細河ふみえ(イエローキャブ)
生年月日 1971年9月2日 30
サイズ T163B91W58H87

左藤江梨子(イエローキャブ)
生年月日 1981年12月19日 20
T173B88W58H88

某Y事務所の一室に大きな乳房の女が入っていった。
「あの・・お呼びででしょうか・・」大きな乳房の女である。
「まあ、立ち話もなんだから座れ」女の所属する事務所の社長である。
「は、はぁ・・。それでお話とは・・」女はどことなく不安そうな表情でソファに座った。
「遠回しに言っても仕方ないからな。それでだ。お前はこれからどうするつもりだ?」社長が口を開く。
「どうするって・・どういうことでしょうか?」驚いた表情の女。
「すまん、これも遠回しだったな。他のメンバーに比べて売れていないが、これからどうしていくつもりなんだ?」資料を見ている社長。
「・・・」女にとっては極刑を言い渡されたようなものであった。うつむいて自分の膝を見詰める。
「まあ、すぐにはやめろとは言わん。そのかわり、ここに行って来い」業界の裏として君臨する地下リングの案内を差し出す社長。
「ここって・・」女は地下リングの案内を見て怖くなった。
「勝ち負けにはこだわらん、とにかく出て来い。話しは終わりだ」一方的に話しを終わらせる社長。
女は断ることもできず、渋々と部屋から出て行った。

『これより、黄色いタクシープレゼンツ。スーパーキャットファイトショーを開催します』
『赤コーナー、生き残りをかけた元祖巨乳アイドル〜、T163B91W58H87〜、30歳〜、細河〜ふみえ〜』事務所の社長から出場を命じられたふみえがリングでコールを受けた。
「(黄色いタクシープレゼンツ?)」ふみえは黄色いタクシーが主催するとも事務所からも聞かされていないため困惑していた。
『青コーナーの選手の入場ですっ!』選手入場口から14名のタレントが入場してきた。
左藤江梨子(T173B88W58H88)を先頭に黄色いタクシーのメンバーである。
大池栄子(T166B91W59H87)。
河村亜紀(T157B86W58H83)。
村岡由樹(T155B79W54H80)。
五十風りさ(T158B84W58H86)。
河合綾(T150B83W65H82)。
めぐみ(T158B94W60H86)。
八幡悦子(T163B89W59H87)。
盛ひろこ(T165B89W59H88)。
大林恵美(T165B85W56H82)。
根元はるみ(T164B103W60H88)。
五十風結花(T162B86W60H86)。
北河友美(T168B91W60H88)。
13人が黄色いビキニで揃え、乳房を揺らしながら軽いジョギングでリングに登場すると最後に山口まりやが入場していた。
黄色いタクシーが全員で観客に手を振ると観客は大歓声を上げて答える。
「江梨子ちゃんも、栄子ちゃんも、みんなも社長に言われて?」同じグループのメンバーが揃い、ほっとするふみえ。
「そうなんです。社長に言われて」江梨子が答える。
「うちの社長も無理を言いますよね」栄子が続く。
「ほんとに14人でねぇ〜」めぐみ。
「相手はおばさんだって言うのに・・」亜紀。
「いいじゃない。社長がいいって言っているんだし」悦子。
「久しぶりに空手ができるぞー」結花。
「ちょっとブラが小さいなあ・・」はるみ。
「というわけです」まりやが締めくくった。
「まりやちゃん。それで、相手は?」ふみえが尋ねた。
「人の話を聞いてました?」まりやが逆に尋ねた。
「一人だけ似合わないピンクの水着なんか着てますよね」栄子が追い討ちをかける。
「えっ?もしかして・・」ふみえがようやく事態を把握した。
「そそ。そのもしかして」江梨子がふみえの背中を押した。
「きゃっ・・」バランスを崩すふみえ。13人が作った輪の中央に入った。
