K-1ベルトを3度防衛に成功している香理奈の4度目の防衛戦が行われる事となった。

香理奈はアメリカ遠征(香理奈inニューヨーク)でアメリカのベルトに挑戦させて貰った縁もあって今度はアメリカの団体から挑戦者を指名する事となった。

対戦相手はバリウッド女優・所得番付トップのクリステン・ステワートだ。

まだ、22歳ながらバリウッドのトップ女優となったクリステンは勢いもあり、実力も兼ね備えている。

アメリカのリングでもK-1トーナメントで優勝しており、今回のベルト挑戦も自信満々なようだ。

 

今回の対戦はK-1ベルトのタイトルマッチという枠を超えて国際マッチとなるので、香理奈、クリステン、主催者、ミズティーブルー(アメリカの地下リングの主催者)で会見を行う事となった。

尚、この会見でブルーと日本の主催者から重要な事が話されると予め発表があったため、多くの報道陣が集まり、ブルーの意向で一般の観客も招待しての会見となった。

何やらパフォーマンスがあるかもしれないと期待が高まっている。

 

 

《会見》

左から香理奈、主催者、ブルー、クリステンの順に座っている。

司会:今回は国境を越えたタイトルマッチとなり大注目ですね。

ブルー:その件についてですが、重要な発表があります。香理奈は現在、日本のK-1ベルト女王ですが、先日行われたK-1ビューティーマックスの女王でもあります。そして、クリステンも前回のアメリカのK-1トーナメント優勝者ですので、今回のタイトルマッチをK-1ベルト防衛戦兼初代K-1世界女王決定戦としたいと思います。尚、レギュレーションについては3ラウンド終了後の判定は無しにし、KO決着するまで無制限に延長する事とします。その際の延長ラウンドも1ラウンド3分です。

 

ブルーの発表に頷く主催者。

香理奈とクリステンは闘志を漲らせているようだ。

報道陣のからも驚きの声が上がるが、反応は上々のようだ。

 

主催者:さらにじゃ、K-1ベルトは香理奈が現在3度防衛しておるが、4度防衛すれば、殿堂入りとし、2代目女王は決定戦を行い決めるとする。

司会:楽しみですね。それでは香理奈とクリステンにも抱負を語ってもらいましょう。

クリステン:日本の強い女優と試合が出来て興奮しているわ。でも、アメリカ代表として絶対に勝つわよ

香理奈:初代K-1世界女王決定戦に出場できて嬉しいです。相手は世界ナンバー1女優ですが、絶対に勝って私が世界女王になります。それからK-1ベルトも殿堂入りさせて私のものにするわ!

 

香理奈もクリステンも初代K-1世界女王のタイトル獲得に意気込んでいる。

 

ブルー:グッドコメント、2人とも意気込みが感じられるわ。そんな香理奈とクリステンにスペシャルプレゼントよ。ケイティ~~。

 

ブルーが“ケイティ~~”と呼ぶと、元WEEDIVAのケイティレーが黒のパンツを履いてトップレスで巨大なトロフィーを持って登場してきた。

 

ケイティ:ハ~イ。

ブルー:今回の地下プロレス・初代K-1世界女王決定戦のプレゼンターを務めるケイティレーよ。ケイティは私以来の男子タイトルのメジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者でもあるのよ。

ケイティ:このトロフィーはメジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者のトロフィーよ。今回のK-1世界女王のトロフィーもこのトロフィーと同じモデルだから楽しみにしていてね。

 

盛り上がる会見場。特に香理奈は興味津々だ。

 

ケイティ:あら、このトロフィーに興味があるようね。いいわよ持ってみても。

香理奈:えっ、いいんですか?ヤッター。

クリステン:私はいいわ。控室に戻ってウォームアップしてるわ。

 

ケイティのトロフィーを持てるとあって感激する香理奈に対して、クリステンはアメリカでは自分の方が有名なのにケイティの方にスポットライトが当たっている事が不満なようだ。

クリステンはそのまま控室に戻った。

 

ケイティ:面白くない子ね。

香理奈:それよりもトロフィー持ってみてもいいですか?

 

香理奈は格闘技番組にも出演しているとあってメジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者のトロフィーに興奮している。

 

ケイティ:もちろんよ。重たいわよ、気をつけてね。

香理奈:わーい!

 

香理奈はケイティからメジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者のトロフィーを手渡されると感激の表情でトロフィーを掲げた。

 

香理奈:うわ~~、凄いわね~。重たいけど、嬉しいわ。

ケイティ:女の子には重たいと思ったんだけど、香理奈も中々のパワーね。

 

ケイティも香理奈が喜んでいる様子に満足している。

 

ケイティ:そんなに喜んで貰えて光栄だわ。勝利を期待しているわよ。

 

香理奈はケイティにトロフィーを返すと、ケイティは激励の言葉を香理奈にかけた。

良い雰囲気になる会見場。

しかし、そこに主催者が水を差した。

 

主催者:ケイティ:わしにもトロフィーを持たせておくれ。

ケイティ:ノー。私は苦労して男共からこのトロフィーを勝ち取ったんだから男はダメよ、触らせないわ。

主催者:なんじゃとーー、一番偉いわしが何故ダメなんじゃー。

 

激昂する主催者。

 

ケイティ:トロフィーを持ちたいなら力づくで来なさい。

主催者:女め、見ておれ!

ケイティ:トロフィーを持ってて。

 

ケイティはブルーにトロフィーを渡した。

主催者は席を立って背広を破り捨てると、ケイティに襲い掛かってきた。

 

ガッチリ組み合う両者。

主催者の体も筋肉隆々だが、流石はメジャーリーグK-1グランプリヘビー級を制したケイティレーだ。男の主催者と組み合っても圧倒的な肉体美を誇っている。

ケイティはグイグイ主催者を押して壁際に押し込むと、顔面に張り手を叩き込んだ。

 

バシィィィーーン、

 

主催者:ぎゃああーーー。

 

野太い声が会見場に響き渡る。

会見場は主催者はこれまで圧倒的な力で支配してきたので、劣勢に追い込まれている姿とケイティレーの実力を見て驚きを隠せない。

 

ケイティ:この程度で私に喧嘩売ったの?ガッカリだわ。

主催者:ひ~。なんでこんなに強いんじゃ~?

ケイティ:私がDIVAを止めてから弱くなったと思った?逆よ。DIVA時代は男共を満足させないといけないからあまり体を鍛えれなかったけど、止めた今は自由に鍛えれるわ。おかげで、男よりも強くなったわよ。

 

胸ぐらを掴んで主催者を脅すケイティ。

ケイティは右手を握り締めて拳にした。

 

ブルー:ケイティ、パンチはダメよ。

ケイティ:チッ、しょうがないわね。でも、こっちならいいでしょ。

 

ケイティはブルーの命令でパンチは止めたが、代わりに主催者のズボンとパンツを引きちぎると、主催者の顔のすぐ横の壁にハイキックを撃っていった。

 

ドォーーーーン

 

耳元でもの凄い音が響いてビビる主催者。

 

ケイティ:もうちびったんじゃないかしら?

 

ケイティは主催者の豪棒を握り締めると、大股を拡げた自らの穴に突き刺していった。

 

ズブ、

 

ケイティはグイグイ腰を振っていくと、瞬く間に主催者は力尽きた。

黒服によって情けなく回収される主催者。

 

ケイティ:ハーイ、もう仕留めたわよ。

ブルー:ヤンチャネ。

ケイティ:この位余裕よ。早くスペシャル企画を始めましょ。

ブルー:待ちなさい。クリステンはともかく香理奈を控室に返さないとダメでしょ。

ケイティ:そうね。

ブルー:香理奈、これから観客のためのスペシャル企画が始まるんだけど、長くなるから控室に戻ってタイトルマッチの用意をしなさい。

 

ブルーから指示を受けると、香理奈は手を振りながら会見場を後にした。

会見に最後まで立ちあえず残念そうな香理奈だが、タチトルマッチに向けてやる気満々だ。

観客からも拍手や激励の声援が香理奈に浴びせられる。

 

ブルー:さあー、主役はいなくなっちゃったけど、ここからはタイトルマッチの余興をみんなにプレゼントするわよ。出てきなさーい。

 

ブルーは合図すると、ドリッシュストラダス、トリーウィンソン、ベスフェニッグスが登場してきた。

3人ともWEEDIVAを引退した後、鍛えてきたようで、現役時代よりも筋肉美女になっている。

 

ブルー:今からアメリカ地下プロレス・名物のS〇Xマシーン祭りを開催するわ。

 

ブルーがそう言うと、立方体の鉄格子の中に鉄の手足の拘束具が付いたマシンが現れた。

DIVA4人衆はこのイベントに慣れているようで、全裸になると自ら進んでマシンの中に入ると、手足に拘束具を嵌めた。

この光景だけで大興奮の観客。

 

ブルー:ルールを説明するわよ。一人ずつマシンに入ってこちらのリモコンでマシンの拘束具を動かせるからボーイ達で操作して好きなプレイを楽しんで頂戴。先に力尽きた方が負けよ。ボーイが負けた場合は次のボーイに後退。レスラーが力尽きた場合はルール無用で、何人でも乱入OKよ。情けなくも力尽きたレスラーをお仕置きして上げて頂戴ね。

観客:うおおおーーーー

 

大盛り上がりの観客達は我先にとマシンの前に押しかけている。

その中でも後半の方がレスラーが弱っていると見て、じっと後ろで待つ観客もいる等、様々だ。

 

ケイティ:さあ、ボーイ達好きなだけ遊びなさい。

トリー:姉さん達の鍛えたボディーに耐えれるかしら?

