ゴージャスなソファーに横たわり、ゴージャスなTVをゴージャスな紅茶を飲みながらくつろいでいる叶野美香。
「よっと美香さん!どういうつもりですの???」そこへゴージャス姉である叶野恭子が飛び込んできた。
「恭子さん?どうしました?」平然としたまま美香が答える。
「これはなんです?」雑誌のページを開いたままテーブルに叩きつける恭子。
「(やばぁ・・・あのことがばれたかな・・・それともあの男と・・・)」自分の行動を思い出しながら恭子の見せる雑誌に目を落とす美香。
「ん?なんです???」美香は恭子に見せられたページがTV番組のページであることに疑問を持ち、また、その中で自分の記事を探したが見つからなかった。
「なんですではありません!これです!」美香が指を差したのは小さな記事であった。
『笑う犬の探検。出演、叶野美香』
「これがどうかしました?」美香はさっぱりわからない顔で恭子に聞き返した。
「どうかしましたではないです!なんでバラエティなんかに出演されているのですか!」
「出演してなにがいけないんです?私はバラエティも好きなんですよ」平然と答える美香。
「私たちは高貴な姉妹なんですよ。それに・・・」言いかけたとこで声を飲む恭子。
「それに・・・なんです?」美香の視線が鋭くなった。
「それに・・・」答えられない恭子。
美香の口元がニヤリを微笑ませてから恭子の言葉を続けた。
「それに・・・恭子さん、自分を一緒に出演させてくれなかったのか。でしょう?」
「っ!!!」美香の言葉に息を呑む恭子。
「ほら、やっぱり。40のおばさんじゃ私がいなければTVになんかでれませんからね」
余裕の表情の美香。
「そ、そんなことありません!」顔を真っ赤にして怒り出す恭子。
「人間、本当のことを言われると怒るものですからね」美香は髪を軽くかきあげる。
「そんなことないと言っているでしょう!」顔だけでなく、胸元まで真っ赤にして怒る恭子。
「ま、なんでもいいですわ。これからちゃんと声をかけますよ。コバンザメ姉さん」美香は軽く答えるティーカップに手を伸ばした。
しかし、ティーカップは美香の手ではなく、恭子の手に持たれた。
「誰がコバンザメですぅってぇぇぇっ!」恭子はティーカップの紅茶を美香の胸元へ浴びせた。
「きゃあっ!」紅茶は98cmのバストが作り出す谷間に吸いこまれていった。
「熱い!」慌ててハンカチを取り出し、紅茶を拭う美香。紅茶は冷めていたため大事には至らなかった。
「なんてことするの!このヒステリーババぁ!」濡れたハンカチを恭子に投げつける美香。
「ババァ・・・ですぅってぇぇぇ!」恭子がキレて美香に飛び掛った。
ブニュゥゥゥ・・・「きゃうんっ!」美香はとっさに恭子の96cmの乳房を掴んだ。恭子の動きが止まった。
「私に手を上げるなんて、いい度胸してるじゃない・・・。こうなれば例の場所で決着つけましょう」恭子の乳房を掴んだ手に力を込める美香。
「ぐ・・・あんっ・・・」恭子の乳房に痛みが走る。
「これも作り物なんだから、潰しても構いませんよね」恭子の乳房を引き千切る様にしながら手を放した美香。
「いつものようにいきませんよ・・・」涙目で恭子が美香を睨む。
「それは楽しみね」美香は恭子に背を向け、リビングから出ていった。

「(今日こそは美香さんを辱めるわ・・・!)」控え室で黒いワンピースに着替える恭子の目が燃えていた。
姉妹対決として地下リングで戦う度に、躰をボロボロにされ、女の証でさえ奪われる寸前になるまで痛めつけられてきた恭子には決意があった。
一方の美香は、黄色のグラデーションが美しいビキニに着替えを済ませリングに向かう準備をしていた。

『これより、ゴージャス対決最終章〜、ゴージャス姉妹処刑デスマッチを行います!』
観客は入場したときに配られた案内状で叶野姉妹の試合があることは知っていたが、叶野姉妹の戦いには興味がなかったが、リングアナウンスの『処刑デスマッチ』で興味をしめしはじめた。
『赤コーナー、元ミス日本、ライフスタイルコンサルタント、T168B96W56H90〜、叶野〜恭子〜』恭子が年齢をまったく感じさせない躰を超ハイレグの胸元を大きく開いた黒いワンピースで飾り、観客に挨拶をする。
