「アイドル誕生」第2話

 悪夢のような試合から1ヵ月後、梨沙は無理矢理のように男たちに呼び出された。
 開口一番、梨沙は大声で叫んだ。

「ひとい!だましたのね!あ、アイドルだなんて・・・・酷すぎます!!」

「梨沙ちゃん、君はちゃんとアイドルになっているよ。この間の試合、ちゃんとビデオになって発売
されている。予想以上の評判だ。もう君はすでに立派なアイドルだよ。」

「へへへへ、梨沙ちゃんを見ながら抜いている男が何人いることやら・・・・。」

「そ・・そんな・・・・酷すぎます。訴えますよ。」

「おやおや元気がいいねえ。さすがはアイドルだ。見てご覧、こちらにはちゃんと契約書もある。ち
ゃんと君のご両親が印鑑をついているよ。それからこれが契約料と出演料の明細だ。これもちゃんと
ご両親の口座に振り込まれている。証明もきちんとできる。訴えたところでどうにもならないよ。」

「だ、だって話が違います。」

「違うものか。契約書を読んでごらん。全然話なんか違ってないから。」

 梨沙が契約書に目を通すと、確かに格闘技ビデオに出演すること、内容については製作側に一任す
ることなどが明確に書かれていた。また、しっかりと父親のサインと印鑑も押されていた。

「そ・・・そんな・・・」

「ご両親が色々苦労しているのはわかっているだろう。だからこそアイドルになってご両親を助けた
いと思ったんじゃないのかい。今梨沙ちゃんはその思いを十分に果たしているんだよ。」

「・・・・・」

「一度ビデオを見てみるかい。」

 有無を言わさずにビデオがセットされ、映し出された。まずは「アイドル誕生」とのクレジット、
そして「これは一人の美少女が意を決してプロレス界にデビューし、困難を乗り越えアイドルとして
育っていく話である・・・・・」との文章が流される。と言いながらいきなりリング登場のシーンに
なる。

 ポーズをつけるビキニ姿の梨沙。映像は全身から梨沙の顔、胸、お腹、股間、太股と嘗め回すよう
なアップシーンに変わる。特に胸からお腹、股間は長くじっくりと映し出される。

「いや・・・何・・・」

 そして試合のシーンへ。レイナが梨沙の年齢を言ったところはカットされているようだ。そして一
方的に責められる梨沙の姿。やがて相手のレイナが梨沙のビキニブラを剥ぎ取り、梨沙の乳房が露に
なる。映像は梨沙の初々しい乳房をアップで長々と映し出す。

「いやあああ・・・・こ・・こんな・・・・」

「きれいじゃないか。梨沙ちゃん」

 そしてロープにこすり付けられ傷つけられる梨沙の乳房。梨沙はもう見てられなくなり手で顔を覆
って泣き出す。そのまま今度は梨沙のビキニパンティも剥ぎ取られ、梨沙の大事な部分があられもな
く露に映されていた。

「おっ、これは未修正バージョンだな。梨沙ちゃん、見てごらん」

「いやあああああ!! 酷い!! やめて・・・やめてください!!」

 一瞬だけ手を離したものの、あまりの映像に再び手で顔を隠し、座り込んで泣き出した。

「約束は約束だ。さて、今日は2本目のビデオの撮影に入ってもらう。」

「いやああ・・・で・・できません・・・いやああ・・・・」

 座り込んで泣き叫ぶ梨沙。

「約束を守らないのか!どうなるかわかっているんだろうな!!」

「それに梨沙ちゃんだけじゃないよ。ご両親だっているんだからね。」

 梨沙に詰め寄る男たち、一人が梨沙の手首を持って引き上げる。

「わ・・わかりました・・・・で・・・でも酷すぎる・・・」

「そうだ。物分りがいいじゃないか。そういうことなら責任をもってアイドルに育てあげよう。この
シリーズが終わったら間違いなくアイドルだ。よし、早速準備に入るぞ。梨沙ちゃんそれでは着替え
てきなさい。」

