹴りを狙う彩。
しかし瑠璃子も意地を見せて組み付いてから、強引にマットに倒していく。
組み付いて仕掛けようとする瑠璃子。
その瑠璃子の仕掛けに対して、強引にブリッジなどで藻掻いて崩しては、ロープに逃れた彩。
『ロープ・・・ロープ・・・』
流石に瑠璃子も彩の強引な逃げには驚きを隠せない。しかしマラソンなどで鍛えているだけに、スタミナ勝負なら自信を見せている。
立ち上がってからビキニを直してから、レフリーの掛け声で構えていく瑠璃子と彩。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、軽くジャブで牽制しながら距離を詰めていく瑠璃子。
パンチをガードしながらも、距離を詰めたらタックルで組み付く彩が、そのまま瑠璃子の身体を持ち上げると、背中からマットに叩き付けていく。
バッシーン・・・
「あうっ・・」
流石に瑠璃子もマットに叩き付けられて苦悶の表情を浮かべると、彩が一気に馬乗り状態を狙うも、瑠璃子も藻掻いて逃れていく。
しかし俯せ状態になった瑠璃子に、彩がバックマウントを奪っていくと、髪を鷲掴みにして上を向かして振り回す。
プロレスなら反則行為でも、地下プロレスでは認められている髪の鷲掴み。
瑠璃子がロープに逃れようと手を伸ばすも届かないと、彩は脇腹へパンチを叩き込んでいく。
バシッ、バシッ・・・
殴られて両足をバタバタさせて痛がる瑠璃子。
更に側頭部まで殴りだしていく彩に、瑠璃子が必死にロープに逃れた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に立ち上がって離れる彩。
瑠璃子も彩の力に驚きを隠せないが、前回の対戦では勝利しているだけに負けられない一戦。
ビキニを直しながら立ち上がると、レフリーが続行を促した。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていく彩と瑠璃子。
距離が詰まると、彩が小刻みなジャブからストレートとパンチで前に出ると、瑠璃子もローキックで止めようとするも、彩が前に出て顔面を殴られていく。
顔を殴られて膝を前に出して止めようとする瑠璃子に、彩は構わず左右の大振りフックを叩き込む。
バシィィィ・・・バシィィィ・・・
左右の大振りのフックを叩き込まれてフラつく瑠璃子。
必死にガードすると、お腹にパンチを受けて苦悶の表情を浮かべていく。
ビキニだけに生腹への衝撃が叩き込まれると、観客席からもアイドルの生腹へのパンチシーンに盛り上がっていく。
身体をくの字にして苦しむ瑠璃子に、彩は飛び込むようにして膝蹴りを叩き込んだ。
ドスッ・・
「ぐえっ・・オエッ・・・」
お腹への強烈な膝蹴りに座り込む様にダウンする瑠璃子。
口からは涎を垂れ流していると、彩は髪を掴んでダウンを許さないとばかりに起こしていく。
両手でお腹を押さえて苦しそうな瑠璃子に、髪を鷲掴みにして下を向かせると、顔面狙いの膝蹴りを狙うも、瑠璃子も危険と感じて組み付いた。
そのままロープに押し込む形で逃げた瑠璃子。レフリーが止めていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーに止められていく彩は、少し不満そうな表情を浮かべながらも、試合の流れを掴んだからと距離を置いていく。
瑠璃子はビキニを直しながらも、呼吸を整えながらも殴られたりしているからダメージも大きくなってきて、内心は焦りだしていた。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に彩が突進していくと、焦る瑠璃子にパンチを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
必死にガードする瑠璃子。しかし彩の膝蹴りを受けて動きが止まると、組み付いてフロントスープレックスでマットに投げた彩。
バッシーン・・・
マットに叩き付けられて動きの止まった瑠璃子に、彩はマウントポジジョンを奪っていく。
両手を押さえつけて、ただ屈辱を与えるように動きを止めていく彩。
「どうよ、グラビアアイドルに対しては、私だって容赦しないわよ・・・」
彩が意地悪く囁くと、瑠璃子は藻掻いて逃れようとするも、逃げられない。
しばらく押さえつけると、瑠璃子の呼吸が荒くなったからと、一気に両腕を足で押さえてノーガード状態にしてから、彩は顔面へパンチを落とし始めた。
バキッ・・バシッ・・・
「あうっ・・ああっ・・」
顔面への容赦ないパンチ攻撃に藻掻く瑠璃子。
彩も顔面に躊躇なく殴りつけていく展開に、観客席も盛り上がっていく。
『いけいけ〜、もっと殴っちゃえ!』
『顔面崩壊させろ〜っ!』
残酷な期待を含む歓声に押されて、彩が殴りつけていくリング上。
瑠璃子も涙目になりながらも、少しずつロープに逃れようと動いていくと、ここでロープに足が届いた・・・。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが彩を止めていくと、エキサイトした彩はロープに逃げられたと悔しがる。
ゆっくりとビキニを直しながら立ち上がる彩。瑠璃子も立ち上がるも顔を気にしていると、鼻血が流れ出している。
『ファイト!』
レフリーの掛け声と同時に瑠璃子がドロップキックを仕掛けると、彩が払い落としてから、立ち上がろうとする瑠璃子の顔面狙いの蹴りを放つ。
しかし瑠璃子が避けて空振りすると、そのままタックルを仕掛けて倒していく。
組み付いていく瑠璃子に、彩は構わずロープに逃れて掴んだ。
『ロープ・・・』
レフリーが止めていくと、瑠璃子がゆっくりと立ち上がる。
彩も瑠璃子のダメージを見ながら立ち上がると、呼吸を整えて構えた。
『ファイト!』
レフリーが試合を続けさせていくと、鼻血で呼吸が気になる瑠璃子に、彩が距離を詰めてジャブを放っていく。
嫌がるようにローキックを放っていく瑠璃子に、彩は蹴られても構わず前に出てから、首相撲に捉えて押し込んだ。
フラつきながらロープに詰まる瑠璃子のボディへ、両手を首に回して膝蹴りを叩き込む彩。
ドスッ・・ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・」
苦悶の表情を浮かべて身体をくの字にして苦しむ瑠璃子。
更に髪を掴んで顔面を殴りつけていくと、瑠璃子の鼻から鼻血が噴き出していく。
白いビキニにも血が垂れて痛々しい展開になっていくリング上。彩は構わず殴りつけていくと、瑠璃子が堪らず組み付いていく。
しかし彩が押し返して組み付かせないと、膝蹴りを叩き込んでいく。
ドスッ・・
「うっ・・」
これには瑠璃子が膝をつくようにダウンすると、観客席が盛り上がっていく。
彩は更に顔面狙いの膝蹴りを狙うと、瑠璃子が必死に組み付いた。
そのまま押し込む様にロープに逃げる瑠璃子。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが止めていくと、彩はビキニを直して距離を置いていく。
瑠璃子は鼻血を気にしながらも、谷間も垂れている血を気にする余裕もなく、ビキニを直していた。
『ファイト!』
レフリーが試合を続けさせていくと、ガードを上げていく瑠璃子に、彩は距離を置いて構えていく。
鼻血で呼吸も苦しい瑠璃子は、次第にスタミナの消耗も大きくなって苦しい展開になっていくと、彩はローキックで攻めていく。
バッシーン・・
ローキックを受けてフラつく瑠璃子。軽くジャブ気味に返すも、彩に対して有効打が出せない展開。
その瑠璃子に、ゆっくりと距離を詰めていく彩。
瑠璃子も嫌がるようにローキックを放つと、彩は蹴りを受けてからタックルを仕掛けて組み付いていく。
そのまま持ち上げるようにしてから、背中からマットに叩き付けていく彩。
バッシーン・・・
マットに叩き付けられて動きが止まる瑠璃子に、彩が馬乗り状態になっていく。
嫌がるように藻掻く瑠璃子に、一発一発顔面へ重いパンチを落としていく彩。
バシィィィ・・・バシィィィ・・・
殴られる度にビクンビクンと身体をさせて藻掻き苦しむ瑠璃子。
鼻血も激しくなって顔面を血に染めていく瑠璃子に、レフリーも注意深く様子を伺っているリング上。
彩の手を止めようとする瑠璃子。しかし彩のパンチは容赦なく顔面に落とされていく。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
更に顔面へパンチが叩き込まれると、瑠璃子が涙目になりながらも必死に抵抗していく。
「この前はよくも脱がしてくれたわね・・・お返しよ!」
すると、彩が瑠璃子のビキニを鷲掴みにすると、一気にブラを剥ぎ取ろうとしていく。
「いやっ・・」
抵抗する瑠璃子。
「何がイヤっなんだよ、この前の事は忘れた訳じゃないんでしょ、覚悟しなさいよ!」
抵抗する瑠璃子に構わず、ブラを剥ぎ取ってトップレスにしていく彩。
剥ぎ取ったブラをリング外に投げると、観客席からブラに何人もの観客が手を伸ばした。
トップレスにされた瑠璃子に、彩は上から殴りつけていくと、瑠璃子の抵抗も少なくなっていくリング上。
ロープに逃げようと藻掻く瑠璃子が、俯せ状態になって手を伸ばすと、彩は狙っていた様にチョークスリーパーを仕掛けた。
グイッ・・
「うぐぐっ・・」
容赦ないチョークスリーパーに苦悶の表情を浮かべる瑠璃子。
更に反転させるようにしてから、両足をフックしてのアナコンダスリーパーに移行すると、完全に動きの止まった瑠璃子。
「ぎっ・・・ぎ・・ぶ・・・」
堪らずギブアップを口にする瑠璃子に、彩は構わず締め付けていく。
次第に瑠璃子の動きが止まると、失神KOと言う事でレフリーが試合を止めていくのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが鳴らされると、彩が技を解いて立ち上がった。
『勝者、山木彩っ!』
リングアナのコールを受けると、グッタリとしている瑠璃子を仰向けにしてから、トップレスのバストを踏みつけていく彩。
「グラビアアイドルとウチの争い、覚悟しろよ!」
彩が言い放つと、更に瑠璃子の顔面を踏みつけてアピールすると、ベルトを要求していく。
「小嶋さんは地下プロレスのジュニアのベルトを持っているって聞いたんですけど、完全に勝利した訳だから、私の腰に巻かせてくださいよ!」
彩のアピールに観客席が盛り上がっていく。
しかしノンタイトル戦だからと、ここでベルトの移動はないと言う事で、試合は終わりを告げていく。
完全勝利の彩は、ガッツポーズでリングを降りると、歓声に包まれながら控え室に戻るのであった。
一方、まさかの敗北にグッタリしている瑠璃子は、リングドクターのチェックを受けてから、担架が呼び込まれて退場するのであった・・・。



第12試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、グラビアアイドルの佐野雛子。ピンクのビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、早くも歓声を浴びていく雛子。笑顔でコーナーに進んでいく。
その雛子の対戦相手としてリングに上がるのは、タレントの橋元マナミ。黒いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、一礼してからコーナーに進んでいった。体格差もあるからと、雛子もマナミのリングインに緊張が走っている様子・・・。
マナミとしては、テレビ番組で雛子の事をカワイイ水着ばかりでグラビアやって、ちやほやされてと嫉妬心を出していたが、今夜は直接対決と言う事で、地下プロレスを利用して痛めつけようと思っている様子・・・。
『第12試合・・・青コーナー〜・・・身長160p、上から84、51、83・・・Fカップ・・・20歳・・・佐野雛子〜っ!』
コールを受けて一礼していく雛子。ビキニを気にしながらマナミに対して警戒心を増していた。
『赤コーナー〜・・・身長168p、上から86、65、88・・・Gカップ・・・30歳・・・橋元マナミ〜っ!』
そしてコールを受けたマナミは、片手を挙げてアピールするとコーナーに戻っていく。
試合開始のゴングが鳴らされる前から、観客席も盛り上がっていく中、レフリーがリング中央でルールの確認をしていくと、マナミが早くも挑発的に睨み付けていくと、雛子は視線を合わさずに身体を動かしていく。
バシッ・・
「きゃっ・・」
その雛子のバストを突き飛ばすマナミ。堪らず声を漏らしてしまう雛子。
早くもエキサイトするリング上に、観客席は盛り上がっていくのであった・・・。
レフリーはコーナーに別けていくと、ここで試合開始のゴングを要求した・・・。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、雛子がコーナーを飛び出していくと、マナミに勢いのあるドロップキックを叩き込んでいく。
バッシーン・・・
マナミが倒れ込むと、続けて立ち上がる所へドロップキックを叩き込む雛子。
バッシーン・・・
そしてヘッドロックに捉えていくと、マナミがロープに振って返していく。
しかし雛子がロープを掴んで戻らないと、睨み合う両者。
『ファイト!』
レフリーが掛け声をかけると、距離を詰めていく雛子とマナミ。
雛子が勢いよくエルボースマッシュを仕掛けると、マナミのバストを抉る雛子の肘。
グニュ・・・
「くっ・・」
Gカップに衝撃を受けてフラつくマナミ。
更に雛子は組み付いて投げようとしているのか踏ん張ると、体格差のあるマナミが逆に組み付いて、そのままコーナーに押し込んでいった。
グリッ・・
「うっ・・」
コーナーに押し込まれた雛子。
「胸によくもやってくれたわね・・・」
マナミが呟くと、コーナーに押し込んだ雛子のバストへグーパンチを叩き込んだ。
グニュ・・グニュ・・
「痛いっ・・・んあぁぁぁぁ・・・」
バストへの連続パンチに悲鳴をあげる雛子。
ビキニに包まれた乳房に衝撃を受けて、絶叫する雛子の髪を掴んでから、マナミはヘアーホイップでマットに投げつけると、続けてヘッドシザースで締め上げていく。
苦しんで両足をバタバタさせる雛子。
堪らずロープに足を伸ばした雛子に、レフリーがマナミを止めていくリング上。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に技を解いていくマナミ。組み合うと雛子との体格差が大きいことに観客達も注目していた・・・。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていくマナミと雛子。
蹴りを叩き込む雛子に、マナミは蹴られながらも前に出ると、いきなり雛子の髪の毛を鷲掴みにしていく。
グイッ・・
「イタッ・・」
痛がる雛子に、そのままこーなーに連れ込んでいくマナミは、コーナーポストに顔面を何度も叩き付けていく。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
「あうっ・・ああっ・・あんっ・・・」
何度も顔面を叩き付けられて動きが鈍る雛子。
更にマナミが髪を掴んで、トップロープに押しつけて擦りつけていく。
ギュギュ・・ギュ・・・
「ああああぁぁぁぁぁ・・・熱いぃぃぃぃ・・・」
ロープとの摩擦で雛子が悲鳴をあげると、マナミが放した。
「は、反則・・・反則・・・」
雛子はレフリーに反則のアピールをするも、マナミが構わずお腹に喧嘩キックを叩き込むと、そのままボディスラムの体勢に持ち込んでいく。
逆さ状態の雛子は投げつけられると思っていると、マナミは走り込む様にしてから、アバランシュホールドでマットに豪快に叩き付けた。
バッシーン・・・
「んああぁぁぁ・・・」
マットに叩き付けられて悲鳴をあげて動きを止める雛子。
「簡単には終わらせないわよ、佐野さん・・・ふふっ・・」
苦しむ雛子のバストを踏みつけて囁くマナミ。
更に雛子の自慢のFカップバストへストンピングを叩き込んでから、飛び上がる様にしてギロチンドロップを叩き込んでいく。
バッシーン・・・
「ぐえっ・・」
苦悶の表情で苦しむ雛子。
喉元を押さえて藻掻き苦しむ雛子に、マナミは余裕の表情を浮かべてから、顔面狙いのストンピングを叩き込む。
堪らずロープに転がるように逃れる雛子。
『ロープ・・・ロープ・・・』
更に蹴りこもうとするマナミを止めていくレフリー。
雛子も必死にロープを掴んでいると、レフリーがマナミを離してから起こしていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていくマナミ。
雛子もマナミのパワーに警戒感を隠せずに前に出られないと、逆にマナミがガードを上げると、ローキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「あうっ・・」
マナミの打撃に驚く雛子。
フットサルの経験からも、蹴り技などは使えるマナミは、打撃はあまり使わない展開で試合をしていたが、雛子相手には痛めつける意味もあって打撃を積極的に出してきた・・・。
更にローキックを太股に叩き込むと、雛子が嫌がるようにロープに逃れる。
続けて踏み込むようにしてハイキックを放つマナミ。
バッシーン・・・
強烈なハイキックにロープに寄りかかるように倒れ込む雛子。
グイッ・・
「まだまだ試合は始まったばかりでしょ?」
マナミが囁きながら雛子を起こしていくと、雛子も意地を見せてパンチをお腹に叩き込んでいく。
バシッ、バシッ・・・
しかしマナミは余裕の表情を浮かべると、髪を鷲掴みにして引き込んで、バストへ膝蹴りを叩き込んだ。
グニュ・・
「んあぁぁぁぁぁ・・・」
バストへの強烈な膝蹴りに悲鳴をあげる雛子。
更にマナミが髪を掴んで場外へ振るように落としていくと、雛子がリング外に転落していく。
リング下でグッタリする雛子に、マナミはゆっくりとリング下に降りてから、観客席からパイプ椅子を持ち込むと、倒れ込んでいる雛子の喉元に押しつけていく。
グイッ・・
「グエッ・・うぐぐっ・・」
体重を乗せるように雛子の喉元を押し潰していくマナミ。
雛子は両足をバタバタさせて痛がっていると、場外だからとレフリーも積極的に止めていかない・・・。
そしてマナミが長机を持ち込むと、雛子をその上に乗せていく。
更に自らも上がっていくと、観客席に向かってアピールしてから、雛子の身体を逆さにしてツームストンパイルドライバーの体勢に持ち込んだ。
観客席も盛り上がる中、マナミが飛び上がるようにしてジャンピングツームストンパイルドライバーを長机の上で炸裂させると、長机が激しく真っ二つに壊れてしまった。
強烈なパイルドライバーに雛子はグッタリして動きを止めると、マナミは片手を挙げてアピールしてから、雛子の髪を鷲掴みにして起こしていく。
虚ろな目でフラフラしている雛子に、マナミは近くの鉄柱へ額から叩き付けた。
ゴッキーン・・
「いやあぁぁぁぁぁ・・・・」
またも会場中に響き渡る雛子の悲鳴。
鉄柱攻撃を受けてグッタリと座り込む様にダウンする雛子に、マナミは無理矢理立たせてから、髪を鷲掴みにしてから、鉄柱へ額から叩き付けた。
ゴッキーン・・
「きゃああぁぁぁぁ・・・・」
雛子が絶叫すると、額が割れて流血戦となっていくリング上。
更に鉄柱攻撃を続けるマナミは、流血した雛子をリングサイドに連れ回しては、朦朧としている様子を観客席に見せつけていく。
「ほらほら、お客さんにサービスしなさいよね・・・ふふふっ・・・」
マナミは雛子を羽交い締めにすると、観客席に突き出すようにして雛子を差し出した。
モミッ・・
「い、いやああぁぁ・・・」
その雛子のFカップバストをビキニの上から揉んでいく観客達。胸を揉まれて悲鳴をあげる雛子。
観客にバストを揉まれて嫌がって抵抗する雛子は、スタミナも消耗して苦しい状況に追い込まれると、マナミが観客席から離してから、エプロンサイドに顔面を叩き付けてから、リング上に上げていった。
リング上でグッタリと倒れ込んでいる雛子に、マナミは仰向けにさせてから、トップロープを握りしめてから飛び上がってから、お腹にフットスタンプを叩き込んだ。
ドスッ・・
「ぐえっ・・・」
体重差のあるマナミのフットスタンプに、雛子は口から反吐を噴き上げた。
流血させられて、口からは反吐まで吐かされて動きの止まる雛子。
自ら吐き出した反吐で顔を汚している雛子に、マナミはアピールする様に顔面を踏みつけていくと、観客席からはブーイングと歓声が入り交じっていく。
そしてマナミが黒服に合図してペットボトルを受け取ると、雛子の顔面に掛けて反吐を洗い流していくと、髪を掴んで起こしていく。
ゆっくりとトップロープとセカンドロープを使って、両腕を絡ませる様にして磔状態にすると、片手で髪を鷲掴みにして、片手でペットボトルを口無理矢理突っ込んでいく。
「んぐ・・んぐ・・」
嫌がる雛子に無理矢理ペットボトルの水を飲ませていくマナミ。
観客席に向かって拳をアピールするマナミは、大振りのモーションから、雛子のお腹へ強烈なパンチを叩き込んでいく。
ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・・」
お腹への衝撃に口から涎を垂らして苦しむ雛子。
「これならどうかしら?」
更にマナミが口にペットボトルを突っ込んで水を飲ませていくと、雛子は泣き顔で拒もうとするも、無理矢理に飲まされていくのであった・・・。
そして、マナミはアピールしてから、お腹に膝蹴りを叩き込んでいく。
ドスッ・・
「ううっ・・オエェェェェェ・・・・」
膝蹴りの衝撃に堪らず雛子が勢いよく水を吐き出していくと、観客席からは残酷シーンに盛り上がっていく。
ここでレフリーがマナミを離してから、雛子をロープから放していく。
両手でお腹を押さえて苦しむ雛子。
レフリーに向かって試合を止めてもらうようアピールするも、レフリーは止めるどころか煽った。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、マナミが距離を詰めていくと、余裕のボディスラムの体勢から、マットに豪快に叩き付けていく。
バッシーン・・・
「きゃああぁぁぁぁ・・・」
マットに叩き付けられて悲鳴をあげる雛子。
動きの止まった雛子を俯せにしてから、キャメルクラッチの体勢に持ち込むマナミ。
グイッ・・
「うううっ・・」
苦悶の表情を浮かべる雛子を揺さぶってから、マナミは耳元で囁いた・・・。
「カワイイ水着を脱いだらどうなるのかしらね・・・佐野さん・・・ふふっ・・」
その言葉に両足をバタバタさせて抵抗する雛子。
しかし、マナミが容赦なくビキニブラジャーを剥ぎ取っていくと、トップレスにされていく雛子。
Fカップのバストが揺れると、盛り上がる観客席。
更に、首に剥ぎ取ったビキニを巻き付けて締め付けていくマナミ。
「うぐぐぐっ・・・ううっ・・・」
首に巻き付けられたビキニを必死に押さえようとする雛子。
しかし苦悶の表情を浮かべて危険な状態になっていくと、レフリーがマナミを止めていく。
『反則を取るぞ!・・・ワン・・・ツー・・・スリー・・・フォー・・・』
レフリーのカウントにも、苦しむ雛子を楽しむようにマナミは締め付けていくと、レフリーがカウントを取っていく。
『ファイブ!』
レフリーが反則を取ると、ここでゴングが要請された・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングの音に試合は止められていくと、レフリーはマナミを止めていく。
やっと地獄の時間から解放された雛子は、口から涎を垂れ流してグッタリしていると、マナミが立ち上がってから後頭部を踏みつけていく。
『ただ今の試合、反則により佐野雛子の勝利となりました!』
リングアナのコールにブーイングが起きていく観客席。
しかしマナミは反則負けでもガッツポーズをとると、観客席から歓声が送られていくのであった。



