「赤コーナー、葉月ぃ〜あやぁぁぁぁ‼︎!」
今回もリングに姿を現した葉月あや。ピンクのビキニをその魅力的なHカップボディに身につけてリングイン。前回の試合では馬場ふみかに惜敗し、全裸姿を晒してしまったが、中々の実力者である。
「青コーナー、清水ぅ〜あいりぃぃぃ‼︎!」
葉月とは反対側から登場したのは、葉月と同じくグラドルの清水あいり。彼女もHカップであり、葉月には対抗心を燃やしている。清水がリングインして、ガウンを脱ぐと、白いビキニに包まれている魅力的なボディが露わにされる。それを見た観客たちは歓喜の声を上げる。反対側のあやは清水の水着を見るやいなや、目つきが鋭くなる。それもそのはず、その水着は以前、あやが身につけていた水着なのだから…

レフェリーがリング中央に立ち、黒服からマイクを受け取ると、
「今から、葉月あや対清水あいりの敗者サンドバッグデスマッチを開催します。」
と、今日のデスマッチの説明をしだした。敗者サンドバッグデスマッチというのはその名の通り、敗者は天井にぶらさがってる紐によって吊り下げられ、勝者に好き放題身体を痛ぶられるということである。元々、このデスマッチが採用されたきっかけは、敗者はリングに倒れていたりして、場所によっては敗者の全裸姿が見えないというファンからの苦情からだった。そのため、敗者を吊るし上げ、全身が観客全員に見えるようにし、さらにそれでは刺激が足りないといって、勝者のサンドバッグにしようという案を付け加え今に至った。新しいデスマッチが開催されるということもあって、観客は超満員。集客効果は抜群といったところか。
「このビキニ、私にもちょうどぴったりで貴女から貰って、本当に良かったわ。」
「へぇ、けどそのビキニ、その身体につけるのも今日が最後よ。今日はそれを返してもらうわ!」
あいりの挑発が終わり、レフリーがゴングに目で合図を送る。
「カァァーン‼︎!」
試合が始まると2人ともゆっくりとリング中央に寄って行く。
「痛っ‼︎!」
まず、先手を取ったのはあいり。素早いローキックをあやの脚に数発入れバランスを崩そうとする。しかし、あやも負けてはいない。2〜3発受けた後、しっかりとあいりのキックを受け止め、足を捻ってあいりを倒すと、その片足を脇に挟んでアキレス腱固めを繰り出す。
「あっ、ああっ‼︎!」
そのままきっちり技を極めた後、あいりの髪を掴み、ロープに振り、ラリアット‼︎しかし、これはあいりが一歩上手だったのか、躱されてしまい、背後に回られてしまう。脇に腕を通され、なすすべもなく、バックドロップをくらってしまう。
「痛ったぁー‼︎!痛っっ…」
序盤から大技をくらってしまい、手痛いスタートとなってしまうあや。そのまま、リングで頭辺りを押さえ、のたうちまわっていると、あやに仰向けの状態から返されてしまい、弓矢固めの体制にはいっていく。
「あっ、あっっっっっ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎!」
リング上にあやの悲鳴が会場に響く‼︎
このあやの様子を見て、あいりは笑みを浮かべ、さらに極める。そうすると、あやの胸がさらに強調され、ビキニが弾けそうになるため、観客が盛り上がる!
「ほら、ほら!私からビキニを奪うんじゃなかったの⁉︎」
さっきまでの威勢はどうしたんだと言わんばかりに技をあやにかけていくあいり。なんとか抜け出そうにも抜け出せず、ただ悲鳴を上げ続けるあや。しかし、ずっとあいりも弓矢固めをかけてはいられない。技を解き、そのままあやをリングに横たわらせる。あいりはあやが動けないよう、あやの腹にストンピングを2〜3発入れ、あやの片腕を引っ張り上げ、腕ひしぎ逆十字固めを決める!またもや、悲鳴を上げるあや。それを見てあいりは
「ほらほら、そんなんじゃそのピンクの水着までも私の物になっちゃうよ⁉︎」と、またしてもあやに対して挑発のような言葉をかける。この言葉をかけられ、あやもあいりを睨むが、状況変わらず、技を極められている側であるため悲鳴以外口にすることができない。技が解かれた後、あやはグロッキー状態となり、ただリング上に横たわっていた。
「あ〜あ、手ごたえのないやつ。そんなんだから、ふみかちゃんにも負けるんだよ。」
そう、あやへ口ずさむように屈辱的なことをあいりは言うがあやは無反応。
つまんないと思いつつ、あやを起き上がらせ、あやの頭をあいりの腰辺りにつけると、あいりがアピールを観客向け始める。そのままパワーボムの体制へ…
「ズドッ‼︎」「あああっっっ‼︎」
あやのローブローがあいりの股間に直撃する!そのまま、リング上に倒れるあいり。しかし、あやも動けずあやとは反対方向に倒れる。そのまま、少しの間起き上がらない、両者だったが、ついにあやが立ち上がり、あいりにゆっくりと向かっていく。あいりは股間を押さえたまま、あやを睨むものの立ち上がれない。あやはあいりの両足を掴むと、サソリ固めを極める。
「あああっっ…ああっ‼︎」
次は、あいりが叫ぶ番となり、あやに劣らない悲鳴を上げ続ける。
「あんたなんかに!絶っっ対っ負けないんだから‼︎」
語気からでも分かるように強い力で技を極めていくあや、あいりも必死に痛みに耐えていく。
技を解き、あいりを寝そべさせるが、暇を与えない様、あいりにストンピング放った後、あやはあいりの両脚を持ち、両エビ固めを食らわす。あいりはまたしても下半身に技をかけられ、より一層悲鳴を上げる。あやも調子を取り戻してきたのか、
「もっと、いい声で鳴きなさいよね!
