「ふ〜うっ・・・」

久しぶりの出張で疲れてはいたが、どうせホテルでビールを飲んでいてもつまらないし、俺はホテルを出ることにした。
仕事も終わっていたことだし、明日は昼から会議。それまでは基本的にフリーの身の俺としては、久しぶりに羽を伸ばそうと歓楽街に足を運んでいった。

「さすがに色々だなぁ・・・1人で飲み屋に入っても仕方ないし・・・」

多くの呼び込みの黒服たちが声を掛けてくるが、1人の俺を見てだいたいが風俗関係だった。
まぁ、そういうのも悪くないが、出来れば最近流行りだしているキャットファイトなんて無いよなぁなんて思いつつフラフラと歩いていた・・・。
すると、ある看板に注目した。

『女性とリングでプロレス勝負!』

まぁ、これもよくある嘘な宣伝の一つだろうと思いながらも、いつの間にか看板の前に立っていた。
その時、背後から黒服に声を掛けられた。

「どうです・・・当店は本番とかエッチ行為はないですけど・・・リングも大きいし、思いっきり技を掛けても良いシステムなんですよ!」

その言葉に耳を疑った。だって、女の子相手にプロレス技なんて仕掛けたら、危ないだろうと?
だが、どうしても気になり、財布の中には金もあるし、値段を聞いてみた。
すると、30000円で3本勝負。女の子は数名から選べるシステムで、禁止事項は危険技と本番行為、目・耳・への攻撃などと、プロレスと格闘技の中間みたいなルールだった。

(まぁ、3万だったらいいかな・・・ビデオ3本分だし・・・)

思わず店に入ってしまうと、そこにはリングが2つあって、一つのリングが空くのを待つことになった。
リング上を見ると、たしかに男性客と女の子がプロレスで闘っていた。
しかし目を疑った。
エグイ角度で男性客が女の子にキャメルクラッチを仕掛けると、堪らず女の子が泣きながらギブアップしていた。
その光景を見て、近くの店員に尋ねた。

「ねぇ、あそこまで女の子を攻めてもいいの?」

その言葉に、店員からは信じられない言葉が返ってきた。

「はい。怪我をしないくらいでしたら、泣かせてもらっても結構です。当店は、プロレスを真面目にしたいとか、女の子をプロレス技で責めたいと言うお客様に対しての店ですから・・・」

その言葉を聞いて、思わず素晴らしいと言いたかったが、ここは黙っていた。
そして自分の番が来ると言うことで、女の子を選ぶ事にした。

『中川礼香(19) 156p・85・56・85』

ビキニ姿だが、小柄でも巨乳の女の子だった。他にはと目を移す。

『畑野京子(23) 165p・80・53・82』

なんだかスレンダーすぎて、プロレス技で怪我をさせそうな美人だ・・・。
他に数人がいたが、取りあえずは今夜はと言う事で、中川礼香を指名した。
まるで、グラビアアイドルの仲島礼香みたいな娘だったが、だからリングネームが似ていたのだろうか?
指名が終わると、控え室が用意されていて、自分自身もプロレスの出来る格好と言う事で、格闘技用のスパッツに着替えることにした。
そして、指名した中川礼香もリングで待機していたが、リングコスチュームがビキニだったのが気になっていた。
小柄な割りに、胸の谷間がハッキリと出来るくらいのボリュームがあって、試合前から注目してしまう自分が情けなかった。
すると、礼香が挨拶をしてきた。

「こんばんは。今夜は指名していただいてありがとうございます・・・」

その言葉に、正直言ってこんな娘とプロレスが出来ると思うと、興奮していく自分が解った。

「この店のシステムですが、私とプロレスの勝負と言う事で、注意事項だけ守って楽しんでいってください・・・」

その言葉に、注意事項はと目を移すと、壁に張り紙がされていた。

〜注意事項〜
@当店では、本番行為は禁止されているので、そのような行為は即退場させてもらいます。
A反則技は、目つぶし・噛み付き・凶器攻撃・性器への責めなどです。
Bレフリーは居ないので、女の子がギブアップなどした場合、お客様自身の判断で技を解いてください。
Cその他として・・・

一通り注意書きを読んでから、楽しみなプロレス勝負になっていった。

「それでは始めましょう・・・」

礼香の言葉に、ゴングもないリングで試合が始まっていった。
まずはビキニ姿の礼香を見ながら、様子を見ていた。
レフリーもいないリングで、こんな女の子とプロレス対決。まだ半分信じられない気分だった。
まずは距離を置いていくが、まさか女の子に真剣に技を掛けて良いのか何て思いながら、ローキックを入れてみた。

バシィィィ・・・・
(うわっ・・・ちょっと力を入れすぎかな?)

