『これより、IWGP(International Galls Grand
Prix)タッグ選手権を行います』
賞金総額1億円の大会の開催が宣言された。
1日間で行われるトーナメント方式。
片方のペアが試合続行不能になるまで続けられる。
パートナーが試合出場不能となった場合、次の試合では一人で戦うこととなる。

リング上には大会に出場するペアが揃っていた。

『セクシー系トップグラビアペア』
大池栄子(T166B91W59H87)
左藤江梨子(T173B88W58H88)
同じ事務所ということもあり、今大会の優勝候補である。
その容姿の通り、パワーでも他を圧倒している。

『巨乳系トップグラビアアイドルペア』
恵美(T158B94W60H86)
大澤舞子(T165B100W60H90)
出場することを熱望していた恵美は同じ事務所の河村亜紀をパートナーに考えていたが、亜紀の都合がつかないため出場を断念していた。
そこへ、同じく出場を熱望していた大澤舞子と出会い、結成されたペア。
舞子の実力は地下リングでも実証済み。恵美の実力が未知数である。

『癒し系アイドルペア』
優花(T157B87W59H85)
内山理奈(T157B79W56H79)
加藤春彦との問題で浮上した二人によるタッグペア。
最近になって優花の噂が飛び交い、イメージダウン回復のきっかけにと優花も参戦。
実力的には優勝候補のひとつといえる。

『人気AV女優ペア』
黒澤愛(T167B90W60H87)
大甫あんな(T157B101W58H88)
地下リングでは自慢の身体をめちゃくちゃにされ続けるAV女優たち。
あんなはグラビアのために出場するがIカップを潰されていた。
今度こそとAV女優の中でもその実力に一目置かれている黒澤愛とタッグを組んでの出場となった。

『アダルトマルチタレントペア』
藤原紀華(T172B88W59H88)
飯嶋直子(T166B86W60H85)
名実とともに優勝候補の筆頭と言えるペア。
今大会の中心ペアだと思われる。

『元RQタレントペア』
蒼木裕子(T164B93W59H87)
山口誉子(T168B93W58H92)
続々とタレント化するRQの中で伝説的な存在の二人。
弱肉強食であるRQの意地が発揮されるのであろうか。


『トップシンガーペア』
阿室奈美恵(T168B75W58H84)
鈴本あみ(T158B80W55H82)
電撃離婚した阿室。噂は立ち上がるがなかなかメジャー復帰できないあみ。
大室ファミリーの阿室と大室のプロデュースを熱望するあみが合体。

『司会系アイドルペア』
左藤珠緒(T156B83W57H84)
河村ひかる(T150B83W54H77)
芸能界でも草の根的存在になりつつある二人。
地下リングでも実力はあるもののいまひとつ目立つことができない。
ここで一発を狙う。

『現役RQペア』
牛河とこ(T165B82W57H84)
政宗美貴(T168B86W59H86)
競争の激しいRQからの出場。グラビアでもその人気は高い。
実力は未知数。優勝するのではないかとの声もある。

『美人姉妹ペア』
叶野恭子(T168B96W56H90)
叶野美香(T170B98W58H91)
スキャンダルなことで世を騒がせる叶野姉妹。
スーパーボディの二人がタレントやアイドルを相手にどのような戦いを繰り広げるのか楽しみである。
ただ、38歳と33歳と今大会出場の中で最も高齢であり、スタミナ面では問題が残る。

『これより、大会組み合わせの抽選を行います』
トーナメント表が表示された。1回戦を戦うのは4ペア。6ペアは2回戦からの戦いとなっていた。
順にくじによる抽選が始まった。1回戦の番号は4〜7。各ペアは祈る思いでくじを引いていった。

最初に引いたのは『セクシー系トップグラビアペア』の江梨子である。
優勝候補のくじに注目が注がれた。
『4番』1回戦からの出場となった。栄子が江梨子になにかを言っている。
2番目に引いたのは『巨乳系トップグラビアアイドルペア』の恵美。
『8番』である。1回戦の6番か7番の勝者と2回戦からの出場となった。
3番目は『癒し系アイドルペア』の優花。
『6番』である。1回戦からの出場に優花と理奈はがっかりするが、決意を固めていた。
4番目は『人気AV女優ペア』の舞。
あんなは祈るようにIカップの胸の前で手を組んでいる。
『7番』。『癒し系アイドルペア』との対戦が決まった。
優花と理奈、舞子とあんながそれぞれ視線を交わす。
5番目は『アダルトマルチタレントペア』の紀華。
『1番』。まだ対戦相手は決まっていないが幸先の良い数字に喜ぶ。
6番目は『元RQタレントペア』の誉子。
『9番』。10番次第では比較的楽なブロックに入ったと思う裕子と誉子であった。
7番目は『トップシンガーペア』のあみ。
あみは5番以外であればどこでも構わないと思っていた。
あみの気持ちを察してか『3番』であった。
ほっとするあみ。阿室はあみの肩にやさしく手を添えた。
8番目は『司会系アイドルペア』のひかる。
『10番』。『元RQタレントペア』との対戦が決まった。
9番目に登場した『現役RQペア』のとこ。
『2番』。『アダルトマルチタレントペア』との対戦が決まる。
最後に登場した『美人姉妹ペア』の美香。
残された『5番』のくじを引く。
対戦相手は『セクシー系トップグラビアペア』。
叶野姉妹が微笑みながら会釈をする。

対戦カード:
一回戦第1試合
『セクシー系トップグラビアペア』vs『美人姉妹ペア』

一回戦第2試合
『癒し系アイドルペア』vs『人気AV女優ペア』

ニ回戦第1試合
『アダルトマルチタレントペア』vs『現役RQペア』

ニ回戦第2試合
『元RQタレントペア』vs『司会系アイドルペア』

ニ回戦第3試合
『トップシンガーペア』vs一回戦第1試合勝利ペア

ニ回戦第4試合
『巨乳系トップグラビアアイドルペア』vs一回戦第2試合勝利ペア

準決勝第1試合
ニ回戦第1試合勝利ペアvsニ回戦第3試合勝利ペア

準決勝第2試合
ニ回戦第2試合勝利ペアvsニ回戦第4試合勝利ペア

決勝
準決勝第1試合勝利ペアvs準決勝第2試合勝利ペア

リングの上から出場選手がいなくなると、30分後から試合が開始されることとなった。

一回戦第1試合

『赤コーナー、セクシー系トップグラビアペア〜、大池栄子〜、左藤江梨子〜』共に黄色いタクシー所属で黒いビキニの栄子と白いビキニの江梨子が観客に挨拶をする。
『青コーナー、美人姉妹ペア〜、叶野恭子〜、叶野美香〜』フリルの付いた高貴そうなビキニショーツが紐で結ぶタイプの純白なビキニで揃えた叶野姉妹が観客に挨拶を行っている。
「はやく、ゴングを鳴らせよっ!」栄子が叶野姉妹が挨拶中に叫んだ。
「こんなババアたちはどうでもいいだろっ!」江梨子である。
「ババア?私も?」自分はババアじゃないと言いたい美香。
「どっちもババアなんだよっ!」ゴングと同時に恭子に飛びかかる栄子。
江梨子は美香に飛びかかり、リングの下へ連れ出した。
「いきなり、卑怯よっ!」美香はリングの回りを江梨子に連れ回されている。
「好きなだけ言えばいいじゃん」江梨子はテーブルを見つけると、美香の髪を鷲掴みにして顔をテーブルに叩きつけた。
バシーン!「きゃう・・」頭がクラクラする美香。焦点が合わなくなっていた。
「ところであなたの自慢はどこかしら?」江梨子は美香の髪を引き、顎を上げさせながら聞いた。
「あがが・・」脳震盪を起こし、答えられない美香。
「ふ〜ん・・答えてくれないんだ。じゃあ全部ね」美香を抱え上げる江梨子。
バッシーン!「ぎゃうっ」江梨子にボディスラムで固いリング下のマットに叩きつけられると全身が膠着する美香。
江梨子は客席からパイプイスを手にする。
バッシーーーン!「ぎゃ・・」美香の脳天への攻撃を皮切りにパイプイスで滅多打ちにしていく江梨子。
「なにが美人姉妹だって?バケモノがよくいうよねっ」リングの上では栄子が首投げで恭子をリングに叩きつけていた。
ダーン!「きゃっ・・」簡単に投げられた恭子は腰を押さえている。
「なにしにここに来たんだよ。バケモノっ」栄子の足の裏が恭子の顔面を襲う。
グシャ・・「ぎゃ・・」仰向けに倒れる恭子。
「バケモノ、バケモノって・・さっきから」顔を押さえたまま立ち上がろうとする恭子。
「バケモノが嫌なら妖怪がいい?」顔を押さえた手の上から、再び喧嘩キックを叩きこむ栄子。
グジャ・・「ぶみっ・・」仰向けに倒れる恭子。
「妖怪がそんな水着を着てるんじゃないよっ」恭子の水着に手を伸ばす栄子。
「これはプロレスでしょう?そんなの反則です」恭子はショーツの紐を解かれないように手で押さえる。しかし、栄子はショーツのデルタ部分を掴むと引き千切った。
「きゃあああっ!」早くもビキニショーツを失った恭子が股間を隠す。
「きゃあ、きゃあ、うるさいんだよっ!」もぎ取ったビキニショーツを丸めて恭子の口の中に入れた。
「マウスピースも兼用だねっ」いやがる恭子の上に襲いかかるよう乗る栄子。恭子は上に乗られながらも内股に力を入れて股間を隠そうとした。
「妖怪が健気だねえ・・いつまで、閉じていられる?」マウントのまま恭子の顔面に拳を落としていく栄子。
バキ・・ボキ・・ガツッ・・「ぎゃ・・ぎゅ・・ぎょえ・・」殴られるたびに顔が左右に振られている恭子。
リング下でも江梨子が美香をいたぶっていた。パイプイスで殴られた美香の全身が痣だらけになっていた。
「ああ・・もう、止めて下さい・・なんでも言うことを聞きますから・・」美香は大粒の涙を流しながら江梨子に悲願する。
「なんでも?」
「はい・・」
江梨子はリングの上に視線を移した。
下半身が裸の恭子の顔が左右に振られ血飛沫が飛ぶことを楽しむように栄子が恭子の顔を殴っていた。
「そうね・・とりあえず裸になってもらおうかしら」江梨子はパイプイスを降ろしてやさしい口調で言う。口元を細く微笑ませている。
「裸・・ですか?そんな・・」いきなりヌードになれと言われて困惑する美香。
「脱ぐんだよっ!」戸惑う美香にパイプイスを振り上げる江梨子。
「いやっ・・。わかりました・・」美香は立ち上がると、顔を真っ赤にしてビキニブラの紐を解きトップレスになった。
「脱ぎました・・」声を震わせる美香。
「舐めてるの?下もだよ」
「え・・っ。そんな・・」美香はショーツだけは許してもらおうと思ったが、抵抗して江梨子にやられることの方が怖いためビキニショーツも脱いだ。
「33にもなって身体で売るだけはあるわね。じゃあ、リングの上に上がって」顎で指示を出す江梨子。
「そんな、見られちゃいます」33歳とは見えない張りのある乳房と股間を隠して美香は首を横に振った。
「見せるために脱がしたんでしょ。あんたばか?」美香に迫る江梨子。美香は身体を振るわせながらリングに上がっていった。
バチーン!「きゃっ」江梨子は美香がリングに上がる途中に江梨子に向けられたお尻をパイプイスで思いっきり叩いた。
「栄子っ!」美香の後を追ってリングに上がる江梨子。
「ん?」恭子の返り血に染まった栄子が江梨子の方へ振り向く。
「あ〜あ・・そんなにしちゃったんだ」完膚なきまで潰れた恭子の顔を見た江梨子。
「だってさ、キモイんだもん」
「あはは、納得。それも慈善事業かな」おどける江梨子。
「ところでなに?」
「あ、そうそう。あとはこの露出女がしてくれるって」江梨子の影で乳房を両手で抱くようにして隠している美香を栄子に紹介する。
「ふ〜ん・・」栄子の鋭い視線が美香に向けられた。美香は栄子に睨まれるとぎゅっと乳房を抱く手に力を入れた。
「じゃあ、顔はやっちゃったから胸とお腹でもやってもらおうかしら」栄子は恭子の上から立ち上がった。
「ほら、ご指名だよ」江梨子は美香の前から退くと恭子の方へ行くように美香に指示する。
「・・・」だまったままうつむく美香。
「さっきの約束は?」呟くように美香に言う江梨子。美香は戸惑う素振りをしたが、姉の恭子の方へ向かった。
「あうう・・」元がわからないくらいに変わり果てた恭子の顔は身体が無傷な分だけ余計に酷く見えた。
恭子は近寄ってくる美香に手を差し伸べた。
「おねえさま・・ごめんなさいっ」美香は吹っ切るようにして乳房を隠しながら恭子の乳房にストンピングを落としていった。
バニュ、バニュ、バニュ・・「あんっ・・あう・・なぜ・・」信じられないと言った表情を浮かべる恭子。
バニュ、バニュ、バニュ・・。ビキニブラの中で暴れ狂う恭子の乳房。
バニュ、バニュ、バニュ・・。「あまいんだよっ!」美香を制止するようにして栄子が割り込む。
「ストンピングってのはこうするのっ!」すべてのものを破壊するようなストンピングで恭子の乳房を踏み潰す栄子。
グシャ、グシャ、グシャ・・「ぎゃ・・ぎえっ・・あう・・」栄子のたった数発のストンピングだけで色を変えていく恭子の乳房。
「そんなにしたら・・」美香は恭子の乳房の変貌振りに驚いた。
「わかった?ちゃんとしないとあなたもこうなるよ」美香の耳元に囁く江梨子。
「いやあああっ!」美香は気が狂ったような叫びを上げると、乳房を隠していた手を放して力一杯恭子の乳房を踏みつけていった。
グシャ、グシャ、グシャ・・「あ・・やめて、美香ちゃん・・、うっ・・」美香のストンピングで身体を跳ね上げながら恭子は苦しんだ。
グシャ、グシャ、グシャ・・。恭子の乳房がビキニブラの中にあるにも関わらず潰れていくのがわかった。
「そろそろいいんじゃない?」楽しむように見ていた栄子が江梨子に言う。
「そうね、そろそろ飽きてきたし」江梨子が答える。
「もうやめな」栄子が美香を止めた。恭子の96センチの乳房はビキニブラの中で横に伸び、まったくといったほど膨らみはなくなっていた。
「次は妖怪のアソコだね。しっかりね、露出女」ぐったりと横たわる恭子の足を開き、秘裂が美香に見えるようにする栄子。
「えっ?まさか・・。ここは女性で一番大事なところ・・」美香は首を横に振り栄子から逃げるように離れる。
「大事なところだからあなたの手でね」引き下がる美香を支える江梨子。
「できません・・」江梨子の顔を見上げる美香。
「あっそう・・。じゃあ、契約違反ってことね」江梨子は美香の58センチのウエストにを腕を回して。
グジャ・・。鈍い音が会場に響いた。美香の股間を恭子の顔面に落としたのだった。
恭子は白目を剥いて失神した。美香は股間を押さえてうずくまってる。
「江梨子もむごいことするなあ」呆れる栄子。
「栄子ほどでもないでしょ」笑う二人だった。
「妖怪も退治したし、あとは露出女だけね」栄子の視線が美香に向けられる。
「ねえ、妖怪ってなに?」江梨子が尋ねた。
「そこでくたばってるでしょ。バケモノじゃないって言うから妖怪にした」栄子が答える。
「なりほどね」納得する江梨子。
「どうしよ。この露出女」うずくまる美香の髪を掴み、江梨子に尋ねる栄子。
「せっかくだから、プロレス技の練習でもしようか」江梨子が答える。
「じゃあ、まずはバックドロップ」栄子が美香の腰に腕を回すと豪快なバックドロップを決めた。
バシーン!「ぎゃう・・」美香の目から火花が飛ぶ。
「う〜ん・・この方がいいんじゃない?」美香を立たせると、江梨子がバックドロップを決めた。
バッシーン!「ぎゅえ・・」173センチの江梨子のバックドロップが轟音を立てる。
「バックドロップは江梨子だね。じゃあ次」栄子が美香を前から抱かかえ、前に倒れながら美香をリングに叩きつける。
バシーン!「がは・・」ロックボムを食らった美香は背中を押さえて転がる。
「その技しらないなあ・・こうするの?」見よう見真似でロックボムを敢行する恵理子。
バシーン!「ぐは・・」腰を浮かせ身体を撓らせる美香。
「目立つ大技をしたいな・・」栄子は少しだけ考えこむと美香の両足を掴んで回りはじめた。
「あっぶないなあ」栄子がジャイアントスイングで美香を回すと江梨子にぶつかりそうになった。
回転が増す毎にスピードも上がり、美香の乳房がいつもと反対の方へ引っ張られていく。
バッシーン!12回転後、投げられた美香はぐったりしている。
「栄子がそうくるなら、私は・・」江梨子は美香の頭を股で挟むと腰に手を回して持ち上げた。
バッシーン!美香がパワーボムでリングに突き刺さった。
「うっはぁ・・強烈・・」栄子もその迫力に驚いて口をぽかんと開けている。
リング上では二人の美女が丸裸の美女を交互にいたぶっている光景が繰り返されていた。
「締め技もしておかない?」江梨子が逆えび固めを極めた。
「あぐうう・・」身体と口から悲鳴をあげる美香。
「私にもさせてよっ」栄子も美香の背中に腰を降ろすと顎に手を掛けキャメルクラッチを極めた。
「ぐうう・・」頭と足からと同時に反らされた美香の背骨が悲鳴を上げている。
「こんなのしたらおもしろいかな」栄子が美香の鼻の穴に指をかけた。
「んが・・」ゴージャス姉妹の妹として売っている美香の鼻が吊られると観客は愉快そうに笑った。
「ねえ、栄子。この女って感じてるのかな?アソコがヒクヒク動いているんだけど」美香の股間を見た江梨子が言った。
「うわ。ほんとだ。キモイ。なんとかして」美香の鼻の穴を吊りながら栄子も見る。
「なんとかってね・・」江梨子は片手を放すと、美香の秘裂に肘を突き刺した。
グジュ・・「ひぎゃっ」カエルが潰れたような声を出す美香。
「江梨子。せっかくだから二人の技でも作ろうか」栄子が提案する。
「いいね、それ」栄子と江梨子が相談している。
「いやあああっ!」二人から放された美香は逃げようとした。
「あ。逃げる」栄子と江梨子が同時に捕まえた。
「逃げようとしたあんたが悪い」二人で美香の腰に腕を回すとそのまま抱え上げるとパワーボムの態勢になった。
「いやあっ、降ろしてっ!」美香は逆さまになりながらお願いした。
「落としていいの?」江梨子が尋ねる。
「いや、落とさないでっ」美香が答えた。
「よくわからない女だなあ」栄子がため息をつくと、江梨子と呼吸を合わせて美香をリングに叩きつけた。
バッシイイイン・・!ツープラトンのパワーボムでリングに叩きつけられた姿勢のまま美香は白目を剥いて失禁した。
カンカンカンカン!試合終了のゴングがなった。
顔と乳房を潰された恭子が横たわり、散々痛めつけられた美香がパワーボムを受けた姿勢のまま小便で自分の顔を濡らしていた。
そんな二人をあざ笑うかのように圧倒的な力の差で試合を制したセクシー系トップグラビアペアが観客に手を振りながら控え室へと戻っていった。