ブルー:用意はいいかしら?それじゃあ、レディーゴー!

 

ブルーの合図と共に勢いよく男共は筋肉美女に挑んでいく。

圧倒的に男共に有利なルールだが、流石に鍛え上げた肉体を持つ筋肉美女、襲い掛かる男共を撥ね退けていく。

 

男A:ぬお~~~最高だ~~ああぁぁぁ~~。

ベス:ヘナチョコね。おりゃーー

ドリッシュ:アハハ、気持ちいいわ~。

 

4人の筋肉美女は自慢の肉体で豪快に体を揺すって男共を満足させる。

しかし、相手した男が10人を超えた辺りでドリッシュとトリーの様子がおかしくなってきた。

 

《ドリッシュ》

ドリッシュは正常位で仰向けに寝かされると激しく男に突かれている。

 

ドリッシュ:あぁあぁ~~、もう限界よ。入らないわ~。

男B:ぐへへへ~。可愛い顔してるじゃないか。

ドリッシュ:イヤ、ヤメテヨ~。

 

男Bはそう言うと嫌がるドリッシュの口唇に濃厚なキスをしていった。

 

ブチュー、

 

ドリッシュ:イヤアアァァァーーー。

 

ドリッシュは意識を失ってグッタリしてしまった。

『カーンカーンカーン』

 

ここでマシーンがドリッシュの拘束具を外して解放すると、入り口が開くと男共が押し寄せて来た。

 

《トリー》

トリーはバックで突かれているが、まだ余裕がある。

 

トリー:ハアハア、中々やるわね。

男C:これならどうだい姉ちゃん?

トリー:チョットォ、どこ触ってんのよ!

 

男Cは後ろからトリーのバストを揉み始めた。

体中のあらゆる所を鍛え上げているトリーの肉体だが、バストだけは鍛えられず、唯一の柔らかい所を責められて喘ぐトリー。

必死に耐えるトリーだが、ダブルの責めに遂に根負けしてしまった。

 

トリー:あ、あ、ぁあぁ~ん

 

『カーンカーンカーン』

 

《ドリッシュ&トリー》

ドリッシュとトリーはゴングと共に乱入してきた大量の男共に犯され続けて、肉体が疲れ切っている。

鍛え上げた肉体も今や男共の肉体便器と化して、屈辱を味わうドリッシュとトリー。

レスラーの中でもビジュアル系のドリッシュとトリーに観客が集中したため辛い展開となってしまった。

 

ブルー:ドリッシュとトリーは情けないわね。そんなんじゃ試合でも男に勝てないわよ。今日は日本のボーイ達に揉んでもらって鍛えてもらいなさい。

 

ドリッシュとトリーは鍛えた肉体を汗まみれにさせながら犯されている。

いくら体力自慢のドリッシュとトリーも大勢の男共に犯され続けらていると体力の限界が来たようだ。

ここで危険と判断したのか、黒服が観客を掻き分けると、2人を救出した。

大男の黒服の肩の上にグッタリして担ぎ出されるトリーとドリッシュ。

肉体の限界まで犯されてピクリとも動かない。

 

《ケイティ&ベス》

ビジュアル系の2人がダウンしても肉体派のケイティとベスは淡々と男を処理し続けている。

タッグを組んでベルトを獲得したこともある両者はむしろ競い合うようにして男共をなぎ倒していくと、遂に観客全員を吸い尽くしてしまった。

 

ケイティ:フー、日本のボーイのS〇Xも楽しかったわ。

ベス:そうね。またヤリたいわね。

 

ケイティとベスは仲良く談笑しながら、用意されたバケツにお尻を突っ込むと、聖液を噴射して自分の穴をタオルで拭いている。

 

ブルー:流石ね。まだ、イベントを用意してるんだけど、どうかしら?

ベス:いいアイディアね。ヤリマショー。

ブルー:OK、じゃあ、第二弾よ。フロック、出ておいで~。

 

ブルーが呼んだのはWEEのフロックレスナーだ。

筋肉ムキムキの体はDIVAを止めてから鍛え上げたというケイティとベスをも遥かに上回っている。

 

フロック:ハーハッハッハッハ、女と遊べるなんて最高だぜ~。

ブルー:第二弾は鍛え上げた肉体で思う存分、ゲームを楽しんでね。一戦目はベス対フロックのパワー勝負、ベアバックで対決して頂戴。

 

WEEの男女のパワーレスラ―同士のベアバック合戦とあって観客は楽しみに待っている。

 

ベス:オーケーオーケー、やっと体を自由に動かせて嬉しいわ。

フロック:ガハハハ、俺様のパワーを見せつけてやるぜ。

ブルー:それじゃあ、用意して頂戴。

 

ブルーが合図するとベスとフロックは抱き合うようにして相手の腰に自らの太い腕を巻きつけた。

ベスの腕も凄い筋肉をしているが、フロックはそれ以上でベスの3倍の太さの腕をしている。

しかし、勝ち気なベスは自信満々でフロックに向かっていく。

 

ブルー:レディーゴー!

 

ベスとフロックは渾身の力を込めて抱き着きあう。

 

ベス:フン、フン、ン~ンッ

 

ベスは鼻息荒くフロックを締め上げに掛かるが、フロックはビクともしない。

 

フロック:姉ちゃん、全然効いて無いぜ。

ベス:何よ、パワーなら負けないんだから!

フロック:俺様がパワーで負ける訳無いだろ。

 

フロックが太い腕に力を込めると喘ぎ声を上げるベス。

 

ベス:あうぅぅ~

フロック:これが男の力だぜ。

ベス:黙りなさい。女だからって馬鹿にするんじゃないわよ。

 

ミシミシミシミシ~、グシャ~。

 

ベス:ギャァァァーーー。

 

フロックの怪力がベスの腰に炸裂するとベスは体をくの字に折り曲げさせられていく。

腰を破壊されて悶絶するベス。

 

フロック:俺様にひれ伏せろー

 

横柄なフロックはベスを侮辱するが、誇り高き女戦士・ベスはパワーで男に負けても気持ちは折れない。

完全に体をくの字に捻じ曲げらても勝負を諦めない。歯を食いしばって踏ん張るベス。

しかし、フロックがパワーを見せつけるかのように力を込めると、遂にベスはフロックの腰から手が離れて無抵抗な体勢になってしまった。

 

ベス:ノォォォォーーーーー、

 

耐え切れなくなったベスは涙目になりながら絶叫する。

抵抗できなくなったベスはもう締め上げられる恐怖しかない。

フロックに渾身の力を込めて締め上げられると女戦士・ベスも情けない悲鳴を上げながらタップする他なくなった。

男女の差はあるとはいえ、自慢のパワーで敗れて屈辱に塗れるベス。

『カーンカーンカーン』

ここで、止めるようにゴングが鳴るがフロックは己のパワーを見せつけるかのように続行させていく。

タップしているのに締め上げられていくベスはフロックの太い腕をなんとか自分の腰から外そうとするが、力の差がありすぎて到底外す事等出来ない。

ベスは呼吸まで苦しくなってきて失神寸前まで追い詰められていく。

するとフロックは止めを刺そうと、パワーボムの体勢に入った。

筋肉の鎧を纏ったフロックはベスを高々とリフトアップするとそのまま叩きつけていった。

 

バターーン、

 

痛めつけられた背中を叩きつけられて、背中を捩らせて悶絶するベス。

更に上から強引に圧し掛かっていくフロック。

 

フロック:男の分厚い体を楽しめよ。

 

フロックはベスの体と密着させて圧力をかけていく。

ベスは120㎏以上のフロックの重量を乗せて呼吸も苦しい。

お互いに筋肉自慢とあって体を密着させながら相手の体を触って筋肉の量や質を確かめ合っている。

 

フロック:女だが、いい肉体だな。だが、俺様には到底勝てねえな。ハハハハ~

ベス:(これが男の体…、全然違いすぎる…)

 

ベスはフロックの体に改めて触れてみると自分の肉体とあまりにも違う事に気付いて絶望している。

フロックは上からベスの脇腹にパンチをいれて弄んでいる。

 

ケイティ:もう止めなさいよ。

 

ケイティは後ろからフロックを羽交い絞めにするようにして止めていった。

ベスよりも細いケイティの腕ではフロックの腕と差があるが、それでもケイティはフロックをベスから撥ね退けた。

 

ケイティ:いつまでも負けた相手を痛めつけるんじゃないわよ。私と勝負しなさい。

フロック:フハハハ、望むところだ。

ブルー:おやおや、盛り上がってきたわね。それじゃあ、2本目と行こうかしら。2本目はケイティレーVSフロックレスナーの胸板打撃対決よ。交互に相手の胸板に打撃を叩き込んで、相手を仰向けに倒した方が勝ちよ。

 

ルールの決定にフロックもケイティも自信満々だ。

 

フロック:フハハハ、胸板に打撃を叩き込むだと?俺様はいいが、この女はおっぱいだぜ、いいのかよ?

