残酷ファイト『生け贄』〜第1話〜

都内某所。
淫靡な雰囲気が漂うアンダーグラウンドな世界。そこは非合法組織が運営する、格闘ショーが行われる場所だった・・・。
薄暗い大きなホール。その真ん中には、金網に囲まれたプロレスのリングが置かれていた。
リングの周りには、テーブルが数多く並べられており、そのテーブルには数名ずつ客がグラスを傾けていた。

まるで地下プロレスの様なこの会場。
そう、まさに地下プロレスと言っても過言ではないが、普通の地下プロレスは非公式なレスラー、それも屈強な男同士が血と汗を流しながら闘うものが想像されるが、ここでは違う趣向だった・・・。
そう、究極のミックスファイト・・・。男と女の金網デスマッチだった・・・。
それも、女は女子プロレスラーや格闘家と言う訳ではなく、ここでは色々な理由で連れてこられた美少女などであった・・・。

『皆様、お待ちかねの残酷なプロレスショーが始まります・・・・』
アナウンスが始まると、観客たちが興奮したように叫び出す。
普段は様々な仕事をしているであろう観客たち。ここでは自らの欲求を発散するかのようだった。

早くもリング上には、腕組みをした覆面男が立っていた。
黒いスパッツに黒い覆面。手には総合格闘技用のグローブを着けていた。
観客たちが注目する中、リングに続く花道から悲鳴が聞こえてきた。

「いやああぁ・・・・放してっ・・・何するのよ・・・・やめてぇぇぇぇ・・・・」

そう、黒服たちに両腕を掴まれて無理矢理に金網のリングに入れられていくのは、借金を返済しないからと無理矢理にこのリングに上げられていく女性だった。

『今夜の生け贄は、鈴木真由美・・・22歳・・・。身長が163p、上から85、57、84・・・』

そう、ここではリングに上げられる女性は、生け贄と言われた・・・。
真由美は整った顔立ちで、モデルと言っても過言でもない美形だった。
そして身体も均等がとれていて、特に胸はEカップはあるように見えた。その身体を白いビキニと白いリングシューズと言う格好であった・・・・。

「い・・・生け贄って・・・・何で私が・・・・」

怯えた様子の真由美。しかし興奮する会場内からの歓声に身体を震わせていくのであった・・・。
しかしそんな事は関係なく、男は手首を回したりして試合開始を待っていた。

『カァーン!』

早くも鳴らされていくゴング。その音がリング上に響き渡っていった・・・。
ゴングの音に怯えながらも、金網を見つめて逃げたそうとする真由美。
そして、男が近づかないからと一気に金網を掴むと、逃げだそうとして登ろうとしていく。しかしプロレスと同じ3本のロープも邪魔で、しかも焦りからか冷静に登れずにジタバタする真由美。
すると、男が走り込んでビキニショーツを掴んでいくと、真由美の綺麗なヒップが露わになる。

「イヤッ・・・放してよっ・・・何するのよぉぉぉぉ・・・・いやあぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」

ビキニが脱がされるかもと言う恥ずかしさからと、引かれてリングに戻される真由美。
すると、男が距離を置いてから、まずは真由美の膝にローキックを叩き込んでいく。

バシィィィ・・・・
肉体が激突する音に観客も驚くが、同時に真由美が悲鳴をあげていく。その悲鳴に構わず男の素早いローキックが叩き込まれていくと、早くも白い脚が赤く変色していく。
トップロープを掴んで倒れないようにと踏ん張る真由美。早くも目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
悲鳴をあげながらコーナーに追いつめられていく真由美。コーナーに追いつめると、男は楽しむかのように構えるだけで手を出していかなかった。

「や・・・やめて・・・・」

完全に怯えている様子の真由美。その真由美に対して、遂に男の攻めが始まっていった。

バシィィィ・・・・バキッ・・・・
「ぶふっ・・・・ああっ・・・・」

まずは素早い踏み込みから左右のフックが頬に叩き込まれると、唾液を撒き散らすようにフラフラとしていく真由美。
まだ男も仕留めると思わなかったのか、手加減が感じられた。

ボシュ・・・
「うげっ・・・」

更にコーナー串刺しの膝蹴りがボディに叩き込まれていくと、真由美は口から胃液の様なものを垂らしながら下を向いていく。
男は容赦せず、その真由美の背中にエルボーを叩き込むと、ダウンしていく真由美の全身にストンピングのように踵で蹴りこんでいった。
蹴られるたびに悲鳴をあげて藻掻き苦しむ真由美に、会場からは男に対して歓声があがっていた。
コーナーから両足首を掴まれて、今度はリング中央に連れて行かれる真由美。
俯せ状態で怯えた顔を両手で覆うと、その様子を楽しむように男が見つめる。

ボシュ・・・
「ぐふうっ・・・コホッ・・・コホッ・・・けほっ・・・」

俯せ状態の真由美の脇腹を爪先で蹴りこむ男。その一撃に真由美は咳き込みながら藻掻いていった。
藻掻く真由美に構わずバックマウントを捕っていく男は、まずは挨拶代わりに脇腹に数発軽いパンチを打ち込む。
殴られるとビクンと身体を反応させて痛がる真由美。
更に数発脇腹にパンチを叩き込まれると、苦しさから両手で脇腹をガードしようとする真由美格闘技の経験がなくとも、本能的に身体を守ろうとしているようだった。