一回戦第2試合

前の試合で叶野姉妹の血と小便で汚れたリングの掃除が終わると一回戦第2試合に出場する選手がリングの上に登場した。
早くも客席はざわめきはじめている。
『赤コーナー、癒し系アイドルペア、優花〜、内山理奈〜』黄色のビキニが二人を演出していた。
『青コーナー、人気AV女優ペア、黒澤愛〜、大甫あんな〜』ショッキングピンクのビキニからいまにも乳房がこぼれそうな二人が観客に挨拶をした。
優花が87センチの巨乳、愛が90センチの爆乳、あんなは101センチの超乳が揃った事で観客は興奮していた。
カーン!試合が開始されると、理奈と愛がリングに残り、優花とあんなはエプロンに下がった。
「ひとりだけで小さいと逆に目立つのね」愛は理奈の胸を見ている。
「胸の大きさは関係ないんじゃないでしょ。大きいからっていいってもんじゃないし」理奈も言い返す。
「あら、あなたのパートナーも大きいでしょ」優花のことを言う愛。
「胸の大きさは関係ないって言っているじゃないですかっ!」理奈が殴りかかかった。
バシ・・ビシ・・「きゃっ、いたっ」愛は理奈の攻撃をガードしきれなかった。
「なんだあ、たいしたことない」理奈は続けていった。
バシ・・ビシ・・「あんっ・・いい・・」愛は攻撃を受けると甘い声を出しはじめた。
「えっ?」理奈の攻撃が止まった。
「あん・・もう終わり?気持ちよかったのになあ」いたずらな顔をする愛。
「気持ちいいって?」戸惑う理奈。
「基本的に私はSなんだけどね。たまにMになってみたいの」
「な・・ヘンタイ・・」理解の枠を超えた愛の言葉に理奈は困惑する。
「ヘンタイかもねえ・・お返しにいぢめてあ・げ・る」理奈に飛びかかる愛。
「きゃっ・・」理奈は咄嗟なことに反応しきれず愛に捕まってしまう。
ガシュ・・グシュ・・「ぎゃっ・・がう・・」愛はいきなり理奈の股間を膝で蹴り上げた。
「人のことを変態呼ばわりするんじゃないよ。貧乳ちゃん」理奈につぶやいた愛の口調が変わっていた。
ガシュ・・グシュ・・「あう・・ヒィ・・」股間への攻撃から逃れようとするが執拗な攻撃を受けてしまう理奈。
「いきなり、股間なんてっ!」エプロンで試合の行方を見守っていた優花が理奈を助けに行こうとする。
「あなたの相手は私です」優花の目の前に現れたのはあんなだった。
「どきなさいよっ!乳でか女あっ!」優花はあんなを相手にするより理奈を助ける方が先決だと思った。
ガツ!「きゃっ」あんなは優花をタックルで捕まえた。Iカップのあんなの乳房は簡単にビキニからこぼれてしまう。
「ちょっと、放しなさいよっ!」優花はあんなの髪を掴み、引き離そうとする。
「放せって言われて放すわけにはいきません」マットプレイの要領で上半身を優花の上半身に擦り合わせ、優花を押さえこむあんな。
ガシュ・・グシュ・・。愛はひたすら理奈の股間を蹴り上げていた。
「あんまりAV女優を舐めないでよね」理奈の両肩を掴む愛。
ガシュ・・グシュ・・「だめえ・・壊れちゃう・・」既に理奈のビキニの股間が赤く染まっていた。
「当たり前じゃない、壊しているんだから」愛の口から理奈にとって絶望的な言葉が発せられた。
ガチュ・・グチュ・・「ああ・・酷いい・・」理奈の身体から力が抜けていく。
「ふん、だらしない」愛が理奈から手を放すと理奈は崩れるように倒れた。視線をあんなの方へ向ける愛。
あんなは必死になって優花に密着していた。優花はなんとか放そうとあんなの脇腹に何発も拳を打ち込んでいた。
「あんなちゃんっ!」脇腹を攻撃され、顔を歪めるあんなの元へ近寄る愛。
「黒澤愛?理奈ちゃんは?」理奈の相手をしていた愛が近づくと愛に確認する優花。
「理奈ちゃん?あんまり気持ちよすぎたのかぐったりしちゃってるよ。次はあなたね、優花ちゃん」優花の顔に座る愛。
「あなたの顔で気持ちよくさせてね」愛は優花の顔に股間を擦り付けていった。
「んん〜っ!」顔を水着で擦られる優花。
「ああ〜ん・・気持ちいいっ」優花の鼻を使って自分の股間を責める愛。あんなは優花にしがみついたままであった。
「ああ〜ん・・ん・・あんなちゃんは女の子を相手にしたことある?」愛はよがりながらあんなに尋ねた。
首を横に振るあんな。あんなはビデオでも女性を相手にしたことはなかったのである。
「じゃあ、やってみるといいよ。どこが気持ちいいかはわかるでしょ?」優花の顔で感じ続ける愛。優花の鼻からの出血が愛の水着を赤く染めはじめている。
「あ〜あ・・汚れちゃった」愛はビキニショーツが汚れたことに気付くと優花の上から立ち上がった。
あんなは優花のビキニショーツに手を掛け、脱がしている途中であった。
「ちょっと、止めてよっ!」あんなを必死で止めようとする優花。
「さすが優花ちゃん。元気がいいわ」上体を起こした優花の後から抱きついた愛は優花の乳房に手を当てた。
「やだっ!なにすんのよっ!」優花は乳房を愛に弄ばれ、ビキニショーツを脱がされた股間をあんなに責められていた。
「いつまで強がっていられるかしら」楽しそうな愛。あんなは一生懸命になって優花の秘裂を舐めていた。
「く・・やだ・・」優花は必死で堪えている。
「気持ちいいなら、素直に声を出せばいいのに」優花のビキニブラの中に手を入れる愛。
「き・・気持ちよくなんかないっ」優花は必死で耐えていた。
「優花さんのアソコ、びっしょりになってきました」あんなが顔を上げて報告をする。
「そんなことないっ!」優花は必死で否定した。
「う・・う〜ん・・」愛に受けた股間攻撃で気を失っていた理奈が目を覚ました。キョロキョロと辺りを見まわす。
「優花ちゃんっ!」愛とあんなに弄ばれる優花を見付けた理奈は素早く起き上がると駆け寄った。
「なにしてるんだよっ!」理奈は膝をついて優花の秘裂に舌を這わせるあんなの股間にサッカーボールキックを叩きこみ、優花の乳房に手を奪われ無防備となっている愛の顔に喧嘩キックを見舞った。
「きゃんっ」飛び跳ねるようにしてからうずくまるあんな。
「ぎゅべ・・」仰向けに倒れる愛。その愛の股間をお返しとばかりにストンピングで踏みつけていく理奈。
優花は乳房を元のビキニの中に戻し、あんなに脱がされたビキニショーツを素早く穿いた。
「このインラン女優がなにしてくれるんだよっ!」優花はあんなからマウントポジションを取った。
バシュ・・ガシュ・・「きゃっ・・あが・・」優花の拳があんなの顔面と乳房を殴りはじめる。
バシュ・・ガシュ・・。101センチのバストといっしょに売りとしているあんなの可愛い顔が潰されていく。
「SEXしか能のないあんたといっしょにするんじゃないよっ!」優花はひたすらあんなを殴り潰していった。
グシュ・・グシュ・・「あう・・ぎえ・・」理奈のストンピングで股間を踏まれる愛の口から悲鳴が洩れる。
「あんたたちみたいな不潔な女優といっしょにしないでよねっ」理奈は徹底して愛の股間を潰しに行く。
グシュ・・グシュ・・「ぐ・・。不潔って言ったって、あなただって・・」愛は股間の痛さを必死で堪えながら反論した。
「なによっ?」理奈は愛の言葉に耳を貸してしまう。
「あなただって、SEXしてるんでしょう。普段だと可愛い顔しておいてやることはやっているんでしょっ!」愛は叫ぶように言った。
「だ・・だからってないよっ!」愛の股間をグリグリと踏み潰す理奈。
「あっ・・あう・・。・・こっちはいつも身体を張ってるのっ!裏と表を使い分ける奴にはわからないでしょうっ!」愛は理奈の足を払うようにして立ち上がる。
「く・・っ」理奈は折角のチャンスを棒に振り、舌打ちをする。
「こっちだって、いつだって身体を張ってるっ!」理奈が愛に飛びかかると組み合った。
理奈と愛の身長差は10センチ。理奈が不利な態勢になってくる。
ドガっ!「がふ・・」愛の足蹴りが理奈のお腹に打ちこまれると理奈は膝をついた。
「えらそうなことを言うなら、私に勝ってからにしなさいよね」愛が理奈を押しつぶしていく。
「ぐううう・・」理奈も必死に抵抗するが愛に覆い被さられるようにして倒れた。
ズボオオオッ!「ぐえ・・」理奈のお腹に愛のニードロップが落とされた。
「理奈ちゃん!」理奈の苦痛の声に反応する優花。
「あなたの相手はこっちですっ!」あんなは優花の一瞬の隙を突いて上体を起こすと優花に密着した。
「抱きつくことしかできないあんたになにができるのよっ!」あんなに跨って騎乗位の態勢からあんなの頭に拳を落としていく優花。
ガツン!ガツン!「きゃっ・・あんっ・・」優花の拳で頭から鮮血を流すあんなであったが、優花を放さなかった。
「このっ!しつこいんだよっ!」優花は肘であんなの側頭部を抉った。
グジャ・・「ぎゃう」あんなは耐えきれずに優花を放して仰向けに倒れる。
「まずはあんたから血祭りに上げてあげる」優花はあんなをうつ伏せにすると腰の上に乗り、顎に手をかけてキャメルクラッチを極めた。
「私への侮辱行為を悔やむのねっ!」優花はあんなの背骨を折るつもりであんなの顎を引き上げた。
「えっ???」完全に極めたと思った優花の表情が変わった。
あんなの身体が普通では考えられなくらいに反っていたのである。あんなの表情は変わらないどころか余裕さえうかがえた。
「これでもバレエをしてたんです。これくらいなんともありません」あんなは身体を柔らかさを利用して正座をすると優花を負ぶった。
「それっ!」掛け声と共にコーナーへ走り出すあんな。コーナーへ背中からぶつかっていった。
ドガ・・「ぎゃう・・」あんなの背中に乗っている優花の口から苦痛の声が洩れる。
ドガ・・ドガ・・「あう・・うが・・」なんども背中をコーナーに叩きつけるあんな。コーナーとあんなに挟まれるたびに優花の表情が苦痛に曇っていく。
「もう一回っ!」あんなが反対のコーナーへ走って勢いをつけてから優花をコーナーに叩きつけた。
ドガアアア・・「がふ・・」力なくあんなの背中からずり落ちる優花。
あんなは優花を立ち上がらせるとコーナーに寄りかからせ、腕をトップロープに掛けると距離を取った。
AV業界でも脱ぎっぷりのいいと評判のあんなはビキニブラを自ら外すと優花に向かって走り出した。
グシャアアア・・!あんなは自分の乳房が優花の顔に当たるように飛びこむと、そのまま優花の頭を抱きしめた。
「ぐうう・・」あんなの全体重で潰された優花。あんなのもっちりした乳房に優花の顔が埋まると呼吸ができなくなった。
身体をばたつかせていた優花であったが、次第に大人しくなりぐったりした。
優花がぐったりしてもあんなが放さなかったため、優花の窒息が予想されTKOという形で黒服がリングに上がりあんなから優花を解放した。
解放された優花は泡を吹いていた。
理奈の方はマウントを取った愛の攻撃によってアイドルの可愛い顔が血濡れになり、ボディへの攻撃のため口から液体が溢れていた。
「普通のアイドルとAVのアイドル。どっちが身体を張っているかわかったでしょ」愛は最後の仕上げと言わんばかりに肘を高く振り上げると一気に理奈の乳房に叩き落した。
ズボオオオ・・「があああっ!」理奈の乳房に愛の肘が突き刺さると、理奈は身体を大きく跳ね上げたあとぐったりして身体を痙攣させていた。
カンカンカンカン!試合の終了を告げるゴングが鳴り響いた。
優勝候補の一角と言われた優花・理奈ペアが終わってみればほぼ一方的と言えるほどの展開で愛・あんなペアに敗北した。
あんなはIカップの乳房を堂々と揺らしながら、愛は股間に痛さが残ったものの男を惑わす雰囲気を持って会場を後にしていった。

ニ回戦第1試合

波瀾の一回戦第2試合が終了し、大会は二回戦に入ろうとしていた。
本命と目されるアダルトマルチタレントペアの紀華と直子がリングの上に登場した。
相手は今大会が初出場となる現役RQペアのとこと美貴もほぼ同時にリングにあがった。
アダルトマルチタレントペアの二人は本命として堂々とした風格を漂わせていたが、内心は慎重になっていた。
現役RQペアがどういうスタイルで戦い、どの程度の実力なのかもまったくわからなかったからである。
『赤コーナー、アダルトマルチタレントペア〜、飯嶋直子〜、藤原紀華〜』30を超えても男を魅了するスタイルの二人が黒のビキニで観客に挨拶をする。
『青コーナー、現役RQペア、牛河とこ〜、政宗美貴〜』RQコスチュームを思い出させるような揃いのワンショルダーのビキニでRQの撮影会のようににっこりと観客に微笑む二人がリングの中央で挨拶を済ませる。
カーン!試合開始のゴングがなった。リングに紀華ととこが残り、リングの中央で対峙する。
「お手並み拝見といきますか」紀華が慎重になりながらも余裕の表情を浮かべる。
「・・・」とこは言葉を返さずに身構えている。
二人が沈黙したままジリジリとリングの中央を回っている。
「紀華あっ!危ないっ!」赤コーナーのエプロンで直子が叫んだ。
「えっ!」紀華はとっさのことでわからなかった。
ゴツン・・「きゃっ・・」紀華が青コーナーを背にした瞬間、美貴が紀華の頭にゲンコツを落としたのである。
「いった〜い・・石頭っ!」美貴はゲンコツを落とした手を振りさっさとエプロンに引き返す。
「痛いのはこっちよっ!」紀華は美貴の方へ向かった。
「紀華さんっ、相手はこっちですよっ!」今度はとこが紀華の背中に両手の平で張った。
パッシーン!「きゃう」乾いた音が会場に鳴り響く。紀華の背中にくっきりととこの手の平の跡がついていた。
ズガッ!「きゃっ」背中をひりひりさせた紀華がとこの方へ向くと、美貴が紀華の背中に前蹴りを叩きこんだ。
「姑息なことっ!」直子がロープをくぐり、リングの中に入っていった。
直子がリングの中に入ってくると慌ててサードロープを滑るように潜ってリングの下に逃げるとこ。
「あんたたちっ!逃げないで正々堂々と戦いなさいよ!」リングの上からとこと美貴に叫ぶ直子。
「ふ〜んだ。悔しかったら捕まえてみてよね〜」とこが直子を挑発する。
「ふざけるなあっ!」直子がとこを捕まえにリングを降りる。
「きゃ〜、鬼が来るう〜」とこと美貴が楽しそうにリングの下を逃げる。
紀華は先回りして二人を挟み撃ちにするためリングを降りた。
紀華がリングを降りると同時にとこと美貴がリングの上にあがった。
「逃げてばっかりいるんじゃないのっ!」紀華と直子もリングに上がろうとする。
バシッ!「きゃっ」リングに上がろうとする直子と紀華を先にリングに上がっていたとこと美貴が蹴落とした。
「やったあ」ことと美貴がハイタッチをして喜ぶ。
「なめたことするんじゃないよっ!」直子が紀華より先に立ち上がるとリングに上がった。
「なめたことって、勝手に直子さんたちが私たちの作戦にひっかかってるんじゃないですか」リングにあがって態勢が整いきっていない直子に美貴がタックルを仕掛けた。
ドガ・・「あっ」態勢が充分ではなかったと言え、美貴の予想外のキレのよいタックルに驚く直子。
「それっ」直子にタックルを決めた美貴の背中をことが飛び越えた。
グシャーー「ぎゃふ・・」ことのヒップドロップが直子の顔を潰した。
ことはすぐに起き上がると、後から直子の首に手を回してチョークスリーパーを極めた。
「美貴ちゃん、これでOK?」
「うんうん。OK」
美貴はプロレスに興味があったため、技もそこそこであったが知っていた。とこはまったく知らなかったが美貴に教えてもらっていたのであった。
「ぐううう・・」”絞め落とす”というより、ただ首を絞めるだけの素人チョークスリーパーで呼吸ができなくなった直子が苦しむ。
「私も!」美貴は直子の足を4の字固めで極めた。
首と足を極められた直子は手をジタバタさせるがどうにもならなかった。
「いったあ〜いっ!ちょっとなにするのっ」悲鳴を上げたのはことであった。
紀華がロープを挟んでことの髪を掴んで持ち上げていた。ことは簡単にチョークスリーパーを放してしまう。
「おいたが過ぎたようね」ことが立ち上がるまで髪を引いた紀華が、ことの髪を持ったままぽーんとエプロンから飛び降りた。
ブチ・・「きゃんっ!」支点となったことの首がロープに支えられたまま紀華に髪を引かれ、紀華が髪を放すとロープの反動で直子のすぐ脇に倒れこむこと。
「いたいよぉ・・」ことは首も痛かったが、髪の毛を引かれた痛みもあって頭を押さえて転げまわる。
紀華はすぐにエプロンに上るとロープの反動を得てからロープを飛び越えた。
「ちょっと・・待って」紀華の着地地点にいたのは美貴であった。美貴は必死で逃げようとしたが直子に4の字固めを極めていたのですぐには逃げれなかった。
ドガ・・「ぐへ・・」紀華の膝が美貴のお腹を抉った。美貴はお腹を押さえて転げまわる。
「ありがとぉ、紀華」紀華に救出された直子は首を押さえて、足を引きずりながらロープを使って立ちあがる。
「大丈夫ですか?」立ち上がった直子に気遣う紀華。
「大丈夫。それより・・」直子はすぐ側で転げまわっていることの髪を掴んで立ち上がらせた。
「好き勝手にしてくれたわねっ」直子のビンタがとこのほほを張る。
パシーン!「きゃ・・」直子はビンタをした手を返しながらまた叩く。
パシーン!「きゃんっ」直子の往復ビンタがとこのほほを赤くしていく。
「いたいよぉ・・酷いよぉ・・」泣き出しそうなとこであった。
「直子さんも大丈夫そうだし・・」紀華は相手を美貴にすると近寄った。
「ぜんぜんだめなのに、いきなり私たちと戦うとはねえ」美貴の頭を持ってうずくまる美貴を立ち上がらせる紀華。
「苦しいよぉ・・。・・とでも言うと思います?紀華さん」紀華に立ち上がらされた美貴。
「え?」紀華は動揺した。
「RQだって、スタイル維持でトレーニングは欠かせないんですよ」紀華の腕を払って、紀華のお腹を蹴り上げる美貴。
ズガ・・「ぐえ・・」紀華の身体が前屈みになる。
「ちょっとだけ、苦しかったですけどね」紀華の身体にスクラムを組むと一気に押しこむ美貴。
「このおおおっ!」紀華の身体を直子にぶつけてとこを救った。
「とこちゃん、大丈夫?」顔を腫らしたとこに声を掛ける美貴。
「美貴ちゃん。痛いよぉ・・」顔を押さえるとこ。
「こっちも気を引き締めないといけないみたいね」紀華の身体を受けとめた姿勢の直子。
「そうみたいですね。でも、あの子だけケアすれば」態勢を立て直す紀華は美貴のことを直子に言った。
「とこちゃん、できる?」
「もちろん、私だって意地はあるから」美貴に抱き起こされたとこ。
「直子さん、紀華さん、行きますっ!」とこは紀華へ、美貴は直子へ突進していった。
「返り討ちにしてあげる!」直子と紀華も身構える。
とこはそのまま紀華に突進していったが、美貴は直子に突進すると見せかけて紀華へ突進していった。
ドガ・・「きゃっ」とこの突進は避けたが続けて来た美貴のドロップキックを食らってしまう紀華。
「とこちゃん、次!」美貴の指示で直子に飛び掛るとこ。直子は二人の攻撃に対処しようと思った。
とこが急に止まり身体を屈めると、とこの身体を踏み台にして飛んできた美貴のドロップキックが直子に炸裂する。
ドガ・・「ぎゃう」美貴のドロップキックで顎が上った直子にとこのショルダータックルが叩きこまれ、直子は仰向けに倒れた。
「美貴ちゃん!」とこが直子の片足を掴むと、美貴に声を掛ける。美貴も直子のもう片方の足を掴んだ。
「ヒイイイ・・」とこと美貴が直子を大股開きにして股裂きにすると直子の悲鳴があがる。
「だめっ、裂けちゃう!」直子はどうにもならない痛さに悲痛な叫びをあげる。
「せーのっ!」とこと美貴が掛け声を掛けると一気に直子の股を裂いた。
「ぎゃんっ」股を押さえてうずくまる直子。
「くううう・・」不意を突かれた紀華が立ち上がる。その紀華にとこと美貴の息の合ったショルダータックルが叩きこまれ紀華は吹っ飛んだ。
一連のとこと美貴の連携プレーに観客から喝采が沸く。この喝采に気を良くした二人は続けて紀華を攻めたてた。
とこと美貴は両脇から紀華の腕を掴むと交互に紀華のお腹を蹴りはじめた。
バシ・・ズボ・・バシ・・ズボ・・「ぐ・・がは・・ぐえ・・がう・・」餅つきのようにお腹を蹴られる紀華の表情が苦痛に歪む。
「く・・紀華・・」股を押さえて内股で立ち上がった直子。
「とこちゃん」直子が立ち上がったことを確認した美貴が声を掛ける。
「うん」とこがうなずくと、二人で紀華をホイップして直子に投げた。
バッシーン!「きゃっ」紀華と直子がぶつかると縺れ合うようにして倒れた。
「美貴ちゃん!行こう!」とこの音頭で直子と紀華に向かっていくとこと美貴。
「ぐ・・、負けてたまるかよおっ!」ダメージの大きい紀華を押しのけるようにして直子が立ち上がると、狙いを美貴にだけ定めて走り出した。
グッシャー「ぎゃう・・」直子のストレートがカウンターで美貴に決まった。
「美貴ちゃん!」美貴に気遣うとこ。
「あんたもだよっ!」とこのお腹を膝で蹴り上げる直子。
「一人じゃ、なにもできないくせにっ!」前屈みのとこの頭を抱えると、そのまま後に倒れる直子。
グジャ・・「ぎゅふん・・」直子のDDTでリングに突き刺さるとこ。
「ぐはっ!」美貴は頭を振り、態勢を立て直したが直子のラリアットを受けリングに大の字となる。
「たいした実力もないくせにこんなとこにくるんじゃないよっ!」とこの胸にストンピングを落としていく直子。
グシャ、グシャ、グシャ・・「きゃん・・あんっ・・」女の急所を攻められたとこは経験したこともない痛さに顔を歪める。
グシャ、グシャ、グシャ・・「おっぱいが潰れちゃう」必死に胸をかばおうとするとこが直子の足にしがみついた。
「放しなさいよっ!」とこを振り払おうとする直子。
「やだっ!絶対に放さないっ!」顔を真っ赤にして直子の足にしがみつくとこ。
「とこちゃん、ナイス!」ふらつきながら立ち上がった美貴が直子の後ろから腰に手を回す。
「私だってこれくらいできるんですから!」美貴は直子をうしろに投げた。
バッシーン!「がうっ・・」美貴のバックドロップでリングに叩き付けられる直子。
美貴は立ち上がって再びバックドロップの態勢を作る。
「とこちゃん!ドロップキック!」美貴はとこのドロップキックの勢いを借りて直子をバックドロップで沈めようと思った。
「うんっ!」とこは精一杯の勢いをつけると直子にドロップキックを見舞いに行った。
「させるかあっ!」ダメージの回復を待っていた紀華が起き上がると、直子に向かって突進した。
ドガアアアっ!「ぎゃう」紀華によって弾き飛ばされた直子はとこのドロップキックを避けることができた。とこの渾身のドロップキックは無情にも美貴に炸裂した。
「ああっ!美貴ちゃん・・」誤爆をしたとこは美貴を気遣う。
「自分のことを心配したらどうなのっ!」とこの腰に手を回した紀華が一気にジャーマンスープレックスを極める。
バッシーン「ぎゃん・・」紀華のジャーマンスープレックスの勢いが強かったため一回転してぺたんと座り込むとこ。
「紀華、決めるよ!」直子の指示でとこの頭を股に挟む紀華。直子も美貴の頭を股に挟む。
直子と紀華が同時にパワーボムの態勢に入った。
バッシィィィーン・・・。とこと美貴がほぼ同時にリングに打ち付けられると、二人は白目を向いて気を失った。
カンカンカン!試合終了のゴングがなった。
試合終了後、しばらくすると美貴が目を覚ました。
「とこちゃん・・」気を失ったままのとこの心配をする美貴。
「ん・・んん・・」美貴の声でとこも目を覚ました。
「美貴ちゃん・・、私たち負けちゃったの・・?」とこは美貴に確認した。
「うん、そうみたい・・」さみしそうに返事をする美貴。
「ごめんね、私があそこでミスらなければ・・」負けの原因が自分にあると落ちこむとこ。
「ううん・・」とこを慰める美貴。
「あんたたち」直子がとこと美貴の元へやってくる。
「直子さん・・」とこを抱いてかばう美貴。
「今回は私たちが勝ったけど、あなたたちがもうちょっとパワーと経験を積んだら怖い」紀華が声を掛けてくる。
「あれだけの連携だもんね、もったいないぐらい」直子が二人の健闘を称える。
「直子さん・・紀華さん・・ありがとうございました」とこと美貴。
フレッシュなペアに苦戦を強いられた直子と紀華に観客から拍手が沸き、最強ペアを苦しめたとこと美貴にも惜しみない拍手が送られる中、4人は控え室へ戻っていった。