ケイティ:面白そうじゃないの。私はジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者よ、打撃で負ける訳無いわ。それから私のおっぱいは見せ物じゃないわよ。ちゃんと鍛えた筋肉バストなんだから。

フロック:そいつは面白い、確かめてやるぜ。

 

ケイティは筋肉バストに力を込めていく。

 

フロック:おい、レディーファーストだ。先に打てよ。

ケイティ:私の筋肉バストを確かめたいんでしょ?だったら先に打ちなさいよ。

フロック:フハハハ、それもそうだな。じゃあ行くぜ。

 

ケイティは両手を頭の上に乗せてバストを差し出すと、フロックが強烈な右ストレートを放っていった。

 

ボシュュュ~~

 

ケイティ:ウッ

 

ケイティはやや痛がりながらも、フロックの丸太のような腕から放たれた強烈なパンチをバストで受け止めた。

 

フロック:やるじゃねえか。

ケイティ:今度は私の番ね。

 

フロックは胸板をパンプアップさせると、ケイティはフロックの分厚い胸板に右ストレートを放っていった。

 

パーン、

 

フロックに比べて軽い音が響く。

 

フロック:なんだ、なんだ、ショボイじゃねえか。

 

ケイティは全力でパンチを打ったが、腕の太さからしてパワーが違うようだ。

フロックの挑発に、怒りを見せるケイティ。

次はフロックの番だ。

 

ボシュュュ、

 

ケイティのバストに、ケイティの腕とは比べ物にならない程太い腕から威力のあるパンチが撃ち込まれた。

強がるケイティだが、やはり鍛えているといってもバストを殴られるとダメージが大きいようで、バストが赤く腫れてきて顔が歪んでいる。

しかし、ケイティはやる気満々で自分の番に備える。

今度はパンチでは無くキックの構えをとるケイティ。

 

バシーーーン、

 

フロックの胸板に鋭く重いキックが決まると、乾いた音が場内に響き渡った。

今度は威力抜群のようで、フロックも苦痛に顔を歪めている。

 

フロック:ウオォ~、何故いきなりこんな強い打撃を撃てるようになったんだ。

ケイティ:フフフ、腕はフロックよりも細いけど、私の脚を見てみなさい。アンタの腕よりも太く鍛えているわよ。

 

ケイティはそう言うと、フロックに自慢の脚を触らせた。

今まで、ベスの体を弄んでいたフロックはケイティの脚の筋肉に驚いている。

 

ケイティ:当たり前でしょ。私はメジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者よ。さあ、ここからが本番よ!

 

ケイティの発言から男と女のプライドを賭けた打撃戦の火蓋が切って落とされた。

 

ボシュュュ、バシーン、ボシュ、バシーーーン、ボシュュュ、バシーーーン、

 

フロックの胸板とケイティのバストが真っ赤になっている。

ケイティはフロックのパンチがバストに叩き込まれる度に、体を揺らして悶えているが、耐えている。

一方のフロックはケイティに胸板を蹴られる度に仰け反って今にも倒れそうだ。

 

ケイティ:ハアアァァァァーーーー、勝つわよ~!

 

バシーーーーーーーーン、、、、、、バターン

 

ケイティが気合を入れた一発をフロックの胸板にキックを叩き込むと、フロックもなんとか耐えようとするが、仰向きに倒れてしまった。

 

フロック:ヌオーーー、クソーーー。なんてキックだぁ~。

 

胸板を抑えて悔しがるフロック。

ケイティは誇らしげにガッツポーズをするとフロックの胸板を左脚の爪先で踏みつけた。

 

ケイティ:ホーホッホッホー、私のパワーにひれ伏しなさい。

 

『カーンカーンカーン』

ここでゴングが鳴った。

フロックは気絶して動けない。

ケイティはフロックの顔を跨いでしゃがみながらフロックの頬を軽くビンタして起こしていく。

 

パン、パン、

 

意識を取り戻すフロック。

 

ケイティ:やっと起きてくれたわね。フロック、ほ~ら見てごらんあなたを倒した脚よ。

フロック:ああ、、あああ、、

 

フロックは自分を蹴り倒したケイティの両脚を真下から見て恐怖で恐れ慄いている。

筋肉モンスター・フロックを圧倒したケイティは勝ち誇っている。

 

ブルー:2人とも見事なファイトだったわ。これで男VS女の勝負は1対1のイーブンね。決着を着けるための3本目行くわよ。

ケイティ:やってやるわよ。なんでも来なさい。

ブルー:ホブサップ~

 

ブルーがコールすると、一時は格闘技界を席巻したホブサップが現れた。

白のトランクスを履いているが、この後発表するブルーのルールによって意味は無くなる。

 

ブルー:3本目はアメリカ・地下リング恒例の“S〇Xバトル”、逝かされた方が負けよ。

ケイティ:やっぱりラストはそう来なくっちゃ。

ホブ:最高のゲームだな。

ブルー:さあー、ラストゲームよ。楽しんで頂戴。

 

元々全裸のケイティは勿論、ホブも白のトランクスを脱ぎ捨てて向かい合っている。

 

ホブ:ココが萎んじまって全然だめだだな~。

ケイティ:心配無いわ。私が叩き起こしてやるわよ。

 

ケイティはホブの足下に座り込むとホブの豪棒を咥えると、パワフルに舐め回している。

 

ホブ:オオ~~オオオ~~~。

ケイティ;これでどうかしら?

 

ケイティの技でホブの豪棒は2倍のサイズに膨れ上がっている。

 

ホブ:サンキューサンキュー。じゃあ、そろそろ行くぜ。

 

ホブは豪棒を大きくしてくれたケイティを押し倒すとケイティの上に圧し掛かって正常位の体勢に入った。

ケイティも応えてホブを自分の上に乗せていった。

激しく突いていくホブだが、ケイティは中々崩れない所か、余裕の表情すら見せている。

 

ケイティ:もう~ヘナ〇ンね~。もっとしっかりして頂戴。

 

ケイティはホブを馬鹿にすると、ホブの手を握り締めて体位を安定させて助けている。

ホブはこの仕打ちに怒ると、ケイティの手を握り締めたまま体を被せていった。

体重64㎏のケイティに150㎏近いホブが圧し掛かると、流石のケイティも苦しそうな表情を浮かべている。

 

ケイティ:ハアハアハア

 

圧し掛かられるだけで体力を消耗するケイティ。

ケイティは背筋に力を込めてブリッジでホブを撥ね退けようとするが、そのタイミングでホブが体重をかけて押さえつけるので、上手くいかない。

次第に体力を消耗していくだけになるケイティは全身に汗をビッショリかいている。

 

ケイティ:ハアハアハアハア、クッソー。

ホブ:どうだいお嬢ちゃん。これならどうかな?