『青コーナー、元ミス日本グランドグランプリ、T170B98W58H91〜、叶野〜美香〜』ハーフカップのビキニに無理矢理98cmの乳房を押しこみ、いまにもこぼれおちそうな美香が観客に挨拶を済ませる。
『今回のルールをご説明します。無制限完全決着方式となります。TKO、ギブアップは取りません。また、反則も自由とします。決着はどちらかが試合続行不能になるまで行われます。』
試合説明が流されると、観客のボルテージは一気に上がった。
「そんなの!聞いてません!」恭子は納得できなかった。
「いまごろ、泣きを入れて・・・情けない・・・」肩をすぼめて、呆れポーズの美香。
「ま、あと数分の女であることを楽しんでくださいね。エロババァ!」美香の表情が険しくなる。
カーン!美香の第一歩と同時にゴングが鳴った。
「なにを言ってます?あなたのことを思って言って上げているのにっ!」強気の恭子。
これまでに地下リングで自慢の躰を美香にボロボロにされてきた恭子は密かに特訓をしていたのである。
ドガ・・・「きゃっ・・・」美香の第一波を軽々と避ける恭子。美香は勢い余って恭子のいたコーナーに突っ込んでしまった。
「いままでの私と思ったら大間違いよ。覚悟しなさい」恭子は不恰好にコーナーによりかかる美香を見て笑った。
「くっ・・・」すぐに体制を立て直す美香。
「私がなにもしなかったと思うのですか?」既に勝気の恭子。
「ふん。あんたがなにをしたって私には勝てるはずないじゃない」美香が言い返す。
「身の程知らずって言葉、ご存知ないのかしら?」美香を見下す様に笑う恭子。
「どっちが・・・。どうせ、その醜い躰を男に抱かせてただけなんでしょう?」美香も口では負けていなかった。
「み・・・醜いですぅってぇぇぇっ!?」自慢の躰にケチをつけられ、逆上する美香。
「”醜い”が嫌なら、”気色悪い”ですか」
「・・・。口だけだったらいくらでも言えますわね!」口ではかなわないと判断した恭子が美香に襲いかかった。
『ニヤ・・・』恭子が襲いかかる瞬間、美香の口元が歪んだ。
バリバリバリィィィッ!「ぎゃああああっ!」恭子が美香の躰を捕まえたそのとき、なにかがショートする音と恭子の悲鳴があがった。
「ううう・・・」その場に倒れこむ恭子。
「あんたが特訓してたなんて百も承知。でもね、世の中は寝回しが重要なの。わかる?ねま・わ・し」美香の手にはスタンガンが握られていた。
「そ・・・そんなもの・・・」辛うじて意識をは失わなかったが、躰は麻痺していた。
「これですか?いつも持ってますよ。男に襲われて喜ぶあなたと違いますから」バリバリと軽くスイッチを入れる美香。
「卑怯・・・」恭子さっきまでの勝気な表情から逆に絶望の表情に変わっていた。
「卑怯?男ならなんでもOKな淫乱のあなたに普通で戦うばかっていると思います?」スタンガンを恭子の顔に近づける美香。
「ひぃ・・・」目の前に迫るスタンガンに怯える恭子。
「これより、男のアレの方がよかったかしら?」スタンガンを投げ捨て、恭子の髪を掴む美香。
「まずはお化粧しましょうか?」美香は恭子の髪を引き上げ、恭子を立たせると勢いをつけて恭子の額をコーナーに叩きつけた。
「がはっ・・・あぅっ・・・ぐぅ・・・」恭子の額がコーナーに叩きつけられる度に、小さな苦痛の声が上がる。
美香は何度も恭子の髪を使って恭子の額をコーナーに叩きつけていった。
叩きつけられるたび恭子の髪が抜けたため、美香に引かれる髪の量が減っていった。
恭子の額が割れて鮮血で顔を染めた頃、美香に掴まれていた髪がすべて抜けると恭子はコーナー攻撃から開放された。
美香の手にはおびただしい程の髪が絡みつき、恭子の頭にハゲができていた。
「あうぅぅぅ・・・」既にグロッキー状態の恭子は頭をコーナーに寄りかからせ、膝をマットに落とした。
「寝るにはまだ早いですよ。恭子姉さん」美香は恭子の水着の肩紐を掴むと強引に立ち上げた。
ズボォ!「ぐぇ・・・っ」美香の膝が恭子の胃袋を蹴り上げる。
恭子の口の中が酸っぱくなった。
ズボォ!ズボォ!ズボォ!・・・。美香の膝は鋭利な凶器化して恭子の胃袋を容赦なく蹴り上げていった。
恭子は目に涙を浮かべ、苦痛に耐えるしかなかった。