第13試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、アキバ軍団から大葉美奈。
黒いビキニに黒いリングシューズ姿でリングに上がると、緊張しながらも一礼してコーナーに進んでいく美奈。地下プロレス2戦目と言う事で、少しは緊張を解けているのかと思いきや、やはり異様な雰囲気の会場に緊張感は隠せない・・・。
その美奈の対戦相手としてリングに上がるのは、百瀬美咲。空手を得意として打撃戦が期待されるも、美奈との小柄同士の対決に美奈が可哀想と言う観客席からの声も漏れている。
山木彩が小嶋瑠璃子をフルボッコにして勝利した今夜の地下プロレス、美咲としては同じ事務所のタレントが倒されたからと、アキバ軍団を痛めつけようと気合いが乗っている。
美咲はピンク色のビキニに白いリングシューズ、しかし美奈と違いバストは豊満でないために、ビキニ姿では負けていた・・・。
『第13試合・・・青コーナー〜・・・身長150p、上から82、62、85・・・大葉美奈〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする美奈。小柄ながらバストも豊満でビキニの似合う姿に、歓声が送られていく。
『赤コーナー〜・・・身長151p、上から75、56、80・・・百瀬美咲〜っ!』
そして美咲がコールを受けると、威嚇する様にハイキックを宙に放った。
黒服からオープンフィンガーグローブを受け取って着けていく美咲。美奈は打撃は得意でないだけに、残酷な試合展開が予想されるリング上。
レフリーは美奈と美咲をリング中央へ呼び寄せてルールを確認すると、お互いが視線を合わさずにレフリーの説明を聞いている両者。
そしてコーナーに別けられると、試合開始のゴングが打ち鳴らされた。
『カァーン!』
ゴングと同時に美咲が前に出て行くと、プレッシャーを受けて美奈がガードを固めた。
しかし美奈は打撃への対応が不足しているだけに、ガードも形だけで、美咲の前では無意味に等しかった。
バシィィィ・・・
「痛いっ・・」
いきなりローキックを叩き込んでいく美咲。同時に美奈が悲鳴をあげた。
更にローキックを叩き込んでいくと、嫌がるように距離を置こうとする美奈に、美咲が距離を詰めていく。
バシィィィ・・・
「いやあぁぁぁ・・・」
堪らず悲鳴をあげる美奈の太股が、早くも内出血で痛々しい姿になっていくと、観客席から歓声が上がっていく。
『いいぞぉぉぉぉ・・・百瀬、もっと痛めつけてやれっ!』
『小嶋のリベンジだ、アキバ軍団を血祭りにあげろ!』
観客席からの残酷な期待を込めた声に、美咲はお腹にミドルキックを叩き込むと、美奈が堪らず座り込んだ。
ドスッ・・
「グエッ・・・うううっ・・」
柔らかいお腹を蹴りこまれて、両手でお腹を押さえて座り込む様にダウンする美奈。
美咲は挑発する様に手招きしていくと、立ち上がれない美奈の背中にサッカーボールキックを叩き込んでいく。
バッシーン・・・
「ああんっ・・」
背中を蹴りこまれて悲鳴をあげる美奈。
更に顔面へも蹴りを狙っていく美咲に、美奈がロープに逃げてアピールしていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
美奈のアピールにレフリーが美咲を止めて離していくと、美奈に立ち上がるように指示した。
フラつきながら立ち上がる美奈は、ビキニを直してから距離を置いていくと、試合が続けされていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、美咲が前に出て行くと、美奈も必死にドロップキックを放つも、美咲に避けられて自爆していく。
逆に立ち上がろうとした時に、豊満なバストへサッカーボールキックを叩き込まれていく。
グニュゥゥゥゥ・・・
「あうっ・・・」
バストへの衝撃に動きの止まる美奈。
しかし必死タックルを仕掛けると、美咲に組み付いていく。
押し込む様にロープ際に縺れると、美奈もどうして良いのか分からない様子で、トップロープを掴んで美咲の動きを封じていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
ここでレフリーが止めていくと、美奈と美咲を離していく。
『ファイト!』
そして試合が続けられると、美咲が距離を詰めてから、今度はローキックからミドルキックで痛めつけてから、痛がる美奈の顔面へ左右のパンチを入れていく。
バシッ、バシッ・・
「あうっ・・ああっ・・」
顔面パンチの連打にフラついていく美奈。
バシッ、バシッ・・
「まだ始まったばかりでしょ?」
美咲は意地悪く囁きながら殴りつけていくと、次第に美奈はコーナーに追い詰められていく。
しかし意地を見せてタックルを仕掛けて組み付こうとすると、美咲も2回目だからとタックルを切ると、逆にヒップにミドルキックを叩き込んだ。
バッシーン・・
「ああんっ・・」
ヒップへの衝撃に悲鳴をあげる美奈。
しかし必死にタックルを狙っていくと、美咲はフロントスリーパーでキャッチしていくと、締め上げていく。
美奈も苦しみながらも、体格の似ている美咲相手だけに、コーナーに逆に押し込んでいくと、素手の拳を握りしめて美咲の脇腹などへパンチを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
美奈の反撃にパンチを受けながらも首から腕を放さない美咲。
逆に一瞬の隙を突いて美奈をコーナーに押し込む様にしてから、膝蹴りをバストに叩き込んだ。
グニュ・・
「んあぁぁぁぁぁ・・・」
バストを膝蹴りで抉られて、悲鳴をあげて倒れ込む美奈。
グッタリとして両手で蹴りこまれてバストを押さえていると、美咲は観客席にアピールしていく。
そしてビキニショーツを掴んでヒップを突き上げさせる形にしてから、サッカーボールキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「ああんっ・・」
ヒップへの衝撃に悲鳴をあげる美奈。
更にヒップへ衝撃が走ると、泣きそうな表情でロープを掴んでアピールしていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが美咲を離していくと、美奈はサードロープを掴んで怯えた様な表情を浮かべていると、レフリーが立ち上がる様に促した。
ゆっくりと立ち上がると、ビキニを直しながらも美咲を睨み付ける美奈。
「かかってきなさいよ!」
睨まれたからと、美咲も挑発する様に言い放つと、美奈は美咲の蹴りに恐怖心を抱いてしまって動けない。
『ファイト!』
しかしレフリーは試合を続けさせていくと、美咲が前に出た。
美咲が迫ってくるからと、コーナーの美奈はガードを固めるも、美咲はハイキックで牽制していく。
更にローキックを叩き込むと、美奈が堪らず座り込むようにダウンした。
バッシーン・・
「うううっ・・痛い・・・」
苦悶の表情の美奈に、美咲は観客席にアピールしてから顔面狙いのサッカーボールキックを叩き込む。
バキィィィ・・・
「あうっ・・・」
顔面への強烈なサッカーボールキックに、美奈は堪らず仰向けに倒れ込んだ。
両手で顔面を押さえていると、美咲はノーガードの生腹を狙って、美奈のお腹へ踵でストンピングを叩き込んでいく。
ドスッ、ドスッ・・・ドスッ・・
「ぐっ・・ふぐっ・・グエッ・・・」
お腹への強烈なストンピングの連発に、美奈は嘔吐感に襲われて苦しんでいると、ロープに足を伸ばして逃れた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーがまたも美咲を止めていくと、ビキニを直しながら距離を置いていく美咲。
美奈がフラフラしながら立ち上がると、ビキニを直しながらも、呼吸も乱れて苦しそうな表情を浮かべている・・・。
『ファイト!』
レフリーが容赦なく試合を続けさせていくと、美咲が前に出て左右のパンチを連打していくと、美奈のお腹に炸裂していく。
バシッ、バシッ・・
「うっ・・うううっ・・・」
お腹を殴られて身体をくの字にして苦しむ美奈。
口から涎を垂れ流すと、美咲はお腹を狙ってパンチを連打してコーナーに押し込んでいく。
ドスッ、ドスッ、ドスッ・・
「グエッ・・おえっ・・・」
激しいパンチの連打に美奈はサンドバックと化してお腹を痛めつけられていくと、次第に両手でお腹を押さえて座り込むようにダウンした。
更に美咲は、座り込んだ美奈の後頭部へサッカーボールキックを叩き込む。
バシィィィィ・・・
後頭部への衝撃にグッタリと俯せになって倒れ込んだ美奈。
動きが完全に止まっていくと、美咲がバックマウントを奪っていく。
そして、抵抗できない美奈の髪を鷲掴みにすると、側頭部などへ容赦ないパンチの連打をしていく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
嫌がるように藻掻く美奈。
しかし美咲は構わず殴りつけていくと、観客席が盛り上がる中で美奈の鼻から出血していく。
両足をバタバタさせて痛がる美奈に、美咲はバックから容赦ない拳の連打。
更に藻掻く美奈を仰向け状態にしてから、馬乗り状態の美咲が顔面へパンチを連打していくと、鼻血を噴き出して痛々しい姿の美奈。
両足をバタバタさせて藻掻いても、美咲が逃がさずに容赦ない顔面への打撃を叩き込む。
グイッ・・
「い、いやあぁぁぁ・・・」
鼻血を噴き出している美奈のビキニに手を掛けていく美咲。美奈は悲鳴をあげて抵抗する。
「いやっじゃないのよ、さっきの試合で小嶋さんの水着を脱がしてたでしょ・・・貴方にも同じことをしてあげるわよ!」
嫌がる美奈のビキニを剥ぎ取っていく美咲。
遂に美奈の豊満なバストが露わになると、観客席が盛り上がっていく。
『いいぞぉぉぉぉ・・・もっと見せろぉぉぉぉ・・・』
『脱がせっ、脱がせっ・・・』
観客席からの期待の声に、美咲はブラを剥ぎ取って観客席に投げ込むと、トップレス状態でバストを隠そうとしてノーガードになった顔面へ、またもパンチを連打していく。
バキッ、バシッ、バキッ・・
顔面へのパンチの連打に意識を飛ばしそうになって虚ろな目になっていく美奈。
レフリーも危険と判断したのか、美咲を止めていくリング上。
『カンカンカンカン・・・』
試合終了のゴングが打ち鳴らされると、美咲が立ち上がっていく。
『勝者、百瀬美咲っ!』
リングアナのコールにレフリーに手を挙げられていく美咲。
美奈はグッタリとしていると、美咲はバストを踏みつけてガッツポーズを取っていくと、観客席から歓声が起きていく。
その歓声に推されるようにして、半失神状態の美奈のショーツまで剥ぎ取っていく美咲。
美奈は全裸状態で横たわっていると、美咲は剥ぎ取ったビキニショーツを高々と挙げてアピールすると、観客席に向けて投げつけてからリングを降りるのであった・・・。