 

ホブはそう言うとケイティの口に熱い口づけを試みる。

嫌がるケイティだが、抵抗する術も無くディープキスを許した。

大きな口を開けて迫るホブに対抗して口を大きく開けるケイティだが、ホブの方が大きく、ケイティの口を覆うと優位に進める。

 

クチュクチャクチャ

 

ホブがケイティの口の中に自分の唾液を入れていくと、ケイティは掃き出した。

顔をホブの唾まみれにされるケイティ。

唾を吐き出された事に怒ったホブは握り合っている手を外すとケイティの顔に拳を落としていった。

 

ドス、

 

ケイティ:オウゥゥ~

 

顔を殴られて一瞬怯むケイティだが、ホブのバランスを崩してブリッジで撥ね退けた。

再び起き上がる両者。

今度は互いに少しでも優位な体位を取ろうと激しく体をぶつけ合っている。

 

パァーン、パァーン、パァーン、

 

体当たりで相手を倒そうとするケイティとホブ。

S〇Xの淫乱な雰囲気ではなく真剣な眼差しで体をぶつけ合っている。

大量の汗をかいているケイティだが、流石はメジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者だ。動きにキレがある。

 

バターン、

 

ケイティは体当たりだけで巨漢のホブを押し倒すと騎乗位の体位を奪っていった。

 

ケイティ:やっと攻撃出来るわ。一気にイクワヨ。

 

ケイティはここからが本番とばかりに自慢の筋肉隆々の脚を活かして腰を鋭く振っていく。

ホブはケイティのペースとパワーに対応出来ない。

 

ホブ:ヌオオオオーーー

 

ケイティの猛攻に完全に逝ってしまったホブ。

『カーンカーンカーン』

体を震わせながら倒れるホブを尻目にケイティは悠々と立ち上がると、ホブの顔を跨ぐと様に座り込んだ。

 

ケイティ:こんな汚い物返すわよ。フン。

 

ケイティは自分の穴を開けて気合を入れると大量の聖液をホブの顔に噴射していった。

 

ブシャーーー、

 

顔に自分の聖液をかけられても抵抗出来ないホブ。

ケイティはガッツポーズでアピールして声援に応えている。

 

ブルー:流石、メジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者ね。

ケイティ:どうも。楽しかったわよ。

ブルー:お客さんも楽しめたと思うから大成功ね。ケイティ、ありがとう。

ケイティ:お安い御用よ。試合が無いんだからこの位して盛り上げないとね。

ブルー:さあ~、いよいよお待ちかねの試合に行きましょう!

 

会見場はケイティらのイベントにより大盛り上がりで、地下リング初の世界女王決定戦が行われるが、この分だと試合もヒートアップしそうだ。

 

 

《エキシビジョン》

第一試合

エキシビジョンマッチはK-1番組によく出演している藤原紀華と、爆乳グラドル守あさなの対戦となりました。

先日、写真集を出して死角なしのパーフェクトボディーを誇る紀華に身長171cmバスト90㎝のこちらもパーフェクトボディーのあさなが挑む。

『赤コーナー 171cm 88-60-89 藤原紀華~』

『青コーナー 171cm 90-55-87 守あさな~』

紀華は黒のパンツに赤のグローブで肉体美を見せつけている。

あさなは白のパンツに青のグローブで自慢の巨乳をプラプラさせている。

あさなは女帝・紀華を前にして緊張を隠せない。

一方の紀華はあさなのバストが気に入らない。

 

紀華:いい乳してるじゃない?見てなさい!

 

紀華の宣戦布告に恐怖の表情を浮かべるあさな。

『カーン』

あさなが気持ちを落ち着かせる間もなくゴングが打ち鳴らされた。

紀華が序盤から積極的に行くかと思われたが、ファイティングポーズを取っているもの中々前に出ない。

あさなは緊張から固めって動けない。

 

紀華:おいおい、こっちは待っててやってるんだから打ってきなさいよ。

 

すると、あさなは前に出て紀にパンチを打っていくと、紀華はしっかりガードしている。

 

バシ、バシ、バシ、

 

あさなは精一杯のパンチを打っていくが、紀華は完璧にガードしている。

渾身のパンチが全く効いていない事に焦るあさな。

鍛え上げられた“紀華ボディー”にはダメージは無いようだ。

 

紀華:フン、やっぱりこんなもんね。さあ、行くわよ!

 

紀華は本番はここからと言わんばかりに拳を振り上げると、あさなのバストに強烈なパンチを打っていった。

 

ドスッ、

 

あさなのバストが拉げる程の威力に手応えを感じる紀華。

紀華は試合前の宣言通りあさなのバストに狙いを定めて殴りつけていく。

 

ドスッ、ドスッ、ドスッ、ドスッ、

 

あさな:ああぁぁぁ~~~ん

 

あさなは懸命に自慢のバストをガードしているが、紀華の威力のあるパンチを防げていない。

あさなはロープ際まで押し込まれていく。

紀華は伸びのあるパンチをドンドン打ち込んでいく。

 

ドス、バシィ、ドス、バシィ、

 

あさなの爆乳が紀華のパンチを受ける度に拉げて痛々しい。

 

あさな:あう、はあ、あうぅ、はあ、

 

あさなはロープ際に押しこめられて、逃げ場が無いので、呻き声を上げながら紀華の猛攻を受け続けている。

あさなは辛そうな表情を浮かべているが、あっさり負けるわけにはいかないと踏ん張っている。

しかし、紀華は容赦無くパンチを打ちこんでいく。

 

ドス、バシィ、ドス、バシィ、ドスッ、ドスッ、

 

紀華の強烈な攻めにあさなはガードし切れず、バストを抱え込みながら蹲る。

紀華はがら空きになっている脇腹にフックを打っていく。

 

ボシュ、ボシュ、バターン

 

倒れ込むあさな。

カウントが数えられる。

「ワン、ツー、」

早くも起き上がりかけるあさな。

お腹とバストを抑えながらも、徐々に体勢を立て直すあさな。

「ファイブ、シックス」

足をピクピク震わせながらもあさなが立ち上がってファイティングポーズを取った。

 

紀華:あら、意外とやるじゃないの。

 

「ファイト」

試合が再開されると紀華が前に出てあさなに襲い掛かる。

あさなはなんとか立ち上がったものの、紀華の猛攻に反撃する事は出来ず、またしてもコーナーに押し込まれた。

紀華はバストだけでなく、ボディーと顔面もバランスよく攻めてあさなにガードさせない。

 

バシィ、ドス、バキィ、ドス、バシィ、

 

重量戦車・紀華の重たいパンチ・キックがあさなの柔らかいボディーにヒットすると、フラフラになるあさな。

あさなはもはや紀華のサンドバックになっている。

 

バキィ、ドス、バシィ、ドス、ドス、

 

バターン、

 

ここで、あさなは力尽きて倒れ込んだ。

『カーンカーンカーン』

エキシビジョンマッチとはいえ、観客を満足させる圧巻のKO劇となった。

紀華は倒れているあさなのバストを力強く踏みつけて、アピールしている。

『勝者:藤原紀華』

紀華はコールを受けると声援に応えてガッツポーズすると、早々と控室に戻っていった。

一方の敗れたあさなは担架に乗せられてリングを後にした。

期待の大型グラドルだったが、流石に紀華相手では荷が重すぎた。

 

 

第二試合

エキシビジョンマッチの第二試合は日本遠征中のアメリカの団体の主催者・ミズティーブルーと納見佳代の試合となった。両者共に元女子プロレスラーという事で激しい試合が予想される。

 

《試合前、ブルー控室》

ミズティーブルーは試合を前にして感慨にふけっていた。

 

ブルー:嬉しいわね。

ケイティ:どうしてですか?

 

ブルーの話し相手になっているのはケイティレーだ。

 

ブルー:私は今まで数々のタイトルを獲ってきたし、ベルトも巻いてきたけど、日本で試合はした事は無かったからね。楽しみだわ。

ケイティ:あんなにたくさんトロフイーを持っているのに、ブルーさん、余程日本遠征が楽しみだったんですね。

 

(ブルーの成績)

男子タイトル ☆は最高記録

メジャーリーグプロレスヘビー級ベルト(9回戴冠☆:最高25回防衛☆、4回殿堂入り☆)

メジャーリーグプロレスグランプリヘビー級王者(優勝12回☆、準優勝2回、ベスト4 8回)

メジャーリーグK-1ヘビー級ベルト(8回戴冠☆:最高25回防衛☆4回殿堂入り☆)

メジャーリーグK-1グランプリヘビー級王者(優勝18回☆、ベスト4 3回)

メジャーリーグアルティメットバトルヘビー級ベルト(5回戴冠☆:最高25回防衛☆3回殿堂入り☆)

メジャーリーグアルティメットバトルグランプリヘビー級王者(優勝13回☆、ベスト41回)※アルティメットバトル:素手での喧嘩マッチ

通算1093217

 

 

女子タイトル は最高記録

メジャーリーグプロレス女子ヘビー級ベルト(2回戴冠:最高25回防衛♡、2回殿堂入り

メジャーリーグプロレスグランプリヘビー級女王(優勝4回)

メジャーリーグK-1女子ヘビー級ベルト(3回戴冠:最高25回防衛3回殿堂入り

メジャーリーグK-1グランプリヘビー級女王(優勝3回)

通算32911

 

 

ブルー:トロフィーなんかでいちいち語られたら嫌だわ。今日は日本のファンに私の強さを見せつけるわよ。丁度日本の主催者が何か企んでいるみたいだし、乗っかってやろうかしら?

