《地下プロレストークショー》
普段激しい戦いが繰り広げられている地下プロレスだが、今日は普段の戦いを女優を招いて喋ってもらうトークショーが行われた。
今回のゲスト女優は地下リングの女帝・藤原紀華とK−1女王・香理奈が参加するとあって試合は行われないにも関わらず、会場は満員に膨れ上がった。
紀華の創設したK−1のタイトルを香理奈が保持している縁もあって、タッグを組んだり練習を共にする事もあるなど、親交がある両者なので、トークショーは終始和やかに進んだ。
終盤になると、質問コーナーが設けられ、お客さんから様々な質問を受ける2人。
時折笑いが起きるなど、楽しい雰囲気になるが…中にはこんな質問も。
Q:男と女ってどっちが強いと思いますか。
香理奈:女です。私だったら絶対に勝ちます。女を馬鹿にしてるのかしら?
紀香:男かな。もし男に襲われたら香理奈に守ってもらいます。
紀華の発言に笑いが起こる。
しかし、強気の香理奈に対して紀華は結婚生活が影を落としてる感がある。
Q:K−1って言うと紀華さんのイメージが強いですけど、女王の香理奈さんとどっちが強いんですか?
中学生くらいの男の子の質問に一瞬戸惑う2人
紀華:うーん、お姉さんも相当強いけど、やっぱり女王の香理奈の方が強いんじゃないかな?
香理奈:やっぱり、紀華さんかな。でも、一度K−1で対戦したいなぁ。
香理奈に気を使う紀華、香理奈は「K−1=紀華」という表現に内心苛立っている。
Q:K−1ベルトをかけて対決してはどうですか?
香理奈:やりたいですね。紀華さんに勝って女王である事を証明したいですね。
紀華:私もよ!嬉しいわ。
思わず顔を見合わせる2人。
香理奈にとっては念願が叶ったような気分で意気揚々としている。しかし、香理奈よりも嬉しかったのは紀華の方だった。紀華は以前から挑戦したかったが、自分が創設したタイトルに挑戦するのは気が引けていたが、観客のリクエストであり、香理奈も自分の挑戦も待ち望んでくれていたので、気兼ねなく挑戦できる。
互いの気持ちを理解し、抱き合う2人。ここからは紀華と香理奈のK−1トークが続き、その様子を観客も聞き入っている。
そこに主催者が突然割って入ってきた。
主催者:お楽しみの所悪いが、わしも入れてもらおう。お客さんのリクエストマッチは素晴らしい案じゃ、私も実現させたい。しかし、無条件にという訳にはいかん。タイトルマッチの威厳が損なわれてしまう。2人にはわしが用意する相手と喧嘩マッチで戦ってもらう。それに勝てたらタイトルマッチを許可しよう。どうですかお客さん?
観客はタイトルマッチだけでなく、美女女優の喧嘩マッチも見れるとあって大歓声だ。
なんて卑猥なという表情で主催者を睨む紀華と香理奈。
主催者:ということで決定だ。ああ、そうだ、香理奈の対戦相手は男を用意しておくからな。
香理奈:えっ?
主催者:さっき、私なら男に勝てるって言ってただろ。証明して見せろ。
香理奈:やってやるわよ。
香理奈の表情に緊張が走るが、強がった。それでも不安を隠せず弱気になって泣きそうな顔になる香理奈を紀香が抱きしめて顔を隠して慰めた。
イベントが終わると、紀華は香理奈を誘い喧嘩マッチの日までハワイで合同トレーニングを行った。
夏のハワイのビーチで黒のビキニの美女2人が真剣な顔つきでトレーニングをしている。
香理奈:男が何よ。絶対勝ってやるんだから!
紀華:そうよ、その意気よ。私の経験をいろいろ教えて上げるわ。
結婚生活で一つ屋根の下で男と一緒に暮らした経験もある紀華から香理奈は男の攻略法をみっちり教わった。又、喧嘩マッチについては香理奈は石河亜沙美との試合で経験してるため、攻略法を紀華にアドバイスした。
《試合会場》
そして、試合当日を迎えた。
紀華と香理奈は2人とも試合があるということで、自分の試合に集中するため別々の控室に入った。
場内ではルールが発表された。
ルール
・時間無制限一本勝負。
・試合は鉄格子の中で行われ、何でもあり。但し凶器は反則。身体だけで相手を倒すのが大前提。
・試合中、鉄格子の中は香理奈と亜沙美の2人だけでレフリーはいない。勝敗はどちらかが戦闘不能になることによってのみ決められる。
・勝者にのみ鉄格子から出れる鍵が渡され、鉄格子の中では勝者にすべての権利がある。(試合後、好きなだけ敗者を弄べる)
・コスチュームは全裸。凶器を持たさないため。
刺激的なルールが発表され盛り上がる観客。
《香理奈控室》
香理奈は既に試合に向けて全裸でウォーミングアップをしている。
ウォーミングアップの相手は同じ事務所の先輩女優の田中麗菜だ。
今回は女として男に勝ちたいという気持ちが強く女性らしさを前面に出そうとメイクアップも完璧だ。
香理奈:男なんて叩き潰してやる!オリャァ!!
