三日目

二回戦第1試合

『これより二回戦第1試合を行います』
『赤コーナー、アジアの歌姫〜、T156B80W53H82〜、濱崎〜あゆみ〜』一回戦で乙羽を終わってみれば圧勝という形で撃破したあゆがトレードマークとなりつつある豹柄のビキニであいさつをする。
『青コーナー、伝説の巨乳グラビアクイーン〜、T164B93W59H87〜、蒼木〜裕子〜』あゆと同じく一回戦であんなとの格の違いを見せつけた裕子が黒いビキニであいさつをする。
知名度とビキニのためかあゆの方に声援が集中していたが、リングの二人は身長が156センチで80センチのバストのあゆに対して164センチで93センチの堂々たる身体の裕子があゆを圧倒していた。
パワーの裕子か技とキレのあゆか勝負の予想は観客でも二分していた。
カーン!試合開始のゴングがなると二人はリングの中央に歩み寄った。
「表の世界じゃあなたに勝つことはできないかもしれないけど、ここでは絶対に負けない」裕子が先に口を開いた。
「勝敗なんて時の運だよね。あゆはあゆらしくするだけだから」体格で劣るあゆが身構える。
「なにが時の運よ。表で売れているからってえらそうにしないことね」裕子は年下でもあるあみの言葉が気に食わなかった。
「表、表って、ずいぶんこだわりますね」あみの言葉には余裕があったが、臨戦態勢になっていた。
「正直に言えばあなたがうらやましい。でも、私もこれで勝つことでまた・・」裕子は途中で言葉を止めた。自分が情けなくなってきたからである。
「それなら、手加減はできないね」トントンと軽快なステップワークをはじめるあゆ。
「それがかわいくないっていっているのよっ!」裕子があゆに飛びかかった。
「くっ!」間一髪でかわすあゆ。裕子の意外な速さに驚いていた。
「このスタイルを維持するのだって楽じゃない。毎日、トレーニングしてるのよっ!」素早く身体の向きをかえるとショルダータックルであゆにぶつかっていく裕子。
「きゃっ」とっさに膝を上げて直撃は免れたものの、裕子に飛ばされるあゆ。
「そんなんで一回戦を勝ち進んだなんてお笑いね」腰に手を当て、あゆを見下ろす裕子。
「(受けたら負ける・・。)これからだもんねっ!」あゆは素早く起き上がると連打で殴りかかった。
ビシ・・バシ・・ズボ・・グシャ・・「く・・ぐっ・・」あゆのラッシュに防戦となった裕子。裕子はすべてをガードするのではなく、顔のガードを固めてボディはルーズにしていた。
「ボディががらあきだよ」裕子のボディへ集中的に責めていくあゆ。
「ぐ・・。・・・」裕子はボディを攻撃されると顔を一瞬だけ歪めるが表情には余裕があった。
「天下の濱崎あゆみねぇ・・笑わせないでっ」裕子は顔のガードを固めたままあゆの攻撃をはね返すように体当たりした。
「きゃっ!?」カウンター気味に体当たりを食らったあゆはロープへ飛ばされた。
「なんで・・?」裕子へのボディ攻撃に手応えがあったあゆは困惑した。
「鍛え方が違うのよ。今度はこっちから行くよっ!」ニヤリと笑った裕子があゆに殴りかかった。
バシっ!ドガっ!・・ズボォッ!「きゃっ・・あう・・げえ・・」あゆはとっさに顔のガードを固めたが、裕子はあゆのガード越しに攻撃をされるとよろめき、ボディへ強烈な一発を食らった。
「ゴホっ、ゴホっ・・」むせるあゆ。
「しっかりガードしないとそのかわいい顔がめちゃくちゃになるわよっ」あゆのガード越しに顔を殴りにいき、ボディへ重い一発一発を打ちこんでいく。
「あう・・ぐ・・うぐっ!・・」あゆはなんとか顔へのダメージは最小限に抑えていたが、ボディへの攻撃に苦痛の表情を浮かべていく。
「そらそらそらあっ!」あゆのボディに攻撃を集中していく裕子。
ズボっ・・ズボっ・・ズボっ・・「ぐ・・がう・・ぐうう・・」ボディをえぐられるたびに身体を浮かしてだんだんと前のめりになるあゆ。
ズブォっ!「ぐえっ・・」大きいモーションから繰り出された裕子のパンチがあゆのボディを抉った。あゆはお腹を押さえてヨタヨタとコーナーへ向かった。
「ゲェ〜〜〜」ビチャビチャ・・。コーナーで反吐するあゆ。
『あのあゆが・・』観客はコーナーで苦悶の表情を浮かべて反吐するあゆの光景に衝撃を受けていた。
「少しは楽になりました?お姫さま」嫌味交じりであゆを兆発する裕子。
