千津子からの敗戦から、会社で顔を合わせ度に紋子はあの時の屈辱を思い出す日々が続いていた。
しかし、プライドの高い紋子は、千津子のHな攻撃に同じHな攻撃で対抗しようと言う気持ちになれず、自分が得意とするスタイルで、復讐することを考えていた。
そんなある日、本社で事務をしている由江がキャットファイトをしていてかなり強いと言う話を耳にする。
自信を取り戻す為に、由江の連絡先を聞き、対戦の約束を取り付けた。

約束の日、紋子は黒の競泳水着を身に付け、由江を待った。紋子も同じ会社でも顔を合わせたことはなかった。
そこに現れたのは、身長160cm、体重50kgと紋子より少し大きめの紋子より4歳ぐらい年下のエクボに八重歯が可愛い女だった。

紋子  あなたが由江さん?

由江  あっ、はい!

紋子  今日は、対戦を受けてくれてありがとうね!

由江  いいえ。噂は聞いてますよ。最近、負けたらしいと。だから、私も勝てるんじゃないかな?って。

紋子  その噂が本当かどうか、始めて見たらわかるわ!あなたも、準備して!

そう言われた、由江は、着ていた洋服を脱ぎ捨て、濃紺の競泳水着姿になった。その姿を見た紋子は、嫉妬した。弾けんばかりの胸に、張りのある肌。一方、30歳になる紋子の胸は、Bカップであった。

由江   それじゃ、始めましょうか?

そう言うと、2人は手四つになり力比べが始まった。千津子との対戦では押されことはなかったが、由江は、紋子を仰け反らせるように、押して行く。足を前後に開き、堪える紋子。その時、千津子に負けるきっかけとなった時のことを思い出し、由江が更に押した瞬間を狙い、体を反転させ、由江のバックを取った。ジャーマンを警戒した由江は、腰を落とし投げられまいとする。千津子のHな攻撃が頭を過ったが、紋子は、由江を後ろに引き倒し、間髪いれずに首四の字をかけた。

紋子  どう?ギブアップしたら?

由江  くぅ・・

足をバタつかせ、体を左右に揺すり脱出しようとすると由江。させじと腰を上げ更に締め上げる紋子。2人の身体には薄っすらと汗が浮かび上がって来ていた。
次の瞬間、由江は、力任せに身体を反転させ、汗で滑りやすくなった紋子の太ももから、抜け出し逆に紋子の背中に乗り、顎に手をかけキャメルクラッチをかけた。紋子の上体は弓なりにそり、苦悶の表情を浮かべた。

由江   紋子さん、ギブアップですか?

紋子   くっんんっ

身体を揺らし、足をバタつかせ脱出しようとする紋子。余りに激しく動く紋子の顎から手を離した由江。すると紋子は、身体を反転し仰向けになった瞬間、由江も身体を入れ替え、柔道で言う上四方固めの態勢になった。由江のふくやかな胸が紋子の顔にあたり呼吸を奪おうとしたが紋子は、ブリッジでなんとかその場を回避した。
紋子が息を整える隙も与えず、由江は、紋子の頭側から覆い被さるようにし、両腕で紋子の腰をロックし、そのまま紋子を持ち上げ、パワーボムを放った。始めて味わう技で受け身も十分に取れず、一瞬呼吸もすることが出来なかった。仰向けに横たわる、紋子に追い打ちをかけるように、由江は、紋子顔を跨ぐようにし、プリンとしたお尻を落とした。

紋子   んんっぐぅぅ・・・

由江   これでお終いですよ!

遠退く意識の中、紋子の脳裏を過ったのは、敗北の二文字と、千津子の勝ち誇った顔だった。

若い子に負けるのだけは、絶対出来ないと思った瞬間、無意識に由江の水着越しの恥部に舌を突き刺した。突然の口撃に、

由江   きゃっ

と態勢を崩し、前のめりになった由江の口元を塞ぐように、太ももで挟み込み締め上げた。

由江  んぐぅぅ・・

その態勢のまま、紋子は由江の恥部に舌を這わせ、時には汗と唾液と愛液混じりの恥部を吸い上げたりを繰り返した。味わったことのない快感が由江を襲い、次第に力が入らなくなって行き、紋子のVゾーンに呼吸を奪われる息苦しさと押し寄せる快感の中、意識を失っていった。
2時間に渡る2人の闘いは、紋子の勝利で終わったが、紋子にH技の必要性を決心させた闘いであった。

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