思わず蹴った後に後悔する俺だったが、礼香はキッと口を閉じると、痛そうだったが耐えていた。

(意外と根性あるなぁ・・・・風俗嬢とは違うんだ・・・)

感心していると、今度は礼香がタックルを狙って抱きついてきた。
まぁ、女の子のタックルだけにガッチリと受け止めると、今度は脇の下に腕を刺してから、一気に投げてみた。

バシィィィ・・・・
「イタッ・・・・」

さすがに今度は礼香も悲鳴をあげたが、続けて倒れた礼香の足を脇に挟んで、まさに逆エビ狙いの体制になっていった。
だけど、本当に良いのかと半信半疑の俺は、目の前でビキニ姿で寝ている礼香に問いかけた。

「ほ、本当に技掛けるよ・・・いいんいでしょ?」

その問いかけに、礼香が答えた。

「と、当然です・・・プロレスの勝負なんですから・・・」

少し怯えた感じが可愛かったが、その言葉に一気に逆エビ固めを仕掛けてやると、柔らかい女の子の身体に容赦なく力を入れてみた。

グイッ・・・
「うっ・・・・くっ・・・・・」

時折声を漏らす礼香。必死で耐えているのが解ったが、悲鳴をあげさせたいと言う願望に負けてしまい、更に反らせてみた。

グイッ・・・
「ぎゃあああぁぁぁぁ・・・・・・・・・」

今度は激しく悲鳴をあげていく礼香。まさに堪らない瞬間だった。
でも、女の子にこんなにプロレス技を掛けて良いなんて・・・。次第にこの雰囲気に酔っていく自分が怖くなっていた。

礼香の悲鳴に、簡単に一本目をギブアップされてもつまらないからと、技を解くと苦しそうに俯せになる礼香の姿があった。
その背中の向かって、軽くだがストンピングを叩き込んでみると、ビクンビクンと礼香の身体が反応していった。
蹴りこむ度に、ビキニブラジャーに包まれた白い乳房がマットに押しつけられてひしゃげているようだったが、罪悪感を感じつつも蹴りこんでいった。

グイッ・・・・
「あうっ・・・」

それから、髪を鷲掴みにして起こしていくと、その礼香の胸に対して水平チョップを叩き込んでみた。

グニュウゥゥゥ・・・・
「ああんっ・・・・む、胸は・・・痛いです・・・・」

思わず胸を押さえて痛がる礼香。やはり女の弱点と言われるだけあって、苦しそうだった。
しかし、その苦しそうな表情を見て、更にロープに押し込むと、胸を狙ってチョップを連打していくと、礼香がフラフラとし始めていった。
更に、一本目はどうやってギブアップさせてみるかと考えながら、礼香の髪を掴んでリングを連れまわすと、今度は礼香が暴れ出した。
髪を掴まれて痛いのか、パンチ攻撃を出してきたので、仕方ないからとボディスラムで背中から叩き付けていくと、礼香の悲鳴がまたも響き渡った。

バシィィィィ・・・・
「うわああぁぁぁぁ・・・・あんっ・・・・」

仰向け状態で苦しむ礼香。その姿を見て、ついお腹へ踵で蹴りを入れてしまうと、礼香の表情が苦悶の色に変わった・・・。

グシュ・・・
「ぐぶうっ・・・・ううっ・・・うっ・・ぷっ・・・」

柔らかいお腹を踵が抉ると、当然ながら礼香は胃の中の物が逆流したのか、必死になって何かを飲み込む様子だった。
だが、その様子に興奮した俺は、苦しむ礼香を追い込むかのように、お腹へヒップドロップを叩き込んでいくと、遂に我慢仕切れずに礼香が口から反吐を吐き出していった。

グシュ・・・
「うっ・・ぷっ・・・オエえぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・・・」

反吐を吐き散らしてピクピクとする礼香。
正直、これはやり過ぎたと思い、少し反省するがラッキーなシーンを見れたと思い満足する。
そう、まるで梶藁一騎の作品の中の登場人物になった気分だった・・・。
だが、この状態ではプレーはもう無理かと思い、礼香に近づいた。