「・・・」あゆは腕で口を拭うと裕子の方へ振り返った。
「(どうすれば・・)」次の手に困るあゆ。裕子が身長差以上に大きく見えていた。
「そっちからこないなら、こっちからいくよ」コーナーを背にしたあゆに両手を伸ばす裕子。とっさに顔をガードするあゆであったが、裕子はあゆの両肩を掴んだ。
ドガ・・ズガ・・「きゃっ・・ぐ・・」あゆのボディを執拗に責める裕子。あゆのボディを膝で蹴り上げる。
あゆは裕子の膝蹴りをガードするが、次第に姿勢が前のめりになってきた。
ガッツン!「ぎゃうっ」前のめりになったあゆの背中に両手を組みハンマーを落とす裕子。あゆは片膝をつき、頭を下げた。
「早いけど、そろそろ終わりね」裕子はその場でジャンプした。
ズガっ!「ぎゃふ」あゆの延髄にギロンチンドロップを落とした裕子。あゆはそのままうつ伏せに倒れた。
「プロレスならこれでフォールなんだろうけど、今回はノックアウト戦だったね」裕子はあゆの髪を持ち、立ち上がらせると反対のコーナーにホイップした。
ドガン!「あうっ」あゆは目の前に迫るコーナーに前から激突することを防ごうと身体をクルッと反転させ背中からコーナーに激突した。
「そりゃっ!」あゆをコーナーに激突させたあと、あゆに向かって走り出す裕子。あゆの手前でジャンプした。
ズガンっ!「がうっ・・」裕子の93センチのバストがあゆの顔を、裕子の全体重とコーナーであゆの身体をサンドイッチにした。
コーナーと裕子に挟まれたあゆは力なく膝から崩れ、うつ伏せに倒れると身体を痙攣させていた。
『つ・・強すぎる・・』あゆの強さは観客もわかっていたが、そのあゆを圧倒する裕子に観客は言葉を失っていた。
「さあ、仕上げよっ!」裕子はあゆの背中に腰を下しあゆの髪を持って顎を上げると、後ろからあゆに抱きつくようにしてチョークスリーパーを極めた。
ガチーン!「ぐうう・・」裕子の腕があゆの頚動脈と器官を締め上げていく。苦悶の表情で裕子の下で藻掻くあゆ。
『せめても、早くゴングをならすだけか・・』黒服も圧倒的な裕子の前に屈するあゆは想像できなかったが、これまでだと思いゴングを鳴らす準備をしていた。
観客も黒服と一致していた。あゆが陥ちることで試合が終了してあゆを苦しみから少しでも早く苦しみから解放されることを祈っていた。
『おお・・?』観客の気持ちを裏切るかのようにあゆが動きはじめた。
「(まだ、なにもしちゃいない・・。まだ、あゆじゃない・・)」どんなに力負けしてもこのまま終わることはあゆのプライドが許さなかったのである。
歯を食いしばり、腕立て伏せのようにして身体を起こしていくあゆ。
「死に損ないがっ!」渾身の力であゆを絞め上げる裕子。
プルプルと腕を振るわせながら、渾身の力で身体を持ち上げていくあゆとそれを許さない裕子の攻防に観客の声援があがる。
『落とせーっ!』
『逃れろーっ!』
観客の声援は二分していた。
「(ちっくしょーっ)」あゆが片膝をついた態勢まで持ち込むと二人の間に隙間ができた。
ズボ「うぐっ」あゆは当たるかもわからない肘打ちを後ろの裕子に叩きつけると、裕子のみぞおちに突き刺さった。裕子は顔を歪めたがあゆを放さなかった。
ズボ「ぐっ」あゆは確かな手応えを元にもう一度試してみると1発目より深く突き刺さり、裕子の絞めが甘くなった。
あゆはすかさず低い姿勢のまま裕子のバックを取ると裕子のウエストに腕をまわして、全身のバネを使って抱え上げると身体をしならせた。
バッシーン!「ぎゃう」得意のジャーマンスープレックスで裕子をリングに叩きつけたあゆは仰向けのまま横になった。
「(これで満足・・。もう、あとは負けたっていい・・)」あゆは天井を見て少し微笑んで裕子の猛攻を覚悟した。
あゆの耳に聞こえるのは観客の声援だけであった。
『蒼木いーっ!しっかりしろーっ!』
『あゆ〜立て〜チャンスだぞーっ!』
「(ん?ちゃんす?)」頭に血が巡りはじめたあゆが観客の声に疑問を持った。身体を起こして振り返ると裕子がうつ伏せになっていた。
スタイルを維持するために毎日のトレーニングも欠かさなかった裕子にとってあゆレベルのボディ攻撃はどうということはなかったがさすがに首は鍛えられていなかったのである。
あゆの高速ジャーマンで受身が取れずにもろに首を強打した裕子は気を失っていた。
「(これって、あゆの勝ち?)」意外な形で勝利が転がってきたと思うあゆ。