第14試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、グラビアから女優と幅広く活躍する原幹絵。
Gカップの爆乳を白いビキニに包んで、リングシューズも白でリングインすると、早くも歓声を浴びていく幹絵。
その幹絵の対戦相手としてリングに上がるのは、表の世界から消えている香理奈。活動を地下プロレスのリングに移しては、表でのブレイクを狙っている香理奈は、黒い競泳水着に黒いリングシューズ姿でリングに上がると、早くも歓声を浴びている。
スレンダー系の香理奈と、肉感のある幹絵の対戦に観客席は盛り上がっていくと、幹絵は打撃系の香理奈に警戒してか、落ち着かない様子。
逆に香理奈は身体を動かしては、試合開始のゴングを待つようにテンションを上げていくのであった・・・。
『第14試合・・・青コーナー〜・・・身長164p、上から94、61、88・・・原幹絵〜っ!』
コールを受けて一礼していく幹絵。早くもGカップバストの作り出す谷間に歓声が起きていく。
『赤コーナー〜・・・身長165p、上から80、57、88・・・香理奈〜っ!』
そしてコールを受けて片手を挙げてアピールする香理奈。スタイルの良さは相変わらずで、観客達の視線を集めていく。
コールが終わると、レフリーがリング中央でルールの確認をしていくと、幹絵と香理奈は視線を合わさずに説明を聞いてから、コーナーに別けられていった。
水着を直しながらも試合開始を待つ香理奈と幹絵。
そのリング上に、試合開始を告げるゴングが打ち鳴らされた・・・。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、コーナーから飛び出していく香理奈と幹絵。
距離を置いて向かい合うと、幹絵は香理奈の打撃を警戒してガードを上げていく。
しかし香理奈は手を出さないと、様子を見る様にリング中央で距離を取り合っている。
バシッ・・
いきなり幹絵が踏み込んで、大振りの張り手を叩き込んだ。
意外な展開に観客席が盛り上がると、香理奈も驚きを隠せない表情でガードを固めた。
更に左右の張り手を放っていく幹絵に、香理奈も負けずに張り手を返した。
バッシーン・・
香理奈の張り手に動きの止まった幹絵。
更に蹴りを放つ香理奈に、幹絵も負けずにタックル気味に組み付いていく。
組み付いて押し出すようにロープ際に推していく幹絵。
香理奈も返したいところだが、体勢が崩れてロープを背に押し込まれた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
ロープ際で動きが止まると、レフリーが止めていくリング上。
レフリーに別けられて距離を置いていくと、試合が続けられていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていく香理奈と幹絵。
バシィィ・・・
「痛いっ・・」
いきなり香理奈がローキックを叩き込むと、幹絵が堪らず声を漏らした。
更にローキックを狙う香理奈に、幹絵は素早くタックルを仕掛けて距離を詰めると、香理奈の身体に組み付いた。
勢いのある幹絵のタックルに押し出される様にして倒されて、グラウンド状態になっていく香理奈。
素早くビキニに包まれたバストを押しつけながら、幹絵がサイドポジジョンを奪って体重を掛けていく。
香理奈も逃れたい所に、幹絵の動きを見て下手にバックマウントなど奪われたらと動きを止めていくと、幹絵が脇腹へエルボーを打ち込んだ。
ドスッ・・
「うっ・・」
幹絵のエルボーに苦悶の表情を浮かべる香理奈。
更に幹絵が抱き合う様な格好で組み付いていくと、香理奈が逃れようと動くも、幹絵が逃がさない。
Gカップバストが押しつけられていくと、柔らかそうなバストの質感に観客席が盛り上がっていく。
しかし香理奈が冷静にロープに逃れようと足を伸ばすと、ここでレフリーが止めていくリング上。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に幹絵が立ち上がると、ビキニを気にしながら距離を置いていく。
香理奈も立ち上がると水着を直しながら呼吸を整えていくと、幹絵の動きを警戒した。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていく香理奈と幹絵。
離れたからと、幹絵も香理奈の打撃を警戒していると、香理奈はガードを固めてゆっくりと距離を詰めていく。
幹絵もリング上を円を描く様に動いていると、香理奈が踏み込んでローキックを放った。
バシィィィ・・・
裏股に炸裂すると、嫌がるように距離を置こうとする幹絵。
更にローキックを叩き込むと、太股に炸裂して痛がる幹絵。苦悶の表情を浮かべて露骨に打撃を嫌がっている。
打撃を嫌がる幹絵に、香理奈は左右の張り手を叩き込むと、頬を叩かれてフラつく幹絵。
しかし張り手を返して抵抗すると、続けてタックル気味に組み付いていく。
組み付かれて膝蹴りを狙う香理奈は、バランスを崩して倒れ込むと、幹絵がグラウンド状態に持ち込んでいく。
上から肘を喉元に押しつけてギロチンチョークを仕掛けていく幹絵。
これには香理奈が苦悶の表情を浮かべて逃れようと藻掻くと、幹絵が俯せ状態に香理奈を持ち込んでから、背後から組み付いて脇腹を殴りつけてから、喉元へ腕を滑り込ませてのチョークスリーパーを仕掛けた。
必死に極められないようにと耐える香理奈。
しかし幹絵が揺さぶるようにして極めていくと、苦悶の表情を浮かべる香理奈だが、無理矢理幹絵の腕に噛み付いた。
ガブっ・・
「痛いっ・・・」
堪らず力を抜いてしまった幹絵から逃れる香理奈。
「は、反則じゃあないの・・・噛み付くなんて・・・」
幹絵がレフリーに抗議すると、レフリーも香理奈に注意していく。
『香理奈っ、反則だぞ!』
レフリーの注意にも関係ないって言う表情を浮かべる香理奈。
「ここは地下プロレスなのよ、噛み付くくらい何なのよ・・・」
幹絵に言い放つ香理奈。
その香理奈と幹絵を離してから、試合を続けさせていくレフリー。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めようとする幹絵。
香理奈も打撃スタイルで構えると、いきなり幹絵がドロップキックを叩き込む。
バッシーン・・・
ガードの上からでも十分衝撃が伝わり、倒れ込む香理奈。
更に立ち上がる香理奈の顔面へドロップキックを叩き込むと、首投げからヘッドシザースで締め上げていく。
苦悶の表情を浮かべる香理奈。
幹絵もスタミナを奪おうと締め上げていくと、香理奈は激しく抵抗してロープに逃げようとする。
しかし幹絵も逃がさないとばかりに締め上げると、香理奈の顔が紅潮していく。
身体を反転してロープに逃げようとする香理奈に、更に締め上げていく幹絵。
肉付きの良い幹絵だけに、香理奈は密着されて苦しい展開に追い込まれていた。
『香理奈っ、ギブアップ?』
レフリーも香理奈にギブアップの確認をすると、香理奈は指を立ててノーをアピールする。
そしてロープに香理奈の足が届くと、ここでレフリーが離していく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に幹絵が技を解いていくと、早くも汗だくになりながら立ち上がる。
香理奈も競泳水着を汗で湿らせながらも、喉元を気にしながらも立ち上がった。
胸の谷間に汗が流れ込んで、また素肌がスポットライトの光に輝く幹絵。
『ファイト!』
そしてレフリーの掛け声に、距離を詰めていく香理奈と幹絵。
香理奈がジャブ気味にパンチを放つと、素手でのパンチに警戒する幹絵。
タックルを仕掛けたい幹絵だが、パンチに警戒して踏み込めないと、逆に香理奈がローキックを放っていく。
しかし空振りすると、幹絵がタックルを仕掛けた。
タックルを仕掛けた幹絵に、空振りから一回転して組み付いた香理奈。
相撲の様に組み合うも、幹絵の勢いにロープ際に押し込まれていくと、小刻みに脇腹へパンチを入れていく。
バシッ、バシッ・・・
脇腹を殴られて嫌がる幹絵。
逆に膝蹴りを狙っていくと、蹴りこもうとした瞬間、香理奈がバランスを崩させて倒してグラウンド状態に持ち込んだ。
素早くサイドポジジョンを奪うと、そのまま香理奈が腰を浮かしてから、膝を幹絵のボディへ叩き込んだ。
ドスッ・・ドスッ・・
「んあっ・・ああんっ・・」
強烈な膝蹴りに悲鳴をあげる幹絵。
更に馬乗り状態になっていく香理奈。
嫌がるように藻掻く幹絵に、香理奈は痛めつけるとばかりに顔面へ張り手を連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
顔面への張り手の連打に嫌がる様に藻掻く幹絵。
しかし香理奈が上手く馬乗り状態を維持して、逃れられないと、更に顔面への張り手が叩き込まれていく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
顔への衝撃に幹絵は焦るように藻掻くと、スタミナを消耗していくリング上。
更に拳を握りしめて、顔面へパンチを落としていく香理奈。
バキッ、バキッ・・
しかしこれは反則だからとレフリーが止めていく。
『香理奈、顔への素手のグーパンチは反則だ、止めろ!』
レフリーの指示に従うと、今度は両手で首を絞めていく香理奈。
グイッ・・
「んんんっ・・」
苦悶の表情で苦しむ幹絵。レフリーが止めていく。
『反則だ、ワン、ツー、スリー・・・』
レフリーのカウントに手を放す香理奈。
レフリーは香理奈を立たせて幹絵から離すと、反則攻撃について注意をしていくと、幹絵は喉元を押さえて咳き込んでいる。
『ファイト!』
そしてレフリーが試合を続けさせていくと、香理奈はガードを上げて距離を詰めていく。
幹絵は香理奈の打撃を警戒して距離を置こうとするも、香理奈が距離を詰めてローキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
太股に蹴りを受けてフラつく幹絵。
更にローキックを叩き込んでいく香理奈。幹絵の太股が内出血でドス黒く変色して、痛々しい姿になっていた。
流石にローキックを何発も受けて、タックルの勢いが奪われたのか苦しい展開の幹絵。
バッシーン・・・
更にローキックが叩き込まれると、幹絵が辛そうな表情を浮かべてロープに逃げた。
トップロープを掴んで痛がる幹絵に、香理奈は踏み込んでハイキックをバストに叩き込む。
グニュ・・・
「ああんっ・・」
Gカップバストへの衝撃に悲鳴をあげる幹絵。身体をくの字にしていると、香理奈は続けて顔面へハイキックを叩き込む。
バッシーン・・・
「あうっ・・・」
顔面への衝撃に座り込む様にダウンする幹絵。
更に背中へもサッカーボールキックを叩き込むと、幹絵は四つん這い状態になっていく。
香理奈は観客席にアピールすると、四つん這いの幹絵のお腹を蹴り上げた。
バシィィィ・・・
「グボッ・・おえっ・・・」
お腹への衝撃に幹絵が仰向けに倒れ込むと、口からは胃液の様な物を吐き出した。
「あらあら、腹筋を鍛えないとダメね、原さん・・・」
更に香理奈が踵で幹絵の柔らかいお腹にストンピングを連打していく。
ドスッ、ドスッ、ドスッ・・
「グボッ・・ぐえっ・・おえっ・・」
お腹への攻撃に苦悶の表情で藻掻く幹絵。
転がるようにロープに逃れるも、口から胃液の様な物が垂れていて痛々しい姿になっている。
サードロープを掴んで動きの止まる幹絵に、香理奈は手招きする様にして挑発していく。
「どうしたのよ、試合は終わってないのよ・・・ふふふっ・・・」
レフリーが制止するのも構わず、香理奈が幹絵の髪を鷲掴みにして起こしていくと、幹絵が香理奈の股間へグーパンチを叩き込んだ。
ゴキィィィ・・・
「ふぎっ・・」
股間への衝撃に動きを止める香理奈。
「私だって反則くらいできるわよ・・・」
幹絵は動きの止まった香理奈に、一気にDDTで脳天からマットに叩き付けていくと、続けてロープに走ってから飛び上がってのフライングボディプレスを仕掛けた。
Gカップバストが香理奈を押し潰すと、そのままフォールしていく幹絵。
『ワン・・・ツー・・・』
しかし香理奈も意地で返していくと、幹絵は立ち上がると、バストへストンピングを叩き込んでから、髪を鷲掴みにして起こしていく。
ゆっくりと大技パイルドライバーを仕掛けていく幹絵。
香理奈が下を向かされて、両足で挟もうとする幹絵。しかし香理奈が頭を股間へ叩き付けた。
ゴキィィィィ・・・
「あうっ・・うううっ・・」
まさに股間へのヘッドバッドに動きの止まる幹絵。
「まだまだ甘いわね・・・覚悟しなさい!」
香理奈は囁くと、幹絵をロープ際に押し込んでから、両腕をトップロープ、セカンドロープに絡ませて自由を奪うと、拳を握りしめてアピールしていく。
そして、その拳を幹絵のバストへ容赦なく叩き付けていく。
グニュ・・グニュ・・グニュ・・
「んああぁぁぁ・・・・いやああぁぁぁぁ・・・」
バストへのパンチ攻撃で、柔らかいGカップ乳を殴りつけられて悲鳴をあげる幹絵。
更にハイキックと打撃の餌食になっていく幹絵のGカップ。ビキニに包まれている乳房が上下左右に激しく揺れていく。
白い乳房が内出血で変色して痛々しい姿になっていくと、香理奈がビキニに手を掛けていく。
「自慢の巨乳を晒したらどうなの?」
しかし、これはレフリーがロープとばかりに離していく。ビキニを剥ぎ取られそうになって、幹絵は動揺を隠せない・・・。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、香理奈が前に出ると、ビキニを気にする幹絵。
ガードが上がってビキニを守る形の幹絵に、香理奈はローキックで足を攻めていく。
バッシーン・・バシィィィ・・・
ローキックの連打に太股などを内出血で痛々しい姿になっていく幹絵。
次第に踏ん張りが利かなくなって、タックルも狙えなくなって苦しい展開になっていく幹絵・・・。
その幹絵に、香理奈は容赦なくローキックから、ミドルキック、ハイキックと打撃で攻め立てると、幹絵は必死にガードしながらコーナーに追い込まれていく。
コーナーを背に逃げ場を失った幹絵に、香理奈は一気に踏み込んで張り手を叩き込むと、コーナー串刺しの膝蹴りをお腹に叩き込んだ。
ドスッ・・
「ぐ・・えっ・・・」
香理奈の鋭い膝蹴りに座り込む様にダウンする幹絵。苦悶の表情で両手でお腹を押さえて、口からは胃液の様な液体を垂れ流していく。
香理奈は観客席に向かってアピールすると、コーナーで座り込んでいる幹絵の顔面へサッカーボールキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
強烈な一撃を顔面に喰らって、幹絵がグッタリとコーナーに崩れ落ちると、観客席が盛り上がっていく。
レフリーは試合を止めようとしないと、香理奈はチョークスリーパーを仕掛けて締め上げた。
グイッ・・・
抵抗出来ずに締め上げられていく幹絵。
香理奈のチョークスリーパーに、抵抗も出来ずに失神させられてしまった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
失神した幹絵にレフリーは試合を止めていくと、ここで香理奈の勝利が決まったのであった・・・。
『勝者、香理奈っ!』
リングアナのコールに香理奈が技を解くと、観客席に向かってアピールする。
「この娘の巨乳を見てみたい?」
その香理奈のアピールに歓声が起きていく会場内。
「だったらサービスよ、よく見てあげてよね!」
香理奈はそう叫ぶと、グッタリしている幹絵のビキニを鷲掴みにして、一気に剥ぎ取っていく。
ビキニが剥ぎ取られて、Gカップのバストが露わにされていく幹絵。
すると、頭上で剥ぎ取ったブラを振り回して、失神状態の幹絵のバストを踏みつけてアピールする香理奈。
しばらく踏みつけると、ブラをアピールしながら引き上げていくのであった・・・。
幹絵はリングドクターに応急処置を受けてから、担架に乗せられてリングを降りていくのであった・・・。



第15試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにらリングインするのは、人気女子アナの加東綾子。白いスポーツビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、早くも歓声を浴びていく。人気女子アナだけあって、地下プロレス出場の為のトレーニング時間を作るのも難しいだけあって、他のタレントに比べて地下リングでは厳しい綾子。しかし売れっ子の登竜門でもある地下プロレスには、決意の出場を毎回していた・・・。
その綾子の対戦相手としてリングに上がるのは、出産の為に活動を休んでいた元アスリートの麻尾美和。84回大会以来の参戦に、タレント転向の為に必死感も伝わってくるが、なかなか軌道に乗らないからと、イライラしていたところの地下プロレス参戦。黒いスポーツビキニに黒いリングシューズと綾子と対照的なリンコスで、美和は苛つきながらも観客席にアピールしてコーナーに進んでいった。
胸の谷間が少し見えるリンコスの綾子は、流石に美和の登場に動揺を隠せない・・・。
美和は早くもウォームアップとも言える、コーナーにパンチを叩き込んだり、首相撲の様にしてから膝蹴りと身体を動かすと、綾子は力の差を試合前から感じて怯えていた・・・。
リングサイドの黒服に視線を送る綾子。しかし黒服はサングラスをしていて、何を考えているのか分からない・・・。
対して、美和は対照的なリンコスの綾子に対して、復帰戦を派手に飾ろうと残酷な展開も考えているのであった・・・。
『第15試合・・・青コーナー〜・・・身長166p、上から87、57、82・・・加東綾子〜っ!』
コールを受けて一礼していく綾子。早くも綾子の水着姿に歓声に包まれていくリング上。
『赤コーナー〜・・・身長172p、上から83、62、86・・・麻尾美和〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする美和。早くも臨戦態勢が整っている様子。
レフリーが2人をリング中央に呼び寄せてルールの確認などをすると、美和は余裕の表情で綾子を睨み付けると、綾子は下を向いて視線を合わそうとしない・・・。
そしてコーナーに別けられると、試合開始のゴングが打ち鳴らされるのであった・・・。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、美和が素早くコーナーから飛び出していく。
手は出さなくとも、綾子にプレッシャーを与えながら近づくと、綾子が堪らずガードを上げて下がりだした。
いきなり威圧感に負けた綾子に、観客席からはブーイングも起きていく。
美和はガードを上げて距離を詰めると、早くもコーナーに追い詰められた綾子。
バッシーン・・バッシーン・・
早くも美和の激しい張り手が叩き込まれていくと、綾子がガードを固めていく。
更に美和がガードの上から張り手を叩き込むと、綾子はガードする腕が痺れる間隔に驚きを隠せない。
その綾子のお腹に、美和が拳を握りしめてボディブローを叩き込むと、綾子の表情が険しくなっていく。
ドスッ、ドスッ・・
「グボッ・・ううううっ・・・」
両手でお腹を押さえて苦悶の表情を浮かべている綾子に、美和は観客席にアピールしながらストンピングを叩き込むと、髪を鷲掴みにして起こしていく。
苦悶の表情の綾子に、トップロープに両腕を絡ませてから、ノーガードのスポーツビキニに包まれたバストへ、強烈な水平チョップを叩き込んでいく美和。
バッシーン・・
「痛いぃぃぃぃ・・・・」
バストへの衝撃に絶叫する綾子。
更にアピールする様にして、綾子のバストへチョップを叩き込んでいくと、走り込む様にしてキチンシンクを叩き込んだ。
ドスッ・・
「ぐえっ・・・」
キチンシンクを受けてグッタリしていく綾子。口からは涎を垂れ流していくと、レフリーが美和を止めてロープから綾子を放した。
ロープから放されると、両手でお腹を押さえて座り込む綾子。
「うううっ・・・」
お腹への衝撃から苦しむ綾子に、美和は余裕の表情で観客席に向かってアピールすると、髪を鷲掴みにして起こしていく。
「まだまだ始まったばかりでしょ・・・お客さんを楽しませてあげないと・・・ふふふっ・・・」
美和はフラフラしている綾子に、ボディスラムでマットに叩き付けてから、ゆっくりとバストを狙ったエルボードロップを落としていく。
グニュ・・
「痛いぃぃぃぃ・・・・」
またも絶叫していく綾子。
バストを押さえて激痛に転がるようにして痛がっていると、美和が立ち上がってからサッカーボールキックをヒップに連打してロープに追い込んだ。
『ロープ・・・ロープ・・・』
ロープを掴む綾子にレフリーが美和を止めていくと、綾子は泣きそうな表情でロープを掴んでいると、更に美和が蹴りこんで場外へ落としていった。
リング下でグッタリする綾子に、美和はリング下に降りると髪を掴んで起こしていくと、そのまま鉄柵へ振っていく。
ガッシャーン・・・
「いやあぁぁぁぁ・・・」
悲鳴をあげて鉄柵に叩き付けられて倒れ込む綾子に、観客席からは歓声があがった。
人気女子アナの公開処刑とも言える試合展開、また白いスポーツ水着姿には観客達が興奮している。
グッタリした綾子に、美和は観客席からパイプ椅子を持ち出していくと、観客席に向かってアピールしていく。
アピールする美和から逃れるように、綾子がフラつきながらリング上に戻ろうとすると、美和がパイプ椅子を手に近づいた。
嫌がるようにリングに戻った綾子、美和はパイプ椅子をリング上に投げ入れてからリングに戻っていくと、綾子は水着を直しながらも距離を置いていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に美和がガードを固めて距離を詰めると、綾子は必死にドロップキックを放った。
バッシーン・・・
綾子のドロップキックを受けてフラつく美和。しかし余裕の表情でもっと打ってこいとばかりにアピールすると、綾子はエルボースマッシュを叩き込んでいく。
「もっと打ってきなさいよ、何よこの技は!」
美和が叫ぶと、綾子は悔しそうにエルボーからヘッドロックに持ち込むと、美和が抱え上げるようにしてから、滞空時間の長いバックドロップで投げつけた。
流石にバックドロップを受けてグッタリと大の字になる綾子に、美和はパイプ椅子をリング中央に置いてから、座らせる様にしていく。
そのパイプ椅子に座らせた綾子に、美和が勢いをつけてバストを狙ってドロップキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「ああんっ・・・」
パイプ椅子と共に倒れ込んでグッタリする綾子。
更に俯せ状態にしてから、綾子の首にパイプ椅子を掛けて、絞首刑とも言える状態で痛めつけていく美和。
「ぐ、グエッ・・・うぐぐっ・・ううっ・・・」
苦悶の表情でパイプ椅子を掴んで逃れようとする綾子。しかし美和との力の差に可哀想な状態になっていくと、口から涎を垂れ流して危険な状態に追い込まれていた。
流石に観客席からもブーイングが起きていくと、レフリーが反則のカウントを数えだした。
『ワン・・・ツー・・・スリー・・・フォー・・・』
レフリーのカウントにパイプ椅子を放していく美和。
しかしパイプ椅子を握ると、今度は仰向けにして、喉元にパイプ椅子を押しつけていく。
グイッ・・
「ぐえぇ・・」
喉元を押し潰されて藻掻き苦しむ綾子。
観客席からはブーイングが起きていくと、レフリーが美和を止めていく。
仕方ないとばかりにパイプ椅子をコーナーに投げつけてから、綾子をツームストンパイルドライバーの体勢も持ち込んだ。
ゆっくりとアピールする様に逆さにしていくと、脳天から容赦なくマットに叩き付けた美和。
ドスッ・・
「うぐっ・・」
変な声を漏らしてグッタリとする綾子。
失神寸前の表情の綾子が仰向けになっていると、美和は白いスポーツビキニに包まれたバストを踏みつけて両手を開いてアピールしていく。
Fカップとも言われる綾子のバストが無惨にも踏みつけられていくと、一部の観客からは脱がせとばかりに盛り上がっていく。
『麻尾っ、お前もヒールファイトがやりたいなら、脱がせてやれよ!』
観客席からの声に、美和は綾子のビキニに目を付けていく・・・。
「女子アナには勿体ない大きさのおっぱいしているのね・・・ふふふっ・・・」
笑みを浮かべる美和は、ビキニを掴んで起こしていくと、綾子のビキニから下乳が露わになっていく。
乳首は露出しないものの、半分綺麗なバストが露わになって興奮していく観客席。
「い・・いや・・・み、水着は止めて・・・」
綾子が水着を掴んでいくと、美和は強引に引っ張った。
「ほらほらっ、お客さんを喜ばせてあげなさいよ!」
「いやあぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
泣き声に近い悲鳴をあげる綾子の、白いスポーツビキニが剥ぎ取られてトップレスになると、必死に両手で乳房を隠そうとする綾子。
「ファンサービスね・・・」
美和は剥ぎ取ったビキニを観客席に投げ込むと、ショーツだけでトップレス状態の綾子のお腹に喧嘩キックを叩き込むと、続けて強引にパイルドライバーの体勢に持ち込んだ。
これには両手を乳房から離してしまってバストを揺らしていく綾子。
綺麗な巨乳が露わになって、逆さだからとプルンプルンと揺れていると、美和がパイルドライバーを炸裂させていく。
ドスッ・・・
「うぐっ・・」
パイルドライバーを受けて、美和が放すとグッタリと失神状態で倒れ込む綾子。
更に失神状態の綾子のバストや顔面にストンピングを叩き込んでいく美和に、観客席からはブーイングが起きていく。
『麻尾っ、やり過ぎだぞ!加東が可哀想だぁぁぁ・・・』
『レフリー、止めてやれよ、勝負は終わっただろ!』
美和は失神状態の綾子のバストを踏みつけてアピールすると、ここでレフリーが試合を止めていくのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが鳴らされると、美和は頬を踏みつけて痛めつけていく。
綾子も意識を取り戻すも、トップレスと公開処刑とも言える試合展開を受けて、涙を流しているのであった。
『勝者、麻尾美和っ!』
リングアナのコールに、ガッツポーズを決めてからリングを降りていく美和。
対して、黒服にバスタオルをかけられて担架に乗せられてリングを降りていく綾子。
人気女子アナの公開処刑とも言える試合に、観客席では歓声とブーイングが混じるのであった・・・。