「じゃあ、江梨子と栄子。あとはよろしく」仕事が入っていたまりやはすぐにリングを降りて帰っていった。
ふみえはメンバーの中で一番馴染みの深いまりやをアテにしていたが、そのまりやが帰ってしまうとパニックに陥った。
「きゃああああっ!」いきなり悲鳴をあげるふみえ。
「きゃあ、じゃないんだよっ」栄子がどつく。
「きゃあとか言ってもぜんぜんかわいくないしぃ」友美。
「おばさんなだから」亜紀。
「ぎゃ、おばさんがうつるっ!」恵美。
黄色いタクシーの輪の中でキャッチボールのようにどつき回されるふみえ。
「こっちに投げないでよっ!」りさ。
「でもさー」悦子。
「な〜に?」綾。
「なんでこんなおばさんが」ひろこ。
「私たちといっしょに」めぐみ
「いるの?」はるみ。
「誰に聞いてるの?」結花。
「さあ?」由樹。
「先輩なんだからおばさんなんて失礼でしょっ!」江梨子が押し倒すようにふみえを突き飛ばす。
「きゃっ・・」輪の中央で座り込むふみえ。
「へえ、江梨子ってふみえさんのこと先輩と思ってるんだ」栄子が尋ねる。
「30歳だし、私より先にデビューしてるから先輩ね。い・ち・お・う」江梨子が簡単に答える。
「うんうん。同じ30歳でも紀華さんが先輩だったら最高なんだけどなぁ・・」結花。
「い、一応ってなによ」ふみえが江梨子に食って掛かる。紀華と比べらたこともありカッとなっていた。
「なにか問題でも?」江梨子がふみえを見下ろす。
「・・・。少しぐらいスタイルがいいからってえらそうにしないで」ふみえは一瞬だけ言葉を飲んだが、思い切って口にした。
「江梨子のどこが少しなんだよっ!おばさん」ゲシ・・。栄子が不見えの顔を蹴り飛ばす。
「江梨子のスタイルは完璧よっ!おばさん」めぐみが蹴る。
「どうせ垂れ乳なんででしょ!おばさん」恵美。
江梨子のスタイルはメンバー全員が認めていたのだ。
黄色いタクシーのメンバーたちはふみえの顔と頭を足の裏でどついていった。
ふみえは蹴られては態勢を戻し、また蹴られて態勢を崩すことを繰り返していた。
「超まぬけな顔してるでぶおばさんっ!」綾。
「ブラがなかえれば牛と同じくせにっ!おばさん」はるみ。
「・・・」はるみがふみえを蹴ったとろこで足を止めるメンバー。はるみの103センチのバストに視線を集めた。
「ん?なに・・」はるみがキョトンとする。
「はるみも大きいよねえ・・」メンバーで一番バストの小さい由樹。
「大きさより、やっぱり張りがないとだめ。このおばさんのおっぱいになったら女やめた方がいい」めぐみがまたふみえを蹴り飛ばす。
「めぐみが言うと説得力があるなあ・・」栄子が納得した。
ドガ・・ドガ・・「きゃっ・・あん・・」ゴキブリでも踏み潰すようにふみえを踏み付けていく黄色いタクシーのメンバー。
「いや、もうやめて・・私がなにをしたっていうの・・」顔と身体を痣だらけにして泣きはじめるふみえ。
「わかってないなあ。なにもしてなからこうなってるんじゃん」江梨子が呆れた顔をする。
「しかし、おばさんが泣くと超キモイ」友美が嫌そうな顔をする。
「この人が仕事できるかためさない?」悦子が提案した。
「試す?なにを?」亜紀が尋ねた。
「松阪慶子さんとか50歳ヌードが流行ってるでしょ」悦子が話し始めた。
「30歳ならまだ許容範囲かなと思うんだよね。だから、この人もヌードにしてみようかと・・」悦子。
「松阪さんとこのおばさんを比べるの?それってすっごい失礼だと思うけど」ひろこが口を挟む。
「たしかにね〜。とりあえず、お客さんに判断してもらわない?」悦子。
「え〜でも、誰が脱がすの?やだよ私。キモイから」りさ。
「もちろん、脱いでもらうに決まってるじゃない」江梨子が黒服にテーブルをリングに上げるよう指示した。