「(これで立ったらあゆの勝ちだあ)」裕子から受けたダメージがたまった身体を観客からの大歓声の中で立ちあがったあゆ。
「(あれ?ゴングがならないけど?)」まさかと思ったあゆが振り返ると裕子も動き出していた。
観客の声援は裕子に注がれたものであった。
「うう〜ん・・」首を振って意識を取り戻す裕子。そして立ち上がる。
「まさかあれを返すとはね・・」あゆを称える裕子。
「蒼木さんこそ・・」答えるあゆ。
「さ。いくよっ」あゆに掴みかかる裕子。
「なんの」裕子とあゆの力比べがはじまった。
「力で私に勝てると思っているの?」体格差を活かしてあゆに体重をかけはじめる裕子。
「勝てませんね」裕子の力をうまく流して脇固めを極めるあゆ。
ガシーン!「ぎゃっ」お尻を突き出した態勢で腕を極められた裕子は悲痛の声をあげる。
「こ・・こんなのっ!」力づくであゆの脇固めから逃れる裕子。
「これならっ」飛び付くようにして裕子の腕を掴み、腕ひしぎの態勢に持ちこもうとするあゆ。
いったんは仰向けに倒れた裕子であったが、腕を掴まれたまま立ち上がると腕一本であゆを持ち上げはじめた。
「な・・なんていう馬鹿力・・っ」あゆは裕子のパワーに改めて驚いた。
バッシーン!「きゃっ」そのままリングにあゆを叩きつける裕子。あゆは叩きつけられると猫のように身体を使ってクルンと前転してから素早く立ちあがった。
「(ちょぉやば。ぜんぶ返される・・ん?)」裕子の異変に気付くあゆ。
「はあ・・はあ・・」裕子は全身から滝のような汗を流し肩で息をしていた。
裕子は自慢のパワーばかりに頼っていたため、裕子の強い筋力を動かすためのスタミナが切れていたのである。
「はは〜ん、そゆことね・・。やっぱり、歳には敵わないんだね」肩の力を抜き、自然体になるとスタスタと裕子に近づくあゆ。
「はあ・・はあ・・。なによっ、あなたとは対して変わらないでしょっ!」近付いてくるあゆにパンチを繰り出す裕子であったが、その拳にはキレもスピードもパワーもなく迫力がなくなっていた。
バシュ!「ぎゃう・・」裕子のパンチより後に動いたあゆのパンチがカウンターで裕子の顔を捉えた。顎を上げ退く裕子。
「(スタミナを回復しなくっちゃ・・)」コーナーまでさがると顔のガードを固める裕子。
「そうやってガードを固めてスタミナの回復を待つんだあ」裕子の心を読んだかのように話すあゆ。裕子は腕に力を入れてガードを一層固める。
「がんばって立っていてくださいねー」腕を振り上げ、コーナーで固まる裕子に殴りかかるあゆ。
バシュ・・グシュ・・ガツ・・「ぎゃ・・うぐ・・えげ・・」裕子のガードを縫うように擦り抜けるあゆの拳。
バシュ・・グシュ・・ガツ・・「ぎゃ・・あう・・ああん・・」顔にいくつもの衝撃を受けて脳を揺らされると次第に腕が下がりガードが甘くなる裕子。
あゆのラッシュが8ビートから16ビートにアップしていく。
裕子の顔は色を変え、腫れあがり、顔の形も変わっていく。
『蒼木も根性あるな、倒れね〜ぜ・・』殴られるたびに揺れ動く93センチの裕子のバストを見つめながら観客は思った。
「(早く・・倒れて欲しいな・・)」16ビートラッシュをしながらあゆは思った。
ビシュ、バシュ・・「・・・」裕子の口から洩れる声はなくなっていた。
『ひえっ』裕子が背にするコーナーの近くにいる客席から声があがった。客の顔や服の一部が赤く染まっていたのである。
染めた原因は裕子の出血であった。あゆのラッシュによって鼻が潰され、口の中もボロボロにされ、噴出すような勢いの出血があゆのパンチによって飛沫となって客席に飛び散っていた。
『もしかしてよ・・』客は息を呑んだ。
レフリーも防御もなにもしない裕子の顔を覗いた。
『ス、ストーーーップ!』レフリーはあゆを制止させるとともにゴングを要請した。
カンカンカンカン!
レフリーに制止されるとあゆのラッシュから解放された裕子がその場で崩れるように倒れ、顔面からの出血でリングに水溜りを作った。
裕子はあゆのラッシュによってダウンすることができなかっただけであった。
血だるまになった裕子を見下ろしながら、血塗られた拳を振るわせて肩で息をするあゆ。
「(なんで、どうしてここまで。でも・・)」あゆは自分の行った行為に震え、パワーで圧倒されたことに反省していた。