美香の地獄のようなボディへの攻撃によって恭子は立っていられなくなったが、美香が水着の肩紐を引き、倒れ崩れる前に膝で蹴り上げられ強制的に立たされていた。
「(もう、だめ・・・)ぐっ・・・げぇぇぇ・・・」恭子は耐え切れず、胃袋の中をすべて反芻した。
「(でも・・・これで・・・)」恭子は自分のプライドの代わりに嘔吐したことでこの地獄から開放されると思った。
「もどしたからって終わると思わないで・・・」恭子の思いは一瞬にして崩され、一線の光明も消え去った。
ズボォ!ズボォ!ズボォ!・・・。空になった胃袋を蹴り上げ続ける美香。
恭子はぐったりとして美香に掴まれている肩紐に身を委ねる様になった。
恭子の水着は肩紐によって引っ張られ、股間部分が細くなり花びらの中に沈みはじめていた。
恭子の後に陣取っていた観客の視線が恭子の大事なところに注がれた。
「叶野恭子のマ×コだぜ。あれで、何人の男を食ってきたんだろうな。ハハハ・・・」
観客は興奮することなく、恭子の一番いやらしいはずのところに罵声を浴びせていた。
「さすがお客さん、よくわかってますね」観客に返事をする美香。
「ところで、知ってます?」美香は観客に尋ねた。
観客は首を傾げ、美香の方へ視線を移した。
「この淫乱ババアの叶野恭子。プロフィールに『元ミス日本』ってありますけど・・・」
美香が会場全体の観客に話し始めた。
「え・・・?」朦朧とする意識の中、美香の声は恭子の耳に届いていた。
「この淫乱ババアはミス日本なんかじゃないんですよ」美香は恭子の秘密をばらしはじめた。
「みなさんもご存知の通り、92年のミス日本は藤原紀華さんです。そして私が88年」
観客に丁寧に伝えるようにして話を続ける美香。
「や・・・やめて・・・美香さん・・・」恭子はつぶやくような声で美香にお願いした。
「・・・この淫乱ババアは、どこにも名前がないんですよ」美香の耳に恭子の声が届き、一瞬だけ話しを止めたが、ニヤリと微笑んでから続けた。
観客はまさかという驚きの表情を浮かべ、そして美香の話しに集中した。
「まだ、あるんですよ」美香は得意げな顔をする。
「これはみなさんもご存知だと思いますが、この淫乱ババアに美人な妹さんがいるんですよ」
恭子の顔から血の気が引いた。
「ところが、この淫乱ババアは自分が目立ちたいばかりに妹さんが表舞台に上がらないようしてたんです」
どよめく会場、がっくりと肩を落とす恭子。
「こういう淫乱ババアってどう思いますか?」美香は観客に尋ねた。
「許せネェー!ボロボロにしてやれぇー!コロセー!」恭子にとって最悪の回答であった。
「というわけです。これからは私は正義の味方ですね」美香は恭子の耳元で囁くと軽いキッスをした。
「い・・・いや・・・」抵抗したい恭子であったが、美香のボディへの攻撃によって躰が動かなかった。
「まずはお仕置きからですね」美香は水着の股間部分を飲み込んだ恭子の股間をつま先で蹴り上げた。
「みゅぎゃ・・・」水着のおかげで美香のつま先を深くまで飲み込まずに済んだが、恭子は股間への衝撃によってお尻を突き出した状態で顔をマットにつけてうずくまった。
「はしたない格好。でも、似合過ぎなのが怖い(笑)」恭子の顔を覗き込むようにして話しかける美香。
「うぅ・・・」悔しさのあまり泣き出す恭子。
「さあて・・・どうしましょうか」腰に手を当て、考え込むフリをする美香。
美香は恭子が起き上がらない様に恭子の脇腹をつま先で蹴り上げるとリングの下に潜り、袋とパイプ椅子をリングの上に運び入れた。
「さ、座ってください」脱力して、うずくまる恭子を無理矢理椅子に座らせると縄で膝を折り曲げた状態に固定して、恭子の56cmのウエストにロープを巻き、椅子に縛り付けた。
「なっ、なにするのっ!」悲鳴に近い声を上げる恭子。
「いくら淫乱でどうしようもない人ですけど、死なれて化けて出られたら嫌ですからね。ただでさえ、化け物なのに・・・」恭子の躰に剣道の胴を着ける美香。
美香の用意した”胴”は腹の部分だけとなっていた。
「あと、顔にも・・・」美香は金網をつけた剣道の面を恭子の顔に被せた。
「な・・・なに?ちょっと・・・」身動きが取れない恭子が叫ぶ。