バキッ・・・バシッ・・・
「いやあぁぁぁ・・・・・痛いぃぃぃ・・・」

今度は真由美の悲鳴と共に、顔面にパンチが叩き込まれていく。
両足をバタバタさせて藻掻くが、男は逃がすこともせずに確実に小刻みながらも顔にパンチを叩き込んでいく。
しかし、男は殴るのを止めてから立ち上がると、余裕を見せてポーズを取ったりしてアピールしていた。
泣きそうな表情で立ち上がろうとすると、男が近づくと強烈なミドルキックをお腹に叩き込んでいく。

バシィィィィ・・・・
「ぐぶうっ・・・・・」

鍛えられていないお腹に蹴りが叩き込まれると、真由美はお腹を押さえて座り込んでいく。
だが男が座り込む真由美の顔面にも蹴りが叩き込まれると、グッタリとリングに崩れていく真由美。

グイッ・・・
「ああっ・・・や・・・・やめて・・・・・」

だがダウンも許されず髪を鷲掴みにされて起こされていく真由美。男は容赦せずに起こしていくと、そのままダウン出来ないようにと、トップロープとセカンドロープに両腕を絡まされて、そのまま磔状態にしていった。
その状態に観客席は興奮状態になっていく・・・。

バシッ・・・バシッ・・・グニュ・・・
「あああっ・・・・んああぁぁぁぁぁ・・・・いやああぁぁぁぁぁ・・・・・」

真由美の悲鳴がリング上に響き渡る。
それは、男が顔面からビキニに覆われている乳房にとパンチを叩き込むからだった。
真由美の自慢のEカップバストが殴られていくと、柔らかい乳房は上下左右へと醜く変形していく。
白い乳房が次第に内出血していったのか変色していく。
女性にとって急所とも言われる乳房への責めに対して、真由美はただ大きな声で悲鳴をあげるだけだった。
次第にビキニから大きな乳房が露わになりそうになる・・・。まずは乳首がビキニから姿を現す。
すると、男は乳房から顔を徹底的に殴りだしていった。

バキッ・・・バキッ・・・・バシッ・・・・
「うぎゃあああっ・・・・うぎゃ・・・・ぎゃ・・・・・」

次第に真由美の美しい顔が腫れだしていく。同時に鼻から血が流れ出すと、口の中も切ったのか頬を殴られると、口から血飛沫をあげていく。
その真由美から距離を置くと、ロープに絡まって動けないからと、男はゆっくりと狙いを定めると、真由美の胃袋を意識してか、お腹へ爪先蹴りを叩き込んでいく。

グシュ・・・・
「うっぷ・・・・オエえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・・」

男の蹴りが炸裂すると、一瞬間を置くようにしてから真由美の頬が膨らむと、一気に反吐がリングに飛び散っていく。
意識を失ったように真由美の頭がグッタリと力なく下を向く。
失神したように見えるが、試合はまだ止められていない・・・。
すると、男が真由美の意識を取り戻させると、今度はリングの内側に向いているのを、観客に見えるようにと金網とロープの間に立たせてから、外側に向かせるようにトップロープとセカンドロープに絡ませていった。
そして、男は観客にサービスのつもりか、そのまま真由美の髪を掴むと、金網に押しつけていく。

「いっ・・・いやっ・・・痛いぃぃぃ・・・・痛い・・・・や・・・やめて・・・・」

金網に押しつけられて、真由美の顔に金網が容赦なく食い込んでいく。
更にビキニブラジャーを剥ぎ取っていくと、観客から歓声があがるが更に金網に乳房を押しつけていった。
金網が食い込んで、真由美の柔らかい乳房は、観客席から見ると金網から乳房が搾り出されるように見えた。
それがまた残酷感を煽り立てて、観客達を更に興奮に誘うのであった。
金網を使った攻めが終わると、今度は背後から男のミドルキックが容赦なく真由美のヒップに叩き込まれていく。
蹴られる度に、真由美は観客席に向かって泣き叫びながら悲鳴をあげた。

「ゆ、許してください・・・・お、お願い・・・・助けてぇぇぇぇぇぇぇ・・・・」

真由美が哀願するが、こんな事で試合が終わるほどここのリングは甘くはなかった。
男は、覆面の下で笑みを浮かべているのか、自らの残酷な攻めに酔っているのか、観客席に首をカッ切ると言うポーズをしていくと、一気に真由美にチョークスリーパーを仕掛けていく。

「んぐぐっ・・・・んんんっ・・・・・」

ガッチリ極められたチョークスリーパー。真由美が失神しない程度に力を手加減しながら痛めつけていく男。
そして、男の腕に力が少しずつ入れられていく・・・。

(こ・・・殺される・・・・)

真由美は喉を潰されて悲鳴もあげられない状態で、殺されると思って恐怖した・・・。
そして次の瞬間、真由美のビキニショーツから黄色い異臭を放つ液体が溢れ出していく。
その液体は、真由美の太股を伝って足元に水たまりを作り出す。
更に男の力が入っていくと、これ以上は危険とばかりに試合が止められていくのであった。

『カンカンカンカン・・・・』

ゴングの音と同時に、男は真由美から技を解くと、真由美は失神したままダラリと頭を下げた状態で晒し者にされていった。
男は片手を突き上げて観客にアピールすると、そのまま黙ったままリングを後にするのであった。
一方、痛めつけられて、更には失禁KOとなった真由美は医療スタッフによって意識を戻されると、そのまま控え室に連れて行かれるのであった。




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