ケイティ:イイですね!行きましょう。

 

ブルーは控室からリングへ向かった。

 

 

《リング》

リングではブルーの予想通り主催者がマイクを持って立っている。

主催者も折角アメリカからNO.1レスラーのブルーが来たので、エキシビジョンマッチとはいえ試合を盛り上げようと必死だ。

 

『赤コーナー 164㎝58kg 納見佳代~』

『青コーナー 167㎝57kg ミズティーブルー~』

佳代は赤のグローブに白のパンツ、ブルーは青のグローブに青のパンツでの入場だ。

36歳の佳代と51歳のブルーと年齢こそ大きく異なるもののリングは慣れたもので観客の声援に応えながらリングインしてきた。

 

主催者:さあ~みなさん、我がリングに世界NO.1レスラーのブルーが登場しますよ~。ミズティーブルーはアメリカで数々のタイトルを獲ってきました!#$%ベルト、*@#タイトル=====。

ブルー:もういいわよ!始めましょう。

 

主催者のブルーの紹介が延々と続くのはブルーが遮った。

 

ブルー:過去のタイトルなんかどうでもいいわ。今日はの日本のファンの目の前でミズティーブルーの強さを見せるわよ!

 

盛り上がる観客。

 

主催者:申し訳ない。今日は敗者に屈辱の罰ゲームを用意しているのでお楽しみに。

 

主催者は最後に小さな声で言うと逃げるようにリングから降りた。

 

リング上で睨み合う両者。

今日の試合はK-1マッチという事で、コスチュームはパンツだけで露出が増えるという事もあり両者とも体を鍛え直してきた。

元女子プロレスラーが鍛えてきたとあって、ブルーも佳代もいい肉体に仕上がっており観客を魅了している。

するとブルーが佳代を挑発するかのように自らのボディーをパンプアップさせていった。

佳代も負けじとパンプアップさせると盛り上がる場内。

 

ブルー:日本で試合が出来るのは楽しみね。

佳代:日本の女子プロのレベルの高さを証明するわ。

ブルー:フフ、メジャーのボスの実力を見せて上げるわよ。

 

『カーン』

グローブを軽く合わせるとファイティングポーズを取って構える両者。

動きが盛んなのは51歳のブルーの方で、佳代の周りを積極的に動き回って攻撃の気化器を窺っている。

佳代も目を切らさないようにブルーを見ている。

 

バシ、バシ、

 

ブルーのジャブが佳代の顔を捉えると、ブルーは佳代の動きが鈍いと見て一気に攻め込んでいく。

佳代も殴り返すと、打撃戦になっていく。

 

バシ、バキ、バシィ、バシィ、バキ、バシィ、バキ、バキィ、バシィ、バシ、バシィ、

 

元女子プロレスラー同士の打撃戦とあって迫力満点だ。

躍動する筋肉、両者共に真っ向勝負を楽しんでいる。

 

ブルー:やっぱりファイトするのは楽しいわね。

佳代:ボコボコにしてあげるんだから。

 

バシィ、バキ、バシィ、バキ、バシィィ、バキィィ、

 

互角に見えた勝負も徐々に差がつき始めた。

 

佳代:(うぅぅ、キツイわ。このババアとんでもない打撃ね)

 

佳代は自分の肉体に想像以上のダメージが蓄積されている事に気付いた。

それに対して、どう見てもブルーのダメージは少なそうだ。50歳のオバサンに撃ち負けて悔しがる佳代。佳代も相当鍛えてきたのだが、ブルーに敵わない事を試合の途中で知ってしまった。

まだ、戦わなければならない佳代にとっては残酷な時間が始まった。

力の差をブルーも悟ったのかブルーは勢いに乗ってきた。

最初の方はブルーはパンチ中心だったが、キックも織り交ぜてきた。

 

バシィ、バキィィ、バシ、バキィィ、バシィィ、

 

佳代はパンチだけでもガードが苦しかったのが、キックも混ぜられて厳しい戦いを強いられている。

佳代のボディーにブルーの鋭く思い打撃がヒットする度に佳代は表情を歪ませている。

佳代もなんとかカウンターのチャンスを窺っているが、ブルーに隙は全くない。

 

ブルー:流石、レスラーだわ。中々いいサンドバックよ。

佳代:(クソ、こんなはずじゃ…)

 

佳代は屈辱的な言葉を浴びるが、力の差から反撃できない。

 

バシィィ、

 

佳代:うげぇぇぇぇ~~~

 

ブルーの右フックが佳代のボディーにクリーンヒットすると佳代は耐え切れず、悲鳴を上げながらマウスピースを吐き出してお腹を抱え込んで倒れた。

『ダウン』

 

佳代:あううぅぅぅ~~~

 

唾液を垂らしながら悶絶する佳代。

ブルーは余裕の表情でコーナーに肘をかけながら佳代の様子を見ている。

 

ブルー:フン、それにしても女子プロレスラーとは思えない程柔らかい腹筋だわ。随分と可愛らしいわね。

 

しかし、佳代も意地を見せてお腹を抱えながらも起き上がってきた。

 

佳代:ハアハア、ちょっと待ちなさいよ!まだ終わってないんだから!

 

「ファイト」

レフリーの合図で試合が再開された。

ブルーは当然の如く佳代の腹筋を狙っていく。

佳代もわかっているのでガードを固めて守っている。

 

ボシュ、バシィ、バシィィ、

 

ブルーのボディーブローは佳代のガードの上からでも効いている。

佳代はブルーのパンチがヒットする度に呻き声を上げているが、腹筋を入れて必死に耐えている。

 

佳代:これが私の腹筋よ!

ブルー:まだまだ柔らかいわね。

 

ボシュュュュ、ボシュュュ、ボシュュュュ、ボシュュュ、

 

佳代:あううぅぅ~~~~

 

ブルーがギアを入れ替えて、気合の入ったパンチと膝蹴りを入れていくと佳代のボディーが大きく揺られ、苦悶の表情を浮かべている。

 

ブルー:どうかしら?

佳代:………。

 

佳代はブルーにお腹を殴られて苦しくて呼吸が出来ず、黙らされてしまった。

最早言い返すことも出来ない佳代。

佳代はブルーに力づくで黙らされてしまった。

 

ボシュュュ~~~、

 

ブルーの強烈な膝蹴りが入ると佳代は口をパクパクさせながらお腹を抱えて倒れそうになっている。

佳代はダウンすれば試合が終わってしまうので、必死にブルーに抱き着いてクリンチでダウンを逃れた。

 

佳代:ハアハア、

ブルー:情けないわね。

 

佳代は休みたい所だが、レフリーは2人を引き離すとすぐさま試合を再開した。

佳代のお腹は赤く腫れて爛れていて見るからに痛々しい。

再開後早々ブルーは前に出てきた。

佳代はこれ以上ボディーを攻撃されるのを嫌がるガードを下げた。

 

バシィィ、ボシュ、ボシュ、バシィ、

 

ガードの上からでも効くブルーの打撃に涙目になる佳代。

しかし、ブルーもボディー攻めにそろそろ飽き始めてきたのか、佳代の顔に狙いを切り替えた。

 

バキィィィ、

 

佳代がガードを下げているため、簡単に佳代の顔面にブルーの右ストレートがクリーンヒットした。

一撃でフラつく佳代。

ブルーは佳代の顔面にパンチとハイキックでラッシュをかけていく。

 

バキィィィ、バシィィ、バキィ、バキィィィィ、バシィィ、バシィィィ、

 

顔面をボコボコにされる佳代。

佳代は瞼の上を青紫色に腫らして鼻血も噴き出して辛そうだ。

 

バキィィィィ、……バターン、

 

ブルーのハイキックが一閃すると佳代は倒れ込んだ。

『カーンカーンカーン』

佳代のダウンと共に試合終了を告げるゴングが打ち鳴らされた。

『勝者:ミズティーブルー』

圧巻の1ラウンドKO劇に大喝采の観客。

宣言通りの強さを見せつけての勝利に場内も興奮気味だ。

ブルーは腕を軽く突き上げてアピールしていると、間が悪い主催者が割り込んできた。

 

主催者:さあさあ、試合は見事ミズティーブルーの勝利となった所で、納見佳代には屈辱の罰ゲームを受けてもらいましょう。今回の罰ゲームは欲求不満が溜まっているMONSTARの性処理をしてもらう事になっておる。お~いMONSTAR~。

 

主催者の合図で2200㎏を超える体格を持つ大男・MONSTARが黒のパンツで現れた。

 

MONSTAR:うお~、今日の獲物は納見か~。いいじゃねえか。

主催者:やってしまいなさい。

 

必死に盛り上げる主催者と喜ぶMONSTAR。恐怖に顔が引き攣る佳代。

 

ブルー:フン、そんな企画面白みに欠けるわね。私が面白くさせて上げるわ。

 

ブルーはそう言うと佳代の頭を優しくポンと叩いた。

 

ブルー:佳代、今日はよく頑張ったわよ。MONSTARの相手は私が受けるわ。

MONSTAR:おいおい、50超えたババアが粋がってんじゃねえよ。

ブルー:今から私の強さを見せつけるショータイムよ。

 

唖然とする佳代だが、ホッとしている。

リング上ではブルーとMONSTARが睨み合っている。

 

ブルー:さあ、来なさい。殴り合いでも始めましょうか?