「次は・・・」美香は恭子を椅子の上でM字開脚にさせ、腕を後に縛りつけた。
「やだっ!放してぇぇぇっ!」躰を固定され、恐怖の余り泣き叫ぶ恭子。
「最後の仕上げは・・・」美香はバッグからビデオカメラを取り出し、固定するとテープを回した。
「いやあああ・・・」絶望の声を上げる恭子。
「さて・・・」美香は恭子を無視してバッグから羽のようなものを取り出すと客席に向かって話し出した。
「これから、ダーツゲームします。恭子の卑猥な悲鳴を上げることができたお客さまでご希望される方は恭子の膣(なか)で気持ちよくなってもらって構いません!」
観客は美香の説明にざわめく。いくら妹の美香の言っているとはいえ、信じられなかったのである。
「誰かいませんか?ダーツはこうすればいいんですよ」美香は恭子の股間をめがけてダーツの矢を放った。
プス・・・「きゃあああっ!」ダーツは恭子のクレバスのすぐ脇に刺さった。
一瞬、息を呑む観客。そのうち、一人が手を上げた。
「はい。どうぞ・・・」にっこりと微笑んでその観客を迎えた美香は3本の矢を手渡す。
「ほ、ほんとにいいんですか・・・?」恐る恐る聞く客。
「はい。あの胸でもオ××コでもどちらでも」笑顔で答える美香。
「い・・・いや・・・だめ・・・」恭子は躰を震わせていた。
「じゃあ・・・」客は恭子の乳房を狙った。
カツン・・・「きゃっ!」客の1投目は胴に当った。ほっとする恭子。
「くそっ・・・」客は狙い通りに当らず熱くなり、すぐに2投目を投げた。
プス・・・「きゃうん!」矢が恭子の右乳房に刺さった。
「あたりです!3投目どうぞ!」はしゃぐ美香。
客はすぐに3投目を投げた。こんどは恭子のクレバスを狙った。
プス・・・「ああっ!」矢は恭子のクレバスのすぐ下に刺さった。
「残念です。でも、感じたみたいなのでお好きにどうぞ♪」美香は客の手を引き、恭子の側まで連れて行った。
「ほんとにいいんですか?」客は信じられないと言った顔をする。
「もちろんです。少しだけお手伝いしますね」美香は客のジッパーを下ろし、恭子に客の肉棒が見える様にしてズボンを下ろした。
「い・・・いや・・・」涙声の恭子。
「泣くほど、喜んでいます」美香は客の肉棒をそのまま恭子のクレバスに導いた。
ズブ・・・「ああんっ!」恭子のクレバスは客の肉棒を深く飲み込んだ。
「あんっ・・・あ・・・あ・・・」客が腰を動かすたびに声を上げる恭子。
リングの上の光景を観ていた他の観客は興奮し、我先とリングの下に整列し始めた。
「い・・・いきそうだ・・・」恭子の膣で気持ちよくなってきた客。
「あっ・・・あっ・・・だめ・・・なかは・・・ぁっ!」躰を固定されたまま客の欲望液を膣で受け止めた恭子。
「気持ちよかったです」客は律儀にお礼を言ってリングを降りて行った。
「よかったですねえ。これからたくさん気持ちよくなれそうですよ」恭子の躰に刺さった矢を抜きながら恭子に話しかける美香。
「ひどい・・・」恭子は美香をにらんだ。
「感謝して欲しいですね」美香は次の客に矢を渡した。
「ダーツ、得意なんですよ」次の客は矢を受け取ると恭子の乳房の先に視線を集中させた。
プス・・・「ひゃあああぅ・・・」矢は恭子の乳首に突き刺さった。
「ああ・・・うぅ・・・」見下ろした自分の乳首に矢が刺さっていることを確認すると絶望する恭子。
「じゃあ、次は・・・」客は前の客の精液を垂らした恭子のクレバスに視線を集中した。
プス・・・「ひぎゃあああっ!」矢はクレバスの中央に刺さった。
「ひ・・・ひぃ・・・」経験したことない痛さと恐怖に気が狂ったような声を上げる恭子。
「ち・・・外したか・・・」客は再び集中する。
プス・・・「ヒィィィィィ!」矢は恭子の一番敏感なところに刺さった。
プシャーーーー・・・。ク×××スに矢が刺さり、あまりのショックにクレバスから黄色い液体を撒き散らす恭子。
「あらら、あまりの気持ちよさに失禁してしまいました」適当な実況をする美香。
恭子がすべて出し終えることを確認すると肉棒を出し、恭子のクレバスに埋め込んで行った。

最初は司会者を演じていた美香も地下リングのスタッフにあとを任せて、控え室に戻りティータイムをはじめた。