気合の入ったミット打ちを見せる香理奈。
麗奈:いいわね〜絶対いけるわよ。
麗菜に褒められて思わず頬を赤らめる香理奈。普段から姉のように慕っている麗菜からの励ましは嬉しいようだ。
第一試合
登場ゲートから先に出てきたのは香理奈だ。
香理奈はモデル歩きで鍛えられた美しいボディーを見せつけての入場に観客は歓声を上げる。
髪型は金髪のロングでウェーブをかけており、前回の喧嘩マッチやタイトルマッチでもラッキーカラーとなっているブルーのネイルは光り輝いている。
女らしさを誇示する香理奈。
香理奈:女の強さを見せてやるわ!
香理奈は気合を入れて叫んだ。
今度は反対側の登場ゲートから何やら大男が出てきた。しかも一様規約通り全裸だ。
優に2m200kgは超える大きさに驚く香理奈。
香理奈:こいつは何なのよ!
主催者:紹介しよう。MONSTARと言って表の格闘技には一切出ないが、裏では最強を誇る実力者じゃ。男を馬鹿にすると痛い目にあうぞ。いくら強い女豹も男の前ではどうかな?
香理奈:ふざけないでよ!
主催者:男には絶対勝てるんだろ?
香理奈:(ぐぅぅ)やってやるわよ。
香理奈は恐怖を感じながらも吐き捨てるように言った。
『165cm46kg 香理奈〜』
『205cm217kg MONSTAR〜』
『カーン』
選手コールを終えると、試合が始まった。
美女と戦えるとあって意気揚々として構えを取らないMONSTARに対して香理奈は恐怖で緊張しているが、必死にファイティングポーズを取っている。
MONSTAR:楽しくやろうぜ。姉ちゃん。
香理奈:あんたも私を馬鹿にしてるの。
香理奈はそういうとローキックを打っていった。
バシィィ、強烈なローキックが決まるが、MONSTARはビクともしない。
MONSTAR:なんだこれは?いい体だな。
香理奈:うるさい。まだまだこれからよ。
すると香理奈はパンチ、キックと自慢の打撃を連打していく。
バシ、バキ、ドス、
香理奈:ハアハアハア。どうかしらちょっとは効いたかしら。
MONSTAR:いててて、ちょっと行儀が悪い女だな。調教しないとな。
全くダメージを受けてないMONSTARに驚く香理奈。
固まっている香理奈の髪の毛を強引に掴むとMONSTARは鉄格子にぶつけていった。
ガーン、
ぶつけられて朦朧とする香理奈はパワーの差に驚く。
香理奈:(こんな相手と喧嘩するなんて)
MONSTAR:許してほしけりゃ、俺の豪棒を舐めろ。ガハハハ
香理奈:誰が、そんな事すんのよ。
香理奈は吠えるとMONSTARの急所を蹴り上げた。
ボミュ、これには悶絶するMONSTAR。
香理奈はチャンスとばかりに足を刈ってMONSTARを仰向けに倒すとマウントポジションをとって上からMONSTARの顔面を殴りつけていく。顔面へのパンチも効果があるようで、MONSTARは痛がっている。
ここでMOSTARが怒った。MONSTARは香理奈を難なく弾き飛ばしてどかすと、香理奈も焦るが必死にファイティングポーズを取る。
しかし、MONSTARの拳が香理奈の顔面に飛んできた。必死にガードする香理奈だが、香理奈は吹っ飛ばされて意識が朦朧とする。
大男が女を殴るという光景に観客も香理奈に同情する。
MONSTARは倒れている香理奈の顔面を踏みつけていく。
MONSTAR:これが男と女の力の差だ。わかったか。
力を誇示するMONSTARにブーイングが浴びせられる。
しかし、香理奈が起き上がるとブーイングは歓声に変わった。手で、汗を拭う香理奈。
香理奈:女を舐めんじゃないわよ!
香理奈は気合を入れて構えると、魂を込めた打撃をMONSTARに打ち込んでいく。
香理奈:ハアアアアア!!!もっと行くわよ!