 弱々しく立ち上がる梨沙。引っ張られるように別室へ連れて行かれた。



 そしてしばらくして梨沙はビキニにガウンを羽織った姿で部屋から出てきた。ガウンの下のビキニ
は前回のものよりもさらに小さく、刺激的なものであった。白を基調にしているところは前回と同様
だが、全体的にさらに布地は小さく、紐は細くなっていた。胸を隠している布地の部分も、乳首にあ
たる部分だけ丸く布地になっている以外は透け透けの素材に変わっており、さらに小さくただでさえ
半ケツ状態のビキニパンティも、大事な部分を覆っている部分以外はやはり透け透け、つまりヘアは
もちろん、お尻も丸出しと同じような状況であった。

「こ・・こんなビキニじゃ試合なんかできません。すぐに取れちゃう・・・」

「私たちは別に裸になることを強制なんかしていないよ。試合は別にシナリオも何もないんだから、
梨沙ちゃんが取られないように頑張れば大丈夫だ。それに相手に勝つように頑張れば、この間のよう
に痛い思いをしなくても済むんだよ。」

「・・・・・・」

「さあ、撮影にはいるぞ。」

 そして前回と同じリングのある部屋へ。前作で多少お金が潤ったためか、照明等の少し豪華になっ
ていた。そしてリングインのシーンの撮影に。しかたがないと悟った梨沙は淡々とリング入場、ガウ
ンを脱ぎ投げるシーンをこなした。

「今日の相手はどんな人かしら・・・・」

 リングに上がり、コーナーに佇みながら不安そうに反対コーナーを見つめる梨沙。恥ずかしい思い
も痛い思いもしないためには、プロレスに頑張るしかない、と決心した梨沙にとって、準備が遅れて
いるのかまだ姿を見せない相手が最大の感心であった。

 しばらくしてスタッフやカメラが反対コーナーに集まると、相手役が現れリングインのシーンの撮
影が始まる。金色に脱色した長いストレートの髪の毛。化粧は濃いが比較的美人系の顔、背は165cm
くらいあるだろうか、梨沙よりも大分大きく感じる。そして真っ黒なガウンを脱ぎ捨てると、まるで
SMの女王様のような黒いボンテージコスチュームに、手には鞭を携えていた。前回のレイナ同様、
Fカップくらいありそうな胸にくびれたウエスト、むちむちの太股にはバラのタトゥまで描かれてい
た。

「お前みたいなガキが相手か!」

 いきなり手にした鞭をマットに鳴らしながら梨沙を睨みつける相手の女。一方鞭に驚きと不安を隠
せない梨沙に男がささやきかける。

「今日の相手のマキコだ。彼女は本職のSMの女王様だ。」

「え・・エスエム・・・」

「そうか梨沙ちゃんはまだSMなんて言っても知らなかったかな・・・・まあとにかく頑張ってくれ。」

 梨沙の肩を軽く叩いて、リング下へ男が降りた瞬間、カーンと小気味良い音を立ててゴングが鳴り
響いた。

「ケッ! クソガキのくせにそんな生意気な格好してるんじゃねーよ! お前は露出狂か!」

 戦闘モードに入れるしかないと悟った梨沙も、まけずに返す。

「そんなに悔しかったらあなたもこんな格好してみたらいいじゃないの!!」

「なんだと!そんなペチャパイのくせして! 生意気なんだよ!!」

「うるさいわね。女王かなんかしらないけど、この厚化粧!!」

「痛い目にあわないとわからないようだね。このオチビちゃん!」

 マキコは鞭をマットに叩きつけるように投げると、両手を広げてリング中央に歩み寄ってくる。捕
まったら不利と本能的に悟った梨沙は、間合いを計りながらじわじわと詰めると、マキコの横腹めが
けて回し蹴りを加えた。

バシッ!

 見事にマキコの左横腹に命中し、体勢を崩す。しかしすぐに立ち直ると、今度はやや慎重にしばら
く睨み合いが続く。しばらくじわじわと動いた後、一瞬の間を見て梨沙がマキコの下半身めがけてタ
ックルのように飛び込んだ。

「きゃあ!!」

 嬌声と共にマキコがマットに仰向けにひっくり返る。梨沙は素早くマキコの腹の上に馬乗りになる。

「この化粧ババァ!!」

 梨沙は狂ったように何発もマキコの顔に平手打ちを食らわす。何発かは見事に命中したものの、あ
ろうことかまったくフリーにしていたマキコの手が梨沙の手首を掴んだ。

「このクソガキ!!許せねえ!めちゃくちゃにしてやる!!」

 マキコは梨沙の手首を思い切り引っ張ると、梨沙はあっけなく体勢をくずし、マットに転がった。
そしてマキコは素早く起き上がり、仰向けに横たわった梨沙のお腹の上に足を載せる。