第16試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、女子アナの田仲みな実。今夜は白いスポーツビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、早くも大歓声を浴びていく。しかし今夜はみな実は格闘技戦と言う事で、黒服からオープンフィンガーグローブを着けられていく。
緊張した表情を浮かべるみな実の前に、対戦相手がリングに姿を現した。
そう、対戦相手は今夜が地下プロレスデビューとなる、外国人野球選手の美しすぎる妻などと言われて日本で芸能活動も予定されているローレン・マイゴラス。黒いスポーツビキニに素足と言う格闘技スタイルで、本人も格闘技観戦が好きと言う話も伝わっており、地下プロレスの存在に活動のアピールの場として、デビュー戦の話が決まったのであった。
体格差もあってみな実も緊張した表情でコーナーに立っていると、ローレンは初めての地下プロレスのリングに戸惑いを隠せないも、デビュー戦は激しく勝利したいと気合いを入れるのであった。
『第16試合・・・特別格闘技戦を行います!・・・青コーナー〜・・・身長153p、上から83、57、84・・・田仲みな実〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールするみな実。小柄ながら地下プロレスではドミネーションも経験したりと、女子アナながら激しい試合も経験しているからと、今回も観客席には期待する声も上がっている。
『赤コーナー〜・・・身長167p、上から87、66、91・・・27歳・・・ローレン・マイゴラス〜っ!』
コールを受けて両手を挙げてアピールするローレン。格闘技観戦が好きなだけに、UFCの選手になった気分なのだろうかアピールするのを忘れない・・・。
コールが終わると、レフリーがリング中央でルールの確認をする為に招くと、みな実とローレンの体格差に観客席からは歓声が上がっていく。早くもみな実のKOシーンなどに期待する観客席。
レフリーも、顔面パンチ、ダウンした相手への顔面へのパンチ・キック、踏みつけなどについて説明すると、ローレンは地下プロレスの過激なルールに改めて驚きを隠せない表情をするも、目の前の可愛らしい小柄なみな実を衝撃的なKOで勝利して、自らをアピールしようと考えた。逆にみな実は激しすぎるルールに恐怖心すらおぼえて、ローレンとの体格差をどう埋めるのか、どうすれば少しでも勝機があるのか戸惑いを隠せない・・・。
コーナーに別れて、黒服からマウスピースを口に入れられてから、試合開始のゴングを待つ両者。
お互いが気合いが入る中で、試合開始のゴングが打ち鳴らされていくリング上・・・。
『カァーン!』
試合開始のゴングと共に、ローレンが積極的に勢いよく前に飛び出すと、みな実は逃れようと動き回ると、少しずつ距離を詰めていくローレン。
ガードを上げて上手くコーナーに追い込もうとしていくローレンに、みな実もコーナーに追い詰められないように動き回った。
距離が詰まると、いきなり動いたのはみな実で、ローレンにドロップキックを叩き込んだ。
バッシーン・・
いきなりのドロップキックに驚きながら倒れ込むローレン。
しかしいきなりの技で倒れただけで、ダメージはあまり受けていない様子。
立ち上がるローレンに、みな実が顔面へドロップキックを叩き込むと、これには初めての顔面への衝撃に堪らず両手で顔面を押さえて転がるローレン。
まさかの展開に観客席が盛り上がっていくと、みな実がバックマウントをとっていく。
しかしローレンも四つん這い状態になってから、みな実ほを振り落として立ち上がっていくと、歓声に包まれていくリング上。
みな実も素早く立ち上がると、ガードを上げる様にして距離を置いていく。
ローレンが顔を気にしながらも、ガードを上げてみな実との距離を詰めていくと、みな実は追い込まれないようにと、リング上を動き回った。
しかしローレンが距離を詰めると、遂に手を出した。
バシッ、バシッ・・・
左右のストレートパンチを叩き込むと、みな実の顔面へ容赦なく炸裂した。
速度こそ速くないものの、重みのあるパンチにフラつくみな実。
堪らずガードを固めてローキック気味に蹴りで抵抗すると、ローレンは構わず前に出てパンチを連打した。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
ガードの上からもダメージが加えられていくみな実。
ローレンの圧力に押されていく様にして、ロープ際に追い込まれると、ローレンはみな実が顔面をガードしているからと、がら空きのお腹にボディを叩き込む。
ドスッ、ドスッ・・
「ううっ・・」
左右のボディブローを受けて、みな実が口からマウスピースを吐き出しそうになるも、耐えて身体をくの字にしてフラついていく。
更にローレンがアッパーを叩き込むと、みな実はガードするも衝撃にダウン寸前と言う様子。
そのみな実のボディへ、ローレンは勢いをつけてキチンシンクを叩き込むと、ロープを背にしたみな実のボディへローレンの強烈な膝が炸裂した。
ドスッ・・
「ぐえっ・・」
堪らず膝をつくようにダウンするみな実。口からは涎が糸を引くようにしてマウスピースが吐き出されると、苦悶の表情のみな実が両手でお腹を押さえている。
ローレンはKO勝利と思ったのか、片手を挙げてアピールすると、レフリーが試合は続いていると伝えると、驚きの表情を浮かべた。
「ワタシノ、KOデショウ?」
レフリーは地下プロレスは、これでは終わらないと伝えると、戸惑いを隠せないローレン。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、ローレンは戸惑いながらもみな実の髪を鷲掴みにすると、無理矢理立たせていく。
嫌がるように抵抗するみな実は、マウスピースが口に入っていないからと、レフリーにアピールするとここでレフリーが止めていく。
『ストップ・・ストップ・・』
レフリーの指示にローレンが動きを止めると、レフリーがペットボトルでマウスピースを漱いでから、みな実の口の中に入れていく。
そして距離を置かせてから試合を続けさせていくのであった。
『ファイト!』
レフリーの指示に試合は続けられていくリング上。
みな実は必死にガードを固めて、何か仕掛けようと考えている様子。
ローレンもダメージが大きそうな小柄なみな実に対して、何処までやって良いのか戸惑いを隠せないと、みな実が必死にタックルを仕掛けた。
そのみな実のタックルを受け止めたローレンは、逆にフロントスリーパー気味に締め上げると、みな実の表情が苦痛に歪んだ。
身長差もあるからと、首を極めていくローレン。しかし今夜が初めてなので、完全に極めきれずにみな実も失神を免れている。
逆にみな実が左右のパンチをローレンのボディに叩き込んで抵抗すると、観客席が盛り上がっていく。
ドスッ、ドスッ・・
「オウッ・・・」
お腹を殴られてローレンが苦しむと、みな実は強引にヘッドロックに持ち込もうとしていく。
しかしローレンが抱え上げてから、そのままコーナーに押し込む様に叩き付けると、続けてコーナーに押し込んだみな実の顔面にパンチを連打していく。
バキッ・・バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
コーナーで顔面パンチの連打を受けて、ガードも出来ずに残酷なシーンになっているみな実。
早くも鼻血が噴き出していくと、白いスポーツビキニにも流れ落ちていく。
コーナーから逃れたいからと、みな実も必死に前蹴りを出していくも、逆に顔面へパンチを叩き込まれて座り込む様にダウンしていくみな実。
ダウンしたみな実に、ローレンは続けて片手で髪を鷲掴みにしてから、片手で顔面パンチを連打していくと、激しさを増していくみな実の流血。
堪らずみな実も顔面をガードするも、そのガードの上から殴り続けていくローレン。
グッタリする様に俯せになっていくみな実に、バックマウントから激しいパンチを連打していくローレン、観客席からは歓声が起きていく。
マットには殴られる度にみな実の血飛沫が飛び散っていく残酷な展開になっていると、みな実は顔を真っ赤にさせながらも顔を守ろうと必死になっている。
しかし、これがみな実の試合続行の意志有りと判断されて、レフリーは止めるのを止めていく・・・。
ローレンが殴るのを止めると、バックマウントから呼吸を整えていく。
流石に殴り続けて攻め疲れている様子のローレン。みな実は殴り続けられてダメージもあり、動きの止まるリング上。
大きく呼吸をしているローレン。流石にスタミナ配分が分からず一気に攻めたのがいけなかったのか・・・。
しかし下になるみな実も、鼻からの出血で呼吸も苦しく、口で呼吸をしているも、スタミナが苦しいところ・・・。
しばらくすると、レフリーが動きの止まった展開に止めていくと、両者を立たせていく。
ローレンは呼吸を苦しそうにするも、ダメージは無いように見えている。みな実は鼻からの出血で素肌と、水着も白から赤く染まって痛々しい手姿になっているが、レフリーが立たせたから続けられる残酷な展開が予想された・・・。
『ファイト!』
レフリーが試合を続けさせていくと、まずはローレンがローキックを叩き込む。
バッシーン・・
太股を蹴りこまれて苦痛の表情を浮かべるみな実。
少し下がり出すと、ローレンは打撃の練習とばかりに、ローキックで攻めていくと、みな実がロープ際に押し出されていく。
みな実も意地を見せてパンチを返すも、逆にローレンの重いパンチを受けてフラつくと、更にアッパーを顎に受けてマウスピースを宙に舞わしていくのであった・・・。
マウスピースを吐き出してロープ際にグッタリと倒れ込むみな実に、ローレンはトドメとばかりに踵でバストや顔面をストンピングで痛めつけた。
ドスッ、ドスッ、ドスッ・・・
流石にみな実の抵抗が無くなっていくと、ここでレフリーが危険と判断して試合を止めていく・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが打ち鳴らされるも、エキサイトしたローレンが蹴りこんでいくと、意識を失いかけているみな実が危険な状態になっていく。
レフリーが止めていくと、ここでローレンも自らが勝利した事に気が付いた。
『勝者、ローレン・マイゴラス!』
リングアナのコールにガッツポーズで笑顔を浮かべるローレン。
対してみな実はリングドクターが応急処置をしていくも、顔の腫れなどが気になるところ。
急いで担架に乗せられて医務室に運ばれていくみな実は、高度の医療施設で表の仕事に支障がでないように処置を受けていくのであった。
衝撃的な地下プロレスデビューを果たしたローレン。女祭りに参戦はあり得るのだろうか?



第17試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、アクション女優の蒼野楓。デビュー戦ではグラビアアイドルに余裕の勝利をした楓、今夜も地下プロレスに登場してきたが、相手が誰なのかは知らされていなかった・・・。白い競泳水着に白いリングシューズ姿の楓がコーナーに進むと、対戦相手がリングに現れた。
元水泳の選手でありアスリートだった田仲雅美。黒い競泳水着に黒いリングシューズ姿でリングインすると、観客席に向かって一礼してコーナーに進んでいった。
コーナーで手にオープンフィンガーグローブを着けていく雅美と楓。打撃系の楓にとって有利とも言えるルールの中、雅美はフィジカル面では有利なのかと見られているも、年齢差などからも苦しい試合が予想される一戦。
そしてリングアナのコールを始めていくと、まずは楓からコールさせていく。
『第17試合・・・特別格闘技戦・・・青コーナー〜・・・身長169p、上から82、59、86・・・23歳・・・蒼野〜楓〜っ!』
コールを受けて一礼していく楓。対戦相手の雅美の身体の筋肉などに緊張感が走っている様子。
『赤コーナー〜・・・身長165p、体重56s・・・36歳・・・田仲雅美〜っ!』
そしてコールを受けて一礼していく雅美。
水泳で鍛えた身体も、引退後は美しい女性と言う風貌に変わった雅美。しかし地下プロレスでは元アスリートと言うだけある試合内容で観客を沸かせていた。
コールが終わると、レフリーがリング中央でルールの確認をしていくと、お互いが目を合わさずにルールを聞いてから、コーナーに別れていった。
『カァーン!』
そして試合開始のゴングが打ち鳴らされると、まずはコーナーから飛び出して距離を置いていく雅美と楓。
雅美も打撃を警戒してガードを上げていると、楓は雅美の動きを注意深く見ている。
リング中央で動きが止まる試合展開に、観客席も緊張感を持って見守っていると、雅美がタックルを仕掛けようとすると、楓がガードを固めて下がった。
雅美もタックルを仕掛けずに止まると、逆に楓の軽いフック気味のパンチが空を切った。
緊張感あるリング上で、楓のパンチに逆に雅美がローキックを合わせた。
バシィィィ・・・
意外とも言える雅美のローキックに歓声が上がると、楓もローキックを返していく。
バッシーン・・・
鋭いローキックに表情を歪ませた雅美。
更に蹴りこもうとする楓に、雅美がタックルを合わせると、上手く組み付いてグラウンド状態に持ち込んでいく。
倒されて焦る楓に、雅美は冷静にサイドポジジョンを奪ってから、ジワジワとプレッシャーを与えようと身体を乗せていく。
両足を開いて踏ん張ろうとブリッジ気味に返したい楓。しかし雅美が上手くグラウンド状態ではコントロールしている様子。
技を仕掛ける訳でもなく、体重を乗せてスタミナを奪っていこうとする雅美。
楓も下の体勢を嫌がって逃れようとするも、余計にスタミナが削られていく展開になっていく。既に素肌には汗が浮かび上がっている楓。
雅美としても、立っての打撃は危険と感じていて、組み付いてグラウンド勝負に賭けている。
ゆっくりと雅美がエルボーをグラウンドで楓の脇腹へ入れていくと、嫌がるように藻掻く楓。
抵抗していく楓に、雅美もマウントポジションを狙おうと動くと、一瞬の隙をついて逃れていく楓。素早く立ち上がると、雅美も立ち上がって構えていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を置いていく両者。
楓が打撃の構えで前に出ると、雅美は顔をガードする形で構えると、ゆっくりとリング上を動いていく。
シュ・・
楓のローキックを避けて空振りさせると、ガードを崩さずに構える雅美。
その雅美に、またもローキックを軽く出していく楓。
シュ・・・
避ける雅美に、続けてローキックを放っていく楓に、雅美の意識が下に向き出していると、ローキックを空振りしたと見せかけて、素早く回転してのハイキックを放った。
バシィィィィ・・・
ガードしていたとはいえ、突然のハイキックにフラつく雅美。
続けてローキック、ミドルキックと叩き込んでいくと、雅美はガードを固めるも、ダメージを受けてフラついた。
堪らずタックルを仕掛ける雅美に、左右のパンチで迎え撃つ楓。
殴られても組み付いて抱え上げると、雅美は勢いよくマットに楓の身体を叩き付けた。
バッシーン・・・
流石にマットに叩き付けられて動きの止まる楓に、雅美が上からギロチンチョークを仕掛けていくと、楓の表情が苦痛に歪んでいく。
苦しそうな楓に、雅美もギブアップ狙いで体重を乗せていくと、楓は苦し紛れに雅美の脇腹へ拳を叩き付けた。
「うっ・・」
これには雅美が一瞬力を抜いてしまうと、楓が返して逃れていく。
雅美も襲いかかるも、逆に立ち上がった楓がタックルを仕掛けて組み付くと、雅美がフロントスリーパー気味にキャッチした。
そのままフロントネックロック気味に極めていく雅美。
首を極められて苦しい楓が、雅美のボディへ苦し紛れのパンチを連打すると、雅美は膝蹴りを狙うと、楓も膝蹴りで抵抗して放させた。
技が解けると、楓が顔面狙いのパンチを狙うと、雅美の顔面へ左右のパンチが炸裂した。
顔面パンチにフラつく雅美。続けてハイキックを放つ楓に、雅美はガード出来ずに顔面にハイキックを受けてダウンしていく。
バッシーン・・・
マットに倒れ込む雅美に、楓はプロレス技のキャメルクラッチを仕掛けていくと、雅美が苦し紛れに這うようにしてロープに逃れた。
『ロープ・・・ロープ・・・』
これにはレフリーが止めていくと、楓が立ち上がっていく。
雅美も顔を気にしながらも立ち上がると、水着を直して距離を置いていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、楓が前に出てローキックを叩き込むと、雅美の太股に音を立てて炸裂していく。
バッシーン・・・
ローキックを受けてフラつく雅美。
しかしハイキックを警戒してガードを下げないと、楓は続けてローキックを太股に叩き込んでいく。
バシィィィ・・・
流石に連続してローキックを受けていて、雅美の太股が内出血を起こしていた。
堪らずタックルを仕掛ける雅美に、楓が上手く避けて逃れると、またもローキックを太股に叩き込む。
バッシーン・・・
「痛いっ・・」
流石に連続してのローキックに雅美が痛がると、楓は内腿にもローキックを叩き込んでいく。
バッシーン・・・
「くっ・・」
流石にローキックで下から攻められて苦しい雅美。
苦し紛れにタックルを仕掛けると、楓が咄嗟にカウンターの膝蹴りを合わせた。
ドスッ・・
雅美のボディへ膝蹴りが炸裂した瞬間、雅美も楓のスレンダーボディに組み付いた。
相打ちに近いタックルだったが、膝蹴りのダメージの方が大きいも、雅美は構わず組み付いて倒していく。
倒された楓も、マットに倒されるだけでもダメージを受けていくと、雅美が一気に馬乗りを狙っていく。
しかし楓もマウントポジジョンを奪われたら危ないとばかりに返していくと、素早く立ち上がった。
雅美も立ち上がるも、太股がドス黒く変色して痛々しい姿で構えていくと、楓は構わず太股へローキックを叩き込む。
バシィィィ・・・
太股を蹴られて嫌がる仕草を見せる雅美。
タックルを仕掛けようとすると、踏ん張りが効かなくなって早くが殺されて苦しい雅美に、逆に楓がハイキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
側頭部に蹴りを受けてフラつく雅美。必死にダウンを免れようと踏ん張ると、楓が左右の突きをお腹に叩き込んだ。
ドスッ、ドスッ、ドスッ、ドスッ・・・
「うっ・・うううっ・・」
ボディへの連打を受けて苦悶の表情を浮かべる雅美。
その瞬間、楓は雅美の髪を鷲掴みにして下を向かせると、顔面へ膝蹴りを叩き込んだ。
ゴキィィィィ・・・
鈍い音がリング上に響き渡ると、雅美が堪らずダウンした。
グッタリとダウンした雅美に、レフリーが止めないからと楓は仰向け状態にして馬乗りになっていくと、容赦なく顔面へパンチを連打していく。
バキッ、バシッ、バキッ・・・
ガードもできずに顔を殴られ続ける雅美は、次第に鼻血を噴き出して、顔も腫れだして残酷な展開になっていくと、雅美の抵抗が減ったからとレフリーが危険と判断して試合を止めるのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが打ち鳴らされると、ここで楓の勝利が決まったのであった・・・。
『勝者、蒼野楓っ!』
リングアナのコールにレフリーに片手を挙げられていく楓。
負けた雅美は打撃対策が不十分だったと反省すると、勝った楓の手を挙げていくのであった・・・。