「だ、大丈夫・・・ごめんね、やりすぎて・・・・」

その言葉に、礼香からは驚く言葉が返ってきた。

「す・・すいませ・・・ん・・・・鍛えていなくって・・・汚いもの・・・出しちゃって・・・・」

涙ぐみながら謝りだす礼香。思わず驚いてしまった。
しかし、反吐を吐き散らかるリングでは、プレーはキツイと思い、一本目はこれで終わりにしていった・・・。

次の二本目。この小柄な美少女に対して、どんな攻めをしてやろうか・・・。
心配そうな表情の下で、俺は考えるのであった・・・。

そんな俺の前で、礼香はフラフラしながらも、自らが吐き出した反吐などを片づけていくと、ビキニを直してから続けるように促してきた。

「お、お待たせしました・・・。2本目も遠慮無くお願いします・・・・」

反吐を吐き出した事への罪悪感からか、震える声で遠慮無くと言い出す礼香。
そんな事を言われては、今まで我慢していた分を出して、この娘を痛めつけてやろうと考えていった・・・。

始まると、まずは間合いを取ろうとする礼香だったが、俺は甘くはなかった。

グイッ・・
「ううっ・・・・」

さっそく礼香の顎を握りしめると、コーナーに追い込んでいった。
礼香の怯えた表情が堪らなかったが、このシーンだけでも信じられないものだった。
こんな可愛らしい娘を、リングで痛めつけられるなんて・・・。

グシュ・・・
「ぐふうっ・・・・こへっ・・こへっ・・・・」

その礼香の柔らかいお腹にヒザ蹴りを軽く入れてみると、泣きそうな表情で礼香が咳き込んでいった。
コーナーに崩れそうになる礼香。

「反撃してもいいんだよ、礼香ちゃんも・・・」

一応は礼香ちゃんにも反撃してみてと促すが、ダメージが大きいのかフラフラしていた。
だが、礼香の固められた拳が俺のお腹などへ叩き込まれるが、全然効かないばかりか、慣れないパンチに礼香自身が拳を痛めた様子だった。

「殴るって言うのは・・・こういう事っ・・・ほらっ!」

すると、素早いボディブローを礼香の脇腹に叩き込むと、俺の拳が柔らかい白い肌に吸い込まれていった。

「グボッ・・・・うううっ・・・・」

その一撃に口から涎を垂れ流しながら、コーナーに崩れ落ちていく礼香。
だが、倒れる事を許さずに、礼香の髪を掴んで起こしていくと、コーナーに寄りかかるよいにしてから、礼香の可愛らしいお腹を殴りつけていった。

ボシュ・・・グシュ・・・
「ぐふっ・・・ううっ・・・ぐぼうっ・・・」

殴られるたびに礼香の顔が苦痛に歪んでいく。まさに俺からすると、至福の瞬間だった。
こんなカワイイ娘を、合法的に痛めつけてあげれるなんて・・・。

だが、冷静に考えると、いくら客だからと言っても、涙ぐみながら耐える礼香の姿に罪悪感を覚え始める俺。
仕方なく、ストレート勝利だがフィニッシュとしてプロレス技で決めようと思った。
そして、女の子からギブアップを取るなら、やっぱりキャメルクラッチしかないとばかりに、コーナーから礼香をリング中央に連れて行くと、無理矢理に俯せにしていった。

グッ・・・
「うっ・・うぐうっ・・・こほっ・・・」

倒した礼香の背中に座ると、礼香が苦悶の表情で手を伸ばしていった。
だが、構わず礼香の顎に手を掛けると、一気にキャメルクラッチで攻め立ててやった・・・。

グイッ・・グイッ・・・
「ううっ・・・んんんんっ・・・・・」

顎を掴んで上半身を反らせているから、礼香はギブアップの言葉も上手く発する事が出来ず、藻掻いているだけであった。
それを解っていても、簡単には終わらせないと揺さぶると、礼香が必死に両手で×マークを作っていった。

「ギブ・・・ギブアップするの?・・・礼香ちゃん・・・」

一応は問いかけると、涙を流しながら礼香が×マークを作っていた。
だが、意地悪く言い返す俺。

「なにっ・・・ギブアップしないのね・・・だったらいくよ!」

そう言うと、更に揺さぶり掛ける俺。
礼香は両足もジタバタと藻掻きながら苦しむが、揺さぶっていった。

必死になって×マークを作る礼香の姿に、ギブアップを認めて放してあげると、礼香はグッタリとマットに横たわると、泣き出していた。
これでプレーの時間は終わったが、礼香の様子を見てから、リングに倒れる礼香を起こしていくと、ここで試合の終了と完全になっていった。

「ごめんね・・・痛かった・・・」

礼香に気遣って問いかけると、礼香が答えた。

「いっ・・・いえ・・・・。これもプロレス勝負ですから、私ももっと頑張ります・・・。次があればまた指名お願いします・・・・」

そういうと、礼香は小さな名刺を震える手で手渡してきた・・・。
出張の時に、まさかこんな店があるとは思いも付かなかったが、是非ともこの街にはまた来たいものだった・・・。

(終)

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