「さあ、この可愛いお子様をどう料理してやろうかね・・・」

「い・・・いや・・・・」

 お腹に載せられた足を掴み、逃れようとする梨沙。マキコは微笑みながら梨沙の手を振り解くと、
強烈なストンピングを梨沙の無防備なお腹に叩きつけた。梨沙の綺麗な生腹にマキコのリングシュー
ズがめり込む。

「あううう・・・」

 お腹を押さえ、息を詰まらせながら苦しむ梨沙。マキコは必死で庇っている梨沙の手を掴んで梨沙
のお腹をこじ開けると、さらにパンチの連打を浴びせ掛けた。

「ああ・・・あ・お腹が・・・お腹が・・・・」

「色気もクソもないガキのくせに、生意気なんだよ!!」

 マキコはさらにパンチの連打、そして飛び上がっての強烈なエルボードロップと、梨沙のお腹をめ
がけて徹底した攻撃を続ける。必死に身体をくねらせ逃れようとする梨沙。しかしマキコは小柄な梨
沙の身体を簡単に仰向け状態に戻し、中指の間接を突き出したような拳をつくると、梨沙のちょうど
おへその部分に強烈なパンチをぶち込み、そのまま拳をこじ入れるかのようにグリグリと梨沙のおへ
その部分の押し込んでいく。

「いやああああ!!・・・・」

 可愛い顔を歪めて泣きわめく梨沙。マキコは今度は梨沙の身体をうつ伏せに引っくり返すと、腰の
ところに馬乗りになり、梨沙の顎に手をかけ、思いっきり引き上げる。梨沙の背中が大きく反り、目
を見開いて悲鳴をあげる。

「いやああああ!!痛い!!!」

 キャメルクラッチが極められ、苦痛に顔をゆがめ、必死にロープを掴もうと右手を伸ばす。が無情
にもロープには及ばず、逆にマキコは梨沙の喉に腕を巻き込むように絡み付けると、さらに大きく引
き上げる。

「ああああああああああ!!!いやああ!!!く・・苦しい!!」

 涙と涎で顔をくしゃくしゃにする梨沙。マキコは容赦なくもう片方の手の指を梨沙の鼻の穴に入れ
責めたてる。醜く歪んだ梨沙の顔をカメラが容赦なくアップで撮りつづける。

「せっかくの可愛い顔が台無しだね、おちびちゃん」

 マキコは鼻を中心に、目や口なども醜く責めたてる。さすがにSMの女王様、このあたりは慣れた
手つきで徹底的に梨沙の顔を醜く変形させる。

「あああ!!」

 突然マキコの声が響き渡る。偶然か狙ったのか、たまたま口をこじ開けようとした指に噛み付く形
になったのだった。キャメルクラッチが外れ一瞬息をつく梨沙。しかし地獄からの開放はまさに一瞬
だけであった。

「このガキ!!色気もねえお子様のくせにこんなとこに出てんじゃねえよ!!」

 マキコは梨沙の髪の毛を掴み引き上げ立たせると、猛然と梨沙の顔に平手打ちを喰らわせる。左右
連続、怒涛の攻撃が梨沙の顔面に命中するたび小気味良い音を会場に響かせる。

 為すすべも無く顔面に平手打ちの連打を喰らいながら押されるように後退する梨沙。やがてロープ
にもたれかかったところへ、今度は強烈なパンチが梨沙のお腹を襲う。

「うう・・・」

 しゃがみこむ梨沙の腕を引き上げると、マキコはトップロープに絡ませ、梨沙の身体をロープに固
定する。腫らした顔で哀願するようにマキコを見上げる梨沙。しかしマキコは構わず梨沙の正面に近
づくと、梨沙のビキニブラの胸の中央部分の紐を掴み、思い切り引きちぎった。細い紐は簡単に切れ、
梨沙のまだ小さいながらも形の整った初々しい乳房が露にされた。

