第一試合
 
「それでは只今よりAブロック第一試合を行います!選手入場っ!」
アナウンスと共に、ドライアイスの中から登場したのは、かつて95cmのバストでグラビアを席捲した黒多美礼であった。グラビアでは爆発的な人気を博した彼女ではあったが、それ以外の活動に乏しく、そのままフェードアウトの状態となっていたところに今回のトーナメントのオファーを受け参戦したのだった。
一方の花道から登場したのは、こちらも美礼に劣らぬ94cmのバストの持ち主であった寺嶋なつであった。正直、顔は微妙ながらも、そのバストは他のタレント達を圧倒しており、一部では絶大な支持を受けていた。男関係の問題で事務所をクビになったという話であったが、美礼同様にオファーを受け、芸能界復帰をかけての参戦であった。
「赤コーナー、T157B95W58H81、黒多〜美礼〜っ!」
コールと共に、その黒いビキニに包んだボディを観客にアピールする美礼。観客からは大歓声が起こる。
「青コーナー、T164B94W58H83、寺嶋〜なつ〜っ!」
こちらは赤のビキニを身に着けたなつ。そのバストのデカさは相変わらずであった。
「カァーンッ!!」
早速ゴングが打ち鳴らされれ、両者がリング中央で向き合う形になると、いきなりなつが美礼の髪を掴んで振り回していく。
「きゃっ…痛いぃぃぃぃ…」
「痛いじゃないわよ!アンタにてこずってる程暇じゃないんでね!さっさと決めるわよ!」
バキッ…
「んあぁぁぁぁっ…」
なつが美礼の顔面に膝蹴りを入れると、堪らずダウンする美礼。その美礼の顔面を踏みつけてなつがアピールしていくと、観客からはブーイングが起こり始めた。
「寺嶋〜っ!!てめぇなんて乳がでかいだけだろっ!」
「大人しく引退してろよこの男好きっ!」
そのブーイングに不機嫌そうな表情を浮かべるなつは、続けて美礼のバストにニードロップを落とすと、美礼がバストを抑えながらバタバタしていく。その美礼になつは覆いかぶさる様にボディプレスを仕掛けていった。美礼に覆いかぶさると、その巨乳を美礼の顔面に押し付けて圧力をかけていった。
「うぐっ…ぐぐっ…」
「ふふっ…どう?私のオッパイの威力?自分の武器は有効に使うべきよね…このまま眠らせてあげるわ!」
「むぐぐぐぐぅぅぅぅ…!!」
なつのバストの圧力がジワジワと美礼を追い詰める。しかし足をバタバタさせて苦しむ美礼の膝が、不意になつの股間を直撃すると、脳を貫く様な衝撃になつは美礼から離れて倒れこんだ。
「はあっ…はあっ…ごほっ…」
解放された美礼は咳き込みながらも、立ち上がって倒れこむなつの首にギロチンドロップを落とすと、そのままなつに座り込んで平手打ちを叩き込んでいった。
バシッ…バシッ…バシッ…
「くっ…調子に乗るなよっ!」
そう言ってなつは下から美礼に目潰しを浴びせる。なつの指が美礼の目を捉えると、再び美礼がダウンし、なつがマウントポジションを奪っていった。
「ほらほらっ…今度は私のヒップの力を知るのねっ!」
先程のバストプレスに続き、今度はヒッププレスで攻め立てるなつ。またもや強烈な圧力が美礼を襲った。
「むぐぐうぅぅぅぅ…」
「ふふっ…人の尻の下に敷かれるって屈辱でしょ?折角だから私からプレゼントをあげるわ!さっきのハイレグオバサンと同じものよ!ふんっ!」
(ブヘ〜っ!!)
その瞬間、美礼の鼻に強烈な悪臭が流れ込んだ。なつの毒ガスは先の岡元夏生や加藤礼子に劣らぬ強烈さであった。
(むぐぅぅぅぅっ!!)