試合結果:○濱崎あゆみ(TKO)×蒼木裕子


二回戦第2試合

『これより二回戦第2試合を行います』
『赤コーナー、美人系女優、T161B79W56H83〜、加藤〜愛〜』白いビキニを着た愛が観客に手を振ってあしさつをする。
『愛ちゃ〜ん!今度は中澤相手にオナニーするのぉ〜?』
『いっそのことレズっちゃえ〜っ!』
一回戦で松浦亜矢に行った行為で観客は美人系女優から美人系淫乱女優と認知していた。
『青コーナー、元猛娘リーダー、T158B80W60H88〜、中澤〜優子〜』リングの中央でお辞儀をする優子。
『うひょ〜いろっぺ〜』
『一度、お世話になりて〜よぉ〜っ』
流行りの豹柄のワンピースにオトナの女としての魅力を感じた観客であった。
カーン!試合開始のゴングが鳴らされた。
「(前の試合の挽回しなくっちゃ・・)」カッコイイところを見せようとファイティングポーズを作りながらリングの中央へ進む愛。
「・・・」無言のまま豹柄の水着とウエストのくびれを強調するかのようにリングの中央へ進む優子。
二人がリングの中央で対峙したときは優子への声援が愛を勝っていた。
「(しまったあ・・大失敗)」優子を真似するようにファイティングポーズを解くと、腰に手を当てて身体を強調させる愛。仕事柄か自然なポーズは取れないようであった。
「・・。なにしてるん?」あまりに不自然な愛に尋ねる優子。
「べ・・別になんでもありませんっ!」恥ずかしかったのか顔を赤らめる愛。
「あそ」愛の素行など興味を持たない優子は簡単に答えた。
「『あそ』って・・『あそ』ってどういうことですっ!』いきなりムキになる愛。優子の態度が気に入らなかったらしい。
「・・・」愛がいきなり怒り出して思わず吹き出して笑う優子。
「なっ・・なに笑っているのよっ!自分がお芝居が下手だからって妬かないでよっ!」カッコイイところを見せようと”演技”でファイティングポーズを取ったことを言ってしまう愛。
「誰も、そんなこと言うてへんって。自分で言うとるよ」腹を抱えて笑い出す優子。
「っ!なによっ!少しくらい色っぽい水着着ているからってっ!女の色気を出したと思ったら大間違い。単におばさんなだけじゃんっ!」顔を真っ赤にして怒り出す愛。
「しゃあないやん。私は派手好きだし。関西出身だからもせーへんな」愛の兆発に乗ることもなく淡々と話す優子。
「『あさやろ』で負け組みだったくせにまだ芸能界にいるのもおかしいでしょっ!」
「猛娘でだって、中澤・・さんが人気があったわけでなく他の女の子の人気に便乗しただけでしょ!」
なにを言っても動じない優子に意地となって関係ないことまで言い出す愛であったが、優子はいっこうに動じる気配もない。
「そ・・それに演歌歌手になるっていってドラマに出るなんてどーゆーこと?」
「そういえば、結婚願望はなくしたとか言っていたけど、単に相手ができなかっただけでしょっ!」
乗り出すようにして自分の知っていることを続ける愛。
「ずいぶん詳しいやん。猛娘に興味あったん?」愛を感心するように答える優子。
「興味なんか・・ありませんっ!いろんな記事に・・」優子の言ったことを否定しようと言いかけた。
「やっぱり、興味があったんやん」クスと笑う優子。
「おしゃべりはこれくらいにして、本気でいきますよっ!」言葉で詰まった愛が優子のほほを張ろうとした。
「台本があらへんとぜんぜんしゃべれないお人形さんみたいやな・・」愛の手を掴んで引き寄せると睨みつける優子。
「そんなことないっ!」愛は掴まれた反対の手で張ろうとした。
「さて、どうするん?」愛の両手首を掴んだ優子が愛に尋ねた。
「は・・放しなさいよおっ!」掴まれた手を引き離そうとする愛。
ズボ・・「げえ・・」優子から逃れようと暴れる愛のお腹を膝で蹴り上げた優子。愛は背中を丸めてうずくまろうとしたが優子が手を放さなかった。
「まだ1発しかしてへんよ。グロッキーするにははよおすぎへんか」うずくまろうとする愛を容赦なく膝で蹴り上げる優子。
ズボ・・ズブ・・「ぐえ・・げえ・・」お腹を蹴り上げられるたびに苦悶の表情を浮かべる愛。
ズボオーっ!「ぐえええ・・・」ビチャビチャ・・。愛はリングの上に反吐した。
「も゛う゛、や゛め゛て゛く゛た゛さ゛い゛・・」顔を上げて悲願する愛。愛の目に涙が浮かんでいた。
「だらしない・・」優子は愛の哀れな姿に手を放した。自分の嘔吐物を目の前に四つん這いになる愛。
「ひっかかったっ!」愛は優子が少し離れるといきなり元気を取り戻し、少し汚いと思ったが目の前にある自分の嘔吐物を手に取ると優子に投げつけた。
「きゃっ」愛の投げつけた嘔吐物が優子の顔にかかり、目にも入った。
「実力じゃ負けるけど、ここは勝てばいいのよねっ!」愛は優子の動きを止めようと目が見えなくなった優子の肩紐に手を掛けると一気に下げて80センチのおわん型で張りのよい乳房が露わになった。
「ちょっと、なにするんっ!」優子は目を開けられないでいたが必死で脱がされまいとした。
観客は優子の乳房を見て興奮しはじめ、嫌がる優子の水着を無理矢理に脱がそうとする愛の光景に興奮していた。
愛は優子を丸裸にするつもりであったが、水着をウエストまで脱がせると優子の乳房が目の前に現れ、思わず優子の乳房をドサクサ紛れに触っていた。
「ええかんげんにせいっ!」身体をクルっと回して愛の手を振り解く優子。
「あ・・」触り心地がよかったのか、優子の乳房が自分の手から逃げると愛は思わず声をあげた。
「一回戦で戦ったあややと同じだと思うたら大間違いやからね」ドスの聞いた口調になる優子。
水着を着直したに乳房が持ち上げられた状態になると観客の視線は優子の乳房に釘付けとなっていた。
バストを豹柄のワンピースにしまい、愛に近付く優子。
「なによ・・水着を脱がされかけた方が悪いんじゃないっ!」優子の迫力に押され、ジリジリとさがる愛。
「脱がしただけじゃあらへんやろ。人の胸を触りおったやん」迫力だけで愛をコーナーに詰め寄る優子。
『なんだってー?あややに続いて中澤にまで手を出すのかよおっ!』
『淫乱っちゅーかよ、変態だな。AVにでも行ったらいいんじゃねーか』
『愛ちゃんのAVかあ。俺なら絶対買うね』
『中澤あーっ!あややの仇だあっ!AVに行きやすいように丸裸にしてやれえーっ!』
観客から優子に声援が飛ぶ。