MONSTAR:ガハハハハ、いいのかよ?てめえはグローブで俺は素手だぜ。

ブルー:そのぐらいが丁度いいハンデじゃないかしら?

MONSTAR:おい、テメエ図に乗るなよ。

 

MONSTARはそう言うと殴りかかっていった。

 

バシィ、

 

MONSTARのパンチがブルーの顔面にヒットすると仰け反るブルー。

 

ブルー:やってくれたわね!行くわよ!

 

ブルーも応戦していくと殴り合いとなった。

 

バシィ、バキィィ、バシ、バシィィィ、バキィ、

 

50歳のブルーがグローブを装着して素手の大男と殴り合いをしている姿を見て興奮する観客。

 

ブルー:ハアハア、やっぱり男との殴り合いはいいわね。

 

バシィィィィィィ、バターン

 

MONSTAR:ぬお~~~

 

ブルーの強烈な右ストレートがMONSTARの頬にクリーンヒットするとMONSTARは大の字で倒れ込んだ。

意識を飛ばして立ち上がれないMONSTAR。

MONSTARは50歳の女にグローブで殴り倒されてショックを受けている。

仰向けに倒れるMONSTARの上に圧し掛かるブルー。

MONSTARは自らを打ちのめしたブルーに圧し掛かられて、恐怖で震えている。

 

ブルー:ハアハアハア、こんな程度の男一人倒すのに息を切らすなんて私も年ね。

 

ブルーはそう言うと、グローブを脱いで、MONSTARの黒いパンツを脱がせた。

 

MONSTAR:おい、何するんだ?

ブルー:何言ってんのよ、元からそういう企画じゃない?それに欲求不満なんでしょ?

MONSTAR:ヤメロ~、こんな50のババアとなんてゴメンだ~。

ブルー:楽しみましょ、あんた顔はイマイチだけど、こっちの方は太くていいわね。

 

ブルーはブルーのネイルを施した指を舐めながら、興奮している。

怯えるMONSTAR。

ブルーは綺麗にブルーのネイルを施された5本の指でMONSTARの汚い豪棒を鷲掴みにした。

 

ブルー:Let’s Go!

 

ブルーは合図と共に勢い良く手を上下させていくと、みるみるうちにMONSTARの豪棒が大きくなっていく。

 

MONSTAR:あああぁぁぁ~~。

ブルー:さあ~ここからが本番よ~。

 

ブルーはMONSTARの上に跨ると、自分のスウィートスポットにMONSTARの豪棒を呼び込んだ。

ブルーはポーズを取りながら、激しく上下に揺すると、MONSTARはたちまち耐えられなくなって悲鳴を上げた。

 

MONSTAR:ぎゃああ~~~~

ブルー:もうダメなの?つまんないわね。

 

MONSTARは体をヒクヒク震わせて失神している。

 

ブルー:さて、こんな汚い物を入れとく訳にはいかないからね、返すわ。

 

ブルーはMONSTARの顔を跨ぐと、MONSTARの顔面目掛けて吸い取った液体を振りかけていった。

 

バシャアア~~~~~、

 

大量の白い液体がMONSTARの顔面に振りかけられた。

 

ブルー:ホントこのデブ汚いし、動かないわね。しょうがないから私が退かすしかないわ。

 

ブルーはそう言うと体重200㎏を優に超えるMONSTARを軽々とリフトアップすると場外に放り投げた。

 

バターーン、

 

ブルーのパワーに観客からどよめきが湧き起る。

 

観客:オオオオォォォ~~~~~。

 

ブルー:控室まで投げ飛ばそうと思ったんだけど、やっぱり私も年で衰えたわ。ケイティ、お願いね。

ケイティ:イエス!

 

ケイティレーは元気よく返事するとブルーのようにリフトアップこそ出来ないものの、首根っこを抱え込んで力強く運んで行った。

MONSTARを退かしたリングがまだ汚れている事に気付いて焦るブルー。

 

ブルー:オウ、タイトルマッチがあるのに神聖なリングが汚れてしまったわ。急いでリングを貼りかえるわよ!

 

ブルーは黒服やMONSTARを運び終えたケイティとリングを貼りかえて、メインカードの準備を素早く行った。

ブルーはもう一度気を取り直して観客に手を振りながらリングを後にした。

メインカード前に会場を最高潮まで盛り上げたブルーは狙い通りの仕事をして控室に戻った。

 

 

《ブルー控室》

ブルー:ハア~、今日は楽しかったわね。

ケイティ:馬鹿言ってるんじゃないですよ、次は解説があるのにふざけすぎよ。早く用意して下さい。

ブルー:そうだったわ!急がないと。

 

ブルーは風呂に入って汗びっしょりになった体と白い液体でネットリしている股間をケイティにタオルで拭き取ってもらっている。

 

バシャバシャバシャ、

 

ブルー:早くしなさいよ、次は私の大好きな香理奈の試合よ。

ケイティ:やってるわよ。

ブルー:いつものあれで処理しなさいよ。

ケイティ:しょうがないわね。わかったわよ。

 

ブルーは大股を拡げると、ケイティはブルーのスウィートスポットに吸い付いていく。

 

チュパチュパチュパ~~~

 

ブルー:いいわよ~。グッド、グッド。

ブルー:フー、ありがとう、これで解説に行けるわね。

 

ブルーはそう言うと勢いよく会場に向かった。

 

 

 

《メインカード》

メインカードであるタイトルマッチが始まるが、クリステン、香理奈の両陣営には勝てば世界女王になるとあって、控室にはそれぞれ仲間の女優が応援に駆け付けている。

 

《クリステン控室》

クリステンの控室にはブルーの指示で派遣されたシゼルブンチャンが訪れている。

 

シゼル:ハ~イ、クリステン。

クリステン:ハーイ。

シゼル:この前ジャパニーズモデルを叩き潰してやったわ。クリステンも軽くやってしまいなさい。

クリステン:オーケー、行ってくるわ。

 

和やかな雰囲気で控室を出るクリステン。

 

《香理奈控室》

同じ事務所の麗菜、姉の能瀬あんな・えれなが駆け付けた。

 

麗菜:香理奈、頑張ってね。世界女王取るわよ。

香理奈:任せて、タイトル取るわ。

 

あんなとえれなは試合前の香理奈の汗を拭いたりドリンクを飲ませたりして、サポートしている。

 

香理奈:お姉ちゃん、ありがとう。

 

香理奈は麗菜、あんな、えれなとキスをしてから試合に向かった。

 

地下リング・史上初の世界女王決定戦が行われるとあって会場は大盛り上がりだ。

解説席にミズティーブルーと藤原紀華がスタンバイするなど会場設定にも抜かりは無い。

対戦カードは女王・香理奈VSバリウッド女優・クリステンステワートだ。

女王・香理奈は筋肉美脚を武器にキック主体のファイトで勝利を積み重ねてきた。

一方のクリステンは22歳の若さでバリウッドのトップ女優となった実力を見せつけたい所。

女優としては香理奈よりも遥かにクリステンの方が格上なだけに、香理奈としてリングでは勝ちたいと考えている。

いよいよ選手入場だ。

『青コーナー 168㎝ 49,5kg クリステン・ステワート~』

クリステンは青のグローブにブラックのパンツをはいて美乳を揺すりながら登場だ。

自信満々なようで、ガッツポーズをしながらの入場だ。

『赤コーナー 165cm 46kg 香理奈~』

今回は初代K-1世界女王決定戦という事で両者青のグローブを着用する事となった。

従って、香理奈も青のグローブだ。

パンツはブルーでモデル歩きでの登場だ。

両者中央に歩み寄るとレフリーからレギュレーションの確認が行われ、軽く頷いている。

再度自陣のコーナーに戻るとセコンドから激励される香理奈とクリステン。

そして、正面を向いてファイティングポーズを取る両者。いよいよ試合が始まる。

『カーン』

試合開始を告げるゴングが打ち鳴らされた。

いきなり前に出て香理奈の顔面にパンチを打っていくクリステン。

 

バシィ、バシィ、

 

22歳でバリウッドのトップに上り詰めた勢いでドンドン前に出てくる。

香理奈はクリステンのパンチをガードするが、ガードの上からでもダメージがあるクリステンのパンチに驚いている。

最初はガードしながらカウンターを仕掛けようとしていた香理奈だが、このままでは持たないと前蹴りで距離を取る事にした。

前蹴りでまずはクリステンとの距離を取りたい香理奈だが、クリステンは前蹴りではダメージが少ないからと怖がらずに前に出てきて香理奈の顔面にパンチを打っていく。

 

バシィ、バシィ、バシィ、

 