香理奈の打撃に気圧されるMONSTAR。歓声を上げる観客。
ボシュ、MONSTARのカウンターパンチが香理奈のボディーにヒットした。
香理奈:あううぅぅぅ
何十発の打撃が効かず、たった一発のパンチで悶絶して倒れる香理奈。
香理奈:(これが男の力…)
ひれ伏してうつ伏せに倒れる香理奈。女豹のポーズで観客を魅了する。
MONSTARは上から被さってキャメルクラッチの体勢からスリーパーをかけていくが、全力では無く香理奈の体を触ったり、においを嗅いだりして楽しんでいる。香理奈はただもがき苦しむだけだ。
今度はMONSTARは香理奈を起き上がらせると持ち上げてスープレックスを放った。鉄板に叩きつけられた上、体重を200kgオーバーが圧し掛かり意識を失いそうになる香理奈。
するとMONSTARは素早くマウントを取った。この辺りはふざけてても流石格闘家だ。
香理奈はしまったという表情を浮かべるが、もう遅い。
MONSTAR:おお、これが香理奈ちゃんのお顔か、よしよし。
MONSTARは顔に軽くビンタを打っていく。
香理奈は下から本気のパンチをボディーに打つが、全然効果が無い。あまりの劣勢に泣きそうな表情を浮かべる香理奈。しかも腹筋を入れて耐えていたが、MONSTARの200kgの体重が乗っているボディーは限界だ。
一旦尻を上げるMONSTAR。その時香理奈はホッとして腹筋を緩めた。
しかし、その後すぐにMONSTARはヒップを落としてきた。
香理奈:ぐええぇぇ、おえぇぇ
嗚咽を漏らして悶絶する香理奈。
MONSTARは起き上がると悠々と構えている。香理奈もお腹を抱えてフラフラになりながらもなんとか起き上がった。
MONSTARは挑発的に力比べを誘っている。
明かな挑発だが、他に手は無いからと香理奈は絶対に勝てない力比べを受けてたった。
香理奈の綺麗にブルーのネイルを施された女性らしい美しい手と、MONSTARのけむくじゃらな手が握り合わされる。
必死に押していく香理奈。すると意外にも互角の展開になった。
しかし、MONSTARが手を抜いてるのは明らかで、逆に悔しさを感じる香理奈。
MONSTAR:凄い力だな、姉ちゃん。これは本気を出さないと失礼だ。
すると、MONSTARは本気を出し始めた。
バキバキバキ、香理奈の手を握りつぶす勢いで握り締めると、ドンドン押して鉄格子に香理奈の背中を押しつけた。
香理奈:うぅ。
苦しそうに息をする香理奈。精一杯の力を出し切ったが、到底敵わない。
MONSTAR:いやぁ、ほんとに凄かったぜ。女でこんなに力を持ってる奴は初めてだ。
力の差を見せつけるMONSTAR。香理奈もこれだけの力の差を見せつけられても諦めずに力を込めていくが、その度にMONSTARに握りつぶされていく。
しかし、それでも香理奈が悲鳴を上げないのは、対等にやり合ってると見せたいと意地を張ってるからだ。
ボン、香理奈の膝蹴りがMONSTARの股間を突き上げた。またしても急所攻撃に悶絶させられるMONSTAR。ここは鍛えようが無い。
喧嘩マッチで反則は無いからと、香理奈は紀華に教えられた男の弱点を突いていく。
うつ伏せに倒れるMONSTAR。
香理奈は上に乗ってキャメルクラッチをかけていく。
体重200キロ以上のMONSTARの上体を香理奈は両手でがっちり持ち上げている。香理奈は目一杯力を込めてるので気づかないが、大きなMONSTARの体を跨っているため、香理奈の股は大きく広がっている。
徐々に意識が朦朧としてくるMONSTAR。しかし、MONSTARの首を支える香理奈の腕も限界が近づいてきたようで、腕がプルプル震えている。
香理奈は耐え切れなくなったのかMONSTARの首を離した。が、このままでは終われないとMONSTARの顔を掴むと鉄板に叩きつけた。
ガーン、これにはダメージを受けるMONSTAR。
ガーンガーンガーンガーン、香理奈は何度も鉄板にMONSTARの顔を叩きつけていくと、MONSTARの額が割れて流血し始めた。
これにはブチ切れるMONSTAR。
MONSTAR:うおーーー
MONSTARは力づくで香理奈を振り払った。
MONSTAR:姉ちゃん、打撃戦が好きだったよな?最強の格闘家の打撃をみせてやるぜ!
MONSTARがこの試合で始めて構えを取ると、香理奈も警戒して構える。
すると打撃戦になっていく両者。結果は明らかで、本気になったMONSTARのパンチ、キックを受けると香理奈はガードしてもフラついて立ってるのが精一杯だ。いや、立っているだけでも凄いと言うべきか。
バキ、MONSTARのパンチが香理奈の顔面にヒットした。為す術もなく仰向けに倒れる香理奈。さらにMONSTARは香理奈を軽々持ち上げるとパワーボムで香理奈を鉄板に叩きつけた。
ガッシャーン、力無く倒れる香理奈。一瞬の圧殺KO劇に、場内は静まり返った。
当然とでも言うかのように力を誇示するMONSTAR。しばらくすると、MONSTARにブーイングが起こった。しかし、MONSTARはブーイングを楽しむかのように悠然としている。
MONSTAR:それにしてもいい女だ。もうちょっと遊んでいくか?
MONSTARは大股を拡げて仰向けに倒れる香理奈の秘部に自分の豪棒を近づけた。
妖艶なポーズをしている香理奈の美貌に興奮するMONSTAR。
だが、時間をかけすぎたのか目を覚ました香理奈はMONSTARの豪棒を鷲掴みにして捕まえた。
香理奈:私とS○Xしようなんて100年早いわよ。
油断して自分から豪棒を差し出した事に後悔するMONSTAR。ここだけは鍛えようがない。すると、香理奈はMONSTARの豪棒を握り締めていく。
嫌がってMONSTARは香理奈を振り払うと、両者は再び距離を取って構えた。
猛然と香理奈に飛びかかるMONSTARだが、香理奈が冷静な読みで躱すと、MONSTARは鉄格子に叩きつけられた。
MONSTAR:くそー
MONSTARはすぐさま振り向くと、香理奈はその間に助走をとって飛び蹴りを撃ってきた。打点の高い飛び蹴りがMONSTARの顔面にヒットすると座り込んでダウンするMONSTAR。
香理奈は鉄格子にMONSTARを据え付けたまま流血している顔面にパンチ、キックと打撃の雨を浴びせていく。流血が酷くなるMONSTARは険しい顔つきになっていく。
しかし、MONSTARも力づくで香理奈に掴みかかっていくと、取っ組み合いになった。
体格差からMONSTARが優位に進めるが、ここで倒されたら大変な事になると香理奈も必死に喰らいついていく。
やはり無情にも体格差がすべてだった。
最後はMONSTARが香理奈を持ち上げるようにして倒すと、MONSTARは香理奈の上に飛び乗った。
香理奈:ハッ、(殺される…)
香理奈がそう思った瞬間、MONSTARの拳が香理奈の顔面に降り落とされた。
バキ、まともにヒットして意識が朦朧とする香理奈。当然、ガードする余地もない。
香理奈はあまりの激痛に無意識に頭を抑えて、表情は激痛と恐怖で泣きそうになっている。
それでも女戦士として、涙を流していないのが、精一杯の抵抗だ。
情けを捨てたMONSTARはさらに香理奈の顔にパンチを打っていく。
しかし、これ以上顔に喰らっては女優を続けられなくなると、香理奈は必死の思いで、顔を反らして避けると、MONSTARの拳は鉄板に叩きつけられた。
バーン、これには痛がるMONSTAR。香理奈もなんとかここで逃れるが、MONSTARの本気のパンチを受けたとあって、まだ、うつ伏せになって顔を抑えて痛がっている。
拳のダメージが回復したMONSTARが背後から香理奈は捕まえた。
再び恐怖で顔が引き攣る香理奈。
香理奈は大男との戦いで、ダメージが蓄積し、まともに動けなくなってきた。
MONSTAR:だいぶ、元気が無くなってきたな。最後にお望み通り“女”をたっぷり見せてもらおうか?