ニ回戦第2試合

久しぶりのクリーンファイトであったニ回戦第1試合後、観客は心地よい興奮に包まれていた。
しかし、リングの上には成熟した女の魅力と迫力を持ったペアと小柄ながらも豊満な身体のペアが対峙していた。身長差もあり大人とこどもの対戦に見え、観客は勝敗とは別に者を期待している。
『赤コーナー、元RQタレントペア〜、蒼木裕子〜、山口誉子〜』93センチで胸の谷間をくっきりとさせた二人が黒いビキニ姿で惜しみなくその身体を観客に見せびらかす。
『青コーナー、司会系アイドルペア〜、左藤珠緒〜、河村ひかる〜』決して小さくはないが、裕子と誉子に比べると明らかに小さいバストの二人が白いビキニ姿で観客に愛想よく手を振っている。
カーン!試合開始のゴングがなるとボクシングスタイルのひかるとパワーファイタースタイルの誉子がリングにあがった。
身長差にして18センチ。あきらかにミスマッチであった。
「まだ芸能界にいたんですね」誉子と距離を取るひかる。距離はあるがひかるにとっては射程圏内であった。
「ずんぶん、威勢のいいチビね」体格では優位である誉子はひかるのボクシングテクニックを警戒している。
「チビって、大きいからって有利とも限らないでしょ」ひかるは身を屈め攻撃する態勢に入った。
ビシ・・ビシ・・「く・・」ひかるの攻撃が始まった。ヒットアンドアウェイでジャブを放つ。
ビシ・・ビシ・・。正確に誉子のバストを捉えていく。身長差のため誉子の顔には届かなかったのである。
ビシ・・ビシ・・。ひかるのジャブで誉子のバストがビキニの中で踊る。
「いきなりバスト狙いなんてなに考えてるのっ!」ビキニ越しということもあり、ひかるのジャブは誉子を挑発するだけであった。
ビシ・・ビシ・・。「うざったいんだよっ!」我慢しきれなくなった誉子がひかるに飛びかかった。
バシュ・・「ぎゃ・・」カウンターで誉子の顔面にストレートを叩きこむひかる。追い討ちをせず、すぐに距離を取った。
「く・・。そういうことね」口の中を少しだけ切った誉子が赤い唾を吐き出す。
「自分より小さいからって舐めない方が身のためよ」ペースを握ったひかるが余裕を見せる。
「ふん、えらそうに。そういうことは倒してから言うのね。チビ」ずれたビキニを直す誉子。
「チビ、チビってなによっ!」ひかるはまたジャブを打ち始める。
ビシ・・ビシ・・。「チビはチビだろっ!」ひかるのジャブを弾き返すように突進する誉子。
ひかるは距離を取ろうとするが、誉子の突進の方が早く腕を掴まれてしまう。
「さあ、捕まえたよ。どうする、チビ」誉子はひかるの腕を掴む手に力を入れる。
「ぐ・・」ひかるは掴まれた腕を抜こうとする。
「なんかい、私のバストを叩いてくれたっけね」腕を引きながらひかるの乳房にショートフックを打ちこむ誉子。
ズニュ・・「がう・・」ひかるの乳房が潰れた分だけビキニブラから溢れる。
ズニュ・・「ぎゃん」誉子はもう片方の乳房にもショートフックを打ちこんだ。
「あうう・・」乳房をハンマーで叩かれたような衝撃を受けたひかるは顔を歪める。
「なかなかかわいい顔ね」誉子はひかるの顔面にストレートを打ち込んだ。
ズシャアアア・・「ぎゃう」顎を上げたひかるは早くもぐったりして頭を落とす。
「さっきまでの元気はどうしちゃったの?おチビちゃん」ひかるの髪を掴み顔を上げた誉子はひかるのお腹を膝で蹴り上げた。
ズボオ・・「ぐえ・・」誉子の膝蹴りでひかるの身体が浮く。
ズボオ・・「ぐ・・っぷ・・」ひかるの口の中が酸っぱくなった。
ズボオ・・「ぐええ・・」黄色い胃酸のようなものを吐き出すひかる。
「ひかるちゃん!」ひかるが一方的に攻められはじめると珠緒がエプロンからリングの中に入っていった。
「このおっ!」珠緒は前蹴りを誉子に打ちこんだ。
「もう一匹のチビが出てきたね」誉子は人形を投げ捨てたかのようにひかるを放すと珠緒の方へ向かった。
「そんなとろいキックなんて当たらないんだ・・?」珠緒の前蹴りの角度が変わった。誉子のボディにくるはずの蹴りが顔面に向かってきたのである。
グシャ・・「がは・・」自分からカウンターを食らいに行った状態になった誉子が大の字になってリングに倒れる。
珠緒はひかるの方へ一瞬だけ視線を送るとひかるが苦痛の表情ながらもコーナーへ戻ろうとしていたため、誉子の方へ向かった。
「よくもひかるちゃんをっ!」珠緒は誉子の足を取ると足4の字で締め上げた。
「ぎゃあ・・」小さい頃にバレエを習っていた珠緒の足4の字は誉子の足に深く絡みついて締め上げている。
「足が・・私の足があああっ!」頭を押さえて藻掻く誉子。
珠緒は充分に誉子の膝を痛めつけたと思い、足4の字を解くとアンクルロックで誉子の足首を捻り上げた。
「ぐううう・・」膝の次に足首を締め上げられリングを叩いて苦しむ誉子。
「ったく・・。・・調子にのってんじゃないよ!」誉子の不甲斐なさに半ば呆れてからリングに飛びこむ裕子。ラリアットを珠緒に叩きこんだ。
バッシーン!「きゃっ!」裕子のラリアットでリングに叩き付けられた珠緒。
「私は誉子みたいにやさしくないからねっ!」仰向けの珠緒にエルボーを落とす。
ズガ・・ズガ・・ズガ・・「ぎゃふ・・がはっ・・ぎゃん・・」3発連続のエルボーに珠緒の身体は3回連続で跳ね上る。
裕子は珠緒に跨り髪を掴むと珠緒の額に拳を叩きつけた。
ガン・・ガン・・ガン・・。珠緒の額から鮮血が流れはじめる。
「あんたらみたいな弱い奴を相手にする時間はないんだよ」割れた珠緒の額にエルボーを叩きこむ裕子。
ズガ・・ズガ・・ズガ・・「あんっ・・あ・・頭が割れちゃう・・」珠緒の流血は次第に量を増し、珠緒の顔だけでなくその返り血が裕子のお腹をも染めていく。
「誉子、いつまで寝てんだよっ!」足を痛めつけられうずくまっている誉子に激を飛ばす裕子。
「裕子さん」裕子の声に反応した誉子が足を引きずりながら立ち上がると珠緒の側に行く。
「よくも私の足をやってくれたね」珠緒の額にストンピングを落とす誉子。
グシャ、グシャ、グシャ・・「がう・・がああ・・」おびただしい量の出血が珠緒の顔を赤一色にする。裕子も加わった。
グジャ、グジャ、グジャ・・「だめ・・やめて・・死んじゃう・・」裕子と誉子の二人掛かりのストンピングが珠緒の割れた額を襲う。
予想通りの残虐な光景に観客は歓喜の声をあげる。
グジャ、グジャ、グジャ・・。楽しそうに珠緒を痛めつける裕子と誉子。珠緒の身体から力が抜けぐったりとしている。
「珠緒ちゃん・・」なんとかコーナーに戻ったひかるがコーナーに寄りかかりながらおぞましい光景を目の当たりにしていた。
珠緒が血の海に沈むと裕子と誉子はストンピングを止めてひかるの方へ視線を移した。
「ひっ・・」蛇に睨まれた蛙のように怯えるひかる。
「さあ、チビ。あとはあんただけだよ」誉子がひかるに近寄っていく。
「いやっ!こないでっ」ひかるは逃げようとしたが誉子に受けたダメージと恐怖のあまりで腰に力が入らなかった。
「あんたはパートナーを見殺しにするわけ?」誉子がひかるを捕まえて裕子の方へ放り投げる。
「大事なパートナーを見殺しにする悪い子はお仕置きしてあげないとね」裕子は受けとめたひかるを羽交い締めにする。
「私の大事な胸のお返しも済んでいないしね」ひかるの乳房をそっと撫でる誉子。
「いや・・やめて・・」身体を小刻みに振るわせるひかる。
「ちゃんと、やめてあげるわよ。チビちゃんの胸を潰してからねっ!」ひかるの乳房ごと鷲掴みにしてビキニを引き千切る誉子。
ひかるの乳房が小刻みに震えている。まってましたとばかりに観客の歓声が大きくなる。
ズシュ・・ズシュ・・ズシュ・・「きゃっ・・あんっ・・やめてっ」裕子に羽交い締めにされ身動きが取れないひかるの乳房をサンドバックのように殴りはじめた。
ズシュ・・ズシュ・・ズシュ・・「あんっ・・あう・・」誉子のパンチに答えるように揺れ動くひかるの乳房。
ズシュ・・ズシュ・・ズシュ・・「おっぱいが潰れちゃう・・」ひかるの乳房の色が赤紫に変わっていく。
ズシュ・・ズシュ・・ズシュ・・「やめて・・お願いだから・・」ひかるの丸い乳房がゴツゴツしてくる。
「誉子、私にもやらせな」ひかるを渡された誉子が裕子に向けて羽交い締めにする。
ジュニュ・・ジュニュ・・「ぎゃう・・ああんっ!」裕子もひかるの乳房をサンドバックのように殴る。
ジュニュ・・ジュニュ・・「ほんとにやめてえっ!」泣き叫ぶひかる。
「うるさいんだよっ!」強烈なアッパーがひかるの乳房を抉った。
「ああああんっ!」裕子のアッパーを飲みこんだひかるの乳房は膨らみをなくした。
「この・・ひとでなしっ!」ひかるの悲鳴に目を覚ました珠緒がふらふらと立ち上がると鮮血を胸に滴らせながら誉子に抱きついた。
「なんだあ、死に損ないがあっ!」誉子はひかるを放して珠緒のビキニブラの紐を掴んだ。
「誉子」裕子は崩れ落ちるひかるを受けとめると誉子に声をかけた。
裕子はひかるの腕を持ち、誉子は珠緒の腕を持った。裕子と誉子はハンマースローのように腕を引きながらくるんと回った。
バッチーン!「ぎゃう・・」裕子と誉子はひかると珠緒をぶつけた。ひかると珠緒は抱き合ったまま倒れた。
「せっかく楽しんでたのに邪魔するからだよ」誉子が唾をかける。
「こいつ、邪魔だから・・」珠緒の髪を持ちロープまで引きずる裕子。セカンドロープとサードロープに珠緒の乳房を挟んだ。
「きゃあああっ!」乳房をワイヤーとゴムでできたロープに挟まれ絞めつけられると珠緒は悲鳴を上げた。
「やだっ、とってよお・・」珠緒の腕力だけでは乳房をロープから外すことができない。珠緒の乳房がビキニを着けていても色が変わっていくのがわかった。
「まずはこのチビからですね。裕子さん」ひかるを立ち上がらせる誉子。
「私たちも鬼じゃないからそのかわいい顔だけは傷付けないであげる。顔だけはねっ」誉子からひかるを奪うと抱え上げる裕子。
「裕子さん、なにを?」誉子も裕子の次の行動がわからなかった。
「こうするのさ」裕子はひかるの足を開き股間をトップロープに擦りつけていった。
「きゃああああっ!」ゴムとの摩擦で股間が焼かれたひかるの悲鳴が上がる。
「もう一回っ」今度は逆向きにひかるの股間を擦りつける裕子。ひかるのビキニはロープとの摩擦に耐えきれずに解けて途切れてしまう。
「ぎゃあああああっ!」股間を直にロープに擦りつけられたひかるの悲鳴が会場に響き渡る。
「はあ・・はあ・・大事なとこがあ・・」肩で息をするひかる。
「もうひとつおまけだあっ!」再び前方向にひかるの股間をロープに擦りつける裕子。
「ひぎゃあああああああああああっ!」ひかるの断末魔。ひかるの股間の花びらもクリトリスもロープによって焼かれ、トップロープにはべっとりと血がついていた。
さすがの誉子もこの光景に目を覆った。
「ああ・・」天を仰ぎ、身体を膠着させるひかる。内股にドス黒い赤い線のあとがつき始める。
裕子がひかるをリングの上に投げ捨てるとひかるは身体をヒクヒクと痙攣させている。
「誉子、このチビを吊り下げな」誉子はこれ以上にひかるを痛めつけることになんの意味があるか疑ったが、RQの先輩であり絶対的な存在の裕子には逆らえず従った。
ひかるの股間から人の肌が焼けた匂いを嗅ぎながらひかるの身体をコーナーに逆さ吊りにした。
「バイバイ、おチビちゃん」拳を焼き爛れたひかるの秘裂に突き刺した裕子。
声も上げずに白目を剥いて気を失うひかる。ひかるの秘裂から抜き出した裕子の拳は真っ赤に染まっていた。
「今度は誉子の番だよ」裕子はひかるの太股で汚れた手を拭うと顎でお尻を突き上げた格好で乳房をロープから抜き出そうとする珠緒を指した。
「はい・・」誉子は裕子の指示に従って珠緒の側による。
「おまちどうさま。次はあんたの番よっ!」リングの中央に向けられた珠緒の秘裂にサッカーボールキックを叩きこむ誉子。
ズボオオオっ・・「きゃうっ」股間からの衝撃が珠緒の身体を貫いき脳天にくる。
「胸を外したいんでしょっ」誉子は珠緒の両足を掴むと引っ張った。
「やだっ!痛いっ、胸が取れちゃうっ!」逆に引かれないようにロープを掴む珠緒。
「外して欲しくないの?なら・・」珠緒の足を放すとロープに乗る誉子。
「あああっ!胸が千切れちゃうっ!」ロープの絞めつける力と誉子の体重で珠緒の乳房が締め上げられる。
「これも嫌なの?だから、外してあげるってば」誉子はわざと勢いをつけてロープから飛び降りた。珠緒の両足を掴む誉子。
「さあ、いくよ」誉子は一気に珠緒の足を引いた。
観客もまさかとは思っているが、珠緒の乳房が千切れてしまうことを想像すると目を背けた。
ブチ・・「きゃあああっ!」なにかが千切れる音と珠緒の悲鳴が同時に聞こえた。
観客は恐る恐るリングに目を向けるとほっと胸を撫で下ろした。
千切れたのは珠緒の乳房ではなくビキニだった。珠緒は胸を押さえてうずくまる。
珠緒の乳房は血行不良のため、既に黒ずんでいた。
誉子は珠緒を起き上がらせると裕子へ視線を送った。
「パワーボムをお願いします」珠緒を裕子に渡す誉子。裕子は珠緒の頭を股に挟んだ。
「そのままでいてください」珠緒が頭を挟まれてお尻を誉子の方へ向けた姿勢になると誉子は止めた。
「一発で終わらせたらおもしろくないですしね。この子のパートナーと同じふうにしないと・・」裕子に説明する誉子。
裕子はうなずく。
「(パートナー・・ひかるちゃんは?)」珠緒はひかるの姿を探した。
「いやああああっ!ひかるちゃんっ!」珠緒は潰れた乳房を逆さまに垂れ下げ、股間から大量の出血を流すひかるの姿を目にすると悲鳴をあげた。
「あんたも同じようになるの。うれしいでしょ、パートナーといっしょでさ」珠緒のビキニショーツを擦り下げる誉子。
「やだっ!やめて、そこだけはやめてっ!」裕子の股間から悲願する珠緒。
「もっと悲鳴をあげないさいよっ!」誉子は珠緒の秘裂に地獄突きをする。
ズボ・・ズボ・・ズボ・・「ぎゃ・・あうっ・・ひいっ・・」誉子の地獄突きが珠緒の秘裂を襲う。
グジュ・・グジュ・・「ひ・・ひい・・」誉子の地獄突きが珠緒の膣内を傷付けると、誉子の腕が肘まで赤く染まっていく。
観客は想像以上の光景に言葉を失っていた。観客のなかには失神する者もいた。
グジュ・・グジュ・・「あ・・ひっ・・」足をカクカクと振るわせる珠緒。
グジュ・・グジュ・・「あう・・あう・・」口をパクパクとさせる珠緒。誉子の地獄突きが突き刺さり抜かれるたびに秘裂から血飛沫。
「誉子、どきな」さすがの裕子も目の前で女の大事なところからの血飛沫に耐えられなくなり、珠緒の腰に腕を回すと抱え上げた。
バッシーン・・。リングに叩き付けられる珠緒。
プシャーーーー・・。珠緒の股間から噴水のように赤く染まった小便が飛び出した。
カンカンカンカン!試合終了のゴングが鳴らされた。
処刑完了と言わんばかりの裕子と誉子は珠緒から剥ぎ取ったビキニショーツでひかると珠緒の血で汚れた腕を拭いリングをあとにするした。
二人が失神するまでというルールとはいえ、リングはまるで地獄絵図のような光景になっていた。