第18試合

第18試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、人気グラビアアイドルから毒舌キャラへ変貌してきた仲島愛里。白いビキニに白いリングシューズ姿で、自慢のGカップバストを揺らしながらリングに上がると、観客席に向かって片手を突き上げてアピールしていく。観客席からは揺れるバストにも歓声が上がっていくのであった。
その愛里の対戦相手として選ばれたのが、ベテラングラビアアイドルの河村ゆきえ。黒いビキニに黒いリングシューズ姿でリングインすると、歓声を浴びながら笑顔でコーナーに進んでいくと、早くも愛里が挑発的に睨み付けていく。
愛里のと視線を合わさずにコーナーに寄りかかるゆきえ。リングアナが早くもコールを始めていく。
『グラビア系特別試合を行います・・・青コーナー〜・・・身長157p、上から86、60、88・・・仲島愛里〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする愛里。
『赤コーナー〜・・・身長158p、上から87、59、87・・・河村ゆきえ〜っ!』
コールを受けて一礼していくゆきえ。下を向いた時に見える見事な谷間に歓声が上がると、ゆきえはビキニを気にしている様子。
24歳の愛里と、28歳のゆきえのグラビア系プロレス。しかし愛里は毒舌キャラとして巷では噂もあり、ヒールファイトも視野に入れている様子なので、今夜はベテランのゆきえが相手になったとも言われているが、果たして試合はどうなるのか、注目の試合開始のゴングが打ち鳴らされた。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、ゆきえと愛里がコーナーから飛び出していく。
まずはリング中央で睨み合っていく展開から始まると、ゆきえが片手を出して力比べをしようとでも言いたいのか、誘っていくリング上。
しかし愛里は構わず、いきなりローキックを叩き込んでいく。
バッシーン・・
「痛いっ・・」
堪らず痛がるゆきえ。
更に愛里がローキックを叩き込むと、嫌がるように距離を置こうとするゆきえに、愛里は距離を詰めて左右の張り手を叩き込む。
バッシーン・・バッシーン・・
張り手を受けてゆきえも張り手を返すと、愛里はエルボースマッシュから首投げでマットに叩き付けていく。
素早くゆきえにヘッドシザースで締め上げると、ゆきえがバタバタと両足を動かして痛がっていた。
レフリーもチェックしていくと、ゆきえがロープに足を伸ばして逃げると、レフリーが止めていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に愛里が技を解いていくと、立ち上がって距離を置いていく。
ゆきえがゆっくりと立ち上がると、ビキニを直しながらも距離を置くと試合が続けられていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていくゆきえと愛里。
踏み込んだ愛里がローキックを叩き込むと、ゆきえも意地になってローキックを返していく。
しかしフットサル仕込みの愛里のローキックの威力には、見せかけのゆきえのローキックとでは差があり、次第に愛里が太股を蹴りこんでは、ゆきえの素肌をドス黒くしていく。
ローキックを何発も受けて痛がるゆきえに、いきなり愛里が踏み込んで顔面へグーパンチを叩き込んだ。
ゴキィィィ・・・
鈍い衝撃音と共に、ゆきえが両手で顔面を押さえてフラついた。
愛里は殴りつけた拳を観客席にアピールすると、ブーイングが起きる観客席にアピールする様に、今度はゆきえのお腹にパンチを入れた。
ドスッ・・
「ふぐうっ・・うううっ・・」
お腹を殴られて苦悶の表情のゆきえ。
更に髪の毛を鷲掴みにしてコーナーに連れ込む愛里は、コーナーポストカバーを外して金具を剥き出しにしていくと、ゆきえの額を叩き付けていく。
ゴキィィィ・・・
「いやあぁぁぁ・・・」
堪らず悲鳴をあげるゆきえ。
「いやあぁぁぁじゃないんだよ、もっと泣き叫んでお客さんを喜ばしてやりなよ!」
愛里は続けて金具に叩き付けると、ゆきえの額が割れて流血戦になっていくリング上。
更にトップロープに顔面を押しつけて擦りつける愛里。
しかしゆきえが膝蹴りで反撃すると、額から流れ落ちる血も構わず、愛里にエルボースマッシュからキチンシンクと攻め込んだ。
フラついた愛里に、ゆきえは一気にヘッドロックから強引なブルドッキングヘッドロックでマットに叩き付けると、一気にキャメルクラッチを仕掛けていく。
しかし愛里がロープに近いからと手を伸ばして逃れた・・・。
『ロープ・・ロープ・・』
レフリーが止めていくと、ゆきえが立ち上がってからストンピングを叩き込んで距離を置くと、愛里はゆっくりと立ち上がりながらビキニを直していく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていくゆきえと愛里。
ゆきえがタックルを仕掛けようと狙うと、愛里はタイミングを外すようなローキックとミドルキックと打撃で攻め立てた。
バシッ、バシッ・・
ローキックを受けて痛がるゆきえに、愛里が踏み込んで顔面パンチを叩き込む。
ゴキィィィ・・・
口の中を切って唇に血を滲ませているゆきえ。額からも出血して痛々しい姿に追い込まれていた。
しかし殴られたからと、ゆきえも殴り返すと、一気に髪を鷲掴みにして膝蹴りを入れると、強引なパイルドライバーを仕掛けた。
逆さにしようとすると、愛里は暴れる様にして、踏ん張るゆきえの股間へ後頭部を叩き付けた。
ゴキィィィ・・・
「うっ・・・」
流石に股間への衝撃に動きを止めるゆきえに、愛里は続けてグーパンチでアッパーを叩き込む。
ゴキッ・・
「はうっ・・・」
股間への衝撃に座り込むようにダウンするゆきえ。
観客席からはブーイングが起きていくと、愛里は笑みを浮かべて両手で股間を押さえて座り込んでいるゆきえの髪を掴んでいく。
手にはフォークが握られていて、観客席にアピールするように見せつけると、ゆきえの脳天などへ押しつけて刺していく。
グサッ・・グサッ・・
「痛いぃぃぃぃ・・・・んああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
愛里の凶器攻撃に悲鳴をあげるゆきえ。流血が酷くなっていくと、顔面を真っ赤に染めて残酷な展開になっていくリング上。
レフリーも愛里の凶器攻撃に反則のカウントを数えだした。
『仲島っ、反則だ!・・・ワン・・・ツー・・・スリー・・・フォー・・・』
カウントが進むと凶器を投げ捨てる愛里。
更に座らせた状態の血ダルマ状態のゆきえの両肩を鷲掴みにするショルダークローで痛めつけていく。
「ファンサービスしないとね・・・」
愛里が笑みを浮かべると、ゆきえのビキニを剥ぎ取っていく。
抵抗するも、ブラを剥ぎ取られてトップレス状態になっていくゆきえ。谷間にも血が流れ落ちる中、愛里は剥ぎ取ったブラをアピールすると、ゆきえの首に巻き付けて締めていく。
グイッ・・
「うぐぐっ・・・う・・ぐっ・・・」
首を絞められて苦悶の表情で抵抗するゆきえ。
愛里が締め上げていくと、レフリーが反則のカウントを数えだした。
『仲島っ、反則だ・・・ワン、ツー、スリー、フォー・・・』
レフリーのカウントにギリギリで放すと、またも締め上げる愛里。
レフリーが注意するも、愛里の暴走ファイトが止まらないと、流石のゆきえも苦しい展開になっていく。
レフリーのチェックに愛里が放すと、ゆきえはグッタリとマットに倒れ込んだ。
そのゆきえの後頭部へストンピングを叩き込む愛里に、レフリーが止めて離していく。
トップレスで血ダルマのゆきえが立ち上がろうとすると、愛里は踏み込んで顔面へ容赦ないサッカーボールキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
強烈な一撃にゆきえが一瞬意識を飛ばして大の字になると、愛里は両足を抱え込んで、一気に逆エビ固めを仕掛けた。
もう抵抗もできないゆきえは、流血で苦しい状態での逆エビ固めに、マットを激しく叩いていく。
愛里は痛めつけるように揺さぶると、必死にロープに逃げようとするゆきえに、トドメとも言うべき腰を落として、ゆきえの身体をコの字の様にして痛めつけていく。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
ゆきえが絶叫すると、その悲痛な悲鳴に歓声が上がっていく残酷シーンに酔う観客席。
「ギブアップするの?・・・ギブならギブって言いなさいよ!・・ほら、どうするのよ!」
愛里が意地悪く問いかけると、ゆきえはロープにも逃げられず、流血のダメージからもギブアップを口にした・・・。
「ぎ、ギブアップ・・・」
ゆきえのギブアップに、愛里は技を解かずに叫んだ。
「聞こえないんですけど、何て言いました?・・・いま?」
愛里の意地悪い反応に、ゆきえは激痛にギブアップを連呼する。
「ギブアップ・・・ギブアップ・・・もう止めてぇぇぇぇぇ・・・・」
ゆきえのギブアップにレフリーがゴングを要請するのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
泣き叫ぶゆきえに、愛里は技を解いていくと、グッタリするゆきえの後頭部を踏みつけていく。
『勝者、仲島愛里っ!』
リングアナのコールにガッツポーズでアピールする愛里。
しかし観客席からはブーイングが起きていくと、リングアナからマイクを要求してアピールしていく愛里。
「うるさいわね、地下プロレスなんだから反則も残酷も関係ないでしょ!・・・弱いから負けるのよ、ワタシだって遠慮しないからね、グラビアアイドルをまずは潰していくわよ!」
愛里はアピールすると、マイクをリングアナに投げ返してリングを降りていく。
対してゆきえは、リングドクターに応急処置を受けると、担架に乗せられてリングを降りるのであった。
新たなヒールの誕生に、観客席は興奮と怒りに満ちているのであった・・・。



第19試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、アキバ軍団から児嶋陽菜がリングに姿を現すと、歓声に包まれていくリング上。
ピンク色のビキニに白いリングシューズ姿でコーナーに進むと、観客席に向かって一礼していく。
その陽菜の対戦相手としてリングに上がるのは、アスリート出身タレントの青樹愛。黒いスポーツビキニに黒いリングシューズ姿でリングインすると、観客席に一礼してコーナーに進んでいった。
流石に陽菜としては愛に勝利するのは難しいが、魅せるプロレスをできればと思っている様子。
対して、愛はアイドル相手の試合で、技を色々と試したり、最後はKOかギブアップを奪っての勝利を考えている様子・・・。
『第19試合・・・青コーナー〜・・・身長164p、上から80、60、86・・・児嶋陽菜〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする陽菜。しかし反対コーナーの愛の存在には緊張を高めていた。
『赤コーナー〜・・・身長173p、上から85、60、83・・・青樹愛〜っ!』
コールを受けて両手を挙げてアピールする愛。早くも歓声を浴びて気合いを入れている。
リング中央でルールの確認が行われると、早速試合開始のゴングが打ち鳴らされていくリング上。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、まずはコーナーから飛び出していく愛と陽菜。
ビキニを気にしながらも距離を置いていく陽菜に、愛は少しずつ距離を詰めていくと、陽菜の表情に緊張が走った。
流石に陽菜も緊張しながらも、必死にドロップキックを叩き込むと、愛がフラついた。
続けて陽菜がドロップキックを叩き込むと、愛が倒れ込んでから、陽菜は素早く立ち上がって起こそうとすると、愛がタックル気味に組み付いてロープに押し込んでいく。
『ロープ・・・』
愛に押されて、その力に驚きを隠せない陽菜。
愛が放して離れると、レフリーが試合を続けさせていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、陽菜が距離を置いていると、愛は前に出てローキックを叩き込んでいく。
バッシーン・・
「あうっ・・」
太股への強烈なローキックを受けて痛がる陽菜。
更に愛が左右のローキックを叩き込んでから、大振りの張り手を叩き込んだ。
バッシーン・・バッシーン・・
左右の張り手を受けてフラついている陽菜に、愛がタックル気味に組み付いてから、抱え上げていく。
そのまま余裕を見せる様にコーナーに乗せて放していく愛。
力の差に驚きを隠せない陽菜は、ゆっくりとコーナーから降りていくと、レフリーが試合を続けさせていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、愛が前に出て陽菜にプレッシャーを与えつつコーナーに追い込んでいくと、コーナーを背にした陽菜にローキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「痛いっ・・・」
堪らず悲鳴をあげる陽菜。
更にローキックを連打していくと、陽菜の太股などがドス黒くなって痛々しい姿になっていくと、陽菜の動きが止まっていく。
堪らず逃れようとコーナーから飛び出そうとすると、愛が狙った様に左右のパンチをお腹に叩き込んだ。
ドスッ、ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・・」
ボディへの連打に両手でお腹を押さえて苦しむ陽菜。
その陽菜の髪の毛を鷲掴みにして下を向かせていく愛は、容赦なく顔面へ膝蹴りを叩き込んだ。
バキッ・・・
膝蹴りを顔面に受けて崩れ落ちる陽菜。
俯せになった陽菜に、愛は観客席にアピールしてから、飛び上がるようにしてギロチンドロップを後頭部に叩き付けると、強引にパイルドライバーの体勢に持ち込んでいく。
ビキニ姿でグッタリと逆さにされていく陽菜。もう表情は失神寸前と言う感じの陽菜に、愛がパイルドライバーを炸裂させていく。
放すとグッタリと倒れ込む陽菜は、もう虚ろな目でグッタリと倒れていると、愛がゆっくりと俯せにしてから、キャメルクラッチを仕掛けた。
上半身が反らされて、背骨が悲鳴をあげるような陽菜の姿。
流石に両足をバタバタさせて藻掻き苦しむ陽菜。既に目には涙が浮かんでいる。
顎を押さえつけられているからギブアップの言葉が発せられずに、また愛も痛めつけるように反らして揺さぶると、陽菜が泣き出した。
完全にギブアップ状態ながら、愛が揺さぶると陽菜は涙を流していく。
愛が揺さぶっていくと、陽菜は激しく両足をバタバタさせて、手も動かしているからと、レフリーも危険と判断して試合を止めるのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが打ち鳴らされると、ここで愛が技を解いて立ち上がると、余裕の表情で片手を挙げられていく。
『勝者、青樹愛っ!』
リングアナのコールに笑顔を浮かべる愛。
リング上には陽菜がグッタリとしていると、陽菜を起こして抱き合って健闘を讃える愛。
陽菜は太股をドス黒くしたり、一方的に痛めつけられた試合だけに、微妙な表情でリングを降りるのであった・・・。



第20試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、アスリートの太山加奈。黒い競泳水着に黒いリングシューズ姿てリングインすると、早くもその大きな身体に歓声が起きていく。
その歓声に包まれていくリング上に、ゆっくりと上がっていくのは、アキバ48を卒業して女優として活動している大嶋優子。黒ビキニに黒いリングシューズ姿でリングインすると、流石に体格差も大きい加奈との対戦に緊張感を隠せない・・・。
観客席からも、あまりの体格差の試合に驚きの声が飛び出しているが、逆に優子のドミネーションマッチになるのではと、期待する声も上がっていた。
『第20試合・・・特別ハンディキャップマッチを行います!・・・青コーナー〜・・・身長187p、体重84s・・・太山加奈〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする加奈。地下プロレスも慣れてきていて、今夜は優子を痛めつける役回りと割り切った様子。
『赤コーナー〜・・・身長153p、上から83、55、80・・・大嶋優子〜っ!』
そしてコールを受けた優子は、一礼するも体格差に試合展開も考えられずに落ち着きがない様子。
そのリング上で、リングアナがルールについて説明していく・・・。
『この試合は、体格差を考慮しての大嶋優子はカウント1で勝利、太山加奈はカウントは10で勝利、またギブアップは3回奪わなければいけません・・・』
ルール説明に優子も落ち着かず、また観客席も完全に痛めつける為のルールと思って歓声を上げていくと、早くもコーナーに別けられていくと、試合開始のゴングが要求された。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、優子はコーナーから飛び出して距離を置いていく。
加奈もゆっくりとコーナーから出て行くと、優子の動きを見つめては、ゆっくりと距離を詰めていくリング上。
優子が果敢にも前に出てローキックを叩き込むと、加奈は余裕の表情を浮かべている。
更に優子が飛び込むようにしてローキックを叩き込むも、体格差から加奈は手を突き出すと、優子の動きが止められていくリング上。
しかし優子は低空ドロップキックを膝に叩き込むと、フラついた加奈にローキックで膝を攻め込んでいく。
嫌がる加奈に観客席が盛り上がっていくと、踏み込んでエルボースマッシュを叩き込む優子。
ドスッ・・
優子の攻めに歓声が起きる会場内。
しかし体格差は大きいからと、優子の攻めも大人と子供の差と言う感じで、加奈も余裕で受けている様子。
更にロープに走って勢いをつけると、ドロップキックを叩き込んでいく優子。
しかし加奈はダウンしないと、素早く立ち上がってからローキックを叩き込む。
続けてロープに走ってフライングボディアタックを果敢に叩き込む優子だったが、加奈が飛び込んできた優子をキャッチすると、そのままシュミット流バックブリーカーで脇腹を痛めつける。
ドスッ・・
「んあぁぁぁ・・・」
堪らず悲鳴をあげる優子。
動きが止まると、加奈が髪を鷲掴みにして起こしていくと、そのままロープ際へ押し込んでいく。
そして優子の両腕をトップロープに絡ませると、喉元へ水平チョップを叩き込んだ。
バッシーン・・
「あうっ・・」
水平チョップにグッタリする優子。
続けて髪を掴んで上を向かせると、容赦ない頬への張り手を叩き込んでいく。
バシィィィィ・・・
「ぐはっ・・」
涎の飛沫を飛ばして痛がる優子。加奈の強烈な張り手に意識を飛ばしそうになるも、加奈は構わず張り手を叩き込んでいく。
バシィィィ・・・
強烈な張り手を2発受けてグッタリする優子に、加奈がロープから放してからボディスラムでマットに叩き付けると、顔を踏みつけて痛めつけていく。
両足をバタバタさせて痛がる優子に、加奈はトップロープを掴んで体重を乗せては、優子を痛めつけていく。
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
優子の悲痛な叫び声に観客席が盛り上がっていくと、レフリーが加奈を止めていく。
レフリーに止められて加奈が離れると、優子が顔を気にしながらマットに座った状態で呼吸を整えると、ゆっくりと立ち上がっていくリング上。
そして加奈との距離を置いていくと、レフリーが試合を続けさせていく。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、加奈が距離を詰めていくリング上。
優子は加奈との距離を保とうとするも、加奈が上手くコーナーに追い込んでいく。
逃げられないからと、タックルを挑むも受け止められて動きを止める優子。
その優子をコーナーに押し込んでいくと、今度は水平チョップを喉元へ叩き込んだ加奈。
バッシーン・・・
「あうっ・・」
強烈な水平チョップに優子がコーナーに崩れ落ちると、加奈が髪を掴んで起こしていく。
そしてリング中央へ連れ出していくと、ロープに振っていくと、勢いよく優子がロープから戻ってきた。
バッシーン・・・
「ああんっ・・」
そこへ容赦ないカウンターキックを顔面に叩き込んでいく加奈。優子はグッタリとマットに崩れ落ちていく。
グッタリと倒れ込んだ優子の髪を掴んで、コーナーに連れ込んでからコーナーポストに顔面を数回叩き付けてから、コーナーに寄りかからせていく加奈。
グッタリとコーナーに寄りかかる優子に、加奈は身長差を利用してのヒッププッシュの体勢に持ち込んだ。
観客席が盛り上がると、加奈は勢いよくヒッププッシュで優子を圧殺していく。
ドスッ・・
「ぐふっ・・」
容赦ないヒッププッシュにコーナーに崩れ落ちる優子。
更に髪を鷲掴みにしてコーナーに無理矢理寄りかからせると、続けてヒッププッシュで押し潰す加奈。
バシィィィ・・・
「ああんっ・・」
またも崩れ落ちる優子。座り込む様にしていると、加奈は観客席にアピールしてから優子の両足を抱え込んだ。
コーナーから離すようにすると、一気にジャイアントスイングで回し始める。
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
リング上で振り回されて絶叫する優子。
そして加奈が放すと、優子がマットに転がる様にグッタリしていく。
俯せ状態になる優子の後頭部を踏みつけてアピールする加奈は、ゆっくりと髪を掴んで起こしていくと、嫌がる優子にネックハンキングツリーで吊し上げていく。
優子の残酷シーンに観客席が盛り上がっていく中、優子は泣きそうな表情で必死に加奈の手首などを掴んでいく。
しかし加奈が揺さぶるように吊し上げると、あまりの苦しさに口から涎を垂れ流していく。
「ぎ・・ぎゅ・・・ぶ・・・っ・・ぷ・・・」
優子がギブアップをアピールするも、レフリーに伝わらないリング上。
レフリーに伝わらず、優子が苦しさから涙を浮かべていると、加奈は更に揺さぶっていく。
『カンカンカンカン・・・』
しかしここでレフリーが試合を止めると、1本目はギブアップ扱いと言う事で、レフリーが試合を止めたのであった・・・。
ゴングの音に加奈が放すと、優子はグッタリとして喉元を押さえているのであった。
『太山加奈のギブアップ勝ちとなりました。・・・2本目を開始します・・・』
リングアナのコールにレフリーがグッタリする優子を起こそうとすると、フラフラしながらビキニを直しながら立ち上がる優子。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、加奈が距離を詰めていくと、優子はファイティングポーズを取るも、足元がフラついていた。
グイッ・・
「いやあっ・・・」
髪を鷲掴みにされて、堪らず悲鳴をあげる優子。
加奈は強引に引き吊り回すと、そのまま場外に落としていく。
リング下でグッタリする優子に、髪を掴んで起こしてから、観客席にアピールする様に優子を見せつけていく。
観客席からはリングサイドを晒し者にされる優子に、ビキニの上からバストを触ったりと、観客席からは観客が殺到していく。
「やめてぇぇぇ・・・触らないでぇぇぇぇ・・・」
嫌がる優子。
加奈もゆっくりと観客にサービスしていくと、リング上に優子を戻していく。
ゆっくりとリング上に戻る加奈は、優子を起こしてからボディスラムでマットに叩き付けてから、無理矢理起こしてからコーナーに振っていく。
そしてコーナーに寄りかからせてから、反対コーナーに進んでからアピールすると、一気に走り込んでコーナーに寄りかかる優子のお腹に串刺しドロップキックを叩き込んだ。
バッシーン・・
「グエェェェェ・・・」
お腹へ強烈なドロップキックを受けて、口から胃液の様な物を吐き出して倒れ込む優子。
その優子の両足首を掴んでコーナーから離してから、加奈がロープに走ってからギロチンドロップを叩き込んでいく。
バッシーン・・・
「ああんっ・・」
身体をヒクヒクさせて苦しむ優子。強烈なギロチンドロップに動きを止めていくと、加奈が立ち上がって観客にアピールする様に、優子の顔面を踏みつけていく。
痛がる優子に、観客席からはブーイングと歓声が起きていくと、加奈は髪を掴んで起こしていく。
強引にヘッドロックに持ち込むと、ゆっくりとココナッツクラッシュに持ち込んだ。
バキィィィ・・・
「ああああぁぁぁぁ・・・・」
悲鳴をあげて倒れ込む優子。
続けて髪を掴んで起こしてから、加奈がヘッドロックから体格差のあるブルドッキングヘッドロックでマットに叩き付けていく。
バッシーン・・・
「きゃあああぁぁぁぁ・・・・」
豪快なブルドッキングヘッドロックに優子の動きが止まると、加奈が仰向けにしてから、ロープに走ってから飛び上がるようにボディプレスで押し潰す。
更に立ち上がった加奈がお腹辺りに跨いでいくと、観客にアピールしてからヒップドロップを落としていく。
ドッシーン・・・
「うっ・・オエェェェェ・・・・」
お腹への圧力に堪らず口から反吐を噴き出す優子。
ヒクヒクと身体を痙攣させている様にも見えるリング上で、加奈は立ち上がると優子の両足を抱え込むと、一気に逆エビ固めを仕掛けた。
グイッ・・
加奈が腰を落とすと、優子の身体が容赦なくCの字に、更にコの字の様に極められていく。
「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
全身に走る激痛に絶叫する優子。
加奈が揺さぶっていくと、優子はマットを激しく叩いてギブアップした。
「ぎ、ギブアップ、ギブアップ!・・・ギブぅぅぅぅぅ・・・」
激しい優子のギブアップにゴングが鳴らされていく。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングの音に技を解いていく加奈。
マットには俯せで腰を押さえてグッタリする優子。
ギブアップはあと1回ある優子に、立ち上がれない状態でも非情のレフリーの続行のコールがされていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、加奈は髪を鷲掴みにして起こしていくと、コーナーに寄りかからせていく。
グッタリしている優子に、加奈はお腹にパンチを入れていくと、左右の大振りの張り手を叩き込んだ。
バッシーン・・バッシーン・・
強烈な張り手に口の中を切って血飛沫をあげる優子。
そのままコーナーに崩れ落ちると、加奈が髪を鷲掴みにして起こしてから、ボディスラムでマットに叩き付けると、バストを踏みつけてアピールしていく加奈。
観客席からはブーイングと歓声が入り交じる中、髪を掴んで起こしていくと、優子も意地を見せてパンチを放った。
しかし加奈の張り手の連打に動きが止まると、鼻血も噴き出して痛々しい姿になっていく優子。
もうフラフラ状態だからと、加奈も一気に勝負を決めようとして、優子をコーナーに連れ込むと、まずはヒッププッシュで押し潰してから、コーナーでグッタリする優子を仰向けにしてから、セカンドロープに上がってアピールすると、観客席が盛り上がっていく。
歓声を受けながら、加奈がセカンドロープから優子のお腹へヒップドロップを落とした。
ドスッ・・
「うっ・・オエェェェェェェェェェ・・・」
一瞬間を置いてから口から激しく反吐を噴き上げた優子。
流石にセカンドロープからの重爆撃に反吐を噴き上げて意識を失ってしまった。
身体をヒクヒクさせている優子に、加奈も少し困惑気味な表情を浮かべると、リングサイドからの指示で失神している優子の顔面を踏みつけてポーズを取ると、ここでレフリーが試合終了のゴングを要請するのであった。
『カンカンカンカン・・・』
試合終了のゴングに、レフリーが加奈の手を挙げていく。
『勝者、太山加奈っ!』
リングアナのコールに加奈は優子の顔から足を除けると、観客席からの脱がせコールに驚きを隠せない。
『脱がせ、脱がせっ、脱がせっ・・・・』
加奈が戸惑いながらリングサイドの黒服に目を移すと、脱がせの指示・・・。
指示を受けて、失神した優子のビキニに手を掛けると、トップレスにして剥ぎ取ったビキニを高々とアピールしてからリングを降りていく加奈。
リング上では、リングドクターに応急処置を受けて担架で運ばれていく優子。
リングサイドでは、黒服などが優子の試合に関して、表の仕事が増えるようにと指示が飛んでいた・・・。