MONSTARはそういうと香理奈を思うがままに操り、ロメロスペシャルをかけていった。香理奈の体が見事に宙に浮きあがると、四肢を引っ張られて悶絶している。体のサイズが違いすぎるので、少し引っ張られるだけでも激痛が走る香理奈だが、喘ぎ声を上げながらも懸命に耐えている。
MONSTAR:俺はこんな技だって出来るんだぜ。凄いだろ。でも、姉ちゃんの喘ぎ方と股の開き具合は流石最高の女だぜ。
あまりの痛さで香理奈は気付かなかったが、香理奈の股は180度以上開脚させられて観客に大サービスをしてしまっている。そのことをMONSTARに指摘されて気づいた香理奈は顔を真っ赤にして恥ずかしがった。しかし、どうする事もできない香理奈は肉体的なダメージだけでは無く精神的なダメージも与えられてあまりの悔しさと恥ずかしさから涙を流した。
MONSTAR:おっと、いけないいけない。この試合で勝てたら好きな事していいって言われたから“結婚しよう”と思ってたんだっけ?未来のお嫁さんにこんな事させちゃダメだな。
MONSTARは勝手な妄想をぶちまけると香理奈を降ろした。
香理奈は肩で息をしてぐったりと倒れているが徐々に起き上がってきた。
香理奈:誰が結婚するだって?勝手に決めんじゃないわよ!
MONSTAR:そんな事言うなよ〜結婚ドレスだって用意してるんだぞ。
香理奈は完全にブチ切れた。
香理奈:ふざんけんじゃないわよ!!!女を怒らせたらどうなるか体で分からせてあげるわよ!
香理奈は体に精気を奮い立たせるとMONSTARと正面から向かい合うと、顔面にパンチを打って行った。
バシィ、MONSTARは顔を歪ませる。
香理奈は続けてパンチ、キックを浴びせていく。
香理奈の表情には力が漲っている。しかし、MONSTARも反撃してくる。
MONSTARのパンチが香理奈の肩にヒットすると香理奈は苦悶の表情を浮かべるが、香理奈もここは絶対に負けられないと打撃を撃っていく。
やはりMONSTARの打撃の方が強力なようで、徐々にMONSTARが押していく。
香理奈の背中が鉄格子に押し込められた。
それでも尚、殴りつけていくMONSTAR。香理奈もサンドバックにされて苦しくなるが、自分から勝負を挑んだ手前倒れる訳にはいかないと必死に踏ん張っている。
バキ、MONSTARのパンチが顔面にヒットすると香理奈は倒れなかったもののぐったりして鉄格子にもたれかかっている。
MONSTAR:怒らせた所で、所詮女なんてこんなもんだぜ。結婚する前に力関係ははっきりさせとかないとな。
MONSTARはそう言うものの、思わず、全裸で汗をびっしょりかいてぐったりする妖艶な香理奈の美貌に見惚れてしまい動きが止まる。そして豪棒だけがグングン伸びる。
すると、図ったかのように香理奈が目を覚ましてMONSTARの豪棒を蹴り上げた。
ボシュ、伸びきって敏感になっている豪棒を蹴り上げられると飛び上がって痛がるMONSTAR。
香理奈はここぞと言わんばかりにラッシュをかけてMONSTARにパンチ、キックと打撃の雨を降らせていく。
これにはMONSTARも為す術無く押されて、鉄檻の中央辺りまで押し戻される。
なんと、打撃戦で香理奈がMONSTARに打ち勝って、サンドバックにしていく。
香理奈はMONSTARの両手を握りしめると一気にMONSTARを鉄格子まで押しつけた。
香理奈:ほら見なさい!これが女の強さよ!
香理奈の猛攻にたじろぐMONSTAR。
勢いづいた香理奈は特技のバレエを生かして股を180度開脚して右脚を振り上げると足の裏でMONSTARの口を塞いだ。
香理奈:“結婚”なんてふざけた事を言うのはこの口ね。もっと痛い目をみてもらうわよ!