リングの上でふみえのすぐ隣にテーブルが設置された。
「さ、先輩。簡単な舞台で申し訳ないのですが、どうぞ」江梨子がふみえにテーブルに乗るようにお願いする。
「乗るわけないじゃないっ!なにばか言ってるのよ」ふみえは座りこんだまま動こうとしなかった。
「あんまり世話をかけないでくれませんか?ただでさえ、お荷物なんですから」栄子がふみえに言うとメンバー全員が頷く。
「お荷物って・・」反抗するたびに追い詰められていくふみえ。
「早く乗れって言ってるのがわからないのおっ!」なかなか動こうとしないふみえに結花がキレた。
バッシィィィン!「きゃあっ」空手で鍛えた結花のサッカーボールキックがふみえの背中に炸裂した。
「ほらあ、あんまり意地張ってると結花がキレちゃいますよ」江梨子がなだめるように言った。
「乗ればいいんでしょっ!乗ればっ!」ふみえは投げ捨てるように言うとテーブルの上に乗ろうとした。
「おしり重くて乗れないかな・・」亜紀がめぐみに声をかける。
「亜紀、聞こえるよ・・プフフ」めぐみが笑う。
「乗ったわよ」テーブルの上に座ったふみえ。
「じゃあ、脱いでください」江梨子が指示を出す。メンバーはストリップでも鑑賞するようにテーブルの前で座った。
「脱ぐ?ふざけないでっ!」ふみえはテーブルを降りようとした。
「ふざけないでって、ふざけた存在のくせに・・。結花」江梨子が結花に声を掛けた。
バキィィィ・・「ぎゃっ」結花の正拳突がふみえの顔にめり込んだ。テーブルの上で仰向けに倒れるふみえ。
「ほらぁ、ちゃんとしないから」江梨子がふみえの髪を掴んで起き上がらせる。
「なんで、こんな酷いこと・・」鼻血を出しているふみえ。
「さっきから、女々しいんだよっ!」栄子がキレた。
「みんなで脱がすよ」栄子の一声でメンバーがふみえに群がった。
「やだあっ!やめてえっっっ!」13人の手がふみえの水着に伸びる。
ふみえは必死になって抵抗するが、簡単に裸にされてしまう。
「お願い・・水着を返して・・」股間と乳房を手で隠すふみえ。
「ほらあ、お客さんが引いちゃったよ」ひろこが発案者の悦子に言った。
「私のせいじゃないよぉ。ふみえ先輩のヌードがキモイせいだよ」悦子が答える。
「じゃあ、あとはAV?」友美。
「私はやだよ。元黄色いタクシーの・・なんて言われるんだから」栄子。
「う〜〜〜ん・・」友美が悩む。
「友美ぃ・・。先輩のために悩まないでも。それより、先輩を見習ってちゃんとトレーニングしなきゃ」江梨子が友美の肩に手を添える。
「見習うぅ〜?」由樹が不思議そうな顔をする。
「そう、見習うの。反面教師ってやつかな」江梨子が微笑む。
「なるほど、さすが江梨子。で、どうすんの?」栄子。
「ボクササイズっていいらしいね」江梨子が言うと、メンバーは納得した表情で丸裸のふみえを見た。
「なによ・・なにする気?」自分の身体をギュッと抱かかえるふみえ。
「そういうの大好きなんだあっ!」テーブルの上のふみえに喧嘩キックを叩きこんだ栄子。
グシャ・・、バッシーン「きゃあっ」ふみえはテーブルの上からぶっ飛んだ。
「私からやっていいよね」ワクワクする栄子。
「顔はだめだよ。とりあえず、タレントなんだし」江梨子が言った。
「了解っ!友美、悦子、お願い」栄子の指示で友美と悦子がふみえを起こして腕を掴んで捕まえた。
「放しっ・・っ!」ふみえの言葉を遮るように栄子のボディブローがふみえのお腹に突き刺さった。
ズボォォォ・・「ぐえぇぇ・・」
バシュ・・ズボ・・バニュ・・「ぎゃ・・ぐぅ・・ああん・・」腹を殴られた声と乳房を殴られた声が違うふみえ。
一糸纏わぬ姿のふみえは殴られるたびに白い身体を踊らされていた。
「かわいい後輩のためにがんばってくださいね」栄子は江梨子の指示通り、顔以外の腹と乳房を殴り続けた。