第21試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、地下プロレスもベテランとも言える市河由衣。白いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、観客席に向かって一礼していくと、歓声を浴びていく由衣。元グラビアアイドルだけに、ビキニ姿も似合っている。
その由衣の対戦相手としてリングに上がるのは、美人女優としても人気の霧谷美玲。スレンダーボディに豊満バストと言う美玲が黒いビキニに黒いリングシューズ姿でリングに上がると、早くも歓声が大きくなっていく会場内。
しかし、今夜のこの2人の試合は普通の試合ではなく、美玲もデスマッチの経験を積ませようと、有刺鉄線などは素肌に傷が残ってはとばかりに、熱湯風呂デスマッチが選ばれたのだった。
リングの周りには、大きな台車に乗せられた深さ1メートルはあるのか湯温が管理された熱湯のプールとも言えるものが集められて、リングを囲んでいくと湯気でリングサイドの観客達は興奮の声を上げている。
そしてお湯の温度が表示されると、45℃の表示に歓声が上がると、由衣と美玲の表情に緊張感が走った。
『特別熱湯風呂デスマッチ・・・青コーナー〜・・・身長158p、上から83、55、85・・・市河由衣〜っ!』
コールを受けて由衣が一礼していくと、観客席からは歓声が起きていく。地下プロレスのキャリアも長い由衣だけに、デスマッチも数多く経験しているだけに、今夜はどういう試合をするのか・・・。
『赤コーナー〜・・・身長164p、上から78、57、83・・・霧谷美玲〜っ!』
そしてコールを受けた美玲は、気合いを入れて片手を挙げていくと、78pと言うサイズ以上のボリュームのバストに観客達は歓声をあげていく。
地下プロレスでは初めてのデスマッチと言う事もあって、美玲はリングサイドの熱湯風呂とも言えるプールに驚きを隠せない。
コールが終わると、リングアナがルールについて説明していく。
『この試合は、リングサイドに設置されたプール内は45℃に保たれていますが、どちらかが転落した場合は、少しずつ温度が上昇していきます。なお、リング下に転落した場合に、リング上に戻ろうとする相手に対しての攻撃は、ロープを掴んだ手を踏みつけるなど、何でも認められるルールとなっています!』
ルール説明に観客席が盛り上がると、由衣と美玲はコーナーに別けられて試合開始のゴングを待った・・・。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、コーナーから飛び出していく由衣と美玲。
まずはリング中央で睨み合う展開から始まっていくと、お互いが手を出さずに動きが止まっていく。
しかし先に仕掛けたのが由衣で、距離を詰めていくと、いきなり張り手を叩き込んだ。
バッシーン・・・
由衣の張り手に美玲のスイッチが入ったのか、張り手を返していくリング上。
バッシーン・・・
美玲の張り手に、由衣も張り手を返していくと、美玲が片手で髪を鷲掴みにしてから、張り手を激しく叩き込んでいく。
序盤からお互いの意地が激突する展開に歓声が起きていくと、続けてヘッドロックに持ち込もうとする美玲に、由衣がロープに振っていく。
ロープから戻った美玲にドロップキックを叩き込むと、美玲が堪らず転がるように倒れ込んだ。
ロープに逃げようにも、今夜の試合は熱湯風呂デスマッチだけに、ロープ際の攻防は危険を含んで観客席も楽しみにしている様子。
素早く立ち上がった美玲に、由衣がドロップキックを連発していくと、美玲がフラつきながらも立ち上がっていく。
更に由衣がローキック気味に蹴ってから、ハイキックを仕掛けると美玲が避けてから、タックルで組み付いていくと、由衣をロープ際に押し込んでいくリング上。
ロープに背中を押しつけられた由衣に、観客席が盛り上がっていく。
『霧谷ぃぃぃ、市河を落とせぇぇぇぇ・・・』
『市河、負けるなよ!』
歓声を受けながら、美玲も由衣をリング下の熱湯風呂に落とそうと揺さぶると、ここはキャリアの長い由衣だけに、逆に体勢を入れ替えて美玲をロープに押し返した。
お互いが熱湯風呂に落とされてはとばかりに必死になる姿に、観客席が盛り上がっていく。
ロープに押し込む由衣は、リング下に落とそうと喧嘩キックを叩き込むと、美玲のお腹に叩き込まれて苦しむ美玲。
ドスッ・・
「うっ・・・」
身体をくの字にして苦しむ美玲に、由衣は続けて髪を掴んで膝蹴りを狙うも、美玲も焦るようにショルダースルー気味に由衣を投げた。
リング中央などはマットに落ちるところを、ロープ際なので由衣がトップロープに背中を打ち付けると、バランスを崩すようにリング下に転落した。
しかし、由衣も必死にサードロープに足をと手を掛けてギリギリ助かると、観客席が盛り上がった。
『落とせっ、落とせっ、落とせっ!・・・』
観客席の盛り上がりに押される様に、美玲はサードロープを掴む由衣の手を踏みつけた。
「んあぁぁぁぁ・・・あああっ・・」
手を踏みつけられて悲鳴をあげる由衣。
美玲も試合に勝とうと必死に攻め込むと、由衣のロープに絡む足を外していくと、嫌がる由衣が遂に熱湯風呂に転落した。
ボチャーン・・・
「熱いぃぃぃぃぃ・・・・」
泣きそうな声で絶叫する由衣。
45℃の熱湯風呂に落とされて、慌ててリング上に戻ろうとする由衣。
美玲も由衣の反応に唖然としてリング上に戻るところを攻められないと、由衣がリング上に戻っていく。
同時に、熱湯風呂の温度表示が46℃に上昇すると、観客席が盛り上がった。
リングに戻った由衣は熱さにダメージを負っていると、美玲はステップキックで顔面を蹴りこむと、一気に背中にサッカーボールキックと攻め立てていく。
バッシーン・・・
背中を蹴りこまれて動きの止まる由衣。
ロープ際に座り込む様に動きの止まった由衣に、美玲は続けてロープに走って勢いをつけると、低空ドロップキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
顔面へドロップキックを受けて、転がるようにリング下に転落していく由衣。
ジャバァァァァァ・・・
「いやあぁぁぁぁぁ・・・」
またも熱湯風呂に転落して悲鳴をあげる由衣。
素早くリング上に上がろうとするも、美玲がロープ越しに蹴ったりして邪魔をすると、リング上に戻れない由衣。
その間にも、熱湯風呂の熱さでダメージを負って苦しい展開になっていくと、温度表示が47℃に上昇した。
必死にリングに戻ろうとサードロープを掴む由衣に、美玲が容赦なく手を踏みつけていく。
しかし熱さで苦しい由衣は無理矢理リングに戻っていくと、グッタリとしているところへ、美玲が全身にストンピングを叩き込む。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・
蹴られながらも必死にサードロープを掴んで、更に足も絡めていく由衣。
一方的になっていく展開に観客席も盛り上がっていくと、美玲は狙いを定めて由衣の顔面へサッカーボールキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
これには由衣が意識を朦朧とさせると、ロープを掴む手が緩んでいく。
更に蹴りこむ美玲に、由衣の身体が熱湯風呂に転落した。
バッシャーン・・・
「きゃああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
またも由衣の悲鳴が会場内に響き渡ると、温度表示が48℃となっていく。
「も、もうダメェェェェェ・・・・ぎ、ギブアップ、ギブアップ!」
あまりの熱さに由衣が悲鳴をあげてギブアップを宣言すると、ここでレフリーがゴングを要請した。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが鳴らされて、リングサイドで待機していた黒服達が由衣を熱湯風呂から上げると、由衣は全身を赤くして軽い火傷状態になって痛々しい姿を晒している。
『ただ今の試合、霧谷美玲の勝利となりました!』
地下プロレスで初めてデスマッチを経験した美玲。それもベテランの由衣からギブアップ勝利と言うことに、観客席は盛り上がっていく。
しかし美玲は勝ったとは言え、熱湯デスマッチで由衣を痛めつけたことについては、複雑な表情を浮かべて片手を挙げていくのであった。



第22試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、女優の北河景子。地下プロレス2戦目にして、今夜はデスマッチに挑戦と言うことで、熱湯デスマッチに出場となったが、白いスポーツビキニに白いリングシューズ姿に、観客席からは美人女優の水着姿に歓声があがっていく。
その景子の対戦相手としてリングに登場したのが、ベテラン米蔵涼子。堂々とした振る舞いで、黒いワンピース水着に手にはオープンフィンガーグローブを着けてのリングイン。熱湯デスマッチと言っても気にする素振りもなくリングインすると、歓声を浴びながらコーナーに進んでいった。
流石に景子も女優としても格上の涼子が相手だけに、緊張感を隠せない・・・。
リングの周りにはお湯が45℃に保たれていて、湯気が漂うと観客席も盛り上がっていく。
『第22試合・・・特別熱湯風呂デスマッチ・・・青コーナー〜・・・身長160p、上から75、53、81・・・28歳・・・北河景子〜っ!』
コールを受けて一礼していく景子。流石に涼子との試合だけに、落ち着かない様子。
『赤コーナー〜・・・身長168p、上から84、58、85・・・39歳・・・米蔵涼子〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする涼子。景子相手のデスマッチに、手にはオープンフィンガーグローブを着けているだけに、痛めつける展開を狙っているのか、観客席からも期待する拍手が起きていく。
コールが終わると、リング中央でレフリーがルールの確認をしていくと、コーナーに別けられて試合開始のゴングを待つリング上。
『カァーン!』
試合開始のゴングが打ち鳴らされると、景子が素早くコーナーから飛び出していく。
涼子は景子の動きを見ていると、景子は距離を保ちながらも、仕掛けるタイミングを見ている。
逆に涼子が前に出て行くと、景子がリング内を回るようにして距離を置いていく。
ゆっくりとコーナーに追い詰めていこうとする涼子に、景子も仕掛ける事が出来ずに、焦りの色が表情に浮かんできている。
『逃げてばっかりじゃなくて、仕掛けろよ!』
観客席からの声に景子が焦り出すと、涼子が笑みを浮かべた。
仕方ないとばかりに、景子が懸命に走り込んでのドロップキックを仕掛けると、涼子が避けて自爆する景子。
逆に、立ち上がろうとする景子の顔面にサッカーボールキックを叩き込んでいく涼子。
バッシーン・・・
美人の女優の顔へ容赦ない蹴りが叩き込まれて、観客席が盛り上がる会場内。
景子は両手で顔面を押さえて動きが止まると、涼子が髪を鷲掴みにして起こしていく。
堪らず景子が抵抗するも、涼子はコーナーに連れ込んでから景子の顔面をコーナーポストに叩き付けた。
バシィィィ・・・
「きゃああぁぁぁ・・・」
顔面を叩き付けられて悲鳴をあげる景子。
「立派な悲鳴をあげてくれるわね・・・ふふふっ・・」
更に涼子はコーナーに押し込むようにしてから、景子の生腹へ膝蹴りを叩き込んでいく。
ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・」
身体をくの字にして苦しむ景子。口からは涎が垂れ落ちていく。
しかし景子も意地を見せようとタックル気味に涼子に組み付くと、そのままロープ際に押し込もうとして踏ん張ると、涼子が笑みを浮かべた。
「少しは見せ場を作ってもらわないとね・・・」
涼子は呟くと、フロントスリーパー気味からDDTに移行して、景子をマットに叩き付けると、俯せ状態にしてキャメルクラッチを仕掛けた。
グイッ・・
「うううっ・・・うぐっ・・」
両足をバタバタして痛がっている景子。
涼子は揺さぶったりして苦しめていくと、更に指を鼻の穴に引っかけての鼻フックで揺さぶった。
「ふがっ・・ふがふが・・・」
美人女優の景子も鼻フックで無様な展開にされていくと、観客席からは歓声が起きていく。
更に顔面を掻きむしると、景子が両手で顔面を押さえて痛がっている。
涼子は立ち上がると、景子の髪を鷲掴みにして起こしていくと、強引にパイルドライバーの体勢に持ち込んだ。
逆さらされて景子グッタリすると、そのまま脳天からマットに落とされていく景子。
ドスッ・・
「はうっ・・」
脳天から叩き付けられてグッタリしていく景子。
一方的な試合展開に観客席からは、歓声が起きていく会場内。
観客席が盛り上がると、景子はフラフラしながら立ち上がっていくも、抵抗できない様子。
涼子が近づくと、景子は張り手を叩き込んだ。
バッシーン・・・
張り手を受けた涼子が笑みを浮かべると、景子は必死に張り手を叩き込んでいく。
バッシーン・・・
しかし、涼子はお返しとばかりに顔面にパンチを叩き込むと、フラつく景子にパンチを連打からコーナーに追い込んでいくと、鼻血を噴き出させていく。
美人女優が鼻血を噴き出して、凄惨なリング上になっていくも、観客席は盛り上がっていく。
『いいぞぉぉぉぉ・・・もっと痛めつけてやれ!』
景子もガードしようとするも、涼子の激しいパンチの連打に血飛沫をあげては、白いスポーツビキニを赤く染めていく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
「あうっ・・ああんっ・・・」
サンドバック化している景子に、涼子は狙いを定める様にして、首相撲から膝蹴りをボディに突き刺した。
ドスッ・・
「はうっ・・」
目を見開くようにしてから、崩れ落ちる様にコーナーにダウンする景子。
涼子は片手を挙げてアピールしてから、景子の髪を掴んで起こしていくと、両腕をトップロープに絡ませてコーナーに磔にしていく。
「ううっ・・」
苦悶の表情を浮かべている景子。
涼子は観客席に向かってアピールすると、距離を置いてから走り込む様にしてから、景子のお腹に喧嘩キックを叩き込んだ。
ドスッ・・
「うっ・・グボッ・・・」
コーナーに固定されての喧嘩キック、内臓を押し潰された様な感覚に景子は堪らず口から反吐を噴きだした。
美人女優の口から激しく噴きだした反吐に歓声が上がると、景子は下を向くようにしてグッタリした。
失神寸前の景子に、涼子はコーナーから放してから観客席にアピールする様にロープ際に連れ出すと、そのままリング下の熱湯風呂に突き落とした。
バシャアァァァ・・・・
「あああぁぁぁぁ・・・・」
45℃の熱湯風呂に突き落とされて絶叫する景子。
必死にリング上に戻ろうとする景子に、涼子はまたも喧嘩キックで熱湯風呂へ突き落とす。
バッシャーン・・・
「いやあぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
流石に泣き声の様な悲鳴で苦しむ景子。
リング上に戻ろうとサードロープを掴む景子に、涼子は手を踏みつけてアピールしていくと、景子が悲鳴をあげていく。
「痛いぃぃぃぃぃ・・・・」
泣きそうな景子の髪を掴んでリング上に戻していく涼子は、そのまま強引にヘッドロックに持ち込んでいく。
そして勢いあるブルドッキングヘッドロックでマットに叩き付けてから、容赦ない逆エビ固めを極めていく。
グイッ・・
景子の身体がコの字の様な形になると、景子は激痛に泣き出していく。
「痛いぃぃぃ・・・お、折れちゃうぅぅぅぅ・・・いやああぁぁぁぁぁ・・・・・」
泣きながらマットを叩いて悲鳴をあげる景子。
涼子も腰を落として極めていくと、景子がギブアップした・・・。
「ギブ、ギブアップ・・・ギブアップ・・・・もう許してぇぇぇぇぇぇ・・・・ギブぅぅぅぅぅ・・・」
景子のギブアップにレフリーがゴングを要請していく。
『カンカンカンカン・・・』
ゴングが鳴らされると、涼子は技を解いてから、グッタリする景子の後頭部を踏みつけてガッツポーズを取るのであった。
『勝者、米蔵涼子っ!』
勝者のコールを聞くと、涼子は余裕の表情でコーナーに寄りかかると、続けての試合を煽るように観客席にアピールしていくのであった・・・。