「たまたま触れただけでしょっ!おばさんのおっぱいなんか触ってもうれしくないっ!」精一杯の言い訳をする愛。しかし、この言葉が過去のヤンキーだった優子を目覚めさせてしまった。
「たいがいにせーよっ!おんどりゃあっ!」優子の言葉にびびったのは愛だけではなかった。
『中澤がキレると怖いって聞いてたけど・・』
『加藤愛・・おしまいだな・・』
観客も優子のマジギレを目の当たりにして言葉を失い、愛に起こるべきことを予想していた。
「ちとばっか、痛い目にあわんとわからんみたいやね・・」優子は胸座を掴むようにして愛のビキニブラを掴んで捻り上げた。
「きゃっ」ブラを持ち上げられ、79センチの乳房が露わになると愛はかわいらしい声をあげた。
パッシー!「きゅうっ」優子の平手が愛の顔を張った。
「いったーいっ!」張られたほほを抑える愛。
バッシー!「ふぎゃっ」愛のほほを打った手の甲で愛の逆のほほを叩く。
パッシー!バッシー・・「きゃう・・ふぎゃ・・」優子のお手本のような往復ビンタが愛のほほを真っ赤にして腫れさせていった。
「きゃう・・いたいっ!ふぎゃ・・やだっ!きゃう・・やめてっ!」殴られながらも必死で優子から逃れようとする愛。
ビリッ・・「いや〜ん・・」愛のビキニが耐えきれずに引き裂けると愛の乳房を隠す物がなくなった。
『美人の愛ちゃんのおっぱいだあっ!』
『いいぞー中澤あっ!』
結果的に愛をトップレスにした優子に興奮した観客から声援が飛んだ。
「なによっ!あなたこそ人のビキニを引き千切ってっ・・・」胸を手で隠し優子の方へ振り向いた瞬間、愛の言葉が切れた。
ガシュっ!「みぎゃ・・」優子のストレートが愛の鼻を貫いた。
ボタボタ・・愛の鼻から滝のように血が流れ出てきた。
「きゃああああっ!血だよぉ・・血ぃっ!」鼻から流れ出るものを手で拭ってみた愛は自分の手を見てから鼻から出血していることに気がつくと両手で鼻を抑えて座り込んだ。
「鼻血ぐらいでぎゃあぎゃあ騒ぐなっ、しゃーしいんだよっ!」座り込んだ愛の顔が優子の腰の高さになると優子は鼻を抑える愛の手の上から喧嘩キックを見舞った。
グシャーー「ぶぎゅ・・」愛の白い指の間から真っ赤な血が吹き飛ぶように出ると、愛の顔は鼻血で真っ赤に染まった。
「ああ〜ん・・こんなに血がいっぱいだよぉ・・」真っ赤な手のひらを優子に見せるようにして泣きつく愛。
「まだまだ元気みたいやね・・」優子は差し出された愛の手を掴んで引き起こした。
「中澤さん・・」助けれたかと思い、ほっとする愛。
ズボオーッ「ぐえ・・」優子は愛を立たせた後、手を愛の手から肩に持ち替え自分に引き寄せるようにしながら膝で愛のお腹を抉った。
「き゛も゛ち゛わ゛る゛い゛・・ぐぇ・・」愛の口から黄色い胃液がこぼれ出た。
「あんまり、リングを汚さんといてね」お腹を押さえ前のめりの愛の髪を掴むと愛の顔をリングに叩きつけた。
バッシーン!「ぎゃう・・」愛の顔が筆のようになり、リングの上に赤い線を描いた。
「あううう・・もう、だめ・・ほんとにやめて・・」四つん這いになってリングから逃げようとする愛。
「どこに行くんや?」お尻を向けて逃げようとする愛のビキニショーツを掴む優子。愛のお尻が半分見えた状態になった。
「きゃあっ!やだっ脱げちゃう、放してっ!」身体を反転させビキニショーツが脱がれされないようにしたが、逆に自分から脱ぐような形になった。
『愛ちゃんのフルヌードだっ!』
『おっぱいは小さいけど襲いてえ〜、やりてえ〜』
「やだあ・・」観客の視線の視線を全身で受け、血で真っ赤に染まった顔を真っ赤にして乳房と股間を隠す愛であったが、観客は愛のポーズに余計に興奮していた。
「ごめん・・脱がすつもりは・・」マジギレとなっても最低限の思いやりを忘れない優子は申し訳なさそうにビキニショーツを返そうとした。
「なんで脱がすのよっ!ヘンタイっ!」愛は優子の言葉を遮るように言いながら、優子の手からビキニショーツを奪おうとした。
「っ!。変態ですってぇ〜?」優子は一度は返そうと思って差し出したビキニショーツが愛の手が届く寸前に引っ込めるとそのまま客席に投げ込んでしまった。
「あっ!なにすんのぉ〜」ビキニショーツが舞って行くのを視線で追う愛。
「誰が変態だって〜?・・」優子の頭の中でプチッと切れた音がした。
ただならぬ殺気に気付いた愛は殺気の方へ向いた。
「ざけんじゃね〜ぞ!おらあっ!」優子の喧嘩キックが再び愛の顔面を襲った。
ブシャー「ぎゃふ・・」思い出したように吹き出る愛の鼻血。仰向けに倒れる愛。
ブニュ、グニュ・・「あんっ、ああん・・」愛の乳房に踵のストンピングを浴びせる優子。
踏まれたことのない女の急所を踏まれるたびに愛の口から悲鳴があがる。
ブニュ、グニュ・・「あんっ・・だめ、やめて潰れちゃう・・」愛は自分の乳房が潰れていくのがわかった。
優子のストンピングの嵐で無残にも色も形も変わり果てた愛の乳房。愛は口をパクパクさせている。
「まだ、寝る時間じゃあらへんよっ!」愛の髪を掴み立ち上がらせると、髪を鷲掴みにしたまま愛の股間を蹴り上げる優子。
グチャ・・グチュ・・「ぎゃう・・があ・・」股間からの衝撃が愛の脳天を貫く。
グチャ・・グチュ・・「あんっ・・アソコが壊れる・・」足をガクガクと振るわせる愛。
グチャ・・グチュ・・「女の子の大事なとこ・・ヘンタイ・・」愛は思いもしないことを口にしてしまった。
「ほな、あんたのお望み通り変態になってやる」優子は愛の股間に視線を落とすと愛のヘアを掴んだ。
「ひぃ・・やめて・・」髪とアンダーヘアを鷲掴みにされた愛は息を呑んだ。
ブチイッッッ「きゃあああ・・」優子は愛のアンダーヘアを毟り取った。
ジョワーーーー。愛の秘裂から黄色い液体が吹き出ると金魚のように口をパクパクさせ、放心状態となった愛。
「こんどは言葉遣いでも勉強してくるんやね」愛の秘裂がぜんぶ出し終えると、優子は愛の胸に喧嘩キックを叩き込んだ。
愛はロープに腕を絡めるようにして寄りかかり、足を大きく開いた状態のまま失神していた。
カンカンカンカン!試合終了のゴングが鳴った。
『ただいまの試合、加藤愛選手の失神により中澤優子選手の勝ちとします』
試合内容はプロレス技がまったくなく一方的に優子が勝ったためおもしろみに欠けたが、観客は美人女優のヌード・反吐・失禁などが観れて大満足であった。