懸命にガードを固めて耐える香理奈。

香理奈もガードからカウンターのパンチを打ち返すと、パンチの応酬になっていく。

 

バシィ、バシ、バキィ、バシィ、バキィ、

 

激しく殴り合う両者。

香理奈、クリステン共に顔を殴られて頬を紅潮させている。

よりアグレッシブなファイトをするクリステンのパンチの方が押している。

徐々に押し込まれる香理奈は苦しい戦いを強いられている。

クリステンは香理奈をコーナーに押し込んで、香理奈の顔面にターゲットを絞ってパンチを打っていく。

 

バシィ、バシィ、

 

香理奈は顔面を殴られるが抱き着いてクリンチで何とか逃れた。

レフリーの指示で中央に戻る両者。

クリステンは手応えを感じているようだが、香理奈はクリステンのパンチ力に驚いている。

『ファイト』

試合が再開されると、またしても素早く前に出てくるクリステン。

しかし、香理奈も今回は読んでいたようで対応する。

クリステンがパンチを打っていくと、香理奈は躱してミドルキックを打っていった。

 

バシィィ、

 

クリステン:ウウゥ~

 

呻き声を上げるクリステン。

香理奈は効いていると見てミドルキックをもう一発撃っていった。

 

バシ、

 

クリステンの脇腹にヒットするが、クリステンはグローブで抱え込むようにキャッチすると香理奈を押し倒していった。

スリップと判断され、レフリーは香理奈に起き上がるように指示を出した。

リング中央で睨み合う両者。

『ファイト』

様子を見合う両者。

序盤は積極的なファイトを見せたクリステンだが、香理奈のミドルキックを警戒して、安易には前に出れなくなった。

ジャブを打ちながら様子を窺う両者。

 

バシィ、

 

クリステンのローキックが決まると、香理奈は少し顔を歪める。

 

バシィ、

 

今度は香理奈もローキックを撃っていくとクリステンも嫌がっている。

クリステンは距離を取るとローキックを打たれるので、距離を詰めてパンチを打ってきた。

香理奈も応戦するようで、パンチを打ち返していく。

 

バシィ、バシィ、バシ、バシ、バキィ、バシィ、バキ、バシィ、

 

激しく打ち合う両者。

 

クリステン:ン、ン、ン、ン~ン

香理奈:ハア、ンッ、ン~ン

 

場内にはパンチの音と両者の息む声が聞こえている。

 

バシ、バシ、バキィ、バシィ、バシィ、バキィ、バキィ、

 

互いに頬を赤く腫らして殴り合うが、パンチ力はクリステンの方が勝っているようで、クリステンが香理奈を押し込み始めた。

香理奈はガードを固めながらのカウンター狙いにスタイルをシフトしていく。

 

バシィ、バキィ、バキィ、バキィ、バシィ、

 

クリステンが押しているものの香理奈のカウンターを警戒して深くは攻め込めない。

『カーン』

ここで1ラウンドが終了した。

最後は白熱の殴り合いとなったが、ゴングが鳴るとクリーンにそれぞれのコーナーに帰っていった。

両者、コーナーでセコンドに汗を拭いてもらっている。

特に、香理奈サイドは香理奈をセコンドの麗菜が激励する姿が見られる。

両者立ち上がってリング中央に歩み寄った。

『カーン』

2ラウンドが始まった。

1ラウンドの余韻が残っているのか、開始早々からパンチを打ち合っていく。

 

バキィ、バキィ、バシィ、バシィ、バシィ、バシ、バシ、

 

いきなり興奮に包まれるリングと場内。

クリステンは積極的なファイトで香理奈の顔面を殴りつけていく。

香理奈もローキックを交えながらパンチとのコンビネーションで対抗していくと、クリステンは香理奈のローキックを嫌がっている。

 

バシィ、バキィ、バシィ、バキィ、

 

クリステンは香理奈のローキックに対抗するため、ローキックを使い始めると、香理奈とクリステンは全身をパンチ、キックで撃ち合う展開になる。

 

バキィ、バシィ、バシィ、バシィ、バシィ、バキィ、バシィ、バキィ、

 

激しい撃ち合いに盛り上がる場内。

 

バシィィ、

 

するとヒートアップした香理奈はキックの角度を上げてミドルキックを打っていくと、クリステンの脇腹にクリーンヒットした。

一瞬蹲るクリステンだが、すぐに体勢を立て直した。

攻勢に出る香理奈はパンチ、ミドルキックでクリステンを攻めたてていく。

 

バシ、バキィ、バシィ、バキ、

 

瞼の上に痣が出来て、バリウッド女優のプライドをへし折られるクリステン。

しかし、クリステンもやり返してやろうとカウンターを狙っている。

 

バシィィ、

 

クリステンは香理奈の猛攻を掻い潜って、カウンターの右フックを香理奈の頬にクリーンヒットさせていった。

フラつく香理奈だが、すぐさま体勢を立て直す。

 

香理奈:ハアハアハアハア

クリステン:ハア、ハアハア

 

呼吸が荒くなってきている両者。

気丈に振る舞って撃ち合っているが、肉体的にも精神的にもキツそうだ。

 

香理奈:(ここが勝負所よ!退かないわよ。)

クリステン:(ここで撃ち勝つわよ!)

 

流石日米の女王、ここは譲れないとそれでも撃ち合っている。

迫力の撃ち合いに場内から拍手が沸き起こる。

 

バキィィ、バキィィ、

 

香理奈、クリステンの右ストレートが互いの頬に同時にクリーンヒットした。

仰け反ってフラつく両者だが、ダウンを逃れようとお互いに抱き着いた。

 

香理奈:ハアハア、ハアハア

クリステン:ハア、ハアハア、ハアハア

 

クリンチで一旦試合が止まったので、レフリーが両者を離してリング中央から試合を再開させる。

『ファイト』

ファイティングポーズを取って接近する両者。

香理奈もクリステンも相当なダメージを負っているが、休む事は考えておらず、向かっていく。

その姿勢に拍手を送る観客。

先に香理奈のパンチがクリステンの頬にヒットする。

 

バシィ、

 

しかし、クリステンも顔を歪ませたもののすぐさま香理奈の顔面にパンチを打ちこんできた。

 

バキィィ、

 

必死にガードする香理奈だが、ガードの上からでもダメージのあるクリステンの破壊力に改めて驚く香理奈。

香理奈は負けじと、クリステンの顔面にハイキックを放った。

 

バシィィ、

 

クリーンヒットすると意識を一瞬飛ばしてダウン寸前になる。

チャンスと攻めたてる香理奈、クリステンは立っているのが精一杯でガードを固めている。

香理奈はクリステンをコーナーに追い込んで、殴りつけていく。

 

バシ、バキ、バシィ、

 

クリステンは瞼と口を切って、流血しているが耐えている。

『カーン』

ここで、クリステンにとっては幸運にも2ラウンド終了を告げるゴングが鳴らされた。

香理奈は残念そうにしながらコーナーに戻った。

一方のクリステンは足取り重く自陣コーナーに座り込んだ。

 

《クリステン側》

シゼル:クリステン、どうしたのよ!

クリステン:うるさいわよ!ハアハア、それより顔の手当をして頂戴。

シゼル:わかってるわよ。大人しくしなさい!

 

自分の所属団体が最強と信じるシゼルとクリステンも劣勢に動揺を隠せない。

 

《香理奈側》

あんなは香理奈の汗をタオルで拭き、えれなは香理奈にドリンクを飲ませると、麗菜も前に回り込んで、香理奈の顔を両手で持ち上げると、激励している。

 

麗菜:行けるわよ、香理奈!

香理奈:ハアハア、勝つわよ!