ニ回戦第3試合

リングの上ではニ回戦第2試合で傷付いた珠緒とひかるの治療が進められていた。医務室に運ぶまでの応急処置ということであったが、二人の傷が重く出血がなかなか止まらないため難航していた。
次の試合を行う阿室とあみがその光景を見ていた。
控え室では気合充分のあみであったが、珠緒とひかるを見るなりすっかり怖気づいていた。
「ちょっと、あみ。怖いならリングに上がらないでいいから」阿室である。
「リングに上がらないって棄権するの?棄権はできないはずじゃあ・・」地下リングでは試合を棄権することが許されていなかった。もし、棄権しようとするならばリング上で公開レイプが待っているのである。
「棄権なんかしない。怖気づいたのがいっしょだと勝てる試合も勝てないってこと」視線をリングに向けたまま答える阿室。
「だって・・」あみはたとえ阿室でも二人を相手にするのは無理だと言いたかった。ましてや、今回の対戦相手は叶野姉妹を完膚なきまで叩きのめし、血祭りに上げた栄子と江梨子である。
「私は負けるために戦うわけじゃない。舞台でもここでもどこでもね」人気絶頂だった頃に電撃結婚をしてあゆや歌田にトップの座を譲り、そして愛する母親の死、離婚で愛しいこどもとの家庭生活の消失。阿室には失う物がなかった。
また、これらのことで阿室は強くなっていたのである。
「だから、あんたみたいな負け犬は邪魔なの」きっぱりと言い切る阿室。
「負け犬って・・私は負け犬じゃないっ!」あみは自分の弱さを阿室にまで見透かされると自分を震え立たせるように阿室の言葉を否定した。
「了解。じゃあ、行くよ。いいね、あみ」珠緒とひかるの処置が終わり医務室へ連れて行かれると再起を賭けたかつてのトップシンガーがリングへ向かった。
『赤コーナー、セクシー系トップグラビアペア〜』黒いビキニの栄子と白いビキニの江梨子が自慢気に豊満な身体を観客に見せる。
『青コーナー、トップシンガーペア〜、阿室奈美恵〜、鈴本あみ〜』赤いビキニで揃えた二人が深々と頭を下げる。
「貧乳ペアのお出まし?」笑いながら阿室とあみを指差す栄子。
「胸だけタレントのお決まりのセリフね」あみが答える。
「落ち潰れ歌手がわめいてるよっ」江梨子。
「別に落ち潰れたわけじゃないっ!」あみも反論する。
カーン!あみと江梨子と栄子が言い争うなか、ゴングが鳴った。
ヒュッ・・「えっ?」ゴングと同時にあみの横を風が通り抜けた。
バキッ・・グシャ・・「ぎゃ・・」「ぐえ・・」風の正体は阿室だった。
得意の琉球空手で江梨子と栄子を同時に相手にしている。
「く・・。男に振られた女があっ!」栄子である。
「だから、なにっ?」阿室の正拳が栄子の顔を襲う。
バキイイ・・「ぎゃふ・・」仰け反る栄子。
「よくも、栄子をっ!」後から迫る江梨子。
ズボ・・「ぐえ・・」江梨子のお腹に後ろ蹴りを入れる阿室。
「つ・・強い・・かっこいい・・」呆然とするあみであった。
小さい頃から琉球空手を習ってきた阿室にとって、どれだけ地下リングで暴れようとも栄子も江梨子も所詮は素人なのである。阿室の相手にはならなかった。
「私もこんなことしてられない」あみは慌てて戦いに混ざっていった。
「かっこつけてるんじゃないよっ!」プロレスが好きな栄子が阿室に飛びかかる。
「しゃべると舌噛むよ」阿室の掌打が栄子の顎を突き上げる。阿室の警告通り、舌を噛む栄子。
「このおっ!」あみが江梨子にドロップキックを叩きこむ。
ドガッ!「きゃっ・・。・・なにすんだよっ!」あみのドロップキックは江梨子に決まったが、ダメージを与えるどころか江梨子の怒りを買ってしまう。
「あぅ・・」あみは江梨子に捕まる。
あみvs江梨子。阿室vs栄子。4人がリングの上で戦闘状態になった。
「また素っ裸にしてやるからっ!」江梨子があみに殴りかかる。
バシ・・バシ・・「きゃっ・・あんっ」身長差にして15センチ。ミスマッチである。
「私だって負けてばかりじゃないんだからっ!」反撃を試みるが江梨子には届かない。
「まずはあんたを血祭りに上げてからだね」江梨子は容赦のない拳をあみに叩きこむ。
バキ・・バキ・・「ぎゃ・・がう・・」あみは早くも鼻血を出し、顔が腫れてゆく。
「あんたたちみたいに遊び半分で女の子をいたぶるのはだいっきらいなのっ!」阿室の拳が轟音を上げて栄子に叩きこまれる。
ドガ・・ボギ・・「ぐえ・・ぎゃう・・」阿室の正確な突きが栄子の豊満な身体に飲みこまれていくが、栄子の顔と身体にはあまり影響がなかった。
ドガ・・ボギ・・「がう・・げえ・・」しかし、栄子は苦悶の表情を浮かべる。阿室の突きは栄子の芯にダメージを与えていたのだった。
「負けるかあっ!」栄子のプライドである。阿室を捕まえに行く。
「さすがね・・」阿室は栄子の根性を称えるが、余裕の表情を浮かべる。
ボキィィィ・・「ぎゃあああっ・・」栄子の掴みかかってくる手を取った阿室は、その腕を固めながら栄子を投げた。
受身が取れずに鈍い音を立てる栄子の身体。
「強い・・強すぎる・・」栄子は阿室の強さに驚愕した。
「きゃんっ!」あみの悲鳴があがる。江梨子のアトミックドロップで股間を粉砕されていた。
「今度、写真集出すんだってね。もう撮影は終わったのかしら?」江梨子はあみの後頭部に手を掛けてあみの顔をリングに叩きつけた。
ベシャ・・「ああんっ!」リングに叩きつけられたあみの顔に血が滲む。
「歌手でだめだから写真集?いっそのことヌードにでもなったら」江梨子は後からあみのビキニショーツを掴むと回しはじめた。
「やだあ・・食い込んじゃってるっ!」あみの股間に引っ張られて細くなったビキニショーツが食いこんでいる。
「気持ちいいんでしょっ!」ビキニショーツを引いてあみの身体を引き寄せると腰に手を回した。
「もっと気持ちよくしてあげるからっ!」あみの身体を抱え上げ、バックドロップの姿勢になった。
「せやっ!」あみが落とされる前に阿室が飛び蹴りを江梨子に叩きこんだ。
ドガッ・・「きゃっ」あみを放す江梨子。一瞬、なにが起こったかわからなかった。
「阿室さん」あみは食いこんだビキニを直す。
「大丈夫?」視線を江梨子に向けたままあみを気遣う阿室。
「なんであんたが?栄子は?」栄子は阿室の攻撃によりうずくまっている。
「ったく・・口だけなんだから・・あのぶた・・」江梨子は日頃から思っていたことをつい口にしてしまう。
「(ぶた・・?って誰よっ)」苦しみながら江梨子の言葉を聞いた栄子。
「ちょっと、栄子。しっかりしないさいよっ!」江梨子が栄子に激を飛ばす。
「この人はあみの相手でしょ」江梨子の相手になっても良かったが、今後の試合のためにもあみの根性を見たかった阿室。
「う・・うん」あみも阿室に答えようと江梨子に向かっていった。
「く・・阿室おっ!」栄子が気合を入れて立ち上がる。
「栄子っていうんだ。あんた」阿室は栄子の名前を確認する。
「だからなんだっていうの」巨乳グラビアタレントとして名が売れてきたと実感していた栄子は阿室の惚けた言葉が許せなかった。
バキィィィ・・「あう・・」阿室の下段蹴りが栄子の出足を止める。
「一応、名前だけは聞いておこうと思ってね」余裕の阿室である。
「ないよそれっ!」栄子は低いタックルを阿室に仕掛けた。
グシャアアア・・「ぎゃう・・」栄子のタックルを待っていたのは阿室の膝であった。阿室の膝蹴りが栄子の顎を捕らえると大の字になって倒れる栄子。
ズボ・・ズニュ・・バキ・・「げえ・・あう・・がう・・」江梨子のパンチがあみのお腹、胸、顔面を襲っている。
ズボオオ・・「げえ・・」江梨子があみのお腹を蹴り上げるとお腹を押さえて前屈みになるあみ。
「相変わらず弱いね」あみの首に腕を回す江梨子。チョークスリーパーで締め上げる。
「ぐううう・・」暴れて必死に逃れようとするあみ。
「暴れるんじゃないのっ!」あみのビキニブラを手を掛けると、チョークスリーパーを一瞬外す江梨子。
「すぐ楽にしてあげるから」あみのビキニブラを引き上げ首に掛けてから再びチョークスリーパーを決めた。
「ぎゅううう・・」細いビキニが首に食い込み、江梨子の絞めで呼吸と頚動脈を同時に押さえられるあみ。乳房を露わにしながら必死で藻掻くものの意識が朦朧としてくる。
「あうう・・」江梨子があみを締め上げるすぐ側に栄子が大の字になって倒れこんできた。栄子はほとんどグロッキー状態であった。
「栄子?」栄子を足で小突く江梨子。阿室が迫ってくる。
「ちっ・・使えないぶた・・」江梨子は仕方ないと見るとあみを阿室に投げ付けた。
「(ぶた・・?また・・)」江梨子の言葉は栄子の耳によく届いていた。
「栄子、少し休んだら手伝いなさいよっ!」あみを受けとめた阿室にショルダーアタックを叩きこむ江梨子。
ドガ・・「きゃっ」阿室とあみをロープまで飛ばす。阿室とあみは絡み合ったまま倒れた。
「チャンスっ!」江梨子はそのまま駈け込み、ストンピングを二人に落としていった。
グジャ、グジャ、グジャ・・「きゃ・・あんっ・・」阿室の上にあみが乗っているため、身動きできない阿室にもストンピングが落とされていく。
「貧相な身体だけにすぐ効果がわかるわ」ストンピングを食らった阿室の身体はすぐに痣になっていた。
「阿室さん・・ごめんなさい・・」踏みつけられながらも阿室に謝るあみ。
「あみ、こんなときになに言ってるのっ!」なんとか急所だけは避ける阿室。
「はじめっからあんなぶたをあてにしなきゃよかった・・」二人がぐったりするまでストンピングを続ける気になっている江梨子。
「江梨子おっ!」栄子が立ちあがった。
「栄子、起きたの?手伝いなさいっ」栄子に指示をする江梨子。
ドガ・・「きゃっ・・」栄子が攻撃したのは江梨子だった。
「なにするのよっ!」
「ぶたって誰のこと言ってるんだよっ!」栄子は江梨子のぶた呼ばわりが気に食わなかった。
「あんたのことよっ!胸だけだけくて役立たず。ブタで悪ければホルスタイン?」江梨子。
「ホルスタインですって〜?ふざけんじゃないよっ!」
「ふざけてるのはどっちよっ!胸がなければ他に売るもんでもあるの?」
「胸、胸って・・。私より小さいからってひがむんじゃないよっ」
「そんなバランスの悪い胸なんてこっちからお断りっ!」
「バランスって・・」
「所詮はあんたは私の前には出れないのっ!」
「くっ・・」育毛会社用の宣伝ポスターで江梨子が前で栄子が後にされたことを思い出すと言葉を失う栄子。
「バラエティ番組で売れてるのはあなたじゃなくてあなたのバストだって気付かない?」トドメとばかりの江梨子の言葉。
「うるさいんだよっ!」栄子が江梨子に殴りかかった。
バシィィィ・・「きゃっ・・。なにするんだよっ!このぶたっ」
ビシィィィ・・「ぎゃあ・・。ぶた、ぶた、好き勝手言ってんじゃねぇよ」
栄子と江梨子がそれぞれの腕を持って組み合う。
「阿室さん・・」乳房をビキニに仕舞うあみ。
「さあ?いいんじゃない、勝手にやらせておけば。それより、早くどいてくれないかな」あみは阿室の上に乗ったままだった。
「あ。ごめんなさい」慌てるあみ。
「いつもえらそうな顔して気に食わなかったんだよっ!」パワーの差で江梨子を押し込む栄子。
「それはこっちのセリフよ。年上だからってえらそうにするなっ!」必死で耐える江梨子。片膝をつく。
「このぉ・・」膝立ちの姿勢になって腕を掴み合って身体が傾けながら組み合う二人。
「やっぱり、大池さんの方が勝つのかな」特等席で観客気分のあみ。
「あの、栄子さんってあれ以上は無理でしょ」同じく特等席で観客気分の阿室。解説もこなしている。
「そうなの?」
「見てればわかるよ」
「この、ぶた女・・」江梨子は片手を放すと栄子の髪の毛を引っ張る。
「イタタタ・・なにするのよ傲慢女っ!」栄子も負けずに江梨子の髪を引っ張る。
阿室の指摘通り、栄子は全身から汗を流しはじめる。阿室に受けたダメージがあったのだ。
「きゃっ・・」栄子と江梨子は髪を引っ張り合いながら横に倒れる。
「放せよっ!」江梨子が寝ながら栄子を蹴る。
「ふざけんなよっ!」栄子も蹴り返す。
格闘技とは程遠い女の取っ組み合いがリングで展開されている。観客は予想外のことに喜び二人を囃し立てている。
「このっ!」江梨子が栄子の上を取った。
「はあ・・はあ・・」頭を動かして乱れた髪を後に回す江梨子。
「重いんだよっ!デブっ」栄子が下から。
パシーン!「誰がデブだって?」江梨子のビンタが栄子のほほを叩く。
「いってえなっ!ふざけんなっ!」栄子が江梨子のビキニに手を伸ばす。
「きゃっ」咄嗟にビキニを押さえる江梨子。
「なにすんだよっ!」栄子のビキニに手を掛ける江梨子。栄子もビキニを押さえる。
「自慢の胸なんだろっ!」無理矢理に栄子のビキニを剥ぎ取る江梨子。栄子は自分の乳房を抱きしめるようにして隠すして江梨子を睨む。
「なんだよっ、その目は!」江梨子のハンマーパンチが栄子の顔面を襲う。
グシャ・・グシャ・・「ぎゃ・・ぎゃう・・」手で胸を隠していたため、がら空きとなった顔に集中放火を浴びる栄子。
「少しはみえる顔にしてやるよ」ペースを握った江梨子の容赦のない攻撃がはじまった。
グシャ・・グシャ・・「がう・・ふべ・・」栄子の鼻と口から血が出始める。
グシャ・・グシャ・・「ぎゃう・・やめ・・やめて・・」栄子の顔が腫れはじめると栄子が弱々しい声をあげる。
「うるせえんだよっ!今日という今日は許さないからね」栄子の手を引き剥がすと栄子の乳房を殴りはじめる江梨子。
バニュ・・ブニュ・・「あう・・あんっ・・」乳房が江梨子の拳を飲み込む度に腫れあがった顔を上げる栄子。
バニュ・・ブニュ・・「ああんっ!やめて、お願いだからっ!」胸をかばおうとする栄子。その手を払いながら江梨子は栄子の乳房を攻撃する。
「栄子の大事なおっぱいが潰れるよっ!」栄子の乳房を鷲掴みして襟を掴み上げるように栄子の乳房を捻り上げる江梨子。
「あああっ!やめてえええっ」顎を上げ足をばたつかせ藻掻く栄子。
「こっのおおおおっ!」江梨子は腰を浮かせると栄子の乳房で栄子の身体を浮かせた。
「江梨子さんっ!やめて、おっぱいが取れるうっ!」栄子は必死になっていた。
「いまごろ”さん付け”しても遅いんだよっ!」尚も持ち上げる江梨子。
「そろそろかな。あみ、あそこコーナーの上に登っておいて」阿室が腰を上げる。あみは阿室の指示に従ってコーナーに登った。
「お願いっ!放してっ、おっぱいが取れちゃうからっ!」江梨子に泣き縋る栄子。
「こんな傷だらけの胸なんかいらないでしょっ!」江梨子は栄子の乳房を捻り切ろうとする。
「いるのっ!大事なのっ!だからっ!」栄子が最後の悪あがきと暴れると江梨子の手が滑った。
「あんっ・・。く・・このクソ女あっ!」栄子の変わり身は早かった。バストクローから解放されると敵意を剥き出しにした。
「なに、強がってるんだよっ!」ポーンと軽く飛んだ江梨子は膝を栄子の股間に落とした。
ゴキイイイ・・「ぎゃう・・」栄子の股間から脳天へ衝撃が走る。
「気持ちよかったの、栄子?なら、もう一発・・」江梨子は四つん這いの姿勢から足を振り上げる。
「やめてええっ!女の子の大事なとこでしょうっ!」栄子は必死になって叫んだ。
「だれが女の子だよっ!このブタあっ!」江梨子の渾身の膝が振り落とされる。
ゴギィィィッ!「んぎゃっ・・」江梨子の膝が栄子の股間を直撃すると栄子は白目を剥いた。
「これでわかったでしょう?誰がうちのトップだって?」江梨子はパンパンと手を叩きながら立ちあがる。
「で。喧嘩は終わった?」江梨子の後ろから阿室が訪ねる。
「あ・・阿室・・」江梨子は阿室とあみがいたことを思い出した。
「すぐに終わらせてあげるから」阿室は軽く助走をつけてからタンッと踏みきった。
バキィィィ・・「ぎゃう」飛び蹴りが江梨子の顔面を捉えた。江梨子はそのまま後ろへ倒れた。
「あみ、お腹っ!」
「は、はいっ」阿室の指示でコーナーから江梨子のお腹に着地するあみ。
ズボォォォッ「ぐえぇぇぇ・・」あみのフットスタンプが江梨子のお腹を潰した。
「そおれっ!」阿室はコーナーを使って空中に舞い上がると、一回転してから両膝を江梨子のお腹に落とした。
グボォォォッ「げふっ」江梨子の口から胃袋の中身が吹き出した。江梨子も白目を剥いた。
カンカンカンカン!試合終了のゴングが鳴る。
「やったあっ!」無邪気に喜ぶあみ。
「こんなんで大丈夫かなあ・・」喜ぶあみを心配そうに見る阿室。
「でも、こんなんじゃあ喜べませんね。次はもっとがんばります」あみは阿室の方に振り向いた。
「ま、なるようにしかならないか・・」阿室はリングを降りて控え室に戻っていった。あみも慌て阿室のあとを追う。
「(ったく・・あれが同じ事務で稼ぎ頭だなんて情けない・・。締めないと・・)」黄色いタクシーの秘密兵器と称される八幡悦子であった。