第23試合

『選手入場っ!』
その涼子の待つリングに姿を現したのは、本来は北河景子との試合が組まれていたグラビアアイドルの山路まり。白いビキニに白いリングシューズ姿で熱湯デスマッチのリングにリングインすると、リング上で待つ涼子の視線に緊張感を隠せない・・・。
『第23試合・・・熱湯デスマッチ・・・青コーナー〜・・・身長158p、上から87、60、88・・・21歳・・・山路まり〜っ!』
まりがコールを受けると、一礼していくだけでFカップ巨乳が作り出す谷間に歓声が起きると、涼子が笑みを浮かべた。
『赤コーナー〜・・・身長168p、上から84、58、85・・・39歳・・・米蔵涼子〜っ!』
そしてコールを受けて片手を挙げていく涼子には、観客席から大歓声が送られていく。
連続しての試合に涼子のスタミナも心配がされたが、涼子としても藤原紀華とのカードが組まれなかったからと、苛ついていての八つ当たり的な試合カード。
『カァーン!』
試合開始のゴングが鳴らされると、まずはまりがコーナーから飛び出していく。
ゆっくりとコーナーから前に出る涼子に、まりは緊張から手が出せない。
ビキニ姿でバストを揺らしながら距離を保とうとするまりに、涼子がゆっくりと距離を詰めていくリング上。
笑みを浮かべて手招きする涼子に、まりは必死にドロップキックを放つも、涼子かず叩き落とした。
更に立ち上がってエルボースマッシュを叩き込むまり。
バシッ、バシッ・・
バストを揺らしながら必死にエルボーを叩き込んでから、ヘッドロックに持ち込んでいくまり。
重心を落として締めていくまりに、涼子は余裕を感じさせるようにロープに振って返していく。
ロープから戻ってきたまりに、涼子が打点の高いドロップキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「ああんっ・・・」
バストを激しく揺らしながら倒れ込むまり。
涼子は素早く立ち上がると、まりの髪を鷲掴みにして起こしていくと、まりも組み付いていく。
しかし涼子が背中にエルボーを叩き込んでから、髪を鷲掴みにしてコーナーポストに顔面を叩き付けていく。
バシィィィ・・・バシィィィ・・・
「いやあぁぁぁ・・・痛いぃぃぃぃ・・・」
堪らず悲鳴をあげるまり。
コーナーに座り込むまりに、涼子は余裕の背中へのサッカーボールキックを叩き込むと、まりは観客席側に顔を向けて苦悶の表情を浮かべている。
流石にレフリーが涼子を離していくと、まりがビキニを直しながらも立ち上がった。
『ファイト!』
レフリーの掛け声にまりが距離を置いていくと、涼子はゆっくりと距離を詰めていく。
構えるまりに、涼子はいきなり踏み込んで喧嘩キックをお腹に叩き込んだ。
ドスッ・・
「うっ・・うううっ・・・」
お腹への強烈な喧嘩キックに座り込むようにして苦しむまり。
涼子が余裕の表情で観客席にアピールすると、髪を鷲掴みにして額にグーパンチを叩き込んだ。
ゴキッ・・
「いやああぁぁぁ・・・」
堪らず悲鳴をあげるまり。
しかしまりも必死に涼子に抵抗していくと、涼子のお腹にパンチを入れていく。
反撃するまりに驚いた表情を浮かべてアピールする涼子。
必死になってパンチを出して抵抗しているまりに、涼子は効いたとばかりにフラついていくと、まりが立ち上がっていく。
そして涼子にヘッドロックを極めていくと、ここで涼子が持ち上げるようにしてバックドロップでマットに叩き付けた。
バッシーン・・
ビキニ姿のまりだけに、ブラからバストが飛び出しそうになる衝撃に大の字になってグッタリすると、涼子は起き上がってから観客にアピールする様にまりのバストを踏みつけていくと、苦悶の表情を浮かべて痛がるまり。
「デスマッチって言うんだから、そろそろ落としてあげないとね・・・ふふふっ・・・」
涼子がバストを踏みつけながら囁くと、まりのバストへ強烈なストンピングを叩き込んでいく。
グニュ・・グニュ・・
「ああんっ・・・痛いぃぃぃ・・・」
バストへの強烈な衝撃に悲鳴をあげて痛がるまり。
転がるようにロープに逃れようとすると、涼子はサッカーボールキックを連打して場外に落とそうとしていくも、まりもリングサイドのお湯にサードロープを掴んで耐えていく。
リングサイドに用意されている特製浴槽は45℃の表示になっているが、更に残酷度を上げようと47℃に上昇させられていく・・・。
『米蔵っ、山路をお湯に落としてやれよ!』
『全裸、全裸っ!脱がせろ、脱がせてやれっ!』
観客席からは残酷な展開を期待する声がする中、まりは足もサードロープに絡めて転落しないようにしようとすると、涼子はまりの顔面を踏みつけて痛めつけていく。
必死にロープを掴んでいくまり。しかし顔面を踏みつけられて苦しい展開になっていく中、涼子は粘るまりの脇腹へ飛び上がってのニードロップを叩き込んだ。
ドスッ・・
「うえぐっ・・・ううっ・・・」
脇腹への衝撃に力が緩むまり。
その瞬間、涼子が顔面へのサッカーボールキックを叩き込むと、まりが意識を朦朧とさせる中で、グッタリとリングサイドの熱湯風呂へ転落した。
バッシャーン・・・
「いやあぁぁぁぁ・・・・熱いぃぃぃぃ・・・・」
熱湯風呂に転落したまりが絶叫すると、必死にリング上に戻ろうと藻掻いていく。
サードロープを掴んで必死にリングに戻ろうとするまりに、涼子はロープに走って顔面への低空ドロップキックを叩き込んでいく。
バッシーン・・・
「んああぁぁぁ・・・・」
またも熱湯風呂に転落させられていくまり。
温度が48℃に上昇していくと、危険な高温のお湯にまりはダメージを負っていく。
「あああっ・・・ゆ、許してぇぇぇぇ・・・お願いぃぃぃぃぃ・・・」
泣きそうな声で必死にロープを掴んでいくまり。
エプロンサイドに転がるように上がったまり。涼子は手を出さずに距離を置いていると、転がるようにロープを潜ってリングに戻っていくまりは、熱湯に転落したダメージで苦しい状況になっていると、涼子が髪を掴んで起こしていく。
グイッ・・
「あうっ・・」
起こされたまりがフラフラしていると、涼子がサンドバックにしようと言うのか、まりのバスト、お腹などへ蹴りを入れていく。
バシッ、バシッ・・・
「ううっ・・あうっ・・」
お湯に転落したくないからと、必死にフラフラしながらもダウンを免れようとするまり。
しかし涼子が踏み込んで顔面へのハイキックを叩き込むと、グッタリとマットに崩れ落ちていくまりの身体。
そのまりにキャメルクラッチの体勢に持ち込んでから、一気に上半身を反らして痛めつけていく涼子。
激痛にまりが両足をバタバタ激しく動かしては痛がっている。
簡単には終わらせないとばかりに、涼子はまりの口を押さえるように顎を揺さぶっていく。
グイッ・・グイッ・・
「んぐっ・・ぎゅ・・ぶ・・・」
堪らずまりがギブアップを口にしたが、レフリーにはハッキリと聞こえずに認められない。
「簡単には終わらせないわよ・・・ふふふっ・・・」
涼子がまりがギブアップしたいと解ったので、技を解いてから立ち上がった。
まりは苦しそうにしていると、自慢のFカップバストへ涼子の肘爆弾が落とされた。
グニュ・・
「痛いぃぃぃぃ・・・・」
涼子の鋭いエルボードロップに悲鳴をあげて痛がるまり。
更に全身にストンピングで蹴りこんでから、素早くトップロープに登っていく涼子。
「腹筋を鍛えているのか、試してあげるわよ・・・」
涼子が観客席にアピールすると、観客席も残酷な期待からの歓声が上がっていく。
ドスッ・・・
「うっ・・ホゲェェェェェ・・・・」
涼子が両足を揃えたフットスタンプをまりのお腹に落とすと、一瞬間を置いてまりの口から反吐が噴き上がった。
自ら吐き出した吐瀉物で、可愛らしい顔を汚してしまったまり。
「あらあら、綺麗にしてきなさいよ・・・」
そのまりに、涼子は容赦なくサッカーボールキックを叩き込むと、まりの身体を熱湯風呂に叩き落とした。
バッシャーン・・
「きゃあああぁぁぁぁぁぁ・・・・」
またも響き渡るまりの悲鳴。
お湯の温度が48℃から49℃に上がろうとする中、まりが必死にリングに戻ろうとしていく。
レフリーも涼子をロープ際から離していくと、まりがリングに戻るも熱湯風呂のダメージからグッタリしていた。
全身の素肌が熱さから赤くなっている様なまりの身体。
俯せでグッタリしているまりに、涼子は観客席にアピールしてからまりの腰を浮かせていく。
両足を少し拡げていくと、涼子はまりに呟いた。
「貴女、写真集に処女だか付けたんですって?・・・地下プロレスのリングで、その手つかずの大事なトコロを、可愛がってあげるわよ・・・」
その涼子の言葉に、まりは逃れようとするも、涼子の爪先蹴りが股間を襲った。
グニュ・・
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・」
ビキニショーツに包まれた股間を爪先で蹴り上げられて、その衝撃にまりが絶叫した。
両手で股間を押さえて動きの止まったまりに、涼子が髪を鷲掴みにして起こしていくと、両腕をトップロープとセカンドロープに絡ませてから、磔状態にしてから、拳を握りしめた。
バキッ・・・グニュ・・・ドスッ・・・
「あうっ・・・ああんっ・・・ホゲッ・・・」
顔面、バスト、お腹と殴りつけられてグッタリするまり。
ここでレフリー危険と判断して、涼子を止めていくのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・・』
ゴングが打ち鳴らされても涼子は止まらないと、レフリーが引き離していくリング上。
『ただ今の試合、レフリーストップで米蔵涼子の勝利となりました!』
リングアナのコールに、涼子は少し不機嫌そうにリングを降りようとすると、グッタリしているまりのブラを剥ぎ取って観客席に投げ込んでから引き上げるのであった・・・。



第24試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、グラビアアイドルの良樹りさ。白いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、緊張した表情でコーナーに進んでいった。グラビアの登場回数も減ってきているからと、地下プロレスで頑張ろうと必死なりさ。
そのりさの対戦相手としてリングに上がるのは、地下プロレスのグラビアクイーンベルト保持者の杉元有美。りさと同じく白いビキニに白いリングシューズ姿でリングに上がると、早くも歓声を浴びてアピールする有美。
有美としても女祭りに弾みを付けようとしての参戦で、前回の大会でも勝利したりさが相手と言うことと、地下プロレスでは格下のりさが相手と知って、少し苛ついている様子。
りさとしては、有美に対して勝てば弾みにもなると気合いが入ると、リングアナがコールを始めていく。
『第24試合・・・グラビアクイーンタイトルマッチを行います!』
そのコールに有美が驚きの表情を浮かべていると、リングアナは続けていく。
『青コーナー〜・・・挑戦者・・・身長162p、上から80、59、88・・・27歳・・・良樹りさ〜っ!』
コールを受けて一礼していくりさ。観客席から歓声に包まれていくと、ビキニを直したりと緊張を隠せない・・・。
『赤コーナー〜・・・チャンピオン・・・身長168p、上から83、58、85・・・25歳・・・杉元有美〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする有美。肩にかけたベルトをアピールすると、レフリーに渡していく有美。
『良樹〜っ、ベルト狙えよ!』
『杉元〜っ、格の違いを見せつけてやれよ!痛めつけてやれっ!』
観客席が盛り上がっていく中、お互いがビキニを気にしたりと試合開始に向けて準備していると、レフリーがリング中央でルールの確認などをしていくと、りさと有美は視線を合わさずにコーナーに別れていく。
そして歓声に包まれたリング上で、遂に試合開始のゴングが打ち鳴らされていった・・・。
『カァーン!』
試合開始のゴングと同時に、コーナーから飛び出していくりさと有美。
距離を詰めていくと、りさが手を伸ばして力比べを挑もうとする体勢になると、有美が応じる振りをして、いきなりローキックを太股に叩き込んだ。
バッシーン・・・
「あうっ・・」
強烈なローキックに声を漏らすりさ。
更に有美が内腿にもローキックを叩き込むと、りさは嫌がるように距離を置いていく。
しかし有美が逃がさずに距離を詰めていくと、今度は掌底気味の張り手を連打した。
バッシーン・・バッシーン・・
頬に衝撃を受けてフラフラしていくりさに、有美が首相撲に捉えて早くも膝蹴りを狙うと、りさも必死に組み付いて膝蹴りから逃れた。
逆に組み付いたから倒しにかかってから、有美をマットに倒すと、上から組み付いていくりさ。
しかし有美が冷静にロープに足を伸ばしていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが指示していくと、りさがビキニを気にしながら立ち上がっていくと、有美もビキニを直しながらも立ち上がった。
『ファイト!』
レフリーの指示に距離を詰めようとする両者。
しかしりさが走り込んでドロップキックを叩き込むと、有美をダウンさせていく。
有美が素早く立ち上がると、りさも立ち上がって続けてのドロップキックを叩き込んだ。
バッシーン・・
有美が倒れ込むと、早くも片足を抱え込んでフォールするりさ。
『ワン・・・』
しかし有美も試合開始僅かだからと、素早く返していく。
返させたからと、りさは腕を狙っていくも、逆に組み付かれていくと、必死にロープに足を伸ばしていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーがロープだからと放させると、有美とりさが立ち上がっていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、有美がガードを固めて距離を詰めると、りさはプレッシャーを感じて動きが鈍くなっていく。
バッシーン・・
「ああんっ・・」
そのりさの太股に容赦ないローキックが叩き込まれると、りさは悲鳴をあげていく。
更にローキックを叩き込む有美。
バッシィィィ・・・
「んあっ・・」
またもりさの悲痛な声が漏れると、観客席からは蹴る衝撃の音に歓声が起きていく。
堪らず距離を置こうとするりさに、有美が距離を詰めて顔面への掌打を連打すると、必死にガードしようとするりさの顔面を、何発も衝撃が襲いかかる。
バキィィィ・・バシィィィィ・・・
顔面への衝撃の連続にフラフラしていくりさは、堪らずコーナーに追い込まれていく。
顔は止めてとばかりにガードすると、ガラ空きのお腹にミドルキックが炸裂した。
バッシーン・・
「グボッ・・うううっ・・・」
お腹への衝撃に苦悶の表情で身体をくの字にするりさ。
『顔面、顔面、顔面・・・』
ハイキックを期待する様な観客席の声に押されるようにして、有美がコーナーのりさの顔面へハイキックを叩き込んだ。
バシィィィィ・・・
顔面への衝撃にコーナーに崩れ落ちるりさ。
一方的に打撃で痛めつけていく展開に、観客席は盛り上がっていく中、レフリーがりさをチェックしていく。
グッタリするりさに、有美はコーナーに寄りかかってレフリーの指示を待つも、一方的な試合展開に満足気な表情も浮かべている。
口の中を切って唇に血を滲ませながらも、りさはサードロープ、セカンドロープと掴んでフラつきながらも立ち上がると、レフリーに試合続行を求めた。
りさが立ち上がったからと、レフリーは試合を続けさせていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、有美は反対コーナーから走り込む様にして、コーナーでフラつくりさにフライングニールキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
大技を受けてまたもコーナーに崩れ落ちたりさ。
そのりさの両足を抱え込むと、有美はコーナーから離してから、一気に逆エビ固めを仕掛けた。
グイッ・・
「あああああぁぁぁぁ・・・」
逆エビ固めの激痛に悲鳴をあげるりさ。
「ギブアップ?・・・ギブアップする?」
有美もりさにギブアップを促すも、りさは耐えていく。
「ノォォォォォ・・・ノォォォォォ・・・・」
必死にロープに手を伸ばして逃げようとするりさ。
有美も腰を落としてギブアップを迫ると、少しずつロープに近づいていくりさの手。
そしてりさの手がロープに届くと、ここでレフリーが止めていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
りさの頑張りに観客席から拍手が起きると、有美が技を解いて離れていく。
りさもビキニを気にしながら立ち上がるも、ダメージからフラついているが、レフリーは構わず試合を続けさせていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、有美は距離を置いて打撃のスタイルで構えると、ローキックを叩き込んでいく。
バシィィィ・・・
「あうっ・・」
またもローキックを受けてフラつくりさ。既に太股は内出血でドス黒くなっていて痛々しい。
必死にガードを上げて構えるようにしていくりさに、有美は続けてミドルキックを叩き込むと、距離を詰めて顔面狙いの掌打を連打していく。
りさのガードの上からダメージを与えていく衝撃に、りさは苦悶の表情を浮かべて必死にガードしていくも、有美が膝蹴りをボディに叩き込んだ。
ドスッ・・
「うっ・・ぐえっ・・」
口から涎を垂れ流して苦しむりさ。
すると、有美は髪を鷲掴みにしてダウンさせずに、下を向かせる形で膝蹴りを蹴りこむと、りさが膝をついてダウンした。
更に観客席にアピールしてから、有美が膝をつくりさの背中に強烈なサッカーボールキックを叩き込んだ。
バッシーン・・・
「ああんっ・・」
堪らず悲鳴をあげるりさ。
続けて顔面へもサッカーボールキックを叩き込んでいくと、りさがマットに崩れ落ちた。
バシィィィィ・・・
「あうっ・・・」
グッタリと俯せになってダウンしたりさに、有美はバックマウント気味に馬乗りになっていくと、脇腹などへパンチを叩き込む。
ドスッ、ドスッ、ドスッ・・・
「あうっ・・ううっ・・ぐふっ・・」
両足をバタバタさせて藻掻き苦しむりさ。
有美は女祭りへのアピールす、格闘技スタイルで反則にならない攻撃で痛めつけていく。
ロープに逃げようとするりさに、有美は一気にチョークスリーパーを仕掛けると、りさが藻掻いていく。
更にアナコンダスリーパーに移行すると、りさが必死に逃れようと藻掻くも、有美の腕は容赦なく締め付けて、両足も絡んで逃れる事はできない状態になっていく・・・。
りさの口から涎が垂れ流れていく中、有美は締め上げるもりさがギブアップしないからと、技を解いていく・・・。
有美が立ち上がると、りさはグッタリと涎を垂れ流して動きを止めていると、有美は完全にギブアップ勝利をしようとりさの両足を抱え込んでいく。
抵抗できないりさに、一気にステップオーバーして逆エビ固めを仕掛けると、更に腰を落としてりさの身体をコの字にする様に極めていく。
グイッ・・
「きゃああぁぁぁぁぁ・・・・」
全身に走る激痛に狂ったように悲鳴をあげるりさ。
有美も非情の攻めをしていく中、りさはギブアップせずに悲鳴だけ上げていく。
『良樹、ギブアップ?ギブアップ?』
レフリーもコの字になったりさの身体に、ギブアップを促すように確認するも、りさは耐えていく。
「ノォォォォォ・・・・ノォォォォォ・・・・」
泣きながらギブアップを拒んでいくりさ。その泣き声に観客席からも歓声が起きていく。
『杉元、良樹の腰を破壊してやれ!』
『良樹ぃぃぃ・・・頑張れぇぇぇぇ・・・』
観客席が盛り上がる中、有美も更に腰を落としていくと、流石にりさの身体も限界になったのか、泣き叫んでマットを叩いていくりさ。
「痛いぃぃぃぃ・・・痛いぃぃぃぃぃぃぃ・・・ダメェェェェェ・・・・ああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
泣きながらマットを叩くりさに、レフリーもギブアップか確認をしていく。
『良樹っ、ギブアップか?・・・ギブアップだな?』
レフリーの問いかけにりさは泣きながら何度もマットを叩いていく。
「んああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
レフリーもギブアップの言葉が出てこないから、戸惑いながらも状況からもギブアップとしてゴングを要請するのであった・・・。
『カンカンカンカン・・・』
りさがギブアップの意思表示をしたからと、レフリーが試合を止めて有美の勝利が決まったのであった。
『勝者、杉元有美っ!』
リングアナのコールに技を解いてから立ち上がる有美は、観客席に向かってアピールすると、グラビアクイーンベルトを腰に巻いてポーズを決めるのであった・・・。
一方、グッタリしているりさに手を差し伸べると、表の世界ではグラビアでの活躍などからも、りさに対して片手を挙げてアピールしていく有美であった・・・。