 

万全のサポートを受けて香理奈は3ラウンドに向かった。世界女王に向けてセコンドも一丸となっている。

 

『カーン』

3ラウンドが始まった。

2ラウンドで優勢だった香理奈が早速前に出る。

 

バシィィ、

 

香理奈のいきなりのハイキックにクリステンは避けきれず、側頭部を蹴られてしまった。

3ラウンド開始早々、ダメージを負ってコーナーに後退するクリステン。

香理奈は追いかけてクリステンを攻め込んでいく。

コーナーを背にしてガードを固めるクリステン。

香理奈はパンチ、キックのコンビネーションでクリステンを攻めていく。

 

バシィ、バキ、バキィ、バシィ、バキ、

 

防戦一方になるクリステンは瞼と口に加えて、額も割ってクリステンの顔は大流血になっている。

 

クリステン:オウウウゥゥゥゥ~~~

 

クリステンは涙目になりながら悶えている。

ヒートアップする観客に乗せられて香理奈はクリステンをサンドバックにしていく。

 

バシィ、バキィ、バシ、バシィ、バキ、バシィ、バキィ、

 

耐えるだけになるクリステンは目が虚ろにさせながらフラフラになっており、香理奈の猛攻を受けて今にも倒れそうだ。

バリウッドNO、1女優のプライドで倒れないクリステンだが、香理奈のハイキックがクリステンの側頭部を一閃した。

 

バキィィィ、、、、、、、、バターン

 

仰向けに白目を剥いて倒れるクリステン。

場内ではカウントが数えられるが、白目を剥いて倒れているクリステンは一向に起き上がる気配は無い。

香理奈は既に拳を突き上げて、勝利を確信している。

『カンカンカンカンカン』

勝利した香理奈は歓喜の自陣に帰って祝福を受けている。

『勝者:香理奈』

両手を突き上げてガッツポーズをする香理奈に対して倒れ込んでガッカリしているクリステン。

クリステンのセコンド・シゼルは黙ってクリステンに近寄ると、肩を貸して足早にリングを後にした。完敗を喫したクリステンの姿にシゼルも今後、日本の女優と戦う時には気を引き締めて戦わなければと感じている。

香理奈はセコンドの麗菜、あんな、えれなと抱き合って喜んでいる。

しばらくすると、K-1世界女王のトロフィーを持ったミズティーブルーとK-1ベルトを持った藤原紀華、プレゼンターのケイティレーがリングに上がってきた。

マイクを要求するブルー。

 

ブルー:おめでとう香理奈。K-1世界女王のトロフィーよ。

紀華:K-1ベルトは殿堂入りで、永久に香理奈の物よ。

ケイティ:あなたが勝ってくれて良かったわ。

香理奈:ヤッター、ありがとうございます。

 

香理奈はベルトを腰に巻き、トロフィーを高々と掲げてポーズを取った。

香理奈は誇らしげな様子で声援に応えている。

 

ブルー:世界女王にベルトの殿堂入りなんてめったに無いわ。折角だからみんなで胴上げしましょう。

ブルーの掛け声にケイティ、紀華、麗菜、あんな、えれなが賛同すると、香理奈の胴上げが行われた。

リング上は、歓喜の輪の中で香理奈の体が防衛回数と同じ4回宙を舞った。

香理奈は祝福を受けながら、花道を通ってリングを去った。

 

 

《香理奈控室》

K-1ベルトとK-1世界女王のトロフィーを持って香理奈が満面の笑みを浮かべて控室に戻ってきた。

 

香理奈:ヤッタわよ~~~

麗菜:おめでとうー、世界女王ね。

あんな:格好良かったわ。

えれな:わーい、おめでとー。

香理奈:麗菜さん、お姉ちゃん、ありがとう。

麗菜:さあ、風呂に入って汗を洗い流しましょう。

 

麗菜がそう言うと、香理奈はすぐさま裸になって風呂に入った。

麗菜、あんな、えれなも香理奈に続いて風呂向かう。

湯船には美女四人が浸かり、香理奈の疲労を癒している。

 

香理奈:ハアー、気持ちいい~

麗菜:今日は頑張ったんだからゆっくりしなさい。

 

麗菜、あんな、えれなは香理奈の体をマッサージして香理奈の体の疲れを取ってあげている。

 

香理奈:ありがとう。おかげでリラックス出来たわ。

 

香理奈はそう言うと、湯船から出て風呂場を出た。

麗菜、あんな、えれなも続く。

香理奈が更衣室で服を着ようとすると、麗菜が呼び止めた。

 

麗菜:待って、香理奈。服を着る必要は無いわ。そのまま、控室に戻りなさい。

香理奈:???

 

麗菜、あんな、えれなは香理奈を全裸のまま控室まで引っ張っていった。

 

香理奈:!!!

 

驚く香理奈。

控室は先程リングで香理奈にK-1世界女王のトロフィーとK-1ベルトを渡したミズティーブルーと藤原紀華がシャンパンファイトの用意をしていた。

テーブルの上には高級シャンパンが大量に並んでいる。

 

ブルー:香理奈のために最高のシャンパンを用意したわよ。

香理奈:ヤッター。暴れるわよ。

紀華:香理奈達が全裸なら私達も脱ぐわよ。

 

ブルー、ケイティ、紀華、麗菜、あんな、えれな、香理奈と7人の美女が全裸で揃っている。

ブルー、ケイティ、香理奈がブルーのネイル、紀華がゴールド、麗菜が水色、あんな、えれながホワイトのネイルをしている。

7人は綺麗なネイルを施したネイルでシャンパンのボトルを握り締めた。

 

紀華:K-1ベルト殿堂入りおめでとう~。

ブルー:コングラチュレーションK-1世界女王!

香理奈:カンパーイ!

 

6人の美女は互いの体にシャンパンをかけ合っている。

歓喜の輪の中で騒ぎまくる6人。

全裸で体を互いにぶつけ合ってはしゃいでいる。

頭の上からシャンパンを浴びる6人は一様に笑顔だ。

特に集中砲火を浴びているのは女王・香理奈で、頭の上からシャンパンを浴びまくっている。

 

麗菜:香理奈、おめでと~。どんどん行くわよ。

紀華:倒れるまで飲ませるんだから!

ブルー:ガンガンイクワヨ!

香理奈:かかってきなさい。いくらでも飲むわよ。

 

麗菜、あんな、えれながボトルを香理奈に手渡した。

香理奈も3人にボトルを渡すと、4人で飲み干そうとするが、香理奈は3本も口に入らないからと、二本は口に加えてマン〇リの体勢になると麗菜に1本を自分のマ〇コに突き刺すように指示した。

 

麗菜:レディー~ゴー

 

香理奈、麗菜、あんな、えれなの4人は一気にボトルを飲み干した。

次は、バケツにシャンパンをいっぱいにした紀華が近づいてきた。

 

バシャーン、

 

紀華は香理奈にバケツのシャンパンを頭からかけていった。

 

香理奈:わ~~。

紀華:さあ、おとなしくしなさい。

 

紀華はシャンパンまみれになった香理奈を力づくで押し倒すと、両手を抑えて押さえつけていった。

“紀華ボディー”に押さえつけられた香理奈は動く事が出来ない。

 

紀華:シャンパンまみれの香理奈を舐め回してあげるわ。

 

香理奈は体中を紀華に舐められていく。

特にバストや口を舐めれると喘ぎ声を上げて気持ち良さそうだ。

 

ケイティ:どきなさい。

 

ケイティは後ろから強引に紀華を退かせた。

 

紀華:邪魔するんじゃないわよ!

ケイティ:バカね、今日は香理奈の祝勝会よ。あんたが楽しんでどうするのよ。香理奈、おいで。私が美味しいシャンパンを飲ませて上げるわ。

 

ケイティは香理奈を手招きすると、シャンパンが入ったサーバーを自らの穴に挿入すると穴の中にシャンパンを注入し始めた。

一杯にまで注入すると、ケイティはヒップの筋肉で締めつけてシャンパンが漏れるのを抑えている。

香理奈はケイティの穴に口を着けると、ケイティはゆっくり香理奈の口にシャンパンを流し込んでいく。

 

グビグビグビ~

 

豪快にケイティの穴から流れ出るシャンパンを飲み干す香理奈。

 

香理奈:ハー、美味し~。

ケイティ:そうでしょ。欲しかったらいつでも言いなさいよ。

ブルー:いつまで他の女と遊んでるのよ。早く私の所に来なさい。

 

ブルーはそう言うと特大のシャンパンボトルを持ってきた。

 

ブルー:そのボトルは世界最高のシャンパンよ。私と一緒に飲みましょう!

香理奈:OK、レディーゴー!

 

ブルーと香理奈はグビグビ、特大ボトルを空けていく。

ほぼ2人同時に飲み終えた。

香理奈は頬を赤らめて少しフラフラしているが立っている。

 

ブルー:やるわね。このシャンパンを1本飲み干して立っているなんて。御褒美に私の体を好きにしていいわよ。

 

そう言うとブルーは仰向けになって体を差し出した。

香理奈はブルーの体の上に圧し掛かって好き放題に体を弄んでいる。

 

紀華:私達のも好きにしてもいいわよ。

 

紀華の号令で、紀華、ケイティ、麗菜、あんな、えれなも香理奈に体を差し出した。

酔った7人の美女による大乱交パーティーとなって楽しい宴は朝まで続いた…。

 

 

 

ブルーの団体は今回の興業で一旦はアメリカに帰るので、地下リングはしばらく海外の美女とはお別れになる。

香理奈もアメリカで面倒を見てもらったブルーとはしばらくお別れになるので、最後に良い姿を見せれて満足のようだ。

初代K-1世界女王の座とK-1ベルトを殿堂入りさせる事に成功した香理奈。

年齢的にもピークを迎えており、表と裏の世界の両方での活躍が期待される。

又、第二代のK-1ベルトもさらなる発展を目指して次回興業から始動するので、そちらにも注目が集まる。

inserted by FC2 system