ズボォォォ・・「ぐっぷ・・」腹に受けた一撃でふみえは反吐しそうになった。
「栄子、ちょっと待った」江梨子が栄子を止める。
「止めないでよう」栄子はおあずけを食らった仔犬のよう表情をする。
「汚い物だされたら嫌でしょ」江梨子はふみえのビキニショーツを拾うと、丸めてふみえの口に突っ込んだ。
「これならたぶん大丈夫、どうぞぉ」江梨子がふみえの前から退くと栄子は待っていたとばかりにまた殴りはじめた。
「どうせならこれも・・」亜紀がふみえのブラを拾うとふみえに目隠しするようにつけた。
目隠しされ、口にビキニショーツを入れられて殴り続けられるふみえ。
「カーン」江梨子が口でゴングの音を出した。
「1ラウンドずつね。栄子は終わり」栄子は最後の一発をふみえの脇腹に入れると満足気な表情をする。
「次、私ね」りさである。
バチ・・バシ・・ブニ・・。いまひとつ迫力に欠けるりさがふみえを殴りはじめた。
一人3分ずつ代わる代わるふみえを殴っていく。
ふみえは途中から自分では立っていられなくなり、両腕を掴まれた二人によって立たされた状態であった。
11人が終わった時点で33分間も裸のまま殴られ続けていたのであった。
ふみえの腹は黒紫に変色して、ビキニショーツは赤く濡れた状態で口の中にあった。
ふみえの乳房も黒紫に変色し、91センチのバストはぐったりと垂れ下がり丸みがまったくなかなっていた。
「次私ね」結花である。
「久しぶりに空手だあ。・・でも、殴るとこがない」空手をしていることで後回しにされた結花が自分の番になり一度は喜んだものの、ふみえの身体がすべて痣になっているとつまらない顔になった。
「結花も贅沢ねえ。じゃあ、とっておきの場所もOKにしようか」江梨子がふみえから目隠しをしていたブラを解いた。
「口の中を切ると大変ですからね」江梨子は嫌味っぽく微笑むとふみえのブラを無理矢理に口の中へ突っ込んだ。
「んんっ〜っ!(もうやめてえっ!)」口の中を自分の水着で一杯にされたふみえは声に出せなかったが泣き叫んだ。
「ふみえ先輩もよろこんでるみたい」江梨子は結花の方をポンと叩いた。
「いっくぞー」結花は踏み込んでから上下、ワンツーと好き放題に殴り始めた。
ガツン・・ズボォ・・ドガ・・ズガ・・。
アイドルとはいえ空手を得意とする結花の拳は固かった。ハンマーで殴られたような衝撃がふみえを襲う。
「(お願い・・やめて・・)」既に殴られる痛さを感じなくなっていたふみえは全身で恐怖を感じはじめた。
バギィィィ・・。結花の正拳突がふみえの顔に叩きつけれた。
プッシャァァァァ・・・。恐怖のあまり失禁してしまうふみえ。黄色い液体が勢いよく太股から足に伝わって足元に水溜りを作った。
「げえ・・。きたな〜い・・」メンバーが横目でふみえを見る。
「ちょっと〜、かわってよ〜」ふみえの腕を捕まえていた綾とひろこが揃って言った。
「あはは、ごめん。じゃあ、あそこに引掻けたら?」結花が謝りながら、ふみえをコーナーに連れて行くように指示を出した。
綾とひろこは汚い物を置くようにしてふみえの腕を掛けた。
「私はもういいや。江梨子はどうする?」結花が江梨子に声をかけた。
「私は一発でいいや」江梨子はそういうとふみえが吊られているコーナーに走りこんだ。
ズガアアア・・「ぎゃふ・・」江梨子の走り込んでからの喧嘩キックがふみえの顔面に叩きこまれた。
口の中の水着を吐き出させるぐらいの強烈な一撃でふみえは腕をロープに掛けたまま膝を落とし、ぐったりとコーナーに寄りかかった。
「あんたたちぃっ!なにやってるのよっ!」満足して喜ぶメンバーに怒声が上がった。まりあである。
「仕事が終わったから戻ってみたら、なによこれ?」まりあがメンバーに怒るとメンバーはうつむいた。