せっかく、観客がお金を払って見に来ているんだから‼︎」
と、あいりに対して言葉も放っていく。あやは両脚から片脚に技を移行し、肩エビ固めを決める。これにあいりは負けないように、悲鳴をより一層上げながらなんとか耐え、ロープブレイクをしようと心がける。あいりがロープに向かっていることはあやにも分かっていて、ロープにつく前に試合を決めてやると言わんばかりに技を極めていたが、その思いは届かず、ロープブレイクを決められてしまう。悔しい表情を見せながら技を解くあや。仕切り直しの状態となってしまい、流れが断ち切れてしまう。あいりは執拗に下半身攻めをされていたためか、ロープにつかまりながら、ふらふらっと立ってあやを睨みつける。あやは早く流れを取り戻したいのか、すぐさまあいりに向かって行くが、待ってましたとばかりにローキックをあやの股間に入れる。
「なっ、ああっ‼︎」
股間を押さえつけ、片膝をついていると、あいりのキックが顔面を強襲する。これにはあやも堪らずダウン!それを気にあやの髪の毛を掴むと、頭を脇に入れ、今後こそ最後だと言わんばかりのDDT‼︎‼︎
しかし、あいりの下半身のダメージは並ほどのダメージではなかったのか、すべって不発してしまい、尻餅をついてしまう‼︎これをしめた!と内心思ったあやは、尻餅をついたままのあいりの頭をもち、序盤に決められたバックドロップをお返しとばかりに決めて行く‼︎これには、あいりもなすがままにされてしまい、リング上でグロッキーになってしまう。そして、あやはふらふらながらにあいりの近くに向かっていき、あいりの頭を両脚で挟んでヘッドシザースを仕掛ける。
「あっ…ああっ…あっ…」
とあいりの弱々しい悲鳴が続いていたが…
「ああっ…あっ……………………」
とついに失神‼︎これを見たレフェリーはすぐさまゴングを鳴らし、あやの技ををやめさせると、あやの腕を挙げ、
「勝者、葉月あや‼︎」
と一言告げる。それを聞き安堵の表情を見せるあやは、リングに横たわるあいりに向かっていき、
「これは、私の物なんだから、返して貰うね!」
と、笑みを浮かべ、あいりの水着を剥ぎ取り、全裸にした後
「敗者、清水あいり選手には、勝者、葉月あや選手のサンドバックになって貰います。」
といって、黒服たちが、あいりを吊るし上げ、あやのサンドバッグにするとあやはあいりの胸に向かって渾身の一撃を放つ。
「ああああああああっっっっっ‼︎‼︎‼︎」
「やっと、目が覚めたわね。今からあんたに受けた屈辱、痛み全部返してやるわ‼︎‼︎」
そういって、あいりの持つHカップの胸をひたすら殴り続けた後、
「最後にこれでも喰らいなさい‼︎」
と、大声をあげたあと、つま先であいりの露わになっている秘部を蹴り上げる!
「ああああああああああああああああっっっっっっっっっっ‼︎‼︎‼︎」
これには、あいりも聞いた事のないような悲鳴を上げ、失禁してしまう。
これを見たあやは頭の中あったストレスを発散したのか、上機嫌で去っていったのである。グラビアでは二度見ることができない清水あいりの裸、そして失禁姿を見ることができ、会場は歓喜で盛り上がっていたが、その中でただ一人、不満に思う女が黒服と話していた。
「あの、私とあの葉月あやっていう女を同じデスマッチで戦わせてください。」
「分かった。上と話し合ってみよう。」
黒服と話し終えると、その女は小声で、
「あいりをあんな目に遭わすなんて許せない」
と葉月に対する闘争心を露わにして会場から消えていった…

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