強烈な悪臭に美礼は一瞬意識を失うが、すぐにその後味によって意識を取り戻させられ苦しむことになった。先程のスペシャルワンマッチを見ていたなつは下劣な攻撃とは言え、毒ガス攻撃が試合を進める上で有利な攻撃と判断し、そのチャンスを伺っていたのだった。なつが自らのヒップを離していくと、美礼は咳き込んで苦しんでいた。なつはその美礼の髪を掴んで立たせていく。
「ふふっ…屈辱でしょ?自分の顔にオ○ラをされるなんて…もう一発見舞って欲しい?それとももう試合を終わらして欲しい?好きな方を選びなっ!!」
「くっ…このお下劣女ぁぁぁっ!!」
そう叫びながら、美礼はなつの股間を鷲掴みにしていく。
「きゃぁっ…ちょっとどこ触ってるの!?」
「はぁっ…はぁっ…汚い事出来ない様にここを潰してあげるわ!!」
「ぎゃぁぁぁぁっ!!」
美礼はなつの股間を掴む手の力を強めていくと、なつが堪らず倒れこんでいく。そしてなつがうつ伏せになって無防備なヒップをさらした瞬間、美礼はそのヒップの中心目掛けて浣腸攻撃を仕掛けていった。
「喰らえぇぇぇぇっ!」
ブスゥゥゥゥッ…
「うぎゃぁぁぁぁっ…!!」
美礼の2本の指がなつのヒップの中心に吸い込まれていくと、なつが会場全体に響き渡る様な悲鳴を上げていった。
ズポッ…
「うわっ…臭いぃぃぃぃっ!!ちょっとアンタ、ひょっとして漏らした!?」
美礼が指を抜くと、その指の臭いに倒れこんだままのなつに向かって叫んでいった。
「ううっ…ちょっと…そんな攻撃…許されると思ってるの…」
「言える立場!?人の顔にオ○ラした分際でっ!お返しよっ!!」
そう言うと、美礼はなつのヒップに爪先蹴りを叩き込んでいった。
グシュッ…
「うぎゃぁぁぁぁっ…!!」
(ブリッ…)
その一撃に悲鳴を上げるなつは、自分の中で試合続行どころではない、危険な状態が起きている事に気付いた。
(ま…まずいっ…な…何とかしないと…)
そう考えつつ、ヒップを押さえてふら付いて立ち上がるなつ。そのなつの様子がおかしい事を感じながらも、なつを挑発していった。
「ほらっ…かかって来なさいよお下劣女っ!!」
その言葉にキレたなつは、自分の状況を忘れて美礼に掴みかかっていった。
「ちょ…調子に乗るなよぉぉぉっ!!」
掴みかかるなつは、美礼のビキニブラに手をかけると、一気に剥ぎ取っていく。しかしそれに怒った美礼もなつのビキニブラに手をかけると、同じ様に一気に剥ぎ取っていった。
「ああんっ…くっ…」
トップレスにされても平然としている美礼に対し、なつは少し恥ずかしさがあったのか一瞬隙を見せる事になってしまった。その一瞬の隙に、美礼は剥ぎ取ったブラをなつの首に巻きつけていく。
「そんな卑怯な攻撃しか出来ないの!?だったらこうしてあげるわっ!」
ギュウゥゥゥゥ…
「うう…うぐぐっ…苦しい…だめっ…まずいっ…」
首を締め付けられ、意識が遠くなっていく中、なつはその事よりも自分の中の危険な爆弾が爆発しそうな状況を必死に堪えていた。しかし、いくら我慢しても少しづつその危険な爆弾が顔を出し始めている事をうっすら漂う臭いが物語っていた。
「ううっ…これだけは…これだけは…我慢しないと…復帰が…」
必死に耐えるなつ。しかし締め上げる美礼も何と無くその臭いを感じ始めていた。
「うっ…臭いっ…ちょっと…またしたの!?ホントにお下劣な女ねっ!!」
そう言うと、美礼はなつの股間を思いっきり前蹴りで蹴りつけていった。
バキッ…
「ぎゃぁぁぁぁっ…!!」
(ブリブリっ…)
堪らずもんどりかえって倒れるなつ。直接危険な箇所を攻められた訳ではなかったが、そのショックでさらに爆弾が顔を出し始めた。
「ううっ…ダメっ…」