試合結果:○中澤優子(KO)×加藤愛

二回戦第3試合

『赤コーナー、スーパーベビーフェイス〜、T158B80W55H82〜、鈴本〜あみ〜』一回戦で丸裸になりながらも激闘を制したあみが、レモン色のビキニを着て観客にあいさつをする。
『青コーナー、巨乳グラビアアイドル〜、T157B87W59H85〜、優〜花〜』巨乳グラビアアイドル対決で戸向美奈子を瞬殺で血祭りに上げた優花が黒いハイレグビキニを着て堂々と挨拶をする。
挨拶を終えて、両者がコーナーに戻る。
「鈴本おっ!」ゴング前にいきなり優花があみを襲った。
バシーン「きゃっ!」不意打ちを食らったあみはコーナーを背にしてリングに腰を落とした。
バシュ・・バニュ・・「あうっ・・きゃんっ・・」87センチの乳房を揺らしながらあみの胸にストンピングを落としていく優花。
「ちょっと・・まだ試合ははじまってないでしょうっ」踏みつけられるたびに顔を歪ませるあみ。
カーン!ここで試合開始のゴングが鳴った。
「ほら、ゴングは鳴ったよ。最短試合時間記録でも作らせてもらうから!」優花はコーナーのトップロープを掴みあみを踏みつけていく。
バシュ・・バニュ・・「あん・・ちょっと、胸ばっかり・・」あみが顔をガードで固めていたこともあり、優花のストンピングはあみの胸に集中していた。
「そんな貧弱な胸。潰れてもかわらないでしょ」なおも踏み付けていく優花。
バシュ・・バニュ・・「やだっ・・本当に潰れちゃう・・」あみの乳房の色が変わっていく。
「本当に潰してるんだよっ!」ストンピングを止めると踵であみの乳房を潰す優花。
グリグリ・・「やめて・・」悲痛な表情を浮かべるあみとあみの乳房。あみの腰を浮いてくる。
ズボォォッ!「ぐえ・・」あみの意識が胸に集中されたころにあみのお腹をつま先で蹴り飛ばす優花。お腹を押さえてうずくまるあみ。
「ほらほら、休んでじゃないよっ!」うつむいたあみの顔を蹴り上げる優花。
グシャー「ぎゃふ・・」あみの口から唾が吹き飛ぶ。
バシュ・・バニュ・・「あうう・・」再び、あみの乳房を踏みつける優花。
あみの乳房がビキニから飛び出してしまう。
「あなたの胸はいつまで持つかしら?」優花はストンピングを止めるとあみの露わになった乳房に膝を落としていく。
ズニュ・・ブニュ・・「あうっ・・ひぃっ・・」優花の全体重が乗った膝が80センチのあみの乳房に突き刺さるとあみは苦悶の表情を浮かべる。
ズニュ・・ブニュ・・「いやっ・・あんっ・・」一度立ってから、全体重を乗せた膝を繰り返して落としていく優花。
「へえ・・」優花はあみの乳房の異変に気付くと膝を落とすことをやめてあみの髪を掴み立たせると、あみの脇を持ち上げるようにするとカナディアンバックブリーカーを極めた。
「ほ〜ら、あんたの大きくなった胸でも見てもらうのねっ!」「へえ・・」あみの乳房は優花の攻撃で腫れ上がりサイズが大きくなっていた。
『すっげー。あのあみのおっぱいがでっけーぜ』
『パンパンに張ってるしなっ!』
『巨乳あみの誕生だあっ!』
色が変わっていたが、あみの大きくなった乳房に観客の歓声があがる。今回の試合ではあみの顔はほぼ無傷であったため観客の興奮度は高まっていた。
「いや・・降ろしてっ!」あみは赤面している。
「いいじゃない。ただで大きくなったんだから、見せてあげなよ」優花はリングを周回してあみの乳房を観客に見世物にしていった。
「そろそろ、楽しまさせてもらおうかな」優花はコーナーにあみを投げ付けた。
ドスン「ぎゅう・・」背中をコーナーに打ち付けたあみはトップロープに両腕を掛けた状態になった。
「あみちゃんサンドバックのできあがり・・」優花は細く微笑むとあみを殴りはじめた。
バシュ・・ズボォ・・ドガッ・・「うっ・・ぐぅ・・げえ・・」優花のパンチが無防備のあみのお腹を貫いていく。
「歌手なんでしょ・・腹筋は鍛えてるんだよね」勝手な言い訳をして乳房を揺らしながらあみのお腹を殴る優花。
バシュ・・ズボォ・・「あぐ・・ぐは・・」あみも大きくなった乳房を上下に揺らしながら苦悶の表情を浮かべる。
観客は想像していた通りにあみが徹底的に痛めつけられると歓喜の声をあげていた。
「鍛えてるお腹なら私のパンチなんて効かないわね」あみのお腹を膝で蹴り上げる優花。
ズボォォォ・・「うぐっ・・」強烈な一撃に顎を上げてから頭を下げるあみ。
ズボォォォ・・「あう・・」
ズボォォォ・・「うげぇ・・」
ぐったりとコーナーに垂れ下がるあみの光景に観客は興奮していった。
「そぉれっ!」優花は勢いをつけてからあみのお腹を蹴り上げた。
ズボォォォ・・「げえ・・」ビチャビチャ・・。あみは耐えきれずに反吐する。嘔吐物はあみの大きくなった乳房も汚しからリングに落ちていった。
「歌姫とか言われた人がゲロしてるよ」優花は楽しそうに言った。
「げほっげほっ・・」むせるあみ。
「可愛い顔にゲロなんて似合わないでしょ」優花は髪を掴んでむとあみの顔を上げた。