第25試合

『選手入場っ!』
リングアナのコールにリングインするのは、グラビアアイドルからタレントと進んだものの、最近はある一件から表での活躍が減った熊多曜子。黒いビキニに黒いリングシューズ姿でリングインすると、歓声を浴びて両手を挙げてアピールしていく。
その曜子の対戦相手としてリングに上がるのは藤原紀華。昨年末の女祭りで熊多曜子との一戦で、差が縮んだと言われてから、今回の曜子のベルト挑戦を受ける事になって、返り討ちにしようと狙っている紀華。
白いビキニに白いリングシューズ姿でリングインすると、歓声を浴びてコーナーに進んでいく。
紀華としても、年齢に構わずビキニ姿でリングインしたのは、自らのボディをアピールする為でもあった・・・。
『第25試合・・・ヘビー級タイトルマッチを行います!・・・青コーナー〜・・・挑戦者、身長166p、上から92、56、84・・・Jカップ・・・32歳・・・熊多曜子〜っ!』
コールを受けて片手を挙げてアピールする曜子。地下プロレスでもベテランとなってきて、遂に紀華との試合でも勝利が近いかと言われての挑戦権、今回のチャンスを活かせるのか注目が集まっている。出産を経ても素晴らしい腹筋、またグラビアアイドルでは腹筋と腕の力が強いとの評判もあり、今回は打撃などにも力を入れてきたと言われているので、試合は拮抗するのではないかと予想されている。
『赤コーナー〜・・・ヘビー級チャンピオン・・・身長171p、上から88、60、89・・・43歳・・・藤原紀華〜っ!』
そしてコールを受けた紀華は数歩踏み出して片手を突き上げてアピールすると、曜子に挑発とも言える睨み付けながら距離を詰めていく。
曜子も負けずに仁王立ちで応じると、早くも観客席が盛り上がっていく。
レフリーが割って入って別けていくと、紀華と曜子の手にオープンフィンガーグローブが着けられていくリング上。
激しい試合が予想されるので、顔面パンチも認められる様にと、素手より安全性を優先されての処置だった。黒服によって紀華と曜子の手に着けられていくと、レフリーがルールの確認をしてから、コーナーに別れていく紀華と曜子。
そして試合開始のゴングが打ち鳴らされた・・・。
『カァーン!』
ゴングと同時にコーナーから飛び出していく曜子と紀華。
まずはリング中央でガードを上げて睨み合う展開から始まると、紀華が軽くローキックを放っていく。
これには避ける曜子が、逆に踏み込んでジャブを放った。しかし紀華が避けると、前蹴りから距離を置いていく展開。
まずはお互いが様子を見ている様子のリング上。
曜子が軽くジャブからローキックと前に出ると、紀華はローキックで返していく。
バシィィィ・・・
曜子の動きに紀華も油断せずにガードを固めていると、曜子が左右のジャブからローキックと、打撃で前に出て行く展開。
流石に紀華も打撃では負けてはいられないと、ジャブからストレートとパンチを返すと、曜子もガードしながら距離を置いていく。
序盤から緊張感漂うリング上。
距離を置く曜子に、紀華がローキックを叩き込んでいくと、曜子もローキックを返していく展開。
曜子のローキックに嫌がる紀華。
更に曜子が前に出ると、前蹴りで止めていく紀華。
ドスッ・・
紀華の前蹴りにフラつくも、更に前に出て行くと踏み込んでパンチを放っていく曜子。
バシッ・・
曜子のフック気味のパンチが紀華の頭部を襲うと、更に左右のジャブで連打していく曜子。
これには紀華がガードを固めると、曜子はボディへパンチを叩き込む。
バシッ、バシッ・・
ボディへのパンチに苦しい紀華。堪らず膝を挙げてガードすると、曜子がローキックでバランスを崩していく。
バランスを崩した紀華に、曜子がパンチを連打していくと、ガードの上から圧力を与えてダメージを加えていく・・・。
堪らずロープ際に押し込まれる紀華に、曜子は左右のジャブからボディと打撃で攻め立てた。
ドスッ・・
「うっ・・」
ボディを受けて苦悶の表情を浮かべる紀華。
曜子は組み付かずに、アッパーを狙っていくも紀華がガードしていく。
更に膝蹴りを放つ曜子に、紀華がガードするも苦しい展開に追い込まれて焦りの色が顔に出ていた。
必死に組み付いた紀華に、曜子は上手くロープに逃げる展開にしていくと、レフリーが止めていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に離れる紀華。
曜子もビキニを直しながら呼吸を整えていると、レフリーが試合を続けさせていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていく紀華と曜子。
曜子がジャブから距離を詰めると、紀華は前蹴りで距離を置こうとしていく。
更に曜子がローキックを叩き込むと、紀華もローキックで返してから、左右のフック気味のパンチを放った。
これには曜子がガードするも、ガードの上からダメージを与えた紀華のパンチ。
更に首相撲に持ち込む紀華が、膝蹴りを狙うも曜子が押し返すように倒していくと、グラウンド状態に持ち込んだ。
紀華が下に、曜子が上になる体勢で寝たまま組み付いていると、曜子も紀華も相手の身体に小刻みのパンチを入れていく。
パンチのダメージよりも、曜子の体重が乗る状態の紀華のスタミナが消耗していくと、全身から汗が噴き出ている様子。
ビキニも汗で湿ってきて、紀華も逃れたいところ。
しかし曜子が組み付いたまま逃がさないと、紀華がブリッジ気味に返そうとするも、返せずに余計にスタミナを消耗していく。
曜子がサイドポジジョンを奪おうと動くと、紀華がその隙に逃れるように立ち上がった。
両者が呼吸を整えながら構えていくと、曜子が積極的にローキックで前に出ると、紀華がジャブで返していく。
Jカップバストを揺らしながらローキックを放つ曜子。
バシィィィ・・・
紀華の太股に音を立てて炸裂すると、一瞬紀華の表情が険しくなった。
太股が内出血でドス黒くなっていく紀華は、白いビキニ姿だけに余計に目立っている。
曜子も動きを封じ込めようと、ローキックを積極的に放っている様子。
しかし紀華もローキックを受けないようにと、逆にタックルを仕掛けると、上手く組み付いてテイクダウンを奪っていくリング上。
マットに倒された曜子はガードしようとすると、紀華がサイドポジジョンを上手く奪っていくと、小刻みなパンチをボディに叩き込んでいく。
バシッ、バシッ・・・
脇腹へのパンチに苦しむ曜子。
更にマウントポジションを奪おうとする紀華に、下から三角締めを仕掛ける曜子に、紀華が腕を引いて立ち上がった。
足を浮かせてガードしようとする曜子に、紀華はサッカーボールキックで足を蹴りこむと、曜子も蹴られた力を流そうと力を抜いていく。
立ち上がるタイミングを待つように、曜子は冷静に待っていると、隙を突いて立ち上がった。
紀華がパンチを放つも、曜子が組み付いてロープ際に押し込んでいく。
背中にロープの感触を受けながらも、紀華が冷静に曜子の動きを見ていると、ここでレフリーが止めていく。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーが2人を離していくと、両者ともに全身から汗を流していて、特に曜子は胸の谷間に汗が流れ込んでエロさを醸し出している。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、距離を詰めていく紀華と曜子。
バシッ・・
またも曜子がローキックで太股を蹴ると、露骨に嫌がる紀華。
更にローキックを叩き込んでいく曜子に、紀華は距離を置こうと下がりだした。
前蹴りで距離を置こうとする紀華に、曜子は前に出ながらローキックを放つと、紀華がハイキックを放つ。
突然のハイキックに間一髪避けるもバランスを崩した曜子に、紀華が左右のパンチで襲いかかった。
バシッ、バシッ、バシッ・・
パンチの連打に堪らずタックルを仕掛けた曜子。
紀華も反応するも、曜子が上手く押し込んでロープ際になっていくと、レフリーが止めていくリング上。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーのの指示に離れる紀華と曜子。
パンチをもっと当てたかったのに、潰された紀華は曜子の反応に焦りを感じているも、冷静を装っている。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めると、紀華はハイキックで牽制すると、いきなり曜子がタックルで組み付いていった。
上手く倒していくと、素早くサイドポジジョンから脇腹へエルボー、パンチと入れて紀華にダメージを与えていく。
ゴキッ・・バシッ、バシッ、バシッ・・
これには嫌がるように藻掻いて逃れようとする紀華。
下から抱きついていくも、曜子がマウントポジションを奪うのに成功すると、顔をガードする紀華にパンチを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
ガードの上からもダメージを与えていく曜子のパンチ。
時折脇腹などへもパンチを散らして、顔面へ落とそうと狙う曜子。
更にハンマーパンチが炸裂していくと、紀華が身体をビクンとさせて痛がっている。
身体を密着させて打撃を逃れようとする紀華に、曜子が突き放してからパンチを入れる展開になっていくと、少しずつ紀華のスタミナを奪って、またダメージを与えていく展開になっていくリング上。
紀華も少しずつロープに逃れようと身体を動かしていくと、曜子は逃がさないとばかりにパンチを落とすも、ロープに紀華の足が届いてしまった・・・。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーの指示に曜子が立ち上がると、紀華もグラウンド状態で動いていたから、ビキニが脱げそうになっているからと、直しながら立ち上がった。
しかし呼吸も乱れて苦しそうな表情を浮かべている紀華。
対して、曜子も呼吸が乱れているものの、気合いが入った表情を浮かべている。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に距離を詰めていく両者。
ガードを固めてローキックを放つ紀華に、曜子は足を浮かせてから、お返しのローキックを叩き込んでいく。
バシィィィ・・・
音を立てて炸裂した曜子のローキックに、一瞬フラついたような紀華。
更に左右のジャブから膝を狙う曜子に、紀華はカウンターのパンチを放った。
バシッ・・
顔面にパンチを受けながらも、曜子は左右のフック気味のパンチを返した。
バシッ、バシッ・・・
紀華も意地になってパンチを出すと、お互いが意地の激突のパンチ合戦になっていくリング上。
バシッ、バシッ、バシッ・・・
ビキニだけにバストを揺らしながらの激しい殴り合いに観客席が盛り上がっていくと、紀華の鼻から出血していた。
鼻血を流して苦しい展開の紀華。呼吸が苦しくなれば、スタミナにも影響が出るのは必至な展開。
距離を置こうとする紀華に、曜子は積極的に前に出て距離を詰めると、顔面狙いのパンチを放っていく。
バシッ、バシッ・・・
必死にガードする紀華。しかし顔面へパンチがヒットすると、血飛沫が舞って残酷感が高まっていく。
白いビキニだけに、ビキニにも素肌にも血が舞うと、残酷な展開に観客席も盛り上がっていく中、紀華は必死に前蹴りで距離を置こうとする。
ドスッ・・
「くっ・・」
前蹴りをお腹に受けて苦悶の表情を浮かべる曜子。しかし腹筋は鍛えているからと、素早く反撃の体勢をとっていく。
前に出る曜子に、紀華が左右のパンチを叩き込むと、殴られながらもタックルを仕掛けた曜子。
しかし勢いが潰されてフロントスリーパー気味に極められていくと、曜子はそのままロープ際まで押し込んでいった。
『ロープ・・・ロープ・・・』
レフリーがロープだからと止めていくと、紀華が技を解いてから離れていく。
曜子も呼吸を整えながら距離を置くと、試合が続けられていくリング上。
『ファイト!』
レフリーの掛け声に、前に出る紀華と曜子。
軽くジャブを放ちながら距離を詰める曜子に、紀華がローキックを放った。
しかし曜子が狙っていたのか、その蹴り脚に低空タックルを仕掛けていく。
上手く蹴り脚に組み付いていく曜子は、そのままテイクダウンを奪っていくと、藻掻く紀華からサイドポジジョンを奪った。
体重を乗せながら曜子が紀華の動きを見ていくと、Jカップバストが押し潰される様に、紀華にバストを押しつけていく。
下の体勢の紀華も体重を乗せられて、呼吸も苦しくスタミナの消耗が心配される展開。全身からは汗を噴き出していて、スタミナ的に辛いのは観客達にも理解できていた。
紀華も下手に抵抗せずに曜子の動きを見ていると、曜子は時折脇腹へハンマーパンチを入れては、体重を乗せていく。
脇腹へのパンチに嫌がるように藻掻く紀華。
曜子は素早くマウントポジジョンを奪おうと動くも、紀華が上手くガードして許さない。
紀華も下から組み付いて曜子の動きを封じようとするも、上から曜子が押し返しては、パンチを入れていく。
更に隙を見て、紀華を引き離して一気に馬乗り状態のマウントポジションを奪いに出た曜子。
紀華の反応が遅れて、曜子が上手く馬乗りになっていく。
観客席が盛り上がる中、曜子が左右のパンチを顔面狙いで叩き込んでいくリング上。
バシッ、バシッ、バキッ・・・
顔面狙いのパンチの連打に、紀華が必死にガードしようとするも、曜子の拳が顔面を捉えてダメージを与えていく。
組み付こうとしても組めずに、曜子のパンチに晒されていく紀華。
ブリッジ気味に返そうとしても、曜子が上手くバランスを取っては、顔面へパンチを落としていく。
鼻血が酷くなって紀華の顔面を血に染めていくと、呼吸が苦しくなった紀華のスタミナが消耗されていくリング上。
抵抗するも、曜子はパンチを顔面狙いで落としては、スタミナ消耗を狙っていく様子。
流石に紀華もスタミナの消耗が激しく動きが鈍ってくると、曜子は素早く立ち上がって構えていく。
紀華が立ち上がろうとすると、踏み込んで顔面狙いのサッカーボールキックを叩き込む曜子。
バッシーン・・・
顔面への蹴りに意識を飛ばしそうになる紀華。必死に立ち上がるもフラついている様子。
その紀華に、曜子が身体を絡める様にして卍固めを仕掛けると、ガッチリと極まっていくリング上。
苦悶の表情を浮かべる紀華。曜子もギブアップ狙いで極めていくと、レフリーが紀華にギブアップかと確認していく。
『藤原っ、ギブアップ?・・・ギブアップ?』
レフリーの問いかけに耐える紀華。
「ノォォォォ・・・ノォォォォォ・・・・」
泣きそうな表情で耐えていく紀華。
更に卍固めを解いてから、素早くバストへ膝蹴りを叩き込んでから、動きの止まった紀華にコブラツイストを仕掛けていく曜子。
グイッ・・
「んああぁぁぁぁぁ・・・・」
またも紀華の悲鳴が響くリング上。
曜子もギブアップ狙いで締め上げると、紀華は耐えるもギブアップ寸前に追い込まれていった・・・。
動きの止まった紀華から技を解いて、曜子が紀華をコーナーに押し込んでいくと、激しい顔面パンチを連打していく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ・・・
顔面へのパンチの連打に血飛沫を上げて座り込む様にしてダウンする紀華。
白いビキニ姿だけに、血塗れになった姿は痛々しい紀華に、曜子は容赦なくサッカーボールキックを顔面に叩き込んでいく。
バッシーン・・・
顔面への衝撃にグッタリとマットに崩れ落ちた紀華。
俯せ状態になると、曜子が両足を掴んでリング中央へ引いていくと、半失神状態の紀華の両足を抱え込んでから、一気に逆エビ固めを仕掛けた。
身体をコの字になるくらい極められて、激痛に絶叫する紀華。
グイッ・・
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・痛いぃぃぃぃぃぃぃ・・・・」
流石のチャンピオンの紀華も、今や負ける寸前に追い込まれているリング上。
曜子も容赦せずに腰を落としていくと、紀華の身体は、背骨が折れるのではと言うくらい軋んで残酷な展開となっていく。
『藤原、ギブアップ?』
レフリーが問いかけると、曜子も続けた。
「ギブ?・・・ギブアップ?・・・まだ続ける気?」
曜子の激しい問いかけに、紀華は耐えていくも身体は限界に達していた・・・。
曜子のヒップが後頭部につくのではと言う体制に、流石に紀華も我慢の限界に達してしまった・・・。
「ぎ、ギブアップ・・・」
紀華の口からギブアップが発せられるも、曜子もレフリーも聞き逃してしまった・・・。
更に曜子が極めていくと、あまりの激痛に紀華がマットを叩いて叫んでいく。
「ぎ、ギブっ、ギブアップ・・・ギブアップ!」
レフリーが紀華のギブアップに試合を止めていく。
『カンカンカンカン・・・・』
その瞬間、曜子が技を解いていくと、紀華はグッタリと俯せになっていく。
『勝者、熊多曜子っ!』
リングアナのコールに観客席が盛り上がると、曜子の腰にベルトが巻かれていく。
曜子も全身を汗で濡らしながらも、遂に地下プロレスのヘビー級のベルトを手に入れた。
黒ビキニも汗で湿っているだけに、サウナから出てきたのかと言う位の激しい発汗量。しかし紀華からギブアップを奪っての勝利に、曜子は観客席に向かって頭を下げていくのであった。
対して紀華は身体のダメージが心配されて、リングドクターに処置を受けてから、担架が呼び込まれてリングを降りていくのであった・・・。

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