首締めと前蹴りのダメージで立ち上がれないなつ。そんななつに止めを刺すべく、美礼は近くのコーナーポストの最上段に上ってアピールしていった。
「決めるぞぉぉぉぉっ!」
美礼が自分に技を決めようとする事を悟ったなつは必死でそれをかわそうとするが、ダメージを受けた体は言う事を聞いてくれなかった。コーナー最上段からの技を喰らったのでは今度こそ確実に自分の中の爆弾が爆発してしまう、それを悟るなつは必死に体を動かそうとするが…
(いやっ…許して…それだけは…)
「たあぁぁぁぁっ!!」
美礼の体がコーナーから宙に舞う。そして美礼は空中で両膝を揃えて倒れこむなつの鳩尾目掛けて飛び込んだ。そして美礼の両膝がなつの鳩尾にきれいに突き刺さった。
グシュゥゥゥゥッ…
(ブリ…ブリブリブリーーーーーっ!!)
「ごぼおぉぉぉぉっ…ぐべべべべぇぇぇぇっ…!!」
その瞬間、なつは口から大きく嘔吐物を吹き上げた。そしてそれと同時に遂に堪えていたなつの体内の爆弾が爆発し、ヒップから外へと放出されていった。そしてなつにとっては更に悲劇的な事に、股間からも異臭を放つ液体が垂れ流れていった。
(いやっ…いやぁぁぁぁっ…!!!!!!)
叩き込まれた膝の衝撃に、意識を朦朧とさせながら、なつは声にならない悲鳴を上げていた。ぐったりして倒れるなつに止めを刺そうと美礼がその頭を足で挟みこんで、両足を持ってジャンピングパイルドライバーを決めようとした瞬間…
「うわっ!!臭いぃぃぃぃっ!!何この臭いっ!?」
鼻に突き刺さる先程とは比べ物にならない悪臭に堪らずなつを離してしまう美礼。
「ちょっと…あなたまさか…大きい方もしちゃったの!?」
その美礼の言葉に会場も騒然としていく。
「おい…寺嶋のやつ大きい方したのかよ…!?」
「まさか…ありえないだろ?こんな大観衆の前だぞ!?」
「黒多〜っ!寺嶋が漏らしてるかどうか確かめてみろ〜っ!!」
「脱がせっ…脱がせっ…!!」
観客から脱がせコールが起きていくと、美礼は漂う悪臭に耐えながら、なつのビキニショーツに手をかけた。
「いやっ…やめてっ…お願いぃぃぃぃっ!!」
「お願いじゃないわ!!こんな臭わせておいて!あんたが何したか確かめてあげるっ!!」
ズリッ…
「きゃあぁぁぁぁっ…!!」
「いやあぁぁぁぁっ…!!」
剥いだ美礼と、剥ぎ取られたなつの悲鳴が同時に響き渡った。その瞬間、なつは自らのプライドも、芸能界復帰も、全てが終わった事を悟った。
「きゃぁぁぁっ!!何よこれっ!?」
そして美礼が剥ぎ取ったショーツからは、異臭を放つ物体が転がり落ちてきた。そしてそれをみたなつもまた今までにない大きな悲鳴を上げていた。
「いやぁぁぁぁっ…うあぁぁぁぁっ…見ないでぇぇぇぇっ…!!!!!!」
そして全てを知った観客からもこの前代未聞の事態に様々な声が挙がっていた。
「うわっ…あいつホントに漏らしてやがった…」
「マジかよっ…!?あいつ腐っても元アイドルだろっ!?」
「こんな大勢の前で漏らすなんて、てめぇ何考えてんだーっ!!」
会場からの罵声が全てなつに集中する。その姿になつも精神的に完全に追い込まれて泣きじゃくっていた。その姿にレフリーがゴングを要請する。
「カンカンカンカン…」
「只今の試合、黒多美礼選手のレフリーストップ勝ちとなりました!」
しかしそのコールにも美礼はアピールする事無く、なつを哀れな表情で見ていたが…。
「黒多〜っ!そのお漏らし女をキッチリ仕留めろ〜っ!!」
「そんな奴徹底的にやってやれ〜っ!!」
その言葉に、美礼はなつの顔面にサッカーボールキックを叩き込んでいった。
「悪く思わないでよね…お客さんもああ言ってる事だし…いろいろさせてもらうわよ!