江梨子によって乳房と股間を痛めつけられた栄子と阿室とあみにお腹を潰された江梨子が医務室のベッドで隣り合わせになって寝ていた。
幸いにも二人とも軽傷ですぐにでも退院できる状態であった。
「栄子・・起きてる?」
「うん・・」
「謝って済む問題じゃないってわかってるけど・・」
「ううん・・」
リングでいがみ合った二人であったが、お互いに傷付いて慰めあっていた。
「栄子と江梨子、大丈夫?」八幡悦子が医務室に訪れた。
「悦子」江梨子が先に気がつく。
「うん。大丈夫みたい」栄子がニッコリして悦子に返事をする。
「あっそう・・」悦子はニッコリしながら背中に隠していた物を出した。
「なにっ?」江梨子。
バッシーン!「きゃっ」悦子がいきなり栄子に竹刀を振り落とした。
バシッ!バシッ!バシッ!「きゃっ!やめて、なにするの!」不意を突かれた栄子は2本の竹刀で滅多打ちにあい、ベッドの上でぐったりする。
「悦子さんっ!」江梨子が止めようとする。
「あんたもだよっ!江梨子」江梨子も滅多打ちにする悦子。
「あんたたちのせいで私にまで迷惑がかかるんだからねっ!」悦子が江梨子に掛けてある薄い布団を奪うと、江梨子のビキニをすべて剥ぎ取り裸にした。
「悦子さん・・なにを・・」江梨子は咄嗟に胸を隠す。
「あんたたちが大人しくなるようにしてあげるだけっ!」悦子は江梨子の足を開くと、江梨子の股間に竹刀を突きたてた。
「や・・やめてえっ!」江梨子が叫ぶが、悦子は竹刀を江梨子の秘裂に突き刺した。
「あああんっ!」腰を浮かせ身体を反らせる江梨子。
「もう一匹っ!」栄子の秘裂にも竹刀を突き刺す悦子。
「二人ともなかなかいい格好よ・・」悦子が取り出したのはデジカメであった。
「はい、チーズ」パシャ・・。デジカメの画像には丸裸の江梨子と栄子が秘裂から竹刀を突き刺し血を流し出している姿が写っていた。
「ふふふ、これを公開されたくなかったら私の言うことだけを聞くのね」悦子は江梨子と栄子をそのままにして医務室を出て行った。
悲鳴を聞きつけた医師たちが駈け付けた。
江梨子と栄子の秘裂から竹刀が抜かれ、傷付いた膣内の治療がすぐにはじめられた。

ニ回戦第4試合

人気AV女優ペアがリングに登場すると会場がざわめく。
まぶしいほどのショッキングピンクのビキニは愛をより格好良く、あんなよりかわいく演出している。
バストも二人合わせて191センチと他を圧倒していた。
しかし、今回の相手は二人のバスト合計が194センチと人気AV女優ペアを上回る巨乳系トップグラビアアイドルペアであった。
観客の視線が4人の乳房を忙しく集中されていた。
『赤コーナー、巨乳系トップグラビアアイドルペア〜、恵美〜、大澤舞子〜』グラビアクイーンらしくエナメルの黒いビキニで揃えた恵美と舞子が観客に挨拶をする。
舞子の165センチで100センチのバストは大迫力であった。
『青コーナー、人気AV女優ペア〜』乳房を持ち上げ観客を誘惑する愛と照れた表情のあんなが観客に挨拶を行う。優勝候補の優花と理奈の癒し系アイドルペアから金星をあげたこともあり声援は大きい。
カーン!90センチ超級の試合がはじまった。
舞子が100センチのバストを跳ね揺らしながらリングに残った。人気AV女優ペアは意外にもあんながリングに残った。
100センチ級の対戦に観客は興奮する。
「あんた、ここに出る度に胸を潰されているんだってね」もっちりとしたあんなの乳房に視線を落とす舞子。
「そうですね。みなさんにうらやましがられてちゃってるみたいです」いつものオドオドした感じのあんなではなかった。
「それ、わかるわ。必ずって言うほど私の胸も話題にされちゃうからね」100センチバストの舞子も同意する。
「でも、今日はあなたの胸もあなた自身も潰してあげるから」舞子の目つきが変わる。
「返り討ちにします」いつものネガティブなあんなを愛が徹底的に変えていたのだった。あんなは愛の気持ちに答えようと必死になっていた。
「いい度胸ね。それだけは褒めてあげるわ」舞子があんなに飛びかかった。
「ありがとうございますうっ!」ブルンと乳房を揺らしたあんなが真っ向から舞子に立ち向う。
お互いに腕を掴んでの力比べとなった。
「いつまで耐えられるかしら?」体格で有利な舞子が押しはじめる。
「ぐぅぅぅ・・」歯を食いしばり耐えるあんな。
二人の汗がそれぞれの胸の谷間に流れる。舞子は蹴りを出せばあんなを崩せる状態ではあったが女の意地で力比べを選んでいた。
「このおっ!」あんなが気合を入れると意外にも舞子を押しはじめた。
あんなの出身地が北海道ということもあり、小さい頃から雪かきで養ったパワーである。あんな自身は気付いていなかった。
「ぐっ・・負けるかあっ!」舞子もふんばる。
「ええいっ!」あんながコンプレックスにしている太い足は伊達ではなかった。あんなは踏ん張りを利かせ一気に舞子を押しはじめる。
先に片膝をついたのは舞子であった。一歩一歩前に詰め寄るあんな。
舞子の顔にあんなの乳房が触れると舞子はあんなによって押し倒された。
「やったっ!」あんなはチャンスと判断すると1回戦で優花を失神まで追いこんだバスト固めを極めにいった。
あんなに頭を抱きつかれ、もっちりとした乳房に鼻と口を覆われた舞子は息が吸えなくなった。
「ああああんっ!」あんなのバスト固めが決まったかと思われた瞬間、あんなが顎を上げ身体を反らせた。
「そんな技でえっ!」舞子のベアハッグが決まっていた。
「だめえ・・苦しいよぉ」じたばたするあんな。
「このまま背骨まで折ってあげるからっ」上体を起こし、あんなの身体を反らしながら締め上げる舞子。
「負けたくないんですうっ!」あんなは再び舞子の顔に抱きつくとバスト固めを極める。
リング上ではあんなと舞子が力一杯抱き合っている。観客は巨乳の美女同士の抱き付き合いに違う感覚の興奮を覚えた。
観客の思いとは逆に息ができない舞子と腰を締め上げられるあんなは悲壮な思いをしていた。
ビタン・・「ぷはーっ!」息ができなかった舞子があんなをリングに投げ捨てた。肩で息をしている。
あんなはリングに伏せて腰を押さえている。
「なかなか根性があるわね・・」他の人から聞いていたあんなとは別人のあんなを称える舞子。
「あ、ありがとうございます」根性は認められたものの性格は素直なままのあんな。
「舞子さん〜っ!そんなホルスタイン相手に遊ばないで下さい」エプロンから恵美の激が飛ぶ。
「なんですっ!そのホルスタインってえっ!」自慢の乳房を侮辱されたあんなが恵美に聞く。
「ただ大きいだけで垂れてるでしょう?牛さんのおっぱいみたいだからホルスタイン」当然と言わんばかりの恵美。
「じゃあ、あなたはどうなんですっ!」好き勝手に言う恵美に怒るあんな。
「さあ?どうなんでしょうね。ご想像におまかせします」あんなをからかうことを楽しむ恵美。
バチーン!「きゃっ」あんなの視線が完全に恵美へ向かれると舞子のビンタがあんなを襲う。
「あなたの相手は私だって言うの。ホルスタインちゃん」間髪入れずにあんなに襲いかかる舞子。
バチーン・・バシ・・ズニュ・・「きゃんっ、あう・・あんっ」ビンタ、パンチ、乳房へのパンチと打ち込む舞子。
「ほんと、素人ね」舞子の攻撃に対して頭を抱えるだけの防御になるあんな。
バシュ・・ズボ・・バキ・・「きゃっ・・あう・・がう・・」舞子の攻撃がおもしろいほど当たる。
全身に痣ができてくるあんな。コーナーまで詰め寄られる。
バシ・・ガツッ・・ズボォォォッ・・「あんっ・・ぐはっ・・ぐぇ・・」コーナーに釘付けとなったあんなをサンドバックのように乳房を踊らせながら攻撃する舞子。
ガツン・・ガギ・・「あう・・止めてぇ・・」舞子の猛攻の前に成す術ないあんなが弱気になる。
「あんなちゃんっ!調子に乗るなあっ!」愛があんなを助けに行こうとした。
「おっと。だめですよ、そこで見てなきゃ」愛の前に立ちふさがる恵美。
「ちょっと、どきなさいよっ!」恵美を払い除け、あんなを助けに行こうとするが恵美が壁になって愛を通さない。
バシ・・ズボ・・ブニュ・・「ぐ・・あう・・あんっ・・」顔、乳房、お腹を痣だらけにしていまにも泣き出しそうなあんな。口と鼻からは出血がある。
「そこであの人がボロボロになるのを見てるのっ!そのあとゆっくりあなたを・・」舞子が攻勢になっているため、余裕の表情を浮かべる恵美。
「邪魔なんだよっ!」愛の前蹴りが恵美に叩きこまれる。
ズボ・・「うが・・」身体をくの字にしたまま尻餅をつく恵美。
「なにすんのよっ!AV女優の分際でえっ!」お腹を押さえて立ち上がる恵み。
「たかが乳タレントに言われたくないねっ!」前屈みの恵美の顔に前蹴りを叩きこむ愛。
グシャアアア・・「ぎゃう・・」仰向けに飛ばされる恵美。その恵美の両足を掴んだ愛は恵美の足の間に足を割り込ませる。
「ちょっとっ!なにするの」電気アンマの体制に顔を赤らめる恵美。
「本当はうれしいくせに」恵美の股間を刺激し始める愛。
「あんっ・・ああっ・・ああっ・・あうっ・・・はああん・・・」最初は嫌がる恵美であったが、次第に表情が変わってきた。
「強がりを言っても所詮は女。しっかり感じているじゃない」足のバイブレーションを強める愛。
「はあっ・・あうん・・ああっ・・」レズプレイも得意とする愛の責めに指を咥え腰を反らせ悶える恵美。
「恵美いっ!」あんなを攻撃していた舞子が恵美の危機に気付く。
「恵美になにしてんだよっ、変態女あっ!」舞子は振り返り、愛の方へ向かった。愛は恵美の足を放し、舞子の攻撃を避ける。
「変態?その変態女に責められてアソコをびっしょりにしちゃったその子はどうなの?」あんなの側に立った愛。
「えっ・・?」舞子は仰向けなって息を荒くしている恵美に視線を落とした。
「・・っ!そんなことあるわけないじゃないっ!」はっとした恵美は内股にしながら上体を起こした。
「あんなちゃん、大丈夫・・かな?」コーナーにうつむけに寄りかかるあんなに声を掛ける舞子。
「痛かったよお・・」愛が側に寄って安心したため大粒の涙を溢れ出させるあんな。
「うんうん。・・今度は私が相手よ。どっちがくる?」あんなを慰めてから舞子と恵美の方を睨みつける愛。
「ま、どっちっていっても小さい方は腰に来ちゃってるんだろうけどね」あんなを自コーナーに連れて行く愛。
「なに言ってるのよっ!」恵美が否定するように勢い良く立ちあがる。
「ふ〜ん・・強がり言っちゃって。本当はもっとして欲しいだけなんじゃない?」愛が横目で恵美を見る。
「AV女優がえらそうな口を叩くなあっ!」恵美は舞子を制して前に出た。
「AV、AVって・・。ずいぶん、気になるみたいね」あんなをコーナーで休ませると立ち上がり、恵美の方へ振り返る愛。
「本当はAVに出て男優さんのセックスしたいんじゃないの?いいわよ。私が教えてア・ゲ・ル」投げキッスを恵美に送る愛。
「はあ?ばっかじゃない。わっけわかんない」愛を嫌う仕草で迷惑な表情をする恵美。
「口ではいくらでも言えるから身体に聞かないとね」愛が恵美に飛びかかった。
「ふん。男に抱かれるだけの人に負けないから」カウンターを狙う恵美。
ズボォ・・「ぐえ・・」恵美のカウンターに愛のつま先蹴りがカウンターで恵美のお腹を抉った。
「おっぱいが大き過ぎてうまく動けないのかしら」お腹を押さえて前屈みの恵美の顎に手を添えて顔を上げる愛。
ブチュー・・「んっ!」愛はいきなり恵美の唇を奪った。恵美の頭を抱えて濃厚なキスをする愛。
「んん〜っ!」恵美の口の中に愛の舌が入る。恵美は愛の舌を噛みきろうとしたが顎を押さえらていた。
愛はキスをしたまま恵美を押し倒した。
チュパ「んあ・・。なにするのよっ!」愛の唇が離れると声をあげる恵美。
「あら?まさかファーストキスだった?」恵美の上から色目の視線で恵美を見る愛。
「いいのよ。感じてもらって」愛は恵美の手を押さえると唇を恵美の首筋から乳房の方へ這わせていった。
「ちょっと、止めてよ」顔を上げ、愛の唇が自分の乳房に到達していくのを見る恵美。
「恵美!」舞子が恵美を助けようとリングに入ろうとする。
「きゃっ!」舞子がロープを潜りリングに入ろうとしたとき、あんなが下からビキニショーツを掴んでいた。
「愛ちゃんの邪魔はさせませんからっ!」舞子のビキニショーツを引くあんな。
「どこひっぱてるのよっ!」舞子の尻が半分だけ露わになると、舞子はロープを潜ることをやめてショーツを脱がされないように押さえた。
「あ・・」「きゃっ」舞子がロープを放したため、あんなに引かれていた舞子はあんなの上に落ちた。
「いったいわねえ〜」転落したときに打った腰を押さえて立ち上がる舞子。
「うう〜ん・・」固いリング下の床に尻餅をついたあんなも尻を撫でながら立ちあがる。
「よっぽど痛い目に遭わないとわからないようねあなたはっ!」舞子があんなに手を伸ばす。
「私だってやられているだけじゃありませんっ!」舞子の手を払い除け、肩からぶつかっていくあんな。
ドガ・・ガツン・・「あうっ」あんなのショルダータックルの勢いで舞子は後頭部を鉄柱にぶつけリングに寄りかかりながら座りこんだ。
「このっこのっこのおっ!」あんなのストンピングが舞子のお腹を踏み潰す。
グジャ、グジャ、グジャ・・「きゃっ・・あんっ・・いたっ」あんなは舞子のお腹を狙っていたが、100センチの乳房にも当たり舞子が声をあげる。
グジャ、グジャ、グジャ・・「ちょ・・ちょっと・・どこ踏んでるんだよっ!」あんなのストンピングを食らいながらも立ち上がる舞子。
「あんたの垂れ下がった胸とは違うんだからねっ!」舞子はあんなの腕を掴むと頭に手を添えて鉄柱にぶつけていった。
ゴォォォン・・「きゃう・・」あんなはおでこからモロに鉄柱にぶつかり、鉄柱を抱きながら膝を床についた。
グジャ、グジャ、グジャ・・「あんっ・・あう・・」あんなの腰にストンピングを叩きこむ舞子。
「男じゃなくて鉄柱でも抱いてなっ!」あんなの頭を再び鉄柱に叩きつける舞子。
ガツーン・・「がう・・」あんなは崩れるように床に倒れた。
グジャ、グジャ、グジャ・・。さっきのお返しとばかり、あんなの乳房にストンピングを落としていく舞子。
「私はグラビアアイドルよっ!AV女優とは違うんだからあっ!」リングの上では愛が恵美のビキニブラを咥えて脱がそうとしていた。
「やめてよ・・お願いだからやめてえっ!」愛は恵美のブラを咥えて引っ張り恵美の乳房を露わにした。
「さすが自慢のおっぱいだけあっておいしそうだわ」恵美の乳首を唇に含みはじめる愛。
「いやあ〜ん」恵美は顔を赤らめ逃げようとするが、愛は恵美の両手を手で押さえ、腰で恵美の腰を押さえつけていた。
チュパ・・チャパ・・「やめてよお・・止めてってばヘンタイっ!」恵美は愛から逃れようと必死で身体を動かすと愛の腰の押さえが甘くなった。
カリ・・「あんっ!」愛が恵美の乳首を軽く噛んだ。恵美は敏感なところに刺激を受けて声をあげてしまう。
「ふふ・・感じてるくせに・・」恵美の乳房にしゃぶりつく愛。
「か・・かんじてなんかないっ!止めてよっ、このエロ女っ!」恵美は愛の股間を膝で蹴り上げた。
ガツン・・「きゃう」いきなり股間を蹴れられた愛は身体を跳ね上げ。恵美の上からリングのマットの上に転がった。
「ふん・・いいきみね。まったく、AV女優はこれだから嫌い」恵美はブラを直し立ち上がろうとした。
「AVにはこういうプレイってあるのかしら?」リング下では舞子があんなをめちゃくちゃにしていた。
ストンピングであんなの乳房だけでなく、顔やお腹、足までも踏みつけ、たまに起こすと鉄柱にぶつけていた。
あんなの額はなんども鉄柱に叩きつけらたため割れて鮮血が顔を染めていた。舞子のストンピングで露わになった101センチの乳房も形を変え、全身が痣だらけになっていた。
「ギブアップでもすれば?あ・・ギブアップなんかなかったね。じゃあ、死んでなよ」舞子はあんなの髪を掴んで立ち上がらせた。
ズボォ・・ズボォ・・「ぐへ・・ぐっぷ・・」舞子に身体をリングに押し当てられ、膝でお腹を蹴り上げられるあんな。
ズボォ・・ズボォ・・「あうっ!げえええ・・」ビチャビチャ・・。舞子の鋭い膝でお腹を蹴り上げられたあんなは胃の中のものを口から戻した。
「汚いわねえ。まあ、あなたには似合ってるわよ」反吐するあんなのお腹に強烈な一発を見舞う舞子。
ズボオオオ・・「ゲホッ」お腹を押さえて前に崩れるあんな。
「しばらく、そこで寝てなさい。もう一人を倒してからゆっくり料理してあげるから」舞子はあんなをリング下に残し、リングを上がろうとした。
「まだ・・まだ、負けてない・・」朦朧とする意識の中、ふらふらと立ち上がるあんな。舞子のビキニショーツを掴む。
「あっ!・・また、なにするんだよっ!」ショーツを押さえ、今度は上からあんなを蹴り飛ばす舞子。
バキ・・「あんっ・・」あんなは舞子の足の裏を顔で受けたが、ショーツは放さなかった。
「AVだからってばかにしないでよっ!」あんなは舞子のショーツを一気に擦り下げた。
「きゃあああっ!」ショーツを脱がされた舞子はとっさにしゃがみこんで股間を隠す。
「ショーツを脱がされたぐらいで騒がないでくださいよねっ」あんなはビキニブラを掴んで舞子をエプロンから引き摺り降ろした。
「きゃあ」舞子のブラが引き千切れ、100センチの美乳が露わなになった。
「なにするのよっ!いきなり裸にするなんて卑怯よっ!」乳房を抱えるように隠す舞子。
「裸になるくらいなんだっていうんですかっ!」あんなはずれてたブラを自分から外し、ビキニショーツも脱いで裸になった。
あんなの脱ぎっぷりは業界でも定評があった。
「これなら、文句はないですよね!」裸になったあんな舞子より1センチだけ大きい乳房を大きく揺らして、が裸の舞子に飛びかかる。乳房を隠して手が使えない舞子は簡単にマウントを取られてしまう。
「私だって身体でお仕事しているんですから」バキイイイ・・あんなの拳が舞子の顔面に落とされる。
「一生懸命にお仕事しているんですからあっ!」バキイイイ・・。
「業界が違うだけでいっしょなはずですっ!バキイイイ・・。
あんなの思いを込めた拳が次々と舞子の顔面に落とされる。小さい頃から雪かきで鍛えられてきたあんなのパワーは舞子の顔の形を簡単に変えていく。
「だからってなんだっていうのよおっ!」舞子があんなの腕を掴むと二人は絡みあったままリングの下を転げまわった。
「・・待ちなさいよ・・」立ち上がろうとした恵美の足を掴む愛。
「女として女の一番大事なとこを蹴るなんてどういうことよっ!」恵美の足を持ったまま立ち上がる愛。
「きゃっ」恵美は足を刈られたように尻餅をつく。
「なによ、あなただって私の大事なところを足蹴にしたじゃないっ!」片足を持たれ、股間を半分だけ開いた状態の恵美。
「あっそう。それは悪かったわねっ!」股間を蹴られた愛は情け容赦なく恵美の股間に踵を落とした。
ゴキイイイ・・「ぎゃう・・」恵美の股間が異様な音を立てる。
グリグリ・・「ヒイイイっ!」腰を反らせ、身体を膠着させる恵美。
「ごめんなさいの一言も言えないなんてね」股間に手を当て、うずくまる恵美をうつ伏せにすると上に腰を下ろす愛。
「もう謝ったって許さないから」愛は恵美の顎に手を掛けるとキャメルクラッチを極めた。
バキバキ・・「うんぎゃ・・」恵美の乳房がリングのマットから離れるほど恵美の身体を反らせる愛。
「ぐ・・ぐるじぃ・・」足をばたつかせ、恵美の表情が歪む。
「このホルスタイン女あっ!しつこいんだよっ!」リング下では殴られても蹴られてもしがみついてくるあんなに舞子は苛立っていた。
舞子はリングの上で愛のキャメルクラッチでピンチになっている恵美を助けたかったのだ。
「ホルスタインって、そんなの元々の形なんだから仕方ないでしょうっ!」リングに戻ろうとする舞子を捕まえてはリングから遠ざけるあんな。
「ホルスタインは乳でも搾ってもらってればいいんだよっ!」あんなの髪を掴んでからあんなの顔面に拳を落とす舞子。
ガツン・・「きゃっ・・。・・さっきから人の顔をゲンコツで殴ってえっ!」あんなは舞子を抱え上げると客席との境にある鉄柵に舞子を投げ付けた。
ガシャーーン・・「きゃっ」背中から鉄柵に投げ付けられる舞子。
「顔をゲンコツで殴られると痛いんですよおっ!」足の裏で舞子の顔面を踏み付けるあんな。
ズガアアアッ!「ぎゃう・・。・・それって足じゃないのっ!」口の中を切った舞子が唾といっしょに血を飛ばして怒鳴る。
「どこで殴ろうと痛いですよねっ!」あんなは舞子の頭を跨ぐように軽く飛んだ。
グジャアアアッ・・。あんなのモッチリした88センチヒップが舞子の顔面を潰す。
「きっ、汚いお尻を顔にくっつけないでよっ!」舞子があんなを跳ね飛ばす。
「ちゃんとお風呂で洗ってますっ!汚くなんかありませんっ!」舞子のウエストに腕を回し抱え上げようとするあんな。
「げっ・・やばっ・・」さすがの舞子もリング下の固い床に後頭部を叩き付けられるとまずいと思い必死に堪える。
「こ・・このおおお・・」あんなも必死になってバックドロップを狙っていた。
「場所を考えなさいよっ!」舞子は足を後に振り上げた。
ガツン・・「きゃんっ・・」舞子の踵があんなの股間を蹴り上げると、あんなは舞子のウエストから手を放して股間を押さえた。
「これでおとなしくしててよねっ!」態勢を入れ替え、あんなの後に回った舞子があんなを抱え上げる。
グッジャーー!「ぎゃんっ・・」舞子は細い鉄柵にあんなを股間から落とした。
「もう一発うっ!」あんなを再び抱え上げる舞子。
「あ・・いや。だめ、酷いことしないでえっ!」抱え上げられたあんなの目には鉄柵が恐ろしいものに映っていた。
「背骨が折れたら女どころか人間も止めなきゃね」リングの上では恵美のブラを剥ぎ取った愛が恵美の顎に手を掛け鼻に指をかけてキャメルクラッチを極めていた。
「放してよお〜・・」恵美の腰は限界を超え、痺れた感覚のみであった。
「放して欲しいの?なら、放してあげる。やさしいでしょっ!」愛はポーンと腰を浮かした。
バキイイイ・・「ぎえっ・・」愛は全体重を恵美の腰にぶつけてからキャメルクラッチから恵美を解放した。
ピクピクと身体を痙攣させる恵美。愛はビキニショーツを脱ぎはじめた。
「最後はあなたの大嫌いなAV女優のきもちいいとこでも舐めながらいっちゃってね」愛は自分の秘裂で恵美の口と鼻を覆うようにしてフェイスシットを極める。
「んぐううう・・」呼吸のできなくなった恵美が暴れ出す。
「だめえ・・そんなに動いたら感じちゃう・・」自分の秘裂に恵美の顔を押し当てるように恵美の髪を引き上げる愛。
「んぐうぅぅぅ・・。」暴れていた恵美が身体をぐったりとさせ動かなくなった。
グッジャーー!「あああんっ!」恵美が落ちるとほぼ同時に舞子はあんなの股間を鉄柵に打ちつけていた。
2度も股間を鉄柵に打ちつけられたあんな天井を仰ぎ、白目を剥いていた。
「じゃあね、ホルスタインっ!」舞子は鉄柵を跨いだまま失神したあんなを前蹴りで客席に蹴り飛ばした。
あんなが試合続行不能と判断した黒服は、客席に飛び込んだあんなを客から守るためすぐに鉄柵内に入れて横にした。
「恵美いっ!」あんなを蹴り飛ばした舞子がリングの上に視線を移した。
「あんなちゃんをよくもおっ!」舞子の目に飛び込んできたのは恵美ではなく下半身だけ裸の愛であった。
ガッシャーーン!「きゃああっ!」愛はトップロープとセカンドロープの間から舞子を目掛けて飛んだ。舞子は鉄柵まで吹っ飛ばされた。
「あんなちゃんの一番大事なとこを痛めつけて楽しいのっ?」舞子を無理矢理リングの上に入れる愛。
舞子をリングに入れた後、あんなを抱き起こし一緒にリングに上がる愛。
「恵美・・恵美ってば・・」愛があんなをリングに上げようとしている頃、愛からかなりのダメージを受けた舞子が恵美に声を掛ける。
恵美は愛のフェイスシットで窒息状態で気を失ったため命への危険を回避するため黒服によって医務室へ連れて行かれた。
「く・・くっそお・・」目の前で恵美が医務室へ運ばれると舞子はロープを頼りにして立ち上がった。一人で戦う決意をしたのであった。
「こう見ると憎ったらしいあなたでもいい身体してるのね」舞子の後ろから愛が話し掛けた。足元にはあんががぐったりと座っている。
「くっ」振り返る舞子。
「でもAVには向かないかなあ。でも、結構マニアなファンもいるからなあ」愛が舞子に近付く。
「なに言ってるのばかじゃない、私がAVなんかにでるわけないじゃない・・」舞子も愛に近付こうとしたが、足がガクガクと震えて動けなかった。
「グラビアも見せることが仕事よねえ〜」愛が舞子のすぐ側まで近づく。
「だからなんなにっ!」愛が手の届くとこに来ると舞子は愛を捕まえようとするが空振りした。
「あはは、おっそーいなあ。でも、かーわいい」自分を捕まえにきた舞子の手を逆に捕まえる愛。
「サービスだよぉ」愛は楽しそうな表情で舞子の手を引く。
「ちょっと、なに?放しなさいよっ!」口では反抗するが足が動かない舞子は愛に引きつられる。
仰向けに倒した舞子の顔を跨ぐ愛。愛は舞子の股間に指を這わせはじめた。
「やだっ!ヘンタイ!止めなさいよっ!」舞子は暴れる。
「うるさいなあ、もうっ!」舞子の口を自分の秘裂で押さえる愛。
「あんまり、口を動かさないでね。感じちゃうから」愛は舞子の花びらを指で開き、秘裂を舐めはじめた。
「あ・・。・・ああ〜ん・・」思わず甘い声をあげる舞子。
「ここって感じるんだよね〜」愛は舞子の感じ方を探りながら舌で責める。
「はああ〜ん・・やめて・・恥ずかしい・・」反撃する気力もなくなり、愛に身体を任せてしまう舞子。
「(ふふ・・かわいいんだあ・・)ん?」愛は楽しんでいた。しばらくすると舞子の秘裂から女の蜜が溢れはじめたことに気付く。
「濡れてきちゃったんだあ」愛が舞子に意地悪く言う。
「やだ・・言わないで・・」顔を真っ赤にした。
「ここまでは私の仕事。こっからはあなたの仕事」愛は舞子の上から降りると舞子をうつ伏せにした。
舞子の足に足を絡めてから腕を取る愛。
「まさか、うそでしょ?あの技だけは・・許してっ!」舞子は察知すると愛に哀願していく。
「だ〜め。見せるのがあなたの仕事じゃん」愛は一気にロメロスペシャルを極めた。
観客の視線は舞子の100センチのバストや股間に集中された。舞子の股間は愛に刺激を受けたばかりであった。
「きゃあぁぁぁ・・見ないで、お願い・・許してえぇぇぇ・・」顔を横に振る舞子。その度に100センチのバストが揺れ動き、観客を喜ばせていた。
「見られて感じてるんじゃないのぉ?」下から意地悪を言う愛。
舞子はいままで気にはしていなかったが、愛の言葉を意識してしまい股間が熱くなってくる感じがした。
「うう〜ん・・」股間を痛めつけられたあんなが目を覚ました。
「あんなちゃん、大丈夫?」舞子をロメロシュペシャルで極めたまま愛があんなに声を掛ける。
「う〜ん・・アソコが痛い・・かな」あんなが素直に答える。
「動けそうだったら、あんな固めで極めちゃわない?」愛は乳房で相手を窒息状態にする技を『あんな固め』と名付けていた。
「うん」あんなはうなずくと四つん這いになって近付いた。
愛は、舞子をロメロスペシャルから解放すると後から羽交い締めにした。あんなは胸の谷間に舞子の顔を埋めて舞子の頭を抱いた。
「んん〜っ!」1度はベアハッグであんな固めから逃れた舞子であったが、今回は愛に腕を押さえられ返す術がなくなっていた。
舞子は息を吸おうとすると、あんなのもっちりした肌に口と鼻を塞がれていた。
身体をばたつかせていた舞子であったが次第に動かなくなった。
カンカンカンカン!試合終了のゴングがなるとあんなは舞子の顔を放した。
舞子は白目を剥き、涎を垂らし失神していた。
巨乳系トップグラビアアイドルペアから金星を上げた人気AV女優ペアであったが、あんなが受けたダメージは大きかった。