香理奈は凄味を利かしてMONSTARの口を足の裏で抑えつけていく。
観客も香理奈の180度開脚のプロポーションに見惚れている。
香理奈も観客が見惚れてるのをわかっているのかしばらくポージングを取ってから脚を降ろした。
そして、香理奈はMONSTARの首根っこを掴んで鉄檻の中央まで引っ張っていくと、もう一度MONSTARの股間を蹴り上げた。
これには思わず涙目になるMONSTAR。
香理奈は渾身の力を込めてMONSTARをリフトアップしようとする。
しかし、香理奈の体重の5倍はあるMONSTARをそう簡単には持ち上げられない。
香理奈:このぐらい持ち上げられるんだから。ハアア!
それでも香理奈は気合を入れるとMONSTARをリフトアップした。
香理奈のパワーに歓声を上げる観客。
香理奈はMONSTARを鉄板の上に叩きつけた。
バーン、仰向けに倒れるMONSTAR。
香理奈は続けてMONSTARの首を両脚を締め付けて、スリーパーをかけていった。
香理奈は自慢の筋肉美脚でMONSTARの首をグイグイ締め付けていく。
呼吸が苦しくなるMONSTARは逃れようとするが、香理奈の美脚から漂う色香に負けて腕に力が入らない。
MONSTARは首を締め上げられて苦しいが、このまま締め上げられたいという男の本能が防御する事を妨げる。
香理奈は女の色香を使った上手い攻めで、MONSTARを苦しめていく。
香理奈はここが勝負所と脚に渾身の力を込めていく。
MONSTARは徐々に目が虚ろになってきて失神寸前になってきた。
香理奈の大逆転勝利が見えてきて大歓声の観客。
しかし、締め上げる香理奈の脚も限界に近づいているようで、プルプル震えだしている。
香理奈は良い攻めをしていたが、ここで賭けに出た。スリーパーを解くと素早く立ち上がって、流血している額を中心にMONSTARの顔にスタンピングやサッカーボールキックを撃っていく。
バシ、バキ、ドン、MONSTARの流血が酷くなり、完全に動きも無くなって抵抗もしない。香理奈は女である事を忘れたかのように格好に囚われず無我夢中で筋肉美脚をMONSTARの顔面に振り下ろしていく。
『カーンカーンカーン』
試合終了を告げるゴングが鳴ると、香理奈の勝利にカーテンコールを送る観客。
しかし、香理奈はゴングが鳴った事さえ知らずにMONSTARの顔面に脚を振り降ろしていく。
『勝者:香理奈!』
勝者のコールを受けてようやく勝利した事に気付いた香理奈。
大歓声の観客のコールにMONSTARの顔面を踏みつけてガッツポーズをして応える香理奈。
香理奈:これが女の強さよ、女が最強よ!!
香理奈は雌叫びを上げて歓喜する。
香理奈は鍛えた体を惜しみなく披露して力をアピールする。
しばらくするとお待ちかねのバツゲームの時間となった。
MONSTARは目を覚ますとうつ伏せにされて縛られているが、動じる気配は無い。
香理奈:ようやく目を覚ましたかしら?始めるわよ。
MONSTAR:好きにしろ。俺の負けだ。
香理奈:私の足を舐めなさい。
香理奈はそう言うと綺麗にブルーのネイルが施された美しい脚をMONSTARの口元に置いた。指示に従いMONSTARは香理奈の足を舐めている。
香理奈:そうそう、それでいいのよ。私に服従しなさい。
MONSTAR:はい、香理奈様
香理奈:「もう2度と女には逆らいません」って言いなさい。
MONSTAR:はい、もう2度と香理奈様には逆らいません。
香理奈:まあいいわ。私の恐ろしさが分かったようね。
すると、香理奈は去り際にMONSTARの顔面を蹴り飛ばした。
バシィ、
MONSTAR:ぐぇぇ
それまで、プレイを楽しんでいた感があったMONSTARも最後の一撃は予想外のようで、まともに喰らって痛がっている。
先に鉄檻から出る香理奈は花道の歓声に応えながら場内を後にした。
すると、控室に行くまでの通路で主催者と出くわした。
香理奈:どうよ。勝ったわよ
勝ち誇る香理奈に何も言い返せない主催者。MONSTARに勝った香理奈を恐れて歯ぎしりしか出ない。
香理奈は主催者の反応に満足そうにして控室に帰った。
その後しばらくしてMONSTARが現れた。
試合に負けて不機嫌かと思いきや、何やら上機嫌だ。
MONSTAR:今日は姉ちゃんと一杯絡めて楽しかったぜ。次回も是非とも呼んでくれ。まあ、今度はもっと優しいのがいいな。アソコが持たないぜ。ガハハハ
主催者:ぐぬぅ、貴様負けやがって。
MONSTAR:あぁん?なんか文句あんのか?
MONSTARは主催者に拳をちらつかせて脅すと鼻歌交じりに控室へ向かった。
《香理奈控室》
控室に帰った香理奈は付き添ってくれている先輩女優・田中麗菜と抱き合って喜んだ。
香理奈:やったわよ〜。勝ったわ。
麗菜:凄いわよ。でも、私は信じてたわよ!
香理奈:麗菜さん、ありがとうございます。
麗菜は試合でダメージを受けた香理奈の体を優しく撫でて癒している。
香理奈も甘えて先輩・麗菜を信用して身を委ねている。
一緒に風呂に入ると、麗菜は香理奈の体をマッサージする。
《紀華控室》
その頃紀華の控室では香理奈の勝利を見届けると紀華は俄然気合が入ったようだ。
紀華:やるじゃないの!私も絶対に勝つわよ!