そう言って笑みを浮かべる美礼はなつを立たせると、ロープにその両腕を固定し、サンドバッグの様になつの巨乳を殴りつけていった。
バスッ…バスッ…
「ぎゃあぁぁぁぁっ…やめてぇぇぇぇっ…」
「ふふっ…いい感触ね…殴り甲斐があるわっ!!」
殴られるなつのバストが次第に赤みを増し、遂には紫色に変色すると、なつはグッタリとして抵抗しなくなっていく。その姿に美礼がなつをロープから解放すると、今度はその変色したバストをロープにこすり付けて行った。
ギュ…ギュウゥゥゥゥ…
「ぎゃぁぁぁぁっ…焼けるぅぅぅぅ…焼けちゃうぅぅぅぅ…やめてぇぇぇぇっ…!!」
「泣き言言ってんじゃないわよ!アンタも覚悟を決めてリングに上がったんでしょ!」
なつのバストにくっきりとロープの痕が浮かんでいく。そして美礼は倒れこむなつの髪を掴んでいった。
「ふふっ…最後はやっぱりこうよねっ…おらぁぁぁぁっ!!」
バキッ…バキッ…
「ぎゃぁぁぁぁっ…痛いぃぃぃぃっ!!」
髪を掴んだまま、美礼はその拳でなつの顔面を殴りつけていく。次第になつの顔面が血で染まっていくと、美礼はなつのあぐ目掛けて止めのアッパーカットを放っていった。
バキィィィィッ…
「ぐふっ…」
そう小さく悲鳴を上げ、マットに倒れ伏すなつ。その体を痙攣させながらもまだ意識のある事に気付いた美礼は完全になつを仕留めようと、その頭を足に挟んでなつの両足を持ち上げていった。露になったなつの股間が顔の辺りに来るので、強烈な臭いが美礼に襲い掛かる。しかしそれに耐えつつ美礼はジャンピングパイルドライバーに移行しようとしていた。ニヤリと笑みを浮かべると、美礼は飛び上がって一気になつの脳天をマットに突き刺していった。
ドシィィィィン…
「ふぎっ…」
強烈な一撃に白目を剥いて失神するなつ。その股間からはまたも黄色い液体が放物線を描いて流れていった。
「カンカンカンカン…」
ここで再びゴングが打ち鳴らされ、美礼の勝利が告げられていく。歓声の中、美礼は剥ぎ取ったなつの悪臭の漂うビキニショーツを失神する全裸状態のなつの顔面に投げつけていった。
「ちゃんと持って帰りなさいよ…その世界一汚いビキニをねっ!!」
そう言って観客に勝利をアピールする美礼はそのままリングを後にする。しかしその姿を会場の奥から凝視する2つの影があった。
「何よあいつ…調子に乗って…乳しか能の無いクセに…」
「だったらアンタも2回戦に勝ち上がってあいつを痛めつけてやりなさいよ…私も協力するからさ…黒多の奴…昔からアイツは同期としてもウザかったからね…」
第一試合からいきなり凄惨な試合となったが、更なる激闘が展開しようとしていた…。
inserted by FC2 system