恵美が医務室のベッドで目覚めると隣には舞子がベッドで横になっていた。
「(そっかあ・・負けちゃったんだ・・)」巨乳タレントとして爆発的人気を集めつつあった恵美が天井を見上げ呟く。
「恵美、起きてる?」同じ事務所の悦子であった。
「あ、悦子。うん、起きてるよ」恵美が答える。
「負けちゃったね〜」悦子が微笑みながら恵美に話す。
「うん・・」さみしそうに答える恵美。
「AV女優なんかに負けて・・」悦子がポケットからなにかを取り出す。
「うん・・」追い討ちをかけるような悦子の言葉に疑問を感じた恵美が悦子を見る。
バチ・・。悦子はスタンガンを持っていた。
「なに?悦子。どういうつもり?」恵美は身体を起こし逃げようとする。
「AV女優なんかに負けて、恥さらしっ!」スタンガンを恵美に押し当てる悦子。
バチィィィ・・「きゃうっ。栄子と江梨子が襲撃されたって・・あなた・・なの・・」恵美は意識が途切れながら尋ねた。
「そうよ。同じ事務所の人間として恥ずかしいからね」スタンガンの電圧を一番強くするとシーツを剥ぎ取り、恵美の股間に近づける悦子。
「やっ・・やめてっ・・」
バチィィィッ!「ぎゃあああっ!」膣内にスタンガンを入れられた恵美は白目を剥いてベッドの上で気を失った。
悲鳴を聞いて目が覚めた舞子は恵美の秘裂に突き刺さっているスタンガンを見ると、大声で医師を呼んだ。

準決勝第1試合

観客はとにかく忙しい思いをしていた。
90センチ超級マッチのエロマッチで興奮したかと思うと、今度は緊迫した2チームの対戦が予想できたからである。
『これより〜、準決勝第1試合を行います』
『赤コーナー、アダルトマルチタレントペア〜、飯嶋直子〜、藤原紀華〜』前の試合で新鋭RQペアの連携に思わぬ苦戦を強いられたが、実力通りに勝ち上がり堂々とした風格を持っていた。
『青コーナー、トップシンガーペア〜、阿室奈美恵〜、鈴本あみ〜』栄子・江梨子ペアの自滅にも助けられた部分もあったが優勝候補を撃破してきた。また、奈美恵の空手は充分に相手を圧倒していた。
ゴングがなるまで直子と紀華が作戦の最終確認を行う。
「奈美恵さん、どういう作戦で・・」直子と紀華を見てあみも慌てて奈美恵に尋ねる。
「・・あみちゃんはとにかくダメージを受けないで」慌てるあみの素振りを見て目を丸くした奈美恵がやさしく答える。
奈美恵はあみが戦力とは考えていなかったのだ。ただ、完全に二人から狙われるより少しでもハンディがなくなると考えていた。
「うんっ」あみは納得した顔で頷く。
カーン!試合終了のゴングが鳴った。
「阿室おっ!」直子と紀華が同時に奈美恵に向かって行った。
「思った通りっ!」奈美恵はあみを置いて二人に向かっていく。
「あ・・」あみは置いて行かれた。
「お二人の考えていることなんか予想できますっ!」奈美恵はポーンと軽くジャンプした。
ドガッ・・「きゃあっ」奈美恵の飛び蹴りが紀華を飛ばす。
ズボ・・「ぐえ・・」着地した奈美恵はそのまま直子のお腹に正拳突を打ち込んだ。お腹を押さえてうずくまる直子。
『おお・・』奈美恵が一瞬にして紀華と直子を倒すとどよめきがおこった。
「優勝候補って言ってもこんなもの?」奈美恵が直子と紀華の前に仁王立ちする。
「そんな余裕を見せていいのかしら?」飛び蹴りを食らった紀華がローキックを放つ。
「そんな素人の蹴りなんか」奈美恵が軽くかわしていく。
パシーン!「きゃ」紀華のローキックをかわしていた奈美恵の顔に直子のビンタが飛んだ。
バキィ・・「きゃん」続けさま紀華のローキックが奈美恵の太股に叩き込まれた。
直子の顔への攻撃を受けると紀華にローキックを叩きこまれ、紀華のローキックを避けると直子に顔を殴られ、さすがの奈美恵も対処しきれずにいた。
奈美恵は顔にダメージを受けることを嫌った。そのため、太股が紫色に腫れていった。
「二人がかりなんてずるいと思わないのっ」コーナーに詰められた奈美恵。
「あなたからそんなセリフが出るとはね」顔のガードが固くなった奈美恵のお腹に前蹴りを叩き込む直子。
ズボォォォ・・「ぐえ・・」奈美恵はコーナーに背中を叩きつけられ、寄り掛かる状態で二人に滅多打ちにされはじめた。
「奈美恵さんっ!」三人の攻防に呆気を取られていたあみが奈美恵のピンチに我に返った。
「このおおおっ!」あみは直子の背後に行くと両手を振り上げた。
パッシィィィンッ!「きゃあっ」両手で思いっきり直子の背中を叩いたあみ。直子は背中を反らせ痛がる。
「私だっているんです」自慢気のあみ。
「あみぃぃぃ・・」背中にくっきりとあみの手形を二つ付けた直子があみの方へ振り返る。
「なによぉ・・」身構えるあみ。
「直子さんっ!」矛先をあみに向けた直子を呼びとめようとする紀華。
「紀華、ちょっとだけがんばって」直子は奈美恵を紀華に任せてあみに迫っていった。
直子と紀華は試合前に奈美恵狙いを決めていたのである。奈美恵さえ動けないようにしてしまえばあとは赤子の腕を捻るより簡単だと考えていた。
「(一人でこの人を相手にしろって言うのも酷だよなあ・・)」紀華は奈美恵へ攻撃を続けていった。
ビシっ・・バシっ・・「あん・・いたっ・・」紀華の徹底したローキック攻めに負いこまれていく奈美恵。
パシーン!パシーン!「きゃあ・・きゃう・・」ビキニの肩紐を襟のように掴まれたあみが直子に往復ビンタを食らっていた。
「ほらあっ、さっきの元気はどこに行ったんだよっ!」あみの片方の乳房がビキニからこぼれるほどブラを引っ張りながらあみの両頬を腫らしていく直子。
「そんなに顔ばっかり殴らないでもいいじゃないですかっ」既に泣いているあみ。
「そうね、一応歌手だったね」直子は手をあみの股間に差し込むと抱え上げた。
バッシーン!「きゃうっ!」ボディスラムでリングに叩き付けられるあみ。
「一応・・だなんて・・酷すぎますっ!」あみは現在は休止中と言っても歌姫と呼ばれた歌手であった。素早く起きて直子にタックルをきめにいった。
ドガ・・「あん・・」あみのタックルを受けきれなかった直子はあみを抱っこした状態で尻餅をつく。
「一応って言ったのは絶対に許さないっ!」腕を振り回すこどもの喧嘩のようなパンチで直子を叩くあみ。
「いた・・ちょっと・・」あみの攻撃がめちゃくちゃなだけにヤンキー時代で慣らした喧嘩術も通用しない直子は意外にも攻撃を受けてしまう。
「格好つけて仕事だとか言って離婚した人に言われたくないっ!」無我夢中になったあみはとんでもないことを口にしてしまう。
バッシーン!「ああうっ!」紀華のローキックで足の感覚が麻痺してきた奈美恵はとうとう膝をついてしまった。
「あみいっ!なにをふざけたこと言ってるのぉ!」直子に向けたあみの暴言に反応したのは紀華だった。
バッチーン!「きゃぁう・・」あみの胸に紀華の強烈なミドルキックが炸裂するとあみの身体が宙に浮いて飛んでいった。
「ごふっ・・ごふっ・・」胸に攻撃を受けたあみは呼吸を詰まらせ咽る。
「紀華、阿室は?」直子はマークしておかないといけない奈美恵が心配になった。しかし、奈美恵は足に受けたダメージのためコーナーでうずくまっていた。
「あんた、直子さんに謝りなさいっ!」四つん這いで咽ているあみの脇腹を蹴り上げる紀華。
バキイイイっ!「がふっ・・」あみの身体がまた浮いた。
「ああああんっ!」脇腹を押さえて転げまわるあみ。
「謝れって言ってんだろうおっ!」紀華の強烈なストンピングがあみの身体を襲う。
バギイ・・バギイ・・「ぎゃう・・ぎえ・・」重いストンピングが落とされるたび、派手に身体を跳ねさせるあみ。
「紀華っ!紀華ってばっ!」若い頃に喧嘩慣れしていた直子でさえ引くぐらいのストンピングをする紀華を制止する直子。
「あみを殺す気いっ?」直子は必死で紀華を止めた。
あみは直子によって助けられたが、身体中を痣にしてぐったりと横たわり、たまに身体をビクンと痙攣させた。
「まったく・・紀華みたいな人が切れると一番怖いわ・・」肩で息をする紀華をなだめる直子。
「ばかあみ・・」足を引き摺りながら直子と紀華に向かっていく奈美恵。
「よくもあみを!」紀華に殴りかかる奈美恵だが、足のダメージで速い攻撃はできなかった。
「そんなに遅くてなにができるっていうのよっ!」紀華もミドルキックを放つ。
バッシーン「ぐうっ」奈美恵の攻撃より数倍速い紀華のミドルキックが奈美恵の脇腹に炸裂した。
奈美恵はミドルキックを叩き込んできた紀華の右足を掴んだ。
「甘いっ!」直子のストレートが奈美恵の顔を狙った。
ボキィィィ!「ぎゃあああっ!」奈美恵は直子のストレートを屈んで避けると同時に、紀華の右膝に肘を当て体重を乗せて行った。
「膝があぁぁぁ・・」紀華は逆関節でダメージを受けた膝を抱えて転げまわる。
「ちいっ・・」屈んだ奈美恵の背中にエルボーを落とす直子。
ズガァ・・「ぐえ・・」奈美恵の顔が悲痛の表情で歪む。
「よくも紀華をやってくれたねっ」直子は奈美恵の後頭部を押さえながら膝で奈美恵の顔を蹴り上げた。
グシャーーー「ぎゃう」膝蹴りの衝撃をもろに顔で受けた奈美恵は前のめりにグラつき倒れそうになる。
「寝るにはまだはやいんだよっ」奈美恵の髪を引いて顔をあげた直子。
バキィィィ・・「むぎゃ」直子の拳が奈美恵の顔に飲み込まれた。
「アガガガ・・」奈美恵は天井を仰ぎながら倒れそうになったが、直子が髪を放さなかったため膝をリングに付いた姿勢になった。
「うう〜ん・・」半失神していたあみが気が付く。天井を見上げて焦点を合わせてからリングを見回した。
「(紀華さんがうずくまってる・・、直子さんは奈美恵さんの髪を掴んで奈美恵さんは鼻血を・・っ)えっ!?」あみは我に返ると飛び跳ねるように起き上がった。
「イタっ・・」紀華に蹴られた脇腹にものすごい激痛が走った。
「阿室もあみをパートナーにしなければねえ・・」直子が奈美恵に呟く。
「私が誰と組もうと私の勝手じゃないの」奈美恵が言い返した。
「そうだね」直子が奈美恵の髪を引き、無理やり立たせる。
「(私って情けない・・)」あみが自分の不甲斐なさを悔やむ。あみのすぐ脇にいた紀華が痛められた足を引きずりながら立ち上がる。
「(紀華さんもかなりのダメージみたい。)私だって・・」あみは脇腹の痛みを必死に堪えながら立ち上がった。
「このおっ!」倒れこみながら紀華に抱きつくあみ。
「まだ、いたの?」身体を支えきれずに倒された紀華が驚いた表情を見せる。
「いました。ずっといるんだからあっ!」訳のわからない叫びをしたあみは紀華の痛めた足を4の字固めに極めた。
「ぎゃああああっ・・」頭を掻き毟ってのたうち回る紀華。両手でリングを叩き苦痛で顔を歪める。
「ええいっ!」力を入れると脇腹に激痛が走ったが必死で紀華の足を極めに行った。
技をかけているあみとかけられている紀華の身体からベットリとした汗が噴出している。
「紀華あっ!」紀華の異常なほどの痛がりに心配した直子が奈美恵の髪を放した。
「直子さんの相手はこっちっ」奈美恵は直子の腕を取ると固めながら投げていった。
バッシーン・ボコォ・・「ぎゃっ」直子の肩が外れた。奈美恵は外れた方の腕を締め上げていく。
「ぎゃあああ・・」外れた直子の肩は普通では考えられないほどの角度まで締め上げられる。
「直子さん・・。こっのおぉぉぉ・・」上体を起こした紀華は汗を胸の谷間に流しながらあみのロックしている足を持ち上げる。
「あぁぁぁんっ!」4の字固めを解かれないように踏ん張るあみであったが、脇腹の激痛によって思うように踏ん張れなかった。
ドガ・・「きゃう・・」あみの4の字固めから抜け出した紀華があみの脇腹に蹴りを入れる。脇腹を押さえてうずくまるあみ。
「阿室おっ!」痛めていない足で立ち上がった紀華は痛めている足で回し蹴りを奈美恵に叩きこもうとした。
「そんなのっ!」直子の腕を放した奈美恵は紀華の痛めている膝に手刀を叩きこんだ。
「紀華さんにもっ!」紀華の腕を掴もうとする奈美恵。直子と同じように紀華の肩も外すつもりである。
バキィィィ・・「ぎゃふ・・」奈美恵が掴もうとした紀華の腕が奈美恵の手を擦り抜けるとその拳が奈美恵の顎を真っ芯から捉えた。
顎を上げられ脳を揺らされた奈美恵が天井を仰ぐ。
「せやあっ!」紀華は回し蹴りをノーガード状態の奈美恵の側頭部にありったけの力で叩きこんでいった。
ブッシャーーー、ボキィィィ!奈美恵は咄嗟の受けと紀華の回し蹴りがほぼ同時に決まった。
奈美恵は一回転してからうつ伏せに倒れ、紀華も再度膝にダメージを負い、膝を抱かかえながらうずくまった。
「早く!早くいれてよっ!」リング下にエスケープした直子が黒服に外れた肩を入れるように指示していた。
黒服は直子の肩が異常に腫れ上がっていたことで躊躇していたが、直子の真剣な眼差しに折れていれることにした。
直子の肩に激痛が走り、肩がはまったとき紀華の回し蹴りが奈美恵の側頭部を捉えていた。
「紀華あっ!」直子がリングに上がろうとする。
「直子さんっ!」コーナーの最上段に登ったあみである。
「あみ?」直子が見上げた瞬間、あみが無謀とも言える飛び方をした。飛んだのではなく、急降下に飛びこんできたのである。
「きゃっ」あみは夢中で飛んだため、完全に狙いを外していた。
「ばかっ!」直子はあみの危険を感じると咄嗟にあみを受け止めにいった。
バッシーン!「がうっ!」直子はあみの全体重を受けとめ固いリング下の床に腰と背中を強打した。あみは直子がクッションになり大きな怪我はなかったものの落ちた衝撃で脳震盪を起こした。
カンカンカンカン!黒服はすぐにゴングを要請した。これ以上の戦いは4人の身体に重大なダメージを与えると判断したのである。
勝者もなくゴングがならされ会場がざわめいた。
しばらくしてからアナウンスが鳴り響いた。
『最後にリング中央で立ち上がった選手のチームの勝ちとしますっ!』
リングの上では側頭部に回し蹴りを受けた奈美恵は既に失神している。紀華も膝のダメージでうずくまったままであった。
リングの下では脳震盪を起こしたあみと背中と腰を痛めた直子が横たわっている。
ガツン・・「ほら、あみ。さっさと行きなさいよ」直子があみを蹴って渇を入れる。
リングの上の紀華は直子の状態を見て次の試合は無理だと思うと、膝を抱えて動けないふりをしていた。
「直子さん・・」あみは焦点が合わずぼやけていたが、直子に一言声を掛けてからフラフラとリングに手を掛けながら立ち上がり登りはじめた。
「はやく登りなさいよ。写真集を出したいんでしょ、阿室ちゃんだって復帰したがってるんだから」リングの上からあみに声を掛ける紀華。
リングのやり取りは歓声をあげている観客には聞こえていなかった。
少しでも動くと脇腹に激痛が走ったが二人の大物タレントに励まされリングによじ登るあみ。
あみがリングに上がり、這って中央に行くと観客の歓声は大きくなった。
「くはっ!」あみは渾身の力で立ち上がった。
『勝者っ!トップシンガーペア、鈴本あみ、阿室奈美恵っ!』あみが立ち上がると同時に勝利者コールがされた。
勝利者コールと同時に待ち受けていた黒服が4人を担架に乗せ医務室へ運んで行った。