ウォーミングアップの相手を務めるのは事務所の後輩の加藤愛だ。
紀華は40歳とは思えない動きを見せて愛のミットに鋭いパンチ、キックを打っていく。
ボシュ、興奮気味の紀華は思わずノーガードの愛のボディーに膝蹴りを打ってしまった。
愛:うっ
腹筋を入れて堪える愛。
紀華:ごめんごめん、でも流石愛ね。私の膝に耐えれるんだから。
愛:痛いですよ。試合で出してくださいよ。
アクシデントにも和やかな雰囲気になる紀華の控室。
しかし、いよいよ試合となると気を引き締めて場内へ向かった。
第二試合
第一試合の興奮の余韻が覚め止まぬ中、第二試合の開始時間が迫ってきた。
登場ゲートから出てきたのは藤原紀華だ。
“紀華ボディ”とも呼ばれる肉体は抜群のプロポーションを誇り、今日はその体を全裸にして思う存分見せつけている。
40歳にしてこの引き締まったボディーは脅威的だ。
しかし、観客、紀華、共に気になるのが対戦相手だ。
紀華:一体私の対戦相手は誰なのよ?
主催者:まあ、そう慌てるな。喧嘩も美貌も最高級の女を用意しておる。
すると、反対側の登場ゲートから元ヤンとも噂される実力者・笹木希が入ってきた。
希:喧嘩マッチといえば私でしょ。
元ヤンの希は喧嘩マッチでこそ本領発揮出来るとやる気満々だ。
希:ねえ、この試合で勝てば、K−1ベルトに挑戦出来るんでしょ?
主催者:そうじゃ。つまり、この試合で勝った方が、ベルト挑戦権を得る。
紀華:フン、まあ、無理だけどね。喧嘩で有名らしいけど、そんな体じゃ無理ね。鍛え方が足りないわよ。
希:オバサンが粋がって体を鍛えてるみたいだけど、若さには勝てないのよ。それから喧嘩のやり方も今日教えて上げるわ。
相容れない両者は睨み合うが、決着は試合で着けると決めたようだ。
『171cm、88−60−89、藤原紀華〜』
『168cm、80−58−82、笹木希〜』
コールされると改めてポーズを取って観客に自分の体をアピールする。
紀華は黒髪でナチュラルな感じに仕上げていて、筋肉が程よく付いたボディーは言うまでもなく見事だ。ネイルは女帝を意識したのかゴールドに染めて気合を入れている。
一方、希はふんわりとした金髪で、体も色白で美しい。ネイルは白で染めている。
見比べると、腹筋がしっかりしている紀華に対して、希は柔らかそうでナチュラルな感じだ。
どちらにしても今度は美女同士の喧嘩マッチが見れるとあって大興奮の観客。
『カーン』
ゴングが鳴ると紀華、希、共に激しい動きで低い姿勢からタックルを狙う。
レスリングスタイルの攻防はやはり経験豊富な紀華が勝ったのか、希の左脚を掴むと押し倒していった。
紀華は上から被さろうとするが、希も自由になっている右脚で紀華の顔を蹴って離れようとする。
希の脚を両手で掴んでいるためガード出来ない紀華は嫌がって離した。
希が立ち上がって再び距離を置いて睨み合う。
すると、紀華が力比べを誘って両手を構えている。
希も乗ったと言わんばかりに組みついていく。
両手をがっちり握り合って押し合う両者だが、徐々に紀華が押し始めた。
やはり筋肉がある紀華の方が力が強いのか、希は必死の形相で力を込めるが、鉄格子に押し込まれてしまった。
力負けして悔しい表情を浮かべる希。
紀華は手を離すと、希の顔面を殴っていった。
ガン、鈍い音がした。
しかし、希は怯むどころかすぐさま殴り返す。この辺りは流石だ。
殴り合いになる紀華と希。
バシ、バシ、ドン、ドカ、バシ、
激しく殴り合う両者。
美女同士の殴り合いに盛り上がる観客。
ゴキ、希のアッパー気味のパンチが紀華の顎に入ると紀華は倒れまいと必死に希にクリンチするかのようにして抱き着く。
さらに、希が肘うちを紀華の背中に打っていくと紀華は崩れ落ちた。
希は紀華の両脇を抱え込むようにして支えると、ボディーに膝蹴りを撃っていく。
ボシュ、ボシュ、何発か膝蹴りを受けて苦しい表情を浮かべる紀華。
しかし、紀華は蹴られてる中でも希の膝を掴まえた。
これにはハッとする希。
紀華はすかさず、ドラゴンスクリューを仕掛けると、倒される希。
両者、早い動きで起き上がった。
少し間を置くと、紀華と希は共にファイティングポーズを取って打撃戦に移行していく。
K−1ベルト挑戦をかける両者にとってこの打撃戦は負けられない。
距離を詰めてローキックを打つ紀華。
ローキックでも十分な威力があり、顔を歪めて痛がる希。
希も黙っては引き下がらず、紀華の顔面に強引にパンチを撃っていった。
バキ、思わず顔を背ける紀華。
紀華も殴り返すとヒートアップする両者。
激しい動きで相手の顔面を拳で狙っていくと、紀華、希、共に頬を紅潮させている。