恭子の蜂の巣のようになった乳房は血で染まり乳首さえなくなっていた。また、クレバスも同様に血で染まっていたが、クレバスの奥からは観客の放った白い液体が流れ出ていた。
「ヒ・・・ヒヒヒ・・・もっと、オチ○ポ頂戴・・・ヒヒヒ・・・」恭子は自慢の躰をボロボロにされていく恐怖で、痛さが快楽に変わっていた。
しばらくして観客は満足して席に戻った。
美香はリングに戻ると変わり果てた躰の姉である恭子から面と胴を外した。
「かなり、女を楽しめたみたいですね」美香はスタッフにテーブルを用意させ、恭子の体の近くに置かせた。
「嘘をついて世間を騙してきたわけですから、罰を与えないといけませんよね」美香は変わり果てた恭子の乳房をテーブルの上に置くと、カナヅチと五寸釘を手にした。
「ま・・・まさか・・?冗談だろ???」観客は次の光景を予想することは容易であった。が、そんな酷いことと思いたかった。
しかし、美香は観客の思いを裏切るようにして五寸釘を恭子の乳房に刺した。
「ぎゃああああっ!」ダーツの矢でボロボロになった恭子の乳房が五寸釘を飲み込むことは難しいことではなった。
カツーン・・・カツーン・・・。美香は釘を貫通させ、テーブルに打ちうけた。
「ぎゃあぁぁぁっ!」観客の全員が鳥肌を立てた。会場に釘を打つ音と恭子の悲鳴が響き渡る。
美香は10本の釘で恭子の乳房をテーブルに打ちつけ終わると手に余ったカナヅチを恭子のクレバスに突き立てた。
「ぐわぎゅわぁぁぁぁ!!!」恭子のボロボロになったクレバスが限度を越えると、おびただしい量の血液で股間を黒赤く染め、恭子の断末魔が上がる。
「ヒィ・・・ヒィ・・・」恭子は悲鳴と叫び声が混ざった声を上げるしかなかった。
「自分の躰にサヨナラしておいてくださいね・・・」美香はそう言うと、ロープの反動を得て恭子の顔に喧嘩キックを見舞った。
ブチィィィ・・・!椅子ごと仰向けに倒れる恭子。そのとき、テーブルに打ち付けられていた恭子の乳房は無残にいくつもに切り裂けた。
このとき、観客の半分異常がリングから顔を背けていた。それほどに残酷で非情なものであった。
カンカンカンカン・・・。恭子が泡を吹き、躰を痙攣させ失神すると試合終了のゴングがなった。
試合終了と同時に担架が運ばれ、すぐに恭子は医務室へ連れて行かれた。
医務室では整形外科医の他にも精神科医の医師も準備していた。
恭子が運ばれてきて、間髪入れずに処置に当ろうとする医師団。
「・・・」
しかし、世界でも屈指の医師でさえ恭子の成れの姿に言葉を失った。

それから数日後、躰の再生が見込まれ精神も安定した恭子が病室のベッドで天井を見上げていた。
コンコン・・・。恭子の病室のドアが鳴った。
「具合どうですか?」美香がドアから顔を出した。
「な・・・なにしに来たの!?」ベッドの上で身構える恭子。
「そんな怖い顔しないでください。私もやりすぎたと思っているんですよ」ニッコリと微笑む美香。
「やりすぎたって・・・」自分の躰をもう少しで取り返しのつかないものにしようとした張本人が笑っているのが許せない恭子。
「そんな怒らないで下さい。せめてもの罪滅ぼしにこうやってVIPルームにしたんですよ。それに今日はおみやげも持ってきたんです」紙袋からビデオカメラを取り出す美香。
「恭子姉さん、映画好きじゃないですか。だから・・・」黙々とビデオのセットアップをする美香。
「美香さん・・・」病室とは思えないVIPルームと自分のためにおみやげを持ってきてくれて、かつそのセットアップまでする妹・美香に声をなくす恭子。
「さ、できました。じゃあ、ゆっくり観て下さいね。私は仕事がありますから、これで・・・」美香はビデオのリモコンを渡すとすぐに退室した。
美香は恭子の病室を後にしてから廊下を歩きながら口元を歪ませた・・・。
「きゃああああ・・・ぁ・・・」恭子の病室から悲鳴が聞こえた。
医者と看護婦は恭子の声に慌てて病室へ走った。
「うへへ・・私が壊れてるぅ〜〜〜・・・」画面の中で矢と男たちの欲望を受け止める恭子を観た恭子がまた壊れかけていた。

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