準決勝第2試合

「あんな茶番劇・・くだらない」準決勝を控えている元RQタレントペアの裕子である。
「でもまあ、決勝の相手があみのとこでしょ。優勝は貰ったも同然ね」誉子が笑う。
二回戦でメジャーを狙う司会系アイドルペアの珠緒とひかるを血祭りにあげた二人が大笑いをしていた。
「あんなちゃん、大丈夫?」二回戦で舞子によって鉄柵で痛めつけられたあんなの股間を覗き込むように話しかける愛。
「痛い。でも、私はがんばるから」あんなは股間を氷で冷やしながら答えた。
「でも・・」試合のことよりあんなの女の一番大事なところを心配する愛。次の相手は平気で女の大事なところを潰す二人だけあって愛は心配していた。
「愛ちゃん、あんまり覗かれると恥ずかしいよぉ」氷を内股で挟みんで愛から股間を隠そうとするあんな。
両ペアがリングに入場するとざわめいて観客の視線が一点に注がれた。
今大会2回目の90センチ超級対戦で嫌でも4人の乳房に集中される。
『これより〜、準決勝第2試合を行います』
『赤コーナー、人気AV女優ペア、黒澤愛〜、大甫あんな〜』ショッキングピンクで身体を演出した二人が観客に愛想を振り撒く。前の試合で痛めつけられたあんなの101センチバストは痣だらけで痛々しく観客の目に映っていた。
『青コーナー、元RQタレントペア〜、蒼木裕子〜、山口誉子〜』93センチのバストを黒いビキニで包みこんだ二人が既に勝ちを決めた余裕の表情で観客に挨拶をしている。
観客は試合の勝敗より愛とあんなが裕子と誉子にどれだけ痛めつけられるかに期待を寄せていた。
「このぉ〜っ!」挨拶を済ませた裕子と誉子がリング中央に背を向けたとき、あんなが走り出した。
「あんなちゃんっ!」いきなり飛び出していったあんなに驚く愛。愛は少しでもあんなを休ませようと思っていたのである。
ドガアっ!「きゃっ」傷だらけのあんなは玉砕覚悟であった。そのあんなのタックルをの背中から受けたが裕子は、コーナーに叩きつけられ膝を突き四つん這いの姿勢になった。
「裕子さんっ!・・ゴングはまだだろうっ、このホルスタインっ!」誉子があんなの髪を引き裕子から離そうとする。
「あんなちゃんの髪を引っ張るなあっ!」愛はドロップキックを誉子に叩きこむ。
ドガァ!「ぎゃ」愛のドロップキックで誉子はリングの下に転落した。
「このっ、このっ、このおっ!」あんなは裕子に跨って、裕子の背中にヒップドロップを落としていく。101センチの乳房が上下に大きく揺れ、ビキニから飛び出すが気に留めず全体重を裕子に落としていくあんな。
ドガ・・ドガ・・「きゃ・・あう・・」コーナーに向いて四つん這いの裕子は逃げることもできずあんなの体重で潰されていく。
カーン!既に乱戦状態になったあと試合開始のゴングが鳴らされた。
「私も負けてられない」愛はあんなに前の試合のダメージが少ないと判断すると誉子を追ってリングの下へ向かった。
「あのヤリマン女たち・・許さない」不意打ちのドロップキックでリング下に落ちた誉子が立ちあがった。
「どこ見てるの?こっちだからあっ!」愛はリングの上を見ていた誉子に声を掛けてから走り出した。
ドガァ!「ぎゃう・・」リング下で再び愛のドロップキックを受けた誉子。
「なぁに?本当は弱いんじゃないの?」愛は素早く体制を立て直した。
「あんたらヤリマン女が汚ねえことしてるだけだろっ!」愛の言葉にカチンときた誉子が言い返す。
「AVだからってヤリマン?おっかしい」愛が腹を抱えて笑い出す。
「セックスしてお金を貰っているんでしょうが!」誉子が剥きになる。
「あれはお仕事でしょう、それぐらいわからないの?」誉子が剥きになると余計に腹を抱える愛。
「仕事だろうがなんだろうが、セックスを売り物にしているには変わらないでしょう!」顔を真っ赤にして愛に殴りかかる誉子。
「これぐらいで怒ちゃって・・かぁわいい」殴りかかる誉子の懐に入る愛。
「んぐ・・」愛は正面から誉子の頭を手で押さえ、唇を合わせていった。
「んん〜っ!」誉子の腰に腕を回し、口のなかを舐めまわすようにキスを続ける愛。
チュパ・・「い・・いきなりなにすんのよっ!」愛の胸に手を当て、腕を突っ張って唇を引き剥がすように離した誉子が顔を真っ赤にして叫んだ。
「赤くなっちゃって。本当は良かったんでしょ」愛は男を誘うような視線で誉子を見た。
「なに言ってるの?そんなはずあるわけないでしょ!」腰に回された愛の腕から逃れようと、腕を突っ張る誉子。
「あんっ、だめ。おっぱいを乱暴に扱わないで・・」誉子の手が愛の乳房を潰していた。誉子は焦って愛の胸に当てていた手を離すと愛に抱かれる態勢になった。
「素直なひと・・」愛は誉子をエプロンに押し倒す。誉子はエプロンに腰を掛け、リングに背中を反った状態で仰向けに横たわった。
「本当は徐々に気持ちよくするんだけど、今日は特別・・」誉子の首に回していた手で誉子の両手を押さえると、腰に回していた手で誉子の太股からビキニショーツの中に指を這わせはじめる愛。
「やだっ・・どこに手を入れてるの、やめてっ!」誉子の叫びを楽しみながら誉子の花びらからクレバスに指を忍ばせて行く愛。
「やだとか言って・・」誉子の耳元で囁いた後、誉子のうなじから胸へ舌を這わせ始める愛。
「やだああああっ!」誉子の身体で一番敏感なところを触れられると足をばたつかせた。
「んもう・・」誉子が暴れると愛はショーツから手を出して誉子をうつ伏せの状態にした。
「この格好なら暴れても大丈夫ね。・・じゃあ、一気に行くよ」愛は誉子のショーツの股間部分をずらして秘裂を露わにすると指を入れていった。
ズブ・・「ああんっ」顔を上げ身体を反らす誉子。
グチュ・・グチュ・・「だめ・・いや・・はあぁぁん・・」愛の愛撫に感じてしまう誉子であった。
ドガ・・ドガ・・「ぐう・・あうっ!」コーナーであんなのヒップドロップを食らっていた裕子が耐えきれずに四つん這いからうつ伏せに横たわった。
「はあ・・はあ・・」何発もお尻を落としていったあんなも汗でびっしょりになって肩で息をして裕子の上に座っていた。
このとき、あんなの股間に激痛があった。なんども落としていったヒップドロップの衝撃が前の試合で痛めた股間に影響していたのである。
「あら、あなた足が震えてるけど?」股間の激痛があんなの足を小刻みに震わせていたのである。
「そんなことありませんっ!」あんなは立ち上がり、裕子の言ったことを否定するため軽くジャンプしてから再びヒップドロップを落とそうとした。
「ばかの一つ覚えね」あんなの身体が浮くと裕子は寝返りをうって仰向けになると膝を立てた。
ガツン!「ぎゃう・・」裕子の背中に落ちるはずのあんなのヒップドロップが裕子の膝の上に落ちると、あんなの股間に裕子の膝がめり込んでいた。
「あああああ〜んっ!」股間を押さえて転げまわるあんな。裕子は立ち上がった。
「ん・・?」立ち上がった裕子は腰の痛みに気がついた。あんなのヒップドロップ攻撃によってダメージを受けていたのである。
「(まずいかな・・。)・・どうしたの?どこが痛いの?ねえっ!」裕子はあんなに気付かれまいとして、あんなの股間にストンピングを落としていった。
バギイ・・バギイ・・「あんっ・・だめっ、痛いんだからあっ!」ストンイングが落とされるたびに股間へ走る激痛に悲鳴をあげるあんな。
バギイ・・バギイ・・「私の大事なとこが壊れちゃうぅぅ・・」ストンピングをガードの上から食らっても股間に走る激痛に悲痛の表情を浮かべるあんな。
「あんたの大事なとこなんか知らないね」裕子は腰の違和感を感じながらあんなにストンピングを浴びせていった。
「あぁぁ〜ん・・。あなたのパートナーの大事なとこが壊されちゃうわよ・・。んっ・・」感じながらもなんと愛の責めから抜け出そうとする誉子。
「見てるからわかってる。でも、なんであなたたちはああいうことを平気でするの?」指の動きを止め、女の大事なところを平気で壊そうとする裕子のことを誉子に尋ねる愛。
「お金目当てでここに出場する女のアソコなんてどうなったって知ったことじゃない。ようは勝てばいいのよ、勝てばね」愛の指の動きが止まり余裕ができた誉子。
「どうなったってね・・。じゃあ、あんたのもそうしてあげる!」愛は誉子の秘裂に入れている手に力を込めはじめた。
「ヒッ・・。痛いっ・・」メリメリと音を立てながら愛の手を飲み込んでいく誉子の秘裂。
ブチ・・「ぎゃああああっ!」愛は一気に手首まで誉子の秘裂に入れた。誉子の秘裂は裂けた。
ジュポ・・「ぎゃう・・」愛は誉子の秘裂に入れた拳をグーに握ると一気に抜き出した。愛の拳は真っ赤に染まっていた。
誉子の秘裂から溢れるように血が流れ出て、内股をあっという間に赤く染めていった。誉子は白目を剥いて失神した。
「モーモー泣いてみなよっ、ホルスタインがあっ!」裕子はあんなの股間だけではなく、乳房や顔、頭にも容赦なくストンピングを落としていた。ストンピングというより、足の裏で蹴り飛ばすような攻撃であった。あんなは身体中に痣を作り、顔も腫らせてぐったりしていたが股間は守るように手を添えていた。
「いつまでやってるんだよっ、おばさんっ!」愛が裕子の後ろから顔に手を当てなびせた。
「きゃっ・・。これっ?」愛の手を染めていた赤い物がべったりと裕子の顔に付き、顔を拭った裕子の掌を染めた。
「見ればわかるでしょ」愛は顎で誉子を指した。誉子はエプロンで気を失っていた。
「誉子っ!」裕子には誉子が気を失っていることはわかったが、なぜ気を失ったのかは誉子の股間が見えないためにわからなかった。
「これ、なんだかわかる?」手の首まで真っ赤に染まった手を見せる愛。
「なにって・・血?」
「そう、血。あなたのパートナーのアソコのねっ!」愛は手を勢いよく振って、手についていた血を裕子に浴びせた。
「きゃっ!」裕子の身体に斑点のように誉子の血が付いた。
「アソコって、まさかっ!」裕子には誉子の秘裂が愛によって壊されたことが信じられなかった。
「私はね、怒ってるのおっ!」立ち空く裕子のお腹につま先蹴りを入れる愛。
ズボ・・「ぐえ・・」。ガヅ・・「がふ・・」愛は前屈みになった裕子の頭を自分の頭の上に乗せるようにしてから尻餅をついた。
裕子の顎が愛の頭で砕かれると、口から血飛沫を飛ばしながら裕子は跳ね返るようにして仰向けに倒れた。
「普通には気持ちよくしてあげないから」愛はその場でジャンプすると両足で裕子のお腹の上に着地した。
ズボォォォ・・「ぐえぇぇぇ・・」愛にフットスタンプでお腹を潰された裕子は噴水のように半吐した。
「元RQだったらしいけど、それじゃあ美人も台無しね」裕子の上から降りずにそのまま裕子の乳房に乗り始める愛。
ブニュ・・「そんなとこに乗らないでっ!」裕子が寝返りを打つ前に両足でバランスよく裕子の乳房の上に立った愛。
ブニュ・・ブニュ・・「あんっ!潰れちゃうでしょっ!」愛が裕子の上で足踏みをはじめた。裕子は乳房を踏まれる痛さと屈辱感でいっぱいになっていた。
「潰れる?あんなちゃんのはどうなるのよっ!」愛はあんなの姿を見てから再び踏み始めた。
「あの子のは試合前から・・っ!」あんなの乳房は前の試合で舞子に潰されていたのである。それを主張する裕子。
「おばさんはいいわけばっかり!」裕子の乳房の上で足踏みしていた愛が一歩前に踏み出した。
「あう・・」愛は片足を裕子の顔に乗せると、もう片方の足を浮かせた。
「ぐあああ・・」愛は両足で裕子の顔の上に立った。裕子は足をばたつかせ暴れている。
「せーの・・」愛はバランスを取りながら一度しゃがみ込むと、裕子の顔を踏み台にして身体を浮かせた。
グシャァァァ・・「ぶにゅ・・」愛はジャンプすると空中で身体を半回転させ足を開き股間から裕子の顔に着地した。
「くはぁぁぁ・・。イタイ・・」愛も股間に衝撃を受けた。愛の全体重を受けとめた裕子の顔は潰れて愛の股間の下に入った。
「んん〜っ!」顔に受けた痛さもあったが、フェイスシットで呼吸ができなくなった裕子は必死で藻掻く。
「だめぇぇぇ・・そんなに動かしたら感じちゃう・・」口で言うこととは逆に腰を前後に動かして、裕子の顔に股間を擦りつけていく愛。
「ぷっはーーー。・・人の顔の上に座るなよっ!」顔を横向きにしてなんとか呼吸を確保できた裕子が愛のお尻の下から叫んだ。
「人の股間の下に顔を入れないでよっ!」腰を前後に動かしながら言い返す愛。
「なにふざけたこといってるのっ!それになんで腰を動かしてわけ?」
「あんまり怒鳴らないで、声の振動で感じちゃう・・」愛が腰を反らせ、裕子の顔を背中越しに覗き込むように見る。
「なに言ってるのっ!ヘンタイ!!」足を動かし愛の下から抜け出ようとする裕子。
「暴れたって逃がしはしません。あんなちゃんのおっぱいの仇いっ!」まじめな声に戻った愛は裕子の乳房に拳を落とした。
ズニュ・・「ぎゃ・・」裕子の乳房が愛の拳を飲み込むとカエルが潰れたような声をだす裕子。
ズニュ・・ズニュ・・「あう・・あんっ・・」愛の拳が裕子の乳房を躍らせる。
「やめて・・私の胸が潰れちゃう」裕子は愛にお願いをする。
「だ〜め。やめない」愛は裕子のビキニを持ち上げて裕子の乳房を露わにすると再び殴りはじめた。
ズニュ・・ズニュ・・「あん・・だめ・・私の胸が・・」ひたすら愛に殴られる裕子の乳房は色と形を変えていった。
「あんなちゃんの痛さがわかった?」背中越しに裕子に話しかける愛。
「く・・なによ、あんな子の胸なんて、どうせ男に揉んでもらって舐めてもらうだけのものでしょ」カリスマRQとしての裕子のプライドであった。
「最後までふざけたことを言うのね」愛は腰を浮かし上四方固めの体制になって、裕子の乳房を目の前にした。
「女であったらよかったのにね」愛は裕子の乳首を口に含んだ。
「なにするのっ!」裕子はいきなり乳首を舐められ驚いた。
カリ・・「やだ・・こんなときになにするのっ!」乳首を軽く噛まれた裕子が恥ずかしいそうに言った。次の瞬間・・
ガリ・・「ぎゃあああああっ!」愛はそのまま裕子の乳首を噛みきってしまったのである。愛のお腹の下で絶叫を上げる裕子。
「ペッ・・。あんまりAV女優を舐めないことね」裕子の上から膝立ちになった愛が、赤く染めた口から裕子の乳首を吐き出した。
「ああ・・私の乳首・・」目の前に転がった自分の乳首を手に取り、乳首を失った乳房を押さえて大粒の涙を流しながらうずくまる裕子。
「このアマあ〜っ!」いつの間にかトップロープの上に登っていた誉子である。
誉子は気が付くと裕子のピンチを見てから客席からパイプイスを奪っていた。愛に傷付けられた秘裂から歩くたびに血が流れ出していたが、身体を引き摺るようにしてトップロープに上ったのである。
「んっ?」愛が誉子の方を振り返ると誉子はパイプイスを振り上げ、トップロープから飛んだ。
バッシィィィン!「ぎゃ・・」パイプイスの座る平面が愛の頭を直撃した。
愛はこの一撃で気を失い、崩れるようにうつ伏せに倒れていった。
「あんたが悪いんだからねっ!私の大事なところを壊しといてさ」誉子はパイプイスを投げ捨てると半開きの愛の股間に視線を落とした。
ジュボ・・「・・・」愛の秘裂につま先蹴りを打ちこむ誉子。愛は気を失っているため声は出さなかったが、愛のショーツが赤く染まっていった。
「もう一発!」誉子は再び足を振り上げた。
「そんなことするから、愛ちゃんが怒るんですうっ!」誉子の捨てたパイプイスを拾ったあんなである。
バッチィィィン・・「きゃあ」誉子の背中に野球スイングでパイプイスが叩きつけられた。
「ああああ・・」胸を突き出すようにして背中をすぼめる誉子。
「それにこんなので愛ちゃんを叩くなあっ!」ヨタヨタしながら精一杯にパイプイスを振り上げたあんな。
バッシィィィン!「ぎゃ・・」あんなの渾身のパイプイスの一撃が誉子の顔に叩きつけられた。あまりにも勢いが強かったためあんなは勢いがあまり尻餅を付いた。
鼻から大量の血を流し、膝から崩れた誉子は既に失神していた。
あんなは再び立ち上がろうとする。こんどは裕子をパイプイスの餌食にするつもりであった。
カンカンカン!ここで急いで試合終了のゴングが鳴った。気を失ってはいないものの既に放心状態の裕子は試合を続けられる状態ではないと判断されたからである。
「このぉぉぉっ!」ゴングが聞こえなかったのか、無視をしたのかわからないがあんなはパイプイスを振り落とした。
ドガァァァ・・「きゃあ」裕子にパイプイスが届く前に黒服があんなをタックルで取り押さえた。
パイプイスはリングで大きくバウンドしてから客席に飛びこんでいった。
エロマッチで愛とあんなペアがボロボロになる試合を予想していた観客は終始息を呑んでいた。
エロマッチどころか、誉子の秘裂と鼻からの出血に裕子の乳首が噛み千切られると言った壮絶な試合になったからである。
『これより2時間後、トップシンガーペアと人気AV女優ペアによる決勝戦が行われます』
4人が医務室に運ばれる中、アナウンスが流れた。