「あ・・いや・・」泣きそうな顔のあみ。
「いやじゃないでしょ・・」優花はやさしい口調で言うと拳を振り上げた。
バキ・・ボキ・・ガコォ・・「ぎゃ・・がう・・あう・・」髪を鷲掴みのままあみの顔を殴る優花。
バキ・・ボキ・・ガコォ・・「がう・・がっ・・」あみの口の中がボロボロに切り裂かれた。殴られるたびに口から血飛沫が飛ぶ。
バキ・・ボキ・・ガコォ・・「あが・・ぎゃう・・」あみの鼻が折れ、鼻からの出血で優花の白い胸の谷間に返り血が浴びせられる。
バキ・・ボキ・・ガコォ・・「あうう・・」あみのまぶたが切れ鮮血が流れる。あみの顔の形がかわる。
あみの顔からの出血は嘔吐物で汚れた乳房を洗い流すかのように滴り落ち、乳房を赤く染めていく。
ほぼ虫の息となったあみと距離を置いた優花は、走り込んでからの喧嘩キックをあみの顔に叩きこんだ。
グッシャアアアーッ!「がう・・」優花の足があみの顔を貫くとあみの顎があがった。顎が上がった瞬間、口の中に溜まっていた血や鼻血が血飛沫となって観客席に飛び込んでいった。
優花の攻撃は一回戦で観た歌田ヒカルの影響があった。非情で残虐な攻撃で相手を完膚なきまで叩きのめすヒカルの戦い方を参考にしていたのである。
しかし、優花とヒカルでは産まれも育ちも違っていた。優花の攻撃はツメが甘かったのである。
「残りは、あんたの大事なところだね・・」優花は足をあみの肩に掛けた状態のまま最後の照準をあみの股間に絞っていた。
「ふざけるな・・おっぱいがでかいだけでチヤホヤされるあんたに他人(ひと)の苦労がわかるか・・」ぐったりしているはずのあみが言った。声は小さかったがはっきりとしていた。
「ふん・・強がったってそんな状態でなにができるの?」優花は余裕の表情であった。
「舐めるなあっ!」あみは肩に掛かる優花の足を掴んだ。
「くっ!」優花はドラゴンスクリューであみに膝を捻り上げられると思い、受けの態勢を作った。
バキィィッ!「ぎゃああああっ!」予測したあみに掴まれた膝ではなく、逆の膝を抱えこんでリングを転げまわる優花。
あみは優花をダウンさせようと思って掴んだ足ではない方の足を払ったが、結果的に格闘技では禁手とされている軸足への攻撃となったのである。
全体重を支えていた優花の膝があみのローキックで一瞬ではあるが不自然な方へ曲がり、優花の体重で膝が潰されたのであった。
「膝があああ・・痛いよおぉぉぉ・・」あまりの痛みで涙と涎を垂らしながら悶絶する優花。
思いも寄らないあみの反撃に言葉を失う観客。
リングで転げまわる優花からマウントポジションを奪ったあみは優花の乳房に手を置いてうつむいたままで動かなかった。
ポタポタとあみの手と優花の乳房にあみの顔からの出血が色を付けて行く。
「嘆きなさいよ・・喚きなさいよ・・命乞いでもしなさいよ・・」優花の乳房に置く手に力を入れていくあみ。身体が小刻みに震えている。
「な・・なによ・・なにいきがってるのよ・・」地下リングのやられ役であるあみに命乞いなど優花のプライドが許さなかった。
「あっそぉ・・」あみは優花の乳房から手を放すと拳にして振り上げた。
ズニュ・・ブニュ・・「あうっ・・やだっ!」あみは上から優花の乳房を殴りはじめた。
ズニュ・・ブニュ・・「いやっ・・あんっ・・」あみの拳を飲み込むと大きく弾む優花の乳房。
ズニュ・・ブニュ・・「ちょっと・・潰れる・・っ」大きく揺れ動いたため優花の乳房がビキニブラからこぼれる。
ズニュ・・ブニュ・・「ああんっ、壊れちゃうっ」露わになった優花の乳房は次第に色を変えていく。
ズニュ・・ブニュ・・「だめ・・やめて・・」大きくて柔らかく丸のあった優花の乳房は固くなり、ゴツゴツと形を変えていった。
ズニュ・・ブニュ・・「お願い・・おっぱいを助けて・・」優花の乳房は殴られすぎた箇所が裂け鮮血が流れ始めて、あみの滴り落ちる血と混ざっていった。
ズニュ・・ブニュ・・「私のおっぱいが・・」あみの拳が優花の乳房の鮮血を飛び散らせる。優花の胸を中心に優花の身体が赤く染まり、あみの股間も返り血で赤く染まっていく。
あみは優花の乳房から照準を変えた。
グッシャアアアっ!「ぎゃう・・」優花の顔に血に染まったあみの拳が突き刺さる。
「ああん・・もう、止めて下さい・・お願いします・・」
観客は耳を疑った。優花があみに命乞いをしたのである。
「遅いんだよ・・」あみは優花の顔を殴り続けていった。
優花の顔はボロボロになり、大量の出血で優花の顔が判別できなくなっていた。
優花の股間から黄色い液体が溢れ出すと、身体を痙攣させていた。
カンカンカンカン!試合終了のゴングがなった。
試合終了のゴングと同時に試合途中からリング下に待機した医師達がリングの上に駆け上がり、傷付き過ぎた両者の応急処置をしながら医務室へ運んでいった。
血を血で洗う形となった試合の結果、リングの上はおびただしい量の血の海ができていた。