「いやあああ・・・・・」

 マキコの後ろからカメラが舐めまわすように梨沙の乳房を撮り続ける。マキコはリングインの時に
投げていた鞭を手に、梨沙の正面に立ちはだかる。

「ケッ!こんな色気もねえガキの裸なんか責めがいもないわ!」

 あきれたようにつぶやきながら、マキコはマットに鞭を打ちつける。乾いた鞭の音が響き渡る。梨
沙の表情が怯えに変わる。

「いや・・・・そんな・・・やめて・・・・・」

 しかしマキコは笑みを浮かべながら梨沙に近づくと、鞭を構え大きく振りかぶる。そして梨沙の身
体をめがけて振り下ろした。

バシィィ!!

「いやああああああああ!!!!」

 鞭の先端が露にされた梨沙の左の乳房を捕らえる。柔らかい膨らみが衝撃に小刻みに揺れ、激しい
痛みに悲鳴が響き渡る。マキコは今度は反対側に振りかぶると梨沙の右側の乳房をめがけて叩きつけ
る。鞭の先端が梨沙のピンク色にそそり立つ乳首に命中し、さらに大きな悲鳴が響き渡る。

「いやあああああああ!!!やめてええ!!そ・・そんなの・・反則よ!!!いやあああ!!」

 さらに一発今度は脇腹に、そしてもう一発再び右乳房に。マキコは徐々にペースを速めながら、乳
房を中心に、お腹、太股と梨沙の裸の身体に鞭を浴びせつづける。梨沙の白い肌に刻まれたピンク色
の痣が、時間が立つにつれ紫色に変色していく。

「やめてええ!!いやあああ!!お願い!!!」

 涙を流して泣き喚きながら必死に汗にまみれた痣だらけの身体を捩らせる梨沙。マキコは梨沙の腕
をロープから外すと、急所である胸を覆い隠すようにしてしゃがみこむ梨沙の白く美しい背中に鞭の
嵐を浴びせ掛ける。

「いやああああああ!!!」

 悲鳴をあげながら必死に逃れようとマットの上を転がりまわる梨沙。マキコはそんな梨沙の身体に
容赦なく鞭を浴びせ掛ける。梨沙の身体中が鞭の痣で赤く、紫色に染まっていく。やがてマキコは鞭
を投げ捨てると、今度はぐったりと横たわる梨沙の身体中を蹴りまくる。腹を庇って丸くなれば、そ
の腹をこじ開けるかのようにつま先蹴りを打ち込み、仰向けになったところで乳房を踏みにじり、無
防備な状態になったお腹にストンピングを叩きつける。最初は激しく悶え転げまわっていた梨沙もだ
んだn動きが鈍くなり、ぐったりとした状態になってくる。

「あああ・・・・いや・・・・」

「生意気なガキが!とどめだ!」

 マキコはぐったりと横たわった梨沙のビキニパンティを掴み、ものすごい勢いで引きちぎった。梨
沙の幼い性器と薄い毛が露にされる。

「ケッ!本当にガキじゃねえか!!お前いったいいくつなんだい!」

「じ・・・じゅうに・・・もう大人よ・・・・・」

「ケッ!中坊かい!まさか小学生じゃあるまいねえ!こんなガキ相手にしていたかと思うと自分が情
けなくなるよ!!」

「も・・・もう・・・大人よ・・・・あんたなんかより・・・よっぽど色っぽいんだから・・・・」

「そんなガキの身体で色気もクソもないんだよ!!ほんとに生意気なガキだねえ!!」

 マキコは投げ入れられた黒く太いバイブレータを手にすると、梨沙の大事な部分に近づけていく。

「いいかげんお子様の相手はおしまいだよ。昇天しな!」

「いや・・・・やめて・・・・・」

 マキコはバイブの先端を梨沙の幼い割れ目に当てると、こじ入れるように無理矢理押し込んでいっ
た。スイッチとともに無理矢理突き刺さったバイブがうねり出す。

「いやああああああああああああ!!!!やめてええええ!!!!いやああああ!!!」

 初めての衝撃と激しい痛みに断末魔の悲鳴をあげながら全裸の身体をくねらせのた打ち回る梨沙。
カメラが梨沙の身体を嘗め回すように撮り続ける。そして梨沙の動きに合わせるかのように、ゴング
が鳴り響いた。




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