医務室では決勝を進出を決めたばかりの人気AV女優ペアの治療が進められていた。
全身の打撲の治療を受けていたあんなは、頭部に強い衝撃を受けた愛を見て決勝戦を一人で戦うことを覚悟していた。
しばらくしてから愛の目が覚めるとあんなは愛を説得したが、逆に愛に説得される形で二人で決勝戦を戦うことになった。
先に決勝進出を決めた奈美恵とあみも満身創痍であった。
奈美恵は紀華の回し蹴りを側頭部に受けたダメージが深刻なものであり、あみに至っては紀華のミドルキックと無謀なブランチャーであばらを骨折していたのであった。
観客には長い待ち時間となった2時間であるが、4人にとっては短すぎる時間であった。
試合開始10分前になると4人はそれぞれの控え室に戻り、最後の決戦のために水着に着替えた。
試合開始5分前には足をテーピングで固めた奈美恵と脇腹をテーピングで固めたあみが待機している。
全身を痣だらけにしたあんなと既にショーツの股間を赤く染めてしまっている愛も待機している。

『これより、IWGP(International Galls Grand
Prix)タッグ選手権、決勝戦を行いますっ!』
『選手入場〜っ!』
花道にスポットライトが浴びせられると赤いビキニで揃えた奈美恵とあみが入場してきた。赤い水着のため、白いテーピングが目立っていた。
奈美恵とあみがリングに上がると再び花道にスポットライトが集まった。101センチの乳房を弾ませながら入場するあんなは白い肌を紫色にしている。愛は準決勝で受けた秘裂の傷口が開き、内股を赤く染めながらの入場になった。

決勝戦

『人気AV女優ペア』
黒澤愛(T167B90W60H87)
大甫あんな(T157B101W58H88)
『トップシンガーペア』
阿室奈美恵(T168B75W58H84)
鈴本あみ(T158B80W55H82)

出場選手を見る限りでは、盛り上がりにいまひとつ欠ける決勝戦となった。
しかし、そのため大会自体は波瀾が続きおもしろい大会になっていたのは確かなことである。
奈美恵・あみのトップシンガーペアは優勝候補の栄子・江梨子ペアと直子・紀華ペアを打ち破っての決勝進出である。
誰も予想しなかったのは、あんな・愛の人気AV女優ペアが正統派の優花・理奈ペアと極悪非道の裕子・誉子ペアを打ち破っての決勝進出である。
『これより、IWGP(International Galls Grand
Prix)タッグ選手権、決勝戦を行いますっ!』
『赤コーナー、トップシンガーペア〜、阿室奈美恵〜、鈴本あみ〜』赤いビキニで揃えた二人が観客に挨拶をする。身体に巻かれたテーピングが痛々しい。
『青コーナー、人気AV女優ペア〜、大甫あんな〜、黒澤愛〜』ショッキンピンクで揃えた二人が対照的に挨拶をする。あんなは恥ずかしそうに挨拶をして、愛は胸を持ち上げて観客を誘惑している。
愛は準決勝で股間に受けた攻撃により既にビキニショーツを赤く濡らし、内股を赤く染めていた。
カーン!最後の決戦を開始の合図が鳴った。
「あんなちゃん、あとでおっぱいをいぢめてあがるからね」先に戦うあんなに声をかける愛。
「いってきます」あみは奈美恵に声を掛けてからリングの中央に向かった。奈美恵はあみの姿を見て唇を真一文字に閉めて見送った。
リングの中央で対峙するあみとあんな。身長はほぼ同じであったが、バストの大きさからかあんなの方が一回りも二回りも大きく見えていた。
「よろしくお願いします」あんなはペコリと会釈をした。
「・・・」あみは小さく会釈を返したが声は出さなかった。出せなかったのである。
あみは準決勝であばらを損傷し、立つどころか呼吸でさえ脇腹に激痛が走った。前の事務所で過酷な仕事にも耐えてきた根性だけでリングに立っているあみであった。
「なによ、あみさんまでAV女優だからって・・」声を出せなかったあみの態度が、これまで対戦してきた相手と同じだと思い込むあんな。
「(違うのっ!)」あみは心の中で否定したが声は出せなかった。
「このおっ!」あんなが肩からあみに突進する。
ドガ・・「ぎゃうぅぅぅ・・」脇腹の痛さで避けることができなかったあみはあんなのショルダータックルをモロに受けた。あみは脇腹を抱えてうずくまる。
「えっ?・・勝てるかも」あみの脇腹の状態を知らないあんなはショルダータックルでうずくまったあみを見て一瞬だけ驚いたが、すぐに追い討ちをかけていった。
ドガ・・「ああああ〜っ!」あんなのヒップドロップがあみのお腹に落とされた。あみは脇腹を抱えて転げまわる。
「・・ばっくぶり〜かあ〜っ!」あみを追いこんだあんなはかわいらしく声をあげると、あみを肩に担ぎ上げてアルゼンチンバックブリーカーを極めた。
「ああああ〜んっ!」あんなのアルゼンチンバックブリーカーはただ担ぎ上げただけのものであったが、あみはあばらが悲鳴を上げ、泣き叫んだ。
あまりの痛みに気が遠くなってくるあみ。全身が痺れてはじめていた。
「調子に乗るなっ!」ロープを潜りリングに入った奈美恵があんなの前でクルンと一回転した。
ズボォォォ・・「ぎゅえ・・」奈美恵の回転からの後ろ蹴りがあんなの柔らかいお腹にのめり込むと、あんなは身体をくの字にしてその場にうずくまった。
奈美恵に助けられたあみもリングの上に落とされて、脇腹を押さえてうずくまった。
「ああっ!ずっる〜い。タッチしてないじゃんっ!」愛がロープを潜ってリングに入ってくる。
「パートナーがピンチなんだから当然でしょう!」愛の目の前に奈美恵が立った。
「阿室さんってお子さん産んだのにスタイルいいなぁ・・」一回戦から女の急所を責めて勝ち残ったきた愛が話とは関係ないことを言い出す。
「なにそれ、私が離婚したからってばかにしてるの?」奈美恵の表情が険しくなった。
「そ・・そんなじゃありませんっ。阿室さんが離婚しようが再婚しようがぜんぜん関係ありません。ただ、こどもを産んだのにビキニが着れるスタイルがすごいなあって思っただけですっ!」奈美恵の表情の変化に焦った愛は言い訳しながら、奈美恵の足元から股間、ウエスト、胸まで舐めるように見ている。
「そう・・。一応お礼は言うけどあんまり関係ない話ししないでよねっ!」奈美恵がローキックを放つ。
バッシィィィン!「きゃあっ」格闘技はまったくの素人の愛は奈美恵のローキックを対処できずにモロに食らった。
「足があ・・」足を引き摺る愛。
「それっ!」奈美恵の蹴りが愛の顔を襲う。
グシャァァァ・・「ヒィ・・」咄嗟に奈美恵の蹴りに腕でガードした愛であったが、奈美恵の蹴りはガードごと愛をぶっ飛ばした。
「そんなに強いのってずるい〜っ!」
「ずるいってね、あなただって決勝に来たんでしょうっ!」膝で立った姿勢の愛に奈美恵のラッシュが始まった。
ドガ・・バシ・・バキ・・「きゃっ・・あんっ・・あう・・」奈美恵のラッシュは愛を膝立ちのままにさせていた。
滅多打ちになった愛は顔を傷つけられることを嫌い顔を隠すようにしている。奈美恵は愛の身体に連打を打ち込んでいく。
バシ・・バキ・・バニュ・・「きゃん・・ひっ・・あんっ・・。ちょっといま、胸に当たったわよっ!」愛に口で返すほどの余裕があった。
奈美恵の攻撃は愛をすぐにでもノックアウトしそうな勢いであったが、準決勝で紀華のローキックに痛めつけられた足が愛に決定的なダメージを与えることができなかったのである。
「く・・」奈美恵はラッシュを止め、前蹴りを愛のガードの隙間を通して顔に叩きこんだ。
ズガァァァ・・「きゃんっ!」愛は後に大きく仰け反り、足を開いたM字開脚で股間を奈美恵に見られてしまう。
「あんた・・」奈美恵は追い討ちをしようと一歩だけ進んで止まった。準決勝で誉子のつま先を飲みこんだ愛の股間が真っ赤に染まっていたからである。
「なんでもないからっ!なんでもね」慌てて足を閉じて股間を隠す愛。
「そんなになってまで・・なんで・・?」奈美恵には歌手に復帰するためという理由があった。現役AV嬢で人気も高い愛が股間を怪我してまで戦う理由が奈美恵にはわからなかったのである。
「いつも男優さんのを入れてるからこれくらいなんでもないんですっ!」愛は腰を上げ奈美恵にタックルした。
愛はあんなに誘われて参加しただけであった。最初はタレントに淫靡な責めができると楽しんでいたが、どうしてもグラビアでがんばっていきたいあんなの気持ちを見ていていつのまにかあんなのために戦っていたのである。
「理由はわからないけど、あなたがその気ならっ!」腰に絡みつく愛の脳天に肘を落とす奈美恵。
ガツンッ!「ぎゃう・・」愛は脳天から強い衝撃を受けると目の前にたくさんの星が飛んだ。
バキィィィ!「ぎゅべ・・」奈美恵の膝が愛の顔にめり込んだ。愛は鼻血を出し、膝を畳んだまま仰向けに倒れた。
「せやっ!」奈美恵は愛のお腹に正拳を打ち落とす。
ズボォォォ・・「ぐえ・・」横向きに倒れ、お腹を押さえてうずくまる愛。
「次で終わりにしてあげるから・・」ビキニの肩紐を掴んで立ち上がらせた愛のお腹に正拳突を入れに行った奈美恵。
ブニュ・・「あぁぁんっ!」奈美恵の正拳突は愛のお腹ではなくあんなの乳房であった。
あんなの乳房は奈美恵の正拳突を深く飲み込みんでいた。101センチの乳房は奈美恵の正拳突の衝撃を和らいだものの、完全に潰れてしまっていた。
「阿室さん・・捕まえた・・」乳房に突き刺さった奈美恵の腕を掴んだあんなは奈美恵の首にもう片方の手を回した。
「必殺ぅ〜あんな固めえっ!」奈美恵の顔に抱きつくように飛ぶと自分の胸の間に奈美恵の顔をうずめ、両手でしっかりと奈美恵の頭を抱きしめた。
「んん〜っ!」あんなのもっちりした乳房が奈美恵の口と鼻を覆うと呼吸ができなくなった奈美恵が苦しむ。
「私も・・阿室さんを虐めるっ!」鼻血を腕で拭った愛が奈美恵の足を開き、股間に顔を埋めていった。
「ん〜っ!(いやぁぁぁっ!)」あんなの胸の谷間で悲鳴をあげる奈美恵。
愛はショーツをずらして露わにした奈美恵の秘裂に舌を這わせていた。
「あ・・阿室さんになんてことしてるのよおっ!」脇腹を押さえながら愛の後に回るあみ。
「このっ!ヘンタイっ!」尻を突き出して四つん這い姿勢の愛の股間にあみのサッカーボールキックが叩きこまれた。
バッチーン!「ぎゃふ・・」愛は顔を上げ、あみを睨みつけた。
「なによ・・あんたたちがそんな不潔なことするからっ!」あみは再び愛の股間をつま先で蹴った。
ズニュ・・「あうっ・・」股間を蹴られた瞬間、上体を立ちあがらせた愛は崩れるようにして白目を剥いて失神した。
「愛ちゃんっ!」愛の2度の悲鳴であんな固めをやめたあんなが振り向く。
あんなの目の前で崩れていく愛。愛の向こうに側につま先を赤く染めたあみの足が目に入った。
「まさか、愛ちゃんのアソコを蹴ったわけ?」奈美恵から離れあみに近寄るあんな。
「だからってなによ・・。AV女優なんだから・・」あんなの気迫に圧倒されたあみは脇腹を押さえながらジリジリとさがる。
「AV女優だって女の子なんですよ・・」あんなの目に悔しさの涙が溢れ出す。
「不潔なことしかできないあなたたちに言われる筋合いはないっ!」必死で言い返すあみ。
「女の子の大事なところを蹴ったり傷付けたりする人の言うことじゃないでしょうっ!」顔を真っ赤にして怒るあんなの胸があみの胸に触れるまで近付いた。
「大事なとこを傷付けられたくなかったらここにはこないでよっ!」あみが言い切る。
「あみいっ!」窒息寸前だった奈美恵があみとあんなの言い争いを聞いた後、後からあんなの頭に回し蹴りを叩き込む。
あみは奈美恵の声で奈美恵の回し蹴りを食らわないように屈んだ。
ガツン・・「きゃん・・」側頭部を蹴られたあんなは大木が倒れるようにしてリングに横たわった。
「あとは私に任せてっ!」あみはあんなを仰向けにするとあんなのお腹に腰を下ろし、脇腹を押さえながら片手で殴りはじめた。
バキ・・バシュ・・「・・・」奈美恵の回し蹴りで意識が朦朧とするあんなは声も出せずにひたすらあみに殴られ続けた。
「AV女優のくせにえらそうに・・」バキ・・バシュ・・
「AV女優のくせになにが人気よ・・」バキ・・バシュ・・
あみはうっぷんを晴らすようにあんなを殴り続けた。あんなの顔は腫れ上がり、鼻の骨が折れ大量の鼻血が流れ出ていた。口の中もボロボロに切り裂かれていった。
「胸が大きいからって・・」あみはあんなの顔から乳房に狙いを変えた。
バニュ・・ボニュ・・。叩き潰すようにあんなの乳房に拳を飲みこませていくあみ。
「胸しか能がないくせに・・」バニュ・・ボニュ・・。
乳房に攻撃を受ける度に身体をビクンと反応させるだけのあんな。
「はぁ・・はぁ・・」あんなの顔と乳房を潰したあみが肩で息をして立ち上がった。
「愛ちゃん・・ごめんなさい・・」あんなは半分も開かない眼で愛を探すと匍匐前進で愛に近付いていった。
「まだ、動けるの?でも、これで終わり!」トドメの一発を仰向けに横たわるあんなの股間に蹴り込んだあみ。
バチィィィン!「あぅ・・」あんなは腰を浮かせ身体を反るとそのまま白目を剥いて気を失った。
カンカンカンカン!あっけない幕切れで大会が終わった。
「阿室さんっ、勝ちましたね」あみは脇腹を押さえながら出来る限りの笑顔で奈美恵に送った。
「そうね・・」奈美恵は喜ぶこともせずそっけない返事をすると愛とあんなの側に行った。
「担架はまだなのっ!」担架を運んでくる黒服を急がせる奈美恵。
奈美恵は愛とあんなが担架で運ばれていくことを見送るとあみの方に振り向いた。
「よかったね、あみちゃん。これで写真集も出せるし、また復帰への近道になったかもね」奈美恵は表情を変えずにあみに言った。
「はい。阿室さんも・・」あみが言いかけると奈美恵はあみに背を向け、コーナーの方へ向かった。
「それとあみちゃん。もうこれから仕事以外で私を呼ばないでね」一言だけ残してリングを降りる奈美恵。

数分後、リングに残っていたあみだけで表彰式が行われた。
数日後、あみは念願の写真集を発売して奈美恵は地元の沖縄で復帰ライブを行った。

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