試合結果:○鈴本あみ(KO)×優花

二回戦第4試合

控え室で机にげっそりと痩せて眼の下にくまを作っている呆然と座っている内山理奈がいた。
「あはは・・もう試合か・・あはは・・」理奈は気が狂ったように天井を見詰め笑っていた・・・。

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「(どうすればいいの?)」控え室で着替え終わった理奈は一回戦で観た歌田ヒカルとの対戦を前にして動揺していた。
「(あの人とどうやって戦えばいいって言うのよっ!)」一回戦のヒカルは非情で残虐な攻撃であの大池栄子でさえ命乞いをさせたのである。
「(逃げてレイプされるのもやだっ!)」ヒカルと対戦してもボロボロにされるだろうし、試合から逃げれば加藤夏紀のようにレイプされる。
「いやああああっ!」部屋中の鏡を割り、椅子を壁に投げ付けるなど逃げ場のなくなった理奈は取り乱していた。

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『これより二回戦第4試合を行います。この試合で準決勝進出者がすべて決まります』
『赤コーナー、天然系美少女〜、T157B79W56H79〜、内山〜理奈〜』白いビキニ姿の理奈はコーナーから離れずにボソボソと独り言を言っていた。
『青コーナー、世界の歌姫〜、T158B85W59H84〜、歌田〜ヒカル〜』一回戦とは違って大きな花が描かれたワンピースのヒカルが観客に挨拶をする。
「いやあああっ!」いきなり理奈がヒカルに飛びかかった。
髪を振り乱し、攻撃の意図もわからないめちゃくちゃな攻撃であった。
「やだやだやだああああっ!」理奈が目から涙を流してヒカルに攻撃をしていく。
観客は理奈が奇襲攻撃を仕掛けたかと思っていた。
カーン!試合開始のゴングが鳴った。
「やだっ!こないでっ!このこのこのぉっ!」ヒカルの水着を掴み、がむしゃらにヒカルを叩く理奈。
「う、うるさいなっ!」ヒカルは理奈を突き飛ばすにして離した。
突き飛ばされた理奈は尻餅をつくが、すぐに立ち上がると再びヒカルに攻撃をしていった。
観客も理奈の行動がおかしいことに気づき始めていた。
リング下では理奈の控え室を見てきた黒服が主催者に耳打をしていた。
カンカンカンカン!いきなり試合終了のゴングが鳴った。
ゴングが鳴ったが理奈は攻撃を止めない。
黒服がリングに飛び込んで理奈を取り押さえるが、理奈は暴れていた。
『早く医務室へっ!』黒服が叫ぶ。
『なんだよーっ!もう終わりかよっ!』わけもわからないうちに終わってしまった第4試合になっとくできない観客が騒ぐ。
『え〜、只今の試合をご説明します−。』場内にアナウンスが流れる。
ヒカルは水着の乱れを直している。
『只今の二回戦第4試合ですが、内山理奈選手の精神不安定により誠に勝手ではございますが試合を中止させていただきました』
スクリーンに理奈の控え室が映し出された。
『ご覧頂いているのは内山理奈選手の控え室です』
観客はアナウンスとスクリーンの映し出されていることに言葉を失った。
『あの、気丈な理奈が・・?』
『大丈夫なのかよ・・』
観客は試合の中止に納得すると理奈のことを気遣った。
しばらくの沈黙と客席のざわめきのあとアナウンスが続けられた。
『現在、精神安定剤により内山理奈選手は平穏を保っているそうです』
アナウンスに胸を撫で下ろす観客。
観客が気付くとリング上にはヒカルの姿はなかった。

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「はっ・・」理奈は医務室のベッドで気付くと置き上がりまわりを見回した。
そのあと、自分の身体を触り股間も見た。
「(なにもなってない・・)」理奈はヒカルとの対戦でリングまで上がったことはかろうじて覚えていたがそれ以上のことは覚えていなかったのである。
ただ、ヒカルに勝ったとは思えず、身体にも傷ひとつなく、試合放棄でレイプされた痕もないことに不思議となった。
コンコン・・。理奈の病室に地下リングの主催者が入ってきた。
主催者は試合が始まるとヒカルに急用ができて試合を中止したと説明した。
理奈は試合開始後のことは覚えていなかったが、試合前の自分の状況はわかっていた。
そのために試合が中止され、自分が病室で寝ていることも気付いていた。
理奈は地下リングといえども、やはり”歌田ヒカル”というブランドには敵わないのだろうと思った。
ヒカルの大きさに改めて感心する理奈であった。

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地下リングの主催者の事務所にヒカルは来ていた。
「私がこれ以上リングに上がるのはまずいでしょう?」ヒカルが主催者に言った。
「うむ・・」主催者は腕を組み考えこんでいる。
「あの人みたいに精神異常がでたらどうするの?」ヒカルが続ける。
「私は構わないから、ここはそれでもいいと言うのなら準決勝もリングに立つよ」事務所から仕事として地下リングに立ったヒカルだった。
「しかしなあ・・」リングで戦って栄子のようになるのは構わなかったが、今回の理奈ようなことが起きるのは問題であった。
「判断はそちらに任せます。結果が出たら連絡くださいね」ヒカルは事務所をあとにした。

後日、ヒカルの元に一通の電話が入った。
内容はヒカルの準決勝へ進出であった。
地下リング主催側は第2の理奈が出ようともやはりヒカルの存在は大きかったのである。


試合結果:○歌田ヒカル(TKO)×内山理奈

準決勝組み合わせ:
濱崎あゆみ(23)T156B80W53H82
中澤 優子(28)T158B80W60H88

鈴本 あみ(20)T158B80W55H82
歌田ヒカル(20)T158B85W59H84

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