このままでは、持たないと紀華は前蹴りを入れて一旦距離を取る。
すると、希は逆に距離を詰めようと前に出る。
紀華が後退し、希が前に出るため紀華は鉄格子を背にしたファイトを強いられている。
希は喧嘩慣れしてる事もあり、ドンドン紀華にパンチをヒットさせていく。
しかし、紀華もそこはベテラン。きっちりガードをするとカウンターでしっかり有効打を撃っていく。
手数では希が上回っているが、紀華のパンチの方が確実に希を捉えている。
希は思うようにヒットさせられず、焦っている。
バシ、隙が出来た希を見透かしたかのように紀華がミドルキックを撃ってきた。
ガード出来ずにまともにクリーンヒットさせられ悶絶する希。
紀華はチャンスとみて続けてハイキックを狙う。
バキ、紀華の強烈なハイキックが希の側頭部にクリーンヒットして、力なく倒れる希。
快心の一撃に紀華は思わずガッツポーズが出る。
紀華はタイトルマッチに向けて見事なハイキックをアピールして見せた。
一方の希は懸命に起き上がろうとするが、フラついて起き上がれない。
紀華は希の上に乗ると、バックから希のバストを鷲掴みにしていった。
希は感じながら震えている。
紀華は希の乳白色のバストを揉み解すと希は肘打ちで抵抗すると紀華はバストを離して髪の毛を掴んで希を起き上がらせた。
ガシャーン、紀華は希を鉄格子に叩きつけた。
紀華は距離を取って希の後頭部を目掛けて飛び蹴りを放った。
ガーン、しかし、希は避けると紀華は鉄板に叩きつけられた。
紀華は受け身を全く取れなかったため、まともに叩きつけられて見た目以上にダメージを受けて倒れている。
希は息を吹き返して形勢逆転だ。倒れている紀華の上に馬乗りになると上から拳を浴びせていく。
希の電光石火の喧嘩殺法に紀華はガードできない。
バキ、バキ、バン、希がパンチを撃っていくと紀華は口を切って流血して、頬も紅潮している。
紀華は劣勢ながらも女優の命である顔を殴られて流血させられた事にキレた。
紀華は下から希の右手を掴むと腕を極めていく。
紀華:女優の顔は命より大事なのよ!
激怒する紀華だが、希はそれでもフリーになっている左手で紀華の顔を殴っていく。
これには堪らず紀華も希の腕を離して距離を取る。
紀華は流血を気にするが、しっかりその目は希を見据えている。
再び距離を詰める両者は組み合って、相撲のように取っ組み合いになった。
力を込めて相手を倒そうとする紀華と希。
しかし、両者ともほぼ互角のパワーで中々勝負が着かない。
それでも筋肉質な体つきをしている紀華がやや優勢なようで、主導権を握って希を揺さぶっていくが、希も倒されまいと懸命に喰らいつく。
倒れそうで倒れない両者の取り組みに盛り上がる観客。
すると、紀華が希の背中を鉄格子に押し付けた。
紀華は倒せなかったものの優位な位置を手にした。
ボシュ、すると紀華は希の柔らかいお腹に膝蹴りを撃った。
希:あうぅ
希は元ヤンとはいえ、特に体は鍛えておらず、女の子の柔らかいお腹を蹴り上げられて悶絶している。
紀華はボディーが効果的だと考えて何発も膝蹴りで希のお腹を蹴り上げる。
希は鉄格子に据え付けられて逃げられず、お腹を蹴り上げられて涙目になる。
希はお腹を抱えて崩れ落ちた。
紀華は希の髪の毛を掴んで起き上がらせるとブレーンバスターの体勢に入った。
希の体がリフトアップされると背中から鉄板に叩きつけられた。
ガシャーン、
完璧なブレーンバスターに呼吸が止まる希。
紀華は続けてジャーマンスープレックスを仕掛けようと体勢を整える。
これを喰らってしまってはKOは免れないと希は必死で抵抗するが、無情にも紀華のパワーの前に投げられてしまった。紀華は綺麗な弧を描いて希の後頭部を鉄板に叩きつけた。
ガーン、
希:ギャーーーー
鉄板に後頭部を打ち付けられて、頭を抱えて悲鳴を上げながら痛がる希。
紀華はぐったりして大股を拡げてマ〇グリのような体勢で倒れる希の顔の上にヒップを乗せると、希の秘部に中指を突っ込んだ。
意識は虚ろだが、体をビクビクさせて反応してしまっている。
紀華は次第に3本の指を使って希の秘部を責め出すと、希は完全に意識を取り戻して下半身を大きく震わせて感じてしまっている。
希は余りにも恥ずかしい体勢を強いられているが、抵抗しても紀華を撥ね退ける事が出来ずに、ただただ屈辱に耐えるだけだ。
希の顔は紀華の尻に敷かれて表情は見えないが、耐えがたい屈辱に涙を流してるのは間違いなさそうだ。
紀華はヒップを希の顔に擦りつけて精神的にも痛めつけていく。
ここでようやく希が紀華を撥ね退けた。
希は可愛い顔をクシャクシャにさせて涙を流している。
希:よくもやってくれたわね!ボコボコにしてやるわ!