「江梨子と栄子、私はあなたたちに頼んでおいたわよね。その答えがこれ?」まりあが二人に言い寄る。
「・・・」うつむく江梨子と栄子。
「そんなんでこの業界で生き残れると思う?やるなら、ここまでやりなさいって言ってるのっ!」まりあはふみえの方を向くと、膝を付き足を開いて露わになっているふみえの股間につま先蹴りを入れた。
ジュボッ「ヒィィィ・・」唯一無傷だったふみえの秘裂が裂けてまりあのつま先を赤く汚した。
まりあのつま先によって傷付けられた股間から鮮血を滴らせたまま、ふみえは白目を剥き泡を吹いて頭をがっくり下げて失神した。
まりあはふみえを失神させると観客に手を振り、愛想を振りまわした。
「やるならとことん。中途半端なことしたらだめ」まりあがにっこりしながら江梨子と栄子、黄色いタクシーのメンバーに振り向いた。
「それなら・・ちょっと待っててください」江梨子はメンバーにふみえをテーブルに寝かせるよう指示をすると、リングの舌の黒服に耳打をした。黒服は驚いた表情をしたあと、会場をあとにした。
「なにを頼んできたのよ」栄子が尋ねる。
「それは来てからのお楽しみ」江梨子が楽しそうに答える。
しばらくすると、透明のバスタブを黒服が4人で運んできた。
「やっぱり、まりあさんがいるんだから、これでしょ」バスタブの中は50度のお湯であった。
「懐かしい」まりあも喜んだ。
「じゃあ、さっそく行ってもらいましょう」まりあの合図でメンバーがふみえをバスタブに入れた。
「ん・・あつい・・きゃあああっ!熱いぃぃぃっ!」お湯の熱さで目が覚めたふみえ。悲鳴を上げて出ようとするが、黄色いタクシーのメンバーで押さえつける。
「お願い出して、お願いだからあっ!」お湯の熱さが殴られた痣を疼かせる。
「熱いんだって、冷やしてあげなきゃ」メンバーがふみえをバスタブから出すと、たくさんのかき氷の上に投げ捨てた。
一瞬ほっとするふみえだが、メンバーがふみえの身体を氷の中に埋めたため、こんどは冷えてきた。
「寒い・・冷たい・・」身体を振るわせるふみえ。
「寒いんだって、温めてあげなきゃ」また熱いお湯の中にふみえを入れるメンバー。
今度は身体が冷え切っていたため、お湯がより熱く感じた。
リング上では同じことが繰り返され、観客はお笑い番組を見ているようで大笑いしていた。
ふみえがぐったりするとメンバーはまたテーブルにふみえの身体を戻した。
「ところで、これ誰?」まりあが尋ねた。
「えっ?」まりあに尋ねられた事が理解できないメンバー。
「顔がぐしゃぐしゃでわからない」とぼけた顔のまりあ。
「あはは。そうですね、こんなぺっちゃんこのおっぱい黄色いタクシーにはいませんよね」メンバーが答えた。
黄色いタクシーのメンバー14人は観客に手を振って挨拶をする。
「だれか足りなんだけど、これから飲みに行こうか」まりあが提案するとメンバーは揃って賛成して会場をあとにした。
黄色いタクシーのメンバーが帰ったリングの上には乳房も身体もぐったりとさせたふみえがポツンとテーブルの上に残っていた。

『お宅もまたすごいことしますねえ』VIPルームで鑑賞していた黄色いタクシーの社長に別の事務所の社長が話し掛けた。
『うちは、見ての通りで同じようなグラビアタレントばかりですから、メンバー同士でストレスが溜まるんですよ。たまには、ああやって行き抜きさせないと大変なことになりますから』黄色いタクシーの社長が答えた。
『それなら、うちもしないといけませんわな。そのときはあのタレントをお借りしていいでしょうか?』
『あんなのでよければいつでもいいですよ』

事務所の後輩のために身を捧げたふみえ。
ふみえは先輩としての役割は充分であったのだろうか・・・。


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