希は屈辱を味あわされて激怒し、紀華に向かってきた。
紀華は受け止めようと構えるが、希の喧嘩殺法に付き合わされてしまうと、殴り合いになる両者。
希は拳に怒りを込めて殴っていくが、態勢を立て直した紀華もノーガードで殴り返す。
バキ、紀華の拳が希の顔面にクリーンヒットすると、希はなんとか踏ん張っているものの再び目を虚ろにさせ、ふらついている。
紀華は希の両肩を掴んで、組みつくと、希のボディーに膝蹴りを撃っていく。
ボシュ、希の柔らかいお腹に紀華が強烈な膝を入れると、希は悶絶している。
ボシュ、紀華の2発目の膝蹴に希は早くも立っていられなくなり、崩れ落ちそうになる。
しかし、紀華は希の肩を掴んだままにして希の体を支えるとさらに希のボディーに膝蹴りを叩き込んでいく。
ボシュ、ボシュ、ボニュ、完全にグロッキー状態の希。いくら強気で喧嘩慣れした元ヤンの希と言えども体は女の子だ。
希:いたぁい、もうやめてーーー
紀華のエグイ膝が希のボディーに連打され続けると、希は抜け出せずについに弱音を
吐いた。泣きながら弱音を吐く希にも容赦無くボディーに膝を浴びせ続ける紀華。
希のお腹が青紫色に変色してきた。
希は気力だけで耐えるが、あまりの激痛に涙が出てきて、身悶えしている。
ボシュ、紀華は希のボディーに膝蹴りを叩き込んだ。
ボディーの攻めにも関わらず、意識を飛ばしそうになる希を紀華は軽々リフトアップすると鉄檻の中央に仰向けに寝かせた。
紀華はヒップを抵抗できない希のバストの上に乗せるとボディーの方を向いて馬乗りになった。
紀華は最も希のボディーを殴りやすいボジションを難なくゲットすると、拳で希のボディーを殴りつけていく。
希はガード出来ずに腹筋だけで耐えようとするが、紀華の強烈なパンチには耐えられない。
嗚咽を漏らして苦しむ希。
紀華は青紫色に変色している希のボディーを殴り続けていく。
ボシュ、ボシュ、
希は痛みに悶えながらも懸命に耐えるが、体が震えて、口から嘔吐する等、限界が近づいてきた。
グシャ、紀華が希のボディーにパンチを撃つと今までとは違う変な音が響いた。
希:あうぅぅぅ
希は目を見開いて力なく呻き声を上げると失神してしまった。
『カーンカーンカーン』
紀華は圧巻の強さを見せつけて快勝するとガッツポーズをしながら希を踏みつけていく。
希は紀華に圧倒的な差を見せつけられ意識を失いながらも悔しさの余り涙を流している。
『勝者:藤原紀華』
コールされると手を挙げて歓声に応える紀華。
これでK−1ベルトへの挑戦権を正式に手に入れた紀華にとって絶好のスタートとなる完勝だ。
紀華:フン、小娘が粋がるからこうなるのよ!さあ、お待ちかねのバツゲームで締めましょうか。
意識を取り戻してきた希は恐怖で顔を引き攣らせているが、強気な姿勢だけは崩さない。
希:ヤンキーファイトで負けたらバツゲームなんてよくあるわよ。こんな遊びみたいなバツゲームでくたばるわけないわよ!
紀華:負けた癖に威勢だけはいいわね。女優として生きていく事の厳しさを教えて上げるわ。
紀華は希をたしなめると黒服にペットボトルのドリンクを持ってこさせた。
紀華:希ちゃんが言う通り大した事無いわ。この液体を飲むだけよ。健康には全く影響無いから心配しないでね。
希はボトルを受け取るとグイッと一気に飲み干した。
味もスポーツドリンクのようで別に普通だ。
希:何よ。こんなの屁でも無いわよ。
紀華:屁どころじゃないと思うわよ?
すると、急に希は猛烈な便意を催した。
希:はうぅ、まさか!?
希は試合で痛めつけられた腹筋に力を入れて我慢する。
紀華:そうよ。飲ませたのは強力な下剤よ。あれだけ飲めば、時間の問題ね。
希:冗談じゃないわよ!私は女優よ。こんな所で漏らしたら…。
紀華:これが女優の厳しさよ。生き残りたいなら踏ん張りなさい。じゃあ、そろそろ失礼するわ。
紀華は檻から去ると、希は鍵を掛けられた檻の中で、一人身悶えする。
希:(元ヤンの根性を甘く見るんじゃないわよ。絶対耐えてやるんだから)
希は心に決めて踏ん張るが、汗をびっしょりかいて体を震わせている。
希:あぁぁ
喘ぎ声を上げる希。
もう腹筋では耐える事は出来ないと右手で肛門を抑えて、出て来ないようにしている。
しかし、無情にもその時が来てしまった。
ブリブリブリ、
希:ぎゃあああ〜
指先まで白いネイルで塗られた希の真っ白な手が肛門を抑えつけるが、勢いよく出てきてしまった。
この惨劇に泣き叫ぶ希。
希:いやーーーー、見ないで、見ないで、早く隠して〜〜
希は恥ずかしさの余り左手で顔を隠している。
観客も立ち上がってその光景を見る者と引いてしまっているものに別れているが、黒服は流石に可哀そうだとタオルを下半身にかけた。
希:(これが女優のトップ、藤原紀華…。いつか私も…)
希は屈辱に塗れて敗れたが、これからの飛躍を心に固く誓った。
この日、香理奈、紀華の勝利によって正式にK−1ベルトのタイトルマッチが決定した。